JP3222082U - メディア収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】本体に対して蓋体を開閉する際のヒンジ連結強度を確保しつつ、構造を簡素化して低コスト化に寄与できるメディア収納ケースを提供する。【解決手段】メディアを収納する本体1と、当該本体を被覆する蓋体2と、本体と蓋体との間に配置され両者を本体用インテグラルヒンジ31と蓋体用インテグラルヒンジ32とを介して連結する繋ぎ部3と、を備えたメディア収納ケース10である。本体には、被係合部4が本体用インテグラルヒンジと隣接した位置で本体と一体に形成され、繋ぎ部には、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させたときに被係合部と係合する係合部5が、本体用インテグラルヒンジと蓋体用インテグラルヒンジとの中間位置で繋ぎ部と一体に形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、メディア収納ケースに関し、詳しくは、貸出し用又は販売用のDVD、CDやゲームソフト等の記録媒体(メディア)を収納するメディア収納ケースに関する。
例えば、特許文献1には、CD、DVD、ゲームソフト等の記録媒体を安定して収納できるメディア収納ケースの構造が開示されている。すなわち、特許文献1には、図7、図8に示すように、2枚のディスク(メディア)の内、一方のディスクを収納する本体101と、他方のディスクを収納する蓋体102と、本体101と蓋体102とをそれぞれインテグラルヒンジ103a、103bで連結する繋ぎ部103と、軸ピン105で連結する連結部104とを備えたメディア収納ケース100が開示されている。
上記メディア収納ケース100において、蓋体102は繋ぎ部103の境界に形成された2つインテグラルヒンジ103a、103bを介して本体101に繋がっていて、しかも本体101と蓋体102の縁に設けている複数の連結部104を噛み合わせると共に、該連結部104の軸穴に軸ピン105を挿通することにより、1つのインテグラルヒンジ103bと軸ピン105とが一直線上になり、該インテグラルヒンジ103bと軸ピン105のみで蓋体102を開閉可能にし、該本体101を被覆することが出来るように形成されている。
ここで、図7は、本体101と蓋体102と繋ぎ部103とがインテグラルヒンジ103a、103bで略同一平面上に繋がれて、連結部104が分離している状態であって、金型を用いて樹脂成形する上で有利な形態である。また、図8は、連結部104に軸ピン105を挿通してメディア収納ケース100として組み立てた状態であって、本体101と蓋体102とにディスクを収納するときの形態である。ディスクを収納するときには、本体101と繋ぎ部103との境界のインテグラルヒンジ103aは固定され、蓋体102と繋ぎ部103との境界のインテグラルヒンジ103b及び連結部104の軸ピン105のみで蓋体102が開閉するので、開いたときの蓋体102の位置が安定して、例えば、ロボット等を用いてディスクを安定して装着できる等の利点もあった。
特開2004−250075号公報
しかしながら、上記メディア収納ケース100では、以下の問題があった。すなわち、上記メディア収納ケース100では、本体101と蓋体102の縁に設けている複数の連結部104を噛み合わせると共に、該連結部104の軸穴に軸ピン105を挿通することにより蓋体102を開閉可能にしているので、連結部104の軸穴をインテグラルヒンジ103bと同一線上に精度よく加工すると共に、軸ピン105をケースとは別に製造して、これを軸穴に挿入する組付け作業も必要となる。そのため、メディア収納ケース100の製造コストが大幅に増加するという問題があった。
また、蓋体102は、繋ぎ部103のインテグラルヒンジ103a、103bを介して本体101に繋がっているが、本体101と蓋体102の縁に複数の連結部104を設けているので、インテグラルヒンジ103a、103bのヒンジ長さが、連結部104の軸長さ分だけ短縮されている。そのため、本体101と繋ぎ部103とを連結するインテグラルヒンジ103aを固定し、蓋体102と繋ぎ部103とを連結するインテグラルヒンジ103bのみで蓋体102を開閉させる場合、当該インテグラルヒンジ103bにおける十分な連結強度を確保することが困難となる問題もあった。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本体に対して蓋体を開閉する際のヒンジ連結強度を確保しつつ、構造を簡素化して低コスト化に寄与できるメディア収納ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るメディア収納ケースは、次のような構成を有している。
(1)メディアを収納する本体と、当該本体を被覆する蓋体と、前記本体と前記蓋体との間に配置され両者を本体用インテグラルヒンジと蓋体用インテグラルヒンジとを介して連結する繋ぎ部と、を備えたメディア収納ケースであって、
