JP3404801B2 - 感知器の感知ヘッド - Google Patents

感知器の感知ヘッド

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JP3404801B2
JP3404801B2 JP12453293A JP12453293A JP3404801B2 JP 3404801 B2 JP3404801 B2 JP 3404801B2 JP 12453293 A JP12453293 A JP 12453293A JP 12453293 A JP12453293 A JP 12453293A JP 3404801 B2 JP3404801 B2 JP 3404801B2
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雅吾 高橋
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、火災の発生、一定領域
内への人体の侵入、或いはその他の防犯を図るための所
定の異常事態を検出するのに適用される天井取付け型の
熱線感知器や煙感知器等の各種感知器の感知ヘッドの改
良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、天井取付け型の熱線感知器として
は、熱線を受光してその検知判断を行う熱線検知手段を
備えた感知ヘッドボディを、天井面に取付けられるベー
スに対して装着させて感知ヘッドを構成するようにした
ものが提案されている。このような感知ヘッドでは、電
源コンセントからの電気配線や警報監視装置と信号線の
配線接続がなされるベースに感知ヘッドボディを装着し
たときに、この感知ヘッドボディの熱線検知手段にも必
要な駆動電力が給電され、また必要な信号がベースの電
気配線部に出力できるように配慮する必要がある。ま
た、感知ヘッドの組立使用状態時に、感知ヘッドボディ
がベースから容易に外れないように配慮する必要もあ
る。 【0003】そこで、従来では、例えば図10(a)に
示すように、感知ヘッドボディ2eには二枚の導通片9
0a、90bを上下に重ね合わせた形状の接続子90を
設けると共に、ベース1eには、平板状の接続子91を
水平状に設けるようにしていた。かかる構成によれば、
感知ヘッドボディ2eをベース1eに対して嵌合させた
後に、感知ヘッドボディ2eを一定角度だけ回転させる
と、同図(b)に示すように、一方の接続子90の二枚
の導通片90a、90bの相互間に、他方の接続子91
が挟み込まれた状態となる。従って、両接続子90、9
1間で電流の導通がなされると同時に、感知ヘッドボデ
ィ2eがベース1eから抜けることも防止される。 【0004】また、従来では、ベースに対して感知ヘッ
ドボディを装着させるための他の手段としては、図11
に示すような所謂ツイストロック機構を採用したものも
提案されている。これは、ベース1fの内側の所定位置
に係合用突片92とストッパー片93とを突設する一方
で、感知ヘッドボディ2fには、斜め状の係合溝94と
ネジ95を設けた構成である。かかる構成では、係合用
突片92に係合溝94の開口部を位置合わせした状態で
感知ヘッドボディ2fをベース1fに嵌合させた後に、
感知ヘッドボディ2fを一定角度だけ回転させると、係
合用突片92が係合溝94と係合した状態となり、感知
ヘッドボディ2fの抜止めが図れる。また、かかる状態
で、ネジ95を締めつけ、ネジ95の先端部をストッパ
ー片93に係合させれば、感知ヘッドボディ2fの逆回
転が防止され、感知ヘッドボディ2fとベース1fとの
連結状態を適切に維持することが可能である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図10で示した構造では、図12に示すように、感
知ヘッドボディ2e側に取付けられた接続子90、90
間に、他方の平板状の接続子91を配置させるための空
隙部のスペースLを大きく取る必要があるばかりか、そ
の他方の平板状の接続子91を一方の接続子90で確実
