JP2002240972A - 紙葉類分離装置 - Google Patents

紙葉類分離装置

Info

Publication number
JP2002240972A
JP2002240972A JP2001037853A JP2001037853A JP2002240972A JP 2002240972 A JP2002240972 A JP 2002240972A JP 2001037853 A JP2001037853 A JP 2001037853A JP 2001037853 A JP2001037853 A JP 2001037853A JP 2002240972 A JP2002240972 A JP 2002240972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeding means
sheet
letter
detection position
detection lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001037853A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ozaka
忠史 尾坂
Toshihiko Tajiri
利彦 田尻
Toru Takahashi
透 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001037853A priority Critical patent/JP2002240972A/ja
Publication of JP2002240972A publication Critical patent/JP2002240972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】処理能力の低下や紙葉類の重送を抑えることが
できる紙葉類処理装置を提供することにある。 【解決手段】紙葉類到達検出手段は、最前の紙葉類と繰
り出し手段間の隙間を少なくとも2点以上検出でき、そ
の隙間に応じて側部送り手段および前記底部送り手段の
駆動を制御する。紙葉類到達検出手段が最前の紙葉類と
繰り出し手段間の隙間を2点検出できる場合、繰り出し
手段から離れた検出位置を第1検出位置とし、繰り出し
手段に近い検出位置を第2検出位置とする。第1検出位
置に紙葉類が到達し、かつ側部送り手段および底部送り
手段の駆動時間がある所定時間以上の場合、側部送り手
段および底部送り手段の駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空を利用して束
状の紙葉類を一枚づつに分離して繰り出す紙葉類分離装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】真空を利用して紙葉類を一枚づつに分離
して繰り出す装置の例として、例えば特開平8‐231
123号公報に記載されているものが既に知られてお
り、この装置では、紙葉類を取り出し部に送り出す供給
ピンおよび供給ベルトは、取り出し部に紙葉類が到達し
ているか否かを検出する圧力検知レバーにおいてこの検
出手段がある力以上で押されず紙葉類がないと判断した
場合には駆動され、圧力検知レバーがある力以上で押さ
れ紙葉類有りと判断した場合には停止するように制御さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例のよう
に、積載台上の紙葉類を繰り出し手段方向へ搬送する側
部送り手段および底部送り手段は、紙葉類到達検出手段
が検出する信号のみで駆動制御されており、紙葉類が繰
り出し手段からある距離離れた位置に到達したかどうか
で、側部送り手段と底部送り手段の起動・停止を制御し
ていた。つまり、この紙葉類到達検出手段が繰り出し手
段側のある位置Aまで積載手段上の紙葉類によって押さ
れたとき、側部送り手段と底部送り手段を停止し、繰り
出し手段に紙葉類がなく、紙葉類到達検出手段が繰り出
し手段よりある位置Aより突出しているときは、側部送
り手段と底部送り手段を駆動するようにしていた。
【0004】ところで、紙葉類分離装置は、複数枚の紙
葉類が重なって繰り出される重送を発生することなく、
所定の処理能力を満足しなければならない。そのために
は、側部送り手段や底部送り手段で紙葉類を繰り出し手
段に押し付けすぎず、さらに紙葉類と繰り出し手段に余
分な隙間が空かないように、絶えず一定の密度になるよ
うに側部送り手段と底部送り手段を駆動しなければなら
ない。
【0005】しかし、側部送り手段と底部送り手段の慣
性モーメントが大きく、起動時および停止時に遅れが生
じてしまう。この起動時の遅れは、紙葉類が繰り出し手
段に到達していないのに、紙葉類が側部送り手段と底部
送り手段によって搬送されないので、紙葉類の繰り出し
手段への到達遅れとなり、処理能力低下の原因になる。
また、停止時の遅れは、紙葉類が繰り出し手段に到達し
ているにもかかわらず、側部送り手段と底部送り手段を
駆動し続けるので、紙葉類が繰り出し手段に押し付けら
れ、後続する紙葉類との間に適度の隙間を作ることがで
きず、重送発生の原因となる。
【0006】これらを対策するために、側部送り手段や
底部送り手段の機構を変えず、側部送り手段や底部送り
手段を駆動するモータを高い応答性のものにすることが
考えられるが、コストアップとなるため好ましくない。
【0007】また、繰り出し手段近傍の搬送手段を高応
答性のものにするために、従来の側部送り手段や底部送
り手段とは別に慣性モーメントの小さい搬送手段を設置
することも考えられるが、複雑な機構になるという問題
があった。