前記本体には、被係合部が前記本体用インテグラルヒンジと隣接した位置で前記本体と一体に形成され、
前記繋ぎ部には、前記繋ぎ部を前記本体に対して垂直状に起立させたときに前記被係合部と係合する係合部が、前記本体用インテグラルヒンジと前記蓋体用インテグラルヒンジとの中間位置で前記繋ぎ部と一体に形成されていることを特徴とする。
本考案においては、本体には、被係合部が本体用インテグラルヒンジと隣接した位置で本体と一体に形成され、また、繋ぎ部には、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させたときに被係合部と係合する係合部が、本体用インテグラルヒンジと蓋体用インテグラルヒンジとの中間位置で一体に形成されているので、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させたときに、被係合部と係合部とが自動的に係合して、繋ぎ部と本体とを連結する本体用インテグラルヒンジを簡単に固定させることができる。そのため、被係合部と係合部とを係合させるために、ケースとは別に製造する軸ピン等の他の係合手段や、その組付け作業等を不要とすることができる。また、被係合部と係合部とは、本体用インテグラルヒンジ及び蓋体用インテグラルヒンジ以外の位置で、本体と繋ぎ部にそれぞれ一体に形成されているので、蓋体と繋ぎ部とを連結する蓋体用インテグラルヒンジのヒンジ長さが、被係合部と係合部とによって短縮されることがない。そのため、本体に対して蓋体を開閉する蓋体用インテグラルヒンジの必要な連結強度を確保しやすい。
よって、本考案によれば、本体に対して蓋体を開閉する際のヒンジ連結強度を確保しつつ、構造を簡素化して低コスト化に寄与できるメディア収納ケースを提供することができる。
(2)(1)に記載されたメディア収納ケースにおいて、
前記被係合部は、前記本体の底板内面に前記本体用インテグラルヒンジに沿って形成された被係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に形成され、
前記係合部は、前記繋ぎ部の内面に前記蓋体用インテグラルヒンジに沿って形成された係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に形成され、
前記繋ぎ部を前記本体に対して垂直状に起立させたときに、前記被係合用補助リブと前記係合用補助リブとが、前記被係合部と前記係合部とを介してヒンジ軸方向で直列状に連結されることを特徴とする。
本考案においては、被係合部は、本体の底板内面に本体用インテグラルヒンジに沿って形成された被係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に形成され、係合部は、繋ぎ部の内面に蓋体用インテグラルヒンジに沿って形成された係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に形成され、また、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させたときに、被係合用補助リブと係合用補助リブとが、被係合部と係合部とを介してヒンジ軸方向で直列状に連結されるので、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させたときに、被係合用補助リブが繋ぎ部と近接して配置され、係合用補助リブが本体の底板と近接して配置された状態で、被係合用補助リブと係合用補助リブとを連結させることができる。そのため、被係合用補助リブと係合用補助リブとが両インテグラルヒンジに沿って連結して繋ぎ部周辺の補強構造を構成することができる。その結果、本体に繋ぎ部を組付けて蓋体を開閉させるときにおける蓋体の位置精度を高めつつ、ヒンジ連結強度を確保することができる。
(3)(2)に記載されたメディア収納ケースにおいて、
前記被係合部は、前記被係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に前記本体用インテグラルヒンジの方向へ延設された第1端リブに穿設された係合孔であり、
前記係合部は、前記係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に前記本体用インテグラルヒンジの方向へ延設された第2端リブに突設され前記係合孔と係合する係合突起であることを特徴とする。
本考案においては、被係合部は、被係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に本体用インテグラルヒンジの方向へ延設された第1端リブに穿設された係合孔であり、また、係合部は、係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に本体用インテグラルヒンジの方向へ延設された第2端リブに突設され係合孔と係合する係合突起であるので、第1端リブに穿設された係合孔に第2端リブに突設された係合突起が係合するとき、第1端リブと第2端リブとがヒンジ軸方向に撓むことができ、被係合部と係合部との係合・離脱をより簡単な操作で行うことができる。
