JPH1179422A - シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置

Info

Publication number
JPH1179422A
JPH1179422A JP23631897A JP23631897A JPH1179422A JP H1179422 A JPH1179422 A JP H1179422A JP 23631897 A JP23631897 A JP 23631897A JP 23631897 A JP23631897 A JP 23631897A JP H1179422 A JPH1179422 A JP H1179422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
height
document
conveying
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23631897A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Koyanagi
小柳  倫明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP23631897A priority Critical patent/JPH1179422A/ja
Publication of JPH1179422A publication Critical patent/JPH1179422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート給送時の重送防止して安定したシート
給送を行うことのできるシート給送装置及び画像読取装
置を提供する。 【解決手段】 高さ検知手段は、上昇してくる収納部材
12に収納されたシート1と係合しながら上方回動する
高さ検知部材11の回動角度に基づき、シート1が真空
吸引給紙手段2による真空吸引可能な高さに到達したこ
とを検知する。また、制御手段は駆動手段を制御し、シ
ート1の給送を開始する際、高さ検知部材11を、まず
収納部材12の移動軌跡から外れた第1の位置からシー
ト1との係合が可能な第2の位置に移動させた後、高さ
検知手段からの検知信号に基づき収納部材12の上方
の、シート1との係合が不能な第3の位置に移動させ
る。そして、シート1が所定距離搬送された後、第2の
位置に戻すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ等の画像形成装置に配置されてシートを画像形成装
置本体に給送するシート給送装置に関し、詳しくは、シ
ートを吸着して給送するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ等の画像形
成装置において、画像形成のため積載された原稿束を迅
速にプラテンに給送して画像読取りを行う際、原稿を損
傷する危険を排除すると共にジャムや原稿の重送による
装置の停止を最小限になすために誤動作を生じないよう
にしなければならなかった。そして、最大の問題が生ず
るのは個々の原稿を積載された原稿束を分離する際に生
ずる。
【0003】ここで、従来、原稿束の分離は、例えばロ
ーラーやベルトによる摩擦により行うようにしていた
が、このような分離ローラーやベルトによる摩擦分離で
は確実な分離給送は行われるがローラーが原稿の画像面
を擦って汚したり、ベルトによる摩擦分離により原稿の
コバが汚れたりして原稿に損傷を与えるということが起
こった。
【0004】そこで、原稿給送作業で損傷を生じないで
原稿の分離を確実に行うために、例えば図11に示すよ
うに真空吸引給紙手段2と、原稿束の給紙下流端部に向
けて空気を噴射し、最上位の原稿1aを分離するための
気体噴射手段14とによって原稿を給送する原稿上分離
給紙が利用されている。
【0005】ところで、このようなシート給送装置にお
いては、原稿1の搬送方向上流側端部の後端規制部10
に高さ検知部材である高さ検知レバー11を設け、この
高さ検知レバー11の回動角度に基づいて原稿(シー
ト)を積載収納する収納部材である原稿収納トレー12
を上下動させて原稿面を真空吸引給紙手段2に対して適
当な高さに位置させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシート給送装置においては、高さ検知レバー
11の重みにより最上位の原稿1aとその下の2枚目以
降の原稿との間の摩擦力が大きくなり、最上位の原稿1
aを給紙するときに分離できず、最上位の原稿1aの下
の第2枚目1bをも給送し、重送が生じるという問題点
がある。
【0007】又、上位の原稿が給紙される時に次の原稿
が連れ出され原稿先端位置がばらつき、このばらつきに
より給紙タイミングにばらつきが生じ、小紙間制御の妨
