JP2601441Y2 - 折り畳み式物干し台の連結部構造 - Google Patents

折り畳み式物干し台の連結部構造

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JP2601441Y2
JP2601441Y2 JP1993060331U JP6033193U JP2601441Y2 JP 2601441 Y2 JP2601441 Y2 JP 2601441Y2 JP 1993060331 U JP1993060331 U JP 1993060331U JP 6033193 U JP6033193 U JP 6033193U JP 2601441 Y2 JP2601441 Y2 JP 2601441Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、使用時に自
立するスタンド式等の折り畳み式物干し台の連結部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折り畳み式物干し台の連結部とし
ては、図7に示したものが提案されている(実開平4−
103892号公報参照)。すなわち、折り畳み式物干
し台71は左右一対の物干し本体72,72と、矩形状
に組み立てられた中間体73と、これらを連結する4本
の連結竿74・・・とを有している。双方の物干し本体
72は、互いに種類が異なる物干しハンガー75,76
をそれぞれ取り付けられた第1の構成部材である支柱7
7と、支柱77の下端に設けられた脚78と、その上端
に設けられた竿受けアーム79とを有しており、前記支
柱77の上端部と下端部とに第2の構成部材である前記
連結竿74・・・の一端が回動可能に連結されている。
【0003】前記支柱77の上端部と下端部には継手8
0が設けられており、該継手80には、図8に示すよう
に、筒状凸部81を有する取付部82が形成されてい
る。また、前記連結竿74・・・の端部には回転用継手
83が設けられており、該回転用継手83には前記筒状
凸部81に回転可能に外嵌する取付部84が形成されて
いる。一方、前記筒状凸部81の基端部の周囲および前
記取付部84の端面には、それぞれ凸部85・・・が環
状をなして形成されている。そして、支柱77と連結竿
74は、前記継手80と回転用継手83における互いの
凸部85・・・同士を噛合させた状態で、つまみ部86
を有する固定ねじ87を継手80の取付部82へねじ込
むことによって締結されている。
【0004】かかる構成においては、前記固定ねじ87
を緩めることにより、連結竿74・・・に対して支柱7
7つまり物干し本体72を必要に応じて任意の角度に回
動させることができる(図1に矢示した方向)。しか
も、固定ねじ87を再び締め付けることによって、物干
し本体72をその角度状態で固定することができるので
ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造にあっては、固定ねじ87のつまみ部8
6が小さいため、固定ねじ87を緩めるたり締め付けた
りする作業を行う際には、指先でその作業を行うことが
強いられる。こうしたことから、物干し本体72と各連
結竿74・・・とを連結する場合や、物干し本体72を
所望の角度に回動させる場合における作業性が良好なも
のとは言えず、殊に力の弱い老人や子供等においてはそ
れが著しいものであった。無論、かかる不都合は、固定
ねじ87のつまみ部86を大きくすれば解消できるが、
そうした場合には、つまみ部86が邪魔になったり、デ
ザイン上不利となったりする等の別の問題が生じるとい
うものであった。
【0006】本考案は、かかる従来の課題に鑑みなされ
たものであり、互いに回動可能でかつ所定の回転角度に
固定できるように連結された2つの構成部材における、
双方を固定する際の作業性が向上する折り畳み式物干し
台の連結部構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案の連結部構造にあっては、互いに交差する方向に
延在する第1の構成部材と第2の構成部材とを有し、該
第2の構成部材が、前記第1の構成部材の軸回りに回動
可能でかつ所定の回転角度に固定できるよう連結された
折り畳み式物干し台において、 前記第1の構成部材の
外側にスリーブが嵌め込まれて固定され、該スリーブの
外側に、前記第2の構成部材に一体形成された取付部が
回動可能に嵌め込まれ、前記第1の構成部材の延在方向
に沿う前記スリーブの一端側に、前記取付部の前記一端
側への移動を規制し、かつ前記取付部の前記一端側の