【0008】また、従来のように側部送り手段と底部送
り手段の起動・停止の制御を紙葉類到達検出手段の1ヶ
所の検出位置で行う場合、以下のような問題があった。
【0009】上述したように側部送り手段と底部送り手
段の停止時の遅れを考慮して、紙葉類到達検出手段の検
出位置を繰り出し手段から離すと、側部送り手段と底部
送り手段による紙葉類の押しすぎは減少するが起動が遅
れるため、紙葉類の繰り出し手段への搬送が遅れ、処理
能力が低下する。
【0010】逆に側部送り手段と底部送り手段の起動時
の遅れを考慮して、紙葉類到達検出手段の検出位置を繰
り出し手段側に近づけると、側部送り手段と底部送り手
段の起動は早くなるが側部送り手段と底部送り手段の停
止が遅れるため、繰り出し手段に紙葉類が到達している
にもかかわらず、側部送り手段と底部送り手段で紙葉類
を繰り出し手段に押し付けすぎ、重送が発生する。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、側部送り手段や底部送り手段で紙葉類を繰り出し手
段に押し付けすぎず、さらに紙葉類と繰り出し手段に余
分な隙間が空かないように、絶えず一定の密度で側部送
り手段と底部送り手段を駆動することができる紙葉類分
離装置を提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、紙葉類到達検出手段は、最前の紙葉類と繰り出し手
段間の隙間を少なくとも2点以上検出でき、その隙間に
応じて側部送り手段および前記底部送り手段の駆動を制
御することにした。紙葉類到達検出手段が最前の紙葉類
と繰り出し手段間の隙間を2点検出できる場合、繰り出
し手段から離れた検出位置を第1検出位置とし、繰り出
し手段に近い検出位置を第2検出位置とする。第1検出
位置に紙葉類が到達し、かつ側部送り手段および底部送
り手段の駆動時間がある所定時間以上の場合、側部送り
手段および底部送り手段の駆動を停止することにした。
【0013】また、側部送り手段および底部送り手段の
駆動時間がある所定時間より短い場合には、第1検出位
置に紙葉類が到達した場合であっても、側部送り手段お
よび底部送り手段を停止せず、紙葉類が第2検出位置に
到達したとき、側部送り手段および底部送り手段を停止
することにした。
【0014】また、紙葉類が第1検出位置に到達し、側
部送り手段および底部送り手段を一度停止したが、ある
所定の時間経過しても紙葉類が第2検出位置に到達しな
かった場合には、側部送り手段および底部送り手段を再
起動することにした。
【0015】また、側部送り手段および底部送り手段を
停止後、紙葉類が1度第2検出位置に到達した後、第2
検出位置で紙葉類の到達を検出しなくなった場合には、
側部送り手段および底部送り手段を起動することにし
た。
【0016】また、側部送り手段および底部送り手段の
駆動時間が連続してある所定時間より短かった場合に
は、その駆動時間を積算し、この積算時間がある所定時
間を超えた場合には、この積算時間分、側部送り手段お
よび底部送り手段を駆動することにした。
【0017】これらにより、側部送り手段および底部送
り手段で紙葉類を繰り出し手段に押し付けすぎず、さら
に紙葉類と繰り出し手段に余分な隙間が空かないよう
に、絶えず一定の密度で側部送り手段と底部送り手段を
駆動することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
9により説明する。
【0019】図1は、本発明の紙葉類分離装置が搭載さ
れた書状区分機の一実施例を示したものである。この書
状区分機で取り扱う紙葉類の一例は、はがきや封書など
の定形の郵便書状である。
【0020】図1に示す書状区分機100は、書状10
1に記されたあて名やバーコードなどの区分情報を読取
り、この区分情報によって書状の区分処理を行うもので
ある。
【0021】この書状区分機100は、厚み方向に重ね
られた書状101を1通ずつ順次供給する分離装置10
2、書状101を搬送する搬送路103、書状101の
区分情報を読みとる読み取り部104、書状101の区
分情報にしたがってバーコードなどの機械コードを印刷
する印刷部105、書状101を厚み方向に重ねて集積
する集積部106、書状区分機100の動作の制御を行
う制御部107から構成される。
【0022】図1において分離装置102は書状101
を下側へ供給する構成になっているが、本発明で供給方
向は上側など、いずれであっても構わない。
【0023】搬送路103は、例えば対向するベルトに
より書状101を挟持して搬送し、搬送速度はほぼ一定
に保たれている。
【0024】次に、本書状区分機100の動作につい
て、書状101の流れに沿って説明する。厚み方向に重
ねられた書状101は、分離装置102によって順次搬
送路103へ供給する。そして、読み取り部104であ
て名などの区分情報を読み取り、その区分情報に従って
印刷部105でバーコードなどを印刷する。さらに、区
分情報に従って、所定の集積部106へ書状101を投
入する。
【0025】書状区分機100は上記の処理を複数の書
状101について並行して行い、各々の書状101を所
定の集積部106に区分する。
【0026】次に本発明の紙葉類分離装置の一実施例と
して、上述したような書状区分機に用いられる書状分離
装置について説明する。
【0027】図2は書状分離装置の概略図、図3は図2
に示す装置の側面図である。図2および図3の書状分離
装置は、重力方向に近い方向へ書状を繰り出すものであ
って、分離すべき束状の書状を積載するための積載手段
としての積載台201、積載台201上の束状の書状の
最前の書状を繰り出すための繰り出し手段としての複数
本の繰り出しベルト202、積載台201上の束状の書
