JP2005276656A - タンパースイッチ構造及びそのタンパースイッチ構造を備えた防犯用センサ - Google Patents

タンパースイッチ構造及びそのタンパースイッチ構造を備えた防犯用センサ Download PDF

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Abstract

【課題】 センサ本体自身にタンパー行為検知機能を備えさせるためのタンパースイッチ構造であって、外部からの水の浸入を確実に阻止しながらも良好なタンパー行為検知機能を備えさせることが可能なタンパースイッチ構造を提供する。
【解決手段】 PIRセンサ1のハウジング4内にタンパースイッチ本体71を配置する。PIRセンサ1のベースプレート44における上記タンパースイッチ本体71のスイッチ作動部材73に対向する位置にタンパー用開口を形成する。このタンパー用開口に弾性スイッチ部材72を装着する。この弾性スイッチ部材72は、取付プレート3に当接する受圧突起部75を備えており、このPIRセンサ1を壁面Wに固定した状態で受圧突起部75が取付プレート3からの押圧力を受けて弾性変形してスイッチ作動部材73を押し込む。弾性スイッチ部材72には、タンパー用開口44cを水密状態に密閉しており、センサハウジング内への水の浸入を阻止している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受動型赤外線センサ(PIRセンサ)や能動型赤外線センサ(AIRセンサ)等の防犯用センサに適用されるタンパースイッチ構造及びそのタンパースイッチ構造を備えた防犯用センサに係る。特に、本発明は、簡単な構成で屋外設置型(雨水等の水が降り掛かる場所に設置されるタイプ)の防犯用センサにタンパー行為検知機能を付加するための対策に関する。
従来より、防犯用センサの一種であるPIRセンサは、PIR素子を内蔵し、このPIR素子が検知エリア内の人体からの赤外線を受けて、その人体と周囲温度との差から侵入者を検知するように構成されている。
ところで、この種のセンサが設置されている室内への不法侵入を目的として、非警戒動作中にセンサ本体を取付プレートから取り外し、センサ本体内のPIR素子への赤外線入射経路に紙テープやプラスチックテープを貼り付けたり、赤外線を透過しない透明な塗料を吹き付けるなどの妨害行為(タンパー行為)を行ってセンサが人体を検知できないようにした後に取付プレートに取り付けておくといったことが行われる場合がある。この場合、センサは警戒動作中に不法侵入者を検知することができなくなってしまう。また、非警戒動作中にセンサ本体を取付プレートから取り外してそのまま持ち去り、不法侵入者の検知を不能にするといった行為が行われることもある。
このため、この種のセンサを有する侵入者検知システムにあっては、非警戒動作中でも動作するタンパー行為検知機能を備えさせ、センサ本体が取付プレートから取り外されたときにタンパー行為検知信号(以下、「トラブル信号」という)を出力するように構成されている。
このようなタンパー行為検知機能を備えさせる場合、センサ本体が取り付けられる取付プレートと、別の場所に設置されるコントロールパネルとの間には、電力供給配線と、人体検知時に検知信号を送出する人体検知信号伝送配線と、タンパー行為検出用の配線とを布設する必要があり、配線数が多いものとなってしまい、侵入者検知システムの施工性の悪化を招いていた。
この不具合を解消する対策の一つとして、上記の持ち去り行為が行われる場合には電力供給配線が切断されることに鑑み、この電力供給配線の切断を検知可能な構成を採用することで、タンパー行為検出用配線を不要としながらも上記持ち去り行為を検知可能にすることが考えられる。
ところで、これまでのPIRセンサ等の防犯用センサは、消費電力が比較的大きかったため上記電力供給配線を必要としていた。しかし、近年、PIR素子等のセンシング素子の開発が進み、消費電力を大幅に低減することが可能になり、電力供給配線からの給電を必要とすることなく、内蔵電池による長期間駆動が可能になってきた。
このように電力供給配線が不要になるということは、上述した「電力供給配線の切断を検知可能とすることで持ち去り行為を検知する」といった構成を実現できなくなってしまうことに繋がる。言い換えると、センシング素子の開発による電力供給配線の廃止に伴ってセンサ本体自身がタンパー行為検知機能を備える構成が必要になってきたことになる。
これを実現するものとして、下記の特許文献1には、センサケーシングの裏面に開口を形成しておき、センサ内部に収容したタンパースイッチの作動片を、この開口から外部に突出させることが開示されている。つまり、センサが壁面に正常に取り付けられている状態では作動片が壁面によって押し込まれておりトラブル信号は発信せず、センサが壁面から取り外されたり、センサ本体が取付プレートから取り外された場合には作動片の押し込みが解除され、これに伴ってトラブル信号が発信されるようになっている。
