JP2602321Y2 - 食器洗浄機の凍結防止装置 - Google Patents

食器洗浄機の凍結防止装置

Info

Publication number
JP2602321Y2
JP2602321Y2 JP1993032492U JP3249293U JP2602321Y2 JP 2602321 Y2 JP2602321 Y2 JP 2602321Y2 JP 1993032492 U JP1993032492 U JP 1993032492U JP 3249293 U JP3249293 U JP 3249293U JP 2602321 Y2 JP2602321 Y2 JP 2602321Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
temperature
washing
drying
dishwasher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993032492U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0681453U (ja
Inventor
玲智 幸泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP1993032492U priority Critical patent/JP2602321Y2/ja
Publication of JPH0681453U publication Critical patent/JPH0681453U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602321Y2 publication Critical patent/JP2602321Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は食器洗浄機の凍結防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来技術】食器洗浄機の洗浄行程は、一般的に給水、
前洗い、洗浄、すすぎ、排水、乾燥の行程を繰り返す。
乾燥行程になる前に、排水行程ですすぎ水を排水するよ
うになっているが、排水ポンプが動作しても、水位が排
水ポンプより低くなるとエアーを吸い込み、それ以上の
水を排出できなくなり、洗浄タンク内の底部や排水管に
排出できない水が残るようになる。また、この残水は、
乾燥行程でも食器に付いている水しか乾燥できないため
に残り、寒冷地や寒冷時に氷点下になると水の凍結温度
に達して、洗浄タンク内の底部や排水管にて凍結するこ
とがあった。
【0003】残水の凍結を防止する方法として、流し台
の上に設置する卓上形は洗浄タンク内の残水を抜く方法
もあったが、使用者にとっては面倒であり、実施されな
いのがほとんどであった。また、流し台等の一部として
組み込むビルトイン形は、組み込まれているので残水を
抜くことが難しく、無理をして行った場合、残水が床に
溢れてしまうこともあった。また、凍結したばあい、洗
浄タンク内に、温水(70°C位)を入れ、洗浄タンク
内や排水管内にできた氷を溶かす方法も考えられるが、
一度凍った氷はすぐには溶けず、食器洗浄機が使用でき
るまでには時間がかかった。
【0004】そこで、特開平2−142525のように
凍結防止用の制御プログラムを設定して、温度検知手段
からの温度が所定範囲内となるようにヒータを動作させ
て、残水の凍結を防止したり、また、特開平3−165
49のように残水が設定温度以下になると補助加熱手段
を連続または断続運転させ、残水の凍結を防止させてい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の食器洗
浄機の凍結防止装置では凍結防止用の制御プログラムの
設定を忘れたりすると、残水を凍結させることもあっ
た。また、湯沸かし用または乾燥用の加熱手段以外に、
新たに補助加熱手段を凍結する箇所に備える必要があ
り、部品点数の増加およびコストアップとなった。ま
た、凍結防止用の加熱手段は洗浄タンク内の底部や排水
管に残った残水よりも高い位置に備わっており、残水中
に浸水していないため、残水を凍結温度よりやや高めの
設定温度を超える温度に加熱するには長時間を要し、電
気代が嵩んでいた。
【0006】そこで本考案は、上記課題に鑑み、食器洗
浄機の一連の洗浄行程終了時には、温度検知手段によ
り、わざわざ凍結防止の設定をする必要がなく、確実に
凍結防止ができ、また、食器洗浄機内に備わっている湯
沸かし用または乾燥用の加熱手段が動作することによ
