JP3544303B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高温度の洗浄水を排出管から排水する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
高温度の液体を排出管から排水する機器として、高温度の洗浄水(例えばすすぎ水)を排出管から排水する食器洗浄機がある。この食器洗浄機は、通常、その排出管が家庭内に配設された排水管に接続される。
衛生面から、殺菌のためにすすぎ水の温度を高温(例えば77℃)に昇温させて、すすぎ工程を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、家庭内に配設された排水管の材質の多くが塩化ビニル製であり、その耐熱温度は殺菌のためのすすぎ水の温度(例えば77℃)に比べて低く約60℃程度である。そのため、高温のすすぎ水が塩化ビニル製の排水管に流れると、過熱の結果、膨張、亀裂が起こり、排水漏れなどの不具合が生じる恐れがある。
【0004】
このような課題を解決する手段として、たとえば、特開平6−62997号公報に開示された手段があり、食器洗浄機内の洗浄室の貯水槽内に貯められた加熱水(すすぎ水)に対して、給水(異常水位スイッチが動作する水位に達しない程度にまで)、攪拌(一定時間0.1秒ON−0.9秒OFF)、排水(一定時間)という一連動作を1分間繰り返し、温度を下げては高温のすすぎ水を少しずつ排出している。
【0005】
ところが、貯水槽からのオーバフロー防止のため異常水位スイッチが動作する水位に達しない程度にまでしか水を給水できず、冷水混合による加熱水の温度低下は小さいため初期の排水温度は高いままであり、十分な温度低下が行われた排水を初期段階からは行えない。また、少しずつの排水のため排水に要する時間が長くかかる。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みて成されたもので、『洗浄室の貯水槽内に貯められた高温度の洗浄水を排出管から排水する食器洗浄機において』、殺菌を高温度の洗浄水で行った後、排水初期から最後まで洗浄水の温度低下を十分に行いつつ、従来の手法に比べて短時間で排水を行うことの可能な排水冷却器を備えた食器洗浄機を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
<請求項1の発明>
前述した課題を解決するために講じた請求項1の発明の解決手段は、
『排水冷却器を備え、排水冷却器は、洗浄水の温度よりも低温度の冷却水を流し、排出管に接続する冷却水管と、冷却水管に設けられた第1開閉弁と、排水指示信号を出力して第1開閉弁を開弁状態にするように制御する冷水混合制御手段と、排出管と冷却水管との接続部であり、排水される洗浄水に冷却水を混合させる混合部と、を具備することを特徴とする』ことである。
【0017】
上記解決手段は次のように作用する。
排水される高温の洗浄水に低温の冷却水を混合させるので、洗浄水を冷却できる。また、混合する冷却水の量を制限する必要がないので、洗浄水を排水初期から十分に冷却させることができる。さらに、従来のように洗浄水を冷却させてから排水するのではなく、排水しながら冷却できるため、排水に要する時間が長くならない。
【0018】
【発明の効果】
食器洗浄機は、十分な殺菌を行うことができるうえに、家庭の排水管の過熱防止を行い得て、膨張、亀裂を防ぎ、排水漏れなどの不具合は生じない。
また、排水初期から最後まで同程度に十分な冷却が可能なため、従来のように初期の温度低下が不十分となる不具合はない。
【0019】
さらに、従来のように排水時間に加えて冷却時間を必要とせず、排水しながら冷却するので、排水に要する時間を短縮化できる。
<請求項2の発明>
上記請求項1の発明に『排水冷却器は、前記冷却水を貯えるタンクを具備し、冷却水管は、タンクと排出管とを接続することを特徴とする』ものでは、タンクに貯えられた冷却水が冷却水管を通って排出管に流れ、上記と同様の効果が得られる。
