JP2603238B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2603238B2
JP2603238B2 JP62035139A JP3513987A JP2603238B2 JP 2603238 B2 JP2603238 B2 JP 2603238B2 JP 62035139 A JP62035139 A JP 62035139A JP 3513987 A JP3513987 A JP 3513987A JP 2603238 B2 JP2603238 B2 JP 2603238B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複写機やプリンタ等画像形成装置のカツトシ
ートの給紙搬送に関するものである。
[従来の技術] 従来、複写機やプリンタの給紙装置は、多数枚積層さ
れているカツトシートを1枚ずつ画像形成部へ給紙搬送
するためには以下に示すような方法をとっていた。
従来例を第6〜8図に示す。
給紙トレイ2に積載された転写材1は、給紙圧ばね3
により給送ローラ4に押圧されている。該給送ローラ4
が回転すると、該転写材1は摩擦により先端が紙ガイド
2′に侵入する。侵入した複数枚の該転写材1同志の間
の摩擦係数μと該給送ローラ4と該転写材1の間の摩
擦係数μと、該給送ローラ4に分離圧ばね5によって
押圧された分離パツド6と該転写材1の間の摩擦係数μ
の関係はμ<μ<μとなるように構成されてい
る。μ<μにより複数枚重なった該転写材1の該分
離パツド6に近接したものから搬送が停止し、最終的に
はμ<μにより一枚の転写材1aだけが該給送ローラ
4と該分離パツド6の間を通過して搬送される。(第7
図第8図参照)。該給送ローラ4と該分離パツド6の間
を通過して直後は、該転写材1aを搬送する搬送速度Va
μμμのバランスによって変化してしまい不安定
である。該転写材1aの先端がレジスタローラ対13,14に
挟持された後では該給送ローラ4の駆動はカツトされ
る。該給送ローラ4にはワンウエイクラツチ(不図示)
が取り付けてあり、該転写材1aと該給送ローラ4の摩擦
により従動回転する。該転写材1aの後端が該給送ローラ
4から離れると該給紙ローラ4の回転は停止して、次の
転写材1bの搬送は行なわれない。
該レジスタローラ対13,14の間に働く押圧力が、該転
写材1aと分離パツド6での摩擦負荷に対して十分大きい
ので該転写材1aを搬送する搬送速度Vbは安定する。
一方光学走査部8から発せさられた光束9は感光体10
上で結像して潜像を形成し、該潜像は現像器によりトナ
ーで現像される。該感光体10上のトナー像はP点で該転
写材1aに転写される。該転写材1aの該トナー像は定着器
12で定着される。
[発明が解決しようとしている問題点] しかしながら、上記従来例においては給送ローラ4に
よる紙送りは多数枚用紙の分離手段としての分離パツド
6と給送ローラ4とよりはさまれた状態で給送ローラ4
と転写材1との摩擦力μが分離パツド6と転写材1と
の摩擦力μより大であることから搬送されため、常に
分離パツド6を搬送する転写材1のすべり状態がおこっ
ている。そのため、給送ローラ4の搬送力に常にブレー
キ力がかかっていて、かつそのブレーキ力が用紙の種類
さ厚さ、表面性や摩擦部材に突入している用紙の枚数等
によっても変化するため、給送ローラ4の搬送スピード
Vaが安定しない欠点があった。また、そのため、従来例
のごとく摩擦分離方式の給紙装置においては、安定した
搬送スピードの必要な画像形成部、例えば感光体ドラム
10からの画像転写部9での搬送スピードVbの安定化のた
め、給送ローラ4と感光体ドラム10との間に1対の搬送
ローラすなわちレジスタローラ対13,14を設けていた。
そのため、装置が大型化し、またレジスタローラ対13,1
4への駆動力が必要であったり、ローラ対13,14を設ける
ことによりコストアップにつながっていた。また、ロー
ラ対13,14を設けた場合においても、搬送ローラ4部か
らローラ対13,14までの距離搬送する搬送スピードVa
用紙の表面摩擦係数や環境等によりばらついてしまい、
所定時間内にローラ対13,14にまで用紙が到達すること
