JP2602348Y2 - トラクタにおける密閉型キャビンの防水構造 - Google Patents

トラクタにおける密閉型キャビンの防水構造

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JP2602348Y2
JP2602348Y2 JP1992091637U JP9163792U JP2602348Y2 JP 2602348 Y2 JP2602348 Y2 JP 2602348Y2 JP 1992091637 U JP1992091637 U JP 1992091637U JP 9163792 U JP9163792 U JP 9163792U JP 2602348 Y2 JP2602348 Y2 JP 2602348Y2
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roof
cabin
resin
tractor
roof frame
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昭治 増田
正治 亀尾
克俊 卜蔵
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、密閉型キャビンのトラ
クタの洗車時や強風雨中の走行時等に、樹脂製ルーフと
キャビンフレームとの合わせ目から洗浄水や雨水がキャ
ビン内に侵入するのを防止するトラクタにおける密閉型
キャビンの防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャビンの屋根フレームの上面に
樹脂製ルーフをボルト止めする密閉型キャビンのトラク
タの樹脂製ルーフと屋根フレームとの合わせ目の防水
は、一般に図3に示すように、キャビンの屋根フレーム
aの外周に付設したシール材取付け部bの上面と、これ
に対向する樹脂製ルーフcの下面との双方にスポンジ等
の断面方形紐状の弾性シール材d、dを接着剤eで
接着し、キャビンフレームaに樹脂製ルーフcをボルト
fで取付ける時、両弾性シール材d、dの対向面を
圧接させて洗車時の洗浄水や雨水がキャビン内に侵入す
るのを防止するようにしている。しかしながら、弾性シ
ール材d、dの弾力の割に樹脂製ルーフcの剛性が
弱いと、ボルトfの締付けによって図に破線で示すよう
に樹脂製ルーフcが上方に反って弾性シール材d、d
の合わせ面の圧接力が弱くなり、強水圧で洗車する時
や強風雨中の走行時等に樹脂製ルーフcと屋根フレーム
aとの合わせ面から洗浄水や雨水がキャビン内に侵入す
るという不都合があった。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】本考案は上記従来の
問題に鑑み、これを解決することを課題としてなされた
ものであって、洗車時や強風雨時等に洗浄水や雨水がキ
ャビン内に侵入するのを良好に防止することができるト
ラクタにおける密閉式キャビンの防水構造を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、キャビンの屋根フレームの上面に樹脂製ルー
フをボルト止めするトラクタの密閉型キャビンにおい
て、該屋根フレームの上面には屋根フレーム側弾性シー
ル材を固着し、該樹脂製ルーフの下面には樹脂製ルーフ
側弾性シール材を固着し、該両弾性シール材を対向させ
て上下方向に圧接するように構成すると共に、相互に圧
接される弾性シール材の合わせ面において、弾性シール
材のいずれか一方には、他方の弾性シール材に押込まれ
る押込部材を固着したことを特徴としている。
【0005】
【作用】上述のごとく本考案は、屋根フレームの上面
、これに対向する樹脂製ルーフの下面とに上下方向で
圧接される弾性シール材をそれぞれ固着し、上記弾性シ
ール材のいずれか一方に他方の弾性シール材に押込まれ
る押込部材を固着したから、屋根フレームに樹脂製ルー
フを取付けた時、一方の弾性シール材に固着した押込部
材が他方の弾性シール材に押し込まれて、上下弾性シー
ル材の合わせ面に屈曲したラビリンスパスが形成され、
樹脂製ルーフ取付けのボルトの締付けによって樹脂製ル
ーフが反って両弾性シール材の合わせ面の圧接力が弱く
なっても、外気側の水がラビリンスパスの大きな通路抵
抗を受けてキャビン内に侵入するのが防止される
【0006】
【実施例】以下本考案を図示の実施例に基いて詳細に説
明する。図1は本考案を実施したトラクタの密閉型キャ
ビンの一例を示した側面図、図2は図1のA−A線にお
ける本考案の一実施例の矢視断面図で、図において1は
車体後部の運転席2を囲んだ密閉型キャビン、3は密閉
型キャビンの天井部を囲む屋根フレーム、4は屋根フレ
ーム3の外周に付設したシール材取付け部、5は屋根フ
