JP2604034Y2 - 作業車の直進制御装置 - Google Patents

作業車の直進制御装置

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JP2604034Y2
JP2604034Y2 JP1993000858U JP85893U JP2604034Y2 JP 2604034 Y2 JP2604034 Y2 JP 2604034Y2 JP 1993000858 U JP1993000858 U JP 1993000858U JP 85893 U JP85893 U JP 85893U JP 2604034 Y2 JP2604034 Y2 JP 2604034Y2
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泰治 水倉
悟 岡田
律子 梶岡
俊樹 平野
渉 中川
博史 川渊
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は例えば階段などを走行させ
て地下街に乗り入れ、火災などの事故発生時に救助作業
などを行うキヤビン作業車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来機体の前後傾斜に対して運転席をほ
ぼ水平に保ちながら階段等を昇降走行させる技術があつ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上のような作業車を
用いて階段部分を走行する際左右に余裕がないのでオペ
レータが操向操作を行うのは、高速で走行している時危
険である。そこで本案は階段走行時危険のない状態で直
進できる作業車をうることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本案は以上のような目的
を達成するため次のような作業車を提供するものであ
る。すなわち、傾斜地を走行可能な作業車において、機
体のローリング方向の傾斜を検出する傾斜センサを機体
に設けるとともに、該傾斜センサによる出力により機体
の走行が曲がることなく直進になるように左右のクロー
ラ速度を制御する制御装置を設けてなる作業車の直進制
御装置である。
【0005】
【作用】ローリング方向の傾斜を検出する傾斜センサに
より、その出力にて機体の走行が曲がることなく直進に
なるように左右のクローラ速度を制御する。
【0006】
【実施例】以下図面に示す実施例について説明する。先
ず従来のキヤビン揺動式作業車から説明する。図2〜図
7において、1は傾斜地走行用の作業車で2は運転席3
及び運転操作部4などを内設するキヤビン、5は走行用
の左右の前クローラ6、7及び後クローラ8、9を支持
する機体、10は前記キャビン2の後方下部のエンジン
ルームで、同エンジンルーム10内にはエンジン12及
び消火放出用の水ポンプなどを配設している。17は前
記エンジンルーム10の上部カバーを兼用する作業機据
付台、18は前記据付台17上に設置する作業機である
消火ホース装置である。前記キャビン2は機台5に前後
揺動自在に支持されるもので、前記機台5の前端に前支
点軸21を介して第1キャビン台22の前端を連結さ
せ、また該第1キャビン台22の後端に後支点軸23を
介し、第2キャビン台24の後端を連結させ、前記運転
者用のキャビン2の床面25を第2キャビン台24に固
定させ、前記機台5と第1キャビン台22の内側ほぼ中
央間に各支軸26、27を介してキャビン前傾用の第1
昇降シリンダ28を設け、また第1及び第2キャビン台
22及び24の外側ほぼ中央間に各支軸29、30を介
してキャビン後傾用の第2昇降シリンダ31を設け、各
シリンダ28、31を伸縮動作させることによつて前支
点21あるいは後支点23を中心にキャビン2を前傾あ
るいは後傾させるように構成している。
【0007】また、図6において、32は機台5のほぼ
中央部に設ける前後方向の傾斜角を検出する傾斜センサ
である。33はキャビン2の前傾を行う第1昇降シリン
ダ28に設ける後ストロークセンサ、34はキャビン2
の後傾を行う第2昇降シリンダ31に設ける前ストロー
クセンサ、35は手動スイッチであつて、これらはコン
トローラ36に接続されている。37は前記第1昇降シ
リンダ28を上下動させるソレノイドバルブ、38は第
2昇降シリンダ31を上下動させるソレノイドバルブで
ある。さてエンジン12を始動させて機体を前進させな
から傾斜面や上がり階段を上昇すると図4に示すよう
に、機台5に設ける傾斜角センサ32が上りの傾斜角度
を検出し、第1昇降シリンダ28が伸張して第1キャビ
ン台22を上昇させる。そして同第1昇降シリンダ28
に設ける後ストロークセンサ33がキャビン2の水平状
態を検出して上昇を停止させるものである。また、図5
に示すように水平路面より下り坂や下り階段を下降する
場合は、傾斜センサ32が下りの傾斜角度を検出し、こ
れによりキャビン後傾用の第2昇降シリンダ31が伸長
作動して第2キャビン台24及びキャビン2を前傾させ
る。そして第2昇降シリンダ31に設ける前ストローク
センサ34がキャビン2の水平状態を検出して下降を停
止する。図2における40は燃料タンクである。
【0008】ここで、図7を参照して走行装置としての
前後左右クローラ6、7、8、9について説明する。各
クローラ6、7、8、9は図7に示すように2ポンプ4
モータ式の4輪駆動構造で駆動可能に構成しており、エ
ンジン12に連結する2連式のタンデム形油圧ポンプP
1、P2に各クローラ6、7、8、9をそれぞれ駆動す
る油圧モータ46、48、42、43を接続している。
Pは前述した油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ
を作動させるための油圧ポンプである。更に図2に示す
ように前側左右クローラ6、7を、それぞれ進行方向に
対して前後に設けた遊動スプロケット53、54と駆動
スプロケット55、56と、その中間に取り付けた左右