状の最前部を繰り出しベルト202の方向へ吸引し、さ
らに繰り出しベルト202に書状が吸着して繰り出され
るように、その内部が負圧となるチャンバ203、積載
台201上の最前の書状が繰り出しベルト202に吸着
されて繰り出される際に、繰り出される書状に隣り合っ
た書状が同時に繰り出されることを防ぐための分離ロー
ラ204、積載台201上の書状の最前部付近の書状に
圧縮空気を吹き付ける吹き出しノズル205A、205
B、最前の書状と繰り出しベルト202間の隙間を検出
するための紙葉類到達検出手段206、積載台201上
の束状の書状を側面から支え繰り出しベルト202方向
に搬送する側部送り手段としてのフォーク207、積載
台201上の書状の下端を積載台201の繰り出しベル
ト202近傍まで搬送する底部送り手段としての送りベ
ルト208A、208B、繰り出しベルト202と分離
ローラ204の間に多数の書状が落ち込むと多数枚送り
になり易く、それを防止するための補助ガイド209、
繰り出しベルト202で繰り出された書状を噛み込み、
先行する書状との間隔を制御し、下側搬送路に供給する
噛み込みローラ210、繰り出される書状や後続の書状
の先端位置を検出する書状通過検出センサ211、及び
フレーム212から構成されている。
【0028】繰り出しベルト202は、書状を繰り出す
ために表面は摩擦係数の高い材料からなり、また、チャ
ンバ203の負圧を書状へ作用させるための複数の吸着
穴213が周方向に等間隔で設けられている。繰り出し
ベルト202は、図示されないモータにより駆動され
る。
【0029】チャンバ203の積載台201側の面に
も、繰り出しベルト202の吸着穴213と同様に図示
されない吸着穴が設けられている。チャンバ203の内
部は、図示されないブロアによって大気圧よりも低い負
圧状態となっており、この負圧により積載台201上の
書状は繰り出しベルト202の方向へ吸引されて引き寄
せられ、繰り出しベルト202に吸着する。
【0030】重送の発生を防ぐために、繰り出される書
状に抵抗力を作用させる分離ローラ204は、繰り出さ
れる書状の厚さに応じて動くように図示されない回転ば
ねによりチャンバ203に押し付けられている。また、
分離ローラ204は書状に抵抗力を加えるために、書状
との摩擦係数が大きい部材で構成し、書状の搬送方向に
は回転しないようにしている。
【0031】束状の書状の最前部付近に圧縮空気を吹き
付ける吹き出しノズル205A、205Bは、フレーム
212と補助ガイド209の端部の近傍の二個所に設け
られている。積載台201上の書状に圧縮空気を吹き付
けることにより、書状間に空気層を作り、書状間の摩擦
力が低減できる。これにより、重送の発生を防ぐことが
できる。
【0032】紙葉類到達検出手段206は、図4に示す
ように検出レバー301、第1検出位置を検出する第1
検出レバーセンサ302、第2検出位置を検出する第2
検出レバーセンサ303、ばね304、支持軸305、
ばね取付軸306、ストッパ307から構成される。
【0033】検出レバー301は、支持軸305に回転
自在に運動するように取り付けられている。また、検出
レバー301の一部にはばね304が取り付けられ、ば
ね304はばね取付軸306に掛けられている。さら
に、検出レバー301の書状接触部と反対側の端部近傍
にはストッパ307が設けられており、ばね力による検
出レバー301の回転を阻止している。
【0034】検出レバー301の書状接触部は、書状が
繰り出しベルト202の表面(以下、書状吸着面と呼
ぶ。)上にない場合には、書状吸着面から積載台201
側に所定の量突出するように調整されている。そして、
書状がチャンバ203によって書状吸着面に吸着した場
合には、検出レバー301の書状接触部が吸着された書
状に押されて書状吸着面まで引っ込む様に構成されてい
る。
【0035】第1検出レバーセンサ302、第2検出レ
バーセンサ303は、検出レバー301が書状に押され
て書状吸着面側に引っ込む量を検出するものである。第
1検出レバーセンサ302、第2検出レバーセンサ30
3は、例えば発光素子と受光素子からなる光電スイッチ
であるが、同様な効果が得られれば他のものであっても
構わない。
【0036】第1検出レバーセンサ302は、図4に示
すように検出レバー301が書状吸着面からL1の位置
まで紙葉類で押された時、検出レバー301が第1検出
レバーセンサ302の発光素子から出ている光を遮光
し、第1検出レバーセンサ302がONの状態になるよ
うに設定している。
【0037】また、第2検出レバーセンサ303は、図
4に示すように検出レバー301が書状吸着面からL2
の位置まで紙葉類で押された時、検出レバー301が第
2検出レバーセンサ303の発光素子から出ている光を
遮光し、第2検出レバーセンサ303がONの状態にな
るように設定している。
【0038】なお、検出レバー301が書状吸着面から
の距離L1まで書状で押されていない時には、第1検出
レバーセンサ302、第2検出レバーセンサ303の両
方とも遮光されないので、両センサはOFFの状態であ
る。
【0039】本実施例では、第1検知レバーセンサ30
2、第2検知レバーセンサ303の2つのセンサを設置
することにより、先頭書状と書状吸着面の隙間を2点検
出するようにしているが、例えばポテンショメータのよ
うに検知レバー301の突出量に応じて出力が得られる
ようなセンサを1つ設置してもよい。
【0040】積載台201上の書状を側面から支え書状
吸着面まで搬送するフォーク207は、フレーム212
に設けられた長穴部から突き出されるようにして書状吸
着面まで設けられている。フォーク207は、図示され
ないモータから駆動力が伝達される。