に保持させるためには、やはりかかる一方の接続子90
の寸法Laをも大きくする必要がある。従って、かかる
構造では、接続子90を狭いピッチ間隔で多数設けるよ
うなことができず、感知ヘッド全体が大型化するという
難点を生じていた。特に、かかる難点は、感知ヘッドボ
ディ2e側に多数の接続子90を設けて、多機能化され
た熱線検知手段に対して多数の信号線を接続させるよう
な場合に一層顕著となっていた。 【0006】一方、上記従来の図11で示した構造で
は、感知ヘッドボディ2fとベース1fとの嵌合装着状
態をネジ95の締付けにより確実に行うことができるも
のの、天井面の高い箇所へ取付けられた感知ヘッドボデ
ィ2fのネジ95を締付けたり、或いは緩める作業はさ
ほど容易ではなく、かかる作業が面倒となる難点があっ
た。 【0007】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、感知ヘッドボディに設けたネジの締付け作業のよう
な面倒な作業を要することなく、感知ヘッドボディをベ
ースに対して確実且つ簡易に装着脱できるようにする点
にある。 【0008】 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係る感知器の感
知ヘッドは、天井面への取付用のベースと、所定事態を
検知するための検知手段を備えた感知ヘッドボディとを
備え、これら両者には、互いに嵌合させて係合方向へ相
対回転させたときに係合する係合手段が設けられている
感知器の感知ヘッドであって、前記ベースの感知ヘッド
ボディと対面する内面側の位置には鉤型の段部を有した
回転止め用ボスが設けられていると共に、この回転止め
用ボスに対応する感知ヘッドボディの対応した位置に
は、感知ヘッドボディとベースとが係合方向に回転され
たときに逆方向への回転を阻止するように前記回転止め
用ボスの鉤型段部に係合する、操作部を一体形成した弾
性変形可能な可動リブが設けられ、この可動リブの操作
部は、感知ヘッドボディの外面側に露出しており、この
操作部が押圧操作されたときには、上記可動リブと前記
回転止め用ボスの鉤型段部との係合状態を解除できるよ
うに構成されている。 【0010】更に、上記感知ヘッドボディの外面側を覆
うためのカバー体が具備され、このカバー体の内面側と
感知ヘッドボディの外面側との両者には、これら両者を
互いに嵌合させた状態で係合方向へ相対回転させたとき
に係合する係合手段が設けられていると共に、感知ヘッ
ドボディの側周面部には、感知ヘッドボディとカバー体
との両者が相対回転されて係合されたときに、カバー体
に形成された切込凹部に嵌り込んで係合して、カバー体
の逆方向への回転を阻止するためのストッパー片が一体
的に形成され、このストッパー片は、外部から押圧操作
されたときには弾性変形して前記カバー体の切込凹部か
ら抜け出して係合が解除されるように構成され、上記カ
バー体が感知ヘッドボディに係合されている状態では、
前記可動リブがカバー体に覆われ、該可動リブの操作部
に対する押圧操作が不能とされている。 【0011】 【0012】 【作用】上記構成を特徴とする請求項1記載の本発明に
係る感知器の感知ヘッドにおいては、ベースに対して感
知ヘッドボディを嵌合させて所定方向に回転させること
により、係合手段が相互に係合することにより、ベース
と感知ヘッドボディとのツイストロックが図られる。而
して、かかるツイストロットがなされた状態では、ベー
スに設けられた回転止め用ボスの鉤型段部に対して感知
ヘッドボディに設けられた可動リブが弾性変形して係合
して逆方向へ回転することが阻止された状態となるため
に、ベースと感知ヘッドボディとのツイストロックは確
実に保持され、ベースから感知ヘッドボディが不用意に
外れることが防止される。また、このようなツイストロ
ックがなされた状態において、感知ヘッドボディの外面
側に露出した、可動リブの操作部を押圧操作すれば、可
動リブは弾性変形して、回転止め用ボスの鉤型段部との
係合状態が解除されるので、そのまま感知ヘッドボディ
