JP2601733Y2 - 車両用ドアトリム - Google Patents

車両用ドアトリム

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JP2601733Y2
JP2601733Y2 JP1993023307U JP2330793U JP2601733Y2 JP 2601733 Y2 JP2601733 Y2 JP 2601733Y2 JP 1993023307 U JP1993023307 U JP 1993023307U JP 2330793 U JP2330793 U JP 2330793U JP 2601733 Y2 JP2601733 Y2 JP 2601733Y2
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door trim
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両のドアの車内側
構造となる車両用ドアトリムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のドアは、周知のようにドアパネル
の車内側にドアトリムが内張りされて構成されている。
このドアトリムには、車内側面にアームレストやドアポ
ケット等が設けられている。ドアトリムにおけるドアポ
ケットは、従来においては例えば図5や図7に示すよう
に、トリム基材101の車内側面にプラスチック製のポ
ケット部材102を外付けにして構成したものや、トリ
ム基材101に形成した開口部103を、裏側から内側
ポケット部材104を裏打ちにして袋状に構成したもの
がある。前者は、図5,図6のようにドアポケット10
5が別体で車内側に呈出した外観を呈し、後者は、図7
のようにドアポケット105がドアトリムに一体化し内
蔵されている外観を呈するが、いずれも、無蓋でドアポ
ケット105の出し入れ口106は、上向きに開口して
いる。こうしたドアトリムのドアポケット105は、地
図や飲み物等、種々の物品の収納に供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のようなドアトリ
ムにおいては、車内スペースを確保するために概ね突出
量の少ないドアポケット105になっていて、奥行きに
対して底の深いポケット構造となり、ドアポケット10
5への物品の出し入れがし難く、内部の清掃もし辛いな
ど使い勝手があまり良くない。また、雨天時の乗降にお
いてドアを開放すると、ドアポケット105の出し入れ
口106から雨がドアポケット105内に入り、内部が
濡れてしまうといった問題もある。
【0004】そこで、この考案は上記した従来の問題点
を解決するためになされたもので、その課題は使い勝手
が良く、かつ防雨機能をも有するもドアポケットを備え
たドアトリムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この考案に係る車両用ドアトリムは、トリム基材の
車内側に常に上部が開口された袋状のポケット部を形成
し、該ポケット部内には上部を開閉可能な蓋付きの出し
入れ口とするポケットボックスを内装するとともに、該
ポケットボックスの出し入れ口の開口縁部には前記ポケ
ット部の開口縁部に掛止することによってポケットボッ
クスを内装状態に支持するフックを設け、しかも前記ポ
ケットボックスの内装状態では、該ポケットボックスの
底と前記ポケット部の底との間に物入れ用の収納空間が
形成される構成としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この考案においては、ポケットボックスをポケ
ット部から取り出すことができ、取り出した状態でポケ
ットボックス内に物品を入れ、或いは物品を取り出すこ
とができ、またポケットボックスをポケット部内に納め
ることにより防雨機能を持つ蓋付きのドアポケットとな
る。また、本考案では、ポケットボックスをその出し入
れ口の口縁に設けたフックをポケット部の開口縁部に掛
止して支持する構成とし、ポケットボックス底とポケッ
ト部との間に収納空間を設けた2層構造としたものであ
り、ポケットボックスとポケット部とを収納する品物に
応じて適宜使い分けることができる。また、ポケット部
は常に上部が開口された袋状であるため、ポケットボッ
クスをポケット部から取り外してポケット部単独で物入
れとして使用することもできる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を説明する。図1から
図4の各図は、いずれもこの考案の実施例としてのドア
トリムTの要部を示したものである。この実施例の車両
用のドアトリムTは、その車内側に出し入れ可能で、取
り外しもできる蓋付きの複式ドアポケット1を備えてい
る。複式ドアポケット1は、例えば図2のようにドアト
リムTにおけるアームレスト2の下部に設けられ、ポケ
ット部3とポケットボックス4とから構成されている。
【0008】ポケット部3は図1に示すように、上部の
開放した底すぼまりの袋体ないしは容器体として構成さ
れ、背面構造と両側構造とを形成するポケットアウタ部
材5と、前面構造と底部構造とを形成するポケットイン
ナ部材6からなる。ポケットアウタ部材5は上部と下部
