JP3066239B2 - 食器洗浄乾燥機 - Google Patents

食器洗浄乾燥機

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JP3066239B2
JP3066239B2 JP5328493A JP32849393A JP3066239B2 JP 3066239 B2 JP3066239 B2 JP 3066239B2 JP 5328493 A JP5328493 A JP 5328493A JP 32849393 A JP32849393 A JP 32849393A JP 3066239 B2 JP3066239 B2 JP 3066239B2
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water
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hot water
heater
cleaning
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淳一 北村
尋忠 栗林
健二 西本
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株式会社ハーマン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器洗浄乾燥機、殊に給
湯機からの給湯を受けることができる食器洗浄乾燥機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄乾燥機は、水による予備洗浄
と、ヒータによって加熱した温水による洗浄、水や温水
によるすすぎ、そして洗浄槽内の水を排出した後の洗浄
槽内のヒータの加熱による乾燥によって食器の洗浄乾燥
を行うものであり、ヒータは乾燥に利用されるだけでな
く、洗浄効果やすすぎ効果を高めるために水を加熱する
ことにも使用されている。
【0003】しかし、冬季のように水温が非常に低い場
合、ヒータによる加熱では水温を高くするのに要する時
間、殊に乾燥に先立って行うことで乾燥に要する時間の
短縮を図るためになされている温水すすぎに要する時間
が非常に長くなってしまうことから、近年、給湯機から
の給湯を受けることで運転時間の短縮を図ることができ
る食器洗浄乾燥機が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、従来の
給湯機からの給湯を受けることができるようになってい
る食器洗浄乾燥機では、選択することができる洗浄コー
ス(標準コース、強力コース、スピーディコース)によ
って、ある工程、たとえば1回目のすすぎ工程で水を用
いるか給湯機からの湯を用いるかが切り換えられるもの
が存在するものの、このものにおいても、特定のコース
だけを考えれば、ある工程では水を使用し、ある工程で
は給湯機からの湯を使用するというように、水と湯の使
用割合が固定となっていた。しかし、水温は季節によっ
て変動する上に、給湯機から供給される湯の温度が一定
である保証はないために、水の温度が比較的高くて湯の
供給を受けなくてもその工程で必要な水温が確保できる
場合にも湯が使用されてしまう場合があって、この場
合、ランニングコストが高くなってしまう。また水温が
きわめて低い場合、水を使用した工程の次の工程で湯を
使用する時、洗浄槽内の温度がかなり低くなっているた
めに、湯を使用したとしてもその後の工程における洗浄
槽内の温度及び食器の温度を十分高くすることができず
にヒータへの通電時間が長くなったり、十分な乾燥効果
を得られないことも生じるものであり、この場合、湯を
使用することによる運転時間の短縮効果を十分に得るこ
とができない。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは運転時間の短縮を図る
ことができる上にランニングコストの低減も図ることが
できる食器洗浄乾燥機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る食
器洗浄乾燥機は、供給される水の温度と給湯器から供給
される湯の温度とを夫々検出する温度検出手段と、複数
回の洗浄・すすぎ工程を各々給水で行うか給湯で行うか
を上記温度検出手段で検出された水温及び湯温が低いほ
ど給湯で処理する工程を多くする方向で決定するととも
にこの決定に基づいてバルブを開閉する制御回路とを備
えていることに特徴を有している。
【0007】
【作用】本発明によれば、その時々の水温や湯温に基づ
いて水と湯のどちらを各工程で使用するかが決定される
ために、水と湯の使用比率を適切に保つことができるも
のである。ここにおける温度検出手段としては、水温検
出用と湯温検出用の2つで構成してもよいが、洗浄槽内
の温度の検出を行う単一のものでもよく、この場合、水
を使用する予備洗浄時に水温を、給湯機から供給される
湯を使用する本洗浄時に湯温を検出するようにしておく