(4)(2)又は(3)に記載されたメディア収納ケースにおいて、
前記被係合用補助リブは、本体の外周縁に起立する外周壁リブと略同一のリブ高さに形成され、
前記係合用補助リブは、前記繋ぎ部を前記本体に対して垂直状に起立させたときに、その先端部が前記被係合用補助リブの壁面と略一致するリブ高さに形成されていることを特徴とする。
本考案においては、被係合用補助リブは、本体の外周縁に起立する外周壁リブと略同一のリブ高さに形成され、また、係合用補助リブは、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させたときに、その先端部が被係合用補助リブの壁面と略一致するリブ高さに形成されているので、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させたときに、係合用補助リブが被係合用補助リブより内方へ突出しない。また、蓋体を閉じたときに、天板に被係合用補助リブが当接して、本体と蓋体と繋ぎ部と被係合用補助リブとの間にボックス断面を形成できる。その結果、本メディア収納ケースの収納スペースと剛性を確保しつつ、その厚さを極力薄くすることができる。
(5)(1)乃至(4)のいずれか1つに記載されたメディア収納ケースにおいて、
前記蓋体の天板には、他のメディアを係止するメディア係止部が形成されていることを特徴とする。
本考案においては、蓋体の天板には、他のメディアを係止するメディア係止部が形成されているので、本体と蓋体の両方にメディアを収納することができる。また、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させた状態で被係合部に係合部が係合して本体用インテグラルヒンジを固定するので、本体に対して蓋体を180度開いたときにおけるメディア係止部の位置のバラツキが少なく、他のメディアを蓋体のメディア係止部に安定して係止させることができる。そのため、より多くのメディアを安定して装着させることができる。
本考案によれば、本体に対して蓋体を開閉する際のヒンジ連結強度を確保しつつ、構造を簡素化して低コスト化に寄与できるメディア収納ケースを提供することができる。
本実施形態に係るメディア収納ケースにおいて、本体と蓋体と繋ぎ部とを一直線上に開いた状態の平面図である。 図1に示すメディア収納ケースのA−A断面図である。 図1に示すメディア収納ケースのB部斜視図である。 図1に示すメディア収納ケースにおいて、本体と蓋体とを閉じた状態の断面図である。 図1に示すメディア収納ケースにおいて、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させた状態で、蓋体を180度開いたときのB部斜視図である。 図5に示すC−C断面斜視図である。 特許文献1に記載されたメディア収納ケースにおいて、本体と蓋体と繋ぎ部とを一直線上に開いた状態の図面であって、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 図7に示すメディア収納ケースにおいて、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させた状態で、蓋体を180度開いたときの図面であって、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。
次に、本考案に係る実施形態であるメディア収納ケースについて、図面を参照して詳細に説明する。はじめに、本メディア収納ケースの構造について詳細に説明し、その後、その製造方法及び使用方法について説明する。
<本メディア収納ケースの構造>
まず、本実施形態に係るメディア収納ケースの構造を、図1〜図4を用いて説明する。図1に、本実施形態に係るメディア収納ケースにおいて、本体と蓋体と繋ぎ部とを一直線上に開いた状態の平面図を示す。図2に、図1に示すメディア収納ケースのA−A断面図を示す。図3に、図1に示すメディア収納ケースのB部斜視図を示す。図4に、図1に示すメディア収納ケースにおいて、本体と蓋体とを閉じた状態の断面図を示す。
図1〜図4に示すように、本実施形態に係るメディア収納ケース10は、メディアを収納する本体1と、当該本体1を被覆する蓋体2と、本体1と蓋体2との間に配置され両者を本体用インテグラルヒンジ31と蓋体用インテグラルヒンジ32とを介して連結する繋ぎ部3と、を備えたメディア収納ケースである。メディアは、例えば、貸出し用又は販売用のDVD、CDやゲームソフト等の記録媒体である。ここでは、メディアが円盤状記録媒体である場合を例に説明するが、円盤状記憶媒体以外のメディアにも適用できる。
