JP2601715Y2 - 大型ボックス - Google Patents

大型ボックス

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JP2601715Y2
JP2601715Y2 JP1993006794U JP679493U JP2601715Y2 JP 2601715 Y2 JP2601715 Y2 JP 2601715Y2 JP 1993006794 U JP1993006794 U JP 1993006794U JP 679493 U JP679493 U JP 679493U JP 2601715 Y2 JP2601715 Y2 JP 2601715Y2
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cylindrical
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均 毛利
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Sanko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、大型機械部品、電気製
品或いは果物、野菜等の食料品等種々の物品を収納する
ための大型ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄製或いは木製の大型ボックスに
代えて、衛生面、資源保護或いは軽量化等を考慮して合
成樹脂で成形された側壁に扉を有する大型ボックスが知
られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、大型
ボックスの素材としては、従来、鉄材或いは木材が使用
されていたが、腐食等による衛生上の問題、重量の問題
或いは資源保護等の種々の観点から、合成樹脂製の大型
ボックスが使用されるようになっている。
【0004】従来の大型ボックスの斜視図である図5に
示されているように、大型ボックスBは、一般的に、フ
ォークリフトの爪が挿入可能な差し込み口fを有するパ
レット状の底部sと箱部を形成するパレット状の底部s
の外周面に立設された4つの側壁wから構成されてお
り、また、側壁wをパレット状の底部sの外周面にヒン
ジで取り付けることにより、空箱時に側壁を折り畳み可
能に構成し、空箱時の大型ボックスBの輸送の効率化を
図るようにしたものもある。
【0005】収納スペースを増大させるために大型ボッ
クスBの側壁wの高さを高くすると収納物の出し入れが
困難となるが、この問題を解決するために、側壁wの一
部を凹状に切り欠き、切欠部分cにヒンジ部材h等によ
り扉部dの下端部を取着し、扉部dを前倒しに開閉する
ように構成し、収納物の出し入れを容易にした大型ボッ
クスBが知られている。
【0006】ところで、大型ボックスBに収納されてい
る物品を取り出す際に、その作業性を良くするために
は、扉部dを前に倒したときに、扉部dが垂直位置の閉
じた状態から略180度回転し、扉部dの略全面が側壁
wに接触する必要がある。扉部dを前に倒しにしたとき
に、扉部dの端部が側壁wから離れ扉部dが傾斜してる
ような場合には、作業者が十分に大型ボックスBに近づ
くことができず、従って、大型ボックスBから取り出す
ことができる物品の量が少なくなったり、その作業性が
悪くなる。
【0007】扉部dを前に倒したときに、扉部dが垂直
位置の閉じた状態から略180度回転し、扉部dの略全
面が側壁wに接触するようにするための合成樹脂製の大
型ボックスBのヒンジ部材hとしては、従来、ヒンジ部
材hの拡大斜視図である図6(斜線が付された側壁wの
一部断面が含まれている。)に示されているように、扉
部dの下端部に設けられた水平な透孔が穿設された軸受
け部b1と側壁wの上端部に設けられた水平な透孔が穿
設された軸受け部b2とを並設し、扉部d側の軸受け部
b1の透孔と側壁w側の軸受け部b2の透孔とに軸心a
を嵌挿して構成するとともに扉部d側の軸受け部b1及
び側壁w側の軸受け部b2を、それぞれ、扉部d及び側
壁wの表面から突出させて配置し、扉部dの回転中心と
なる軸心aを、図6に示されているように、側壁wの表
面より外方に位置するように構成したものが知られてい
る。
【0008】ところで、透孔が穿設された軸受け部b
1,b2を有する扉部d或いは側壁wを、それぞれ、合
成樹脂で一体成形することは、金型が複雑化し大型ボッ
クスBの生産性が落ちコストアップとなるばかりでな
く、軸心aを嵌挿する細長い透孔を正確に成形すること
は非常に難しく、この部分の成形不良のために透孔に軸
心aを円滑に挿入することができなかったり或いは側壁
wの表面から突出したヒンジ部材hが損傷し易くなり、
ヒンジ部材hが損傷したために大型ボックスB自体が使
