JP2600361B2 - 表面保護フイルム用粘着剤 - Google Patents

表面保護フイルム用粘着剤

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面が粗い塗装板に対して貼付性が良好
で、貼付後の接着力の経時変化が少なく、しかも耐候性
に優れた表面保護フィルム用粘着剤に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
表面保護フィルムはステンレス板、アルミニウム板等
の金属板、塗装した金属板・樹脂板等の塗装板、樹脂
板、ガラス板等の運搬、加工或いは保持作業時における
表面保護のために用いられている。表面保護フィルムに
基本的に必要な特性は、これらの被着体と貼付けた後、
剥離する際に粘着剤が被着体に転着しないことである。
この非転着性を維持するためには、表面保護フィルムが
一般に貼付け剥離の間に高温、或いは屋外暴露等の過酷
な条件下におかれることが多いので、高度の配慮が必要
である。このため、一般に用いられる粘着剤としては、
特開昭53−49032号公報に示されるように、アクリル系
共重合体を粘着性を失わない程度にメチロール化合物で
架橋させ、凝集力を高めることにより耐候性を向上させ
たものが用いられている。
上記粘着剤は、被着体が金属板、樹脂板あるいはガラ
ス板等の比較的平坦は板である場合には、貼付性も良好
で、過酷な条件に晒されても転着することなく剥離で
き、問題はない。
しかしながら、最近の表面凹凸の粗い塗装板、すなわ
ち表面荒さが10μm以上、場合によっては20μm以上あ
り、塗料も従来のポリエステルやアクリル樹脂でなくフ
ッ素樹脂を使用した屋根材などへの用途においては、以
下の問題点があった。
(1)従来の粘着材では貼付性の点から、塗装板の表面
粗さに対応するだけの粘着材塗布量が必要である。その
結果、表面保護フィルムの価格が高価になる。
(2)たとえ(1)に示すように高塗布で高価になるこ
とを容認してとしても、粘着剤が経時後に粗面な被着体
表面にフローして、経時後の接着力が上昇し、その結
果、剥離困難になるという問題点がある。
(3)屋根材などが被着体である場合、工事期間が半年
以上の長期に及ぶことも多く、その間に粘着剤が被着体
に転着してしまう欠点がある。これを解決するために
は、前述の架橋剤であるメチロール化合物を増量して凝
集力をさらに高めることが考えられるが、架橋密にな
り、粘着性が低下し、粗面な塗装板に貼付し難くなると
いう問題が生じる。
〔発明が解決しようとする課題 本発明は、粗面な塗装板に対して良好な貼付性を示
し、増量の必要がないとともに、経時変化も少なく、耐
候性にも優れた表面保護フィルム用粘着剤を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記の問題点に鑑み、粘着剤の主成分と
なるアクリル系共重合体より見直し、本発明を完成する
に至った。
即ち、本発明は、アクリル酸アルキルエステルモノマ
ー(アルキル基の炭素数1〜8個)又はメタクリル酸ア
ルキルエステルモノマー(アルキル基の炭素数1〜8
個)100重量部に対して官能基含有共重合体モノマー0.1
〜10重量部を共重合させてなる共重合体であり、ガラス
転移温度が−40〜−50℃であり、さらに重量平均分子量
が100万以上であるアクリルゴムと、1分子中に一般式 −CH2OCnH2n+1 (式中、nは0、1、2、3又は4を表す。) で示される官能性基を2つ以上有するメチロール化合物
と、多官能性イソシアネートとを含有することを特徴と
する表面保護フィルム用粘着剤を提供するものである。
アクリル酸アルキルエステルモノマー及びメタクリル
酸アルキルエステルモノマーは、表面保護フィルム用粘
着剤に所望の粘着性、凝集性及び可撓性などを付与する
成分である。本発明に用いられるアクリル酸アルキルエ
ステルモノマー及びメタクリル酸アルキルエステルモノ
マーは、アルキル基が炭素数1〜8のアルキル基である
ものである。これらのモノマーのなかでも、例えばアク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチルなどが好適に使用さ
れる。また本発明においては、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステルの別を問わず、2種以上を併用する
こともできる。
なお、上記アクリル酸アルキルエステルモノマー及び
メタクリル酸アルキルエステルモノマーと共に、該モノ
マーと共重合可能なビニル系モノマー、例えばスチレ
ン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ルなどを適量使用することができる。
本発明に用いられる官能基含有共重合モノマーとして
は官能基の種類により、多数のものが該当する。官能基
としては(1)水酸基、(2)カルボキシル基、(3)
アミノ基又は(4)酸アミド基などがあげられ、具体的
なモノマーとしては以下の通りである。(1)水酸基含