ができず、給送不良となることがあつた。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、駆動軸に取り付けられ、径の小なる小径部
とカツトシートに当接して送り出すための径の大なる大
径部とを有する給送ローラと、 前記駆動軸に取り付けられ、前記給送ローラの回転を
制御する一回転制御手段と、 前記給送ローラの大径部と圧接可能に設けられ、給紙
ローラにより送り出されるカツトシートをその間で分離
するための分離手段と、 前記駆動軸に自由に回動可能に設けられ、前記分離手
段と前記給送ローラの小径部とが対向したときに給送ロ
ーラと分離手段とを離間させるために小径部により外方
に突出する外径寸法で形成されたアイドラコロと、 前記分離手段よりもシート搬送下流側に配置され、前
記給送ローラが回転を開始し、前記大径部により送り出
されて前記分離手段により分離されたカツトシートを前
記大径部とにより挟持して搬送し、さらに給送ローラが
回転して前記小径部が対向したときには前記アイドラコ
ロとによりカツトシートを挟持して搬送するように前記
大径部及び前記アイドラコロに圧接可能に設けられた搬
送手段と、 を有することを特徴とする。
また、前記搬送手段と前記アイドラコロとが圧接する
部分の下流側近傍にカツトシートの先端を検知するため
のセンサを設け、該センサの検知に基づいて画像形成部
とカツトシートとのレジスト合わせを行うことを特徴と
する。
[作用] 以上の構成によれば、給送ローラがイニシヤライズ位
置から回転を開始してカツトシートを送り出し、給送ロ
ーラの大径部と分離手段との間で一枚ずつ分離して送り
出し、分離されたカツトシートは下流側の搬送手段と給
送ローラの大径部とに挟持されて搬送され、さらに給送
ローラが回転して給送ローラの小径部が搬送手段に対向
するとカツトシートはアイドラコロと搬送手段とにより
挟持されて搬送される。
給送ローラは1回転制御手段により1回転するとイニ
シヤライズ位置に戻つて停止するため、搬送手段により
搬送されているカツトシートは給送ローラと分離手段と
で挟持されることはなくアイドラコロと分離手段との間
で挟まれた状態となる。
これにより、分離手段により分離されたカツトシート
をできるだけ早い時期に搬送手段で搬送を開始すること
ができ、さらに、搬送手段での搬送時に、アイドラコロ
と分離手段とでカツトシートを挟んでいるため給送ロー
ラと分離手段でシートを挟持しているときのような大き
なブレーキ力をカツトシートに作用させることがない。
さらに、搬送手段と給送ローラの大径部とでカツトシ
ートを搬送し、その後、給送ローラの小径部が搬送手段
に対向すると、搬送手段とアイドラコロとによりカツト
シートを搬送するようにしたため、給送ローラの大径部
の外径とアイドラコロの外径の寸法差等によるカツトシ
ートの幅方向での波打ちを起こすことがなく常に平面状
態でカツトシートを搬送することができる。
[実施例] 第1図〜第5図は本発明を利用した実施例である。
多数枚のカツトシート1は給紙トレイ2上に積載さ
れ、カツトシート1の先端部は、給紙圧ばね3により付
勢され回動する積載板13により、給送ローラ14,14′及
びアイドラーコト15,15′に押圧される。給送ローラ14,
14′は部分的に径の小なる部分(小径部)を持つローラ
であり、1回転上(円周上に)少なくとも1ケ所にカツ
トシート1と搬送ローラ16,16′とに圧接しないインシ
ヤライズ位置をとりうる形状をしている。また、最小紙
サイズ巾lminよりは巾方向小なるようにローラ巾を設定
し本実施例のごとく2分割しても良い、この給送ローラ
14,14′は駆動軸17に固定されていて、この駆動軸17は
軸端部のバネクラツチ18とソレノイド19により1回転制
御が可能に構成されている。
また、駆動軸17の通紙可能紙サイズの最大巾lmaxより
も外側部には積載板13を揺動させる揺動カム20,20′が
配設されていて、かつ積載板13の上記揺動カム20,20′
に対応する位置にはカムフオロア21,21′が固定されて
いるため、駆動軸17の回転制御により積載板13が上下
し、積載されているカツトシートを選択的に給送ローラ