尚、上述したように、電力供給配線が接続されるタイプの防犯用センサにあっては、電力供給配線の切断を検知可能とすることで上記持ち去り行為を検知することは可能であるが、電力供給配線が切断されることなしに、赤外線入射経路に紙テープやプラスチックテープを貼り付けたり、赤外線を透過しない透明な塗料を吹き付けるなどのタンパー行為については検知することはできない。このため、電力供給配線が不要なワイヤレスタイプの防犯用センサに限らず、電力供給配線が接続されるタイプ(有線式)の防犯用センサにあってもセンサ本体自身がタンパー行為検知機能を備えることが望ましい。
特開平5−54269号公報
ところで、上記特許文献1に開示されているタンパースイッチを備えた防犯用センサは、室内設置型を対象として提案されたものである。これは、上記タンパースイッチの作動片を突出させる開口に対する防水について一切考慮されていない点から明らかである。
従って、この種の防犯用センサを屋外設置型として適用する場合には、上記特許文献1に開示されているタンパースイッチ構造をそのまま使用することはできない。何故なら、屋外に設置される防犯用センサは、雨水等が降り掛かる可能性があるため、上記特許文献1に開示されているものでは、タンパースイッチの作動片を突出させるための開口から雨水等が浸入してセンサの故障発生原因となってしまうからである。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、センサ本体自身にタンパー行為検知機能を備えさせるためのタンパースイッチ構造であって、外部からの水の浸入を確実に阻止しながらも良好なタンパー行為検知機能を備えさせることが可能なタンパースイッチ構造及びそのタンパースイッチ構造を備えた防犯用センサを提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、タンパースイッチの作動片(スイッチ作動部材)と、この作動片に対する押し込み力を生じさせる壁面等との間に、押し込み力を作動片に伝達する部材(弾性スイッチ部材)を介在させ、この弾性スイッチ部材を装着するために形成した開口の内縁部をこの弾性スイッチ部材自身が水密状態に密閉するようにした。つまり、この弾性スイッチ部材に、センサハウジングの水密性を確保する機能と、タンパー検出用の作動部材としての機能とを兼ね備えさせるようにした。
−解決手段−
具体的に、本発明は、押し込み可能なスイッチ作動部材を備えたタンパースイッチ本体が防犯用センサの内部に収容されており、この防犯用センサが固定対象面に固定されてスイッチ作動部材が押し込まれた状態から、この防犯用センサが固定対象面より取り外されてスイッチ作動部材の押し込み状態が解除されたときに上記固定対象面からの取り外しを検知するタンパースイッチの構造を前提とする。このタンパースイッチ構造に対し、上記防犯用センサのハウジングにおいて上記スイッチ作動部材に対向する位置にタンパー用開口を形成する。また、上記タンパー用開口を水密状態に密閉すると共に、防犯用センサの固定状態においては上記固定対象面からの押圧力を受け、上記タンパー用開口の水密状態を維持したまま弾性変形することによってスイッチ作動部材を押し込み状態にする弾性スイッチ部材を備えさせる。
この特定事項により、防犯用センサが固定対象面に固定された状態では、弾性スイッチ部材が固定対象面からの押圧力を受けて弾性変形し、上記タンパー用開口の水密状態を維持したままスイッチ作動部材を押し込む。これにより、タンパースイッチ本体は、防犯用センサが固定対象面に固定されていることを認識し、タンパー検出信号(トラブル信号)は発信しない。この防犯用センサが屋外に設置され雨水等が降り掛かったとしても、上記タンパー用開口は弾性スイッチ部材によって水密状態に維持されているため、雨水等がセンサハウジング内に浸入することはない。そして、不法侵入等を目的として防犯用センサが固定対象面から取り外された際には、弾性スイッチ部材が固定対象面から受けていた押圧力が解除されることになり、弾性スイッチ部材は外力を受けない形状に復帰し、スイッチ作動部材の押し込みが解除される。これにより、タンパースイッチ本体は、防犯用センサが固定対象面から取り外されたことを認識し、タンパー検出信号(トラブル信号)を発信する。このように、本解決手段では、固定対象面からの押圧力によって弾性変形してスイッチ作動部材を押し込む弾性スイッチ部材をセンサハウジングのタンパー用開口に装着したことにより、防犯用センサにタンパー行為検知機能を備えさせながらも、センサ内部への雨水等の浸入を阻止することができ、タンパー行為検知機能を有する防犯用センサの屋外設置を実現することが可能になる。