トラックローラ61、62に張設すると共に、トラック
フレーム63、64のほぼ中央部に設けた枢支軸50、
49を介して回動自在に連結支持している。後側左右ク
ローラ8、9についても前側左右クローラ6、7と同様
に同後側左右クローラ8、9を遊動スプロケット57、
58と駆動スプロケット59、60とその中間に取り付
けた左右トラックローラ65、66に張設すると共に、
枢支軸44、45を介して回動自在に構成している。
【0009】又図7に示すように前側左右クローラ6、
7は横パイプ51を機台5のセンターに設けたセンター
ピン47に枢支板52を介して左右揺動自在に支持して
左右スイング可能に構成している。従来の作業車は以上
のように構成されており、階段等の凹凸の激しい場所や
軟弱地盤の路面でも容易に走行可能であり、かつ、傾斜
地を昇降する際において、油圧アクチュエータを作動さ
せてキャビン2を揺動させ、機体に対して適宜傾斜させ
ることにより、オペレータは常に水平位置を保ちながら
走行することが可能となっている。
【0010】以上のような作業車で階段部分を走行して
いる際にオペレータが操向操作を行うのは、とくに高速
で走行している時は危険である。そこで、本案ではなく
ローリング方向傾斜を検出する傾斜センサを設け、この
センサによる出力により機体の走行が曲がることなく直
進になるように左右のクローラ速度を制御するようにし
たものである。そして上昇と下降は上下方向すなわち、
ピッチング方向の傾斜センサ32を介してコントローラ
が判断するように構成する。本案では、更に本機のロー
リング方向の傾斜を検出する傾斜センサ41を図2に示
すように、キャビン2上に設ける。クローラ速度の制御
は油圧ポンプP1,P2と油圧モータ46、48、4
2、43間に油量調整装置を設けてコントローラで制御
するものである。
【0011】さて、図1に示すように67で作業車がス
タートしてから68で上昇か否かが判断され、これによ
つて69のように上昇と判断され、傾斜センサ41によ
り傾斜があるか否かがさらに判断されて70のように右
さがりの場合、左クローラを減速させて機体の走行が右
側に曲がるのを直進になるようにする。又傾斜センサ4
1により傾斜があるか否かで左さがりと判断されると、
71のように右クローラを減速させて機体の走行が左側
に曲るのを直進になるようにする。68で上昇か否かが
判断されて72のように下降と判断され、更にこの場合
において傾斜があるか否かが判断されて74に示すよう
に左さがりであると右クローラを減速させる。又右さが
りであると73で示すように左クローラを減速させる。
これにより左側に曲がり、又右側に曲がるのを直進にな
るようにする。68で示すように上昇か否か判断されて
水平の場合は75で示すように通常の運転が行われる。
以上のように走行することにより作業車は直進する。し
たがつて、階段のように左右に余裕がないときでも安全
に運転ができて安全性が向上する。
【0012】
【考案の効果】本案のものによれば、ローリング方向の
傾斜センサによる出力により機体が直進になるように左
右のクローラ速度を制御するものであるから、作業車が
傾斜走行時絶えず直進することができ、これによつてオ
ペレータの操向労力を軽減せしめることができると共
に、安全性が向上するという効果がある。とくにさがり
側を減速させ、増速するものではないから増速させるも
のに比べ安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案作業車の制御方法を示すフローチャートで
ある。
【図2】作業車の側面図である。
【図3】同要部の平面図である。
【図4】作業車の上り姿勢の説明図である。
【図5】作業車の下り姿勢の説明図である。
【図6】従来の作業車の制御方法のフローチャートを示
す。
【図7】前後クローラの模式的説明図である。
【符号の説明】
1 作業車 2 キヤビン 6 前側クローラ 7 前側クローラ 8 後側クローラ 9 後側クローラ 12 エンジン 32 上下方向の傾斜センサ 41 左右方向の傾斜センサ 42 油圧モータ 43 油圧モータ 46 油圧モータ 48 油圧モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平野 俊樹 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)考案者 中川 渉 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)考案者 川渊 博史 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−193020(JP,A) 特開 昭63−171572(JP,A) 実開 平4−125988(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/116 B60K 28/14 B62D 11/08 A62C 27/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜地を走行可能な作業車において、機体
    のローリング方向の傾斜を検出する傾斜センサを機体に
    設けるとともに、該傾斜センサによる出力により機体
    走行が曲がることなく、直進になるように左右のクロー
    ラ速度を制御する制御装置を設けてなる作業車の直進制
    御装置。
JP1993000858U 1993-01-18 1993-01-18 作業車の直進制御装置 Expired - Fee Related JP2604034Y2 (ja)

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JPH0655971U JPH0655971U (ja) 1994-08-02
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