を逆方向に回転させることにより、この感知ヘッドボデ
ィをベースから容易に取り外すことができる。従って、
ベースに対する感知ヘッドボディの取付け及び取り外し
に際しては、ネジを締付けるような煩雑な作業を行う必
要がなく、その作業が容易となる。 【0013】更に上記と同様に、感知ヘッドボディとカ
バー体の双方に設けられた係合手段を利用して、感知ヘ
ッドボディにカバー体を装着することができるが、これ
ら両者がツイストロックされた状態時には、カバー体に
形成された切込凹部に対して感知ヘッドボディに設けら
れたストッパー片が嵌り込んで係合し、カバー体の逆方
向への回転が阻止される。従って、感知ヘッドボディに
カバー体を装着した使用状態時に、カバー体が不用意に
逆転してツイストロックが解除され、感知ヘッドボディ
から外れるような虞れがない。また、このようなツイス
トロックがなされた状態において、感知ヘッドボディに
設けられたストッパー片を外部から押圧操作して弾性変
形させると、このストッパー片がカバー体の切込凹部か
ら抜け出し、その係合状態が解除されてカバー体を逆方
向に回転させることができ、これによりツイストロック
を解除してカバー体を取り外すことができる。従って、
かかるカバー体の着脱に際しても何ら面倒な操作が要ら
ない。更に、上記カバー体が感知ヘッドボディに係合さ
れている状態では、前記可動リブがカバー体に覆われて
いるから、該可動リブの操作部に対する押圧操作が不能
とされ、可動リブを操作して感知ヘッドボディをベース
から取り外すことができず、感知ヘッドボディの取付が
一層確実になされる。 【0014】 【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は熱線感知器の感知ヘッドの一例を
示す分解断面図、図2はその斜視図である。尚、図1以
降の本実施例の各図面では、感知ヘッドを構成する各部
が天井面に取付けられる場合とは天地が逆に記載されて
おり、以下、本実施例については図面に記載した上下方
向に従って説明する。この感知ヘッドは、天井面に取付
けられるベース1、このベース1の上部(実際の取付け
態様ではベース1の下部に相当する)側に嵌合して連結
される感知ヘッドボディ2、及びこの感知ヘッドボディ
2の上部側に嵌合装着されるカバー体3を具備してい
る。 【0015】上記のうち、感知ヘッドボディ2はその上
面側に回路基板20を装着したもので、この回路基板2
0の中央部には、熱線の入射を可能とする窓部40を形
成したミラー41が上向きに突設され、このミラー41
の内側には熱線(赤外線)を検知するための熱線検知素
子42が実装されている。回路基板20の上面側には、
熱線検知素子42から出力される熱線検知信号の増幅や
その他の処理を実行するための電子部品機器、例えばデ
ィップスイッチ43、動作表示灯44、感度調整スイッ
チ45等が実装され、熱線検知信号の処理回路が構成さ
れている。これに対し、図3に示すように、回路基板2
0の下面側(裏面側)には、熱線検知信号の処理回路の
端子として機能するピン状の接続端子46が複数本所定
ピッチで下向きに突設されている。このピン状の接続端
子46は、感知ヘッドボディ2に穿設された貫通孔47
を挿通し、この感知ヘッドボディ2の下面側よりも下方
へ突出した状態に設けられている。 【0016】図1及び図2において、ベース1は、その
内部に回路基板50を収容したもので、この回路基板5
0上には、電気配線用の配線端子台51、51が設けら
れている。これらの配線端子台51、51には、天井裏
の位置から回路基板50の中央の開口部52を通してベ
ース1内に引き込まれる所定の信号線や電力供給用の配
線が接続される。そして、前記回路基板50には、感知
ヘッドボディ2に設けた、複数のピン状の接続端子46
に対応する接続子53が一定ピッチで実装されている。
この接続子53は、その平面形状が略V字状に形成され
て、その内側にピン状の接続端子46の先端部を嵌入保
持可能に構成されたもので、ピン状の接続端子46に対
し感知ヘッドボディ2側の熱線検知処理に必要な信号の