げとなった。
【0008】そこで、本発明は、このような従来の問題
点を解決するためになされたものであり、シート給送時
の重送防止して安定したシート給送を行うことのできる
シート給送装置及び画像読取装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを積載
収納すると共に上昇及び下降が可能な収納部材と、前記
収納部材の上方に配置され、上昇してきた該収納部材に
収納された最上位のシートを真空吸引して給紙方向に搬
送する真空吸引給紙手段と、前記真空吸引給紙手段の下
流に設けられ、該真空吸引給紙手段により搬送されてき
た最上位シートを給紙方向に搬送する搬送手段と、前記
上昇してきた収納部材のシートと係合しながら上方回動
する高さ検知部材と、前記高さ検知部材の回動角度に基
づき前記収納部材上のシートが前記真空吸引給紙手段に
よる真空吸引可能な高さに到達したことを検知する高さ
検知手段と、前記高さ検知部材を、前記収納部材の移動
軌跡から外れた第1の位置と、前記シートとの係合が可
能な第2の位置と、前記収納部材の上方の前記シートと
の係合が不能な第3の位置とに選択的に移動させる駆動
手段と、前記シートの給送を開始する際、前記高さ検知
部材を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させる
一方、前記高さ検知手段からの検知信号に基づき前記高
さ検知部材を前記第2の位置から前記第3の位置に移動
させ、前記シートが所定距離搬送された後、前記第2の
位置に戻すよう前記駆動手段を制御する制御手段と、を
有することを特徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記所定距離は、前記第3
の位置から前記第2の位置に戻った際、前記高さ検知部
材が前記最上位のシートに接することのない距離である
ことを特徴とするものである。
【0011】また本発明は、前記搬送手段と真空吸引給
紙手段との間に搬送シート検知手段を設け、前記制御手
段は、前記搬送シート検知手段からの検知信号に応じて
前記高さ検知部材を前記第3の位置から第2の位置に戻
すよう前記駆動手段を制御することを特徴とするもので
ある。
【0012】また本発明は、前記搬送シート検知手段
を、前記収納されたシートの先端からの距離が前記所定
距離より長くなる位置に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0013】また本発明は、前記搬送手段を、前記収納
されたシートの先端からの距離が前記所定距離より長く
なる位置に設けたことを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記所定距離が前記搬送シ
ート検知手段と収納されたシートの先端からの距離より
長い場合、前記制御手段は、前記搬送シート検知手段か
らの検知信号が入力された後、前記所定距離との距離の
差分だけ遅らせて前記高さ検知部材を第2の位置に戻す
よう前記駆動手段を制御することを特徴とするものであ
る。
【0015】また本発明は、前記高さ検知部材は、該高
さ検知部材を回転駆動する前記駆動手段の駆動軸に設け
られたコマに係合して回転すると共に、前記コマとの作
用点に所定量の隙間が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0016】また本発明は、シート給送装置と、該シー
ト給送装置から送り出されたシートの画像を読み取る読
み取り手段と、を有する画像読取装置において、前記シ
ート給送装置は、前記請求項1乃至7のいずれかに記載
のものであることを特徴とするものである。
【0017】また本発明のように、高さ検知手段は、上
昇してくる収納部材に収納されたシートと係合しながら
上方回動する高さ検知部材の回動角度に基づき、シート
が真空吸引給紙手段による真空吸引可能な高さに到達し
たことを検知する。また、制御手段は駆動手段を制御
し、シートの給送を開始する際、高さ検知部材を、まず
収納部材の移動軌跡から外れた第1の位置からシートと
の係合が可能な第2の位置に移動させた後、高さ検知手
段からの検知信号に基づき収納部材の上方の、シートと
の係合が不能な第3の位置に移動させる。そして、シー
トが所定距離搬送された後、第2の位置に戻すようにす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
シート給送装置を備えた画像読取装置の概略図である。
なお、同図において、図11と同一符号は、同一又は相
当部分を示している。
【0020】同図において、1Aは画像読取装置、1B
はシート給送装置であり、シート給送装置1Bの収納ト
レー12上に積載された、紙や合成樹脂などによる画像
情報を記録したシート状原稿(以下、原稿と言う)1
