JP2600355Y2 - ローラ用ブラケット支持構造 - Google Patents
ローラ用ブラケット支持構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベルトコンベヤのロー
ラ用ブラケット支持構造に関する。
ラ用ブラケット支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭58−144524
号公報に示すベルトコンベヤのフレーム両端に設けたプ
ーリ間にベルトが巻装されているが、かかるベルトの途
中にベルトの垂れ下がりを防止するため、ベルト緩み防
止ローラとしてリターンローラ,キャリアローラが装着
され、これらはローラ用ブラケットに支持されている。
号公報に示すベルトコンベヤのフレーム両端に設けたプ
ーリ間にベルトが巻装されているが、かかるベルトの途
中にベルトの垂れ下がりを防止するため、ベルト緩み防
止ローラとしてリターンローラ,キャリアローラが装着
され、これらはローラ用ブラケットに支持されている。
【0003】図7,図8はローラ用ブラケット支持構造
の一例を示す。図において、ベルトコンベヤ101は、
平行に配置された一対のフレーム102,102を有し
ている。
の一例を示す。図において、ベルトコンベヤ101は、
平行に配置された一対のフレーム102,102を有し
ている。
【0004】各フレーム102の下側取付面102Aに
長手方向に沿って蟻溝103が形成され、蟻溝103の
端部はフレーム102の端面に開口している。フレーム
102の一端にテールプーリ104が支持され、他端に
ドライブプーリ105が支持され、このドライブプーリ
105は、ドライブユニット(図示せず)に設けた電動
モータにより駆動するようになっている。そして、テー
ルプーリ104とドライブプーリ105間にはベルト1
06が巻装されている。
長手方向に沿って蟻溝103が形成され、蟻溝103の
端部はフレーム102の端面に開口している。フレーム
102の一端にテールプーリ104が支持され、他端に
ドライブプーリ105が支持され、このドライブプーリ
105は、ドライブユニット(図示せず)に設けた電動
モータにより駆動するようになっている。そして、テー
ルプーリ104とドライブプーリ105間にはベルト1
06が巻装されている。
【0005】ベルト106の緩み防止のために、フレー
ム102の途中に複数のリターンローラ107,複数の
キャリアローラ108が装着され、例えば、リターンロ
ーラ107の支持軸107AがL字型ブラケット109
からなるローラ用ブラケットに装着されている状態が示
されている。
ム102の途中に複数のリターンローラ107,複数の
キャリアローラ108が装着され、例えば、リターンロ
ーラ107の支持軸107AがL字型ブラケット109
からなるローラ用ブラケットに装着されている状態が示
されている。
【0006】フレーム102の蟻溝103内に雌螺子孔
を有してなるナット部材110が2個挿入され、所定の
位置にセットされている。また、図6に示すように、L
字型ブラケット109は、軸支持用板部111と、軸支
持用板部111に直交する取付板部112とで構成され
ている。軸支持用板部111には、略半円形状の支持孔
113が形成され、取付板部112には、2つの取付孔
114,114が形成されている。
を有してなるナット部材110が2個挿入され、所定の
位置にセットされている。また、図6に示すように、L
字型ブラケット109は、軸支持用板部111と、軸支
持用板部111に直交する取付板部112とで構成され
ている。軸支持用板部111には、略半円形状の支持孔
113が形成され、取付板部112には、2つの取付孔
114,114が形成されている。
【0007】そして、上記のL字型ブラケット109
は、その取付板部112をフレーム102の下側取付面
102Aに当接させた状態で、取付板部112の2つの
取付孔114,114にボルト部材115を貫通させて
フレーム102のナット部材110の雌螺子孔に螺合さ
せることにより、フレーム102にボルト部材115を
介して支持されている。
は、その取付板部112をフレーム102の下側取付面
102Aに当接させた状態で、取付板部112の2つの
取付孔114,114にボルト部材115を貫通させて
フレーム102のナット部材110の雌螺子孔に螺合さ
せることにより、フレーム102にボルト部材115を
介して支持されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のロー