【0041】送りベルト208A、208Bは、図示さ
れないモータから駆動力が伝達されており、送りベルト
208A、208Bの書状搬送面は、積載台201の表
面より幾分高くなるように設けられている。
【0042】フォーク207と送りベルト208A、2
08Bは同期して駆動される。フォーク207と送りベ
ルト208A、208Bの駆動は、検出レバー301の
位置を検出する第1検出レバーセンサ302、第2検出
レバーセンサ303のON・OFF信号により制御す
る。
【0043】次に書状の分離動作について説明する。
【0044】積載台201上の書状217がフォーク2
07、送りベルト208A、208Bにより繰り出しベ
ルト202の近傍まで送られてくると、最前部の書状は
チャンバ203からの吸引力で繰り出しベルト202側
に吸引されて繰り出しベルト202に吸着される。その
とき、フォーク207、送りベルト208A、208B
は停止される。
【0045】繰り出しベルト202は、書状が吸着され
た時には後述するように既に駆動されていて、繰り出し
ベルト202に書状が吸着されると書状と繰り出しベル
ト202の間に作用する吸着による摩擦力が搬送力とな
って作用し、これによって書状が繰り出される。
【0046】書状が繰り出されると書状の先端部は、搬
送路に沿って設けられた複数の書状通過検出センサ21
1で検出される。そして繰り出された書状の先端部が噛
み込みローラ210に挟持されると、すべての書状通過
検出センサ211が書状の通過を検出し、この検出信号
に基づいて繰り出しベルト202の駆動が停止される。
これ以降は、噛み込みローラ210とその下流側搬送路
の搬送力によって、繰り出しベルト202と分離ローラ
204に挟まれた状態の書状を引き抜くような形で書状
は搬送される。書状が搬送されると、フォーク207、
送りベルト208A、208Bが再び駆動される。
【0047】繰り出された書状がさらに搬送されると、
繰り出された書状の後端部と後続の書状の先端部との間
に間隔が生じる。複数箇所に設けられた書状通過検出セ
ンサ211のいずれか一つがこれを検出すると、繰り出
しベルト202を再び駆動する。このような一連の動作
が繰り返されて書状が繰り出される。
【0048】ところで、書状分離装置は、複数毎の書状
が重なって繰出される重送を発生することなく、所定の
処理能力を満足しなければならない。そのためには、フ
ォーク207と送りベルト208A、208Bで書状を
書状吸着面に押し付けすぎず、さらに書状と書状吸着面
間に余分な隙間が空かないように、絶えず一定の密度に
なるようにフォーク207と送りベルト208A、20
8Bを駆動しなければならない。
【0049】しかし、フォーク207と送りベルト20
8A、208B部分の慣性モーメントが大きく、起動時
および停止時には図5に示すように遅れが生じてしま
う。この起動遅れは、書状が書状吸着面に到達していな
いのに、書状がフォーク207と送りベルト208A、
208Bで搬送されないので、書状の書状吸着面への到
達遅れとなり、処理能力低下の原因になる。また、停止
遅れは、書状が書状吸着面に到達しているにもかかわら
ず、フォーク207と送りベルト208A、208Bを
駆動し続けるので、書状が書状吸着面に押し付けられ、
後続する書状との間に適度の隙間を作ることができず、
重送発生の原因となる。
【0050】これらを対策するために、フォーク207
や送りベルト208A、208B部分の機構を変えず、
フォーク207と送りベルト208A、208Bを駆動
するモータを高い応答性のものにすることが考えられる
が、コストアップとなるため好ましくない。
【0051】また、書状吸着面近傍の搬送手段を高応答
性のものにするために、従来のフォーク207や送りベ
ルト208A、208Bとは別に慣性モーメントを小さ
い搬送手段を設置することも考えられるが、複雑な機構
になるという問題があった。
【0052】また、従来のようにフォーク207と送り
ベルト208A、208Bの起動・停止の制御を紙葉類
到達検出手段206の1ヶ所の検出位置で行う場合、以
下のような問題があった。
【0053】フォーク207と送りベルト208A、2
08Bの停止時の遅れを考慮して、検出レバーセンサの
検出位置を書状吸着面から離すと、フォーク207と送
りベルト208A、208Bによる書状の押し過ぎはな
くなるが起動が遅れるため、書状吸着面への書状の搬送
が遅れ、処理能力が低下する。
【0054】逆にフォーク207と送りベルト208
A、208Bの起動時の遅れを考慮して、検出レバーセ
ンサの検出位置を書状吸着面に近づけると、フォーク2
07と送りベルト208A、208Bの起動は早くなる
がフォーク207と送りベルト208A、208Bの停
止が遅れるため、書状吸着面に書状が到達しているにも
かかわらず、書状を書状吸着面に押し付けすぎ、重送が
発生する。
【0055】そこで、本発明の紙葉類分離装置では上述
したように検出レバー301の書状吸着面からの突出量
を検出するセンサを2箇所に設置することにした。第1
検出レバーセンサ302と第2検出レバーセンサ303
は、検出レバー301の異なる突出量を検出できるよう
にし、第1検出レバーセンサ302は、第2検出レバー
センサ303より検出レバー301が突出した状態でO
Nになるように設定している。
【0056】フォーク207と送りベルト208A、2
08Bを停止するタイミングは、検出位置を書状吸着面
から距離L1離れた位置に設定した第1検出レバーセン
サ302で主に決定することにし、起動するタイミング
は、検出位置を書状吸着面から距離L2離れた位置に設
定した第2検出レバーセンサ303で主に決定すること
にしている。