り、新たに加熱手段を追加することなく、部品点数の増
加およびコストアップを抑え、さらに、加熱手段ととも
に、送風手段を動作させることにより、加熱手段より発
生した温風を送風手段が洗浄タンク内で循環させ、排水
手段によっても排水できない、加熱手段より低い位置
(洗浄タンク底部および排水管)にある残水に直接当て
ることができるので、短時間で確実に、電気代を節約し
つつ、残水の凍結を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の食器洗浄機の凍結防止装置は、機内にて湯
沸かし用または乾燥用加熱手段および乾燥用の送風手段
と洗浄タンク内の湯または水を排水する排水手段を備え
る食器洗浄機において、給水、洗浄、すすぎ、乾燥、排
水等の行程である洗浄行程を終了後に、洗浄する湯また
は水を検知する温度検知手段が設定温度以下を検知する
と、前記加熱手段とともに前記送風手段を動作させ、前
記排水手段によって排水しても前記洗浄タンクに残る水
を加熱することを特徴としている。
【0008】
【作用・効果】本考案の食器洗浄機の凍結防止装置は、
上記の構成により、給水、洗浄、すすぎ、乾燥、排水等
の行程である洗浄行程を終了後に、洗浄する湯または水
を検知する温度検知手段が設定温度を検知すると、前記
加熱手段とともに前記送風手段を動作させることによ
り、加熱手段より発生した温風を送風手段によりその温
風を洗浄タンク内で循環させ、加熱手段より低い位置に
あり、加熱し難い位置に残る洗浄タンクの残水に直接温
風を当て残水を加熱できるので、短時間で確実に、電気
代を節約しつつ、食器洗浄機の残水の凍結を防止するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に示されているように、前方開閉自在なドア1
2を食器洗浄機本体の前面に備え、洗浄タンク8の最下
方にある底部24よりやや上方には、加熱手段5たとえ
ば湯沸かし用のヒータが配置されている。洗浄タンク8
の前部付近には洗浄する湯または水が所定の温度である
かどうか検知する温度検知手段17たとえばサーミスタ
が配置されている。この温度検知手段17は、洗浄、す
すぎ、乾燥、排水等の行程である洗浄行程を終了後に
は、洗浄タンク内8の温度が凍結温度よりやや高めの設
定温度以下に達するかどうかを検知している。また、食
器乾燥用としての送風手段4たとえばファンモータを洗
浄タンク8と側板21との間に配置し送風吹出口22を
設ける。
【0010】この温度検知手段17は洗浄行程の一行程
である給水または給湯行程時、洗浄に適した温度かどう
か検知し、設定した温度たとえば50°C以上だと適温
と判断し、洗浄行程へ移行するが、不適と判断される
と、湯沸かしヒータを備えている場合は加熱を行い、ま
た、湯沸かしヒータを備えておらず、給湯機から給湯し
ている場合は給湯時に配管内にあった冷えた水が洗浄タ
ンク8内に入り適温でなくなることがあるので、その水
を洗浄タンク8より一旦排出してから給湯するようにし
ている。以上の方法により、適温が検知された時点で、
一連の洗浄行程である、洗浄手段11たとえば洗浄ポン
プが動作する洗浄行程へ移行するようになっている。す
すぎ行程が終了し、排水行程に入ると、排水手段18た
とえば排水ポンプが動作するが、排水の水位が排水手段
18より低くなるとエアーを吸い込み、それ以上の水を
排出できなくなる。この排出できない水が乾燥行程を経
ても、洗浄タンク8の底部24や排水管23に残るよう
になる。
【0011】食器洗浄機の一連の洗浄行程である乾燥行
程が終了し、残水凍結防止行程について図5、6を用い
て説明する。マイコン等の制御手段19は食器洗浄機の
図示しない操作部に備わっており、給水、前洗い、洗
浄、すすぎ、排水、乾燥の各行程の運転を終了すると、
残水凍結防止行程である加熱送風ルーチンを自動的に開
始する。ステップ35で洗浄タンク8内に備えた温度検
知手段17からの信号を、制御手段19が受け、洗浄タ
ンク8内温度を検知し、凍結しない温度である設定温度
T1(例えば5℃)以下であるかどうか判断する。T1
以下であればステップ36で加熱手段5とともに送風手
段4が動作し、加熱手段5によって暖められ、洗浄タン
ク8内の上部に移動した温風16を送風手段4によって
循環させて、洗浄タンク8内の温度を暖めるとともに、
加熱手段5より低い位置にある残水15に温風を直接当
てて加熱し設定温度T1を超える温度に暖める。送風手
段4を加熱手段5と同時に動作させることにより、加熱
手段5である湯沸かしヒータのみが動作した場合より、
加熱手段5より低い位置にある残水15に温風を直接当
てて加熱し、しかも、洗浄タンク8内の暖めた空気を食
