JP2603686Y2 - 運搬車の荷台延長フレーム - Google Patents
運搬車の荷台延長フレームInfo
- Publication number
- JP2603686Y2 JP2603686Y2 JP1992000738U JP73892U JP2603686Y2 JP 2603686 Y2 JP2603686 Y2 JP 2603686Y2 JP 1992000738 U JP1992000738 U JP 1992000738U JP 73892 U JP73892 U JP 73892U JP 2603686 Y2 JP2603686 Y2 JP 2603686Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extension frame
- rear end
- frame
- carrier
- body frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運搬車の荷台を延長す
るための技術に関するものである。
るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の運搬車において、特に、クレーン
等を装着した場合には荷台がその分短くなるので、積載
面積が小さくなっていたのである。そこで、荷台を大き
くしたいのであるが、機体フレームの長さが一定である
ため、荷台を延長するためのフレームはなかったのであ
る。故に、クレーン仕様の荷台とダンプ仕様の荷台は共
用できなかったのである。
等を装着した場合には荷台がその分短くなるので、積載
面積が小さくなっていたのである。そこで、荷台を大き
くしたいのであるが、機体フレームの長さが一定である
ため、荷台を延長するためのフレームはなかったのであ
る。故に、クレーン仕様の荷台とダンプ仕様の荷台は共
用できなかったのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように荷台を大き
く出来なかった為に、作業機の消化可能な仕事量はいつ
でも一定量でそれ以上を消化することは出来ず、作業の
能率を向上させることが非常に困難だったのである。そ
こで、荷台を後方へ延長すればよいのであるが、機体フ
レームを延長することは根本的に設計変更する必要があ
り、効率が悪く、荷台だけを延長するとダンプ作業等が
できなくなるのである。よって、後付けができるような
構成が望まれていたのである。
く出来なかった為に、作業機の消化可能な仕事量はいつ
でも一定量でそれ以上を消化することは出来ず、作業の
能率を向上させることが非常に困難だったのである。そ
こで、荷台を後方へ延長すればよいのであるが、機体フ
レームを延長することは根本的に設計変更する必要があ
り、効率が悪く、荷台だけを延長するとダンプ作業等が
できなくなるのである。よって、後付けができるような
構成が望まれていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決するために次の
ように構成したものである。機体フレーム9の後端に、
荷台3の後端の枢支部3aを枢結する回動支点9bを設
けた運搬車において、該機体フレーム9の後端より後方
へ延長可能とする延長フレーム10を設け、該延長フレ
ーム10の後端部にダンプ回動支点10aを設け、該ダ
ンプ回動支点10aは、前記荷台3の後端下部に設けた
枢支部3aと合致させて枢支軸17を嵌挿し、該枢支軸
17を中心として荷台3を回動可能とし、該延長フレー
ム10は前端を開口し、内部を中空体とし、前記回動支
点9bを設けた機体フレーム9に重複して、外側に嵌合
できるように構成し、延長フレーム10を機体フレーム
9の後端外周に嵌合装着した状態で、延長フレーム10
の内部の回動支点9bと、延長フレーム10の後端のダ
ンプ回動支点10aの2つの回動支点を配置したもので
ある。
は以上の如くであり、次に該課題を解決するために次の
ように構成したものである。機体フレーム9の後端に、
荷台3の後端の枢支部3aを枢結する回動支点9bを設
けた運搬車において、該機体フレーム9の後端より後方
へ延長可能とする延長フレーム10を設け、該延長フレ
ーム10の後端部にダンプ回動支点10aを設け、該ダ
ンプ回動支点10aは、前記荷台3の後端下部に設けた
枢支部3aと合致させて枢支軸17を嵌挿し、該枢支軸
17を中心として荷台3を回動可能とし、該延長フレー
ム10は前端を開口し、内部を中空体とし、前記回動支
点9bを設けた機体フレーム9に重複して、外側に嵌合
できるように構成し、延長フレーム10を機体フレーム
9の後端外周に嵌合装着した状態で、延長フレーム10
の内部の回動支点9bと、延長フレーム10の後端のダ
ンプ回動支点10aの2つの回動支点を配置したもので
ある。
【0005】
【作用】本考案はこのように構成したので、機体フレー
ム後端に延長フレームを嵌合して固定し、該延長フレー
ム後端に荷台の後端を枢支することができ、長い荷台を
装着することが出来るようになったのである。
ム後端に延長フレームを嵌合して固定し、該延長フレー
ム後端に荷台の後端を枢支することができ、長い荷台を
装着することが出来るようになったのである。
【0006】
【実施例】本考案の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に本考案の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1は運搬車の全体側面