とよい。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、この食器洗浄乾燥機は、図5に示すように、洗浄
槽10と、洗浄ポンプ11及び排水ポンプ12、固定ノ
ズル13、スプレーノズル14,15、ヒータ16等を
備えている。洗浄ポンプ11は、洗浄槽10下部に溜ま
っている洗浄水を上記各ノズル13,14,15に送
る。ノズル13,14,15のうち、洗浄槽10の上部
及び下部に配されたスプレーノズル14,15は、水の
噴射圧によって回転するものとなっている。また、給水
バルブ31を備えた給水管30と、給湯バルブ36を備
えた給湯管35とを備えており、給水管30は水道に、
給湯管35は給湯機に接続されている。図中3は洗浄槽
10の底部に設置されたサーミスタのような温度検知素
子、19は正常水位検出用圧力スイッチ、32はフィル
ターである。
【0009】今、洗浄槽10内に食器をセットするとと
もに、専用の洗剤と乾燥仕上げ剤とを夫々洗剤投入器1
7及び仕上げ剤投入器18にセットした後、ドアを閉め
れば、ドアスイッチがオンとなって運転準備が完了し、
この状態で操作パネルの制御回路用電源スイッチをオン
とし、スタートスイッチを押せば、選択されているコー
スでの洗浄乾燥が開始される。
【0010】このコースとしては、ここでは標準コース
と強力コース、スピーディコースが用意されているが、
標準コースでの洗浄乾燥は、予備洗浄工程、本洗浄工
程、すすぎ工程、温水すすぎ工程、そして乾燥工程で構
成されており、予備洗浄工程は、水道からの水の供給を
受けるとともに洗浄ポンプ11を作動させて、その後に
排水を行うことでなされる。
【0011】本洗浄工程では正常水位検出用圧力スイッ
チ19がオンとなる水位まで給湯機からの温水の供給を
受けた後、洗剤の投入と洗浄ポンプ11の作動とを行わ
せるとともに上記温水を所定温度までヒータ16によっ
て加熱し、所定時間経過後、洗浄運転の停止と排水ポン
プ12を作動させることによる排水とを行う。次のすす
ぎ工程では、水または湯の供給、洗浄ポンプ11の運
転、排水ポンプ12の運転のサイクルが2〜3回繰り返
され、この後、温水すすぎ工程に移る。温水すすぎ工程
では、給湯バルブ36を開いて導入した湯を更にヒータ
16で加熱することが行われるとともに乾燥仕上げ剤の
投入がなされ、洗浄槽10内の温度が所定温度に達した
時点で洗浄ポンプ11とヒータ16とがオフとされ、排
水ポンプ12により排水がなされる。
【0012】温水すすぎ工程においてヒータ16による
加熱を行うのは、すすぎのためというよりも、加熱する
ことによって次の乾燥工程に要する時間の短縮化を図る
ためであり、このために長時間温水を食器に噴射する必
要はなく、食器に高温が伝わればよいものであって、こ
の時間は1〜2分程度あればよい。また乾燥仕上げ剤の
投入は、水中に含まれるミネラル分による白斑の抑制の
ためである。
【0013】温水すすぎ工程が終了すれば、ヒータ16
を間欠的にオンオフさせることによる洗浄槽10内の空
気の加熱で乾燥工程が行われ、この乾燥工程の終了によ
って食器洗浄乾燥の全工程が終了する。ここにおいて、
上記洗浄ポンプ11や排水ポンプ12、ヒータ16、給
水バルブ31、給湯バルブ36等は、マイクロコンピュ
ータによって構成された制御回路で制御され、この制御
回路による制御のもとに上記各工程が進行するわけであ
り、上記すすぎ工程で給湯機から供給される湯を使用す
るか水を使用するかもこの制御回路によって決定され
る。
【0014】すなわち制御回路は、上記予備洗浄工程に
際して、図2に示すように、給水バルブ31を開いて給
水を行い、洗浄を開始した後に洗浄槽10内の底部に設
置された温度検知素子3によって洗浄槽10内の温度
(水温)を検出する。そして、水温に応じてランク分け
(ここでは15℃未満のType1、15℃以上25℃
未満のType2、25℃以上のType3の3段階に
ランク分け)を行う。
【0015】そして水を排水した後の本洗浄工程におい
ては、図3に示すように、給湯バルブ36を開いて給湯
機からの湯の供給を受けるものであり、正常水位検出用
圧力スイッチ19がオンとなる水位まで湯がたまれば、
洗剤を投入して洗浄ポンプ11を作動させるとともにヒ
ータ16に通電し、同時に洗浄タイマーをスタートさせ
る。洗浄ポンプ11から送り出されて食器に向けて噴射
される湯は、食器に当たることで食器に熱が奪われるた
めに、洗浄槽10内の温度はその初期において急激に低
下するが、1分ほど経過すれば洗浄槽10内の温度が安
定するために、この時点で洗浄槽10内の温度(給湯機
から供給された湯の温度)を温度検知素子3によって測
定し、この温度によってランク分けを行う。
【0016】実施例においては、前記水温を参照しつ
つ、湯の温度が30℃未満であるか、30℃以上40℃
未満であるか、40℃以上50℃未満であるか、50℃
以上であるかで4段階のランク分けを行っている。こう
して設定されるTypeA〜TypeDの4つを図1
(a)に示す。そして本洗浄工程の次のすすぎ工程は、図