【0057】第1検出レバーセンサ302の検知レバー
301の検出位置L1は、フォーク207と送りベルト
208A、208Bを駆動するモータが停止信号受信
後、フォーク207および送りベルト208A、208
Bが停止するまでに移動する距離より、書状吸着面から
離す必要がある。この停止遅れの間にフォーク207お
よび送りベルト208A、208Bが移動する距離は、
図5に示す面積Aに当たる。つまり、A≦L1の関係を
満足する必要がある。
【0058】これにより、書状が書状吸着面から距離L
1離れた位置に到達した時、フォーク207と送りベル
ト208A、208Bの停止命令を出すことができるた
め、フォーク207と送りベルト208A、208Bの
停止遅れがあっても、書状を書状吸着面に押し付けるこ
となく、フォーク207と送りベルト208A、208
Bを停止することができる。よって、重送の発生を抑え
ることができる。
【0059】また、第2検出レバーセンサ303の検知
レバー301の検出位置L2は、紙葉類分離装置の処理
能力向上のため、可能な限り書状吸着面側に近づけたほ
うがよい。
【0060】これにより、書状が繰り出されたら直ぐ
に、第2検出レバーセンサ303で検出レバー301の
突出を検出し、フォーク207と送りベルト208A、
208Bの起動命令を出すことができるので、フォーク
207と送りベルト208A、208Bを早く駆動する
ことができ、処理能力の低下を最小限に抑えることがで
きる。
【0061】図6は本発明の紙葉類分離装置のフォーク
207および送りベルト208A、208Bの制御回路
の構成を示すブロック図である。フォーク207と送り
ベルト208A、208Bを駆動する紙葉類送り手段駆
動モータ401を制御する紙葉類送り手段駆動制御部4
02は、第1検出レバーセンサ302と第2検出レバー
センサ303に接続される。
【0062】フォーク207と送りベルト208A、2
08Bを駆動する制御回路の動作例を図7、図8に示す
フローチャートを用いて説明する。ステップ800でフ
ォーク207と送りベルト208A、208Bの駆動制
御回路の動作がスタートする。
【0063】まず、ステップ801で第2検出レバーセ
ンサ303がONまたはOFFを検出する。第2検出レ
バーセンサ303がONの場合には、ステップ802で
停止状態フラグをOFFにしてステップ801に戻る。
停止状態フラグは、フォーク207および送りベルト2
08A、208Bの停止状態を識別するフラグであり、
ステップ809で紙葉類送り手段駆動モータ401を停
止したとき停止状態フラグをONにし、ステップ81
4、ステップ818、ステップ821で紙葉類送り手段
駆動モータ401を停止したとき、またはステップ80
2で紙葉類送り手段駆動モータ401停止中に第2検出
レバーセンサがONになったとき停止状態フラグをOF
Fにする。この停止状態フラグは、紙葉類送り手段駆動
モータ401が停止時または停止中に第2検出レバーセ
ンサ303がONになった時、停止状態フラグをOFF
にする。なお、この停止状態フラグの初期状態は、OF
Fである。
【0064】ステップ801で第2検出レバーセンサ3
03がOFFの場合には、ステップ803で第1検出レ
バーセンサ302がONまたはOFFを検出する。第1
検出レバーセンサ302がOFFの場合には、書状吸着
面に書状が到達していないので、ステップ806で紙葉
類送り手段駆動モータ401を起動する。
【0065】ステップ803で第1検出レバーセンサ3
02がONの場合には、書状が第1検出レバーセンサ3
02の検出位置と第2検出レバーセンサ303の検出位
置の間に存在することを意味する。この場合、ステップ
804で停止状態フラグがONまたはOFFを検出す
る。ステップ804で停止状態フラグがOFFの場合に
は、紙葉類送り手段駆動モータ401が停止時または停
止中に第2検出レバーセンサ303がONになったこと
であり、ステップ806で紙葉類送り手段駆動モータ4
01を駆動する。
【0066】ステップ804で停止状態フラグがONの
場合には、ステップ805において紙葉類送り手段駆動
モータ401が停止後、所定時間T2経過したか否か判
定する。所定時間T2経過した場合には、ステップ80
6で紙葉類送り手段駆動モータ401を駆動する。ステ
ップ805で紙葉類送り手段駆動モータ401が停止
後、所定時間T2経過していない場合には、ステップ8
01に戻る。
【0067】次にステップ806で紙葉類送り手段駆動
モータ401が駆動された後、紙葉類送り手段駆動モー
タ401を停止する動作について以下に示す。
【0068】ステップ807で第1検出レバーセンサ3
02がON、かつ、第2検出レバーセンサ303がOF
Fかどうかを検出する。第1検出レバーセンサ302が
ON、かつ、第2検出レバーセンサ303がOFFの場
合には、ステップ808で停止状態フラグがOFF、か
つ、紙葉類送り手段駆動モータ401を起動後、紙葉類
送り手段駆動モータ401の駆動時間がT1以上経過し
たかどうかを検出する。
【0069】ステップ807で第1検出レバーセンサ3
02がON、かつ、第2検出レバーセンサ303がOF
Fでない場合には、ステップ812で第1検出レバーセ
ンサ302がON、かつ、第2検出レバーセンサ303
がONかどうかを検出する。第1検出レバーセンサ30
2がON、かつ、第2検出レバーセンサ303がONで
ない場合には、第1検出レバーセンサ302がOFF、
かつ、第2検出レバーセンサ303がOFFの場合であ
り、書状吸着面に書状が到達していないので、ステップ
806に戻り、紙葉類送り手段駆動モータ401の駆動
状態を保つ。なお、第1検出レバーセンサ302がOF
F、第2検出レバーセンサ303がONの状態はセンサ