送受及び電力の供給を行うためのものである。 【0017】次に、上記ベース1、感知ヘッドボディ
2、及びカバー体3を所定状態に連結するための構成に
ついて説明する。先ず、ベース1の外周部10の上面側
と感知ヘッドボディ2の外周部21の下面側とは相互に
着脱自在な状態に嵌合可能な状態に形成されている。そ
して、図4に示すように、一方のベース1の外周部10
の内周面には内向き状に突出した係合用突片11が複数
箇所形成されていると共に、他方の感知ヘッドボディ2
の外周部21には段部22aを形成した係合用凹溝部2
2が複数箇所設けられている。これら係合用突片11と
係合用凹溝部22は、ベース1と感知ヘッドボディ2と
のツイストロックを図るための係合手段に相当するもの
で、係合用突片11に係合用凹溝部22の開口部を位置
合わせして両者を嵌合させた後に、感知ヘッドボディ2
をベース1に対して所定方向に相対回転させると、係合
用突片11が係合用凹溝部22の段部22aと係合状態
となり、感知ヘッドボディ2がベース1から抜止めされ
た状態に連結される。 【0018】また、図5に示すように、ベース1の底面
の上面側には、所定形状の回転止め用ボス12が起立状
態に突設されていると共に、これに対応する感知ヘッド
ボディ2の位置には、可動リブ23が設けられている。
この可動リブ23の下部側は、ベース1に対して感知ヘ
ッドボディ2を嵌合させたときに、図6(イ)に示すよ
うに、ベース1側の回転止め用ボス12の側方に配置さ
れるように配慮されている。そして、かかる状態でベー
ス1と感知ヘッドボディ2とのツイストロックを図るべ
く感知ヘッドボディ2を回転させたときには、ベース1
の回転止め用ボス12の斜辺部12aに摺接しながら矢
印a方向に移動し、図6(ロ)に示すように、回転止め
用ボス12に形成された鉤型段部12bに対して可動リ
ブ23の一端部23aが係合するように構成されてい
る。この両者の係合状態では、回転止め用ボス12に対
して可動リブ23は矢印b方向に移動不可能であり、矢
印c方向に可動リブ23を変移させて、回転止め用ボス
12に対する可動リブ23の係合状態を解除させない限
り可動リブ23を具備する感知ヘッドボディ2を矢印b
方向に回転させることはできないように構成されてい
る。 【0019】感知ヘッドボディ2の可動リブ23は、図
7に示すように、その上端部23Aは、感知ヘッドボデ
ィ2の上面部に突出した状態に設けられて、この上端部
23Aが弾発力を有する支持片24で支持されている。
これにより、可動リブ23は、その上端部23Aを矢印
d方向に手で押圧すると、その下端部23B側が矢印c
方向、即ち、図6(ロ)の矢印c方向に変移し、図6
(ロ)で示した回転止め用ボス12に対する可動リブ2
3の係合状態を解除可能である。 【0020】次に、感知ヘッドボディ2とカバー体3と
を連結させるための構成について説明する。図2におい
て、カバー体3は、熱線(赤外線)の透過率が高い例え
ばポリエチレン等の合成樹脂でドーム状に形成されたも
のであるが、その下面側には外周リブ30が下向き状に
形成され、感知ヘッドボディ2の外周部21の上部に対
して着脱自在に嵌合可能である。また、カバー体3の外
周リブ30の内側には、内向状の係合用突片31が複数
箇所設けられていると共に、これに対応して感知ヘッド
ボディ2側の回路基板20の外周縁には、前記係合用突
片31を嵌入させるための切欠凹部25が複数箇所設け
られている。これら切欠凹部25と係合用突片31は、
感知ヘッドボディ2とカバー体3とのツイストロックを
行うための係合手段に相当するものであり、係合用突片
31を切欠凹部25に位置合わせした状態でカバー体3
を感知ヘッドボディ2に嵌合させた後に、カバー体3を
所定方向に回転させると、カバー体3の係合用突片31
が回路基板20の切欠凹部25が形成されていない位置
に係合し、感知ヘッドボディ2に対してカバー体3の嵌
合装着状態が保持される。 【0021】更に、カバー体3の外周リブ30には下向
き開口状の切込凹部32が一箇所設けられていると共
に、この切欠部32に対応する感知ヘッドボディ2の外
