JP3025196U - 荷枠旋回式クローラキャリア - Google Patents
荷枠旋回式クローラキャリアInfo
- Publication number
- JP3025196U JP3025196U JP1995013534U JP1353495U JP3025196U JP 3025196 U JP3025196 U JP 3025196U JP 1995013534 U JP1995013534 U JP 1995013534U JP 1353495 U JP1353495 U JP 1353495U JP 3025196 U JP3025196 U JP 3025196U
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- JP
- Japan
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- crawler
- frame
- cab
- upper revolving
- revolving structure
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- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クローラ式走行体に対して運転台および積載
枠を360度の任意の方向に変えることができるので、
狭隘地や幅員の狭い道路等での作業性、運転性に優れ、
また安全性に優れている。 【解決手段】 クローラ式走行体1には旋回装置8を介
して上部旋回体13が搭載してあり、上部旋回体13は
360度の方向に旋回することができる。上部旋回体1
3の前側には機械室17および運転台18が設置してあ
り、その後方には積載枠23が連結ピンを介して昇降可
能に設けてある。積載枠23は上部旋回体13との間に
設けた油圧昇降装置によって昇降動作する。
枠を360度の任意の方向に変えることができるので、
狭隘地や幅員の狭い道路等での作業性、運転性に優れ、
また安全性に優れている。 【解決手段】 クローラ式走行体1には旋回装置8を介
して上部旋回体13が搭載してあり、上部旋回体13は
360度の方向に旋回することができる。上部旋回体1
3の前側には機械室17および運転台18が設置してあ
り、その後方には積載枠23が連結ピンを介して昇降可
能に設けてある。積載枠23は上部旋回体13との間に
設けた油圧昇降装置によって昇降動作する。
Description
【0001】
本考案は林道工事、河川工事、宅地造成工事等の土木工事、砂利、セメント等 の工事用骨材の運搬、農産・水産物の運搬に使用する荷枠旋回式クローラキャリ アに関する。
【0002】
従来、土木工事の土砂を運搬する手段として用いられているクローラキャリア はクローラ式走行体と、該クローラ式走行体上に旋回不能に搭載された荷枠とか ら大略構成されており、クローラ式走行体を前進および後退させることによって のみ荷枠に土砂を積載し、また荷枠から放出するようになっている。
【0003】
上述の如く、従来のクローラキャリアはクローラ式走行体に対して旋回不能に 搭載されている。このため、例えば林道の開設作業において絶壁面を削り取った 土砂を下側に放土して幅員を広げる作業を行なう場合、クローラ式走行体の向き は変えずに荷枠のみの向きを変えることはできないことから、土砂を積載したク ローラキャリアは土砂放出場所に移動して路上に土砂を放出し、作業員が下側に 放土するという作業を行なわなければならず、作業性が悪いし、人件費も嵩むと いう欠点がある。
【0004】 また、クローラキャリアを農産物の運搬や海草、魚介類の運搬に使用する場合 も、荷枠のみの向きを変えることができないため、クローラキャリアを前進後退 させながら荷枠の向きを変えなければならず、極めて作業能率が悪いという欠点 がある。また、運転台もクローラ式走行体と同一の方向を向いていることから、 狭隘地や幅員の狭い道路等でクローラキャリアの方向転換を行なう場合、視界が 狭いために運転操作が困難であるという欠点もある。
【0005】 本考案は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、クローラ式走行体 に対して運転台および荷枠を360度の任意の方向に変えることができるので、 作業性、運転性に優れ、また安全性に優れた荷枠旋回式クローラキャリアを提供 することを目的とする。
【0006】
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、クローラ式走行体 と、該クローラ式走行体に旋回装置を介して旋回自在に搭載された上部旋回体と 、該上部旋回体上の一側に設置された機械室および運転台と、前記上部旋回体上 の他側に設置され、後端側が該上部旋回体とピン結合されて昇降可能な荷枠と、 前記上部旋回体に設けられ、該荷枠を昇降可能に作動する油圧昇降装置とからな る。
【0007】 そして、前記運転台は四方が開放した状態で、かつ前記荷枠と同じ高さか、そ れ以上高く位置するように前記上部旋回体に設けるとよい。
【0008】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1はクロー ラ式走行体(以下走行体1という。)を示し、該走行体1はトラックフレーム2 と、該トラックフレーム2上に設けた丸胴からなるセンターフレーム3と、前記 トラックフレーム2の両側に固着された左右のサイドフレーム4、4と、該各サ イドフレーム4の後端側に設けられ、油圧モータにより駆動される駆動輪5と、 サイドフレーム4の前端側に設けた遊動輪6と、該遊動輪6と駆動輪5との間に 巻回して設けられた履帯7とから構成してある。
【0009】 8は前記走行体1のセンターフレーム3上に設けられた旋回装置を示し、該旋 回装置8はセンターフレーム3上に固着され、内周面に歯部9Aが刻設された内 輪9と、該内輪9の外周にボール10、10、・・・を介して回動自在に嵌合さ れ、後述する上部旋回体13に固着された外輪11と、上部旋回体13に搭載さ れ、前記内輪9の歯部9Aに噛合するピニオン12Aを有する旋回モータ12と から構成してある。
【0010】 13は前記旋回装置8を介して走行体1に搭載された上部旋回体を示し、該上 部旋回体13は前記外輪11が固着された旋回フレーム14と、該旋回フレーム 14に固着された一対のレールフレーム15、15とから構成してあり、該各レ ールフレーム15は前側に段部15Aが形成してある。そして、上部旋回体13 は旋回継手16によって旋回装置8の中心と同心に連結されており、図3中矢示 A、B方向に旋回可能になっている。