14,14′及びアイドラコロ15,15′に押圧可能に構成され
ている。そのため、操作者が本装置にカツトシートを装
填する際、積載板13が下がっている第1図及び第3図
(a)の状態であるため、スムーズなカツトシート装填
が可能である。また操作者が積載板13を下げる動作を必
要としないメリツトがある。
この駆動軸17上の給送ローラ14,14′の両端近傍には
駆動軸17を中心としてスムーズに回転するアイドラコロ
15,15′が配設され、このアイドラコロ15,15′の外径は
給送ローラ14,14′の最大径よりもわずかに、例えば0.5
〜1mmだけ小に構成されている。搬送ローラ16,16′は駆
動入力軸21を中心として揺動アーム22により揺動し、装
置ベースとの間にかかっているバネ23の力により給送ロ
ーラ14,14′アイドラコロ15,15′に圧接している。搬送
ローラ16,16′への駆動力は駆動入力軸21に固定された
駆動ギア24と搬送ローラ16,16′に固定された搬送ギア2
5により伝達される。本実施例のごとく駆動ギア24、搬
送ギア25のギア対は搬送ローラ16,16′の中央部に配設
しておくならば、駆動力による搬送ローラの圧接力のア
ンバランスがなく、安定して圧接が可能となる。
給送ローラ14,14′とアイドラコロ15,15′には中央部
を軸支し、イコライズしながら中央部をバネ26にて押圧
するように構成された摩擦部材、例えばゴム材にコルク
を含有させた分離パツド27,27′が圧接しカツトシート
1の分離を行なう。この分離パツド27,27′もまた、本
実施例のごとく、分割しても良くそれぞれの給送ローラ
14,14′及びアイドラコロ15,15′に対応する位置のみに
少なくともあれば良い。給送路の分離パツド27,27′部
以外の部分は紙ガイド形状部28によりカツトシートをガ
イドし搬送ローラ16,16′へ導く。
また、本実施例は搬送ローラ16,16′とアイドラコロ1
5,15′のニツプ部に給紙トレイ2部以外からの用紙を導
入する第2のカツトシート入口29を設けている。このこ
とにより装置本体下部に多数枚デツキ等オプシヨンの給
送手段を設けて、その給送手段からの用紙を装置本体へ
導くことが可能となり、装置の拡張性にすぐれた構成を
している。
搬送ローラ16,16′とアイドラコロ15,15′のニツプ部
の下流側にはセンサレバー30が配設され、このセンサレ
バー30は揺動アーム22に軸支されて回動し、カツトシー
ト先端をフオトインタラプタ39にて検知する。このセン
サは図示のごとくセンサレバー30とフオトインタラプタ
39にて構成する以外にも、透過型センサや反射型センサ
を用いても良い。紙先端検知のセンサレバー30の後、カ
ツトシート1は給送ローラ14,14′の曲率よりやや大な
るガイド部32によりガイドされ、感光体ドラム101部と
この感光体ドラム101に当接し回動して1KVDC程度のバイ
アスを印加する半導電性ゴムローラ(104Ωcm)で
ある転写ローラ部とのニツプ部に導かれる。ガイド部32
は感光体ドラム101の下部に位置する現像器102のケーシ
ングを利用して構成するならば、ドラムとの精度を出し
やすくかつ部品点数が少なく、組立性が良好でコストの
安いメリツトがある。感光体ドラム101には、第1図の
装置断面図左側にあるレーザ走査光学系201からのレー
ザ光202を露光する露光装置Aと、現像スリーブ103によ
る現像位置B、転写ローラ33による転写位置C、クリー
ナ104のクリーニングブレード105によるクリーナ位置
D、コロナ帯電器106等帯電手段による一次帯電部E、
とが配設されていて、画像形成を行なう。転写位置Cを
通過したトナー転写後のカツトシートは定着入口ガイド
をかねる搬送ガイド部34によりヒータを内蔵するヒート
ローラ35と加圧をするシリコンゴム等耐熱性弾性体から
なる加圧ロール36とのニツプ部に導かれ、そのニツプ部
を通加することで転写像の定着が行なわれ、その下流に
あるゴムなノーソレツクス等弾性体のフインからなる排
出用けり出しローラ37によって装置外部に排紙される。
本発明の給紙搬送部の紙搬送について順をおって述べ
る。給紙動作より前に駆動源である図示なきモータが回
動をはじめると、搬送ローラ16,16′の駆動入力軸21に