ラ用ブラケット支持構造にあっては、L字型ブラケット
109をフレーム102に取り付けた時、L字型ブラケ
ット109の回転を防止する必要があり、L字型ブラケ
ット109の取付板部112に2つの取付孔114,1
14を形成し、取付板部112,112をボルト部材1
15で2箇所で固定していた。その際、2本のボルト部
材115,115をフレーム102の蟻溝103内に配
置した2つのナット部材110,110にそれぞれ螺子
止めする作業が必要になるが、特に、ナット部材11
0,110を取付板部112の2つの取付孔114,1
14に合わせて蟻溝103内に配置することが困難で、
L字型ブラケット109をフレーム102に容易に取り
付けることができなかった。
ラ用ブラケット支持構造にあっては、L字型ブラケット
109をフレーム102に取り付けた時、L字型ブラケ
ット109の回転を防止する必要があり、L字型ブラケ
ット109の取付板部112に2つの取付孔114,1
14を形成し、取付板部112,112をボルト部材1
15で2箇所で固定していた。その際、2本のボルト部
材115,115をフレーム102の蟻溝103内に配
置した2つのナット部材110,110にそれぞれ螺子
止めする作業が必要になるが、特に、ナット部材11
0,110を取付板部112の2つの取付孔114,1
14に合わせて蟻溝103内に配置することが困難で、
L字型ブラケット109をフレーム102に容易に取り
付けることができなかった。
【0009】本考案は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、L字型ブラケットをボル
ト部材1本で確実且つ簡単にフレームに取り付けること
ができるローラ用ブラケット支持構造を提供することで
ある。
なされたもので、その目的は、L字型ブラケットをボル
ト部材1本で確実且つ簡単にフレームに取り付けること
ができるローラ用ブラケット支持構造を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案は、
フレームの取付面に長手方向に沿って蟻溝を形成し、取
付孔を有する取付板部と支持孔を有する軸支持用板部を
直交させたローラ用ブラケットを、取付板部の取付孔に
ボルト部材を貫通させてフレームの蟻溝内に配置したナ
ット部材に螺合させることにより、フレームの途中の取
付面に支持してなるローラ用ブラケット支持構造におい
て、前記ローラ用ブラケットの取付板部の両面に、蟻溝
の幅と略同じ幅寸法の一対の突起部が取付孔の両側に長
手方向に沿ってそれぞれ形成され、この一対の突起部を
フレームの蟻溝に係合した状態で、前記取付板部がフレ
ームの取付面に取り付けられ、前記ローラ用ブラケット
の取付孔の中心から軸支持用板部までの距離は、前記蟻
溝の中心線から前記フレームの側面までの距離より大き
いことを特徴とする。請求項2記載の考案は、請求項1
記載のローラ用ブラケット支持構造において、前記軸支
持用板部の根元部分には、フレームの側面に接触するガ
イド面が取付板部の両面に対して上方及び下方に向けて
それぞれ突出していることを特徴とする。
フレームの取付面に長手方向に沿って蟻溝を形成し、取
付孔を有する取付板部と支持孔を有する軸支持用板部を
直交させたローラ用ブラケットを、取付板部の取付孔に
ボルト部材を貫通させてフレームの蟻溝内に配置したナ
ット部材に螺合させることにより、フレームの途中の取
付面に支持してなるローラ用ブラケット支持構造におい
て、前記ローラ用ブラケットの取付板部の両面に、蟻溝
の幅と略同じ幅寸法の一対の突起部が取付孔の両側に長
手方向に沿ってそれぞれ形成され、この一対の突起部を
フレームの蟻溝に係合した状態で、前記取付板部がフレ
ームの取付面に取り付けられ、前記ローラ用ブラケット
の取付孔の中心から軸支持用板部までの距離は、前記蟻
溝の中心線から前記フレームの側面までの距離より大き
いことを特徴とする。請求項2記載の考案は、請求項1
記載のローラ用ブラケット支持構造において、前記軸支
持用板部の根元部分には、フレームの側面に接触するガ
イド面が取付板部の両面に対して上方及び下方に向けて
それぞれ突出していることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の考案においては、ローラ用ブラ
ケットの取付板部の取付孔にボルト部材が貫通されてフ
レームの蟻溝内に配置したナット部材に螺合されるが、
ローラ用ブラケットの取付板部の両面に一対の突起部が
