JPS6037100Y2 - 食器洗い機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗浄槽内からの排気改良を行なった食器洗い機
に関するものである。

従来の食器洗い機は、食器洗い機の前面のドアーに排気
口があるため、運転中に、この排気口から熱い蒸気や、
熱部（凝縮された熱い水滴）が出るので危険である。

本考案は上記欠点をなくしたもので排気口の途中に熱交
換器を設けて蒸気等の排気を冷却して凝縮させ、排気口
より蒸気や熱部の出るのを防いだものである。

第１図は従来の食器洗い機を示したものであり、前面の
ドアーに排気口が設けられたものである。

第１図において１は食器洗い機の外装、２は開閉自在な
ドアー３を備えたプラスチック等で形成された洗浄槽で
あり、４は洗浄槽２の底部に配置した複数の噴射穴５，
５・・・・・・を有する噴射ノズル、６は底部に配設さ
れた洗浄ポンプである。

７は洗浄槽２の底部に設けられた貯水タンクである。

８は排気ポンプ、９は排水管、１０は洗浄槽２の、貯水
タンク７の水位を検出して動作する水位制御スイッチ、
１１は水道水等を給水する電磁式の給水弁、１２は給水
管、１３は給水口である。

１４はドアー３に設けられた排気路であり、洗浄槽２内
の排気が通って排気口１５より外部に排出される。

１６は貯水タンク７に設けられたスチーム、洗浄用ヒー
タであり、１７はスチームカバーで、スチーム発生室１
７Ａが設けられている。

１８．１９はフィルター、２０は所定の洗浄サイクルに
従って制御し、各工程を順次行なわせるコントロールタ
イマーである。

従ってコントロールタイマー２０をセットして予洗スチ
ーム、本洗い、すすぎ、乾燥と各工程を順次行なうと、
運転中は排気口１５から熱い蒸気や、又排気口１５に熱
部（凝縮された熱い水滴）がたまって危険である。

第２図は本考案の一実施例の食器洗い機を示すものであ
り、排気路１４Ａが洗浄槽２の上部側面に設けられてい
る。

２１は排気路１４Ａと食器洗い機の後面上部にある排気
口１５Ａとの間に設けられた熱交換器である。

熱交換器２１は傾斜させて設けられ排気する蒸気等を冷
却して水分を凝縮させ、凝縮させた水分を洗浄槽内に戻
すようになっている。

２２は排気口１５Ａに設けられた排気窓であり、２３は
その排気窓２２の中に設けられた遮蔽板であり、排出す
る排気が当って、少量づつしか排気しないようになって
いる。

したがって後の壁等をいためる心配がない。

第３図は第２図の側面後部の排気構造部を上から見た図
であり、２６は排気用の小穴である。

第４図は第３図の給水口と排気路を示したＡ矢視図であ
り、被覆板２７によって上部、前部、左右側面部が覆わ
れ、下部２７Ａのみが開口されて、噴射ノズルの噴射水
が内部に入らないようになっている。

第５図は、本考案の他の実施例を示す排気口の説明図で
あり、ファン２４、ファンモータ２５によって強制的に
熱交換器２１を冷却して、熱交換器２１の中を通過する
蒸気等の水分を凝縮させるものである。

２６は外装置に設けられた多数の小穴で外部の冷たい空
気を小穴２６より内部に吸い込んでファン２４によって
熱交換器２１を冷却する。

本考案は上記のように洗浄槽２と排気口、１５Ａとの間
に熱交換器２１を傾斜させて設けることによって、熱交
換にて蒸気等の排気を冷却して凝縮させた液を洗浄槽内
に簡単な構成で確実に戻すことができ、排気口より蒸気
や熱温の出るのを確実に防止することができ、火傷等の
心配がなく安全である。

又食器洗い機の後面に排気口があるのでより安全である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の食器洗い機の一実施例を示す側断面概略
構成図、第２図は本考案の食器洗い機の一実施例を示す
側断面概略構成図、第３図は第２図の側面後部の排気構
造部を上から見た概略構成図、第４図は第３図のＡ矢視
図で給水口と排気路を示した概略構成図、第５図は本考
案の他の実施例を示す排気構造部を上から見た概略構成
図である。 ２・・・・・・洗浄槽、４・・・・・・噴射ノズル、１
５Ａ・・・・・・排気口、２１・・・・・・熱交換器、
２４・・・・・・ファン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗浄槽内に食器を入れて、噴射ノズル等で食器を洗浄す
   る食器洗い機において、洗浄槽内より排気口の途中に熱
   交換器を、熱交換器にて凝縮させた液を洗浄槽内に戻す
   べく傾斜させて設けたことを特徴とする食器洗い機。