固定されている搬送駆動ギア38が回動し、駆動入力軸2
1、駆動ギア24、搬送ギア25を介して搬送ローラ16,16′
に回転が伝えられる。搬送ローラ16,16′はアイドラコ
ロ15,15′に圧接しているため、搬送ローラ16,16′、ア
イドラコロ15,15′の対にて回動する。その際、アイド
ラコロ15,15′とカツトシート1が当接していてもアイ
ドラコロ15,15′とカツトシート1との摩擦力よりカツ
トシート1と分離パツド25,25′との摩擦力の方が大な
るよう構成しているため、カツトシート1が給紙されて
しまうことはない。しかし、スタンバイ時においては前
述のとおり、積載板13は揺動カム20,20′とカムフオロ
ワ21,21′により押し下げられた位置にあるため、カツ
トシートはアイドラコロ15,15′対に接してはいない。
搬送駆動ギア38の回動により給送ローラ15,15′の駆
動軸17にバネクラツチ18を介して軸支されている給紙駆
動ギア39が回動する。ソレノイド19がOFF状態において
は給紙駆動ギア39の回転は駆動軸17に伝達されない。バ
ネクラツチ18部には1回転制御環40が配設されていて、
ソレノイド19のON・OFFパルスにより1回転の駆動伝達
が行なわれる。給紙スタート信号によりソレノイド19が
ONすると、制御環40の爪がはなれ、給紙駆動ギア39の駆
動力がバネクラツチ18を介して駆動軸17に伝達される。
すると、駆動軸17が回動をはじめると、第3図(b)の
ごとく、揺動カム20も回動して積載板13が給紙圧ばね3
により押し上げられ、積載されているカツトシートは給
送ローラ14,14′及びアイドラコロ15,15′に押圧される
が、回動しているアイドラコロに当接していてもアイド
ラコロと紙との摩擦力よりも紙と紙との摩擦力が大きい
ため送り出されないが、その押圧とほぼ同時もしくは若
干前後して給紙ローラ14,14′のアイドラコロ15,15′よ
りも外径大なる部分(大径部)がカツトシートと当接す
る部分へ回動してくるため給送ローラによりカツトシー
トが送り出される。次に分離パツド27部にカツトシート
は到達するが、前述従来例のごとくの、摩擦係数の関係
によりカツトシートは、最上紙1枚のみ分離パツド27の
下流部へ導き出される。その後、まもなく、駆動されて
いる搬送ローラ16,16′部にカツトシートは到達し、到
達したカツトシートは搬送ローラ16,16′と給送ローラ1
4,14′の外径大なる部分(大径部)とで搬送し、その
後、給送ローラ14,14′が回転して給紙ローラ14,14′の
外径小なる部分(小径部)が搬送ローラ16,16′と対向
すると搬送ローラ16,16′とアイドラコロ15,15′とでカ
ツトシートの搬送が行われる。この時以降カツトシート
の搬送スピードは搬送ローラ16,16′により安定化さ
れ、次の紙先端検知部Hに達する。紙先端検知部Hにお
いて紙先端を検知したのち、画像の書き込みを始めるよ
うに(レジスト合わせ)構成することで、カツトシート
は一旦停止させることなく搬送ローラ16,16′により搬
送を続けることができる。そのため、従来のようなレジ
スタローラのON、OFFのシヨツクが画像に出たりするこ
とがなくなる。この先端検知、レーザ画像書き込みの制
御を行なうためには、紙先端検知部Hから転写部Cまで
の紙パス長さL1は感光ドラム30上の画像露光位置Aから
転写部Cまでの周長L2よりも長くなくてはならない(L2
<L1)。
また、紙先端検知部Hのセンサレバーによる紙センス
位置を最小紙巾lminの基準側と反対側の内側近傍に配置
しておくならば、ユーザがまちがって最小通紙可能巾よ
りも小なる紙を搬送しようとしても阻止することがで
き、最小紙巾サイズより小なる紙が感光ドラムまで通紙
されることなく、本体内部にまで搬送されてしまうのを
防ぐことができる。そして、これをこの先端検知、画像
書き込み、トリガーのセンサで行なうことで画像書き込
みも阻止でき、ドラムにダメージを少なくでき、汚れ等
に対しても有効である。
なお、以上説明したように本発明の上記実施例では、
搬送ローラ16,16′をアイドラコロ15,15′と圧接可能
で、且つ、給送ローラ14,14′の大径部と対向したとき
