JP2588302Y2 - 物干し具 - Google Patents

物干し具

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JP2588302Y2 JP1993051968U JP5196893U JP2588302Y2 JP 2588302 Y2 JP2588302 Y2 JP 2588302Y2 JP 1993051968 U JP1993051968 U JP 1993051968U JP 5196893 U JP5196893 U JP 5196893U JP 2588302 Y2 JP2588302 Y2 JP 2588302Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、非使用時に、物干し竿
を一対の支柱間に収容させることができる物干し具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、物干し具においては、非使用時に
おける安全性の確保と使い勝手の向上を図るため、例え
ば、図19〜図21に示したような折り畳み式のものが
案出されている(実開昭62−134591号公報参
照)。この物干し具51は、連結棒52,52を介して
互いの上端部側と下端部側とを連結されるとともに、互
い平行して立設された一対の支柱53,53とを有して
おり、双方の支柱53,53の上端には取付部54がそ
れぞれ設けられている。双方の取付部54には、前記連
結棒52との連結部の両側に、取付孔54aと、該取付
孔54aを中心として弧を描く係合溝54bとが設けら
れており、下方側に位置する係合溝54bの一端には下
方に向かって折曲する鉤型部54cが連設されている。
【0003】また、双方の取付部54,54間には一対
のハンガー55,55が架設されている。ハンガー55
は、双方の取付部54,54に支持されるとともに、前
記連結棒52を境にして左右方向へ略水平に延出した一
対の支持腕56,56と、これらを連結する複数の物干
し竿57とによって構成されている。双方の支持腕5
6,56は、弾性力を有する線状の部材が略U字状に屈
曲形成されたものであって、その一端部が前記取付孔5
4aに挿入される一方、その他端部が前記係合溝54b
にスライド自在に嵌め込まれている。また、前記他端部
は、ばね力によって前記鉤型部54cに入り込んだ状態
を維持されており、これにより双方の支持腕56,56
すなわちハンガー55が、図19及び図21に示した使
用状態を維持されている。
【0004】かかる構成においては、一対の支持腕5
6,56の双方をばね力に抗して、ほぼ同時に縮めた
後、その他端部を前記係合溝54bの鉤型部54cから
弧状部分に移動させるようにハンガー55を回動させれ
ば、図21に示すように、ハンガー55を前記一対の支
柱53,53に沿うように折り畳んで収容することがで
きる。また、物干し具51を使用する際には、ハンガー
55,55を折り畳み時と逆に方向へ回動させれば、再
び使用状態とすることができる。
【0005】したがって、物干し具51を使用しないと
きには、ハンガー55,55を上記のように折り畳むこ
とによって、物干し具51の収納スペースを少なくする
ことができ、また、子供がハンガー55,55に引っ掛
かる等の事故を未然に防止できるのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の折り畳み式の物干し具51にあっては、ハン
ガー55を折り畳むときには、一対の支持腕56,56
の双方をほぼ同時にばね力に抗して縮めて、ハンガー5
5を回動させる必要がある。このため、かかる操作を両
手で行わざるを得なかった。また、使用時にハンガー5
5が振り出されたとき、支持腕56のばね力によって、
支持腕56の他端部を係合溝54bの鉤型部54cに確
実に入り込ませ、かつその作用を長期に亙って維持する
ためには、予め支持腕56のばね力をある程度強く設定
しておく必要がある。このため、殊に握力が弱い子供や
老人等にとっては操作性が悪かった。
【0007】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、非使用時における安全性の確保と
使い勝手の向上を図ることができるだけでなく、片手だ
けでだれもが容易に、使用状態と収納状態とに操作する
ことが可能な物干し具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の本考案にあっては、互いに平行して立設さ
れた一対の支柱の間に、該一対の支柱に各々の一端側が
