JP2600777Y2 - 自動車運転用ロボットの固定装置 - Google Patents

自動車運転用ロボットの固定装置

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JP2600777Y2
JP2600777Y2 JP1993064294U JP6429493U JP2600777Y2 JP 2600777 Y2 JP2600777 Y2 JP 2600777Y2 JP 1993064294 U JP1993064294 U JP 1993064294U JP 6429493 U JP6429493 U JP 6429493U JP 2600777 Y2 JP2600777 Y2 JP 2600777Y2
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恭広 小川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シャシダイナモメータ
を用いて自動車の性能テストをおこなう場合に、その自
動車を運転するロボットを運転席のシートに固定するた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シャシダイナモメータを用いて自動車の
性能テストをおこなう場合、ペダルの踏み込みやギヤチ
ェンジをするアクチュエータを備えた運転用ロボットを
運転席のシートに固定して、その運転用ロボットによっ
て自動車が運転操作される。
【0003】ところが、シートはクッションが充填され
ていて柔軟であるため、そのシートに運転用ロボットを
安定に据え付けるための固定装置が必要とされ、従来よ
り各種の固定装置が提案されている。
【0004】例えば、金属パイプよりなる枠体内に金属
線材をネット状に張架し、その支持体をシートの着座部
と背もたれ部に対応するように屈曲させ、その支持体の
前端部と上端部とをそれぞれ専用の固定具を介して着座
部の前縁下部と背もたれ部の上部に設けられたヘッドレ
スト部とに固定し、その着座部の上にロボットを載置固
定するようにした装置がある。
【0005】このような装置では、支持体を比較的安定
にシートに固定することができ、ペダルの踏み込みやギ
ヤチェンジ等の運転操作によっても位置ずれすることな
く運転用ロボットを安定な据え付け状態に保持しておく
ことができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上述のよう
に専用の固定具を用いる場合、シートやヘッドレストの
形状が異なると安定に据え付けられないことがあり、そ
れぞれのシートやヘッドレストに合わせた固定具を用意
しなければならないという厄介な問題があった。
【0007】本考案はこのような実情に鑑みてなされ、
車種や、シート、ヘッドレスト部の形状の如何にかかわ
らず用いることのできる適用範囲の広い、かつ、シート
への固定が容易でかつ短時間で安定した固定が行える
動車運転用ロボットの固定装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、自動車の運転席のシートの着座部に面接状に載置
させる台座部と、そのシートの背もたれ部に面接状に対
接させる起立部とが適宜な対応角度で固定され、その台
座部の前縁には、前記シート下部の構成部材に掛止させ
るためのフックを有する下ベルトが取り付けられ、か
つ、その下ベルトによって前記シートの前面部に押接さ
れる板部材が揺動自在に取り付けられる一方、前記起立
部の上縁には、そのシートの背もたれ部の上部に設けら
れたヘッドレスト部若しくはその支持部材に巻回させる
上ベルトが取り付けられ、かつ、前記台座部の両側縁に
は、その上に乗載させる自動車運転用ロボットを固定す
るための引掛金具が取り付けられていることを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】自動車の運転席のシートの着座部に台座部を面
接状に載置させて背もたれ部に起立部を面接状に対接さ
せ、台座部前縁に取り付けられた下ベルトによって板部
材をシートの前面部に押接させてそのフックをシート下
部の構成部材に掛止させる一方、起立部の上縁に取り付
けられた上ベルトをヘッドレスト部若しくはその支持部
材に巻回させた後、背もたれ部を後方に倒して、固定装
置の台座部と起立部とを、着座部と背もたれ部とにより
強く圧着させる。この状態では、板部材がシートの前面
に押圧されて台座部の後方への移動が規制されて、上ベ
ルトによってその固定装置が後方へ引っ張られているた
め、固定装置がシートに安定に取り付けられている。そ
して、その台座部に自動車運転用ロボットを乗載させて
引掛金具に掛止固定すれば、ロボットを安定に保持する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下に本考案の自動車運転用ロボットの固定
装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は
固定装置1の斜視図で、符号2は自動車の運転席のシー
ト4の着座部4aに面接状に載置される台座部で、金属
パイプよりなる枠体5の内側に金属線材6,…がネット
状に張設されてなり、その金属線材6,…の後縁に自動
車運転用ロボット7(図3参照)の下部後端を受け止め
るためのアングル材よりなるストッパー8が溶接により
固定されており、枠体5の両側部には、自動車運転用ロ
ボット7の側部を掛止部材9,9で固定するための引掛
金具10,10か取り付けられている。
【0011】そして、その枠体5の前部に取り付けたコ
字状の受金具11,11に、シート前面下部の厚い板金
材(構成部材)20もしくはクロスバーに引っ掛けるた
めのフック付きのラッシングベルト(下ベルト)12,
12を巻装させており、かつその両受金具11,11の
内側に設けたヒンジ13,13を介して、シート4の着
座部4aの前面に押接させるための幅広の板部材14の
上縁部を前後に揺動自在となるように枢着させている。
なお、板部材14はラッシングベルト12,12の外れ
を防止するためにその両端が折曲されている。
【0012】枠体5はその後部で斜め上方に二段に屈曲
して、シート4の背もたれ部4bに沿うように上方に延
び、その背もたれ部4bに対接する起立部3が形成さ
れ、その起立部3では、枠体5の内側に金属線材15,
…がネット状に張設され、かつ枠体5の両側が金属パイ
プ21,22によって筋違い状に補強が施されている。
【0013】そして、枠体5の上部両側に取り付けたコ
