JP2604382B2 - 紙葉類の供給装置 - Google Patents
紙葉類の供給装置Info
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- JP2604382B2 JP2604382B2 JP18507787A JP18507787A JP2604382B2 JP 2604382 B2 JP2604382 B2 JP 2604382B2 JP 18507787 A JP18507787 A JP 18507787A JP 18507787 A JP18507787 A JP 18507787A JP 2604382 B2 JP2604382 B2 JP 2604382B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙葉類の供給装置に関し、特にはがきや封筒
などの郵便物を処理する装置において使用し、重なった
りまたは間隔をおいて随時送られてくる紙葉類を一時的
に集積してそれらを一定間隔で1通ずつ送出するための
紙葉類の供給装置に関する。
などの郵便物を処理する装置において使用し、重なった
りまたは間隔をおいて随時送られてくる紙葉類を一時的
に集積してそれらを一定間隔で1通ずつ送出するための
紙葉類の供給装置に関する。
従来のこの種の紙葉類の供給装置は、第5図に示すよ
うな構成を有している。すなわち、紙葉類12aを随時供
給部に送り込む上流搬送路1と、この供給部に送られた
紙葉類(参照符号12b)を真空吸引室3の吸引力によっ
て吸着するための多数の吸着穴を有する吸着ベルト2
と、真空ポンプ(図示省略)にホースで連結されて吸引
する真空吸引室3と、紙葉類12bの搬送方向と逆方向に
回転しているリバースローラ4と、リバースローラ4に
巻回されているリバースベルト5と、紙葉類12bの底辺
を支持する底面ベルト6と、紙葉類12bの蓄積量を検知
するための検知レバー7と、検知レバー7によって作動
するマイクロスイッチ8と、吸着ベルト2で吸着された
紙葉類を次工程へ搬送する下流搬送路9と、吸着ベルト
2から下流搬送路9に送出される紙葉類を検出する複数
個の検知器10a〜10eと、外部から制御されて瞬時に回転
・停止ができる吸着ベルト2の駆動用ローラ11とを備え
て構成されている。
うな構成を有している。すなわち、紙葉類12aを随時供
給部に送り込む上流搬送路1と、この供給部に送られた
紙葉類(参照符号12b)を真空吸引室3の吸引力によっ
て吸着するための多数の吸着穴を有する吸着ベルト2
と、真空ポンプ(図示省略)にホースで連結されて吸引
する真空吸引室3と、紙葉類12bの搬送方向と逆方向に
回転しているリバースローラ4と、リバースローラ4に
巻回されているリバースベルト5と、紙葉類12bの底辺
を支持する底面ベルト6と、紙葉類12bの蓄積量を検知
するための検知レバー7と、検知レバー7によって作動
するマイクロスイッチ8と、吸着ベルト2で吸着された
紙葉類を次工程へ搬送する下流搬送路9と、吸着ベルト
2から下流搬送路9に送出される紙葉類を検出する複数
個の検知器10a〜10eと、外部から制御されて瞬時に回転
・停止ができる吸着ベルト2の駆動用ローラ11とを備え
て構成されている。
上述のように構成された紙葉類の供給装置は、上流搬
送路1から重なり合ったりまたは任意の間隔で送られて
くる紙葉類12aを供給部内に送込み、その先端がリバー
スベルト5に当接するまで底面ベルトによりその搬送方
向に運び、紙葉類を立位の状態(参照符号12b)で集積
する。
送路1から重なり合ったりまたは任意の間隔で送られて
くる紙葉類12aを供給部内に送込み、その先端がリバー
スベルト5に当接するまで底面ベルトによりその搬送方
向に運び、紙葉類を立位の状態(参照符号12b)で集積
する。
供給部内の紙葉類12bの集積量は、検知レバー7の動
作によって作動するマイクロスイッチ8によって検知さ
れる。集積量が所定の量より多くなるとマイクロスイッ
チ8がオフとなって上流搬送路1の動作が停止する。集
積量が減少して所定の量以下になるとマイクロスイッチ
8はオンとなって上流搬送路1は動作を開始する。この