レーム3の上面にパッキン6を介してボルト7で取付け
た樹脂製ルーフ、8は屋根フレーム3のシール材取付け
部4の上面に接着剤9で接着された屋根フレーム3側の
弾性シール材、10は屋根フレーム3側のシール材8に
対向して樹脂製ルーフ5の下面に接着剤9で接着された
樹脂製ルーフ5側の弾性シール材で、屋根フレーム3側
の弾性シール材8は断面方形紐状のスポンジ、樹脂製ル
ーフ5側の弾性シール材10は同じく断面方形紐状のス
ポンジの下面に断面T形紐状の硬質ゴムの押込部材10
aを正立T字状に接着剤9で接着して成るものである。
【0007】上記防水構造において、屋根フレーム3の
上面に樹脂製ルーフ5をパッキン6を介してボルト7で
取付けると、樹脂製ルーフ5側のスポンジの弾性シール
材10下面のT形硬質ゴムの押込部材10aが屋根フレ
ーム3側のスポンジの弾性シール材8に押し込まれ、押
込部材10aの表面とこれに接する屋根フレーム3側の
スポンジの弾性シール材8の表面との間に凸形に屈曲し
たラビリンスパスが形成される。このため樹脂製ルーフ
5を取付けるボルト7の締付けによって樹脂製ルーフ5
が反ってシール材の合わせ面の圧接力が弱くなっても、
外気側の水はT形の押込部材10aの表面と屋根フレー
ム3側の弾性シール材8の表面との間に形成される、下
向き凸形に屈曲したラビリンスパスの大きな通路抵抗を
受けてキャビン1内に侵入するのが防止され、密閉型キ
ャビンの防水が果される。なお、前記T形の押込部材1
0aは屋根フレーム3側の弾性シール材8の上面に逆T
字状に固着し、樹脂製ルーフ5側の弾性シール材10に
押し込まれるようにしても同じ作用効果を得ることがで
きる。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、キャビン
の屋根フレームの上面に樹脂製ルーフをボルト止めする
トラクタの密閉型キャビンにおいて、該屋根フレームの
上面には屋根フレーム側弾性シール材を固着し、該樹脂
製ルーフの下面には樹脂製ルーフ側弾性シール材を固着
し、該両弾性シール材を対向させて上下方向に圧接する
ように構成すると共に、相互に圧接される弾性シール材
の合わせ面において、弾性シール材のいずれか一方に
は、他方の弾性シール材に押込まれる押込部材を固着し
たから、屋根フレームに樹脂製ルーフを取付けた時、屋
根フレーム弾性シール材と、樹脂製ルーフ弾性シー
ル材との合わせ面に屈面したラビリンスパスが形成さ
れ、樹脂製ルーフ取付けのボルトの締付けによって樹脂
製ルーフが反って両弾性シール材の合わせ面の圧接力が
弱くなっても、外気側の水がラビリンスパスの大きな通
路抵抗を受けてキャビン内に侵入するのが防止され
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施したトラクタの密閉型キャビンの
一例を示した側面図である。
【図2】図1のA−A線における本考案の1実施例の矢
視断面図である。
【図3】従来のトラクタの密閉型キャビンの屋根と屋根
フレームとの合わせ目の防水構造の断面図である。
【符号の説明】 1 トラクタの密閉型キャビン 3 屋根フレーム 4 屋根フレームのシール材取付け部 5 樹脂製ルーフ 7 屋根取付けボルト 8 屋根フレーム側の弾性シール材 9 接着剤 10 樹脂製ルーフ側の弾性シール材 10a 押込部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−41260(JP,A) 実開 昭62−78574(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/00 - 25/08 B62D 25/14 - 25/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビンの屋根フレームの上面に樹脂製ル
    ーフをボルト止めするトラクタの密閉型キャビンにおい
    て、該屋根フレームの上面には屋根フレーム側弾性シー
    ル材を固着し、該樹脂製ルーフの下面には樹脂製ルーフ
    側弾性シール材を固着し、該両弾性シール材を対向させ
    て上下方向に圧接するように構成すると共に、相互に圧
    接される弾性シール材の合わせ面において、弾性シール
    材のいずれか一方には、他方の弾性シール材に押込まれ
    る押込部材を固着したことを特徴とするトラクタにおけ
    る密閉型キャビンの防水構造。
JP1992091637U 1992-12-17 1992-12-17 トラクタにおける密閉型キャビンの防水構造 Expired - Fee Related JP2602348Y2 (ja)

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