【0020】
<請求項3の発明>
上記請求項2の発明に『排水冷却器は、供給源から冷却水をタンクに供給する貯水管と、貯水管に設けられた第2開閉弁とを具備し、冷水混合制御手段は、排水終了指示信号を出力して、第1開閉弁を閉弁状態にし、第2開閉弁を開弁状態にし、減少分の前記冷却水を貯水槽に補給した後、第2開閉弁を閉弁状態にする制御を行うことを特徴とする』ものでは、次回の食器洗浄機の排水に対応するために冷却水の補給を行うため、上記効果に加えて、食器洗浄機が高温の洗浄水を複数回排水する場合に対応できるという効果がある。
【0021】
なお、第2開閉弁を制御する冷水混合制御手段としての、たとえばボールタップで開閉制御させてもよい。
<請求項4の発明>
上記請求項1又は2の発明に『冷水混合制御手段は、排水終了指示信号を出力して、前記第1開閉弁を閉弁状態にすることを特徴とする』ものでは、上記タンクの場合と異なる場合にも対応できる。即ち、たとえば水道水を直接冷却水管に流す場合は、第1開閉弁を閉弁状態にしなければ冷却水を流し続けることになるが、排水終了指示信号に応答して第1開閉弁を閉弁状態にすることで、冷却水を無駄に使用しなくてすむ。
【0022】
<請求項5の発明>
上記請求項1〜4発明に『洗浄室の貯水槽には洗浄水が複数回貯められ、貯められたそれぞれの洗浄水が排出管から排水され、複数回のうち少なくとも一回は高温度の洗浄水が貯められ、冷水混合制御手段は、他の洗浄水の排水を指示する排水指示信号と異なる高温度の洗浄水の排水を指示する高温排水指示信号を出力したときのみ、第1開閉弁を開弁状態にするように制御することを特徴とする』ものでは、上記のような高温の洗浄水(すすぎ水)を排水するのではなく、洗浄に必要な程度の温度の予洗いの洗浄水や本洗いの洗浄水を排水する場合は、冷却水管から冷却水を流さないため、冷却水を無駄に使用しなくて済む。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る排水冷却器が食器洗浄機に外付けで据えつけられた状態を示した概略図である。
図1を参照して、まず食器洗浄機について説明し、続けて排水冷却器について説明する。食器洗浄機(101) は、内部に洗浄室(103) を有し、洗浄室(103) の前面が扉(105) によって開閉できるようになっている。扉(105) には洗浄室(103) 側に洗剤投入器(107) が設けられている。洗浄室(103) 内には、食器かご(109) が設けられ、下かご(109a)に食器(111a)が収容され、上かご(109b)に食器(111b)が収容される。
【0024】
洗浄室(103) の下部は貯水槽(113) となっており、貯水槽(113) には洗浄水(118) が貯えられる。洗浄水(118) は、予洗い、本洗い、すすぎ洗い等の工程に応じて給水、排水され、後述する洗浄ポンプ(123) によって循環させることによって洗浄に用いられる。そして、この貯水槽(113) への貯水は、給水弁(115) の開閉により、給水管(117) を通った水又は湯が給水されて行われる。
【0025】
なお、貯水槽(113) 内には、ヒータ(119) が設けられており、洗浄水(118) の温度上昇や後述する乾燥工程での内部の空気の温度上昇が行われる。
また、洗浄水(118) の温度は、貯水槽(113) の下部に設けられたサーミスタ(121) が温度検出することで所定の温度(殺菌のためのすすぎ水の温度であれば77℃)に設定される。
【0026】
次に、洗浄工程について説明する。貯水槽(113) に貯えられた洗浄水(118) は、洗浄ポンプ(123) が作動することにより、回転ノズル(127) 及び固定ノズル(129) に送られる。回転ノズル(127) に送られた洗浄水(118) は回転しながら下かご(109a)に収容された食器(111a)に噴射される。固定ノズル(129) に送られた洗浄水(118) は上かご(109b)内の食器(111b)に噴射される。これらの噴射により、食器(111a)及び食器(111b)の汚れが落とされ、噴射された洗浄水(118) は汚れを含みながら下方に落ち、再度、貯水槽(113) に貯えられる。この一連の動作が循環して行われることで、食器の洗浄が行われる。