ようにして供給部内の紙葉類の集積量は常にほぼ一定値
に保持されている。
作によって作動するマイクロスイッチ8によって検知さ
れる。集積量が所定の量より多くなるとマイクロスイッ
チ8がオフとなって上流搬送路1の動作が停止する。集
積量が減少して所定の量以下になるとマイクロスイッチ
8はオンとなって上流搬送路1は動作を開始する。この
ようにして供給部内の紙葉類の集積量は常にほぼ一定値
に保持されている。
供給部に集積された紙葉類12bのうち最前位にあって
吸着ベルト2に接している紙葉類は、その先端部分が吸
着ベルト2に吸着されて吸着ベルト2の走行とともに下
流搬送路9に送出される。このときこの最前位の紙葉類
の隣接する次の紙葉類が、それらの間の相互摩擦のため
に同時に送出されても、吸着ベルトの走行方向と反対方
向に低速で走行しているリバースベルト5によって供給
部へ押し戻されるため、吸着ベルト2に吸着された最前
位の1通の紙葉類のみが下流搬送路9に送出される。吸
着ベルト2によって送り出された紙葉類12bの先端が下
流搬送路9の2本のベルトに挟まれてその先端部が光検
知器10aで検知されると、この検知信号によって駆動用
ローラ11が瞬時に停止し、従って吸着ベルト2も瞬時に
停止する。
吸着ベルト2に接している紙葉類は、その先端部分が吸
着ベルト2に吸着されて吸着ベルト2の走行とともに下
流搬送路9に送出される。このときこの最前位の紙葉類
の隣接する次の紙葉類が、それらの間の相互摩擦のため
に同時に送出されても、吸着ベルトの走行方向と反対方
向に低速で走行しているリバースベルト5によって供給
部へ押し戻されるため、吸着ベルト2に吸着された最前
位の1通の紙葉類のみが下流搬送路9に送出される。吸
着ベルト2によって送り出された紙葉類12bの先端が下
流搬送路9の2本のベルトに挟まれてその先端部が光検
知器10aで検知されると、この検知信号によって駆動用
ローラ11が瞬時に停止し、従って吸着ベルト2も瞬時に
停止する。
紙葉類12bは真空吸引室3によって吸着ベルト2に吸
引される吸着力によって保持されるが、この吸着力より
も下流搬送路9の搬送力の方が強いため、紙葉類12bは
吸着ベルト2から引きはがされて搬送される。下流搬送
路9に挟まれた紙葉類が送出されると、次い搬送される
紙葉類との間に間隔が生じ光検知器10a〜10eの何れかの
検知器でその間隔が検出される。連続する2通の紙葉類
の間隔が検出されると、駆動用ローラ11が瞬時に駆動さ
れて吸着ベルト2が再び走行を開始し、次の紙葉類が吸
着されて送り出される。従って第6図に示すように、紙
葉類12bの集積状態が良くないため、吸着ベルト2に最
も近接している最前位の紙葉類12cよりも先に二番目の
位置にある紙葉類12dの先端部が吸着され送り出され、
これと同時に吸着ベルト2の吸着力のために最前位の紙
葉類12cも送り出されようとする場合は、紙葉類12dの先
端が下流搬送路9に挟まれてその先端部が光検知器10a
によって検知されると、吸着ベルト2は瞬時に停止する
ため、吸着ベルト2の吸着力によって最前位の紙葉類12
cも停止する。この結果下流搬送路9に挟まれた二番目
の紙葉類1通のみが送り出される。
引される吸着力によって保持されるが、この吸着力より
も下流搬送路9の搬送力の方が強いため、紙葉類12bは
吸着ベルト2から引きはがされて搬送される。下流搬送
路9に挟まれた紙葉類が送出されると、次い搬送される
紙葉類との間に間隔が生じ光検知器10a〜10eの何れかの
検知器でその間隔が検出される。連続する2通の紙葉類
の間隔が検出されると、駆動用ローラ11が瞬時に駆動さ
れて吸着ベルト2が再び走行を開始し、次の紙葉類が吸
着されて送り出される。従って第6図に示すように、紙
葉類12bの集積状態が良くないため、吸着ベルト2に最
も近接している最前位の紙葉類12cよりも先に二番目の
位置にある紙葉類12dの先端部が吸着され送り出され、
これと同時に吸着ベルト2の吸着力のために最前位の紙
葉類12cも送り出されようとする場合は、紙葉類12dの先
端が下流搬送路9に挟まれてその先端部が光検知器10a
によって検知されると、吸着ベルト2は瞬時に停止する
ため、吸着ベルト2の吸着力によって最前位の紙葉類12