この場合の弾性スイッチ部材の具体構成としては、密閉部、受圧突起部、作動突起部を備えている。上記密閉部は、タンパー用開口の内面に接触してこのタンパー用開口を水密状態に密閉する部分である。受圧突起部は、上記密閉部に一体形成され、防犯用センサの固定状態において固定対象面からの押圧力を受ける部分である。作動突起部は、上記密閉部に一体形成され、防犯用センサの固定状態において受圧突起部が固定対象面からの押圧力を受けて上記密閉部が弾性変形することに伴ってタンパースイッチ本体のスイッチ作動部材に対して押し込み方向の押圧力を与える部分である。つまり、この弾性スイッチ部材は、密閉部がタンパー用開口を水密状態に密閉しながら弾性変形することにより、受圧突起部が受けた固定対象面からの押圧力を作動突起部を介してタンパースイッチ本体のスイッチ作動部材に作用させるようにしており、信頼性の高いタンパー検出動作を行うことができる。
第1カバーとこれに装着される第2カバーとを備えたセンサハウジングを有する防犯用センサに本発明を適用した場合の構成としては以下のものが掲げられる。先ず、押し込み可能なスイッチ作動部材を備えたタンパースイッチ本体が防犯用センサの内部に収容されており、この防犯用センサのハウジングを構成する第1カバーに対して第2カバーが装着されてスイッチ作動部材が押し込まれた状態から、この第2カバーが第1カバーより取り外されてスイッチ作動部材の押し込み状態が解除されたときに上記第2カバーの取り外しを検知するタンパースイッチの構造を前提とする。このタンパースイッチ構造に対し、上記防犯用センサの第1カバーにおいて上記スイッチ作動部材に対向する位置にタンパー用開口を形成する。また、上記タンパー用開口を水密状態に密閉すると共に、第2カバーの装着状態においてはこの第2カバーからの押圧力を受け、上記タンパー用開口の水密状態を維持したまま弾性変形することによってスイッチ作動部材を押し込み状態にする弾性スイッチ部材を備えさせる。
本解決手段の場合には、第1カバーに対して第2カバーが装着された状態では、弾性スイッチ部材が第2カバーからの押圧力を受けて弾性変形し、上記タンパー用開口の水密状態を維持したままスイッチ作動部材を押し込み状態にする。これにより、タンパースイッチ本体は、第1カバーに対して第2カバーが装着されていることを認識し、タンパー検出信号(トラブル信号)は発信しない。この防犯用センサが屋外に設置され、雨水等が降り掛かって第1カバーと第2カバーとの間の隙間に水が浸入したとしても、上記タンパー用開口は弾性スイッチ部材によって水密状態に維持されているため、雨水等がセンサハウジング内(第1カバーの内部)に浸入することはない。そして、不法侵入等を目的として第2カバーが第1カバーから取り外された際には、弾性スイッチ部材が第2カバーから受けていた押圧力が解除されることになり、弾性スイッチ部材は外力を受けない形状に復帰し、スイッチ作動部材の押し込みが解除される。これにより、タンパースイッチ本体は、第2カバーが第1カバーから取り外されたことを認識し、タンパー検出信号(トラブル信号)を発信する。このように、本解決手段においても、防犯用センサにタンパー行為検知機能を備えさせながらも、センサ内部への雨水等の浸入を阻止することができ、タンパー行為検知機能を有する防犯用センサの屋外設置を実現することが可能である。
この場合の弾性スイッチ部材の具体構成としては、連結ピンを介してタンパースイッチ本体のスイッチ作動部材に連繋されていると共に、密閉部及び受圧突起部を備えている。上記密閉部は、タンパー用開口の内面に接触してこのタンパー用開口を水密状態に密閉する部分である。受圧突起部は、上記密閉部に一体形成され、第2カバーの装着状態においてこの第2カバーからの押圧力を受ける部分である。そして、第2カバーの装着状態において受圧突起部が第2カバーからの押圧力を受けて上記密閉部が弾性変形することに伴って、受圧突起部の背面が連繋ピンに操作力を与え、この連繋ピンがスイッチ作動部材に対して押し込み方向の押圧力を与える構成となっている。つまり、弾性スイッチ部材とスイッチ作動部材の間の距離が大きい場合であっても、弾性スイッチ部材を変形させる押し込み力を連繋ピンを介してスイッチ作動部材に作用させることができ、この場合にも信頼性の高いタンパー検出動作を行うことができる。また、センサハウジング内でのタンパースイッチ本体の設置位置の自由度を高めることができる。
また、互いに組み合わされてセンサハウジングを構成する複数のケーシング部材を備えた防犯用センサに本発明を適用する場合、上記弾性スイッチ部材を、上記各ケーシング部材同士の合わせ面部分に介在されるシール部材と一体形成することが掲げられる。つまり、一つの部材によって、ケーシング部材同士の水密構造とタンパー用開口の水密構造とを得ることができ、センサ全体としての部品点数の削減を図ることができる。