と係合して前記取付部の回動を規制する規制部が設け
られる一方、前記スリーブの他端側に、前記第1の構成
部材の外側に嵌め込まれるとともに前記取付部の前記他
端側への移動を規制するキャップが着脱自在に装着さ
、前記スリーブの外周面に、前記取付部の内周面に当
接する内側当接部が突出して形成され、前記取付部の内
周面に、前記スリーブの外周面に当接する外側当接部が
突出して形成された構成とした。
【0008】また、他の連結部構造にあっては、互いに
交差する方向に延在する第1の構成部材と第2の構成部
材とを有し、該第2の構成部材が、前記第1の構成部材
の軸回りに回動可能でかつ所定の回転角度に固定できる
よう連結された折り畳み式物干し台において、前記第1
の構成部材の外側にスリーブが嵌め込まれて固定され、
該スリーブの外側に、前記第2の構成部材に一体形成さ
れた取付部が回動可能に嵌め込まれ、前記第1の構成部
材の延在方向に沿う前記スリーブの一端側に、前記取付
部の前記一端側への移動を規制し、かつ前記取付部の前
記一端側の端部と係合して前記取付部の回動を規制する
規制部が設けられる一方、前記スリーブの他端側に、前
記第1の構成部材の外側に嵌め込まれるとともに前記取
付部の前記他端側への移動を規制するキャップが着脱自
在に装着され、前記スリーブの前記規制部と、前記取付
部の一端側の端部との一方側に、前記第1の構成部材の
回動方向に沿って複数の凹部が設けられ、他方側に前記
凹部と噛合する凸部が設けられるとともに、該凸部が
噛合状態で前記凹部と当接する前記取付部の回動方向に
沿った両側部が先端部から互いに離間する方向にそれぞ
れ傾斜する山形状でかつ前記凹部よりも数が少ない構成
とした。
【0009】また、前記スリーブの外周面に、前記取付
部の内周面に当接する内側当接部が突出して形成され、
前記取付部の内周面に、前記スリーブの外周面に当接す
る外側当接部が突出して形成された構成とした。
【0010】さらに、前記キャップが前記第1の構成部
材が貫通する穴を有し、該穴に前記第1の構成部材が密
接して内嵌する構成とした。
【0011】
【作用】前記構成において、第1の構成部材と、第2の
構成部材とを連結する際には、第1の構成部材の外側に
スリーブを嵌め込んだ後、スリーブの外側にその一端側
から第2の構成部材の取付部を嵌め込み、さらにスリー
ブの一端側にキャップを装着する。これにより第2の構
成部材は第1の構成部材に連結され、かつその取付部が
第1の構成部材の規制部と係合して回動を規制される。
また、第2の構成部材を任意の角度に回転させる際に
は、装着したキャップを装着したときと逆の方向へ移動
させ、すなわちキャップがスリーブに螺合されたもので
ある場合においては、キャップを螺退させることによ
り、取付部をスリーブの一端側へ移動して取付部と規制
部とを非係合状態とする。そして、第2の構成部材を回
転させたのち、再びキャップを装着し、取付部と規制部
とを係合状態とする。
【0012】ここで、キャップは第1の構成部材の外周
に嵌め込まれるものであることから、前述したキャップ
の操作は、第1の構成部材を握るようにキャップを握っ
た状態で行うこととなる。しかも、スリーブの外周面に
内側当接部が突出して形成され、取付部の内周面に外側
当接部が突出して形成されているため、スリーブと取付
部との摩擦面積が少なくなる。
【0013】一方、スリーブの規制部と、第2の構成部
材の取付部の一端側の端部とが、互いに係合する凹部と
凸部とを設けられるとともに、該凸部が、噛合状態で前
記凹部と当接する前記取付部の回動方向に沿った両側部
が先端部から互いに離間する方向にそれぞれ傾斜する
形状でかつ前記凹部よりも数が少ないものでは、凸部の
前記両側部の傾斜度合を適宜設定することにより、第2
の構成部材の角度を調整する際には、それを回動させる
ことにより、取付部とスリーブの規制部との間に互いを
離間させる方向の力を生じさせることができ、双方を摺
接させながら第2の構成部材を容易に回動させることが
できる。また、その際の取付部と規制部との摺動抵抗も
小さ
【0014】これに加え、スリーブの外周面に内側当接
部が突出して形成され、取付部の内周面に外側当接部が
突出して形成されていれば、スリーブと取付部との摩擦
面積が少なくなる。
【0015】そして、キャップが有する穴に、第1の構
成部材が密接して内嵌するものにあっては、第1の構成
部材のスリーブの横断方向へのガタツキがキャップによ
り防止される。したがって、スリーブにおける第1の構
成部材の連結部分、例えば孔の開口径を大きめに設定で
きる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に従って説明す