の設置状況からありえない。もし、このような状態があ
れば、センサ異常であり、エラーとして書状分離装置を
停止することとしている。
【0070】ステップ808で停止状態フラグがON、
または、紙葉類送り手段駆動モータ401の駆動時間が
T1未満の場合にはステップ806に戻り、紙葉類送り
手段駆動モータ401の駆動状態を保つ。
【0071】ステップ808で停止状態フラグがOF
F、かつ、紙葉類送り手段駆動モータ401の駆動時間
がT1以上の場合には、ステップ809で紙葉類送り手
段駆動モータ401を停止する。そして、ステップ81
0で停止状態フラグをONにし、ステップ811に移
る。
【0072】ステップ812で第1検出レバーセンサ3
02がON、かつ、第2検出レバーセンサ303がON
の場合には、ステップ813で紙葉類送り手段駆動モー
タ401の駆動時間がT3以上か検出する。駆動時間が
T3以上の場合には、ステップ814で紙葉類送り手段
駆動モータ401を停止する。そして、ステップ815
で停止状態フラグをOFFにし、ステップ811で紙葉
類送り手段駆動モータ401の駆動時間を積算するタイ
マである駆動時間積算タイマをリセットする。そして、
ステップ801に戻り、紙葉類送り手段駆動モータ40
1の起動待ちとなる。
【0073】ステップ813で紙葉類送り手段駆動モー
タ401の駆動時間がT3未満の場合には、ステップ8
16でモータの駆動時間を駆動時間積算タイマに積算す
る。そしてステップ817で駆動時間積算タイマがT3
以上であるか判定する。駆動時間積算タイマがT3以上
の場合には、ステップ818で駆動時間積算タイマに記
憶された積算時間分、紙葉類送り手段駆動モータ401
を駆動し、停止させる。そして、ステップ819で停止
状態フラグをOFFにした後、ステップ820で駆動時
間積算タイマをリセットし、ステップ801に戻る。
【0074】ステップ817で駆動時間積算タイマがT
3未満の場合には、ステップ821で紙葉類送り手段駆
動モータ401を停止し、ステップ822で停止状態フ
ラグをOFFした後、ステップ801に戻る。
【0075】図9に示すように紙葉類送り手段駆動モー
タ401の駆動時間が短く、所定の設定速度vまで到達
しない場合は、フォーク207および送りベルト208
A、208Bが移動する距離が少なく、第1検出レバー
センサ302の検出位置L1で紙葉類送り手段駆動モー
タ401の停止命令を出すと、書状が書状吸着面に到達
しない場合が生じる。そのため、ステップ808におい
て紙葉類送り手段駆動モータ401の駆動時間がある所
定時間T1より短い場合には、第2検出レバーセンサ3
03の検出位置L2に書状が到達したとき停止命令を出
すことにしている。この時間T1は、紙葉類送り手段駆
動モータ401が所定の設定速度vに到達する駆動時間
より長くすることとしている。
【0076】また、ステップ809で紙葉類送り手段駆
動モータ401を停止後、書状が積載台201に引っ掛
かっていたりして、所定時間T2経過しても第2検出レ
バーセンサ303がONにならない場合がある。この場
合は紙葉類送り手段駆動モータ401を再起動し、第2
検出レバーセンサ303がONになるまで紙葉類送り手
段駆動モータ401を駆動することとしている。これに
より、第1検出レバーセンサ302と第2検出レバーセ
ンサ303の検出位置の間に書状がいつまでも滞留し、
書状が繰り出せないことによる処理能力の低下を防ぐこ
とができる。
【0077】この時間T2は、紙葉類分離装置で取り扱
う最も重い書状をチャンバ203で吸引するのに必要な
時間より大きくしている。時間T2がこれより短い場
合、紙葉類送り手段駆動モータ401を再起動する場合
が多くなる。これは、書状が検出位置L2に到達した時
にフォーク207と送りベルト208A、208Bを停
止する回数が多くなることであり、書状を書状吸着面に
押し付け、重送が発生する可能性が高くなるので、可能
な限り時間T2を大きくしたほうがよい。
【0078】もしステップ805でYESと判定される
場合が多いときには、書状区分機100の表示手段にそ
の旨を表示し、操作者に知らせることにしている。これ
により、操作者は速やかに書状吸着面近傍および紙葉類
到達検出手段206の点検を行うことができる。
【0079】また、紙葉類送り手段駆動モータ401の
駆動命令時間が数msと短い場合、紙葉類送り手段駆動モ
ータ401が動かない場合がある。このようなときは、
フォーク207と送りベルト208A、208Bが動か
ないので、チャンバ203の吸引力のみで書状を書状吸
着面に吸い付け、書状を繰り出していることが多い。こ
の場合、徐々に積載台201上の先頭書状と書状吸着面
間に隙間が空き、書状をチャンバ203で吸引できなく
なった時、紙葉類送り手段駆動モータ401を駆動する
ようになる。このように書状と書状吸着面間の隙間の空
き過ぎは、書状の書状吸着面への吸着遅れとなり処理能
力低下になるので好ましくない。
【0080】よって、紙葉類送り手段駆動モータ401
の駆動命令時間が連続して所定時間T3より短いときに
は、その駆動時間を積算し、その積算した駆動時間が所
定時間T3以上になったとき、第1検出レバーセンサ3
02および第2検出レバーセンサ303の状態に関係無
く、積算時間分、紙葉類送り手段駆動モータ401を駆
動することにしている。これにより、書状と書状吸着面
の間の隙間の空き過ぎを防げるので処理能力の向上が図
れる。なお、駆動時間が連続してT3未満にならない場
合には、本処理は行わないこととしている。また、この
時間T3は、フォーク207と送りベルト208A、2
08Bが動き出す駆動指令時間より小さく設定すること
にしている。
【0081】上記した実施例では、紙葉類到達検出手段