図、図2は本考案の延長フレームにより延長した荷台一
部側面図、図3は延長フレームの組立斜視図、図4は延
長フレームを装着した状態の斜視図である。
以上の如くであり、次に本考案の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1は運搬車の全体側面
図、図2は本考案の延長フレームにより延長した荷台一
部側面図、図3は延長フレームの組立斜視図、図4は延
長フレームを装着した状態の斜視図である。
【0007】図1にて全体構成から説明する。機体フレ
ーム9の前部に操縦席2とエンジン室15を配置し、該
機体フレーム9の後部上に荷台3を配置している。該荷
台3と操縦席2の間にクレーンDの基台16が機体フレ
ーム9上に固設されている。該基台16上にブーム14
が枢支され、該ブーム14は油圧シリンダー19にて昇
降可能とし、該ブーム14先端にはワイヤーを介してフ
ック20が係止されている。前記機体フレーム9の下部
は、クローラ式走行装置1のトラックフレーム8に固定
され、該トラックフレーム8の前端に駆動スプロケット
6・6、後端に従動輪7・7が配設され、該駆動スプロ
ケット6と従動輪7の間にクローラ4が巻回され、エン
ジンからの動力により駆動スプロケット6が回転されて
走行できるように構成しているのである。
ーム9の前部に操縦席2とエンジン室15を配置し、該
機体フレーム9の後部上に荷台3を配置している。該荷
台3と操縦席2の間にクレーンDの基台16が機体フレ
ーム9上に固設されている。該基台16上にブーム14
が枢支され、該ブーム14は油圧シリンダー19にて昇
降可能とし、該ブーム14先端にはワイヤーを介してフ
ック20が係止されている。前記機体フレーム9の下部
は、クローラ式走行装置1のトラックフレーム8に固定
され、該トラックフレーム8の前端に駆動スプロケット
6・6、後端に従動輪7・7が配設され、該駆動スプロ
ケット6と従動輪7の間にクローラ4が巻回され、エン
ジンからの動力により駆動スプロケット6が回転されて
走行できるように構成しているのである。
【0008】次に、図2〜図4において、本考案の延長
フレーム10の構成について説明する。前記機体フレー
ム9の後端には、荷台3をダンプするための回動支点9
bが配設されており、延長せずに短い荷台とする場合に
はこの回動支点9bに荷台後端下部や作業機が枢結され
るのである。本考案は、この機体フレーム9の後端に、
延長フレーム10を装着して、全長を長くして荷台も長
くするものである。該延長フレーム10は機体フレーム
9の後端を、嵌合できるように中空体としており、該延
長フレームの後端にダンプ回動支点10aが設けられ、
荷台3の後端下部に設けた枢支部3aと合致させて枢支
軸17により枢支し、該枢支軸17を中心として荷台3
を回動可能としている。該荷台3の昇降は、機体フレー
ム9と荷台中央下面の間に介装した昇降シリンダ12の
伸縮により可能として、ダンプ可能としているのであ
る。
フレーム10の構成について説明する。前記機体フレー
ム9の後端には、荷台3をダンプするための回動支点9
bが配設されており、延長せずに短い荷台とする場合に
はこの回動支点9bに荷台後端下部や作業機が枢結され
るのである。本考案は、この機体フレーム9の後端に、
延長フレーム10を装着して、全長を長くして荷台も長
くするものである。該延長フレーム10は機体フレーム
9の後端を、嵌合できるように中空体としており、該延
長フレームの後端にダンプ回動支点10aが設けられ、
荷台3の後端下部に設けた枢支部3aと合致させて枢支
軸17により枢支し、該枢支軸17を中心として荷台3
を回動可能としている。該荷台3の昇降は、機体フレー
ム9と荷台中央下面の間に介装した昇降シリンダ12の
伸縮により可能として、ダンプ可能としているのであ
る。
【0009】前記機体フレーム9は左右一対設けられて
おり、該機体フレーム9の後部側面に、各々複数個のボ
ルト孔9a・9a・・・が穿設され、延長フレーム10
にも、装着したときに一致する位置にボルト孔10b・
10b・・・が穿設されている。該機体フレーム9・9
の後方から延長フレーム10・10を嵌装して穿設孔9
a・9a・・・と10b・10b・・・を一致させて、
外側から複数本の固定ボルト11・11・・・を挿入し
て固定するのである。但し、溶接等より固定することも
可能であり固定方法は限定しない。
おり、該機体フレーム9の後部側面に、各々複数個のボ
ルト孔9a・9a・・・が穿設され、延長フレーム10
にも、装着したときに一致する位置にボルト孔10b・
10b・・・が穿設されている。該機体フレーム9・9
の後方から延長フレーム10・10を嵌装して穿設孔9
a・9a・・・と10b・10b・・・を一致させて、
外側から複数本の固定ボルト11・11・・・を挿入し
て固定するのである。但し、溶接等より固定することも
可能であり固定方法は限定しない。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、クレーンDを
付設しない場合には、延長フレーム10も必要が無いの
であるから、機体フレーム9のみとして延長フレーム1
0を省くことができ、常時必要のない延長フレーム10
を装備する必要が無くなったのである。 第2に、クレー
ンDを付設した場合と、クレーンDを付設しない場合と
で、荷台後端の位置は変化するが、機体フレーム9と回
動支点9bの構造には変化を加える必要がないので、工
場出荷時点においては、回動支点9b付きの機体フレー