また、本体1には、矩形状の底板11と、当該底板11の繋ぎ部側を除く三方の外周縁に起立する外周壁リブ12と、底板11の中央部に形成されたメディア係止部15と、当該メディア係止部15に係止する一方のメディアの外周縁に沿って底板11に起立するメディア案内リブ14とを備えている。繋ぎ部3と対向する位置の外周壁リブ12は、底板11の端部を取っ手部13とする範囲で、僅かに内周側へ変位して形成されている。また、取っ手部13の両側に形成された外周壁リブ12には、蓋体2と本体1とを閉じたときに係止する係止爪121が形成されている。
また、蓋体2には、矩形状の天板21と、当該天板21の繋ぎ部側を除く三方の外周縁に起立する外周壁リブ22と、天板21の中央部に形成されたメディア係止部25と、当該メディア係止部25に係止する他方のメディアの外周縁に沿って天板21に起立するメディア案内リブ24とを備えている。繋ぎ部3と対向する位置の外周壁リブ22は、天板21の端部を取っ手部23とする範囲で、僅かに内周側へ変位して形成されている。また、取っ手部23の両側に形成された外周壁リブ22には、蓋体2と本体1とを閉じたときに係止爪121が係止する係止溝221が形成されている。なお、蓋体2の外周壁リブ22は、蓋体2と本体1とを閉じたときに、本体1の外周壁リブ12の外側に嵌るように形成されている。
また、本体1には、被係合部4が本体用インテグラルヒンジ31と隣接した位置で本体1と一体に形成されている。また、繋ぎ部3には、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに被係合部4と係合する係合部5が、本体用インテグラルヒンジ31と蓋体用インテグラルヒンジ32との中間位置で繋ぎ部3と一体に形成されている。なお、本体用インテグラルヒンジ31は、底板11の全幅に亘って形成され、また、蓋体用インテグラルヒンジ32は、天板21の全幅に亘って形成されている。
また、被係合部4は、本体1の底板11内面に本体用インテグラルヒンジ31に沿って形成された被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)のヒンジ軸方向端部61、62、63、64に形成されている。被係合用補助リブ6は、底板11の幅方向端部で外周壁リブ12と接続された外周側補助リブ6a、6cと、底板11の幅方向中央部に起立する中央側補助リブ6bとからなり、ヒンジ軸方向で3分割されている。
また、係合部5は、繋ぎ部3の内面33に蓋体用インテグラルヒンジ32に沿って形成された係合用補助リブ7(7a、7b)のヒンジ軸方向端部71、72、73、74に形成されている。係合用補助リブ7は、繋ぎ部3の幅方向端部と幅方向中央部との中間部に位置し、ヒンジ軸方向で2分割されている。そして、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)と係合用補助リブ7(7a、7b)とが、被係合部4と係合部5とを介してヒンジ軸方向で直列状に連結される。
より具体的には、被係合部4は、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)のヒンジ軸方向端部61、62、63、64に本体用インテグラルヒンジ31の方向へ延設された第1端リブ61R、62R、63R、64Rに穿設された係合孔41、42、43、44であり、また、係合部5は、係合用補助リブ7(7a、7b)のヒンジ軸方向端部71、72、73、74に本体用インテグラルヒンジ31の方向へ延設された第2端リブ71R、72R、73R、74Rに突設され係合孔41、42、43、44と係合する係合突起51、52、53、54である。
ここでは、被係合用補助リブ6は、ヒンジ軸方向で3分割され、係合用補助リブ7は、ヒンジ軸方向で2分割されているが、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)と係合用補助リブ7(7a、7b)とが、被係合部4と係合部5とを介してヒンジ軸方向で直列状に連結されていれば、分割方法は、上記に限定されない。また、被係合部4が係合孔41、42、43、44として形成され、係合部5が係合突起51、52、53、54として形成されているが、その逆であっても構わない。また、係合孔41、42、43、44は、円筒状に形成され、係合突起51、52、53、54は、円柱状に形成されているが、両者が係合できるものであれば、その形状は限定されない。なお、係合突起51、52、53、54の先端部には、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させるとき、第1端リブ61R、62R、63R、64Rと当接して、第1端リブ61R、62R、63R、64Rと第2端リブ71R、72R、73R、74Rとの隙間を広げる傾斜面5Kが形成されている。
