JP4810276B2 - 紙葉類供給装置及び紙葉類供給方法 - Google Patents
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この図に示すように、流量ならし部100は、上流搬送部101から送り込まれる紙葉類1を一時的に蓄積する蓄積部102と、蓄積部102における紙葉類1の蓄積量を検出する蓄積量検出手段103と、蓄積部102に蓄積された紙葉類1を一通ずつピックアップして下流に送出するピックアップフィーダ機構104とを備えており、また、ピックアップフィーダ機構104は、多数の吸着孔を有する吸着ベルト105と、吸着ベルト105を介して紙葉類1を吸引する真空吸引室106と、紙葉類1の搬送方向と逆方向に回転するリバースローラ107と、リバースローラ107に巻回されるリバースベルト108と、紙葉類1の底辺を支持する底面ベルト109と、吸着ベルト105から下流搬送部110に送出される紙葉類1の位置を検出する複数個の紙葉類検出器111a〜111eと、吸着ベルト105を正逆駆動させる駆動用ローラ112とを備えて構成されている。
蓄積部102に蓄積された紙葉類1のうち吸着ベルト105に接している紙葉類1は、その先端部分が吸着ベルト105に吸着され、吸着ベルト105の走行とともに下流方向に搬送される。このとき、隣接する次の紙葉類1が相互摩擦で同時に搬送されても、吸着ベルト105の走行方向と反対方向に低速で走行しているリバースベルト108によって蓄積部102側へ押し戻されるため、吸着ベルト105に吸着された一通の紙葉類1のみが下流搬送部110に送出される。
下流搬送部110のベルトに挟まれた紙葉類1が流量ならし部100から送出されると、つぎに送出される紙葉類1との間隔が紙葉類検出器111a〜111eのいずれかで検出される。紙葉類検出器111a〜111eによって適正な間隔が検出されると、駆動用ローラ112が駆動されて吸着ベルト105が再び走行を開始し、吸着ベルト105に吸着された後続の紙葉類1が下流搬送部110に向けて送出される。
また、上流搬送部をON/OFF制御する従来の紙葉類供給装置に比べ、上流搬送部の搬送速度変化が円滑になるので、急激な搬送速度変化に起因する紙葉類の破損なども防止できる。
このようにすると、蓄積量検出手段における量検出レベルの頻繁な変動を回避しつつ、上流搬送部の搬送速度変化をより円滑にすることができる。
このようにすると、蓄積量や搬送速度の時間的な変化を考慮した制御が可能になるので、紙葉類投入量の変動に対する追従性を更に向上させることができる。
このようにすると、流量ならし部における紙葉類の蓄積量を多段階に検出し、検出した蓄積量にもとづいて、上流搬送部における紙葉類の搬送速度を多段階に制御することにより、紙葉類投入量の変動に良好に追従できるので、流量ならし部のオーバーフロー及び供給途切れを防止し、下流搬送部における流量の均等性や、装置全体のスループットを向上させることができる。
また、上流搬送部をON/OFF制御する従来の紙葉類供給装置に比べ、上流搬送部の搬送速度変化が円滑になるので、急激な搬送速度変化に起因する紙葉類の破損なども防止できる。
このようにすると、量検出レベルの頻繁な変動を回避しつつ、上流搬送部の搬送速度変化をより円滑にすることができる。
このようにすると、蓄積量や搬送速度の時間的な変化を考慮した制御が可能になるので、紙葉類投入量の変動に対する追従性を更に向上させることができる。
また、上流搬送部をON/OFF制御する従来の紙葉類供給装置に比べ、上流搬送部の搬送速度変化が円滑になるので、急激な搬送速度変化に起因する紙葉類の破損なども防止できる。
この図に示すように、本実施形態の紙葉類供給装置は、投入部10、上流搬送部20、流量ならし部30、下流搬送部40及び制御部50を備えて構成され、下流搬送部40の下流に接続される紙葉類処理装置60に対して紙葉類1の供給を行う。
投入部10は、紙葉類1が投入される投入口11と、投入された紙葉類1を上流搬送部20に送出する公知の紙葉類搬送機構12とを備えている。この紙葉類搬送機構12は、紙葉類1の投入量に拘わらず、搬送速度が固定である。
上流搬送部20は、投入部10から送り込まれる紙葉類1を流量ならし部30に送出する紙葉類搬送機構21を備えている。この紙葉類搬送機構21としては公知のものを用いるが、搬送速度が可変であり、制御部50によって多段階(本実施形態では、8段階)に制御されるものを用いる。
下流搬送部40は、流量ならし部30から送り込まれる紙葉類1を紙葉類処理装置60に送出する公知の紙葉類搬送機構41を備えている。
制御部50は、マイクロプロセッサなどを用いて構成されており、予めメモリなどに書き込まれたプログラムに従って紙葉類供給装置の動作を制御する。
流量ならし部30に設けられる蓄積量検出手段32は、蓄積部31における紙葉類1の蓄積量を多段階(本実施形態では、3段階)に検出する。例えば、本実施形態の蓄積量検出手段32は、図2に示すように、蓄積部31に蓄積された紙葉類1の層厚に応じ、固定軸32bを中心として揺動する量検出レバー32aと、量検出レバー32aの揺動位置を検出する二つのレバー位置検出センサ32c、32dとを備えて構成されている。レバー位置検出センサ32c、32dは、量検出レバー32aによる投受光路の遮蔽にもとづいて、量検出レバー32aの揺動位置を検出する透過型光学センサ(ホトインタラプタ)で構成されており、量検出レバー32aの揺動位置が量検出レベル1の対応位置である場合は、両方のレバー位置検出センサ32c、32dがOFFであり、量検出レバー32aの揺動位置が量検出レベル2の対応位置である場合は、第一のレバー位置検出センサ32cのみがONとなり、量検出レバー32aの揺動位置が量検出レベル3の対応位置である場合は、両方のレバー位置検出センサ32c、32dがONとなる。これにより、蓄積部31における紙葉類1の蓄積量を3段階で検出することが可能になる。