cも停止する。この結果下流搬送路9に挟まれた二番目
の紙葉類1通のみが送り出される。
上述のような従来の紙葉類の供給装置は、吸着ベルト
2を駆動する駆動用ローラ11の瞬時の駆動と停止とによ
って連続する2通の紙葉類の間の間隔を作っている。こ
のため供給部内の紙葉類の送出部における紙葉類の先端
が吸着ベルト2とリバースベルト5の間に挟まれる部分
では、厚い紙葉類は薄い紙葉類に比べてリバースベルト
5の効果を強く受け、また重さが重いために吸着ベルト
の吸着効果が低い等の原因によって送出のタイミングが
遅れるという問題点を有している。また供給部内の集積
状態が良くないため、集積された紙葉類の先端が揃って
いないときも、その送出のタイミングにばらつきが生じ
るという問題点がある。このため種々の厚さの紙葉類が
任意の順序で送られてきたときは、紙葉類間の間隔が一
定しないという欠点がある。
2を駆動する駆動用ローラ11の瞬時の駆動と停止とによ
って連続する2通の紙葉類の間の間隔を作っている。こ
のため供給部内の紙葉類の送出部における紙葉類の先端
が吸着ベルト2とリバースベルト5の間に挟まれる部分
では、厚い紙葉類は薄い紙葉類に比べてリバースベルト
5の効果を強く受け、また重さが重いために吸着ベルト
の吸着効果が低い等の原因によって送出のタイミングが
遅れるという問題点を有している。また供給部内の集積
状態が良くないため、集積された紙葉類の先端が揃って
いないときも、その送出のタイミングにばらつきが生じ
るという問題点がある。このため種々の厚さの紙葉類が
任意の順序で送られてきたときは、紙葉類間の間隔が一
定しないという欠点がある。
本発明の目的は、上述のそうな従来の紙葉類の供給装
置の欠点を解消し、厚さの異なる紙葉類が任意の順序で
送られてきたときでも常に一定の間隔を保ってそれらを
送出することをできる紙葉類の供給装置を提供すること
にある。
置の欠点を解消し、厚さの異なる紙葉類が任意の順序で
送られてきたときでも常に一定の間隔を保ってそれらを
送出することをできる紙葉類の供給装置を提供すること
にある。
本発明の紙葉類の供給装置は、上述の目的を達成する
ため、紙葉類間の間隔を検出するための検知器と、この
検知器で検出した紙葉類の間隔に対応して運動速度を制
御することのできる駆動系を有するピックアップローラ
とを有している。
ため、紙葉類間の間隔を検出するための検知器と、この
検知器で検出した紙葉類の間隔に対応して運動速度を制
御することのできる駆動系を有するピックアップローラ
とを有している。
すなわち、本発明の紙葉類の供給装置は、上流搬送路
と、前記上流搬送路から送り込まれる紙葉類を搬送する
底面ベルトと、前記底面ベルトによって搬送された前記
紙葉類を当接して停止させるリバースベルトと、前記リ
バースベルトを巻回して前記紙葉類の搬送方向と反対方
向に低速回転するリバースローラと、前記リバースロー
ラに対向して配設され、前記リバースローラとの間隔を
前記紙葉類が1通のみ通過できる間隔とした吸着ベルト
と、前記吸着ベルトに設けた吸着穴を介して前記紙葉類
を吸引して前記吸着ベルトに吸着させる真空吸引室と、
前記吸着ベルトに吸着されて送り出された前記紙葉類を
挟持して次工程に搬送する下流搬送路と、前記リバース
ローラに当接して停止した前記紙葉類の蓄積量を検知す
る検知レバーと、前記検知レバーが前記紙葉類の蓄積量
が所定の量になったことを検知したときに動作して前記
上流搬送路の動作を停止させるマイクロスイッチと、前
記吸着ベルトと前記下流搬送路との間に配設されて速度
制御可能なピックアップローラと、前記ピックアップロ
ーラの位置に配設され前記ピックアップローラが挟持し
た前記紙葉類の先端および後端を検出する第一の検出器
と、前記第一の検出器の後方に配設され前記ピックアッ
プローラによって搬送される前記紙葉類の後端を検出す
る少なくとも1個の第二の検出器と、前記吸着ベルトを
巻回してその巡回運動を駆動し前記第一の検出器が前記
紙葉類の先端を検出したときの出力信号によってその回
転運動を停止し前記第一または第二の検出器が前記紙葉
類の後端を検出したときの出力信号によって回転運動を