は、真空吸引給紙手段2と搬送ローラー30によって搬
送され、この後画像読取装置本体(以下本体という)1
A1の内部に設けられた搬送パス3を通り、固定された
露光部4を通過する。
【0021】このとき、固定されたスキャナー5の光学
系によって原稿1の画像読み取りが行われ、読み取りが
行われた後の原稿1はローラー31により矢印に示す方
向へ搬送され、原稿排出トレー7に排出される。
【0022】なお、図1の矢印で示す原稿の流れは、原
稿1の片面に記録された画像情報を読み取る場合を示し
ている。また、図2は、原稿1の両面に記録された画像
情報を読み取る場合を示しており、同図の矢印は原稿1
の流れを示している。ここで、原稿1の両面画像を読み
取る場合には、上述したように第1面が露光部4を通過
した原稿1は本体21aの内部で、両面反転と排出とを
切り換える切り変え手段6により反転され、第2面が再
び露光部4を通過することによって原稿1の表裏面の画
像情報が読み取られ、この後、原稿排出トレー7上に排
出される。
【0023】さらに、図3はブックモードの読み取りを
示すものであり、ブックモードの場合の読み取りは圧板
部8上に固定された原稿を、光学系5の移動により行う
ようにしている。
【0024】ところで、真空吸引給紙手段2は、図4に
示すように原稿1を吸引するための複数の吸引開口21
aと吸引手段(不図示)とを有した吸引ダクト21と、
この吸引ダクト21の両側に設けられた一対のプーリー
22に張設されると共に、原稿を吸着するための多数の
穴(不図示)が形成された無端ベルト23と、プーリー
22を回転駆動して無端ベルト23を駆動する後述する
図5に示す駆動手段27とを備えている。
【0025】さらに、真空吸引給紙手段2は、吸引ダク
ト内部の吸引開口21a付近に設けられ、原稿1の吸着
を検知する吸着検知手段9を備えている。なお、本実施
の形態においては、この吸着検知手段9として、フォト
センサーを用いている。また、同図において、17は真
空吸引給紙手段2と、搬送ローラー30との間に配設さ
れた搬送シート検知手段である搬送原稿検知センサーで
ある。
【0026】一方、シート給送装置1Bの所定の位置に
は、図5に示す制御手段である制御装置25が設けられ
ている。ここで、この制御装置25は、原稿収納トレー
12に設けられ、原稿収納トレー12に原稿1がセット
されたことを検知する原稿検知手段26からの原稿検知
信号及び操作部(不図示)に設けられたスイッチSWか
らの画像読み取り開始信号が入力されるようになってお
り、これらの信号に基づいて収納トレー12を真空吸引
給紙手段2に近づけるよう収納トレー12を上昇及び下
降させる移動手段であるモーター13(図4参照)を正
回転させるようにしている。
【0027】さらに、この制御装置25は、図1に示す
高さ検知レバー11の角度により原稿面が所定の高さに
到達したことを検知する、例えばフォトセンサーにて構
成される高さ検知手段である高さ検知センサー28から
原稿高さ検知信号が入力されると、真空吸引給紙手段2
の吸引動作を開始すると共に、分離ノズル14(図4参
照)による分離エア噴射動作を開始するようにしてい
る。
【0028】なお、この高さ検知レバー11は図6に示
すように、例えばステッピングモーターにて構成される
駆動手段であるレバーモーター20に直結した駆動軸2
2に設けられたコマ22aによって回転して収納トレイ
12上にセットされるようになっている。そして、高さ
検知センサー28は収納トレイ12上にセットされた
後、原稿給送の際、上昇する収納トレイ12上の原稿に
係合して回動する高さ検知レバー11の回動角度を検知
することにより、原稿高さを検知するようになってい
る。
【0029】ここで、無端ベルト23に原稿1aが吸着
されると、吸着検知手段9から検知信号が入力されるよ
うになっており、この検知信号が所定時間入力されると
制御装置25はモーター13を停止し、さらにこの後モ
ーター13を逆回転させて収納トレー12を降下させる
ようにしている。そして、収納トレー12が降下し、こ
の降下量が所定量となると、今度は分離ノズル14によ
る捌き効果により、吸着されている最上位の原稿1a以
外の原稿1が確実に分離される。
【0030】一方、このように最上位の原稿1aが吸着
されると、駆動手段27により原稿1を吸着している無
端ベルト23を駆動するようにしており、これにより搬
送ローラー30に向けて原稿1aを搬送するようにして
いる。さらに、この後、給紙された原稿が搬送ローラー
30にかかったところで真空吸引給紙手段2の吸引とベ
ルトの駆動を停止し、原稿1aを搬送ローラー30によ
って搬送するようにする。
【0031】ところで、制御装置25は、この原稿1a
の分離搬送動作において、レバーモーター20を制御し
て高さ検知レバー11を次のように動作させている。
【0032】即ち、原稿1の画像読み取りがスタートさ