とにそれぞれ取付フランジ7を備え、背面の上寄り部分
には車外側への凹み8が付けられている。ポケットイン
ナ部材6は、表面がトリム基材9の表面と同一意匠の表
皮10で構成され、下部においてポケットアウタ部材5
の下部にヒンジ結合11され、ポケットアウタ部材5の
前面側を開閉可能に塞いでいる。ポケットインナ部材6
の閉止状態は、簡易な保持機構(図示しない)により保
持されている。
【0009】このポケット部3はトリム基材9の室内側
面に形成された切欠き部12に取り付けられる。即ち、
図3に示すようにポケットアウタ部材5の上下の取付フ
ランジ7を切欠き部12のトリム基材9に裏側からビス
13(図1参照)で締め付けて取り付けられる。これに
よりトリム基材9には嵌め込み状態に上部の開放したい
わゆる単式のドアポケットが構成される。このドアポケ
ットはポケットインナ部材6を車内側に引き込むことに
より、ヒンジ結合11においてポケットインナ部材6が
回動し、前面を開放させることができる。
【0010】図4に示すように、ポケットボックス4は
ポケット部3に内嵌めできる寸法形状の容器として構成
され、上部の出し入れ口14には開閉蓋15が背面部に
おいてヒンジ16(図1参照)により取り付けられ、内
部には仕切板17が設けられている。ポケットボックス
4の出し入れ口14の口縁前部には、ポケット部3の開
口部前縁に掛け止めするための下向きのフック18が形
成されている。ポケットボックス4の底はポケット部3
の底より浅く作られていて、内装したポケットボックス
4の底とポケット部3の底との間には収納空間19(図
1参照)が形成されている。
【0011】ポケットボックス4のポケット部3への内
装は、ポケット部3のポケットインナ部材6を回動させ
て引き出し、ポケットインナ部材6の上縁にフック18
を掛けてポケットボックス4をポケットインナ部材6の
内面に載せ込み、ポケットインナ部材6を元の状態に回
動させて押し込めば完了する。
【0012】上記構成のドアトリムTでは、雨天時の乗
降でドアが開放されても、ポケット部3はポケットボッ
クス4により、ポケットボックス4は開閉蓋15により
閉蓋されているので内部が濡れたり、収納物品が濡れる
ようなことは事実上無くなる。複式ドアポケット1への
物品の出し入れは簡単でし易い。即ち、複式ドアポケッ
ト1への物品の出し入れは、開閉蓋15を開閉させるだ
けで良い。内部のものが捜しにくいときや、内部を掃除
するような時にはポケットボックス4をポケット部3の
ポケットインナ部材6とともに引き出せば良い。
【0013】ポケット部3の収納空間19への物品の出
し入れや清掃は、ポケット部3のポケットインナ部材6
を引き出し、ポケットボックス4を外して行なう。この
収納空間19はポケットボックス4より横方向寸法が大
きく、長めのものの収納に適している。
【0014】また、二重構成であるこの複式ドアポケッ
ト1は、ポケットボックス4を外し、ポケットボックス
4は単独に小物入れや塵入れとして使い、ポケット部3
をいわゆる単式のドアポケットとして利用することもで
きる。そして、ポケットボックス4を塵入れとして使っ
た場合でもその清掃は簡単である。
【0015】
【考案の効果】この考案によれば、ポケットボックスを
ポケット部から取り出すことができ、取り出した状態で
も内装状態でもポケットボックスへの物品の出し入れが
可能になり、清掃も出し入れも共にし易く、蓋による防
雨機能もあり車両のドアポケットの使い勝手が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の車両用のドアトリムを示す
要部の縦断側面図である。
【図2】この考案の実施例のドアトリムを示す斜視図で
ある。
【図3】この考案の実施例のドアトリムを示す要部の分
解斜視図である。
【図4】この考案の実施例のドアトリムにおけるポケッ
トボックスを示す斜視図である。
【図5】従来のドアトリムを示す斜視図である。
【図6】図5におけるAーA線の断面図である。
【図7】従来のドアトリムの要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 複式ドアポケット 3 ポケット部 4 ポケットボックス 9 トリム基材 14 出し入れ口 15 開閉蓋 T ドアトリム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/02 B60J 5/04 B60R 7/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリム基材の車内側に常に上部が開口さ
    れた袋状のポケット部を形成し、該ポケット部内には上
    部を開閉可能な蓋付きの出し入れ口とするポケットボッ
    クスを内装するとともに、該ポケットボックスの出し入
    れ口の開口縁部には前記ポケット部の開口縁部に掛止す
    ることによってポケットボックスを内装状態に支持する
    フックを設け、しかも前記ポケットボックスの内装状態
    では、該ポケットボックスの底と前記ポケット部の底と
    の間に物入れ用の収納空間が形成される構成とした車両
    用ドアトリム。
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