開始する駆動用ローラとを備え、1通の紙葉類の後端が
前記第一の検知器を通過してからそれに続く次の紙葉類
の先端が前記第一の検出器に到達する迄の時間から連続
する2通の紙葉類の間隔を測定し、この測定した間隔を
あらかじめ設定した値と比較して前記ピックアップロー
ラの回転速度を制御するようにして構成される。
と、前記上流搬送路から送り込まれる紙葉類を搬送する
底面ベルトと、前記底面ベルトによって搬送された前記
紙葉類を当接して停止させるリバースベルトと、前記リ
バースベルトを巻回して前記紙葉類の搬送方向と反対方
向に低速回転するリバースローラと、前記リバースロー
ラに対向して配設され、前記リバースローラとの間隔を
前記紙葉類が1通のみ通過できる間隔とした吸着ベルト
と、前記吸着ベルトに設けた吸着穴を介して前記紙葉類
を吸引して前記吸着ベルトに吸着させる真空吸引室と、
前記吸着ベルトに吸着されて送り出された前記紙葉類を
挟持して次工程に搬送する下流搬送路と、前記リバース
ローラに当接して停止した前記紙葉類の蓄積量を検知す
る検知レバーと、前記検知レバーが前記紙葉類の蓄積量
が所定の量になったことを検知したときに動作して前記
上流搬送路の動作を停止させるマイクロスイッチと、前
記吸着ベルトと前記下流搬送路との間に配設されて速度
制御可能なピックアップローラと、前記ピックアップロ
ーラの位置に配設され前記ピックアップローラが挟持し
た前記紙葉類の先端および後端を検出する第一の検出器
と、前記第一の検出器の後方に配設され前記ピックアッ
プローラによって搬送される前記紙葉類の後端を検出す
る少なくとも1個の第二の検出器と、前記吸着ベルトを
巻回してその巡回運動を駆動し前記第一の検出器が前記
紙葉類の先端を検出したときの出力信号によってその回
転運動を停止し前記第一または第二の検出器が前記紙葉
類の後端を検出したときの出力信号によって回転運動を
開始する駆動用ローラとを備え、1通の紙葉類の後端が
前記第一の検知器を通過してからそれに続く次の紙葉類
の先端が前記第一の検出器に到達する迄の時間から連続
する2通の紙葉類の間隔を測定し、この測定した間隔を
あらかじめ設定した値と比較して前記ピックアップロー
ラの回転速度を制御するようにして構成される。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図〜第
4図は第1図の実施例の異なった動作状態を示す平面図
である。
4図は第1図の実施例の異なった動作状態を示す平面図
である。
第1図に示すように、本実施例は、第5図に示した従
来例と類似した構成を有し、第5図と同じ符号で示した
部分は同一の機能を有する部分である。他に本実施例
は、吸着ベルト2と加硫搬送路9との間に速度制御可能
なピックアップローラ15を有している。
来例と類似した構成を有し、第5図と同じ符号で示した
部分は同一の機能を有する部分である。他に本実施例
は、吸着ベルト2と加硫搬送路9との間に速度制御可能
なピックアップローラ15を有している。
第1図において、上流搬送路1から重なり合ったりま
たは任意の間隔で送られてくる紙葉類12aは、ガイド13
および検知レバー7に案内されて供給部内に進入し、一
時的に立位の状態で集積される。この紙葉類は、低速で
搬送方向(矢印B)に走行する底面ベルト6によってリ
バースベルト5の方向に運ばれ、リバースベルト5に当
接して停止する。供給部内の紙葉類の集積量は、検知レ
バー7と、これによって作動するマイクロスイッチ8に
よって検知され紙葉類12bの集積量があらかじめ定めら
れている所定の量を超えるとマイクロスイッチ8がオフ
となって上流搬送路1の動作が停止する。供給部内の紙
葉類の集積量が所定の量以下になると、マイクロスイッ
チ8がオンになってマイクロスイッチ8からの信号によ
って上流搬送路1は再び動作を始める。この結果供給部
内の集積量は常にほぼ一定に保たれる。
たは任意の間隔で送られてくる紙葉類12aは、ガイド13
および検知レバー7に案内されて供給部内に進入し、一
時的に立位の状態で集積される。この紙葉類は、低速で
搬送方向(矢印B)に走行する底面ベルト6によってリ
バースベルト5の方向に運ばれ、リバースベルト5に当