有共重合モノマーとしてはアクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸
2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
プロピルなどが挙げられる。
(2)カルボキシル基含有共重合モノマーとしてはアク
リル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、イタコン酸な
どが挙げられる。(3)アミノ基含有共重合モノマーと
してはアクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタク
リル酸N,N−ジメチルアミノエチルなどが挙げられる。
(4)酸アミド基含有共重合モノマーとしてはアクリル
酸アミド、メタクリル酸アミドなどが挙げられる。特
に、架橋剤となるメチロール化合物との反応性の点など
から、アルコール性水酸基を官能基として有するアクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル及びメタクリル酸2−ヒドロ
キシエチルが好適に使用される。これらの官能基含有共
重合モノマーは、2種以上併用することも可能である。
上記の官能基含有共重合モノマーは、上記アクリル酸
アルキルエステルモノマー又はメタクリル酸アルキルエ
ステルモノマー100重量部に対して0.1〜10重量部共重合
される。官能基含有共重合モノマーの量が0.1重量部未
満では、架橋剤であるメチロール化合物との反応に伴う
架橋密度が低く、充分な凝集力が得られない。また10重
量部を超えると、粘着剤の可使時間が短く塗布作業に支
障をきたしやすいので好ましくない。
本発明に用いられるアクリルゴムは上記のアクリル酸
アルキルエステルモノマー又はメタクリル酸アルキルエ
ステルモノマーと官能基含有共重合モノマーとを共重合
させてなるものであって、そのガラス転移温度(以下Tg
と略す)は−40〜−50℃の範囲である。Tgの調節は、上
記アクリル酸アルキルエステルモノマー又はメタクリル
酸アルキルエステルモノマーか官能基含有共重合モノマ
ーを適当に選択することにより行う。なお、Tgが−40℃
より高いと粗面塗装板への貼付性が低下し、−50℃より
低いと貼付性は良好であるが高温雰囲気下で浮きが起こ
りやすくなり、本発明が目的とする効果が得られない。
またこのTgは下記の一般的な方法で測定することができ
る。即ち、熱的方法として、DTA(Differential Therma
l Analysis)、DSC(Differential Scanning Calorimet
er)による方法などがあり、粘弾性的方法としてTBA(T
ortional Braid Analysis)、TMA(Thermal Mechanical
Analysis)などがある。
また、本発明に用いられるアクリル共重合体の分子量
については重量平均分子量(Mw)が100万以上であり、
共重合体、すなわち、アクリルゴムである。このMwは最
近は高速液体クロマトグラフ(HLC)で一般に測定され
るが、従来の光散乱法、超遠心法、蒸気圧法などで測定
してもかまわない。
共重合方法は特に限定はされず、アクリルゴムの合成
に通常用いられる方法であれば特に限定はされない。し
かしながら、Mwを100万以上に重合するには溶液重合法
では難しく、乳化重合法やパール重合法など、乳化剤を
利用した方法で合成することが一般的である。
本発明において用いられるメチロール化合物及び多官
能性イソシアネートは、上記アクリルゴムの架橋剤とし
て配合されるものである。
本発明において用いられるメチロール化合物は、1分
子中に一般式 −CH2OCnH2n+1 (式中、nは上記と同じ意味を有する。) で示される官能性基を2つ以上有するメチロール化合物
である。
このようなメチロール化合物としては、アルキルエー
テル化メチロールメラミンの初期縮合物、例えばn−ブ
チルエーテル化メチロールメラミンの初期縮合物、iso
−ブチルエーテル化メチロールメラミンの初期縮合物、
メチルエーテル化メチロールメラミンの初期縮合物;ア
ルキルエーテル化メチロール尿素の初期縮合物、例えば
n−ブチルエーテル化メチロール尿素の初期縮合物; アルキルエーテル化メチロールメラミン−尿素の初期
縮合物;及びこれらの混合物等が挙げられる。
メチロール化合物の配合量はアクリルゴム100重量部
に対して、0.5〜15重量部とすることが好ましい。0.5重
量部未満では架橋効果が少なく、15重量部を超えると架
橋が過度に起こり、接着力が低下する場合がある。
また、このメチロール化合物を使用する場合、通常酸
触媒も併用することが多く、具体的例として、パラトル
エンスルホン酸、塩酸、塩化アンモニウム、蓚酸、燐酸
などが挙げられる。
本発明において用いられる多官能性イソシアネート
は、上記メチロール化合物とともに架橋剤として用いら
れるものであって、1分子内に2個以上のNCO基(イソ