【0027】
なお、洗浄時の循環に伴い、食器(111a)及び食器(111b)に付着した汚れが残菜フィルタ(125) で取り除かれるようになっている。
ここで、洗浄水(118) としては、予洗い工程、本洗い工程、すすぎ洗い工程のために用いられるものがある。予洗いは、水又は湯が用いられ、本洗いは、湯に洗剤投入器(107) から投入された洗剤やリンスが含まれた状態のものが用いられ、すすぎ水は湯が用いられる。特に、すすぎ水は、すすぎの効果のみならず、殺菌の役割を果たすため、77℃の高温度に昇温されたのものが用いられる。それぞれの洗浄水は、各工程が終了すると排水されるが、以下、その排水について説明する。
【0028】
排水は、排水ポンプ(131) を作動させ、食器洗浄機(101) 内に配管された排出管(133) 内を介して行われる。排出管(133) は、逆流を防ぐため一度上昇する排水経路とし、排水逆止弁(139) によって逆流が防がれるようになっている。そして、排出管(133) を流れた洗浄水(118) は、家庭内に配設された排水管(217) に向かって排水される。
【0029】
そして、食器洗浄機(101) は、すすぎ工程を行って排水を行った後、食器(111a)及び食器(111b)の乾燥を行うために、乾燥工程を実行する。乾燥は、ファン(143) が動作することで吸気口(141) から外部の空気が取り入れられ、取り入れられた空気は吸気開口(145) から洗浄室(103) に送られる。送られた空気は、ヒータ(119) で暖められ、食器(111a)及び食器(111b)の湿気を取り除きながら排気開口(147) に向かって流れる。排気開口(147) から排気口(149) へ向かって湿潤空気が流れ、外部に湿潤空気が送り出される。この動作が繰り返されることで、食器の乾燥が行われる。
【0030】
[排水冷却器]
排水冷却器(201) は、既存の食器洗浄機(101) に外付け設置できるものであり、タンク(203) と、冷却水管(207) と、第1開閉弁(209) と、排水検知手段としての水流センサ(211) と、冷水混合制御部(213) と、混合部(215) と、貯水管(221) と、第2開閉弁(223) と、水位センサ(225) とで構成される。
【0031】
タンク(203) は、食器洗浄機(101) において殺菌のために高温度(77℃)に昇温される洗浄水(118) (すすぎ工程のすすぎ水)の温度よりも低温度の冷却水(205) (水道供給水、通常、5℃〜30℃)を貯えるものである。冷却水管(207) は、タンク(203) と排出管(133) とを接続するものである。第1開閉弁(209) は冷却水管(207) に設けられている。水流センサ(211) は、排出管(133) 内の洗浄水(108) の流れを検知することで食器洗浄機(101) の排水を検知する検知手段である。冷水混合制御部(213) は、水流センサ(211) が検知したことによる排水検知信号に応答して、第1開閉弁(209) を開弁状態にする制御を行う。混合部(215) は、コネクタであり、3つの接続部分を有し、第1の接続部分が排出管(133) に接続し、第2の接続部分が冷却水管(207) に接続し、第3の接続部分が家庭の排水管(217) に接続している。排水管(217) は、塩化ビニル製であり、耐熱温度が低いことは前述したとおりである。
【0032】
なお、本実施の形態の食器洗浄機(101) は、排水管(217) と排出管(133) とを直結させたものであり、ビルトインタイプである。
排水冷却器(201) の動作について簡単に説明する。