支持された一対の支持腕と、該一対の支持腕を連結する
物干し竿とを有するハンガーが架け渡されるとともに、
該ハンガーが、前記一対の支持腕が前記一対の支柱に沿
うように双方間に収容された収納状態と、前記一対の支
持腕が回動された使用状態とに操作される物干し具にお
いて、前記一対の支柱の双方に、前記ハンガーが前記使
用状態にあるとき、前記一対の支持腕の回動量を規制す
るストッパと、上下方向に延在するガイド部および該ガ
イド部の上端に連続する回転部を有する係合溝とが設け
られ、前記一対の支持腕に、前記ハンガーが前記収納状
態にあるとき前記ガイド部に摺動自在に受容される一
方、前記ハンガーが前記使用状態にあるとき前記回転部
に回転自在に受容され、かつ前記ガイド部への移動を規
制される形状を有する係合部が突設され、該係合部を介
して前記一対の支持腕が前記一対の支柱に係合されたこ
とを特徴としている。
【0009】また、請求項2の考案にあっては、前記回
転部が、前記係合部の回転量を規制する形状に形成され
た構成とした。
【0010】また、請求項3の考案にあっては、前記係
合溝の底部に、前記係合溝に沿って延在する摺動溝が形
成されるとともに、前記係合部の先端に、前記摺動溝に
摺動自在に内嵌する回動軸が突設され、該回動軸の突出
寸法が前記摺動溝の深さ寸法よりも大きく設定された構
成とした。
【0011】
【作用】請求項1の構成において、収納状態にあるハン
ガーを一対の支柱に沿って上方にスライドさせると、係
合溝に受容された一対の支持腕のそれぞれの係合部が、
係合溝のガイド部から回転部に摺動され、これによりハ
ンガーが回動を許容される。しかる後、ハンガーを回動
させると、やがて一対の支持腕がストッパに当接してハ
ンガーがそれ以上の回動を規制される。したがって、ハ
ンガーは使用状態となる。また、かかる使用状態でハン
ガーを上記と逆の方向へ回動させ、一対の支持腕と一対
の支柱とが同一方向に延在する状態にすると、回転部に
受容されている前記係合部が前記ガイド部への移動を許
容される。これにより、ハンガーは自重によって下方へ
スライドし収納状態となる。
【0012】したがって、ハンガーを一対の支柱に対し
て、単に上下方向へスライドさせ、また回動させるだけ
で、ハンガーを収納状態と使用状態とに操作することが
できる。このため、かかる操作を例えば片手で物干し竿
を持つことにより行うことができる。
【0013】また、請求項2の構成においては、ハンガ
ーが、前記ストッパと前記回転部との双方によって使用
状態での回動を規制されるため、使用状態におけるハン
ガーの状態維持強度が向上される。
【0014】さらに、請求項3の構成においては、前述
した操作を行う際、係合部に突設された回動軸が、係合
溝の底部に形成された摺動溝に内嵌された状態で摺動す
るため、支柱と支持腕の他の部分との摺接が回避され
る。また、ハンガーの回動時には、回動軸がハンガーの
回動中心となる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図にしたがって説
明する。図1は本考案の第1実施例であるタオルハンガ
ー1を示す分解斜視図、図2は同タオルハンガー1の収
納状態を示す外観斜視図であって、タオルハンガー1は
互い平行して立設する一対の支柱2,2を有している。
双方の支柱2,2の下端部には脚3が取り付けられてお
り、一対の支柱2,2は、双方の上端部間に架橋された
上方側連結棒4と、双方の脚3,3間に架橋された下方
側連結棒5とによって連結されている。
【0016】双方の脚3,3は、図12及び図13に示
すように、山形状に形成された断面中空状の部材であっ
て、その頂上部分には略長方形状の取付穴6が開口され
ており、取付穴6の長尺方向の両端には、脚3の一側面
側に向かって突出する位置決め凸部6a,6aが欠成さ
れている。また、脚3一側面には、前記下方側連結棒5
が内嵌された円筒部7が突出成形されており、脚3の内
周壁3aには円筒部7の開口縁の下端側に位置して係合
段部3bが形成されている。
【0017】また、図14〜図16に示すように、前記
支柱2の下端部には、前記取付穴6に挿入された、ほぞ
8が形成されている。ほぞ8の先端部には、ほぞ8の厚
み方向に2分割されるとともに、前記係合段部3bと係
合された係合爪9,9が形成されている。また、ほぞ8
の両側辺には、ほぞ8の厚み方向の一方側に向かって突
出するとともに、前記取付穴6の位置決め凸部6a,6
aに嵌合する補強リブ10,10が形成されている。さ
らに、ほぞ8には、前記係合爪9,9の基端側に穴11
が開口されており、この穴11に、脚3の円筒部7に内