る。図1は本考案に係る折り畳み式物干し台1を示す図
である。折り畳み式物干し台1は、互いに平行する左右
一対の支柱2,2と、各々の支柱2,2に水平方向に回
動可能に連結された、折り畳みの可能な物干し部3,3
とによって構成されている。前記左右一対の支柱2,2
は、本考案の第1の構成部材であって、図4に示すよう
に、それぞれが2本のパイプ2a,2bによって構成さ
れており、双方のパイプ2a,2bは中段連結部Aにお
いて互いに連結されている。また、左右一対の支柱2,
2は、双方の中段連結部分Aを中段パイプ4を介して互
いに連結されるとともに、双方の上端における上段連結
部分Bを上段パイプ5を介して互いに連結されている。
【0017】一方、前記物干し部3,3は、2本のパイ
プ6a,6aによって構成された第二の支柱6と、この
第二の支柱6に各々の一端側を固定された合成樹脂製の
上段連結腕7、中段連結腕21、下段連結腕41とによ
って構成されている。上段連結腕7は、支柱2から第二
の支柱6に向かってやや下方に傾斜するとともに、図6
に示すように、第二の支柱6側の一端部7aがやや上方
によって屈曲されている。また、その屈曲部Cの曲率半
径は、一端部7aに開口する挿通穴8に挿通されている
物干し竿91の軸半径と同一の値に設定されている。従
って、物干し竿91が一対の上段連結腕7,7の上部に
架橋載置されたときには、物干し竿91を安定して保持
できるようになっている。なお、上段連結腕7の側面に
は、ハンガーを掛けるための穴9が延在方向に沿って複
数開口されている。
【0018】また、前記一端部7aの下部には、前記第
二の支柱6の上端が嵌挿された円筒状の一端側取付部1
0が、また上段連結腕7の他端部には一端側取付部10
よりも大きな他端側取付部11がそれぞれ一体形成され
ている。他端側取付部11は、その内周面11aに、周
方向に等間隔に突設された複数の摺接凸部12・・・を
有するとともに、前述した上段連結部分Bにおいて、継
手13を介して支柱2と回動自在に連結されている。
【0019】継手13は、図5に示すように、合成樹脂
によって形成された略L字型の部材であって、前記他端
側取付部11が外嵌する継手本体14と、その上端側の
外周部に突出形成された筒状の取付部15とを有し、取
付部15に前記上段パイプ5の端部が嵌挿されている。
継手本体14には、取付部15に近接して傘状のフラン
ジ16が突設され、その下端縁の2カ所にキー部17が
突設されている。また、前記凸部12・・・が当接する
継手本体15の外周面15aには、フランジ16側とキ
ー部17,17側に位置して、前記他端側取付部11の
内周面11aに当接する複数の摺接凸部18・・・が周
方向に等間隔に突出形成されている。
【0020】さらに、フランジ16の下方側の内部に
は、支柱2の上端部が挿入された取付孔14bが開口さ
れている。取付孔14bはテーパー状であって、フラン
ジ16側の内径に比べてその開口部側の内径を大きく設
定されている。そして、前記継手本体15の下端部に
は、支柱2に外嵌するキャップ19が、前記キー部1
7,17に案内されつつ外嵌されるとともに、タッピン
グねじ20によって継手13に固定されている。これに
より、前記上段連結腕7の他端側取付部11が抜けを防
止されている。なお、キャップ19を貫通する支柱2
は、キャップ19に開口する穴19aに密接して内嵌さ
れている。
【0021】また、物干し部3を構成する前記中段連結
腕21は、本考案における第2の構成部材であって、そ
の延在方向に沿って複数の物干しアーム26・・・が等
間隔に設けられている。複数の物干しアーム26・・・
は、一端側を中段連結腕21に回動可能に支持されてお
り、起立した非使用状態と、他端側を振り出された使用
状態(図1の状態)とに操作可能となっている。中段連
結腕21は、その一端部によって第2の支柱6を構成す
るパイプ6a,6bを連結固定する一方、その他端部に
は図2〜図4に示すように、略円筒状の取付部22が一
体形成されており、その取付部22が前述した中段連結
部分Aにおいて、スリーブ31を介して支柱2と回動自
在に連結されている。取付部22の内周面22aには、
本考案の外側当接部である摺接凸部23が、周方向に等
間隔に複数突設されており、また、取付部22の下端開
口縁22bには、三角形状に切り欠かれた凹部24が周
方向に45°の間隔をおいて8カ所に形成されている。
【0022】一方、前記スリーブ31は、前記支柱2を
構成している2本のパイプ2a,2bを連結しており、
図2,図3に示すように、合成樹脂によって略L字型に