また、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)は、本体1の外周縁に起立する外周壁リブ12と略同一のリブ高さに形成されている。また、係合用補助リブ7(7a、7b)は、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに、その先端部7Tが被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)の壁面6Hと略一致するリブ高さに形成されている。そのため、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに、係合用補助リブ7(7a、7b)が被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)より内方へ突出しない。また、蓋体2を閉じたときに、天板21に被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)が当接して、本体1と蓋体2と繋ぎ部3と被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)との間にボックス断面を形成できる。その結果、本メディア収納ケース10の収納スペースと剛性を確保しつつ、その厚さを極力薄くすることができる。
<本メディア収納ケースの製造方法及び使用方法>
次に、本メディア収納ケースの製造方法及び使用方法について、図2〜図6を用いて簡単に説明する。図2に、図1に示すメディア収納ケースのA−A断面図を示す。図3に、図1に示すメディア収納ケースのB部斜視図を示す。図4に、図1に示すメディア収納ケースにおいて、本体と蓋体とを閉じた状態の断面図を示す。図5に、図1に示すメディア収納ケースにおいて、繋ぎ部を本体に対して垂直状に起立させた状態で、蓋体を180度開いたときのB部斜視図を示す。図6に、図5に示すC−C断面斜視図を示す。
まず、本メディア収納ケース10の製造方法について説明する。本メディア収納ケース10は、図2、図3に示すように、本体1と蓋体2と繋ぎ部3とを一直線上に開いた形態で、溶融樹脂を射出成形型(図示しない)のキャビティ内に注入して成形する。
すなわち、本体1の底板11と、底板11に起立する被係合用補助リブ6、外周壁リブ12、メディア案内リブ14、メディア係止部15、及び、蓋体2の天板21と、天板21に起立する係合用補助リブ7、外周壁リブ22、メディア案内リブ24、メディア係止部25、及び、本体用インテグラルヒンジ31と蓋体用インテグラルヒンジ32とを有する繋ぎ部3は、射出成形型における型開き方向に形成したキャビティによって、それぞれ形成することができる。
また、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)のヒンジ軸方向端部61、62、63、64に本体用インテグラルヒンジ31の方向へ延設された第1端リブ61R、62R、63R、64Rに穿設された係合孔41、42、43、44と、係合用補助リブ7(7a、7b)のヒンジ軸方向端部71、72、73、74に本体用インテグラルヒンジ31の方向へ延設された第2端リブ71R、72R、73R、74Rに突設され係合突起51、52、53、54は、射出成形型における型開き方向と異なる方向にスライドするスライドコア(図示しない)によって、それぞれ形成することができる。
そのため、本メディア収納ケース10は、本体1と蓋体2と繋ぎ部3とを一直線上に開いた形態で、型開き方向と異なる方向にスライドするスライドコアを備えた射出成形型(図示しない)によって一体成形することができる。
次に、本メディア収納ケース10の使用方法について説明する。本メディア収納ケース10は、図5、図6に示すように、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させ、係合部5を被係合部4に係合して本体用インテグラルヒンジ31を固定した上で、蓋体2を本体1に対して180度開いた状態で、本体1と蓋体2のメディア係止部15、25に必要なメディアを装着する。
例えば、工場で、貸出し用又は販売用のメディアを本メディア収納ケース10に収納するときには、係合部5を被係合部4に係合して本体用インテグラルヒンジ31を固定した上で、蓋体2を本体1に対して180度開いた状態でメディア装着治具(図示しない)にセットし、必要なメディアをロボット等が把持して、本体1と蓋体2のメディア係止部15、25に装着する。
この場合、本体1に対して180度開いた蓋体2の位置が安定しているので、ロボット等によるメディアの装着ミスを低減できる。なお、メディアを装着後に、図4に示すように、本体1に蓋体2を閉じるが、閉じた状態の本メディア収納ケース10は、その厚さが薄いので、展示用や保管用のスペースを節約でき、利便性が高い。また、蓋体2のヒンジ連結強度が高いので、蓋体2の頻繁な開閉に対する耐久性も向上できる。
<作用効果>