嵌された前記下方側連続棒5が内嵌されている。かかる
構成により、前記支柱2と前記脚3とは、がたつきを防
止されるとともに、一般的なビス止め等の方法を用いた
場合よりも強固に結合されている。
【0018】一方、図3の(a)に示すように、前述し
た一対の支柱2,2の上端部には、相対向する側面2
a,2aに略円筒状の連結凸部21が突出形成されてい
る。連結凸部21には前記上方側連結棒4の端部が内嵌
支持され、これによって支柱2と上方側連結棒4とが連
結されている。また、連結凸部21は、本考案のストッ
パを兼ねるものであって、その基端部には下方側へ突出
する一対のストッパ部21a,21aが一体成形されて
いる。
【0019】前記側面2aの両辺側には、図3の(b)
及び図4にも示すように、互いに平行する係合溝22,
22が、前記ストッパ部21aの近傍から支柱2の下端
部に亙って形成されている。双方の係合溝22は、上端
に形成された回転部23とその他のガイド部24とから
構成されている。回転部23は扇形であって、ガイド部
24の上端を中心として、支柱2の内側に位置するガイ
ド部24の一方の側縁から、ガイド部24を取り囲むよ
うに他方の側縁に向かって略270°の開き角度を有し
ており、回転部23には、前記他方の側縁と略90°を
なして連続する第二のストッパ部25が形成されてい
る。また、係合溝22の底には、回転部23の中心から
ガイド部24の下端側に至る領域に、ガイド部24と同
じ溝幅で断面V字状の摺動溝26が形成されている。
【0020】そして、前述した一対の支柱2,2間には
1組のハンガー31,31が架け渡されている。双方の
ハンガー31は、一対の支柱2,2に一端側が支持され
た一対の支持腕32,32と、これを連結する互いに平
行した3本の物干し竿33・・・とによって構成されて
いる。各々の支持腕32は、図5に示すように、板状の
腕本体34の外周にフランジ34aが形成されたもので
あって、フランジ34aが形成する長尺状の凹部34b
内に、前記物干し竿33の端部が内嵌された円筒部3
5,35,35が、当間隔に突出形成されている。
【0021】また、図6に示すように、支持腕32の一
端側には、前記支柱2の係合溝22に受容された係合部
36が前記円筒部35と逆方向に突出形成されている。
係合部36は断面矩形状であって、支持腕32の延在方
向に沿った外形寸法Lが、前記係合溝22の回転部23
の直径M(図4参照)よりもやや小さな値に設定されて
いる。係合部36の先端には回動軸37が突出形成され
ている。そして、この回動軸37が、前記係合溝22の
底に設けられた前記摺動溝26に摺動自在に内嵌される
ことより、支持腕32即ちハンガー31が一対の支柱
2,2間に係合されている。また、回動軸37の先端部
はテーパー状であって、その突出寸法Pは前記摺動溝2
3の深さ寸法Q(図4参照)よりもやや大きな値に設定
されている。
【0022】以上の構成にかかる本実施例において、図
2に示したように、収納状態にあるときハンガー31
は、一対の支柱2,2間に、これに沿うように折り畳ま
れている。かかる状態(図7の右側参照)から、ハンガ
ー31を使用状態とするには、図8及び図9において右
側に示すように、先ず、ハンガー31を上方に持ち上げ
る。これにより、一対の支柱2,2のそれぞれの係合溝
22に受容されている支持腕32の係合部36が、係合
溝22のガイド部24から回転部23に移動する(図
8)。しかる後、ハンガー31を支柱2の外側へ倒す
と、ハンガー31は自重によって回動し、支持腕32の
他端部32bが支柱2から離間する方向へ振り出される
(図9)。
【0023】やがて、ハンガー31が略90°回動する
と、支持腕32の他端部32bが連結凸部21の前記ス
トッパ部21aに当接するため、ハンガー31はそれ以
上の回動を規制される。これにより、ハンガー31が、
一対の支持腕32,32が略水平方向へ延在するよう振
り出された状態、図7において左側に示した使用状態と
なる。また、かかる使用状態にあるハンガーを収納状態
とするには、上記と逆の手順、すなわち、図8及び図9
において左側に示すように、ハンガー31の自由端部を
上方へ回動させる(図8)。そして、支持腕32が支柱
2と同一方向に延在する状態とした後、ハンガー31を
自重によって下方向へスライドさせればよい。
【0024】したがって、タオルハンガー1にあって
は、ハンガー31をスライドさせ、また回動させるだけ
で、ハンガー31を収納状態から使用状態とする振り出
し操作、及び使用状態から収納状態とする折り畳み操作
を行うことができる。しかも、ハンガー31の各々の支
