JP2601260B2 - 置床構造 - Google Patents

置床構造

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JP2601260B2 JP61100237A JP10023786A JP2601260B2 JP 2601260 B2 JP2601260 B2 JP 2601260B2 JP 61100237 A JP61100237 A JP 61100237A JP 10023786 A JP10023786 A JP 10023786A JP 2601260 B2 JP2601260 B2 JP 2601260B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は集合住宅等の床構成用に用いられ、特に遮音
性能が考慮された置床構造に関する。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題点] 集合住宅、体育館等に用いられる置床構造は、パネル
体をレベル調整可能な複数個の支持体でコンクリート製
基礎上へ支持するようになっている(一例として特開昭
56−97056号)。
また、これらの置床構造にあって、防振効果を得るた
め、パネル体へ単に制振材を挟持した構成が提案されて
いる。このような置床構造においては、制御材により多
少の制振効果は向上するが、床衝撃音、特に軽量床衝撃
音に対しての配慮は為されていない。
これを解消するため、本出願人はパネル体と、粘弾性
体で構成される制振材と、を重合させて置床を構成した
ものを出願している(特願昭59−265912(特開昭61−14
6955))。この構成では、前記の置床構造(特開昭56−
97056号)と比較して、特に、支持体と基礎との接地面
に設けられた防振ゴムと、サンドイッチ構造とされた制
振材との特性を限定することにより、軽量床の衝撃音の
遮音性を向上させている。
ところで、現在集合住宅の床構造において、ジュータ
ン等の敷設に代って本質の仕上材が適用されることが多
く見られる。これにより、ほこりが出やすい等の衛生的
な欠点を解消することができる。
しかしながら、本質の仕上材を適用するとジュータン
等の敷設に比して衝撃音等の遮音性能が低下し、これに
対しての配慮が必要となる。
本発明は上記事実を考慮し、パネル体と支持体とを有
する置床構造にあって、床衝撃音、特に木質仕上材床の
衝撃音に対して充分な制振効果を得ることができる置床
構造を提供することが目的である。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本出願の特許請求の範囲(1)に係る置床構造は、制
振材が配設されたパネル体を支持体で基礎上へ支持する
と共に前記パネル体の上面へ仕上材を敷設した置床構造
であって、前記パネル体上に張られた捨張と前記仕上材
との間に前記制振材よりも肉厚の制振材を配設したこと
を特徴としている。
これによって、パネル体にのみ制振材が配設された従
来の置床構造と比較して、床の衝撃音に対してより十分
な制振効果を得ることが可能となっている。
これは、制振機能を発揮するには、振動入力側に制振
材を配置するのが効果的であり、また、基礎側の制振材
をより肉厚とすることで、その効果が顕著になるからで
ある。さらに、捨張を配置することで、制振効果が向上
する。
また、特許請求の範囲(2)に係る置床構造で、前記
パネル体に配設された制振材が、パネル体の中間部に位
置することを特徴とし、さらに、特許請求の範囲(3)
に係る置床構造では、前記パネル体に配設された制振材
が、パネル体の下面に位置することを特徴としている。
このように、パネル体に設けられた制振材の位置は、
パネル体の下面でも中間部でも、制振機能を発揮でき
る。
また、特許請求の範囲(4)に係る置床構造は、前記
パネル体に配設された制振材が、アクリル系、シリコン
系のプラスチックエマルジョン100に対して無機質充填
材20〜50、増粘剤5以下の組成で調整されたことを特徴
としている。
これによって、パネル体上に張られた捨張と仕上材と
の間に配設された制振材では吸収しきれなかった衝撃音
を吸収可能なせん断力を持たせることができ、放射音を
防止し、階下への影響を極めて少なくすることができ
る。
さらに、特許請求の範囲(5)に係る置床構造は、前
記支持体の前記基礎との接地部分に防振ゴムを設けたこ
とを特徴としている。
これによって、軽量床上の衝撃源より発生した衝撃音
に対する遮音性が向上する。
[実施例] 第1図には本発明の第1実施例が適用された置床構造