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係るメディア収納ケース10によれば、本体1には、被係合部4が本体用インテグラルヒンジ31と隣接した位置で本体1と一体に形成され、また、繋ぎ部3には、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに被係合部4と係合する係合部5が、本体用インテグラルヒンジ31と蓋体用インテグラルヒンジ32との中間位置で一体に形成されているので、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに、被係合部4と係合部5とが自動的に係合して、繋ぎ部3と本体1とを連結する本体用インテグラルヒンジ31を簡単に固定させることができる。そのため、被係合部4と係合部5とを係合させるために、ケースとは別に製造する軸ピン等の他の係合手段や、その組付け作業等を不要とすることができる。また、被係合部4と係合部5とは、本体用インテグラルヒンジ31及び蓋体用インテグラルヒンジ32以外の位置で、本体1と繋ぎ部3にそれぞれ一体に形成されているので、蓋体2と繋ぎ部3とを連結する蓋体用インテグラルヒンジ32のヒンジ長さが、被係合部4と係合部5とによって短縮されることがない。そのため、本体1に対して蓋体2を開閉する蓋体用インテグラルヒンジ32の必要な連結強度を確保しやすい。
よって、本実施形態によれば、本体1に対して蓋体2を開閉する際のヒンジ連結強度を確保しつつ、構造を簡素化して低コスト化に寄与できるメディア収納ケース10を提供することができる。
また、本実施形態によれば、被係合部4は、本体1の底板11内面に本体用インテグラルヒンジ31に沿って形成された被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)のヒンジ軸方向端部61、62、63、64に形成され、係合部5は、繋ぎ部3の内面33に蓋体用インテグラルヒンジ32に沿って形成された係合用補助リブ7(7a、7b)のヒンジ軸方向端部71、72、73、74に形成され、また、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)と係合用補助リブ7(7a、7b)とが、被係合部4と係合部5とを介してヒンジ軸方向で直列状に連結されるので、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)が繋ぎ部3と近接して配置され、係合用補助リブ7(7a、7b)が本体1の底板11と近接して配置された状態で、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)と係合用補助リブ7(7a、7b)とを連結させることができる。そのため、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)と係合用補助リブ7(7a、7b)とが両インテグラルヒンジ31、32に沿って連結して繋ぎ部3周辺の補強構造を構成することができる。その結果、本体1に繋ぎ部3を組付けて蓋体2を開閉させるときにおける蓋体2の位置精度を高めつつ、ヒンジ連結強度を確保することができる。
また、本実施形態によれば、被係合部4は、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)のヒンジ軸方向端部61、62、63、64に本体用インテグラルヒンジ31の方向へ延設された第1端リブ61R、62R、63R、64Rに穿設された係合孔41、42、43、44であり、また、係合部5は、係合用補助リブ7(7a、7b)のヒンジ軸方向端部71、72、73、74に本体用インテグラルヒンジ31の方向へ延設された第2端リブ71R、72R、73R、74Rに突設され係合孔41、42、43、44と係合する係合突起51、52、53、54であるので、第1端リブ61R、62R、63R、64Rに穿設された係合孔41、42、43、44に第2端リブ71R、72R、73R、74Rに突設された係合突起51、52、53、54が係合するとき、第1端リブ61R、62R、63R、64Rと第2端リブ71R、72R、73R、74Rとがヒンジ軸方向に撓むことができ、被係合部4と係合部5との係合・離脱をより簡単な操作で行うことができる。