周側面位置には、所定形状のストッパー片26が設けら
れている。このストッパー片26は、図8(イ)に示す
ように、感知ヘッドボディ2に対してカバー体3を嵌合
させたときには、その先端部26aがカバー体3の外周
リブ30の下端部によって押下げられた状態となるよう
に設けられている。そして、その後カバー体3と感知ヘ
ッドボディ2とをツイストロックさせるべくカバー体3
が一定方向に回転されて、図8(ロ)に示すように、ス
トッパー片26の位置にカバー体の切込凹部32が配置
されると、ストッパー片26の先端部26aが切込凹部
32内へ入り、両者が係合するように構成されている。
かかる係合状態では、カバー体3を感知ヘッドボディ2
に対して回転させることが不可能であり、矢印e方向に
ストッパー片26を押圧し、切込凹部32の位置よりも
ストッパー片26を内側に変移させて両者の係合状態を
解除させない限り、カバー体3を感知ヘッドボディ2に
対して回転させることはできない。ストッパー片26が
設けられた感知ヘッドボディ2の外周部21には、切欠
部27が形成され、感知ヘッドボディ2の側面の位置か
ら前記ストッパー片26を前記矢印e方向に指等で押圧
できるように構成されている。 【0022】次に、上記構成の熱線感知器の感知ヘッド
を組立て使用する場合の一例について説明する。先ず、
図1及び図2に示す状態において、ベース1の配線端子
台51、51に所定の電気配線を行った状態で、このベ
ース1を家屋の天井面に取付け、その後感知ヘッドボデ
ィ2をベース1に嵌合装着させる。かかる嵌合装着に際
しては、感知ヘッドボディ2の係合用凹溝部22をベー
ス1の係合用突片11に位置合わせした状態で、感知ヘ
ッドボディ2をベース1に嵌合し、その後感知ヘッドボ
ディ2を所定方向に回転させればよい。これにより、図
4で説明した通り、係合用突片11と係合用凹溝部22
とが係合され、ツイストロックが図られる。 【0023】而して、前記感知ヘッドボディ2をベース
1に対して嵌合させた状態では、図9に示すように、感
知ヘッドボディ2に設けられた複数本のピン状の接続端
子46がベース1側の接続子53の各側方に配置され、
感知ヘッドボディ2が回転されることにより、矢印f方
向に移動し、ピン状の接続端子46の先端部は平面略V
字状の接続子53内に嵌入し、保持される。従って、か
かる接続子53とピン状接続端子46の先端部とが直接
接触して両者の電気接続が確実になされる。しかも、小
径に形成されるピン状の接続端子46を用いた構造で
は、かかる接続端子46自体を狭いピッチ間隔Pで多数
設けることができることは勿論のこと、接続子53、5
3間のスペースSも小幅でよく、更にはかかるピン状の
接続端子46の先端部を保持させるための接続子53の
幅Saも小幅でよいものとなる。従って、ピン状の接続
端子46と接続子53の双方を狭いピッチ間隔で設ける
ことができ、感知ヘッドボディ2の回路基板20に多数
のピン状の接続端子46を設けねばならない場合であっ
ても、感知ヘッドボディ2やベース1を不必要に大型化
する必要がなくなる。 【0024】更に、感知ヘッドボディ2をベース1に対
して嵌合させて回転し、両者がツイストロックされた状
態では、図6(ロ)に示すように、感知ヘッドボディ2
に設けられた可動リブ23がベース1側の回転止め用ボ
ス12の鉤型段部12bに係合し、感知ヘッドボディ2
が矢印b方向に沿って逆方向に回転しない状態となる。
従って、かかる状態では、図4で示した係合用突片11
と係合用凹溝部22との係合状態が維持され、不用意に
感知ヘッドボディ2がベース1から外れるような虞れが
ない。尚、感知ヘッドボディ2をベース1から取り外す
ときには、図7で示したように、可動リブ23の上部と
なる操作部23Aを矢印d方向に指で押圧し、回転止め
用ボス12の鉤型段部12bに対する可動リブ23の係
合状態を解除させればよいから、これらツイストロック
の固定保持及び解除を図るに際し、ドライバー等の工具
を用いて煩雑な作業を行う必要はない。従って、ベース
1に対する回転止め用ボス12の着脱作業が容易とな
