JP3100211U - ディスク収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】本体ケースの強度を向上し得るディスク収納ケースを提供する。
【解決手段】上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれたケース本体2と、上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれた蓋体3と、ケース本体2および蓋体3の一辺同士を連結するヒンジ部4と、ケース本体2の内面中央部分に突設されると共にケース本体2内に収納されたディスクの装着孔に嵌入されるディスク保持部6と、ディスク保持部6を取り囲むようにしてケース本体2の内面に突設されてディスク収納部6を区画形成する複数の区画壁5とを備え、互いに対向する一対の側壁2b,2bの各一部および各区画壁5,5が、互いに環状に連結されている。
【選択図】図2

Description

 本考案は、コンパクトディスク(CD)、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)等のディスク状記録媒体(本明細書では、「ディスク」ともいう)を収納するディスク収納ケースに関するものである。
 この種のディスク収納ケースとして、特開2003−137380号公報に開示されたディスク収納ケースが知られている。このディスク収納ケース1は、同公報中の図1に示すように、ディスク収納部2を有するケース本体3と、このケース本体3にヒンジ部4を介して回動自在に連結された蓋体5とを備えている。また、ケース本体3の内面におけるディスク収納部2の外周には、ディスクに手を掛け易くするための手挿入部7が形成されている。この場合、ディスク収納部2および手挿入部7は、ケース本体3の内面に突設された半円弧状のリブ(同図では符号は付されていない)によって区画形成されている。また、このリブは、その両端部がケース本体3の各側壁3a,3aに連結されている。
特開2003−137380号公報(第3ページ、第1図)
 ところが、この従来のディスク収納ケースには、以下の問題点が存在する。すなわち、このディスク収納ケース1では、ケース本体3の各側壁3a,3aは、その中央部分(具体的には、リブの端部が連結された箇所で挟まれた部分)がそれぞれ切り欠かれている。このため、この側壁3a,3aが切り欠かれた中央部分における強度の低下に起因して、このディスク収納ケースには、外力が加わった際にケース本体3が破損するおそれがあるという問題点が存在する。
 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、本体ケースの強度を向上し得るディスク収納ケースを提供することを主目的とする。
 上記目的を達成すべく本考案に係るディスク収納ケースは、上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれたケース本体と、上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれた蓋体と、前記ケース本体および前記蓋体の前記一辺同士を連結するヒンジ部と、前記ケース本体の内面中央部分に突設されると共に当該ケース本体内に収納されたディスクの装着孔に嵌入されるディスク保持部と、当該ディスク保持部を取り囲むようにして前記ケース本体の内面に突設されてディスク収納部を区画形成する複数の区画壁とを備え、前記一辺を除く他の三辺における側壁の内の互いに対向する一対の側壁の各一部、および前記各区画壁の少なくとも一部が、互いに環状に連結されている。なお、本考案には、前記一対の側壁の各一部および各区画壁のすべてが互いに環状に連結されている構成も含まれる。