シアネート基)を有する化合物である。例えば、トリレ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、m−フェニレンジイソシアネート、ビフェニレンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネートなどが好適に用いられる。
多官能性イソシアネートの配合量は、アクリルゴム10
0重量部に対して0.5〜10重量部とすることが好ましい。
多官能性イソシアネートの配合量が0.5重量部未満であ
ると、架橋密度が小さく、耐熱性が不足することがあ
り、10重量部を超えると、架橋が過度となり、貼付性が
低下する場合がある。
本発明の表面保護フィルム用粘着剤は上記のアクリル
ゴム、メチロール化合物及び多官能性イソシアネートの
3成分を必須成分とするものであるが、粘着付与剤、軟
化剤、紫外線吸収剤、防錆剤、架橋促進剤、着色剤な
ど、粘着剤に通常配合される配合剤を添加してもよいこ
とは勿論である。
〔作用〕
本発明の表面保護フィルム用粘着剤の技術的なポイン
トは、粗面な塗装板に対して貼付性、耐候性及び経時特
性をを両立させることである。経時特性と耐候性の点か
ら、本発明において主成分としてアクリル系共重合体を
用い、特定のメチロール化合物及び多官能性イソシアネ
ートを架橋剤として用い、メラミン架橋、尿素架橋など
及びイソシアネート架橋で凝集力を高めることによりそ
の耐候性を高めている。しかしながら、凝集力を高める
ことは耐候性を高めはするものの、その一方では、被着
体が粗面であるため、架橋過多の場合など、貼付性を低
下させることともなる。そこで貼付力の低下を防ぎ、更
にはそれを向上させる手段として、アクリル共重合体の
TgとMwの適切な領域を見出したことが本発明の特徴であ
る。更に、メラミン架橋、尿素架橋などのメチロール化
合物による架橋とイソシアネート架橋とを併用すると、
両者の特徴を同時に発現させることができる。
即ち、Tgが−40〜−50℃であるアクリルゴムは、感圧
下で粗な表面に対して適度に変形し接着することから貼
付性が良好となり、さらに、Mwが100万以上という高分
子量の分子のからみ合いと、メラミン架橋等及びイソシ
アネート架橋とが耐候性、更には経時特性をも良好にし
て、その結果全体的にバランスの取れた粘着特性を示す
ものと思われる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例について説明するが、本発明の
範囲はこれら実施例によってなんら限定されるものでは
ない。但し、部とあるのは全て重量部を示す。
実施例1 アクリル酸ブチル、アクリロニトリル及びアクリル酸
2−ヒドロキシエチルを、アクリル酸ブチル:アクリロ
ニトリル:アクリル酸2−ヒドロキシエチル=85部:10
部:5部なる配合で乳化重合した後(開始剤:過酸化水
素、乳化剤:ノニオン系界面活性剤、反応温度:75℃、
重合時間:3時間)、水洗・乾燥し、アクリルゴム(Tg
−42℃、Mw135万)を得た。
次いで、得られたアクリルゴムをトルエン溶液とし
た。このトルエン溶液に、ゴム固形分100部に対し、メ
チロール化合物としてメラン22(日立化成工業(株)
製、ブチルエーテル化メチロールメラミン)3部(固形
分として)、酸触媒としてパラトルエンスルホン酸0.3
部、及び多官能性イソシアネートとしてコロネートL
(日本ポリウレタン工業(株)製、多官能性イソシアネ
ート)3部(固形分として)を混合して粘着剤溶液を作
製した。
得られた粘着剤溶液を、片面コロナ処理した紫外線吸
収剤入りPEフィルム(厚さ60μm)のコロナ処理面に固
形分で10μm厚さになるように塗布し、100℃で5分間
加熱乾燥することにより表面保護フィルムを得た。得ら
れた表面保護フィルムの特性を第1表に示す。
実施例2 アクリル酸ブチル、アクリロニトリル及びメタクリル
酸2−ヒドロキシエチルを、アクリル酸ブチル:アクリ
ロニトリル:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル=90
部:5部:5部なる配合でパール重合した後(開始剤:過酸
化水素、乳化剤:ノニオニックアニオン界面活性剤、反
応温度:65℃、重合時間:5時間)、水洗・乾燥し、アク
リルゴム(Tg−46℃、Mw107万)を得た。
次いで、得られたアクリルゴムをトルエン溶液とし
た。このトルエン溶液に、ゴム固形分100部に対し、メ
チロール化合物としてメラン14(日立化成工業(株)
製、ブチルエーテル化メチロールメラミン−尿素)5部
(固形分として)、酸触媒としてパラトルエンスルホン
酸0.5部、及び多官能性イソシアネートとしてコロネー
トL(日本ポリウレタン工業(株)製、多官能性イソシ
アネート)3部(固形分として)を混合して粘着剤溶液
を作製した。
得られた粘着剤溶液を用いて、実施例1と同様にして
表面保護フィルムを作製した。得られた表面保護フィル
ムの特性を第1表に示す。
比較例1 アクリル酸ブチル、アクリロニトリル及びアクリル酸
2−ヒドロキシエチルを実施例1と同じ配合量で用いて
溶液重合し、アクリル系共重合体(Tg−42℃、Mw45