取付孔の両側に長手方向に沿って形成され、突起部の幅
寸法は蟻溝の幅と略同じになっているので、取付板部の
突起部がフレームの蟻溝の開口壁面に当接することによ
り、ローラ用ブラケットの回転が阻止される。そして、
ローラ用ブラケットを反転して、該ローラ用ブラケット
はフレームに上向き,下向きいずれの方向にも取り付け
られる。請求項2記載の考案においては、ローラ用ブラ
ケットの軸支持用板部の根元部分には、フレームの側面
に接触するガイド面が取付板部の両面に対して上方及び
下方に向けてそれぞれ突出しているので、該ローラ用ブ
ラケットの回転が阻止される。
ケットの取付板部の取付孔にボルト部材が貫通されてフ
レームの蟻溝内に配置したナット部材に螺合されるが、
ローラ用ブラケットの取付板部の両面に一対の突起部が
取付孔の両側に長手方向に沿って形成され、突起部の幅
寸法は蟻溝の幅と略同じになっているので、取付板部の
突起部がフレームの蟻溝の開口壁面に当接することによ
り、ローラ用ブラケットの回転が阻止される。そして、
ローラ用ブラケットを反転して、該ローラ用ブラケット
はフレームに上向き,下向きいずれの方向にも取り付け
られる。請求項2記載の考案においては、ローラ用ブラ
ケットの軸支持用板部の根元部分には、フレームの側面
に接触するガイド面が取付板部の両面に対して上方及び
下方に向けてそれぞれ突出しているので、該ローラ用ブ
ラケットの回転が阻止される。
【0012】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。図1ないし図5は請求項1,請求項2記載の考
案の実施例に係わるローラ用ブラケット支持構造を示
す。
明する。図1ないし図5は請求項1,請求項2記載の考
案の実施例に係わるローラ用ブラケット支持構造を示
す。
【0013】図1,図2において、本実施例に係わるベ
ルトコンベヤ1は、平行に配置された一対のフレーム
2,2(一方のみ図示)を有している。各フレーム2の
外側面に長手方向に沿って横蟻溝3が形成され、横蟻溝
3の端部はフレーム2の端面に開口している。
ルトコンベヤ1は、平行に配置された一対のフレーム
2,2(一方のみ図示)を有している。各フレーム2の
外側面に長手方向に沿って横蟻溝3が形成され、横蟻溝
3の端部はフレーム2の端面に開口している。
【0014】このフレーム2の下側取付面2Aに、前記
横蟻溝3に隣接して、その長手方向に沿って下蟻溝4が
形成され、下蟻溝4は、フレーム2の端面に開口してい
る。各フレーム2の一方の端部にそれぞれ幅方向で対向
してテールブラケット5,5(一方のみ図示)が取り付
けられている。
横蟻溝3に隣接して、その長手方向に沿って下蟻溝4が
形成され、下蟻溝4は、フレーム2の端面に開口してい
る。各フレーム2の一方の端部にそれぞれ幅方向で対向
してテールブラケット5,5(一方のみ図示)が取り付
けられている。
【0015】対向する一対のテールブラケット5,5に
テールプーリ6が架け渡して支持されている。また、一
対のフレーム2,2の他方の端部にドライブプーリが設
けられ、このドライブプーリは、ドライブユニットに設
けた電動モータにより駆動するようになっている。そし
て、テールプーリ6とドライブプーリにはベルト7が巻
装されている。
テールプーリ6が架け渡して支持されている。また、一
対のフレーム2,2の他方の端部にドライブプーリが設
けられ、このドライブプーリは、ドライブユニットに設
けた電動モータにより駆動するようになっている。そし
て、テールプーリ6とドライブプーリにはベルト7が巻
装されている。
【0016】ベルト7に張りを与えるため、各フレーム
2には樹脂製のL字型ブラケット8からなるローラ用ブ
ラケットを介して、リターンローラ9の支持軸9Aが装
着されている。フレーム2の下蟻溝4内に雌螺子孔を有
してなるナット部材10が挿入され、所定の位置にセッ
トされている。以下、詳しく説明する。
2には樹脂製のL字型ブラケット8からなるローラ用ブ
ラケットを介して、リターンローラ9の支持軸9Aが装
着されている。フレーム2の下蟻溝4内に雌螺子孔を有
してなるナット部材10が挿入され、所定の位置にセッ
トされている。以下、詳しく説明する。
【0017】図3,図4に示すように、L字型ブラケッ
ト8は、軸支持用板部11と、軸支持用板部11に直交
する取付板部12とで構成されている。軸支持用板部1
1には、略半円形状の支持孔13が形成され、取付板部
12には、長円形状の取付孔14が形成されている。
ト8は、軸支持用板部11と、軸支持用板部11に直交