 また、上記目的を達成すべく本考案に係るディスク収納ケースは、上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれたケース本体と、上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれた蓋体と、前記ケース本体および前記蓋体の前記一辺同士を連結するヒンジ部と、前記ケース本体の内面中央部分に突設されると共に当該ケース本体内に収納されたディスクの装着孔に嵌入されるディスク保持部と、前記ディスクの外径よりも若干小径で前記ケース本体の内面において前記ディスク保持部を中心とする一の仮想円上に突設されて当該ケース本体内に収納された前記ディスクの外周部に当接可能な円弧状の外周側受け壁と、当該外周側受け壁を取り囲むようにして前記ケース本体の内面に突設されてディスク収納部を区画形成する複数の区画壁とを備え、前記一辺を除く他の三辺における側壁の内の互いに対向する一対の側壁の各一部、前記外周側受け壁の少なくとも一部、および前記各区画壁の少なくとも一部が、互いに環状に連結されている。なお、本考案には、前記一対の側壁の各一部、前記外周側受け壁のすべて、および各区画壁のすべてが互いに環状に連結されている構成も含まれる。
 この場合、前記区画壁の一部を前記ケース本体の前記側壁よりも高く形成するのが好ましい。
 また、前記蓋体が前記ケース本体の上面を閉塞した状態において、前記区画壁の前記一部の先端と前記蓋体の前記内面との間の距離が0.1mm以上1mm以下の範囲内となるように当該一部の先端の高さを規定するのが好ましい。この場合、前記蓋体が前記ケース本体の上面を閉塞した状態において、前記区画壁の前記一部の先端と前記蓋体の前記内面との間の距離が0.1mm以上0.5mm以下の範囲内となるように当該一部の先端の高さを規定するのがさらに好ましい。
 また、前記区画壁における前記ケース本体の隅部と対向する各部位の高さを当該ケース本体の前記側壁よりも低く形成すると共に対向する前記隅部に向けて突出する平面視形状にその各部位を形成することによって指挿入部を区画形成するのが好ましい。
 さらに、前記ケース本体における前記指挿入部の部位を、当該ケース本体における他の部位の板厚と比較して薄肉の板厚に形成するのが好ましい。
 また、ポリプロピレンを用いて、前記ケース本体、前記蓋体および前記ヒンジ部を一体的に成形し、当該ヒンジ部の一部を薄肉に形成して前記ケース本体に対して前記蓋体を開閉自在に連結するのが好ましい。
 本考案に係るディスク収納ケースによれば、互いに対向する一対の側壁の一部および各区画壁の少なくとも一部が、互いに環状に連結されて、ケース本体の内面において切れ目のない連続した環状壁を形成する。この場合、この環状壁が、補強リブとして機能して、ケース本体強固に構成する。したがって、ケース本体、ひいてはディスク収納ケース全体の強度を大幅に向上させることができる。
 また、本考案に係るディスク収納ケースによれば、互いに対向する一対の側壁の一部、外周側受け壁の少なくとも一部、および各区画壁の少なくとも一部が、互いに環状に連結されて、ケース本体の内面において切れ目のない連続した環状壁を形成する。この場合、この環状壁が、補強リブとして機能して、ケース本体を強固に構成する。したがって、ケース本体、ひいてはディスク収納ケース全体の強度を大幅に向上させることができる。
 さらに、本考案に係るディスク収納ケースによれば、区画壁の一部をケース本体の側壁よりも高く形成したことにより、蓋体がケース本体の上面を閉塞した状態において、蓋体およびケース本体の少なくとも一方に外力が加わって内側に変形する際に、蓋体の内面と区画壁の一部における先端とが当接して、その変形が規制される。したがって、区画壁の一部の高さを適切に規定することにより、蓋体およびケース本体が破損に至る変形量に到達しないように、蓋体およびケース本体の内側への変形を規制することができる。これにより、ディスク収納ケースを一般的には破損し易い偏平に形成した構成であったとしても、ディスク収納ケースの破損を十分に防止することができる。
 また、本考案に係るディスク収納ケースによれば、蓋体がケース本体の上面を閉塞した状態において、区画壁の一部の先端と蓋体の内面との間の距離が0.1mm以上1mm以下の範囲内となるように一部の先端の高さを規定したことにより、蓋体およびケース本体の内側への変形量を十分に規制して蓋体およびケース本体の破損を防止しつつ、蓋体に装着されたインデックスレーベルと区画壁との干渉を回避することができる。また、蓋体がケース本体の上面を閉塞した状態において、区画壁の一部の先端と蓋体の内面との間の距離が0.1mm以上0.5mm以下の範囲内となるように一部の先端の高さを規定することにより、蓋体およびケース本体の内側への変形量をより少量に規制して蓋体およびケース本体の破損を確実に防止しつつ、蓋体に装着されたインデックスレーベルと区画壁との干渉を回避することができる。