れると、収納トレイ12の上昇と同時にレバーモーター
20を駆動し、このレバーモーター20に直結された駆
動軸22を回転させ、それまでの図7の(a)に示す収
納トレイ12の移動軌跡から外れた第1の位置であるホ
ーム位置にあった高さ検知レバー11を同図の(b)、
(c)に示すように収納トレイ12方向に回転させる。
【0033】この後、駆動軸22が所定の位置になった
ときにレバーモーター20の駆動を停止し、高さ検知レ
バー11を同図の(d)に示すように原稿との係合が可
能な第2の位置にセットする。ここで、駆動軸22のコ
マ22aと高さ検知レバー11の作用点には、例えば
(a)及び(d)に示すように隙間があり、この隙間に
より所定の位置に止まった駆動軸22に対して高さ検知
レバー11がフリーになる。
【0034】そして、このように検知レバー11がフリ
ーになることにより、高さ検知レバー11は、収納トレ
イ12の原稿と係合しながら上方回動することができ、
さらにこの回動角度に基づき高さ検知センサー28は原
稿高さを検知できるようになる。
【0035】一方、高さ検知センサー28から検知信号
が入力されると、レバーモーター20を逆回転させ、高
さ検知レバー11を(e)に示すように逆方向に所定量
回転させて原稿との係合が不能な第3の位置まで退避さ
せた後、真空吸引給紙手段2による給紙を開始する。そ
してこの後、原稿先端が原稿検知センサー17によって
検知された時、レバーモーター20を正回転させ、高さ
検知レバー11を同図の(f)に示すように収納トレイ
12上に再びセットする。
【0036】ここで、本実施の形態においては、図8に
示す高さ検知レバー検知位置から後端規制板10までの
距離aと、原稿収納トレイ12の給紙下流の原稿先端突
き当て位置16から搬送下流の搬送原稿検知センサー1
7までの距離bとが等しくなるように構成している。
【0037】これにより、原稿先端が搬送原稿検知セン
サー17によって検知された時、高さ検知レバー11を
図7の(e)に示す退避位置から(f)に示す検知位置
に戻すようにすれば、高さ検知レバー11が戻ったとき
先行原稿の後端にはかからないようになり、重送の発生
を防ぐことができる。
【0038】そして、このようにして給紙を続け、給紙
が終了するとレバーモーター20を回転させ、高さ検知
レバー11を(a)に示すホーム位置に戻す。なお、こ
のように給紙が終了した後、高さ検知レバー11をホー
ム位置に戻すことにより、再度原稿をセットする時の原
稿操作性の向上をはかることができる。
【0039】次に、このように構成されたシート給送装
置の原稿給送動作について説明する。
【0040】原稿収納トレイ12に原稿1がセットされ
ると、制御装置25は原稿収納トレイ12に設けられた
原稿検知手段によってこれを検知する。これと同時に後
端規制板10を原稿1の後端に合わせることにより制御
装置25は、原稿1の搬送方向の長さを識別する。
【0041】次に、スイッチSWが操作されると、原稿
1の画像読み取りをスタートさせ、これに伴って高さ検
知レバー11をホーム位置から収納トレイ部12側に回
転させる(図7の(a)及び(d)参照)と共に、モー
ター13により収納トレイ12を真空吸引給紙手段2に
近付ける。この後、高さ検知レバー11の角度により高
さ検知センサ21が、原稿面が適当な高さに位置したこ
とを検知すると、真空吸引給紙手段2による吸引を開始
する。
【0042】また、原稿が給紙位置に近づくと原稿1の
先端部に向けて分離ノズル14により分離エアを噴出
し、この分離エアにより原稿1の最上位の原稿1aを分
離し、真空吸引給紙手段2に吸着される。なお、高さ検
知レバー11は高さ検知後、所定量回転して原稿より上
方に退避し(図7の(e)参照)、この後真空吸引給紙
手段2によって給紙が開始される。
【0043】そして、搬送された原稿の先端が原稿検知
センサー17によって検知された時、高さ検知レバー1
1を退避位置から検知位置に戻し(図7の(f)参
照)、次の高さ検知に備える。なお、このように検知位
置に戻ったとき、高さ検知レバー11は先行原稿の後端
にはかからないため、重送は防止される。
【0044】ところで、このように最上位の原稿1aを
給送した後、次の原稿1を給送するが、この次の原稿1
をいつ給紙するかは原稿1の搬送方向の長さによって決
まる。そして、この原稿の搬送方向の長さは、原稿収納
トレー12に原稿1を載置する際、後端規制部10を移
動させて原稿1の後端を後端規制部10に合わせるが、
この時、後端規制部10から出力される、この移動量に
応じた原稿1の搬送方向の長さを識別するための信号に
基づき制御装置23が判断する。
【0045】なお、本実施の形態においては、前に給紙
した原稿の後端が真空給紙手段2の吸引開口21aを抜
けるタイミングで真空吸引給紙手段2の吸引を開始する
ようにしている。