万)溶液を得た。
重合は、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを
用い、トルエン溶液中120℃で約3時間行った。
得られたアクリル系共重合体溶液に、その共重合体固
形分100部に対して、メラン22 3部、酸触媒としてパ
ラトルエンスルホン酸0.3部を配合し、粘着剤溶液を得
た。得られた粘着剤溶液を用いて実施例1と同様にして
表面保護フィルムを作製した。得られた表面保護フィル
ムの特性を第1表に示す。
比較例2 比較例1と同様の配合で、アゾビスイソブチロニトリ
ルを開始剤としてトルエン溶液中で95℃で約8時間溶液
重合を行い、Tg−42℃、Mw80万のアクリル系共重合
体を得、これを用いて比較例1と同様にして表面保護フ
ィルムを作製した。得られた表面保護フィルムの特性を
第1表に示す。
比較例3 アクリル酸ブチル及びアクリル酸2−ヒドロキシエチ
ルを、アクリル酸ブチル:アクリル酸2−ヒドロキシエ
チル=95部:5部なる配合で、乳化重合し、アクリルゴム
(Tg−52℃、Mw140万)を得た。このようにして得
られたアクリルゴムを用いた他は実施例1と同様にし
て、表面保護フィルムを作製した。得られた表面保護フ
ィルムの特性を第1表に示す。
比較例4 実施例1の粘着剤溶液のうち、多官能性イソシアネー
トのみを除いた配合で、同様な方法により表面保護フィ
ルムを得た。得られた表面保護フィルムの特性を第1表
に示す。
比較例5 実施例1の粘着剤溶液のうち、ブチルエーテル化メチ
ロールメラミンのみを除いた配合で、同様な方法により
表面保護フィルムを得た。得られた表面保護フィルムの
特性を第1表に示す。
〔発明の効果〕 本発明の表面保護フィルム用粘着剤は、表面粗さが10
μm以上の粗面な塗装板に対して、貼付性が良好で、し
かも経時変化が少なく、長期の耐候性と耐熱性も良好な
優れた表面保護フィルム用粘着剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土橋 明彦 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化 成工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 山口 豊 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化 成工業株式会社下館研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−91277(JP,A) 特開 昭53−49032(JP,A) 特開 昭62−138576(JP,A) 特開 昭61−47772(JP,A) 特開 昭56−14565(JP,A) 特開 平1−178567(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリル酸アルキルエステルモノマー(ア
    ルキル基の炭素数1〜8個)又はメタクリル酸アルキル
    エステルモノマー(アルキル基の炭素数1〜8個)100
    重量部に対して官能基含有共重合体モノマー0.1〜10重
    量部を共重合させてなる共重合体であり、ガラス転移温
    度が−40〜−50℃であり、さらに重量平均分子量が100
    万以上であるアクリルゴムと、1分子中に一般式 −CH2OCnH2n+1 (式中、nは0、1、2、3又は4を表す。) で示される官能性基を2つ以上有するメチロール化合物
    と、多官能性イソシアネートとを含有することを特徴と
    する表面保護フィルム用粘着剤。
  2. 【請求項2】官能基含有共重合モノマーが水酸基を官能
    基として有するアクリル酸2−ヒドロキシエチル又はメ
    タクリル酸2−ヒドロキシエチルである請求項1記載の
    表面保護フィルム用粘着剤。
  3. 【請求項3】1分子中に一般式 −CH2OCnH2n+1 (式中、nは0、1、2、3又は4を表す。) で示される官能性基を2つ以上有するメチロール化合物
    がアルキルエーテル化メチロール尿素の初期縮合物、ア
    ルキルエーテル化メチロールメラミンの初期縮合物、ア
    ルキルエーテル化メチロールメラミン−尿素の初期縮合
    物又はこれらの混合物である請求項1記載の表面保護フ
    ィルム用粘着剤。
  4. 【請求項4】1分子中に一般式 −CH2OCnH2n+1 (式中、nは0、1、2、3又は4を表す。) で示される官能性基を2つ以上有するメチロール化合物
    を、アクリルゴム100重量部に対して、0.5〜15重量部配
    合してなる請求項1記載の表面保護フィルム用粘着剤。
  5. 【請求項5】多官能性イソシアネートを、アクリルゴム
    100重量部に対して、0.5〜10重量部配合してなる請求項
    1記載の表面保護フィルム用粘着剤。
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