する取付板部12とで構成されている。軸支持用板部1
1には、略半円形状の支持孔13が形成され、取付板部
12には、長円形状の取付孔14が形成されている。
【0018】取付板部12では、その一方の面12A
に、取付孔14の両側に位置して一対の浅い突起部14
A,14Aが長手方向に沿って形成され、その他方の面
12Bに、取付孔14の両側に位置して一対の浅い突起
部14B,14Bが長手方向に沿って形成されている。
一対の突起部14A,14Aの幅寸法は下蟻溝4の幅と
略同じになっている。
に、取付孔14の両側に位置して一対の浅い突起部14
A,14Aが長手方向に沿って形成され、その他方の面
12Bに、取付孔14の両側に位置して一対の浅い突起
部14B,14Bが長手方向に沿って形成されている。
一対の突起部14A,14Aの幅寸法は下蟻溝4の幅と
略同じになっている。
【0019】また、軸支持用板部11の根元部分には、
該軸支持用板部11の取付孔14側の面11Aと平行に
且つ軸支持用板部11の上記面11Aから取付板部12
の取付孔14側に寄った位置でガイド面15A,15B
が、取付板部12の両面12A,12Bに位置して形成
されている。ガイド面15A,15Bは取付板部12の
両面12A,12Bに対して上方及び下方に向けてそれ
ぞれ突出している。
該軸支持用板部11の取付孔14側の面11Aと平行に
且つ軸支持用板部11の上記面11Aから取付板部12
の取付孔14側に寄った位置でガイド面15A,15B
が、取付板部12の両面12A,12Bに位置して形成
されている。ガイド面15A,15Bは取付板部12の
両面12A,12Bに対して上方及び下方に向けてそれ
ぞれ突出している。
【0020】そして、上記のL字型ブラケット8は、取
付板部12の一方の面12Aをフレーム2の下側取付面
2Aに当接させた状態で、取付板部12の取付孔14に
ボルト部材16を貫通させてフレーム2のナット部材1
0の雌螺子孔に螺合させることにより、フレーム2にボ
ルト部材16を介して支持されている。この時、L字型
ブラケット8の取付板部12の一方の面12Aに突出し
た突起部14A,14Aは、フレーム2の下蟻溝4に係
合してその開口壁面4A,4A(図には1箇所のみ図
示)に当接し、且つ、軸支持用板部11の根元部分のガ
イド面15Aが、フレーム2の側面2Bに面接触し、L
字型ブラケット8のボルト部材16周りの回転が防止さ
れている。また、ボルト部材16をナット部材10に締
め付けることにより、ナット部材10がその締付力で、
下蟻溝4内の壁面4Bに押圧されてその位置を保持さ
れ、従って、ナット部材10の下蟻溝4の長手方向に対
する位置決めがされている。
付板部12の一方の面12Aをフレーム2の下側取付面
2Aに当接させた状態で、取付板部12の取付孔14に
ボルト部材16を貫通させてフレーム2のナット部材1
0の雌螺子孔に螺合させることにより、フレーム2にボ
ルト部材16を介して支持されている。この時、L字型
ブラケット8の取付板部12の一方の面12Aに突出し
た突起部14A,14Aは、フレーム2の下蟻溝4に係
合してその開口壁面4A,4A(図には1箇所のみ図
示)に当接し、且つ、軸支持用板部11の根元部分のガ
イド面15Aが、フレーム2の側面2Bに面接触し、L
字型ブラケット8のボルト部材16周りの回転が防止さ
れている。また、ボルト部材16をナット部材10に締
め付けることにより、ナット部材10がその締付力で、
下蟻溝4内の壁面4Bに押圧されてその位置を保持さ
れ、従って、ナット部材10の下蟻溝4の長手方向に対
する位置決めがされている。
【0021】さらに、L字型ブラケット8の軸支持用板
部11の軸支持孔13にリターンローラ9の支持軸9A
が嵌入されている。なお、リターンローラ9は、支持軸
9Aと、その両端にそれぞれ設けた軸受けと、軸受けに
より支持されたパイプとで構成されている。
部11の軸支持孔13にリターンローラ9の支持軸9A
が嵌入されている。なお、リターンローラ9は、支持軸
9Aと、その両端にそれぞれ設けた軸受けと、軸受けに
より支持されたパイプとで構成されている。
【0022】しかして、本実施例においては、L字型ブ
ラケット8の軸支持用板部11の支持孔13にリターン
ローラ9の支持軸9Aを嵌入させ、次いで、L字型ブラ
ケット8を、その取付板部12をフレーム2の下側取付
面2Aに当接させた状態で、フレーム2内のナット部材
10の雌螺子孔に、その取付板部12の取付孔14にボ
ルト部材16を貫通させて螺子止めすれば、リターンロ