る。 【0025】次いで、ベース1に装着された感知ヘッド
ボディ2に対してカバー体3を取付けるときには、やは
りカバー体3を感知ヘッドボディ2に対して嵌合させて
から一定方向に回転させればよい。これにより、カバー
体3の係合用突片31を感知ヘッドボディ2側の回路基
板20の位置に係合させて、両者のツイストロックを図
ることができる。また、かかるツイストロックを図った
状態では、図8(ロ)で示したように、カバー体3の切
込凹部32にストッパー片26の先端部26aが弾性変
形し嵌り込んで係合し、カバー体3の回転防止が図られ
るから、カバー体3が逆方向に回転してツイストロック
が不用意に解除される虞れはない。カバー体3を感知ヘ
ッドボディ2に対して装着した状態では、感知ヘッドボ
ディ2の可動リブ23がこのカバー体3で覆われた状態
であるから、このカバー体3を取り外さない限り、可動
リブ23を操作して感知ヘッドボディ2をベース1から
取り外すことはできない。従って、感知ヘッドボディ2
の取付けが一層確実化されることとなる。カバー体3を
感知ヘッドボディ2から取り外すときには、図8(ロ)
に示すようにストッパー片26を矢印e方向に押圧して
からカバー体3を逆方向に回転させればよいから、かか
る取り外し作業が非常に容易である。 【0026】尚、上記実施例では、熱線感知器の感知ヘ
ッドを一例として説明したが、本発明はこれに限定され
ない。本発明は、これ以外の例えば煙感知器やその他の
防犯用等の感知ヘッドにも適用できることは言う迄もな
い。 【0027】 【0028】 【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1に記載の本発明に係る感知器の感知ヘッドによれ
ば、ベースに対して感知ヘッドボディを嵌合させてツイ
ストロックを図る際に、何ら特別な操作を行うことな
く、所定の回転止め用ボスに可動リブを係合させて感知
ヘッドボディの逆方向への回転を阻止することができ、
感知ヘッドボディが不用意に回転してベースから外れる
虞れを無くすることができると共に、可動リブの操作部
を押圧操作すれば、弾性変形させて、可動リブと回転止
め用ボスとの係合状態を解除することができて、感知ヘ
ッドボディをベースから容易に取り外すことができる。
従って、ベースに対する感知ヘッドボディの取付け及び
取り外しに際しては、従来のように所定のネジをドライ
バーで締付けるような煩雑な作業を行う必要がなく、そ
の作業が非常に容易となる効果が得られる。 【0029】更に、感知ヘッドボディにカバー体を嵌合
させてツイストロックを図る際に、やはり何ら特別な操
作を行うことなくカバー体の切込凹部と感知ヘッドボデ
ィに設けられたストッパー片とを係合させて、カバー体
の逆方向への回転を阻止でき、カバー体の装着を確実な
ものにでき、またストッパー片を押圧操作し、弾性変形
させれば、かかるカバー体を感知ヘッドボディから容易
に取り外すことができる。従って、かかるカバー体の装
着脱作業も容易となる。しかも、上記カバー体が感知ヘ
ッドボディに係合されている状態では、前記可動リブが
カバー体に覆われているから、該可動リブの操作部に対
する押圧操作が不能とされ、可動リブを操作して感知ヘ
ッドボディをベースから取り外すことができず、感知ヘ
ッドボディの取付が一層確実になされる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る熱線感知器等の感知ヘッドの一例
を示す分解断面図。 【図2】本発明に係る熱線感知器等の感知ヘッドの一例
を示す分解斜視図。 【図3】感知ヘッドボディの一例を示す分解斜視図。 【図4】ベースと感知ヘッドボディとを係合させる部位
の構成例を示す要部斜視図。 【図5】ベースと感知ヘッドボディとを示す分解斜視
図。 【図6】(イ)、(ロ)はベースに設けられた回転止め
用ボスと感知ヘッドボディに設けられた可動リブとの係
合状態を示す平面断面図。 【図7】ベースに設けられた回転止め用ボスと感知ヘッ