用できなくなる等の問題があった。
【0009】本考案の目的は、上述したような従来の大
型ボックスが有する課題を解決するとともに組み立て作
業の簡単化された生産性の優れた大型ボックスを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、大型ボックスに、扉部の下端部に配置
された水平な透孔と筒状部の幅の略半分の奥行きを有す
る水平溝とを有する筒状部、側壁の上端部に配置された
長軸と短軸とが側面から突設された円筒状軸部及び隣接
する側壁の円筒状軸部側面と扉部の筒状部側面との間隙
に嵌着された筒状固着部材とから構成されたヒンジ部材
を配設したものである。
【0011】以下に、側壁wに扉部dを開閉自在に取り
付けるためのヒンジ部材hの拡大斜視図である図1及び
扉部dを側壁wに取り付ける順序を示すヒンジ部hの要
部拡大正面図である図2乃至図4を用いて、本考案の実
施例について説明するが、本考案の趣旨を越えない限
り,何ら本実施例に限定されるものではない。
【0012】図1に示されている実施例には、ヒンジ部
材hが扉部dの左右端部付近に2か所配置されている場
合が示されており、各ヒンジ部材hは同一形状を有して
いる。なお、必要に応じていてヒンジ部材hの配置位置
或いは配置数は適宜設定することができるものである。
【0013】図1に示されているように、扉部dの下端
部からは扉部dの面に対して略垂直方向に突出した扉部
側張出部1が設けられており、扉部側張出部1には凹部
状の扉部側切欠部2が設けられている。また同様に、側
壁wの上端部からは側壁wの面に対して略垂直方向に突
出した側壁側張出部3が設けられており、側壁側張出部
3にも凹部状の側壁側切欠部4が設けられており、扉部
dと側壁wを組み立てた場合に、扉部側切欠部2と側壁
側切欠部4とが略一致するように構成されている。
【0014】扉部側切欠部2内には所定の間隔を置い
て、扉部側張出部1から筒状軸受け部5a,5bが突設
されており、筒状軸受け部5a,5bの先端には、それ
ぞれ、水平な透孔7a,7bが穿設された筒状部6a,
6bが設けられている。また、それぞれの筒状部6a,
6bの、図1における右側の側面には、筒状部6a,6
bの幅eの略半分の奥行きで、しかも、後述する円筒状
軸部の軸が挿入可能な幅gを有する水平溝8a,8b
が、水平溝8a,8bの先端部が透孔7a,7bの内周
面に沿うように略筒状部6a,6bの中程まで延びてお
り、また、筒状部6a,6bの、図1における左側の側
面にも、同様の垂直溝9a,9bが設けられており、垂
直溝9a,9bと水平溝8a,8bは、互いに直交する
ように配置されている。この垂直溝9a,9bは扉部d
を成型後、金型から扉部d、特に扉部dの筒状軸受け部
5a,5bを抜き易くするために、金型の設計上設けら
れたものである。なお、10a,10bは補強リブであ
る。
【0015】また、側壁側切欠部4内には所定の間隔を
置いて、側壁側張出部3から円筒状軸部11a,11b
が突設されており、円筒状軸部11a,11bの、図1
における左側の側面には、扉部側張出部1に突設された
筒状軸受け部5a,5bの筒状部6a,6bの幅eより
やや長い長軸12a,12bが突設されており、円筒状
軸部11a,11bのもう一方の、図1における右側の
側面には、短軸13a,13bが突設されている。
【0016】14は、後述する側壁側張出部3に突設さ
れた長軸12a,12b及び短軸13a,13bが嵌合
可能な透孔14’を有する筒状固着部材である。
【0017】以下に、上記のような構成を有する合成樹
脂で、それぞれ一体成型された側壁wに、扉部dを前倒
し可能に取着する順序について説明する。図2に示され
ているように、先ず、扉部dを側壁wに対して、図1に
おいて、左方向にずらせた位置に配置し、扉部側張出部
1に突設された筒状軸受け部5a,5bに設けられた筒
状部6a,6bの水平溝8a,8bに、側壁側張出部3
に突設された円筒状軸部11a,11bの側面に設けら
れた長軸12a,12bの先端部分を挿入する。
【0018】次に、扉部dを、図1において右方向に移
動させ、図3に示されているように、扉部d側の筒状部
6a,6bの透孔7a,7bに側壁w側の長軸12a,
12bを挿入し、扉部d側の筒状部6a,6bと側壁w
側の円筒状軸部11a,11bを接触させる。上述した
ように、長軸12a,12bは、扉部側張出部1に突設
された筒状軸受け部5a,5bの筒状部6a,6bの幅
eよりやや長めに構成されているので、長軸12a,1
2bの先端部分が若干筒状部6a,6bの先端から突出
する。そして、隣接する側壁w側の円筒状軸部11bの
長軸12bと円筒状軸部11aの短軸13aとが、間隔
k1を置いて対峙するように構成されている。
【0019】次いで、図4に示されているように、上記
の間隔k1よりも長く、側壁w側の円筒状軸部11aの
