JP2604299Y2 - 容器の係止装置 - Google Patents

容器の係止装置

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JP2604299Y2
JP2604299Y2 JP1993027798U JP2779893U JP2604299Y2 JP 2604299 Y2 JP2604299 Y2 JP 2604299Y2 JP 1993027798 U JP1993027798 U JP 1993027798U JP 2779893 U JP2779893 U JP 2779893U JP 2604299 Y2 JP2604299 Y2 JP 2604299Y2
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container
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博匡 橋本
勉 望月
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱可塑性樹脂をブロー
成形した中空二重壁構造の容器本体および容器蓋体から
なる容器において、容器本体に対して容器蓋体を閉じた
状態に強固に保持する容器の係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】容器本体と容器蓋体からなる容器におい
て、容器本体に対して容器蓋体を閉じた状態に保持する
係止装置であって、容器本体側の可動掛止片を容器蓋体
側の受爪に掛止方向に締付けて係止する構造のものは、
例えば、実公昭54−30254号公報に示されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般に、熱可塑性樹脂
をブロー成形した中空二重壁構造の容器本体および容器
蓋体からなる容器は、その容器本体および容器蓋体は全
体として所要の強度および剛性を有しているが、容器本
体および容器蓋体を構成する外壁それ自体は薄肉であ
り、各種部材を取付けるには十分な強度を得ることがで
きないものである。ところで、実公昭54−30254
号公報に記載されている容器にあっては、容器本体壁に
可動掛止片の案内回動腕を取付ける基台を取付けている
が、中空二重壁構造の容器では、前述のように外壁の強
度が十分でないので、このような構成のものでは、特に
掛止め時に強い引き離し方向の荷重を受ける取付基台が
脱落する虞があったのである。また、この種の容器にお
いては、収納物の種類などによって特に高度の密閉状態
を要求されるものがあったり、外部からの衝撃などに対
する容器蓋体の高い閉じ状態保持が要求される場合があ
る。
【0004】そこで、本考案の技術的課題は、従来の上
記のような問題点を解消するにあり、熱可塑性樹脂から
なる中空二重壁構造の容器本体および容器蓋体とで構成
される容器であっても、可動掛止片の案内回動腕を取付
ける取付基台の取付強度を十分に保ち得るとともに容器
本体に対して閉じた状態の容器蓋体の開き側の係止状態
を強固かつ確実にし、もって、係止機能が確実でかつ強
度の大であるうえ高い閉じ状態保持を確保することがで
きる容器の係止装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】また、本考案は、容器本体と容器蓋体の合
わせ面側の外壁面に可動掛止片を沈設する凹部を形成
し、この凹部内に位置させる取付部および取付基台に
は、互いに係合する複数の係合爪を設け、取付基台を取
付部に沿わせて凹部内で横スライドさせることにより複
数の係合爪を互いに係合して取付部に取付基台を固着す
る構成としたことより、取付基台を僅かな横スライドに
より取付部に取付けることができ、凹部の遊び間隙を小
さくして、取扱性および外観性に優れた容器の係止装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するため、次のように構成した。すなわち、その第
1の構成は、熱可塑性樹脂からなる中空二重壁構造の容
器本体および容器蓋体とで構成される容器において、容
器蓋体の受爪に容器本体の可動掛止片を掛止めてその可
動操作で掛止め方向に締付けて係止する係止構造を有
し、可動掛止片を備える容器本体に、可動掛止片を支持
する案内可動腕の取付基台の取付部を一体に形成し、こ
の取付部に上記取付基台を係合して固着した構成を有し
ており、上記取付基台の案内可動腕を軸止する部分を容
器本体の合わせ面より突出させ、かつ容器蓋体の合わせ
面に上記取付基台の案内可動腕を軸止する部分が係止す