食器洗浄機(101) から高温の洗浄水(118) (すすぎ水)が排水ポンプ(131) の動作により排水されると、洗浄水(118) が排出管(133) 内を通って流れる。水流センサ(211) が排出管(133) 内の水流を検知して食器洗浄機(101) の排水を検知する。水流センサ(211) は、排水検知信号を冷水混合制御部(213) に出力する。冷水混合制御部(213) は、排水検知信号に応答して第1開閉弁(209) を閉弁状態から開弁状態にする。これにより、タンク(203) 内に貯えられた冷却水(205) が冷却水管(207) を通り、混合部(215) で高温の洗浄水(118) と混合する。その結果、高温の洗浄水(118) が温度冷却され、排水管(217) の耐熱温度(60℃)よりも低い温度の混合水(219) となって排水管(217) に流れ込む。
【0033】
従って、排水管(217) は過熱されることなく、膨張、亀裂等が起こらないため、排水漏れ等の問題が生じない。
なお、排水終了後も第1開閉弁(209) が開弁状態であっても問題ないが、冷却水(205) の無駄な使用を防ぐ点から、食器洗浄機(101) の排水が終了すると水流センサ(211) は、排水終了検知信号を冷水混合制御部(213) に出力して第1開閉弁(209) が閉弁状態にされる。
【0034】
次に、次回に高温度の洗浄水(118) が排水される場合に備えて、タンク(203) に使用分の冷却水(205) を補給する構成及び動作について説明する。
貯水管(221) は、供給源から冷却水をタンク(203) に供給するためのものである。第2開閉弁(223) は貯水管(221) に設けられている。
上記排水終了検知信号が冷水混合制御部(213) に出力されると、第1開閉弁(209) を閉弁状態にするとともに、冷水混合制御部(213) が第2開閉弁(223) を開弁状態にし、冷却水(205) が貯水管(221) を通ってタンク(203) 内に貯えられ、水位が上昇する。水位センサ(225) が所定の値を検知すると、その信号を冷水混合制御部(213) に送り、冷水混合制御部(213) が第2開閉弁(223) を閉弁させる。その結果、タンク(213) 内に高温の洗浄水(118) に混合させるために使用した冷却水(205) の減少分が補給される。
【0035】
なお、水位センサ(225) は、電極センサや圧力センサ等、所定水位を検出できるならいかなるものでもよい。
また、食器洗浄機が卓上タイプであれば、排出管(133) からシンクに高温のすすぎ水が排水されることとなるが、その場合も上記家庭内に配設された排水管の過熱防止を行え、また、使用者が高温湯に触れる危険性を完全に防止できる。
【0036】
さらに、排水初期から最後まで同程度に十分な冷却が可能なため、従来のように初期の温度低下が不十分となる不具合はない。
さらに、従来のように排水時間に加えて冷却時間を必要とせず、排水しながら冷却するので、排水に要する時間を短縮化できる。
さらに、機器と別体に排水冷却器を設置することができ、既存の食器洗浄機器の内部を変更することなく、上記効果が得られる。
【0037】
尚、水流センサ(211) の出力に基づく冷水混合制御部(213) からの排水検知信号、排水終了検知信号を利用せず、水位センサ(225) の水位検出値によって第2開閉弁(223) を開弁、閉弁制御してもよい。また、第2開閉弁(223) の開閉をおボールタップで行ってもよい。
【0038】
また、高温のすすぎ水以外の予洗いや本洗い工程における洗浄水の排水の際には、排水冷却器が動作しないようにするため、水流センサ(211) に加えて、排水された洗浄水が高温度の洗浄水(すすぎ水)であることを検知する温度検知手段としての温度センサを排出管(133) に設けて、水流センサ(211) の排水検知信号及び温度センサの検知信号の入力があった場合のみ、冷水混合制御部(213) が第1開閉弁(209) を開弁させるようにしてもよい。このようにすることで、冷却水の無駄な使用を防ぐことができる。
【0039】
さらに、すすぎ工程が給水、排水を複数回繰り返す場合において、複数回のすすぎ水を高温度に設定したり、洗浄工程(予洗い、本洗い)やすすぎ工程における複数回の給水、排水のうち、高温度の洗浄水を複数回使用してもよい。その場合、たとえば、同一温度で行っても良く、徐々に温度を上げるようにしてもよく、徐々に温度を下げるようにしてもよい。