尚、上述した解決手段のうち何れか一つに係るタンパースイッチ構造を備えた防犯用センサも本発明の技術的思想の範疇である。つまり、センサハウジングの内部に、受動型赤外線素子、この受動型赤外線素子に電力供給する蓄電池、受動型赤外線素子によって監視エリア内に人体を検出した時に検出信号をワイヤレス発信する発信器を収容した防犯用センサである。また、このワイヤレスタイプの防犯用センサに限らず、電力供給配線が接続される有線タイプの防犯用センサにも本発明は適用可能である。
本発明では、タンパースイッチのスイッチ作動部材に対向する位置に備えさせた弾性スイッチ部材に、センサハウジングの水密性を確保する機能と、タンパー検出用の作動部材としての機能とを兼ね備えさせるようにしている。このため、防犯用センサにタンパー行為検知機能を備えさせながらも、センサ内部への雨水等の浸入を阻止することができ、タンパー行為検知機能を有する防犯用センサの屋外設置を実現することが可能になり、屋外設置タイプの防犯用センサの実用性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、防犯警報装置の起動スイッチとして機能する防犯用PIRセンサに本発明を適用した場合について説明する。
−PIRセンサの全体構成−
図1は本実施形態に係るPIRセンサ1の内部構成の概略を示す縦断面図である。また、図2は、図1におけるII−II線に対応した位置におけるPIRセンサ1の断面図である。
これら図に示すように、本PIRセンサ1は、家屋やオフィスビルの外壁面W(図1の一点鎖線参照)に取り付けられるものであって、センサ本体2と取付プレート3とを備えている。つまり、取付プレート3が上記外壁面Wに固定された後、この取付プレート3に対してセンサ本体2が取り付けられることにより、PIRセンサ1が外壁面Wに固定される構成となっている。
上記センサ本体2の構成としては、ハウジング4内に、受光素子51及び光学系52から成るセンサユニット5が収容されている。受光素子51は、焦電素子等の赤外線検出素子(受動型赤外線素子)からなり、入射した赤外線エネルギの変動量に比例した電気信号を出力する。一方、光学系52は、本実施形態では後述するメインカバー41に一体化されたフレネルレンズを採用している。これに限らず、受光素子51に赤外線エネルギを集光して入射させるものであればよく、例えばプリズムやミラーなどを用いることもできる。
上記センサユニット5の受光素子51から出力される電気信号は、その信号強度、すなわち赤外線光束の変動量に応じた信号強度が常時監視されている。そして、電気信号の信号レベルが所定のレベルを超えたときに、ハイレベルの検出信号が出力され、受光素子51から出力される電気信号の信号レベルが所定のレベルを超えたときに、本PIRセンサ1は人体検知信号を出力するようになっている。この人体検知信号の出力に伴って、図示しない照明灯、ブザーまたはサイレンなどの警報発生機器が作動するようになっている。
上記ハウジンク4は、本発明でいう第1カバーとしてのメインカバー41、アッパカバー42、本発明でいう第2カバーとしてのロアカバー43、ベースプレート44が一体的に組み付けられて構成されている。これらはそれぞれ樹脂により成形されている。
上記ベースプレート44は、その前面(図1における左側の面)にプリント基板45が取り付けられている。また、このベースプレート44の下端部には、上記取付プレート3にネジ止めするためのネジ孔(図示省略)が形成されている。
メインカバー41は、例えばポリエチレン製であって、一端側(図1における右側)が開放された箱形に形成されており、その開口側の端縁である外周縁部の全体がベースプレート44に重ね合わされ、このベースプレート44との間で略密閉されたハウジング内部空間Sを構成している。
アッパカバー42は、例えばABS樹脂製であって、上記メインカバー41の上端部分を覆ってPIRセンサ1の上部の剛性を高めるための部材である。このアッパカバー42の上端部には、ベースプレート44の上端面に形成されたブラケット44aに係止可能なフック42aが形成されており、このフック42aがベースプレート44のブラケット44aに係止され、このアッパカバー42がベースプレート44にネジ止め等の手段によって取り付けられることにより、ベースプレート44及びメインカバー41に対してアッパカバー42が一体的に組み付けられている。
ロアカバー43は、上記アッパカバー42と同様の例えばABS樹脂製であって、上記メインカバー41の下端部分を覆ってPIRセンサ1の下部の剛性を高めるための部材である。このロアカバー43の下端部は、ベースプレート44にネジ止め等の手段によって取り付けられており、これによって、ベースプレート44及びメインカバー41に対してロアカバー43が一体的に組み付けられている。