持腕32,32を別々に操作する必要がなく、例えば片
手で物干し竿33を持つことにより上記双方の操作を行
うことができる。
【0025】よって、従来例に示したものと同様に、非
使用時における安全性の確保と使い勝手の向上とを図る
ことができるだけでなく、子供や老人等であっても片手
だけで容易に操作することが可能である。
【0026】また、本実施例においては、前述したよう
に、振り出し操作に際してハンガー31が回動を規制さ
れるときには、支持腕32の係合部36が回転部23の
第二のストッパ部25に当接する。すなわち連結凸部2
1のストッパ部21aと第二のストッパ部25との双方
によって、ハンガー31の回動量を規制し、かつその使
用状態を維持される。
【0027】つまり、前記回転部23の形状が、ハンガ
ー31が使用状態にあるとき係合部36を回転自在に受
容し、かつガイド部24側への移動を規制するだけでな
く、係合部36の回転量をも規制する形状に形成された
ことから、第二のストッパ部25が存在しない場合と比
べ、使用状態におけるハンガー31の状態維持強度が向
上されている。よって、例えば支持腕32をより長くし
て、より多くの物干し竿33をハンガー31に確保する
ことが可能である。
【0028】さらに、本実施例においては、前記係合溝
22の底に摺動溝26が、また係合部36に回動軸37
が設けられ、かつ回動軸37の突出寸法Pが前記摺動溝
23の深さ寸法Q(図4参照)よりもやや大きな値に設
定されている。このため、支持腕32の腕本体34との
間には、図10及び図11に示すように常に隙間が形成
されている。したがって、前述した振り出し操作及び折
り畳み操作を行う際における支柱2と支持腕32の腕本
体34との摺接が回避され、ハンガー31の前記操作時
における摺動抵抗が低減されている。しかも、ハンガー
31を回動させる時には、回動軸37が回動中心となる
ことから、ハンガー31を楽に回動させることができ
る。よって、前述した構成にすることにより、ハンガー
31の操作性をより向上させることができる。
【0029】また、本実施例においては、支柱2に設け
られ係合溝22の回転部23が、略270°の開き角度
を有する扇形であり、かつ支持腕32の係合部36が断
面矩形状であるものを示したが、これに限らず、回転部
23と係合部36とは、例えば、図17に示した構造で
あっても構わない。
【0030】すなわち、図17は本考案の第2実施例を
示す図であって、本実施例の回転部23は、ガイド部2
4の上端に連続して下方へ湾曲する弧状の第1の回転溝
41と、この第1の回転溝41と同一円周上に位置する
とともに、ガイド部24の下端側に連続して上方へ湾曲
する弧状の第2の回転溝42とによって形成されてい
る。他方、係合部36は、互いに同一直線上に位置する
とともに、ガイド部24の上端に内嵌する第1の係合凸
部43と、前記第1の回転溝42に内嵌する第2の係合
凸部44と、前記第2の回転溝に内嵌する第3の係合凸
部45とを有している。
【0031】かかる構成においても、ハンガー31が収
納状態にあるときには、係合部36がガイド部24に摺
動自在であり、またハンガー31が使用状態にあるとき
には、係合部36が回転部23に回動自在に受容され、
かつガイド部24側への移動を規制される。また、前記
第1の係合凸部43の突出寸法を摺動溝26の深さ寸法
よりも大きく設定されていれば、第1実施例と同様の効
果を奏することができる。
【0032】また、図18は、本考案の第3実施例を示
す図であって、本実施例では、係合部36が第1実施例
のものと同一の形状とされる一方、回転部23が、互い
にガイド部24の上端を中心とした、ガイド部24の一
方の側縁に連続する略90°の第1の扇状部46と、こ
れより上方に位置してガイド部24の他方の側縁に連続
した略90°の第2の扇状部47とによって形成されて
いる。かかる構成であっても、第1実施例と同様の効果
を奏することができる。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1の考案に
おいては、ハンガーを一対の支柱に対して、単に上下方
向へスライドさせ、また回動させるだけで、ハンガーを
収納状態と使用状態とに操作することができる構成とし
たことから、かかる操作を例えば片手で物干し竿を持つ
ことによって行うことができる。よって、非使用時にお
ける安全性の確保と使い勝手の向上とを図るだけでな
く、子供や老人等であっても片手だけで容易に操作する
ことが可能となる。
【0034】また、請求項2の考案においては、一対の