図3は、本発明の実施形態に係る紙葉類供給装置の作用を示す相関図、図4は、本発明の実施形態に係る紙葉類供給装置の作用を示すグラフ図である。
本実施形態では、蓄積量検出手段32の量検出レベルを3段階、上流搬送部20の搬送速度レベルを8段階とし、量検出レベルと搬送速度レベルとの間に、図3に示すような相関関係が生じるように搬送速度レベルを決定する。
例えば、現在の量検出レベルが2で、制御部50に記録されている1回前の量検出レベルが2で、かつ、そのときの搬送速度レベルが3(図3のA位置)、2回前の量検出レベルが2で、かつ、そのときの搬送速度レベルが4(図3のB位置)であった場合、上流搬送部20の搬送速度レベルは2(図3のC位置)となる。
このように制御することによって、図4に示すように、投入部10への紙葉類投入量にばらつきがあっても、流量ならし部30からの紙葉類送り出し量は安定した状態となる。
図5は、本発明の実施形態に係る紙葉類供給装置の制御手順を示すフローチャートである。
この図に示すように、制御部50において実行される上流搬送速度制御(上流搬送速度制御手段)では、まず、量検出レベルの読み込み時間であるか否かを判断する(S1)。量検出レベルの読み込みは、所定時間毎(一定時間毎)に行われるものであり、この判断結果がYESの場合は、蓄積量検出手段32が検出した量検出レベルを読み込んだ後(S2)、前回の量検出レベルの有無を判断する(S3)。
そして、搬送速度レベルを決定したら、現在の量検出レベルを前回の量検出レベルにセットした後(S19)、決定した搬送速度レベルに基づいて上流搬送部20の搬送速度制御を行う(S20)。
また、上流搬送部20をON/OFF制御する従来の紙葉類供給装置に比べ、上流搬送部20の搬送速度変化が円滑になるので、急激な搬送速度変化に起因する紙葉類1の破損なども防止できる。
10 投入部
11 投入口
12 紙葉類搬送機構
20 上流搬送部
21 紙葉類搬送機構
30 流量ならし部
31 蓄積部
32 蓄積量検出手段
32a 量検出レバー
32c レバー位置検出センサ
32d レバー位置検出センサ
33 ピックアップフィーダ機構
40 下流搬送部
41 紙葉類搬送機構
50 制御部
60 紙葉類処理装置
Claims (6)
- 上流搬送部から供給される紙葉類を一時的に蓄積するとともに、蓄積した紙葉類を一定量ずつピックアップして下流搬送部に供給する流量ならし部を備える紙葉類供給装置であって、
前記流量ならし部における紙葉類の蓄積量を多段階に検出する蓄積量検出手段と、
前記蓄積量検出手段が検出した蓄積量にもとづいて、前記上流搬送部における紙葉類の搬送速度を多段階に制御する上流搬送速度制御手段と
を備えることを特徴とする紙葉類供給装置。 - 前記上流搬送速度制御手段による搬送速度の制御段数が、前記蓄積量検出手段による蓄積量の検出段数よりも多いことを特徴とする請求項1記載の紙葉類供給装置。
- 前記上流搬送速度制御手段が、前記蓄積量検出手段の量検出レベルを所定時間毎に読み込み、現在の量検出レベルに対応した前記上流搬送部の搬送速度レベルを確定する際に、現在の量検出レベル、過去の量検出レベル及び過去の搬送速度レベルを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の紙葉類供給装置。
- 上流搬送部から供給される紙葉類を一時的に蓄積するとともに、蓄積した紙葉類を一定量ずつピックアップして下流搬送部に供給する流量ならし部を用いた紙葉類供給方法であって、
前記流量ならし部における紙葉類の蓄積量を多段階に検出し、
検出した蓄積量にもとづいて、前記上流搬送部における紙葉類の搬送速度を多段階に制御する
ことを特徴とする紙葉類供給方法。 - 前記搬送速度の制御段数が、前記蓄積量の検出段数よりも多いことを特徴とする請求項4記載の紙葉類供給方法。
- 前記流量ならし部における紙葉類の蓄積量を所定時間毎に検出し、現在の量検出レベルに対応した前記上流搬送部の搬送速度レベルを決定する際に、現在の量検出レベル、過去の量検出レベル及び過去の搬送速度レベルを用いることを特徴とする請求項4又は5記載の紙葉類供給方法。
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JP2006094583A JP4810276B2 (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 紙葉類供給装置及び紙葉類供給方法 |
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DE10135661B4 (de) * | 2001-07-21 | 2008-12-18 | Kolbus Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Beschicken eines Anlegermagazins |
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