また、本PIRセンサ1のセンサ本体2が取付プレート3に取り付けられる際には、上記ベースプレート44が取付プレート3に取り付けられることになる。つまり、ベースプレート44の上部の係止突部44bを取付プレート3の上端部に係合させるとともに、ベースプレート44の下部から図示しない固定ねじをねじ込んでベースプレート44が取付プレート3に取り付けられている。
上述の如く構成されたPIRセンサ1は、家屋やオフィスビルの外壁面Wにおける成人のほぼ腰に相当する高さ位置に取り付けられる。そして、人体検知動作としては、受光素子51からの電気信号の信号レベルが検出レベルを超えた場合のみ、人体検知信号を出力し、これによって人体を検出できるようにしている。また、このPIRセンサ1は、ワイヤレス送信を行うものであって、電力供給配線や人体検知信号伝送配線は接続されておらず、ハウジング4の内部には電力供給用の図示しない蓄電池(乾電池)、上記人体検知信号や後述するタンパー行為検知信号(トラブル信号)を無線発信する発信器に取り付けられたアンテナが備えられている。
−タンパースイッチの構造−
次に、本形態の特徴部分であるタンパースイッチの構造について説明する。本形態のPIRセンサ1は、壁タンパースイッチ7とカバータンパースイッチ8とを備えている。以下、それぞれについて説明する。
(壁タンパースイッチ7)
壁タンパースイッチ7は、非警戒動作中等にセンサ本体2が取付プレート3から取り外されたこと(タンパー行為が行われたこと)を検知するためのスイッチである。
この壁タンパースイッチ7は、タンパースイッチ本体71と、ゴム製の弾性スイッチ部材72とを備えて構成されている。
タンパースイッチ本体71は、センサ本体2の内部で上記プリント基板45の背面(図1における右側の面)に実装されており、押し込み可能なヒンジタイプのスイッチ作動部材73を有している。このスイッチ作動部材73が押し込まれている状態では、タンパースイッチ本体71はタンパー検出信号(トラブル信号)を発信することはなく、スイッチ作動部材73の押し込みが解除されると、タンパースイッチ本体71がタンパー検出信号を発信するようになっている。
そして、上記ベースプレート44において、スイッチ作動部材73に対向する部分は、センサ本体2の背面側(取付プレート3に向かう側であって、図1では右側)に凹陥(屈曲)された凹陥部44dが形成されており、この凹陥部44dの中央部に比較的小径で円形のタンパー用開口44c(図4参照)が形成されている。そして、上記弾性スイッチ部材72は、このタンパー用開口44cに装着されている。
以下、この弾性スイッチ部材72の形状について説明する。図3は弾性スイッチ部材72を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は図3(a)におけるC−C線に沿った断面図である。これら図に示すように、弾性スイッチ部材72は、密閉部74、受圧突起部75、作動突起部76を備えている。
密閉部74は、上記タンパー用開口44cの開口縁部に接触してこのタンパー用開口44cを水密状態に密閉する部分である。つまり、この密閉部74は、タンパー用開口44cの開口縁部に装着された状態で、ベースプレート44の外面(図1における右側の面)におけるタンパー用開口44cの開口縁部全周に当接する外面側リング部74aと、ベースプレート44の内面(図1における左側の面)におけるタンパー用開口44cの開口縁部全周に当接する内面側リング部74bとを備えている。また、この内面側リング部74bの外径寸法は、外面側リング部74aの外径寸法よりも僅かに大径に形成されており、この内面側リング部74bの内周縁部が偏平円筒形状の連結部74cによって外面側リング部74aの下面に接続されている。また、この連結部74cの高さ寸法(図3(c)における寸法A)は、ベースプレート44の板厚に略一致しており、外面側リング部74a及び内面側リング部74bがベースプレート44を挟み込むことにより、このベースプレート44の各面に隙間無く当接するようになっている。
上記受圧突起部75は、上記密閉部74に一体形成され、PIRセンサ1の固定状態において固定対象面である上記取付プレート3の表面からの押圧力を受ける部分である。つまり、この受圧突起部75は、上記密閉部74の外面側リング部74aの表面中央部に形成された突起であって、PIRセンサ1の固定状態では、この受圧突起部75の頂部が取付プレート3に当接し、この取付プレート3からの押圧力を受けて上記外面側リング部74aをセンサ内部に向かう方向に弾性変形させるようになっている。