【0040】
図2は、図1の実施の形態に係る排水冷却器の変形例を示した図であり、図1と異なる部分について説明する。
図2の実施の形態では、図1の場合のようにタンク(203) 等を用いず、水道直圧タイプとしている。即ち、冷却水管(207) に第1開閉弁(209) を設け、水流センサ(211) が食器洗浄機(101) の排水、排水終了を検知し、冷水混合制御部(213) が排水検知信号の入力を受けて第1開閉弁(209) を開弁状態にし、排水終了検知信号の入力を受けて第1開閉弁(209) を閉弁状態に制御している。
【0041】
なお、上水側と下水側との縁切りのために、逆止弁(227) を冷却水管(207) の第1開閉弁(209) の下流側に設けているが、ホッパを代わりに用いてもよい。
他の内容については、図1の実施の形態で説明したので、説明を省略する。
図3は本発明の第2の実施の形態に係る排水冷却器を内蔵した食器洗浄機を示した概略ブロック図である。
【0042】
図3を参照して、食器洗浄機(301) は、図1と異なる部分について詳しく説明する。
食器洗浄機(301) は、本来、機器内部に洗浄工程(予洗い、本洗い)、すすぎ工程、乾燥工程を制御する冷水混合制御手段としての役割を果たす制御部(303) を備えている。この制御部(303) は、排水ポンプ(131) に排水指示信号を出力し、排水終了指示信号を出力する。そのため、制御部(303) は機器の排水、排水終了を認識しているので、排水指示信号を第1開閉弁(209) に出力して第1開閉弁(209) を開弁状態にし、排水終了指示信号を第1開閉弁(209) に出力して閉弁状態にする。
【0043】
その他の構成の違いとして、当初から排水冷却器を内蔵しているため、冷却水管(207) と排出管(133) とはコネクタを使わずとも、直接接続しておけばよい。ただし、この場合においても接続部分が混合部に該当する。
第2開閉弁(223) の開閉は、制御部(303) が出力する排水終了指示信号によって開弁し、水位センサ(225) のセンサ出力を受けた制御部(303) からの信号によって閉弁させる。なお、制御部(303) からの排水指示信号、排水終了指示信号を利用せず、水位センサ(225) の水位検出値を受けた制御部(303) の制御信号によって第2開閉弁(223) の開弁、閉弁制御を行ってもよい。
【0044】
以上のように、排水冷却器(305) を内蔵した食器洗浄機(301) の効果は図1に示した実施の形態の場合とほぼ同様である。
なお、図1の実施の形態の場合と同様に、高温のすすぎ水以外の予洗いや本洗い工程における洗浄水の排水の際には、排水冷却器が動作しないようにするため、制御部(303) が出力する排水指示信号のうち高温排水指示信号が出力された場合のみ、第1開閉弁(209) を開弁させるようにしてもよい。このようにすることで、冷却水の無駄な使用を防ぐことができる。
【0045】
さらに、図1の実施の形態の場合と同様に、すすぎ工程が給水、排水を複数回繰り返す場合において、複数回のすすぎ水を高温度に設定したり、洗浄工程(予洗い、本洗い)やすすぎ工程における複数回の給水、排水のうち、高温度の洗浄水を複数回使用してもよい。その場合、たとえば、同一温度で行っても良く、徐々に温度を上げるようにしてもよく、徐々に温度を下げるようにしてもよい。
【0046】
さらに、内蔵する場合であっても、制御部(303) からの排水指示信号、排水終了指示信号を使用せず、水流センサ(211) の水流検知信号(排水検知信号、排水終了検知信号)を用いたものであってもよい。
さらに、第2開閉弁(223) の開閉は制御部(303) と別のボールタップのような手法を用いたものでもよい。
【0047】
図4は、図3の実施の形態に係る排水冷却器を内蔵した食器洗浄機の変形例を示した図であり、図3と異なる部分について説明する。