206の先頭書状と書状吸着面間の隙間の検出点を2点
として、第1検出レバーセンサ302と第2検出レバー
センサ303を設置しているが、同様の効果が得られれ
ば3点以上を検出しても構わない。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、側部送り
手段や底部送り手段で紙葉類を繰り出し手段に押し付け
すぎず、さらに紙葉類と繰り出し手段に余分な隙間が空
かないように、一定の密度で側部送り手段と底部送り手
段を駆動することができる。これにより、紙葉類分離装
置の処理能力の低下や重送の発生を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙葉類分離装置を用いた書状区分機の概略を示
した図。
【図2】紙葉類分離装置の一実施例としての書状分離装
置の概略を示した図。
【図3】図2に示す装置の側面図。
【図4】紙葉類到達検出手段の概略を示した図。
【図5】紙葉類送り手段駆動モータの立ち上げ・立ち下
げ特性の概略を示した図。
【図6】フォークと送りベルトの制御回路の構成を示す
ブロック図。
【図7】フォークと送りベルトを駆動する制御回路の動
作を説明するためのフローチャート。
【図8】フォークと送りベルトを駆動する制御回路の動
作を説明するためのフローチャート。
【図9】紙葉類送り手段駆動モータの立ち上げ・立ち下
げ特性の概略を示した図。
【符号の説明】
100…書状区分機、101…書状、102…分離装
置、103…搬送路、104…読み取り部、105…印
刷部、106…集積部、107…制御部、201…積載
台、202…繰り出しベルト、203…チャンバ、20
4…分離ローラ、205A、205B…吹き出しノズ
ル、206…紙葉類到達検出手段、207…フォーク、
208A、208B…送りベルト、209…補助ガイ
ド、210…噛み込みローラ、211…書状通過検出セ
ンサ、212…フレーム、213…繰り出しベルトの吸
着穴、301…検出レバー、302…第1検出レバーセ
ンサ、303…第2検出レバーセンサ、304…ばね、
305…支持軸、306…ばね取付軸、307…ストッ
パ、401…紙葉類送り手段駆動モータ、402…紙葉
類送り手段駆動制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 透 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 Fターム(参考) 3F049 AA10 CA01 DA04 DA12 LA12 LB05 3F343 FA15 FA17 FB11 GA04 GD04 HA12 HA31 HD02 HD15 HE27 JB05 JB24 JB27 KB03 KB05 KB17 LA03 LA13 LC05 LD07 LD10 MA03 MA14 MA36 MB03 MB14 MC06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】束状の紙葉類を積載するための積載手段
    と、前記積載手段上の束状の紙葉類の最前の紙葉類を繰
    り出すための繰り出し手段と、前記積載手段上の束状の
    紙葉類を側面から支え前記繰り出し手段方向に搬送する
    側部送り手段と、前記積載手段に積載された紙葉類の下
    端を前記繰り出し手段方向に搬送する底部送り手段と、
    前記積載手段上の最前の紙葉類と前記繰り出し手段間の
    隙間を検出する紙葉類到達検出手段と、前記紙葉類到達
    検出手段の検出信号をもとに前記側部送り手段および前
    記底部送り手段の駆動を制御する紙葉類送り手段駆動制
    御部とを有する紙葉類分離装置において、前記紙葉類到
    達検出手段は、前記積載手段上の最前の紙葉類と前記繰
    り出し手段間の隙間を少なくとも2点以上検出でき、そ
    の隙間に応じて前記側部送り手段および前記底部送り手
    段の駆動を制御することを特徴とする紙葉類分離装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載の紙葉類分離装置におい
    て、前記紙葉類到達検出手段が前記積載手段上の最前の
    紙葉類と前記繰り出し手段間の隙間を2点検出でき、前
    記繰り出し手段から離れた検出位置を第1検出位置と
    し、前記繰り出し手段に近い検出位置を第2検出位置と
    したとき、前記第1検出位置に紙葉類が到達し、かつ前
    記側部送り手段および前記底部送り手段の駆動時間があ
    る所定時間以上の場合、前記側部送り手段および前記底
    部送り手段の駆動を停止することにしたことを特徴とす
    る紙葉類分離装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1、2記載の紙葉類分離装置に
    おいて、前記側部送り手段および前記底部送り手段の駆
    動時間がある所定時間より短い場合には、前記第1検出
    位置に紙葉類が到達した場合であっても、前記側部送り
    手段および前記底部送り手段を停止せず、紙葉類が前記
    第2検出位置に到達したとき、前記側部送り手段および
    前記底部送り手段を停止することにしたことを特徴とす
    る紙葉類分離装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1、2、3記載の紙葉類分離装
    置において、紙葉類が前記第1検出位置に到達し、前記
    側部送り手段および前記底部送り手段を一度停止した
    が、ある所定の時間経過しても紙葉類が前記第2検出位