作動突起部76は、上記密閉部74に一体形成され、PIRセンサ1の固定状態において受圧突起部75が取付プレート3からの押圧力を受けて、上記密閉部74が弾性変形することによりタンパースイッチ本体71のスイッチ作動部材73に対して押し込み方向の押圧力を与える部分である。つまり、この作動突起部76は、密閉部74の外面側リング部74aの背面中央部から突出された突起であって、その頂部は密閉部74の内面側リング部74bよりも突出した位置(図3(c)における下側位置)に設定されている。
図4は、壁タンパースイッチ7の作動状態を示す図である。図4(a)は、PIRセンサ1が外壁面Wに固定された状態を示している。この状態では、受圧突起部75が取付プレート3からの押圧力を受けることになり、上記密閉部74の外面側リング部74aが弾性変形することによって作動突起部76がタンパースイッチ本体71のスイッチ作動部材73に対して押し込み方向の押圧力を与えている。これにより、タンパースイッチ本体71は、PIRセンサ1が外壁面Wに固定されていることを認識し、タンパー検出信号(トラブル信号)は発信しない。また、このPIRセンサ1が屋外に設置され雨水等が降り掛かったとしても、上記タンパー用開口44cは弾性スイッチ部材72によって水密状態に維持されているため、雨水等がセンサハウジング4内に浸入することはなく、水の浸入によるセンサの故障発生も回避できる。
図4(b)は、PIRセンサ1が取付プレート3から取り外された状態(タンパー行為が行われた状態)を示している。この状態では、弾性スイッチ部材72が取付プレート3から受けていた押圧力が解除されることになり、弾性スイッチ部材72は外力を受けない形状に復帰し、スイッチ作動部材73の押し込みが解除される。これにより、タンパースイッチ本体71は、PIRセンサ1が取付プレート3から取り外されたことを認識し、タンパー検出信号(トラブル信号)を発信することになる。
(カバータンパースイッチ8)
次に、図5及び図6を用いてカバータンパースイッチ8について説明する。このカバータンパースイッチ8は、弾性スイッチ部材82の形状が上記壁タンパースイッチ7のものと異なっていると共に、弾性スイッチ部材82とタンパースイッチ本体81のスイッチ作動部材83との間に連繋ピン87が介在されている点が壁タンパースイッチ7と異なっている。従って、ここでは壁タンパースイッチ7との相違点についてのみ説明する。
このカバータンパースイッチ8は、非警戒動作中等にロアカバー43がメインカバー41から取り外されたこと(タンパー行為が行われたこと)を検知するためのスイッチである。
このカバータンパースイッチ8は、タンパースイッチ本体81と、ゴム製の弾性スイッチ部材82と、連繋ピン87を備えて構成されている。
タンパースイッチ本体81は、センサ本体2の内部で上記プリント基板45の前面(図1における左側の面)に実装されており、押し込み可能なスイッチ作動部材83を有している。このスイッチ作動部材83が押し込まれている状態では、タンパースイッチ本体81はタンパー検出信号(トラブル信号)を発信することはなく、スイッチ作動部材83の押し込みが解除されると、タンパースイッチ本体81がタンパー検出信号を発信するようになっている。
そして、上記メインカバー41において、スイッチ作動部材83に対向する位置には比較的小径で円形のタンパー用開口41a(図6参照)が形成されている。そして、上記弾性スイッチ部材82は、このタンパー用開口41aに装着されている。
図5は弾性スイッチ部材82を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は図5(a)におけるC−C線に沿った断面図である。これら図に示すように、弾性スイッチ部材82は、密閉部84及び受圧突起部85を備えている。これら密閉部84及び受圧突起部85の形状は上述した壁タンパースイッチ7に備えられている弾性スイッチ部材72のものと同一であるため、ここでの説明は省略する。尚、本カバータンパースイッチ8の場合、密閉部84は、メインカバー41に形成されたタンパー用開口41aの開口縁部に接触してこのタンパー用開口41aを水密状態に密閉する。また、受圧突起部85は、ロアカバー43がメインカバー41に取り付けられた状態において、ロアカバー43からの押圧力を受けることになる。また、本弾性スイッチ部材82は作動突起部を備えていない点で上記壁タンパースイッチ7のものと異なっている。
そして、上記連繋ピン87は、その基端部がタンパースイッチ本体81のスイッチ作動部材83に一体化または当接している一方、先端部は弾性スイッチ部材82の外面側リング部84aと連結部84cとの間で形成されている凹部に挿入され、外面側リング部84aの下面に当接している。つまり、この連繋ピン87は、ロアカバー43からの押圧力による外面側リング部84aの弾性変形に伴って軸線方向に進退移動してタンパースイッチ本体81のスイッチ作動部材83に対して押し込み操作及び押し込み解除操作を行うようになっている。
