JP2603499Y2 - ガラス破壊検知器 - Google Patents

ガラス破壊検知器

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JP2603499Y2
JP2603499Y2 JP1993057508U JP5750893U JP2603499Y2 JP 2603499 Y2 JP2603499 Y2 JP 2603499Y2 JP 1993057508 U JP1993057508 U JP 1993057508U JP 5750893 U JP5750893 U JP 5750893U JP 2603499 Y2 JP2603499 Y2 JP 2603499Y2
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glass
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譲二 筒井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家屋のガラス戸や店舗
のショーウインドガラス等に取付けて主として防犯用途
に適用されるガラス破壊検知器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】承知の通り、この種のガラス破壊検知器
は、所望のガラス面に貼着して使用されるが、その使用
期間が長くなると、経年変化によってガラス面から剥が
れ易くなり、ガラス面から落下してしまう場合がある。
そこで、従来では、このような落下を検知できるガラス
破壊検知器として、例えば実公昭59−26461号や
特開昭60−235297号に所載のものが提案されて
いる。
【0003】このうち、前者のものは、図3に示すよう
に、ガラス破壊検知センサ2の他にリードスイッチ30
を有するもので、このリードスイッチ30の近辺に磁石
31を別途取付けて使用するものである。かかる構成に
よれば、ガラス破壊検知器Aeが所定のガラス面から剥
離して落下すると、リードスイッチ30が磁石31から
遠ざかることによりスイッチング動作を行い、これによ
りアラーム警報等の所定の発報動作を行わせることがで
きる。また、ガラス破壊検知器Aeが取付けられた戸が
開放されたときにも、リードスイッチ30が磁石31か
ら遠ざかるので、このような戸の開放時にも発報動作を
行わせることができる。
【0004】一方、上記後者のものは、図4に示すよう
に、上下一対のブロック体40A、40Bから構成され
たもので、下側ブロック体40B内のガラス破壊検知セ
ンサ2でガラス破壊が検知されると、送信回路41の駆
動により発光素子42が発光し、これが上側のブロック
体40A側の受光素子43で受光されることにより、受
信回路44から発報信号が出力される。また、反射板4
5を備えた下側ブロック体40Bがガラス面から剥離し
て落下し、或いは下側ブロック体40Bが取付けられた
戸が開放されると、上側ブロック体40Aの反射式光電
スイッチ46がオフとなり、この場合にも受信回路44
から発報信号が出力される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の前者の図3に示すものは、磁力変化によってリード
スイッチ30がオン・オフのスイッチング動作を行うも
のであるから、ガラス破壊検知器Aeと磁石31との距
離Lを大きくすることができず、かなり接近させる必要
がある。従って、ガラス戸等への取付けに際してその取
付位置に融通がきかず、不便を生じていた。
【0006】一方、上記従来の後者の図4に示すもの
は、反射式光電スイッチ46を採用しているから、二つ
のブロック体40A、40Bをさほど接近させる必要は
ない。ところが、この後者のものは、送信回路41や受
信回路44を備えた構成の煩雑な2つのブロック体40
A、40Bを各々製作する必要があるために、その製作
コストが高く、また双方のブロック体40A、40Bの
サイズも大きくなって、やはりその取付け等に際しても
不便を生じていた。
【0007】本考案は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、ガラス破壊検知の他にガラス破壊検知器の脱落やガ
ラス戸の開放等も適切に検知でき、しかも全体の構成の