 さらに、本考案に係るディスク収納ケースによれば、ケース本体の側壁よりも低く形成すると共に対向する隅部に向けて突出する平面視形状となるように区画壁におけるケース本体の隅部と対向する各部位を形成したことにより、ケース本体の強度を向上させつつ、区画壁と指との干渉を低減させることができる結果、ディスク収納部に収納されているディスクの取り出し性を十分に向上させることができる。
 また、本考案に係るディスク収納ケースによれば、ケース本体における指挿入部の部位を、ケース本体における他の部位の板厚と比較して薄肉の板厚に形成することにより、指挿入部におけるケース本体の内面とディスクとの間の隙間を大きくすることができる。したがって、指先でディスクの外縁を一層捉え易くすることができる結果、ディスク収納部からディスクをより確実に取り出すことができる。
 また、本考案に係るディスク収納ケースによれば、ケース本体、蓋体およびヒンジ部をポリプロピレンを用いて一体的に成形し、ヒンジ部の一部を薄肉に形成してケース本体に対して蓋体を開閉自在に連結する構成を採用したことにより、製造コストを低減しつつ、ケース本体に対して蓋体が開閉自在に連結されたディスク収納ケースを製造することができる。
 以下、本考案の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
 まず、図1,2を参照して本最良の形態に係るディスク収納ケース(以下、「ケース」ともいう)1の構成について説明する。
 図1,2に示すように、ケース1は、ケース本体2、蓋体3およびヒンジ部4を備え、一例としてポリプロピレンを用いて一体的に成形されている。ケース本体2は、同図に示すように、平面視長方形に形成された底壁2a、および底壁2aの3辺に立設された側壁2b,2b,2bを備え、上面が開口して、一辺の側壁(図1中の左側壁)が切り欠かれた偏平箱体に形成されている。蓋体3は、同図に示すように、平面視長方形(底壁2aと同形)に形成された底壁3a、および底壁3aの3辺に立設された側壁3b,3b,3bを備え、上面が開口して、一辺の側壁(図1中の右側壁)が切り欠かれた偏平箱体に形成されている。ヒンジ部4は、ケース本体2および蓋体3における側壁が切り欠かれた一辺同士(図1中におけるケース本体2(底壁2a)の左辺と蓋体3(底壁3a)の右辺同士)を、ケース本体2に対して蓋体3が開閉自在となるように連結する。具体的には、ヒンジ部4は、長方形の板体4aと、板体4aの各長辺に沿って形成されると共にこの各長辺(板体4a)とケース本体2および蓋体3における側壁が切り欠かれた各辺とを連結する薄肉部4b,4bとを備えて構成されている。
 ケース本体2の内面(底壁2aの表面)には、図1,2に示すように、一対の区画壁5,5、ディスク保持部6、内周側受け壁7、および外周側受け壁8,8・・がそれぞれ突設されている。この場合、一対の区画壁5,5は、それぞれ円弧状に形成されると共に、互いに対向する一対の側壁2b,2b(図1中の上下の側壁2b,2b)に両端部がそれぞれ連結されて、平面視円形状のディスク収納部9をケース本体2の内部に区画形成する。また、各区画壁5は、ケース本体2の4つの隅部に対向する各部位(以下、「突出部」ともいう)5aがそれぞれ対応する隅部側に向けて突出する平面視形状に形成されて、各突出部5aが指挿入部10をそれぞれ区画形成するように構成されている。なお、各突出部5aは、一例としてその平面視形状が、対応する隅部側に向けて突出する半円状に形成されているが、ディスク収納部9内にディスクが収納された状態において指挿入部10(言い換えれば、ディスクの外周と突出部5aとの間)に指を入れる広さを確保できる限り、その形状は限定されない。また、突出部5aは、指挿入部10への指の入れ易さを考慮して、その高さが側壁2bよりも低めに規定されている。