また、本実施形態によれば、被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)は、本体1の外周縁に起立する外周壁リブ12と略同一のリブ高さに形成され、また、係合用補助リブ7(7a、7b)は、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに、その先端部7Tが被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)の壁面6Hと略一致するリブ高さに形成されているので、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させたときに、係合用補助リブ7(7a、7b)が被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)より内方へ突出しない。また、蓋体2を閉じたときに、天板21に被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)が当接して、本体1と蓋体2と繋ぎ部3と被係合用補助リブ6(6a、6b、6c)との間にボックス断面を形成できる。その結果、本メディア収納ケース10の収納スペースと剛性を確保しつつ、その厚さを極力薄くすることができる。
また、本実施形態によれば、蓋体2の天板21には、他のメディアを係止するメディア係止部25が形成されているので、本体1と蓋体2の両方にメディアを収納することができる。また、繋ぎ部3を本体1に対して垂直状に起立させた状態で被係合部4に係合部5が係合して本体用インテグラルヒンジ31を固定するので、本体1に対して蓋体2を180度開いたときにおけるメディア係止部25の位置のバラツキが少なく、他のメディアを蓋体2のメディア係止部25に安定して係止させることができる。そのため、より多くのメディアを安定して装着させることができる。
本考案は、例えば、貸出し用又は販売用のDVD、CDやゲームソフト等の記録媒体(メディア)を収納するメディア収納ケースとして利用できる。
1 本体
2 蓋体
3 繋ぎ部
4 被係合部
5 係合部
6、6a、6b、6c 被係合用補助リブ
6H 壁面
7、7a、7b 係合用補助リブ
7T 先端部
10 メディア収納ケース
11 底板
12 外周壁リブ
21 天板
25 メディア係止部
31 本体用インテグラルヒンジ
32 蓋体用インテグラルヒンジ
33 内面
41、42、43、44 係合孔
51、52、53、54 係合突起
61、62、63、64 ヒンジ軸方向端部
61R、62R、63R、64R 第1端リブ
71、72、73、74 ヒンジ軸方向端部
71R、72R、73R、74R 第2端リブ

Claims (5)

  1. メディアを収納する本体と、当該本体を被覆する蓋体と、前記本体と前記蓋体との間に配置され両者を本体用インテグラルヒンジと蓋体用インテグラルヒンジとを介して連結する繋ぎ部と、を備えたメディア収納ケースであって、
    前記本体には、被係合部が前記本体用インテグラルヒンジと隣接した位置で前記本体と一体に形成され、
    前記繋ぎ部には、前記繋ぎ部を前記本体に対して垂直状に起立させたときに前記被係合部と係合する係合部が、前記本体用インテグラルヒンジと前記蓋体用インテグラルヒンジとの中間位置で前記繋ぎ部と一体に形成されていることを特徴とするメディア収納ケース。
  2. 請求項1に記載されたメディア収納ケースにおいて、
    前記被係合部は、前記本体の底板内面に前記本体用インテグラルヒンジに沿って形成された被係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に形成され、
    前記係合部は、前記繋ぎ部の内面に前記蓋体用インテグラルヒンジに沿って形成された係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に形成され、
    前記繋ぎ部を前記本体に対して垂直状に起立させたときに、前記被係合用補助リブと前記係合用補助リブとが、前記被係合部と前記係合部とを介してヒンジ軸方向で直列状に連結されることを特徴とするメディア収納ケース。
  3. 請求項2に記載されたメディア収納ケースにおいて、
    前記被係合部は、前記被係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に前記本体用インテグラルヒンジの方向へ延設された第1端リブに穿設された係合孔であり、
    前記係合部は、前記係合用補助リブのヒンジ軸方向端部に前記本体用インテグラルヒンジの方向へ延設された第2端リブに突設され前記係合孔と係合する係合突起であることを特徴とするメディア収納ケース。
  4. 請求項2又は請求項3に記載されたメディア収納ケースにおいて、
    前記被係合用補助リブは、本体の外周縁に起立する外周壁リブと略同一のリブ高さに形成され、
    前記係合用補助リブは、前記繋ぎ部を前記本体に対して垂直状に起立させたときに、その先端部が前記被係合用補助リブの壁面と略一致するリブ高さに形成されていることを特徴とするメディア収納ケース。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載されたメディア収納ケースにおいて、
    前記蓋体の天板には、他のメディアを係止するメディア係止部が形成されていることを特徴とするメディア収納ケース。
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