形成されている。スリーブ31は、本考案の規制部であ
る大径部32と、前記取付部22が外嵌する小径部33
とを軸方向に沿って一体的に形成されている。前記大径
部32の周面には筒状の取付部34が略水平方向に突出
して形成されており、取付部34に、前記中段パイプ4
の端部が嵌挿されている。スリーブ31の内部には、前
記小径部33側に位置して壁31aが形成されている
(図4参照)。また、壁31aによって隔成されたスリ
ーブ31の上側取付孔31bは、前述した継手13の取
付孔14bと同様にテーパー状であり、上端側の開口径
を前記支柱2(パイプ2a,2b)の外径よりも大きく
設定されている。他方、壁31aによって隔成されたス
リーブ31の下側取付孔31cは、前記大径部32側の
周囲に複数のリブ31dを突設されることにより、その
内径が前記支柱2の外径と同一に設定されている。
【0023】そして、前記上方側取付孔31bに支柱2
の上方側のパイプ2aの下端が挿入される一方、前記下
側取付孔31cに支柱2の下方側のパイプ2bの上端が
挿入され、双方のパイプ2a,2bがタッピングねじ3
5,35によってスリーブ31からの抜けを防止されて
いる。
【0024】スリーブ31の前記小径部33の外周面3
3aには、前記中段連結腕21の取付部22が有する複
数の前記摺接凸部23・・・が当接しており、その外周
面33aには、前記大径部32に連続する部分とその上
端側とに位置して、前記取付部22の内周面22aに当
接する、本考案の内側当接部である摺接凸部36が、周
方向に等間隔に複数突出して形成されている。さらに、
小径部33の上端部には、当接凸部36・・・の配置箇
所に対応して周方向に分割形成されたねじ部37が突設
されている。
【0025】また、スリーブ31の前記大径部32は本
考案の回動規制部であって、前記小径部33側に位置し
て環状をなす上端面32aには、前記中段連結腕21側
に形成された凹部24に噛合するとともに、噛合状態で
凹部24と当接する取付部22の回動方向に沿った両側
部が凸部38の先端部から互いに離間する方向にそれぞ
れ傾斜する山形状の凸部38が、その周方向に90°の
間隔をおき4カ所に突出して形成されている。従って、
前記中段連結腕21は、前記大径部32によって下方側
への移動を規制されるとともに、スリーブ31つまり支
柱2に対する回動を規制されている。さらに、スリーブ
11には、支柱2(パイプ2a)に外嵌するキャップ3
9が、前記小径部33のねじ部37に着脱自在に螺合さ
れており、キャップ39によって前記中段連結腕21の
取付部22が上方側への移動を規制されている。また、
キャップ39を貫通する支柱2(パイプ2a)は、キャ
ップ39に開口する穴25aに密嵌されている。
【0026】また、物干し部3を構成する前記下段連結
腕41は、前述した他の連結腕21,31と同様に合成
樹脂製であるとともに、その両端部には脚42,42が
一体形成されている。そして、下段連結腕41の一端側
が前記第二の支柱6の下端に固定されている。また、下
段連結腕41の他方側は、前述した継手13側と同様の
構成であって、前記支柱2の下端部に回動自在に外嵌さ
れかつキャップ43により抜けを防止されている。
【0027】以上の構成からなる本実施例において、折
り畳み式物干し台の組み立てに際して、支柱2と中段連
結腕21とを連結するには、支柱2の外側にスリーブ3
1を嵌め込んで固定した後、スリーブ31の外側に上方
側から中段連結腕21の取付部22を嵌め込み、更にス
リーブ31の一端側にキャップ39を螺着する。このと
き、図2に示したように、前記取付部22がスリーブ3
1の大径部32とキャップ39との間で上下方向への移
動を規制されるとともに、取付部22の凹部24・・・
にスリーブ31の凸部38・・・が係合することによ
り、中段連結腕21が水平方向への回動を規制される。
【0028】また、中段連結腕21を回動させるには、
キャップ39を螺退させ、前記取付部22をスリーブ3
1の上端側へ移動させて前記凹部24・・・と前記凸部
38・・・とを非係合状態とする。そして、中段連結腕
21を回動させたのち、再びキャップ39を締め直し、
前記取付部22と前記大径部32とを再び係合状態とす
る。
【0029】かかる操作に際しては、キャップ39が支
柱2の外周に嵌め込まれたものであるため、操作者は、
支柱2を握るようにキャップ39を握った状態で前記操
作を行うこととなる。よって、中段連結腕21の連結作
業や回動作業に伴い、双方を固定する際の作業性が、従
来と比べ向上する。その結果、力の弱い老人や子供等で