字状の受金具16,16に、ヘッドレスト18の支持部
材19,19に巻回掛止させるためのラッシングベルト
(上ベルト)17が嵌装されている。なお、上述のラッ
シングベルト12,17は止め金12a,17aによっ
て任意の位置に掛止自在となるように構成されている。
【0014】このような構成により、まず、自動車の運
転席のシート4の着座部4aに台座部2を面接状に載置
させ、かつ背もたれ部4bに起立部3を面接状に対接さ
せ、次いで、台座部2前縁に取り付けられたラッシング
ベルト12,12によって板部材14をシート4の前面
部に押接させてそのフック12b,12bをシート前面
下部の厚手の板金材20もしくはクロスバーに掛止させ
る〔図2(A)参照〕一方、起立部3の上縁に取り付け
られたラッシングベルト17をヘッドレスト18の支持
部材19,19に巻回させた後〔図2(B)参照〕、背
もたれ部4bを後方に倒して台座部2と起立部3とを着
座部4aと背もたれ部4bとに強く圧着させる。この状
態では、板部材14がシート4の前面に押圧された状態
で、台座部2の後方へのすべりおよび左右方向のずれが
規制され、かつラッシングベルト17によって固定装置
1が後方へ引っ張られており、固定装置1全体がシート
4に安定に固定されている。
【0015】そして、台座部2に自動車運転用ロボット
7を乗載させてそのロボット7の両側に装着されている
掛止部材9,…を引掛金具10,…に掛止すればロボッ
ト7がシート4上に安定に固定される(図3参照)。な
お、図3中、23は自動車のペダル、24はそのペダル
23を操作するためのアクチュエータである。
【0016】上述のラッシングベルト12,17は取り
扱い操作が容易であり、かつ、確実な掛止状態を得るこ
とができて充分な引張強度を有し、しかも、その長さの
調整が自在であることから、車種やシートの形状に応じ
て柔軟に対処できる。なお、下方のラッシングベルト1
2のフック12bはクロスバーに引っ掛けてもよく、充
分な強度を有するものであればシート4下部のその他の
構成部材に引っ掛けてもよく、車種に応じてその引掛対
象を適宜に選択すればよい。なお、図示は省略するが、
着座部4aは、板部材により形成してもよく、その場
合、波形状もしくは凹凸状に形成してシート4への圧着
性を高めることもできる。
【0017】図4は異なる実施例を示し、台座部2にも
金属線材15,…をネット状に張設し、かつ枠体5の背
部の屈曲を一段にして形状を簡略化し、軽量化をも図っ
ている。
【0018】図5はヘッドレスト部18が背もたれ部4
bと一体的に形成されたバケットタイプのシート4に固
定装置1を取り付けた状態を示す斜視図である。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の自動車運
転用ロボットの固定装置によれば、ロボットを乗載させ
る台座部と、起立部とを適宜な対応角度で固定し、その
台座部の前縁には、シート下部の構成部材に掛止させる
ためのフックを有する下ベルトを取り付け、かつ、その
下ベルトによって前記シートの前面部に押接される板部
材を揺動自在に取り付ける一方、前記起立部の上縁に
は、そのシートの背もたれ部の上部に設けられたヘッド
レスト部若しくはその支持部材に巻回させる上ベルトを
取り付けているので、下ベルトと上ベルトとによって固
定装置をシートに取り付けて板部材によって台座部の後
方への移動を規制した後、背もたれ部を後方に倒せば台
座部と起立部とをシートに強く圧着させることができ、
しかる後、着座部にロボットを乗載・固定させれば、ロ
ボットをシートに安定に固定することができる。
【0020】その下ベルトと上ベルトの長さを適宜に設
定することにより、車種やシート、ヘッドレスト部の形
状の如何にかかわらず広く適用することができる。又、
シートへの固定が容易でかつ短時間で安定した固定が行
える
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車運転用ロボットの固定装置の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】(A)は同上ベルトの掛止状態を示す斜視図、
(B)は下ベルトの掛止状態を示す斜視図である。
【図3】同固定装置をシートに取り付けた状態を示す縦
断側面図である。
【図4】同異なる固定装置の斜視図である。
【図5】同バケットシートに固定装置を取り付けた状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…台座部、3…起立部、4…シート、4a…着座部、
4b…背もたれ部、10…引掛金具、12…下ベルト、
12b…フック、14…板部材、17…上ベルト、18
…ヘッドレスト部、19…支持部材、20…構成部材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−129947(JP,A) 特開 平3−146841(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 17/00 - 17/007

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の運転席のシートの着座部に面接
    状に載置させる台座部と、そのシートの背もたれ部に面
    接状に対接させる起立部とが適宜な対応角度で固定さ
    れ、その台座部の前縁には、前記シート下部の構成部材
    に掛止させるためのフックを有する下ベルトが取り付け
    られ、かつ、その下ベルトによって前記シートの前面部
    に押接される板部材が揺動自在に取り付けられる一方、
    前記起立部の上縁には、そのシートの背もたれ部の上部
    に設けられたヘッドレスト部若しくはその支持部材に巻
    回させる上ベルトが取り付けられ、かつ、前記台座部の
    両側縁には、その上に乗載させる自動車運転用ロボット
    を固定するための引掛金具が取り付けられていることを
    特徴とする自動車運転用ロボットの固定装置。
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WO2020196260A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社明電舎 車両自動運転装置のトランスミッションアクチュエータ支持構造

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