ム9のみを付設して置くことで済むのでコストダウンを
図ることが出来るのである。 第3に、機体フレーム9の
後端に延長フレーム10を装着する場合にも、回動支点
9bの付いた状態の機体フレーム9をそのまま使用し
て、その外側に延長フレーム10を嵌装するのであるか
ら、機体フレーム9は回動支点9bにより後端を閉鎖さ
れた強度の高い状態で維持されるので、強度は変化しな
いこととなり、延長フレーム10を強固に支持すること
が出来るのである。
ような効果を奏するものである。第1に、クレーンDを
付設しない場合には、延長フレーム10も必要が無いの
であるから、機体フレーム9のみとして延長フレーム1
0を省くことができ、常時必要のない延長フレーム10
を装備する必要が無くなったのである。 第2に、クレー
ンDを付設した場合と、クレーンDを付設しない場合と
で、荷台後端の位置は変化するが、機体フレーム9と回
動支点9bの構造には変化を加える必要がないので、工
場出荷時点においては、回動支点9b付きの機体フレー
ム9のみを付設して置くことで済むのでコストダウンを
図ることが出来るのである。 第3に、機体フレーム9の
後端に延長フレーム10を装着する場合にも、回動支点
9bの付いた状態の機体フレーム9をそのまま使用し
て、その外側に延長フレーム10を嵌装するのであるか
ら、機体フレーム9は回動支点9bにより後端を閉鎖さ
れた強度の高い状態で維持されるので、強度は変化しな
いこととなり、延長フレーム10を強固に支持すること
が出来るのである。
【図1】運搬車の全体側面図である。
【図2】本考案の延長フレームにより延長した荷台一部
側面図である。
側面図である。
【図3】延長フレームの組立斜視図である。
【図4】延長フレームを装着した状態の斜視図である。
【符号の説明】 1 クローラ式走行装置 3 荷台 9 機体フレーム 10 延長フレーム 10a 枢支部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−129571(JP,U) 実開 平5−20980(JP,U) 実開 平4−93271(JP,U) 実公 昭61−16176(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/28 B62D 21/14 B60P 1/54
Claims (1)
- 【請求項1】 機体フレーム9の後端に、荷台3の後端
の枢支部3aを枢結する回動支点9bを設けた運搬車に
おいて、該機体フレーム9の後端より後方へ延長可能と
する延長フレーム10を設け、該延長フレーム10の後
端部にダンプ回動支点10aを設け、該ダンプ回動支点
10aは、前記荷台3の後端下部に設けた枢支部3aと
合致させて枢支軸17を嵌挿し、該枢支軸17を中心と
して荷台3を回動可能とし、該延長フレーム10は前端
を開口し、内部を中空体とし、前記回動支点9bを設け
た機体フレーム9に重複して、外側に嵌合できるように
構成し、延長フレーム10を機体フレーム9の後端外周
に嵌合装着した状態で、延長フレーム10の内部の回動
支点9bと、延長フレーム10の後端のダンプ回動支点
10aの2つの回動支点を配置したことを特徴とする運
搬車の荷台延長フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992000738U JP2603686Y2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 運搬車の荷台延長フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992000738U JP2603686Y2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 運搬車の荷台延長フレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556612U JPH0556612U (ja) | 1993-07-27 |
JP2603686Y2 true JP2603686Y2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=11482065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992000738U Expired - Lifetime JP2603686Y2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 運搬車の荷台延長フレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603686Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3129571U (ja) * | 2006-11-21 | 2007-03-01 | 日本システムデザイン株式会社 | 携帯電話支持装置 |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP1992000738U patent/JP2603686Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0556612U (ja) | 1993-07-27 |
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