ドボディに設けられた可動リブとを示す要部縦断面図。 【図8】(イ)、(ロ)は感知ヘッドボディに設けられ
たストッパー片とカバー体に設けられた切込凹部との関
係を示す要部縦断面図。 【図9】ピン状の接続端子と平面略V字状の接続子との
関係を示す要部斜視図。 【図10】(a)、(b)は従来の熱線感知器の感知ヘ
ッドの一例を示す説明図。 【図11】従来の熱線感知器の感知ヘッドの他の例を示
す要部斜視図。 【図12】従来の熱線感知器の感知ヘッドの接続子を示
す斜視図。 【符号の説明】 1 ベース 2 感知ヘッドボディ 3 カバー体 10 外周部 11 係合用突片 12 回転止め用ボス 20 回路基板 21 外周部 22 係合用凹溝部 23 可動リブ 25 切欠凹部 26 ストッパー片 31 係合用突片 32 切込凹部 42 熱線検知素子 46 ピン状の接続端子 50 回路基板 53 接続子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−32695(JP,A) 特開 平4−350995(JP,A) 特開 昭63−293426(JP,A) 実開 平3−75278(JP,U) 実開 昭60−65892(JP,U) 実開 昭63−29786(JP,U) 実開 昭61−138175(JP,U) 実開 平4−45985(JP,U) 実開 平4−26389(JP,U) 実開 平5−23069(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/02 - 1/04 G01J 1/42 G01J 5/02 G01V 8/12 G08B 13/189 - 13/191 G08B 17/00 - 17/12 H01R 13/00 - 13/35 H01R 13/56 - 13/72 H01H 35/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】天井面への取付用のベースと、所定事態を
    検知するための検知手段を備えた感知ヘッドボディとを
    備え、これら両者には、互いに嵌合させて係合方向へ相
    対回転させたときに係合する係合手段が設けられている
    感知器の感知ヘッドであって、 前記ベースの感知ヘッドボディと対面する内面側には鉤
    型の段部を有した回転止め用ボスが設けられていると共
    に、 この回転止め用ボスに対応する感知ヘッドボディの対応
    した位置には、感知ヘッドボディとベースとが係合方向
    に回転されたときに逆方向への回転を阻止するように前
    記回転止め用ボスの鉤型段部に係合する、操作部を一体
    形成した弾性変形可能な可動リブが設けられ、 この可動リブの操作部は、前記感知ヘッドボディの外面
    側に露出するように配置され、この操作部が押圧操作さ
    れたときには、上記可動リブと前記回転止め用ボスの鉤
    型段部との係合状態が解除できるように構成され、 上記感知ヘッドボディの外面側を覆うためのカバー体が
    更に具備され、 このカバー体の内面側と感知ヘッドボディの外面側との
    両者には、これら両者を互いに嵌合させた状態で係合方
    向へ相対回転させたときに係合する係合手段が設けられ
    ていると共に、 感知ヘッドボディの側周面部には、感知ヘッドボディと
    カバー体との両者が相対回転されて係合されたときに、
    カバー体に形成された切込凹部に嵌り込んで係合して、
    カバー体の逆方向への回転を阻止するためのストッパー
    片が一体的に形成されており、 このストッパー片は、外部から押圧操作されたときに
    は、弾性変形して前記カバー体の切込凹部から抜け出し
    て係合が解除されるように構成され、 上記カバー体が感知ヘッドボディに係合されている状態
    では、前記可動リブがカバー体に覆われ、該可動リブの
    操作部に対する押圧操作が不能とされていることを特徴
    とする感知器の感知ヘッド。
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