図4の実施の形態では、図3の場合のようにタンク(203) 等を用いず、水道直圧タイプとしている。即ち、冷却水管(207) に第1開閉弁(209) を設け、制御部(303) が排水指示信号を出力して第1開閉弁(209) を開弁状態にし、排水終了指示信号を出力して第1開閉弁(209) を閉弁状態に制御している。
【0048】
なお、上水側と下水側との縁切りのために、大気開放口(229a)が設けられたホッパ(229) を冷却水管(207) の第1開閉弁(209) の下流側に設けているが、逆止弁を代わりに用いてもよい。また、大気開放口(229a)からの臭気漏出防止を図るために、トラップ(207a)や逆止弁を設けてもよい。
他の内容については、前述の実施の形態で説明したので、説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る排水冷却器が食器洗浄機に別体で外付けされた状態を示した概略図である。
【図2】図1の実施の形態に係る排水冷却器の変形例を示した図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る排水冷却器を内蔵した食器洗浄機を示した概略ブロック図である。
【図4】図3の実施の形態に係る排水冷却器を内蔵した食器洗浄機の変形例を示した図である。
【符号の説明】
(101) ,(301) ・・・食器洗浄機
(118) ・・・洗浄水
(133) ・・・排出管
(201) ,(305) ・・・排水冷却器
(203) ・・・タンク
(205) ・・・冷却水
(207) ・・・冷却水管
(209) ・・・第1開閉弁
(211) ・・・水流センサ
(213) ・・・冷水混合制御部
(215) ・・・混合部
(221) ・・・貯水管
(223) ・・・第2開閉弁
(225) ・・・水位センサ
(303) ・・・制御部
(尚、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。)
Claims (5)
- 洗浄室の貯水槽内に貯められた高温度の洗浄水を排出管から排水する食器洗浄機において、
排水冷却器を備え、
前記排水冷却器は、
前記洗浄水の温度よりも低温度の冷却水を流し、前記排出管に接続する冷却水管と、
前記冷却水管に設けられた第1開閉弁と、
排水指示信号を出力して前記第1開閉弁を開弁状態にするように制御する冷水混合制御手段と、
前記排出管と前記冷却水管との接続部であり、前記排水される洗浄水に前記冷却水を混合させる混合部と、を具備することを特徴とする、食器洗浄機。 - 前記排水冷却器は、
前記冷却水を貯えるタンクを具備し、
前記冷却水管は、前記タンクと前記排出管とを接続することを特徴とする、請求項1記載の食器洗浄機。 - 前記排水冷却器は、
供給源から冷却水を前記タンクに供給する貯水管と、
前記貯水管に設けられた第2開閉弁とを具備し、
前記冷水混合制御手段は、排水終了指示信号を出力して、前記第1開閉弁を閉弁状態にし、前記第2開閉弁を開弁状態にし、減少分の前記冷却水を前記貯水槽に補給した後、前記第2開閉弁を閉弁状態にする制御を行うことを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。 - 前記冷水混合制御手段は、排水終了指示信号を出力して、前記第1開閉弁を閉弁状態にすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
- 前記洗浄室の貯水槽には洗浄水が複数回貯められ、貯められたそれぞれの洗浄水が前記排出管から排水され、
複数回のうち少なくとも一回は高温度の洗浄水が貯められ、
前記冷水混合制御手段は、他の洗浄水の排水を指示する排水指示信号と異なる前記高温度の洗浄水の排水を指示する高温排水指示信号を出力したときのみ、前記第1開閉弁を開弁状態にするように制御することを特徴とする、請求項1から4のいづれかに記載の食器洗浄機。
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