示例ではすすぎ1からすすぎ3までの3サイクルを行う
のであるが、この時、TypeA〜TypeDのいずれ
であるかによって、各すすぎ工程で水を使用するか湯を
使用するかを図4に示すフローチャートに基づいて決定
するとともに、決定した水または湯をそのすすぎ工程に
おいて使用する。このフローチャートに基づく水と湯の
使用状況を図1(b)に示す。
【0017】水温が25℃以上であり且つ給湯機から供
給される湯の温度が50℃以上である時(TypeA)
には、すすぎ工程の後の温水すすぎ工程において食器を
所定温度まで十分加熱することができるために、3回の
すすぎ工程ではすべて水を使用する。逆に水温が15℃
未満であり且つ給湯機から供給される湯の温度が30℃
未満である時(TypeD)には、全すすぎ工程におい
て湯を使用する。この間のTypeBに相当する時は、
3回目のすすぎだけ湯で行い、TypeCに相当する時
には、2回目と3回目のすすぎを湯で行う。このよう
に、水温及び給湯機から供給される湯の温度に基づい
て、水と湯の使い分けを行えば、運転時間の効果的な短
縮とランニングコストの低減の両方を考慮した運転とな
る。
【0018】ランク分けは上述の温度区分によらずとも
よいのはもちろんである。また、連続運転を行う場合
は、乾燥工程が終了した後の次の予備洗浄に際して検出
される水温が高めになってしまうために、正しい水温が
得られないことから、この場合には、予備洗浄開始前に
おいて洗浄槽10内の温度を測定し、この温度によって
予備洗浄時に検出される水温を補正するようにしてもよ
い。ランク分けを更に細分化して、給湯機から供給され
る湯を使用するすすぎ工程での冷水パージ(配管中の冷
えた水の排出)を実行するか否かを切り換えるようにし
てもよい。
【0019】さらに、ここでは洗浄槽10の底部に設置
した温度検知素子3によって、予備洗浄時に水温を、本
洗浄時に湯の温度を検出しているが、水温及び湯温を夫
々専用の温度検出手段によって検出するようにしてもよ
い。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、供給され
る水の温度と給湯器から供給される湯の温度とを夫々検
出する温度検出手段と、複数回の洗浄・すすぎ工程を各
々給水で行うか給湯で行うかを上記温度検出手段で検出
された水温及び湯温が低いほど給湯で処理する工程を多
くする方向で決定するとともにこの決定に基づいてバル
ブを開閉する制御回路とを備えていることから、水温及
び湯温が共に低めのときには湯の使用割合が増えるため
に運転時間が短縮され、水温及び湯温が共に高い時には
湯の使用割合が減ってランニングコストが低減されるも
のであり、水と湯の使用比率を適切に保って運転時間の
短縮とランニングコストの低減とを行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施例におけるランク分けの説明図、
(b)は同上の基づく水と湯の使用比率の決定状態を示す
説明図である。
【図2】同上における予備洗浄工程のフローチャートで
ある。
【図3】同上における本洗浄工程のフローチャートであ
る。
【図4】同上における全すすぎ工程のフローチャートで
ある。
【図5】同上の概略断面図である。
【符号の説明】
3 温度検知素子 10 洗浄槽 31 給水バルブ 36 給湯バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−211975(JP,A) 実開 平4−73354(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42 A47L 15/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される水の温度と給湯器から供給さ
    れる湯の温度とを夫々検出する温度検出手段と、複数回
    の洗浄・すすぎ工程を各々給水で行うか給湯で行うかを
    上記温度検出手段で検出された水温及び湯温が低いほど
    給湯で処理する工程を多くする方向で決定するとともに
    この決定に基づいてバルブを開閉する制御回路とを備え
    ていることを特徴とする食器洗浄乾燥機。
  2. 【請求項2】 温度検出手段は洗浄槽内の温度の検出を
    行うものであって、水を使用する予備洗浄時に水温を、
    給湯器から供給される湯を使用する本洗浄時に湯温を検
    出するものであることを特徴とする請求項1記載の食器
    洗浄乾燥機。
JP5328493A 1993-12-24 1993-12-24 食器洗浄乾燥機 Expired - Lifetime JP3066239B2 (ja)

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JPH05211975A (ja) * 1992-02-05 1993-08-24 Toshiba Corp 食器洗浄機

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