る凹部を形成してなる容器の係止装置である。
【0007】また、本考案の第2の構成は、さらに、容
器本体と容器蓋体の合わせ面側の外壁面に可動掛止片を
沈設する凹部を形成し、この凹部内に位置させる取付部
および取付基台には、互いに係合する複数の係合爪を設
け、取付基台を取付部に沿わせて凹部内で横スライドさ
せることにより複数の係合爪を互いに係合して取付部に
取付基台を固着する構成としたものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、可動掛止片を備える容器本体
に、可動掛止片を支持する案内可動腕の取付基台の取付
部を一体に形成し、この取付部に上記取付基台を係合し
て固着する構造であるから、容器本体の外壁と一体の取
付部に取付基台を高い取付強度をもって取付けられる。
また、取付基台の案内可動腕を軸止する部分を容器本体
の合わせ面より突出させ、かつ容器蓋体の合わせ面に上
記取付基台の案内可動腕を軸止する部分が係止する凹部
を形成してなるので、容器本体に対して閉じた容器蓋体
の高い閉じ保持状態が確保される。
【0009】そのうえ、本考案の第2の構成によれば、
取付部および取付基台は、互いに係合する複数の係合爪
を設けているので、取付基台は僅な横スライドで取付部
に固着される。
【0010】
【実施例】図1に示すように、本考案に係るは容器は、
容器本体1および容器蓋体2からなり、容器本体1に対
して容器蓋体2をヒンジ構造により開閉自在としたもの
であって、容器本体1および容器蓋体2の開き側には、
その合わせ面側外壁に凹部3が形成され、この凹部3内
に係止装置4が沈設されている。容器本体1および容器
蓋体2は、図3および図4に示すように、熱可塑性樹脂
をブロー成形あるいは真空成形してなる中空二重壁構造
のものである。5は吊下ベルトである。
【0011】上記係止置4は、図2ないし図4に示す
ように、容器蓋体2の外壁に形成された受爪6と容器本
体1側に備えた可動掛止片7からなるものであり、可動
掛止片7は基端側が案内回動腕8により容器本体1に支
持され、かつ先端側に掛爪6に係止する掛爪9を有して
いる。すなわち、可動掛止片7を支持する案内回動腕8
は左右一対のものであって連結板10で一体をなしてお
り、軸11により可動掛止片7の基端部に軸止され、か
つ軸12により容器本体1側の取付基台13に軸止され
ている。この取付基台13は、容器本体1の外壁に一体
形成された取付部14に係合固着されている。15は合
わせ面のパッキン、16はそれに嵌合する突部である。
【0012】容器本体1の外壁に一体形成された取付部
14およびそれに係合固着する取付基台13は、図5お
よび図6に詳細を示すように、それぞれ互いに係合する
複数の係合爪17,18を有するものであり、取付基台
13を取付部14に沿わせて凹部3内で横スライドさせ
ることにより複数の係合爪17,18を互いに係合して
取付部14に取付基台13を固着する構成となってい
る。したがって、取付基台13の係合爪17は突部を有
し、かつ取付部14の係合爪18は溝部を有していて、
取付部14に係合固着した取付基台13は、図3および
図4に示して明かなように、取付基台13を引き離す
方向の荷重を最もよく受止める係止構造で取付けられて
いる。19は取付基台13の横方向移動を止めるリベッ
トである。上記取付基台の案内可動腕8を軸止する部分
21は容器本体1の合わせ面20より突出しており、容
器蓋体2の合わせ面22には上記取付基台13の案内可
動腕8を軸止する部分21が係止する凹部23が形成さ
れている。したがって、容器本体1に対して容器蓋体2
を閉じた状態において上記部分21が上記凹部23に係
止し、そのうえで案内回動腕8が軸12の死点を越えて
可動掛止片7の掛爪9が受爪6に締め付けられるので、
容器本体1に対する容器蓋体2の高い閉じ状態保持が確
保される。
【0013】取付基台13の取付構造は、図7に示すよ
うに構成してもよい。すなわち、この実施例では、取付
基台13を容器本体1の合わせ面20から内壁の内面に
かけて係止固着した構成となっている。そして、取付基
台13は容器本体1の合わせ面20にかかる構造である
から、パッキン15に嵌合する突部16が取付基台13
に形成されている。なお、上記取付基台13は、容器本
体1の成形後嵌合するか、容器成形時に容器成形型内に
取付基台13を設置してインサート成形により取付けて
もよい。
【0014】前述のように構成された係止装置4を係止
状態にするには、可動掛止片7を図4に示す状態から図
3に示す状態に操作するが、可動掛止片7の掛爪9を受
爪6に斜めの姿勢で掛け、可動掛止片7をさらに容器本
体1側に押すことにより、案内回動腕8はその軸12の