図6は、カバータンパースイッチ8の作動状態を示す図である。図6(a)は、ロアカバー43がメインカバー41に取り付けられた状態を示している。この状態では、受圧突起部85がロアカバー43からの押圧力を受けることになり、上記密閉部84の外面側リング部84aが弾性変形することによって連結ピン87がタンパースイッチ本体81のスイッチ作動部材83に対して押し込み方向の押圧力を与えている。これにより、タンパースイッチ本体81は、ロアカバー43がメインカバー41に取り付けられていることを認識し、タンパー検出信号(トラブル信号)は発信しない。また、このPIRセンサ1が屋外に設置され雨水等が降り掛かってロアカバー43とメインカバー41との間の隙間に水が浸入したとしても、上記タンパー用開口41aは弾性スイッチ部材82によって水密状態に維持されているため、雨水等がセンサハウジング4内(メインカバー41の内部)に浸入することはなく、水の浸入によるセンサの故障発生も回避できる。
図6(b)は、ロアカバー43がメインカバー41から取り外された状態(タンパー行為が行われた状態)を示している。この状態では、弾性スイッチ部材82がロアカバー43から受けていた押圧力が解除されることになり、弾性スイッチ部材82は外力を受けない形状に復帰し、スイッチ作動部材83の押し込みが解除される。これにより、タンパースイッチ本体81は、ロアカバー43がメインカバー41から取り外されたことを認識し、タンパー検出信号(トラブル信号)を発信することになる。
以上説明してきたように、本形態に係る上記壁タンパースイッチ7及びカバータンパースイッチ8によれば、PIRセンサ1にタンパー行為検知機能を備えさせながらも、センサ内部への雨水等の浸入を阻止することができ、タンパー行為検知機能を有するPIRセンサ1の屋外設置を実現することが可能になる。
−変形例−
次に、壁タンパースイッチ7に備えられる弾性スイッチ部材72の変形例について説明する。本例に係る弾性スイッチ部材72は、メインカバー41の開口側の端縁である外周縁部の全体とベースプレート44との重ね合わせ部分のシール性を確保するためのゴム製のシール部材9と一体形成されている点に特徴がある。
図7は、一体化された弾性スイッチ部材72及びシール部材9を示す正面図であり、図8は、その装着状態を示すPIRセンサ1の一部分を示す拡大断面図(図2に相当する部分の断面における壁タンパースイッチ7周辺部の拡大図)である。これら図に示すように、枠形状のシール部材9の内側縁に対して弾性スイッチ部材72の内面側リング部74bが架橋部材91,91によって一体的に連結された構成となっている。尚、この架橋部材91の形状としては、シール部材9の内側縁から水平方向に上記ベースプレートの内側面の形状に沿うように延びている。
このように弾性スイッチ部材72とシール部材9とを一体化したことにより、一つの部材によって、ハウジング4の構成部材同士の水密構造とタンパー用開口44cの水密構造とを得ることができ、センサ全体としての部品点数の削減を図ることができる。
また、カバータンパースイッチの変形例として、メインカバー(内側カバー)41とロアカバー43とが一体成形されたものに対して、このカバーが取り外されたことを検知可能とする構成を採用することも可能である。
−その他の実施例−
以上説明した実施形態では、防犯用PIRセンサ1に本発明を適用した場合について説明したが、タンパー行為検知機能を必要とする各種センサ(AIRセンサ等)に適用することが可能である。また、屋外設置型に限らず、浴室等のように水が降り掛かる可能性のあるセンサとして適用することが可能である。更には、電力供給配線が不要なワイヤレスタイプの防犯用センサに限らず、電力供給配線が接続されるタイプ(有線式)の防犯用センサにも本発明は適用可能である。
実施形態に係るPIRセンサの内部構成の概略を示す縦断面図である。 図1におけるII−II線に対応した位置におけるPIRセンサの断面図である。 壁タンパースイッチに備えられる弾性スイッチ部材を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は図3(a)におけるC−C線に沿った断面図である。 壁タンパースイッチの作動状態を示す図である。 カバータンパースイッチに備えられる弾性スイッチ部材を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は図5(a)におけるC−C線に沿った断面図である。 カバータンパースイッチの作動状態を示す図である。 変形例における弾性スイッチ部材及びシール部材を示す正面図である。 変形例における弾性スイッチ部材及びシール部材の装着状態を示すPIRセンサの一部分を示す断面図である。