    置に到達しなかった場合には、前記側部送り手段および
    前記底部送り手段を再起動することを特徴とする紙葉類
    分離装置。
  5. 【請求項5】前記請求項1、2、3、4記載の紙葉類分
    離装置において、前記側部送り手段および前記底部送り
    手段が停止後、紙葉類が1度前記第2検出位置に到達し
    た後、前記第2検出位置で紙葉類の到達を検出しなくな
    った場合には、前記側部送り手段および前記底部送り手
    段を起動することを特徴とする紙葉類分離装置。
  6. 【請求項6】前記請求項1、2、3、4、5記載の紙葉
    類分離装置において、前記側部送り手段および前記底部
    送り手段の駆動時間が連続してある所定時間より短かっ
    た場合には、その駆動時間を積算し、この積算時間があ
    る所定時間を超えた場合には、この積算時間分、前記側
    部送り手段および前記底部送り手段を駆動することを特
    徴とする紙葉類分離装置。
JP2001037853A 2001-02-15 2001-02-15 紙葉類分離装置 Pending JP2002240972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037853A JP2002240972A (ja) 2001-02-15 2001-02-15 紙葉類分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037853A JP2002240972A (ja) 2001-02-15 2001-02-15 紙葉類分離装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002240972A true JP2002240972A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18900922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001037853A Pending JP2002240972A (ja) 2001-02-15 2001-02-15 紙葉類分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002240972A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251847A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Nec Corp 紙葉類分離機構およびこれを備えた紙葉類搬送装置
JP2018158786A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 日本電気株式会社 書類状荷物搬送装置、書類状荷物搬送装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251847A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Nec Corp 紙葉類分離機構およびこれを備えた紙葉類搬送装置
JP2018158786A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 日本電気株式会社 書類状荷物搬送装置、書類状荷物搬送装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20030091783A (ko) 시트 취출 장치
JP2007533569A (ja) フラットな発送物を静止位置で発送物スタックから個別化するための装置
US10399803B2 (en) Feeding device, image forming system, and conveyed medium inspection system
US20100038840A1 (en) Sheet take-out apparatus
JP2011184179A (ja) 給紙装置、画像形成装置
JP2008308303A (ja) 給紙装置
JP2002240972A (ja) 紙葉類分離装置
JP2005179056A (ja) 給紙装置及びその給紙方法
JP3586608B2 (ja) 紙葉類の供給装置および供給方法
JPH11100138A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP3706277B2 (ja) 給紙装置
CN112441439B (zh) 纸张搬送机构以及图像形成装置
JP3525621B2 (ja) 紙葉類分離装置
JP3531525B2 (ja) 紙葉類分離装置
JP3632405B2 (ja) 紙葉類分離装置
JP3716103B2 (ja) 紙葉類分離装置
JPH1179422A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置
JP3058237B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP3081473B2 (ja) 紙葉類分離装置
JP4777550B2 (ja) ラベル供給装置及びラベル装着装置
JP6615261B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP2000296929A (ja) 紙葉類分離装置
JPH10310272A (ja) 紙葉類分離装置
JP3613048B2 (ja) 紙葉類分離装置
JPH10329980A (ja) 紙葉類供給装置および紙葉類区分装置