さらに、本最良の形態では、ディスク収納部9に収納されているディスクの外縁を指先で捉え易くするために、指挿入部10に対応する底壁2aの板厚が、図3に示すように、他の領域よりも薄く(薄肉に)形成されている。一方、各区画壁5における突出部5a以外の部位(本考案における区画壁の一部。以下、「円弧部」ともいう)5bは、図1,2に示すように、その平面視形状が円弧状に形成されると共に、互いに対向する一対の側壁2b,2b間の距離よりも長く、かつディスクの外径よりも若干大径の外径に規定された1つの仮想円上に配設されている。また、円弧部5bは、その高さが側壁2bよりも高く規定されて、図5に示すように、ケース本体2の上面を蓋体3で閉塞した状態において、その先端(端面)と蓋体3の内面との間の距離が、0.1mm以上1mm以下の範囲内、好ましくは0.1mm以上0.5mm以下の範囲内となるように規定されている。また、円弧部5bは、その壁厚が突出部5aの壁厚よりも厚く形成されている。
 ディスク保持部6は、図1,2に示すように、ケース本体2の内面中央部分において同一の仮想円(円弧部5bが配設されている仮想円と同心円)に沿って交互に突設された複数(一例として4つ)の保持片6aと複数(一例として4つ)の規制壁6bとを備えている。各保持片6aは、ケース本体2内に収納されたディスク(図示せず)の装着孔(図示せず)に嵌入されてその装着孔の口縁と係合することにより、ディスク保持部6からのディスクの抜けを防止する。各規制壁6bは、ケース本体2内に収納されたディスクの装着孔に進入してディスクの内周面に当接することにより、ディスクの径方向への移動を規制する。また、各規制壁6bは、図5に示すように、ケース本体2の上面を蓋体3で閉塞した状態において、その先端(端面)と蓋体3の内面との間の距離が、0.1mm以上1mm以下の範囲内、好ましくは0.1mm以上0.5mm以下の範囲内となるように規定されている。一方、保持片6aは、図4に示すように、その高さが規制壁6bよりも若干低く規定されている。
 内周側受け壁7は、図1,2に示すように、ディスク保持部6を取り囲むようにしてケース本体2の内面中央部分に突設されている。具体的には、内周側受け壁7は、各保持片6aおよび各規制壁6bが配設されている仮想円と同心であって、より大径な仮想円上に配設されている。この内周側受け壁7は、ディスク収納部9に収納されたディスク(図示せず)における底壁2aとの対向面の内周部に当接することにより、ディスクのこの対向面に形成されている情報記録領域と底壁2aとの間に隙間を生じさせる。
 外周側受け壁8は、図1,2に示すように、平面視形状が円弧状に形成されて、各円弧部5bが配設されている仮想円と同心であって若干小径(ディスクの外径よりも若干小径)な仮想円上に複数突設されている。一例として、各外周側受け壁8は、各円弧部5bの内側に配設されている。また、各外周側受け壁8は、近接する円弧部5bにその両端部分がそれぞれ連結されている。また、本最良の形態では、2つの突出部5a,5aで挟まれた円弧部5b(図1中の左右の円弧部5b,5b)の内側に配設された外周側受け壁8は、一例として、この円弧部5bの各端部側に一つずつ分離された状態で2つ配設されている。ただし、この構成に限定されるものではなく、この円弧部5b全体に亘る長さの外周側受け壁8を一つ配設する構成を採用することもできるし、3つ以上の外周側受け壁8を配設する構成を採用することもできる。一方、蓋体3における互いに対向する一対の側壁3b,3bには、同図に示すように、ディスクの内容を表示したインデックスレーベルを係止可能な係止爪11が複数配設されて、蓋体3内にインデックスレーベルを装着可能に構成されている。
 このように、このケース1によれば、図1,2に示すように、ディスク収納部9を区画形成する一対の区画壁5,5の両端部が、側壁2bが切り欠かれた一辺を除く他の三辺における側壁2b,2b,2bのうちの互いに対向する一対の側壁2b,2bの各一部にそれぞれ連結されている。このため、対向する一対の側壁2b,2bの各一部、および一対の区画壁5,5の少なくとも一部(この例では、すべて)が、互いに環状(リング状)に連結されて、ケース本体2の内面において、切れ目のない連続した環状壁を形成する。この場合、この環状壁が、補強リブとして機能して、ケース本体2を強固に構成する。したがって、ケース本体2、ひいてはケース1全体の強度を大幅に向上させることができる。