接して停止する。供給部内の紙葉類の集積量は、検知レ
バー7と、これによって作動するマイクロスイッチ8に
よって検知され紙葉類12bの集積量があらかじめ定めら
れている所定の量を超えるとマイクロスイッチ8がオフ
となって上流搬送路1の動作が停止する。供給部内の紙
葉類の集積量が所定の量以下になると、マイクロスイッ
チ8がオンになってマイクロスイッチ8からの信号によ
って上流搬送路1は再び動作を始める。この結果供給部
内の集積量は常にほぼ一定に保たれる。
集積された紙葉類12bのうち、吸着ベルト2に直接接
触している最前位の紙葉類は、その先端部分を吸着ベル
ト2に吸着されて吸着ベルト2の走行とともに送り出さ
れる。このときこれと接触している二番目の紙葉類が紙
葉類間の摩擦のため同時に送り出されても、吸着ベルト
2の運動方向と反対方向に低速で走行しているリバース
ベルト5によって供給部内に押し戻されるため、紙葉類
12bは1通ずつ送り出される。
触している最前位の紙葉類は、その先端部分を吸着ベル
ト2に吸着されて吸着ベルト2の走行とともに送り出さ
れる。このときこれと接触している二番目の紙葉類が紙
葉類間の摩擦のため同時に送り出されても、吸着ベルト
2の運動方向と反対方向に低速で走行しているリバース
ベルト5によって供給部内に押し戻されるため、紙葉類
12bは1通ずつ送り出される。
吸着ベルト2によって送り出された紙葉類がピックア
ップローラ15に挟持され、その先端がこの位置に設けら
れている検知器10aによって検出されると、この検知信
号が駆動用ローラ11に送られて駆動用ローラが瞬時に停
止し、吸着ベルト2による紙葉類の送り出し動作も停止
するが、吸着ベルト2の吸着力に比べてピックアップロ
ーラ15の搬送力が強いため、ピックアップローラ15に挟
持されている紙葉類は下流搬送路9に送り出される。
ップローラ15に挟持され、その先端がこの位置に設けら
れている検知器10aによって検出されると、この検知信
号が駆動用ローラ11に送られて駆動用ローラが瞬時に停
止し、吸着ベルト2による紙葉類の送り出し動作も停止
するが、吸着ベルト2の吸着力に比べてピックアップロ
ーラ15の搬送力が強いため、ピックアップローラ15に挟
持されている紙葉類は下流搬送路9に送り出される。
第2図に示すように、紙葉類12eがピックアップロー
ラ15によって搬送されると、検知器10a〜10eのうちの1
個が通過する紙葉類12eの後端を検出してオン状態から
オフ状態になり、駆動用ローラ11はその信号によって再
び起動して次の紙葉類12cの送り出しを開始する。第3
図に示すように、紙葉類12eの搬送が進んでその末端が
検知器10aを通過し、次に第4図に示すように後続の紙
葉類12cの先端が検知器10aの位置に到達する迄の時間か
ら、連続して搬送される2通の紙葉類12eと12cとの間隔
を測定し、あらかじめ設定している値とこの測定した間
隔とを比較して間隔の補整に必要な加速または減速時間
を算出してピックアップローラ15の動作を制御する。こ
の動作によって吸着ベルト2から1通ずつ連続して送り
出される紙葉類の間隔を常に一定にすることができる。
ラ15によって搬送されると、検知器10a〜10eのうちの1
個が通過する紙葉類12eの後端を検出してオン状態から
オフ状態になり、駆動用ローラ11はその信号によって再
び起動して次の紙葉類12cの送り出しを開始する。第3
図に示すように、紙葉類12eの搬送が進んでその末端が
検知器10aを通過し、次に第4図に示すように後続の紙
葉類12cの先端が検知器10aの位置に到達する迄の時間か
ら、連続して搬送される2通の紙葉類12eと12cとの間隔
を測定し、あらかじめ設定している値とこの測定した間
隔とを比較して間隔の補整に必要な加速または減速時間
を算出してピックアップローラ15の動作を制御する。こ
の動作によって吸着ベルト2から1通ずつ連続して送り
出される紙葉類の間隔を常に一定にすることができる。
ピックアップローラ15から送り出された紙葉類は下流
搬送路9に挟持されて一定速度で次工程に搬送される。
搬送路9に挟持されて一定速度で次工程に搬送される。
以上説明したように、本発明の紙葉類の供給装置は、