符号の説明
1 PIRセンサ(防犯用センサ)
3 取付プレート(固定対象面)
4 センサハウジング
41 メインカバー(第1カバー)
41a,44c タンパー用開口
43 ロアカバー(第2カバー、ケーシング部材)
44 ベースプレート(ケーシング部材)
51,61 受光素子(受動型赤外線素子)
7 壁タンパースイッチ
8 カバータンパースイッチ
71,81 タンパースイッチ本体
72,82 弾性スイッチ部材
73,83 スイッチ作動部材
74,84 密閉部
75,85 受圧突起部
76 作動突起部
9 シール部材

Claims (6)

  1. 押し込み可能なスイッチ作動部材を備えたタンパースイッチ本体が防犯用センサの内部に収容されており、この防犯用センサが固定対象面に固定されてスイッチ作動部材が押し込まれた状態から、この防犯用センサが固定対象面より取り外されてスイッチ作動部材の押し込み状態が解除されたときに上記固定対象面からの取り外しを検知するタンパースイッチの構造であって、
    上記防犯用センサのハウジングにおいて上記スイッチ作動部材に対向する位置にはタンパー用開口が形成されており、
    上記タンパー用開口を水密状態に密閉すると共に、防犯用センサの固定状態においては上記固定対象面からの押圧力を受け、上記タンパー用開口の水密状態を維持したまま弾性変形することによってスイッチ作動部材を押し込み状態にする弾性スイッチ部材を備えていることを特徴とするタンパースイッチ構造。
  2. 押し込み可能なスイッチ作動部材を備えたタンパースイッチ本体が防犯用センサの内部に収容されており、この防犯用センサのハウジングを構成する第1カバーに対して第2カバーが装着されてスイッチ作動部材が押し込まれた状態から、この第2カバーが第1カバーより取り外されてスイッチ作動部材の押し込み状態が解除されたときに上記第2カバーの取り外しを検知するタンパースイッチの構造であって、
    上記防犯用センサの第1カバーにおいて上記スイッチ作動部材に対向する位置にはタンパー用開口が形成されており、
    上記タンパー用開口を水密状態に密閉すると共に、第2カバーの装着状態においてはこの第2カバーからの押圧力を受け、上記タンパー用開口の水密状態を維持したまま弾性変形することによってスイッチ作動部材を押し込み状態にする弾性スイッチ部材を備えていることを特徴とするタンパースイッチ構造。
  3. 請求項1記載のタンパースイッチ構造において、
    弾性スイッチ部材は、
    タンパー用開口の内面に接触してこのタンパー用開口を水密状態に密閉する密閉部と、
    この密閉部に一体形成され、防犯用センサの固定状態において固定対象面からの押圧力を受ける受圧突起部と、
    上記密閉部に一体形成され、防犯用センサの固定状態において受圧突起部が固定対象面からの押圧力を受けて上記密閉部が弾性変形することに伴ってタンパースイッチ本体のスイッチ作動部材に対して押し込み方向の押圧力を与える作動突起部とを備えていることを特徴とするタンパースイッチ構造。
  4. 請求項2記載のタンパースイッチ構造において、
    弾性スイッチ部材は、連繋ピンを介してタンパースイッチ本体のスイッチ作動部材に連繋されている一方、
    この弾性スイッチ部材は、
    タンパー用開口の内面に接触してこのタンパー用開口を水密状態に密閉する密閉部と、
    この密閉部に一体形成され、第2カバーの装着状態においてこの第2カバーからの押圧力を受ける受圧突起部とを備えており、
    第2カバーの装着状態において受圧突起部が第2カバーからの押圧力を受けて上記密閉部が弾性変形することに伴って、受圧突起部の背面が連繋ピンに操作力を与え、この連繋ピンがスイッチ作動部材に対して押し込み方向の押圧力を与えるよう構成されていることを特徴とするタンパースイッチ構造。
  5. 請求項1〜4のうち何れか一つに記載のタンパースイッチ構造において、
    防犯用センサは、互いに組み合わされてセンサハウジングを構成する複数のケーシング部材を備えており、
    弾性スイッチ部材は、上記各ケーシング部材同士の合わせ面部分に介在されるシール部材と一体形成されていることを特徴とするタンパースイッチ構造。
  6. 請求項1〜5のうち何れか一つに記載のタンパースイッチ構造を備えた防犯用センサであって、
    センサハウジングの内部に、受動型赤外線素子、この受動型赤外線素子に電力供給する蓄電池、受動型赤外線素子によって監視エリア内に人体を検出した時に検出信号をワイヤレス発信する発信器が収容されていることを特徴とする防犯用センサ。
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