 また、区画壁5の内の一部である円弧部5bがケース本体2の側壁2bよりも高く形成されている。このため、蓋体3がケース本体2の上面を閉塞した状態において、蓋体3およびケース本体2の少なくとも一方に外力が加わって内側に変形する際に、蓋体3の内面と円弧部5bの先端とが当接して、その変形が規制される。したがって、円弧部5bの高さを適切に規定することにより、蓋体3およびケース本体2が破損に至る変形量に到達しないように、蓋体3およびケース本体2の内側への変形を規制することができる。これにより、ケース1を一般的には破損し易い偏平に形成した構成であったとしても、蓋体3およびケース本体2、ひいてはケース1の破損を十分に防止することができる。特に、蓋体3がケース本体2の上面を閉塞した状態において、円弧部5bの先端と蓋体3の内面との間の距離を0.1mm以上1mm以下の範囲内に規定することにより、蓋体3およびケース本体2の内側への変形量を十分に規制して蓋体3およびケース本体2の破損を防止しつつ、蓋体3に装着されたインデックスレーベルと円弧部5bとの干渉を回避することができる。さらに、好ましくは、円弧部5bの先端と蓋体3の内面との間の距離を0.1mm以上0.5mm以下の範囲内に規定することにより、蓋体3およびケース本体2の内側への変形量をより少量に規制して蓋体3およびケース本体2の破損を確実に防止しつつ、蓋体3に装着されたインデックスレーベルと円弧部5bとの干渉を回避することができる。さらに、このケース1によれば、ディスク保持部6を構成する規制壁6bを円弧部5bと同等の高さに規定したことにより、蓋体3およびケース本体2の外周辺部分のみならず、中央部分の変形をも破損に至る変形量に到達しないように蓋体3およびケース本体2の内側への変形を規制することができる。これにより、蓋体3およびケース本体2、ひいてはケース1の破損を確実に防止することができる。
 また、区画壁5におけるケース本体2の隅部と対向する各部位としての突出部5aを、その高さがケース本体2の側壁2bよりも低くなるように形成すると共に、対向する隅部に向けて突出する平面視形状に形成して指挿入部10を区画形成したことにより、ケース本体2の強度を向上させつつ、区画壁5と指との干渉を低減させることができる結果、ディスク収納部9に収納されているディスクの取り出し性を十分に向上させることができる。
 さらに、ケース本体2における指挿入部10の部位(底壁2a)を、ケース本体2における他の部位の板厚と比較して薄肉の板厚に形成したことにより、指挿入部10におけるケース本体2の内面(底壁2aの表面)とディスクとの間の隙間を大きくすることができる。したがって、指先でディスクの外縁を一層捉え易くすることができる結果、ディスク収納部9からディスクをより確実に取り出すことができる。
 また、ポリプロピレンを用いて、ケース本体2、蓋体3およびヒンジ部4を一体的に成形すると共に、ヒンジ部4の一部を薄肉に形成してケース本体2に対して蓋体3を開閉自在に連結する構成を採用したことにより、製造コストを低減しつつ、ケース本体2に対して蓋体3が開閉自在に連結されたケース1を製造することができる。
 なお、本考案は、上記した最良の形態に限定されない。例えば、上記したケース1では、対向する一対の側壁2b,2b間に配設された一対の区画壁5,5の両端部をそれぞれ各側壁2b,2bに連結する構成、言い換えれば、一対の側壁2b,2b間に一対の区画壁5,5を架け渡した構成を採用して、互いに対向する一対の側壁2b,2bの各一部および一対の区画壁5,5のすべてが互いに環状に連結される例について説明したが、図6に示すケース1Aのように、ケース本体2Aの内面に形成された区画壁5,5の一部(同図中の符号Aで示す箇所)を分断する構成では、この分断箇所Aに外周側受け壁8を配設することで、互いに対向する一対の側壁2b,2bの各一部、外周側受け壁8,8・・、および一対の区画壁5,5を互いに環状に連結するように構成する。この構成においても、対向する一対の側壁2b,2bの各一部、各外周側受け壁8,8・・の少なくとも一部(この例では、すべて)、および各区画壁5,5の少なくとも一部(この例では、すべて)が環状壁を形成し、この環状壁が、補強リブとして機能して、ケース本体2Aを強固に構成する。したがって、ケース本体2A、ひいてはケース1A全体の強度を大幅に向上させることができる。