には該大径部と圧接可能に設けており、搬送ローラ14,1
4′により送り出されたカツトシート1は給送ローラ14,
14′の大径部と搬送ローラ16,16′とで挟持して搬送し
た後、さらに給送ローラ14,14′が回転して給送ローラ1
4,14′の小径部が搬送ローラ16,16′に対向すると搬送
ローラ16,16′とアイドラコロ15,15′とでカツトシート
1を挟持して搬送するように構成している。すなわち、
搬送ローラ16,16′は給送ローラ14,14′の大径部及びア
イドラコロ15,15′の両方に当接することが可能に構成
されている。
ここで、第4図に示す搬送ローラ16,16′がアイドラ
コロ15,15′のみ圧接して給送ローラ14,14′の大径部に
は当接しない構成と比較して本発明の利点を説明する。
まず、最初に第4図の装置を説明する。
第4図(a)はアイドラコロ15を中央に配置し、給送
ローラ14,14′をその両端に、分離パツド27を両端の給
送ローラ14,14′にわたして一体とし、搬送ローラ16も
また一体としたものである。そして搬送ローラ16は揺動
して圧をアイドラコロ15にかけるのではなく両端にある
押圧バネ41,41′にて軸受け42,42′を介して圧をかけて
いて、通紙巾外にある搬送駆動ギア38からの駆動を伝達
される。また、分離パツド24の押圧の仕方も揺動アーム
部材43を介して圧をかけてもよい。
第4図(b)は給送ローラ14を中央に配置し、その両
端にアイドラコロ15,15′を、そしてそのアイドラコロ1
5,15′にわたして一体の分離パツド27を当接させ、搬送
ローラ16,16′は両端のアイドラコロに対応した位置に
配設し、駆動力及び圧を中央部から与える方式である。
このような構成とすると、第4図の各図の破線で示す
ように、給送ローラ14,14′(14)の大径部が搬送ロー
ラ16(16,16′)に対向しているときに、カツトシート
1はアイドラコロ15(15,15′)と搬送ローラ16(16,1
6′)とに挟持されており、このとき給送ローラ14,14′
(14)の大径部の外径よりもアイドラコロ15(15,1
5′)の外径が小さいため、カツトシート1と大径部の
接触位置とアイドラコロ15(15,15′)と搬送ローラ16
(16,16′)との挟持位置とが半径方向にずれて段差が
生じ、図の一点鎖線に示すようにカツトシート1の幅方
向に波打ちを生じさせる。これにより、カツトシート1
に折れすじが生じたり、しわを発生させたりするという
問題が生じる。
これに対して、本発明の上記実施例のように、給送ロ
ーラ14,14′の大径部と搬送ローラ16,16′とがカツトシ
ート1を搬送するようにし、給送ローラ14,14′の小径
部が搬送ローラ16,16′に対向したときにアイドラコロ1
5,15′と搬送ローラ16,16′とでカツトシート1を搬送
するようなっていて、カツトシート1は常に平面状態で
搬送されるため上述の波打ち等の問題が起きることがな
い。このようにして、本発明では、カツトシート1にダ
メージを与えることなく安定して画像形成部に搬送する
ことができる。
[他の実施例] 上記実施例では、片側基準の最小紙巾がmin、最大紙
巾maxに関するものについて述べてきたが、これに限る
ことなく、中央基準の給紙方式においてもかまわない。
また、第5図は本発明の給送ローラの断面形状に関す
る他の実施例である。第5図(a)は円形状ゴム部14を
偏心させて駆動軸17に固定することで組立性の容易なこ
とやカツトシート及びパツド等との当接が連続的滑らか
である利点がある。第5図(b)は連続的に径が増加し
ていくカム形状のようなゴム部14を有するもので、この
例においてもカツトシート及びパツド等への当接が滑ら
かになる効果がある。第5図(c)は給送ローラの制御
を1回転制御でなく半回転ずつ回転制御するように構成
したものである。
[発明の効果] 以上説明したように、給送ローラの大径部に圧接可能
で、且つ給送ローラの駆動軸に配置されたアイドラコロ
に圧接可能に設けた搬送手段により、分離手段により分
離されたカツトシートを搬送するようにしたため、分離
手段により分離されたカツトシートをできるだけ早い時
期に搬送手段で搬送を開始することができ、さらに、搬
送手段での搬送時には、アイドラコロと分離手段とでカ