【0046】そして、このようなタイミングで、引き続
き原稿給紙を行った後、原稿収納トレー12に原稿1が
無くなり、原稿検知手段26からの検知信号入力がなく
なると、原稿給紙を終了するようにしている。そして、
この原稿給紙終了に伴い、原稿収納トレイ12を所定位
置まで下げるとともに原稿高さ検知レバー11をホーム
位置(図7の(a)参照)へ戻す。
【0047】ところで、図9は本実施の形態におけるモ
ーター13、レバーモーター20、高さ検知センサー2
8、真空吸引給紙手段2及び搬送原稿検知センサー17
の動作のタイミングチャートである。
【0048】なお、高さ検知レバー検知位置から後端規
制板10までの距離aが原稿先端突き当て位置16から
搬送下流の搬送原稿検知センサー17までの距離bより
長い場合、搬送原稿検知センサー17で原稿先端を検知
し、b−aの距離をソフト的にカウントし、高さ検知レ
バー11を退避位置から検知位置に戻すまでのタイミン
グをとるようにすることができる。
【0049】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0050】図10は、本実施の形態に係るシート給送
装置の構成を説明する図であり、図3と同一符号は、同
一又は相当部分を示している。
【0051】同図において、cは原稿収納トレイ12の
給紙下流の原稿先端突き当て位置16から搬送ローラ3
0までの距離であり、この距離cは高さ検知レバー検知
位置から後端規制10までの距離aと等しくなってい
る。
【0052】次に、このような構成のシート給送装置の
給紙動作を説明する。
【0053】原稿1の画像読み取りがスタートされる
と、制御装置25は、収納トレイ12を真空吸引給紙手
段2に近付ける一方、高さ検知レバー11を収納トレイ
部12側に回転させる。この後、高さ検知レバー11の
回動角度に基づき、原稿最上面が原稿面が適当な高さに
位置したことを検知すると、真空吸引給紙手段2の吸引
を開始すると共に、原稿1の先端部に向けて分離ノズル
14により分離エアを噴出させて原稿1の最上位の原稿
を分離させ、真空吸引給紙手段2に吸着させる。
【0054】そして、高さを検知した後、高さ検知レバ
ー11を、原稿より上方に退避させし、真空吸引給紙手
段2による給紙を開始する。次に、真空吸引給紙手段2
によって所定量原稿を搬送ローラ30にかかるところま
で送ったところで真空吸引給紙手段2の吸引とベルトの
駆動をOFFにして搬送ローラ30によって原稿1を搬
送する。
【0055】なお、原稿が搬送ローラ30にかかった際
に、高さ検知レバー11を退避位置から検知位置に戻
し、次の高さ検知に備える。ここで、このように原稿が
搬送ローラ30にかかった際に、高さ検知レバー11を
戻すことにより、高さ検知レバー11が搬送原稿の後端
にはかからないようにすることができ、原稿の重送を防
ぐことができる。
【0056】なお、真空吸引給紙手段2の送り量は搬送
ローラ30の近くに原稿検知センサー17を設けること
によって原稿が搬送ローラ30にかかるだけ送ったこと
を計ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
さ検知部材を、シートが搬送される前にシートとの係合
が不能な位置に移動させ、シートが所定距離搬送された
後、収納部材上に戻すことにより、搬送シートの後端に
高さ検知部材がかからないようにすることができる。こ
れにより、原稿の重送を防止することができると共に適
正な紙間を確保することができ、安定したシートの給送
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装
置を備えた画像読取装置の概略図。
【図2】上記画像読取装置において原稿の両面に記録さ
れた画像情報を読み取る場合を示す図。
【図3】上記画像読取装置においてブックモードにおけ
る読み取りを示す図。
【図4】上記シート給送装置の構成を説明する図。
【図5】上記シート給送装置の制御装置のブロック図。
【図6】上記シート給送装置の高さ検知レバーの構造を
示す図。
【図7】上記高さ検知レバーの動作を説明する図。
【図8】上記シート給送装置における高さ検知レバー検
知位置から後端規制板までの距離と、原稿先端突き当て
位置から搬送原稿検知センサまでの距離を示す図。
【図9】本実施の形態におけるモーター、レバーモー
タ、高さ検知センサー、真空吸引給紙手段及び搬送原稿
検知センサの動作のタイミングチャート。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送
装置の構成を説明する図。
【図11】従来のシート給送装置の給送部の構成を説明
する図。
【符号の説明】