簡素化が図れると共に、その取付け位置が特定位置へ狭
く限定されるようなことも解消できるガラス破壊検知器
を提供することを、その目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本考案に係るガラス破壊検知器は、ガラス
面に貼着される検知器本体ケース内にガラス破壊検知セ
ンサが設けられ、このガラス破壊検知センサでガラス面
の破壊が検知されたときには所定の発報動作がなされる
ように構成されたガラス破壊検知器であって、前記検知
器本体ケース内には、この検知本体ケースと対面する位
置へ取付けられ、且つ、凹面状に形成した鏡面部を有す
る反射板に対して投光を行うための投光素子と、前記反
射板からの反射光を受光するための受光素子とが設けら
れ、この受光素子で反射光が受光されなくなったときに
発報動作がなされるように構成されている。
【0009】
【作用】上記構成を特徴とする本考案に係るガラス破壊
検知器では、このガラス破壊検知器と対面する位置へ取
付けられ、且つ、凹面状に形成した鏡面部を有する反射
板へ投光素子からの投光がなされると共に、その反射光
が受光素子で受光されるように配慮した上で、このガラ
ス破壊検知器を所望のガラス面に貼着させて使用する。
このような取付状態では、ガラス破壊がなされるとガラ
ス破壊検知センサによりその旨が検知されて所定の発報
動作がなされ、またガラス面からガラス破壊検知器が剥
離して落下したり、或いはガラス面を備えた戸が開放さ
れる等して、ガラス破壊検知器の位置が変化すると、反
射板からの反射光が受光素子で受光できなくるので、や
はり発報動作がなされ、これらの異常事態が報知され
る。
【0010】而して、このガラス破壊検知器では、ガラ
ス破壊検知センサを収容させた1つの検知器本体ケース
内へ投光素子や受光素子等を纏めて組み込んだ構成であ
るから、このガラス破壊検知器の外部には、複雑な回路
構成の機器を配置させる必要がなく、反射板を設けるだ
けで済むので、これら全体の構成を簡素にでき、また小
型化が可能となる。更に、投光素子及び受光素子を反射
板にさほど接近させなくても受光素子によって反射光の
受光を適切に行わせることができるので、ガラス破壊検
知器と反射板をかなり接近させて設ける必要もなくな
り、ガラス破壊検知器の取付け位置に融通をもたせるこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本考案に係るガラス破壊検知器A
の取付使用状態の一例を示す側面断面図、図2はその正
面図である。このガラス破壊検知器Aは、例えば窓を開
閉するためのガラス戸20のガラス面20Aに取付けて
使用されるもので、検知器本体ケース1内には、このガ
ラス面20Aが破壊されるときに生じる特異な振動波の
周波数成分を検出するガラス破壊検知センサ2、投光素
子3、受光素子4、制御回路5、及びこれらの各回路機
器への電力供給を行うための電源回路6が収容されてい
る。
【0012】上記のうち、制御回路5は、ガラス破壊検
知センサ2によってガラス破壊の旨が検知されたとき、
及び受光素子4で一定レベル以上の光量が受光されなく
なったときに、所定の発報信号をリード線7を介して外
部に出力するもので、このリード線7にはその発報信号
の出力によってアラーム警報等を発生させる警報器(不
図示)が接続されている。
【0013】上記構成のガラス破壊検知器Aの上方に
は、凹面状に形成された鏡面部8aを備えた反射板8が
ネジ9等を用いて窓枠10又はその近辺の壁面11の位
置へ取付けられる。この反射板8の凹面状に形成した鏡
面部8aは、投光を確実に狭い面積に集光することがで
きる。このため、検知器本体ケース1内に設けた受光素
子4を小型化することができ、ひいては上記検知器ケー
ス本体1を小型化し、製作コストの軽減を図り、しかも
取付施工を容易に行なうことができる。ガラス破壊検知
器Aは、その投光素子3から反射板8に対して常時投光
を行い、この反射板8によって反射される反射光が受光
素子4で受光されるように位置決めされてから、接着剤
等を用いてガラス面20Aに貼着されている。投光素子
3及び受光素子4を反射板8に対してさほど接近させな
くても、反射板8からの反射光を受光素子4で充分に受
光可能である。従って、これらの相互間距離Laを大き
くとることが可能である。
【0014】上記のようなガラス破壊検知器Aにあって