あっても前記作業を容易に行うことができる。しかも、
中段連結腕21の連結部分Aにおいては、スリーブ3
1、中段連結腕21の取付部22、キャップ39が全て
支柱2の外側に嵌め込まれ、これらが一体化される構成
となっている。よって、前記連結部分Aの外観品質を損
なうことがなく、同時に強い連結強度を確保することが
できる。
【0030】また、中段連結腕21の回動操作に際して
は、スリーブ31の凸部38・・・が前述した山形状で
り、図示したように凹部24・・・と当接する両側部
の傾斜度合がなだらかであるため、前記取付部22とス
リーブ31の大径部32との間には互いを離間させる方
向の力が生じる。従って、スリーブ31の大径部32に
前記取付部22を摺接させたままでそれを容易に行うこ
とができる。つまり、前記取付部22をスリーブ31の
上端側へ移動させて前記凹部24・・・と前記凸部38
・・・とを非係合状態とするときには、中段連結腕21
の取付部22を持ち上げる必要がない。しかも、このと
き、前記凸部38・・・の数が前記凹部24・・・より
も少いことから、双方の数が同一である場合に比べか
かる際の摺動抵抗が小さい。よって、中段連結腕21の
回動操作時における操作性を向上することができる。
【0031】さらに、前記回動操作時には、スリーブ3
1側の摺接当接凸部36・・・が前記取付部22の内周
面22aに摺接し、前記取付部22側の摺接当接凸部2
3・・・がスリーブ31の外周面33aに摺接する。し
たがって、双方間における摩擦面積が少ないことから、
中段連結腕21の回動操作性をより向上することができ
る。
【0032】加えて、支柱2が、前記キャップ39が有
する穴39aに密接して内嵌されているため、キャップ
39により支柱2におけるスリーブ31の横断方向への
ガタツキを防止される。このため、本実施例に示したよ
うに、キャップ39を装着するスリーブ31の上側取付
孔31bをテーパー状にして、支柱2を構成するパイプ
2aのスリーブ31への挿入を容易にすることができ
る。よって、折り畳み式物干し台1の組み立て時におけ
る前記連結部分Aの連結作業が向上する。
【0033】なお、本実施例においては、キャップ39
がスリーブ31に螺合することにより、スリーブ31に
着脱自在であるものを示したが、他の構造を用いて着脱
自在としてもよい。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように本考案の連結部構造
にあっては、第1の構成部材に対して第2の構成部材を
連結したり回動したりするときには、第1の構成部材の
外周に嵌め込まれたキャップを操作することにより双方
の固定作業を行え、しかも、第1の構成部材のスリーブ
と第2の構成部材の取付部との摩擦面積が少なくない
成としたことから、かかる際の作業性を従来よりも向上
することができる。その結果、力の弱い老人や子供等で
あっても前記作業を容易に行うことができる。しかも、
双方の連結部分においては、スリーブ、第2の構成部材
の取付部、キャップが全て第1の構成部材の外側に嵌め
込まれ、これらが一体化される構成としたことから、双
方の連結部分における外観品質を損なうことがなく、同
時に強い連結強度を確保することができる。
【0035】また、本考案の他の連結部構造にあって
は、第1の構成部材に対して第2の構成部材を連結した
り回動したりするときには、第1の構成部材の外周に嵌
め込まれたキャップを操作することにより双方の固定作
業を行え、同時に、第2の構成部材の角度を調整する際
には、前記取付部とスリーブの規制部との間に互いを離
間させる方向の力を生じさせ、取付部とスリーブの規制
部とを摺接させながら第2の構成部材を容易に回動させ
ることができ、しかも、このときの摺動抵抗を小さくで
きるようにした。よって、第2の構成部材の回動操作時
における操作性が向上する。
【0036】その場合でも、スリーブの外周面に、前記
取付部の内周面に当接する内側当接部が突出して形成さ
れ、前記取付部の内周面に、スリーブの外周面に当接す
る外側当接部が突出して形成された構成とすれば、スリ
ーブと前記取付部との摩擦面積が少なくなる、よって、
前記回転操作時の操作性がより向上する。
【0037】加えて、前記キャップの穴に前記第1の構
成部材が密接し、前記第1の構成部材におけるスリーブ
の横断方向へのガタツキが防止される構成としたことか
ら、スリーブ側の第1の構成部材の連結部分、例えば孔
の寸法形状を大きめに設定できる。よって、スリーブと
第1の構成部材との連結作業を行う際の作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す折り畳み式物干し台の