器洗浄機の機外に排気しないので、設定温度T1を超え
る温度に短時間で確実にでき、電気代を節約しつつ、洗
浄タンクや排水管に残った残水15の凍結を防止ができ
る。
【0012】次にステップ37で温度検知手段17から
の信号を、マイコン等の制御手段19が受け、加熱手段
5と送風手段4によって上昇した洗浄タンク8内の温度
を検知し、設定温度T2以上であるかどうか判断し、T
2以上であればステップ38で加熱手段5とともに送風
手段4の動作を停止させる。
【0013】上記のステップ35からステップ38の手
順が繰り返される残水凍結防止行程が継続中に、使用者
により、図示しない食器洗浄機の操作部に備わっている
運転開始スイッチが押されると、残水凍結防止行程を終
了し、給水、前洗い、洗浄、すすぎ、排水、乾燥の一連
の洗浄行程の運転を開始する。なお、残水凍結防止行程
での加熱手段5と送風手段4が動作し終了する温度検知
手段17の設定温度は、食器洗浄機が設置されている温
度状態により適宜変更可能である。
【0014】続いて、図3、4により本考案の第2実施
例を説明する。図1、2と同一部分については同一符号
を付して説明する。前方開閉自在なドア12の上方に外
気の吸入口A2と排気口3を設けたダクト1を配置し、
吸入口A2と連通する通風路A6、通風路B13を設
け、その途中に外気吸入用のファンモータ等の送風手段
4、外気14を温風16に変換する乾燥用のヒータ等の
加熱手段5が配置されている。
【0015】洗浄行程の一つである乾燥行程時には、加
熱手段5により暖められた温風16(矢印で図示)は送
風手段4によって、吹出口7より洗浄タンク8内へ吹き
出され、洗浄された食器を乾燥しつつ、食器に付いてい
る水を加熱手段5や送風手段4によって蒸発、気化させ
洗浄タンク8の上方にある吸入口B9を通過させ、その
蒸気を含んだ空気を排気口3より食器洗浄機の機外に排
出するようになっている。
【0016】食器洗浄機の一連の洗浄行程である乾燥行
程が終了すると、実施例1の動作と同様に、残水凍結防
止行程である加熱送風ルーチンを開始する。ステップ3
5で洗浄タンク8内に備えた温度検知手段17からの信
号を、制御手段19が受け、洗浄タンク8内温度を検知
し、凍結しない温度である設定温度T1(例えば5℃)
以下であるかどうか判断する。T1以下であればステッ
プ36で加熱手段5とともに送風手段4が動作し、加熱
手段5によって暖められた温風16(矢印で図示)を送
風手段4によって、洗浄タンク8内を循環させて、洗浄
タンク8内の温度を暖めるとともに、加熱手段5より低
い位置にある残水15に温風を直接当てて加熱し設定温
度T1を超える温度に暖める。
【0017】次にステップ37で温度検知手段17から
の信号を、マイコン等の制御手段19が受け、加熱手段
5と送風手段4によって上昇した洗浄タンク8内の温度
を検知し、設定温度T2以上であるかどうか判断し、T
2以上であればステップ38で加熱手段5とともに送風
手段4の動作を停止させる。
【0018】上記のステップ35からステップ38の手
順が繰り返される残水凍結防止行程が継続中に、使用者
により、図示しない食器洗浄機の操作部に備わっている
運転開始スイッチが押されると、残水凍結防止行程を終
了し、給水、前洗い、洗浄、すすぎ、排水、乾燥の一連
の洗浄行程の運転を開始する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における食器洗浄機の側面
断面図
【図2】本考案の第1実施例における食器洗浄機の前面
概要図
【図3】本考案の第2実施例における食器洗浄機の側面
断面図
【図4】本考案の第2実施例における食器洗浄機の側面
断面図
【図5】本考案の食器洗浄機の制御を示すフローチャー
【図6】本考案の食器洗浄機のブロック図
【符号の説明】
1 ダクト 2 吸入口A 3 排気口 4 送風手段 5 加熱手段 6 通風路A 7 吹出口 8 洗浄タンク 9 吸入口B 10 ノズル 11 洗浄手段 12 ドア 13 通風路B 14 外気 15 残水 16 温風 17 温度検知手段 18 排水手段 19 制御手段 20 給水手段 21 側板 22 送風吹出口 23 排水管 24 底部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機内にて湯沸かし用または乾燥用加熱手段
    および乾燥用の送風手段と洗浄タンク内の湯または水を
    排水する排水手段を備える食器洗浄機において、給水、
    洗浄、すすぎ、乾燥、排水等の行程である洗浄行程を終
    了後に、洗浄する湯または水を検知する温度検知手段が
    設定温度以下を検知すると、前記加熱手段とともに前記