支柱の双方に設けられた係合溝の回転部の形状が、支持
腕の係合部の回転量を規制する形状に形成された構成と
したとから、ハンガーが、一対の支柱の双方に設けられ
たストッパと回転部との双方によって使用状態での回動
を規制されて、使用状態におけるハンガーの状態維持強
度が向上する。よって、例えば支持腕をより長くして、
より多くの物干し竿をハンガーに確保することができ
る。
【0035】さらに、請求項3の考案にあっては、係合
溝の底に摺動溝が設けられる一方、係合部に回動軸を突
設され、ハンガーの操作時に、回動軸が摺動溝に内嵌さ
れた状態で摺動することにより、支柱と支持腕の他の部
分との摺接が回避され、構成とした。よって、ハンガー
の操作時における摺動抵抗を低減させることができ、し
かも、回動軸がハンガーの回動中心となるため、ハンガ
ーの操作性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同実施例におけるハンガーの収納状態を示す外
観斜視図である。
【図3】同実施例の支柱の上端側を示す拡大図であっ
て、(a)は支柱の側面図、(b)は(a)のA−A断
面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】同実施例の支持腕を示す縦断面図である。
【図6】図5のC矢視図である。
【図7】同実施例においてハンガーが収納状態にある場
合と、使用状態にある場合とにおける支持腕の状態を説
明する図である。
【図8】同実施例のハンガーの操作時における支持腕の
作動を説明する図である。
【図9】同支持腕の作動を説明する図である。
【図10】図7のD−D断面図である。
【図11】図7のE−E断面図である。
【図12】本考案の第1実施例における脚の平面図であ
る。
【図13】図12のF−F断面図である。
【図14】本考案の第1実施例における支柱の下端側を
示す拡大図である。
【図15】図14のG−G断面図である。
【図16】図14のH−H断面図である。
【図17】本考案の第2実施例を示す説明図である。
【図18】本考案の第3実施例を示す説明図である。
【図19】従来例を示す外観斜視図である。
【図20】同従来例におけるハンガーの使用状態を示す
要部拡大図である。
【図21】同従来例におけるハンガーの収納状態を示す
要部拡大図である。
【符号の説明】
1 タオルハンガー 2 支柱 4 上方側連結棒 5 下方側連結棒 21 ストッパ部(ストッパ) 22 係合溝 23 回転部 24 ガイド部 25 第二のストッパ部 26 摺動溝 31 ハンガー 32 支持腕 33 物干し竿 36 係合部 37 回動軸

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行して立設された一対の支柱の
    間に、該一対の支柱に各々の一端側が支持された一対の
    支持腕と、該一対の支持腕を連結する物干し竿とを有す
    るハンガーが架け渡されるとともに、該ハンガーが、前
    記一対の支持腕が前記一対の支柱に沿うように双方間に
    収容された収納状態と、前記一対の支持腕が回動された
    使用状態とに操作される物干し具において、 前記一対の支柱の双方に、前記ハンガーが前記使用状態
    にあるとき、前記一対の支持腕の回動量を規制するスト
    ッパと、上下方向に延在するガイド部および該ガイド部
    の上端に連続する回転部を有する係合溝とが設けられ、
    前記一対の支持腕に、前記ハンガーが前記収納状態にあ
    るとき前記ガイド部に摺動自在に受容される一方、前記
    ハンガーが前記使用状態にあるとき前記回転部に回転自
    在に受容され、かつ前記ガイド部への移動を規制される
    形状を有する係合部が突設され、該係合部を介して前記
    一対の支持腕が前記一対の支柱に係合されたことを特徴
    とする物干し具。
  2. 【請求項2】 前記回転部が、前記係合部の回転量を規
    制する形状に形成されたことを特徴とする請求項1記載
    の物干し具。
  3. 【請求項3】 前記係合溝の底部に、前記係合溝に沿っ
    て延在する摺動溝が形成されるとともに、前記係合部の
    先端に、前記摺動溝に摺動自在に内嵌する回動軸が突設
    され、該回動軸の突出寸法が前記摺動溝の深さ寸法より
    も大きく設定されたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の物干し具。
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