本考案の最良の形態に係るケース1を開いた状態の平面図である。 ケース1を開いた状態の斜視図である。 図1におけるY−Y線の断面図である。 ケース1におけるディスク保持部6近傍の部分断面図である。 蓋体3でケース本体2の上面を閉塞した状態であって図1におけるX−X線で切断したときのケース1の断面図である。 本考案の他の最良の形態に係るケース1Aを開いた状態の平面図である。
符号の説明
   1,1A ケース(ディスク収納ケース)
   2,2A ケース本体
  2a 底壁
  2b 側壁
   3 蓋体
  3a 底壁
  3b 側壁
   4 ヒンジ部
   5 区画壁
  5a 突出部
  5b 円弧部
   6 ディスク保持部
   8 外周側受け壁
  10 指挿入部

Claims (7)

  1.  上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれたケース本体と、上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれた蓋体と、前記ケース本体および前記蓋体の前記一辺同士を連結するヒンジ部と、前記ケース本体の内面中央部分に突設されると共に当該ケース本体内に収納されたディスクの装着孔に嵌入されるディスク保持部と、当該ディスク保持部を取り囲むようにして前記ケース本体の内面に突設されてディスク収納部を区画形成する複数の区画壁とを備え、
     前記一辺を除く他の三辺における側壁の内の互いに対向する一対の側壁の各一部、および前記各区画壁の少なくとも一部が、互いに環状に連結されているディスク収納ケース。
  2.  上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれたケース本体と、上面が開口する扁平箱体に形成されると共に一辺の側壁が切り欠かれた蓋体と、前記ケース本体および前記蓋体の前記一辺同士を連結するヒンジ部と、前記ケース本体の内面中央部分に突設されると共に当該ケース本体内に収納されたディスクの装着孔に嵌入されるディスク保持部と、前記ディスクの外径よりも若干小径で前記ケース本体の内面において前記ディスク保持部を中心とする一の仮想円上に突設されて当該ケース本体内に収納された前記ディスクの外周部に当接可能な円弧状の外周側受け壁と、当該外周側受け壁を取り囲むようにして前記ケース本体の内面に突設されてディスク収納部を区画形成する複数の区画壁とを備え、
     前記一辺を除く他の三辺における側壁の内の互いに対向する一対の側壁の各一部、前記外周側受け壁の少なくとも一部、および前記各区画壁の少なくとも一部が、互いに環状に連結されているディスク収納ケース。
  3.  前記区画壁は、その一部が前記ケース本体の前記側壁よりも高く形成されている請求項1または2記載のディスク収納ケース。
  4.  前記区画壁の前記一部は、前記蓋体が前記ケース本体の上面を閉塞した状態において、その先端と前記蓋体の前記内面との間の距離が0.1mm以上1mm以下の範囲内となるようにその高さが規定されている請求項3記載のディスク収納ケース。
  5.  前記区画壁における前記ケース本体の隅部と対向する各部位は、その高さが当該ケース本体の前記側壁よりも低く形成されると共に対向する前記隅部に向けて突出する平面視形状に形成されることによって指挿入部を区画形成する請求項1から4のいずれかに記載のディスク収納ケース。
  6.  前記ケース本体における前記指挿入部の部位は、当該ケース本体における他の部位の板厚と比較して薄肉の板厚に形成されている請求項5記載のディスク収納ケース。
  7.  前記ケース本体、前記蓋体および前記ヒンジ部は、ポリプロピレンを用いて一体的に成形されると共に、当該ヒンジ部は、その一部が薄肉に形成されて前記ケース本体に対して前記蓋体を開閉自在に連結する請求項1から6のいずれかに記載のディスク収納ケース。
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