が示されている。
この実施例ではパネル体10が複数個の支持体12でコン
クリート製基礎14上へ配置されている。
支持体12は第2図(A)にも詳細に示される如く軸心
を垂直として配置されるボルト16の下端部に雄ねじが形
成されてフランジ18が螺合している。このフランジ18は
下端面に防振ゴム20が取付けられて基礎14への当接用と
なっている。
この防振ゴム20は基礎14に向けて凸状とされた半球状
をなしているが、同様の固有振動数を有するものであれ
ば円筒、角柱、円柱等の他の形状であってもよい。防振
ゴム20として最も望ましいものはNR50部に対し、1.2ポ
リブタジエン50〜80部の組成である。
ボルト16の上端部は支持プレート22へ固着されてい
る。この支持プレート22はボルト16と螺合構造とするこ
ともできる。
パネル体10は上材24の下材26との間に薄肉の制振材28
が挟持重合された構成となっている。
上材24、下材26は拘束材としての役目を有し、制振材
28をサンドイツチ構造とすることによりパネル体10の損
失係数を大きくしている。
上材24、下材26はパーテイクルボード等の木質パネ
ル、フレキシブルボード、スレートなどの無機材料パネ
ルが好ましいが厚さ9mm〜15mm程度のパーテイクルボー
ドが最も望ましい。また制振材28はアクリル系、シリコ
ン系またはプラスチツクエマルジヨンであることが好ま
しく、ゴム系、アスフアルト系、塩化ビニール系が適用
できる。
このパネル体10の損失係数は500Hzで0.03以上とする
ことにより遮音上効果が大きく、この場合、防振ゴム20
は固有振動数が15〜70Hzの範囲に入るように選択するこ
とが好ましい。
パネル10の上面には厚肉の制振材30を介して木質仕上
材31の床が敷設されている。
この木質仕上材31は、その肉厚が5.5〜18mm程度が好
ましく、現在集合住宅の床として多く適用され、ジュー
タン等を敷設したことによって生じるほこり等の発生が
防止でき、衛生面で向上されている。
制振材30は、その肉厚幅寸法が約1〜3mmとされ、パ
ネル体10の制振材28よりも肉厚とされている。これによ
り、まず振動発生源により近い制振材30において木質仕
上材31からの衝撃音を直接的且つ効果的に吸収する効果
を有する。
なお、制振材30と上材24との間にはポリエチレンシー
ト等のプラスチツクシート(図示省略)を介在させるこ
とにより、上材24と制振材31との摩擦抵抗が小さくな
り、施工上有利となる。
さらに第2図(B)に示される如く、制振材30と上材
24との間に捨張46を介在させて施工することも可能とな
っている。
以下に本実施例の作用を説明する。
このように構成される本実施例の置床構造では、平面
形状が1メートル四方のパネル体10へ複数個、一例とし
て4個の支持体12を取付け、ボルト16の回転によりボル
ト16とフランジ18との相対高さを変更しながらレベル調
整を行って基礎14上へ敷設する。次に厚肉の制振材30を
敷設した後、上材24との間によりこの制振材30を挟持す
るように木質仕上材31を取付ける。
木質仕上材31の上面で生じた衝撃音は、制振材30によ
り、これを吸収し全体的にパネル体10へ伝わりにくい鈍
い音となる。
この制振材30で吸収しきれなかった衝撃音はパネル体
10が撓むことにより、上材24と下材26との間の制振材28
のせん断で吸収されるので、放射音が防止され、階下へ
の影響が極めて少ない。
第3図は本実施例を適用した場合の周波数に対する床
衝撃音レベルの測定結果を示すものであり、RCラーメン
構造のマンシヨンの1室でスラブは150mmである。
図中符号32はコンクリートスラブを直接タツピングマ
シンで衝撃した時の床衝撃音レベルの測定例、符号34は
一般に適用される置床を設置し同様の測定をした例(水
準L−56)、図中符号36はこの置床の上面へ市販の木質
仕上材31のみを敷設して同様に測定した例(水準L−5
8)、図中符号38は上材24と下材26との間に制振材28を
挟持し、さらに本発明の実施例に記載された防振ゴム20
を取り付けて同様に測定した例(水準L−49)、図中符
号40は本実施例の様に、パネル体10への制振材28を挟持
し、パネル体10と木質仕上材31との間に制振材30を敷設
して防振ゴム20で支持した本発明床の同様の測定例(水
準L−45)が示されている。
また、第4図には、第3図の符号34、すなわち水準が
L−56とされ一般に適用される置床を設置した場合と、
この置床へ防振ゴムを取り付けた同様の測定例(符号4
2)とが示されている(水準L−53)。
さらに、第5図には、第3図の符号36、すなわち水準