【0011】 17は前記レールフレーム15、15の段部15A、15Aに設置された機械 室で、該機械室17には走行用モータおよび旋回モータに作動油を供給するため の油圧ポンプ等からなる油圧駆動装置(図示せず。)が格納してある。18は前 記機械室17の上部一側に設置され、後述する積載枠23よりも高い位置にある 運転台で、該運転台18には運転席18A、左右一対の走行操作レバー18B、 18C、旋回操作レバー18D、ダンプ操作レバー18Eが設けてある。そして 、運転台18の外側はコ字状の安全柵19によって囲ってある。また、運転台1 8の側方に位置して機械室17の上部他側には燃料タンク20が設置してある。 21、22は機械室17の前側および後側に設置された昇降用梯子である。
【0012】 23は機械室17の後方に位置して上部旋回体13上に搭載された積載枠を示 す。該積載枠23は荷台23Aと、荷台23Aの前端に起立した隔壁23Bと、 荷台23Aの左右に立設された側板23C、23Cとから構成してある。そして 、積載枠23は後端側の位置で上部旋回体13と連結ピン24によってピン結合 されており、図4中矢示C、D方向に昇降可能になっている。
【0013】 25は前記積載枠23を回動して昇降するための油圧昇降装置で、該油圧昇降 装置25は上部旋回体13に基端側がピン結合された油圧シリンダ25Aと、該 油圧シリンダ25Aのピストンロッド先端にピン結合された略三角形の板体から なり、一側角部が積載枠23にピン結合された上降リンク25Bと、該上降リン ク25Bの他側角部と上部旋回体13との間に連結された下降リンク25Cとか ら構成してある。
【0014】 本実施の形態は上述した構成からなっており、運転者は運転席18Aで各操作 レバー18B、18C、18D、18Eを操作することによって、走行体1を前 進、後退させて任意の場所に移動し、上部旋回体13を図3に示すように旋回さ せ、また積載枠23を昇降させることができる。これらの操作を行なう場合、運 転台18は積載枠23より上方に位置しており、また四方が開放しているから運 転者の視界が広く、極めて運転性、操作性に優れており、また作業の安全性にも 優れている。そして、積載枠23に搭載した土砂等の積載物を放出する場合、走 行体1に対して積載枠23は360度の任意の方向に旋回させることができるか ら、走行体1の向きを変えることなく積載枠23のみを旋回させて土砂等の積載 物を任意の場所に放出することができる。
【0015】 なお、本実施の形態では運転台18の四方が開放した状態に構成したが、運転 台をキャビンで覆う構成にすることもできるものである。
【0016】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 (1)機械室、運転台および荷枠は上部旋回体に搭載することにより、クローラ 式走行体に対して360度の範囲で旋回することができるから、積載物を任意の 方向の場所に移動させることができる。また、運転者は逆方向に走行する場合上 部旋回体を180度旋回させることにより、常に前進方向に走行させることがで きるから、運転操作性に優れているし、安全運転ができる。
【0017】 (2)上記(1)で述べた如く、荷枠の向きを任意の方向に選択できるから、狭 隘地や幅員の狭い道路等でもクローラ式走行体の向きを変える必要がなく、荷枠 への積載物の積み込み、積み降ろし作業を容易に行うことができる。
【0018】 (3)運転台は四方が開放した状態で、かつ荷枠とほぼ同じ高さか、それ以上高 く位置するように上部旋回体に搭載することにより、運転者の視界が良く、作業 性および安全性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る荷枠旋回式クローラ
キャリアの側面図である。
キャリアの側面図である。
【図2】走行体および旋回装置の一部を破断にして示す
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図3】荷枠旋回式クローラキャリアの平面図である。
【図4】積載枠を上昇させた状態の側面図である。
1 クローラ式走行体 8 旋回装置 13 上部旋回体 17 機械室 18 運転台 23 積載枠 25 油圧昇降装置
Claims (2)
- 【請求項1】 クローラ式走行体と、該クローラ式走行
体に旋回装置を介して旋回自在に搭載された上部旋回体
と、該上部旋回体上の一側に設置された機械室および運
転台と、前記上部旋回体上の他側に設置され、後端側が
該上部旋回体とピン結合されて昇降可能な荷枠と、前記
上部旋回体に設けられ、該荷枠を昇降可能に作動する油
圧昇降装置とから構成してなる荷枠旋回式クローラキャ
リア。 - 【請求項2】 前記運転台は四方が開放した状態で、か
つ前記荷枠と同じ高さか、それ以上高く位置するように
前記上部旋回体に設けてある請求項1記載の荷枠旋回式
クローラキャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995013534U JP3025196U (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 荷枠旋回式クローラキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995013534U JP3025196U (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 荷枠旋回式クローラキャリア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3025196U true JP3025196U (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=43160406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995013534U Expired - Lifetime JP3025196U (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 荷枠旋回式クローラキャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025196U (ja) |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP1995013534U patent/JP3025196U/ja not_active Expired - Lifetime
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