外観斜視図である。
【図2】中段連結部分を示す図1の要部拡大図である。
【図3】同中段連結部分の構造を示す分解斜視図であ
る。
【図4】同中段連結部分の構造を示す断面図である。
【図5】折り畳み式物干し台の上段連結部分の構造を示
す分解斜視図である。
【図6】同折り畳み式物干し台の上段連結腕を示す斜視
図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【図8】図7の要部を拡大した分解斜視図である。
【符号の説明】
1 折り畳み式物干し台 2 支柱(第1の構成部材) 21 中段連結腕(第2の構成部材) 22 取付部 22a 内周面 22b 開口縁 23 摺接凸部(外側当接部) 24 凹部 31 スリーブ 32 大径部(規制部) 33 小径部 33a 外周面 36 摺接凸部(内側当接部) 38 凸部 39 キャップ 39a 穴 A 中段連結部分

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交差する方向に延在する第1の構
    成部材と第2の構成部材とを有し、該第2の構成部材
    が、前記第1の構成部材の軸回りに回動可能でかつ所定
    の回転角度に固定できるよう連結された折り畳み式物干
    し台において、 前記第1の構成部材の外側にスリーブが嵌め込まれて固
    定され、該スリーブの外側に、前記第2の構成部材に一
    体形成された取付部が回動可能に嵌め込まれ、前記第1
    の構成部材の延在方向に沿う前記スリーブの一端側に、
    前記取付部の前記一端側への移動を規制し、かつ前記取
    付部の前記一端側の端部と係合して前記取付部の回動を
    規制する規制部が設けられる一方、前記スリーブの他端
    側に、前記第1の構成部材の外側に嵌め込まれるととも
    に前記取付部の前記他端側への移動を規制するキャップ
    が着脱自在に装着され、前記スリーブの外周面に、前記
    取付部の内周面に当接する内側当接部が突出して形成さ
    れ、前記取付部の内周面に、前記スリーブの外周面に当
    接する外側当接部が突出して形成されたことを特徴とす
    る折り畳み式物干し台の連結部構造。
  2. 【請求項2】 互いに交差する方向に延在する第1の構
    成部材と第2の構成部材とを有し、該第2の構成部材
    が、前記第1の構成部材の軸回りに回動可能でかつ所定
    の回転角度に固定できるよう連結された折り畳み式物干
    し台において、 前記第1の構成部材の外側にスリーブが嵌め込まれて固
    定され、該スリーブの外側に、前記第2の構成部材に一
    体形成された取付部が回動可能に嵌め込まれ、前記第1
    の構成部材の延在方向に沿う前記スリーブの一端側に、
    前記取付部の前記一端側への移動を規制し、かつ前記取
    付部の前記一端側の端部と係合して前記取付部の回動を
    規制する規制部が設けられる一方、前記スリーブの他端
    側に、前記第1の構成部材の外側に嵌め込まれるととも
    に前記取付部の前記他端側への移動を規制するキャップ
    が着脱自在に装着され、 前記スリーブの前記規制部と、
    前記取付部の一端側の端部との一方側に、前記第1の構
    成部材の回動方向に沿って複数の凹部が設けられ、他方
    側に前記凹部と噛合する凸部が設けられるとともに、該
    凸部が、噛合状態で前記凹部と当接する前記取付部の回
    動方向に沿った両側部が先端部から互いに離間する方向
    にそれぞれ傾斜する山形状でかつ前記凹部よりも数が少
    ないことを特徴とする折り畳み式物干し台の連結部構
    造。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの外周面に、前記取付部の
    内周面に当接する内側当接部が突出して形成され、前記
    取付部の内周面に、前記スリーブの外周面に当接する外
    側当接部が突出して形成されたことを特徴とする請求
    に記載の折り畳み式物干し台の連結部構造。
  4. 【請求項4】 前記キャップが前記第1の構成部材が貫
    通する穴を有し、該穴に前記第1の構成部材が密接して
    内嵌することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の折り畳み式物干し台の連結部構造。
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