は、ガラス面20Aが破壊されると、その際の特異な振
動がガラス破壊検知センサ2によって検知されて発報信
号がリード線7から出力されので、これを適切に察知す
ることができる。また、このガラス破壊検知器Aがガラ
ス面20Aから脱落したり、或いはガラス戸20が開放
されて、投光素子3及び受光素子4が反射板8に相対面
しない状態になった場合には、投光素子3から反射板8
に投光される光がもはや受光素子4で受光されなくなる
ので、このときにも所定の発報信号がリード線7から出
力され、このような事態も適切に察知することができ
る。
【0015】上記のガラス破壊検知器Aでは、検知器本
体ケース1内に所望の電気回路機器が全て纏められて組
み込まれ、この検知器本体ケース1の外部には複雑な電
気回路が不要な反射板8を配置させるだけでよいから、
これらの製作や取扱いが容易となる。
【0016】尚、上記実施例では、異常検知時にはリー
ド線7から所定の発報信号が出力されて外部の警報器が
作動するようにしているが、本考案はこれに限定されな
い。例えば、発報信号を外部の警報器に対して無線出力
させてもよい他、検知器本体ケース1内に警報器を組み
込んで、この警報器でアラーム鳴動等の発報動作を行わ
せるようにしてもよい。また、電源回路6として、電池
等を採用し、リード線7を無くすることも可能である。
【0017】
【考案の効果】以上の説明から理解されるように、本考
案に係るガラス破壊検知器によれば、反射板の凹面状に
形成した鏡面部は、投光を確実に狭い面積に集光するこ
とができる。このため、検知器本体ケース内に設けた受
光素子を小型化することができ、ひいては上記検知器ケ
ース本体を小型化し、製作コストの軽減を図り、しかも
取付施工を容易に行なうことができる。また、ガラス破
壊のみならず、ガラス破壊検知器自体の脱落やガラス破
壊検知器が取付けられ戸の開放等をも適切に検知して所
定の発報動作を行わせることができて便利であることは
勿論のこと、従来のように複雑な回路を備えた2つのブ
ロック体を用いる必要がなく、所望の電気回路機器を1
つの検知器本体ケース内へ纏めて収容させた構成により
ガラス破壊検知器を小型に且つ安価に製作でき、更には
ガラス破壊検知器をその外部に配置される反射板にさほ
ど接近させる必要もないので、ガラス破壊検知器の取付
け位置の選択に融通がきき、甚だ便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガラス破壊検知器の取付使用状態
の一例を示す側面断面図。
【図2】本考案に係るガラス破壊検知器の取付使用状態
の一例を示す正面図。
【図3】従来のガラス破壊検知器の一例を示す説明図。
【図4】従来のガラス破壊検知器の他の例を示す説明
図。
【符号の説明】
1 検知器本体ケース 2 ガラス破壊検知センサ 3 投光素子 4 受光素子 5 制御回路 6 電源回路 7 リード線 8 反射板 8a鏡面部 20 ガラス戸 20A ガラス面 A ガラス破壊検知器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス面に貼着される検知器ケース内にガ
    ラス破壊検知センサが設けられ、このガラス破壊検知セ
    ンサでガラス面の破壊が検知されたときには所定の発報
    動作がなされるように構成されたガラス破壊検知器であ
    って、 前記検知器本体ケース内には、この検知本体ケースと対
    面する位置へ取付けられ、且つ、凹面状に形成した鏡面
    部を有する反射板に対して投光を行うための投光素子
    と、前記反射板からの反射光を受光するための受光素子
    とが設けられ、この受光素子で反射光が受光されなくな
    ったときに発報動作がなされるように構成されているガ
    ラス破壊検知器。
JP1993057508U 1993-10-25 1993-10-25 ガラス破壊検知器 Expired - Lifetime JP2603499Y2 (ja)

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KR102085565B1 (ko) * 2019-11-28 2020-03-06 주식회사 유니온씨티 유리파손센서

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