    送風手段を動作させ、前記排水手段によって排水しても
    前記洗浄タンクに残る水を加熱することを特徴とする食
    器洗浄機の凍結防止装置。
JP1993032492U 1993-05-11 1993-05-11 食器洗浄機の凍結防止装置 Expired - Lifetime JP2602321Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993032492U JP2602321Y2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 食器洗浄機の凍結防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993032492U JP2602321Y2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 食器洗浄機の凍結防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0681453U JPH0681453U (ja) 1994-11-22
JP2602321Y2 true JP2602321Y2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=12360497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993032492U Expired - Lifetime JP2602321Y2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 食器洗浄機の凍結防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602321Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130136354A (ko) * 2012-06-04 2013-12-12 삼성전자주식회사 식기세척기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130136354A (ko) * 2012-06-04 2013-12-12 삼성전자주식회사 식기세척기
KR101970517B1 (ko) * 2012-06-04 2019-04-19 삼성전자주식회사 식기세척기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0681453U (ja) 1994-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050126601A1 (en) Dishwashing machine and method for controlling the same
JP2002263050A (ja) 食器洗浄機
CN111466849A (zh) 一种防止洗碗机内腔气体体积骤变的控制方法及控制装置
JP2602321Y2 (ja) 食器洗浄機の凍結防止装置
JP3544303B2 (ja) 食器洗浄機
JP2001112686A (ja) 食器洗浄機
US20090139547A1 (en) Method of controlling dishwasher
JP3500092B2 (ja) 食器洗い機
JP2664581B2 (ja) 食器洗浄機の稼働方法
JPH0646455Y2 (ja) 食器洗浄機
JP2004261295A (ja) 食器洗浄機
JP2567743B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP2917485B2 (ja) 食器洗い機
JP3403072B2 (ja) 食器洗浄機
JPH0316549A (ja) 食器洗い機の残水凍結防止装置
JP3197800B2 (ja) 洗浄機の稼働方法
JP3334203B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP3066268B2 (ja) 洗浄機
JP3066239B2 (ja) 食器洗浄乾燥機
JPH11206684A (ja) 食器洗い乾燥機
KR100217455B1 (ko) 식기세척기의 살균 건조코스 제어방법
JPS6037100Y2 (ja) 食器洗い機
JP3269006B2 (ja) 食器洗い機
JP2002078660A (ja) 食器洗浄乾燥機
KR100211261B1 (ko) 식기세척기의 건조장치 및 방법