ツトシートを挟んでいて大きなブレーキ力をカツトシー
トに作用させることがないため、安定したシート送りを
行うことができて、カツトシートの搬送スードの安定化
及び斜め送りの防止が図れる。
さらに、搬送手段と給送ローラの大径部とでカツトシ
ートを搬送し、さらに給送ローラが回転して小径部が搬
送ローラに対向したときには、搬送手段とアイドラコロ
によりカツトシートを搬送するようにしたため、カツト
シートの幅方向での波打ちを起こすことなく平面状態で
搬送することができて、カツトシートに折れすじやしわ
の発生を防止し、シートにダメージを与えることなく安
定したシートの搬送が行える。
また、搬送手段とアイドラコロの圧接部分の下流下近
傍に設けたセンサによるカツトシート先端の検知に基づ
いて画像形成部とカツトシートとのレジスト合わせを行
うようにすれば、従来のレジスタローラ対が必要なくな
り、装置のコンパクト化が図れ、さらにコストの安い装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した装置の断面図、 第2図(a)は本発明を実施した装置の給紙系駆動図、 第2図(b)はB矢印方向断面図、 第2図(c)はC矢視方向の断面図、 第3図はD矢視方向の断面図、 第4図(a)は本発明の実施例の利点の説明のために比
較する給紙機構の一例を示す断面図、 第4図(b)は本発明の実施例の利点の説明のために比
較する給紙機構の更に他の例を示す断面図、 第5図(a)は本発明の他の実施例(1)の給送ローラ
断面図、 第5図(b)は本発明の他の実施例(2)の給送ローラ
断面図、 第5図(c)は本発明の他の実施例(3)の給送ローラ
断面図、 第6図は従来例の断面図、 第7図は従来例の分離部詳細図、 第8図は従来例の分離部詳細図である。 1……カツトシート、2……給紙トレイ、 13……積載板、14……給送ローラ、 15……アイドラコロ、30……センサーレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿戸 正信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 河口 秀司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 遠藤 義文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸に取り付けられ、径の小なる小径部
    とカツトシートに当接して送り出すための径の大なる大
    径部とを有する給送ローラと、 前記駆動軸に取り付けられ、前記給送ローラの回転を制
    御する一回転制御手段と、 前記給送ローラの大径部と圧接可能に設けられ、給送ロ
    ーラにより送り出されるカツトシートをその間で分離す
    るための分離手段と、 前記駆動軸に自由に回動可能に設けられ、前記分離手段
    と前記給送ローラの小径部とが対向したときに給送ロー
    ラと分離手段とを離間させるために小径部により外方に
    突出する外径寸法で形成されたアイドラコロと、 前記分離手段よりもシート搬送下流側に配置され、前記
    給送ローラが回転を開始し、前記大径部により送り出さ
    れて前記分離手段により分離されたカツトシートを前記
    大径部とにより挟持して搬送し、さらに給送ローラが回
    転して前記小径部が対向したときには前記アイドラコロ
    とによりカツトシートを挟持して搬送するように前記大
    径部及び前記アイドラコロに圧接可能に設けられた搬送
    手段と、 を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】前記搬送手段と前記アイドラコロとが圧接
    する部分の下流側近傍にカツトシートの先端を検知する
    ためのセンサを設け、該センサの検知に基づいて画像形
    成部とカツトシートとのレジスト合わせを行うことを特
    徴とする特許請求の範囲(1)項に記載の給紙装置。
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