速度制御を行うことができるピックアップローラを吸着
ベルトと下流搬送路との間に設けることにより、紙葉類
の厚さの差違によるその送り出しのばらつきや、供給部
内における紙葉類の集積状態の乱れに伴うその送り出し
のばらつきを補正することが可能となり、紙葉類を常に
一定間隔で連続して1通ずつ確実に送り出すことができ
るという効果がある。
速度制御を行うことができるピックアップローラを吸着
ベルトと下流搬送路との間に設けることにより、紙葉類
の厚さの差違によるその送り出しのばらつきや、供給部
内における紙葉類の集積状態の乱れに伴うその送り出し
のばらつきを補正することが可能となり、紙葉類を常に
一定間隔で連続して1通ずつ確実に送り出すことができ
るという効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図および
第3図および第4図は第1図の実施例の異った動作状態
を示す平面図、第5図は従来の紙葉類の供給装置の一例
を示す平面図、第6図は第5図の例の異なった動作状態
を示す平面図である。 1……上流搬送路、2……吸着ベルト、3……真空吸引
室、4……リバースローラ、5……リバースベルト、6
……底面ベルト、7……検知レバー、8……マイクロス
イッチ、9……下流搬送路、10a〜10e……検知器、11…
…駆動用ローラ、15……ピックアップローラ。
第3図および第4図は第1図の実施例の異った動作状態
を示す平面図、第5図は従来の紙葉類の供給装置の一例
を示す平面図、第6図は第5図の例の異なった動作状態
を示す平面図である。 1……上流搬送路、2……吸着ベルト、3……真空吸引
室、4……リバースローラ、5……リバースベルト、6
……底面ベルト、7……検知レバー、8……マイクロス
イッチ、9……下流搬送路、10a〜10e……検知器、11…
…駆動用ローラ、15……ピックアップローラ。
フロントページの続き (72)発明者 窪田 理張 東京都港区芝5丁目7番15号 日本電気 ロボットエンジニアリング株式会社内 審査官 関谷 一夫 (56)参考文献 実開 昭64−7138(JP,U) 実開 昭60−151851(JP,U) 実開 昭59−156041(JP,U) 実開 昭58−147939(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】上流搬送路と、前記上流搬送路から送り込
まれる紙葉類を搬送する底面ベルトと、前記底面ベルト
によって搬送された前記紙葉類を当接して停止させるリ
バースベルトと、前記リバースベルトを巻回して前記紙
葉類の搬送方向と反対方向に低速で回転するリバースロ
ーラと、前記リバースローラに対向して配設され前記リ
バースローラとの間隔を前記紙葉類が1通のみ通過でき
る間隔とした吸着ベルトと、前記吸着ベルトに設けた吸
着穴を介して前記紙葉類を吸引して前記吸着ベルトに吸
着させる真空吸引室と、前記吸着ベルトに吸着されて送
り出された前記紙葉類を挟持して次工程に搬送する下流
搬送路と、前記リバースローラに当接して停止した前記
紙葉類の蓄積量を検知する検知レバーと、前記検知レバ
ーが前記紙葉類の蓄積量が所定の量になったことを検知
したときに動作して前記上流搬送路の動作を停止させる
マイクロスイッチと、前記吸着ベルトと前記下流搬送路
との間に配設されて速度制御可能なピックアップローラ
と、前記ピックアップローラの位置に配設され前記ピッ
クアップローラが挟持した前記紙葉類の先端および後端
を検出する第一の検出器と、前記第一の検出器の後方に
配設され前記ピックアップローラによって搬送される前
記紙葉類の後端を検出する少なくとも1個の第二の検出
器と、前記吸着ベルトを巻回してその巡回運動を駆動し
前記第一の検出器が前記紙葉類の先端を検出したときの
出力信号によってその回転運動を停止し前記第一または
第二の検出器が前記紙葉類の後端を検出したときの出力
信号によって回転運動を開始する駆動用ローラとを備
え、1通の紙葉類の後端が前記第一の検出器を通過して
からそれに続く次の紙葉類の先端が前記第一の検出器に
到達する迄の時間から連続する2通の紙葉類の間隔を測
定し、この測定した間隔をあらかじめ設定した値と比較