1 原稿 1a 最上位の原稿 1A 画像読取装置 1B シート給送装置 2 真空吸引給紙手段 12 収納トレー 11 高さ検知レバー 13 モーター 17 搬送原稿検知センサー 20 レバーモーター 22 駆動軸 22a コマ 25 制御装置 28 高さ検知センサー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載収納すると共に上昇及び下
    降が可能な収納部材と、 前記収納部材の上方に配置され、上昇してきた該収納部
    材に収納された最上位のシートを真空吸引して給紙方向
    に搬送する真空吸引給紙手段と、 前記真空吸引給紙手段の下流に設けられ、該真空吸引給
    紙手段により搬送されてきた最上位シートを給紙方向に
    搬送する搬送手段と、 前記上昇してきた収納部材のシートと係合しながら上方
    回動する高さ検知部材と、 前記高さ検知部材の回動角度に基づき前記収納部材上の
    シートが前記真空吸引給紙手段による真空吸引可能な高
    さに到達したことを検知する高さ検知手段と、 前記高さ検知部材を、前記収納部材の移動軌跡から外れ
    た第1の位置と、前記シートとの係合が可能な第2の位
    置と、前記収納部材の上方の前記シートとの係合が不能
    な第3の位置とに選択的に移動させる駆動手段と、 前記シートの給送を開始する際、前記高さ検知部材を前
    記第1の位置から前記第2の位置に移動させる一方、前
    記高さ検知手段からの検知信号に基づき前記高さ検知部
    材を前記第2の位置から前記第3の位置に移動させ、前
    記シートが所定距離搬送された後、前記第2の位置に戻
    すよう前記駆動手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記所定距離は、前記第3の位置から前
    記第2の位置に戻った際、前記高さ検知部材が前記最上
    位のシートに接することのない距離であることを特徴と
    する請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段と真空吸引給紙手段との間
    に搬送シート検知手段を設け、前記制御手段は、前記搬
    送シート検知手段からの検知信号に応じて前記高さ検知
    部材を前記第3の位置から第2の位置に戻すよう前記駆
    動手段を制御することを特徴とする請求項2記載のシー
    ト給送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送シート検知手段を、前記収納さ
    れたシートの先端からの距離が前記所定距離より長くな
    る位置に設けたことを特徴とする請求項3記載のシート
    給送装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段を、前記収納されたシート
    の先端からの距離が前記所定距離より長くなる位置に設
    けたことを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記所定距離が前記搬送シート検知手段
    と収納されたシートの先端からの距離より長い場合、前
    記制御手段は、前記搬送シート検知手段からの検知信号
    が入力された後、前記所定距離との距離の差分だけ遅ら
    せて前記高さ検知部材を第2の位置に戻すよう前記駆動
    手段を制御することを特徴とする請求項1記載のシート
    給送装置。
  7. 【請求項7】 前記高さ検知部材は、該高さ検知部材を
    回転駆動する前記駆動手段の駆動軸に設けられたコマに
    係合して回転すると共に、前記コマとの作用点に所定量
    の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 シート給送装置と、該シート給送装置か
    ら送り出されたシートの画像を読み取る読み取り手段
    と、を有する画像読取装置において、 前記シート給送装置は、前記請求項1乃至7のいずれか
    に記載のものであることを特徴とする画像読取装置。
JP23631897A 1997-09-01 1997-09-01 シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置 Pending JPH1179422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23631897A JPH1179422A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23631897A JPH1179422A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1179422A true JPH1179422A (ja) 1999-03-23

Family