側面11a’と扉部d側の筒状部6bの側面6b’の間
隔k2と略同じ幅を有する上述した透孔14’が穿設さ
れた筒状固着部材14を、側壁w側の円筒状軸部11a
の側面11a’と扉部d側の筒状部6bの側面6b’と
の間隙に嵌着することにより、扉部dを側壁wに取着す
るものである。
【0020】なお、筒状固着部材14の幅を、側壁w側
の円筒状軸部11aの側面11a’と扉部d側の筒状部
6bの側面6b’との間隔k2より若干長くし、筒状固
着部材14を強く間隔k2に押し込むことにより、隣接
する扉部d側の筒状部6aの側面と側壁w側の円筒状軸
部11aとの側面及び隣接する扉部d側の筒状部6bの
側面と側壁w側の円筒状軸部11bとの側面とが互いに
押圧され、ある程度の抵抗をもって扉部dの開閉を行う
ように構成することができる。扉部dの開閉をこのよう
な抵抗が無く行うためには、逆に、筒状固着部材14の
幅を、側壁w側の円筒状軸部11aの側面11a’と扉
部d側の筒状部6bの側面6b’との間隔k2より若干
短くすればよく、必要に応じて適宜筒状固着部材14の
幅を変えることにより、このような扉部dの開閉抵抗を
調整することができる。
【0021】上記のように、扉部側張出部1に突設され
た筒状軸受け部5a,5bに設けられた筒状部6a,6
bの水平溝9a,9bに、側壁側張出部3に突設された
円筒状軸部11a,11bの側面に設けられた長軸12
a,12bの先端部分を挿入後、扉部dを、図1或いは
図2において右方向に移動させるように構成したことに
より、扉部dの右方向への移動距離を短くすることがで
き、従って、扉部側張出部1に設けられる扉部側切欠部
2及び側壁側張出部3に設けられる側壁側切欠部4の幅
を短くすることができるので、大型ボックスBのヒンジ
部材hの強度を高めることができる。
【0022】なお、扉部dが閉じた後に、扉部dが開か
ないようにロックするロック部材は公知の種々のものが
使用できるので説明は省略する。
【0023】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】大型ボックスの組み立ての際に、扉部の移
動距離を短くすることができるので、扉部側張出部に設
けられる扉部側切欠部及び側壁側張出部に設けられる側
壁側切欠部の幅を短くすることができ、従って、大型ボ
ックスのヒンジ部材の強度を高めることができる。
【0025】合成樹脂で一体成型された扉部の下端部に
配置された水平な透孔と筒状部の幅の略半分の奥行きを
有する水平溝とを有する筒状部、同じく合成樹脂で一体
成型された側壁の上端部に配置された長軸と短軸とが側
面から突設された円筒状軸部及び隣接する側壁の円筒状
軸部側面と扉部の筒状部側面との間隙に嵌着された筒状
固着部材とによりヒンジ部材を構成したので、成形不良
によるヒンジ部材の欠陥を排除することができるととも
に大型ボックスの組み立てが簡単化され大型ボックスの
生産性が向上する。
【0026】筒状固着部材の幅を、隣接する側壁側の円
筒状軸部の側面と扉部側の筒状部の側面との間隔より若
干長くしたり或いは短くすることにより、扉部の開閉抵
抗を簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の大型ボックスの側壁に扉部を開
閉自在に取り付けるためのヒンジ部材の拡大斜視図であ
る。
【図2】図2は本考案の大型ボックスの側壁と扉部を組
み立てる順序を示すヒンジ部材の拡大正面図である。
【図3】図3は同じく本考案の大型ボックスの側壁と扉
部を組み立てる順序を示すヒンジ部材の拡大正面図であ
る。
【図4】図4は同じく本考案の大型ボックスの側壁と扉
部を組み立てる順序を示すヒンジ部材の拡大正面図であ
る。
【図5】図5は従来の大型ボックスの斜視図である。
【図6】図6は従来のヒンジ部材等の拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
B・・・・・・・・大型ボックス d・・・・・・・・扉部 w・・・・・・・・側壁 h・・・・・・・・ヒンジ部材 5a,5b・・・・筒状軸受け部 6a,6b・・・・筒状部 8a,8b・・・・水平溝 11a,11b・・円筒状軸部 14・・・・・・・筒状固着部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉部の下端部に配置された水平な透孔と筒
    状部の幅の略半分の奥行きを有する水平溝とを有する筒
    状部、側壁の上端部に配置された長軸と短軸とが側面か
    ら突設された円筒状軸部及び隣接する側壁の円筒状軸部
    側面と扉部の筒状部側面との間隙に嵌着された筒状固着
    部材とから構成されたヒンジ部材を有することを特徴と
    する大型ボックス。
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