がL−58とされ一般に適用される置床の上面へ木質仕上
材のみを敷設した場合と、この木質仕上材をパネル体10
との間に本発明に係る制振材30を介在させて同様の測定
をした例(符号44)とが示されている(水準L−55)。
これらの測定結果はJISA1418のタツピングマシン法に
よる結果である。
以上の測定結果で示される如く、軽量床衝撃源に対す
る遮音性を考慮した防振ゴム20と、床下への発音を抑え
るパネル体10及び制振材28により、サンドイッチ構造で
ない一般の置床に対してL値で7向上し、さらに本実施
例に示したように、制振材28よりも肉厚の制振材30をパ
ネル体10と木質仕上材31との間に介在させた場合では、
サンドイッチ構造でない一般の置床に木質仕上材31を敷
設した場合と比較して、L値で13向上している。。
また、防振ゴム20とパネル体10及び制振材28から成る
置床に木質仕上材31を敷設した置床構造と、パネル体10
と木質仕上材31との間に制振材30を介在させた場合とを
比較すると、後者がL値で4向上している。また、振動
入口側に敷設された制振材30を基礎側の制振材28より肉
厚にすることにより、制振効果が顕著になっている。
次に、第6図には音発明の第2実施例に係る置床構造
が示されている。
この実施例では複数枚敷設されるパネル体10の境界部
に支持体12が配置されており、これにより支持体12は隣
接するパネル体10を共に支持する構造となっている。
このような配置とする場合にはパネル体10に対する支
持体12の本数が減少するため、前記実施例に比べて固有
振動数が多少低下し、遮音性能が向上することになる。
次に第7図には本発明の第3実施例に係る置床構造が
示されている。
この実施例では制振材28が挟持された構成とはなって
おらず、上材24の下側に制振材28が重合されており、こ
の制振材28へ支持体12が取付けられている。このように
損失係数が一定以上の大きさとされたパネル体10を所定
の防振ゴム20で支持する構成であれば、前記各実施例と
同等の効果を得ることができる。
[発明の効果] 本発明は上記構成としたので、パネル体にのみ制振材
が配設された従来の置床構造と比較して、仕上材の床の
衝撃音に対してより十分な制振効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る置床構造の第1実施例が適用され
た状態を示す縦断面図、第2図(A)は第1図の一部拡
大図、第2図(B)は第1図に示す置床構造の一部に捨
張を介在させた場合の拡大図、第3図乃至第5図は従来
の置床構造と本実施例を比較して示す周波数に対する床
衝撃音レベルの線図、第6図及び第7図はそれぞれ本発
明の第2実施例及び第3実施例を示す第1図に相当する
断面図である。 10……パネル体、 12……支持体、 14……基礎、 24……上材、 26……下材、 28、30……制振材、 31……木質仕上材。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制振材が配設されたパネル体を支持体で基
    礎上へ支持すると共に前記パネル体の上面へ仕上材を敷
    設した置床構造であって、 前記パネル体上に張られた捨張と前記仕上材との間に前
    記制振材よりも肉厚の制振材を配設したことを特徴とす
    る置床構造。
  2. 【請求項2】前記パネル体に配設された制振材が、パネ
    ル体の中間部に位置することを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項に記載の置床構造。
  3. 【請求項3】前記パネル体に配設された制振材が、パネ
    ル体の下面に位置することを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項に記載の置床構造。
  4. 【請求項4】前記パネル体に配設された制振材が、アク
    リル系、シリコン系のプラスチックエマルジョン100に
    対して無機質充填材20〜50、増粘剤5以下の組成で調整
    されたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記
    載の置床構造。
  5. 【請求項5】前記支持体の前記基礎との接地部分に防振
    ゴムを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)
    項に記載の置床構造。
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