ID=16999031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23631897A Pending JPH1179422A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1179422A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046457A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Ricoh Co Ltd 給紙装置及び画像形成装置
JP2011057370A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Ricoh Co Ltd シート搬送装置及び画像形成装置
JP2011073864A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Ricoh Co Ltd 記録媒体供給装置及び画像形成装置
JP2011162321A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Ricoh Co Ltd 給紙装置及び画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046457A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Ricoh Co Ltd 給紙装置及び画像形成装置
JP2011057370A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Ricoh Co Ltd シート搬送装置及び画像形成装置
JP2011073864A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Ricoh Co Ltd 記録媒体供給装置及び画像形成装置
JP2011162321A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Ricoh Co Ltd 給紙装置及び画像形成装置
US8814159B2 (en) 2010-02-10 2014-08-26 Ricoh Company, Limited Feeding device and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5321146B2 (ja) 原稿送り装置及び画像形成装置
JPS6364375B2 (ja)
US8465014B2 (en) Feeding device and image forming apparatus
US6834854B2 (en) Sheet supply apparatus and image forming apparatus
JPS63165239A (ja) 後部エアナイフを備えた上側真空波形シート給送装置
JPH1179422A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置
JP2008068937A (ja) シート給紙装置および画像形成システム
JPH11100138A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH11106071A (ja) シート給送装置及び画像読取装置
JPH10167504A (ja) 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2992715B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH1179441A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH1120959A (ja) シート給送装置及び画像読取装置
JP2003088185A (ja) 原稿処理装置
JP3332790B2 (ja) シート給送装置及び画像読取装置
JP3779098B2 (ja) 原稿給紙装置
JP2019177966A (ja) 給送装置、及び、画像形成装置
JP4185917B2 (ja) 画像読取装置
JP2947855B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP3544049B2 (ja) 原稿給紙装置
JP2849824B2 (ja) シート搬送装置
JP3053912B2 (ja) 自動原稿送り装置
JPH05286596A (ja) 最上部シートの給送装置
JPH11194549A (ja) 循環式原稿送り装置及びこれを備える画像形成装置
CN116767913A (zh) 介质供给装置