して前記ピックアップローラの回転速度を制御するよう
に構成したことを特徴とする紙葉類の供給装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18507787A JP2604382B2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 紙葉類の供給装置 |
US07/212,933 US4893804A (en) | 1987-07-01 | 1988-06-29 | Apparatus for feeding sheet articles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18507787A JP2604382B2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 紙葉類の供給装置 |
Publications (2)
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---|---|
JPS6428133A JPS6428133A (en) | 1989-01-30 |
JP2604382B2 true JP2604382B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=16164415
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18507787A Expired - Lifetime JP2604382B2 (ja) | 1987-07-01 | 1987-07-23 | 紙葉類の供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604382B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102431813A (zh) * | 2011-09-08 | 2012-05-02 | 广州广电运通金融电子股份有限公司 | 薄片类物品分离机构及其控制方法和控制系统 |
Families Citing this family (6)
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JPH05208742A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-20 | Nec Corp | 紙葉類の供給装置 |
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US6199854B1 (en) * | 1997-09-12 | 2001-03-13 | Unisys Corporation | Document feeder with variable-speed separator |
JP4763115B2 (ja) * | 2000-03-28 | 2011-08-31 | 大和製衡株式会社 | 測定装置 |
JP4810276B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2011-11-09 | 日本電気株式会社 | 紙葉類供給装置及び紙葉類供給方法 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP18507787A patent/JP2604382B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102431813A (zh) * | 2011-09-08 | 2012-05-02 | 广州广电运通金融电子股份有限公司 | 薄片类物品分离机构及其控制方法和控制系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6428133A (en) | 1989-01-30 |
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