死点を越えるので、その際に可動掛止片7の掛爪9が受
爪6に締め付けられ、かつ離脱しない状態に係止保持さ
れる。ところで、この係止過程においては、案内回動腕
8が軸12を中心として取付基台13にそれを取付部1
4から引き離す方向に荷重がかかるが、取付部14は容
器本体1と一体構造であり、しかも取付基台13が取付
部14にその荷重に抗する方向に係止されているので、
取付基台13にたとえ大荷重がかかっても、それが取付
部14から離脱する虞はない。
【0015】なお、本考案において、容器本体または容
器蓋体とは、収納部の位置、配置あるいは深さなどにか
かわりなく、可動掛止片を備える一方の容器半体を容器
本体、受爪を備える他方の容器半体を容器蓋体と称す
る。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る考案によれば、熱可塑性樹
からなる中空二重壁構造の容器本体および容器蓋体
で構成される容器であっても、可動掛止片の案内回動腕
を取付ける取付基台の取付強度を十分に保ち得るととも
に容器本体に対して閉じた状態の容器蓋体の開き側の係
止状態を強固かつ確実にし、係止機能が確実でかつ強度
の大であるうえ高い閉じ状態保持を確保することができ
容器の係止装置を得ることができる。特に、本考案に
おいて、容器本体と容器蓋体の合わせ面側の外壁面に
掛止片を沈設する凹部を形成し、この凹部内に位置さ
せる取付部および取付基台に、互いに係合する複数の係
合爪を設け、取付基台を取付部に沿わせて凹部内で横ス
ライドさせることにより複数の係合爪を互いに係合して
取付部に取付基台を固着する構成としたものでは、取付
基台を僅かな横スライドにより取付部に取付けることが
でき、凹部の遊び間隙を小さくして、取扱性および外観
性に優れた容器の係止装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る容器を一部切欠して示す全体斜視
図である。
【図2】図1の一部を拡大し、かつ一部を破断して示す
正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図3に示す部分の係止装置を外した状態を示す
断面図である。
【図5】容器本体の取付部の周辺を示す正面図である。
【図6】取付基台の平面図である。
【図7】他の実施例を示す一部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 容器蓋体 3 凹部 4 係止装置 6 受爪 7 可動掛止片 8 案内回動腕 9 掛爪 13 取付基台 14 取付部15 パッキン 16 突部 17,18 係合爪19 リベット 20 合わせ面 21 取付基台の案内可動腕を軸止する部分 22 合わせ面 23 取付基台の案内可動腕を軸止する部分が係止する
凹部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる中空二重壁構造の
    容器本体および容器蓋体とで構成される容器において、
    容器蓋体の受爪に容器本体の可動掛止片を掛止めてその
    可動操作で掛止め方向に締付けて係止する係止構造を有
    し、可動掛止片を備える容器本体に、可動掛止片を支持
    する案内可動腕の取付基台の取付部を一体に形成し、こ
    の取付部に上記取付基台を係合して固着した構成を有し
    ており、上記取付基台の案内可動腕を軸止する部分を容
    器本体の合わせ面より突出させ、かつ容器蓋体の合わせ
    面に上記取付基台の案内可動腕を軸止する部分が係止す
    る凹部を形成してなることを特徴とする容器の係止装
    置。
  2. 【請求項2】 容器本体と容器蓋体の合わせ面側の外壁
    面に可動掛止片を沈設する凹部を形成し、この凹部内に
    位置させる取付部および取付基台には、互いに係合する
    複数の係合爪を設け、取付基台を取付部に沿わせて凹部
    内で横スライドさせることにより複数の係合爪を互いに
    係合して取付部に取付基台を固着する構成としたことを
    特徴とする請求項1記載の容器の係止装置。
JP1993027798U 1993-04-30 1993-04-30 容器の係止装置 Expired - Lifetime JP2604299Y2 (ja)

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JPH0680662U JPH0680662U (ja) 1994-11-15
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