ーラ9の支持軸9AがL字型ブラケット8を介してフレ
ーム2に直接支持される。ここで、L字型ブラケット8
の取付孔14の中心から軸支持用板部11までの距離
は、下蟻溝4の開口壁面4A,4Aの中心線からフレー
ム2の側面2Bまでの距離より大きくなっている。
ラケット8の軸支持用板部11の支持孔13にリターン
ローラ9の支持軸9Aを嵌入させ、次いで、L字型ブラ
ケット8を、その取付板部12をフレーム2の下側取付
面2Aに当接させた状態で、フレーム2内のナット部材
10の雌螺子孔に、その取付板部12の取付孔14にボ
ルト部材16を貫通させて螺子止めすれば、リターンロ
ーラ9の支持軸9AがL字型ブラケット8を介してフレ
ーム2に直接支持される。ここで、L字型ブラケット8
の取付孔14の中心から軸支持用板部11までの距離
は、下蟻溝4の開口壁面4A,4Aの中心線からフレー
ム2の側面2Bまでの距離より大きくなっている。
【0023】図5は本実施例の他の実施態様を示す。こ
の実施態様においては、L字型ブラケット8を図3に示
す状態から反転した図4の状態にし、このL字型ブラケ
ット8をフレーム21に取り付け、フレーム21に、L
字型ブラケット8を介してリターンローラ9の支持軸9
Aが取り付けられている。
の実施態様においては、L字型ブラケット8を図3に示
す状態から反転した図4の状態にし、このL字型ブラケ
ット8をフレーム21に取り付け、フレーム21に、L
字型ブラケット8を介してリターンローラ9の支持軸9
Aが取り付けられている。
【0024】この場合、L字型ブラケット8において
は、その軸支持用板部11は上方に向いており、また、
取付板部12の他方の面12Bをフレーム21の下側取
付面21Aに当接させた状態で、取付板部12の取付孔
14にボルト部材16を貫通させてフレーム21のナッ
ト部材10の雌螺子孔に螺合させることによりフレーム
21に支持されている。この時、L字型ブラケット8の
取付板部12の他方の面12Bに突出した突起部14
B,14Bは、フレーム21の下蟻溝22の開口壁面2
2A,22A(図には1箇所のみ図示)に嵌合し、且
つ、軸支持用板部11の根元部分のガイド面15Bが、
フレーム21の側面2Bに面接触し、L字型ブラケット
8のボルト部材16周りの回転が防止されている。な
お、L字型ブラケット8の取付孔14の中心から軸支持
用板部11までの距離は、下蟻溝22の開口壁面22
A,22Aの中心線からフレーム2の側面2Bまでの距
離より大きくなっている。
は、その軸支持用板部11は上方に向いており、また、
取付板部12の他方の面12Bをフレーム21の下側取
付面21Aに当接させた状態で、取付板部12の取付孔
14にボルト部材16を貫通させてフレーム21のナッ
ト部材10の雌螺子孔に螺合させることによりフレーム
21に支持されている。この時、L字型ブラケット8の
取付板部12の他方の面12Bに突出した突起部14
B,14Bは、フレーム21の下蟻溝22の開口壁面2
2A,22A(図には1箇所のみ図示)に嵌合し、且
つ、軸支持用板部11の根元部分のガイド面15Bが、
フレーム21の側面2Bに面接触し、L字型ブラケット
8のボルト部材16周りの回転が防止されている。な
お、L字型ブラケット8の取付孔14の中心から軸支持
用板部11までの距離は、下蟻溝22の開口壁面22
A,22Aの中心線からフレーム2の側面2Bまでの距
離より大きくなっている。
【0025】以上の如き構成によれば、L字型ブラケッ
ト8の取付板部12の取付孔14にボルト部材16が貫
通されてフレーム2,21の下蟻溝4,22内に配置し
たナット部材10に螺合されるが、L字型ブラケット8
の取付板部12の両面に形成された突起部14A,14
A,14B,14Bをフレーム2,21の下蟻溝4,2
2に係合した状態で取付板部12をフレーム2,21の
下側取付面2A,21Aに取り付けたので、取付板部1
2の突起部14A,14A,14B,14Bがフレーム
2,21の下蟻溝4,22の開口壁面4A,4A,22
A,22Aに当接することにより、L字型ブラケット8
の回転を阻止することができる。
ト8の取付板部12の取付孔14にボルト部材16が貫
通されてフレーム2,21の下蟻溝4,22内に配置し
たナット部材10に螺合されるが、L字型ブラケット8
の取付板部12の両面に形成された突起部14A,14
A,14B,14Bをフレーム2,21の下蟻溝4,2
2に係合した状態で取付板部12をフレーム2,21の
下側取付面2A,21Aに取り付けたので、取付板部1
2の突起部14A,14A,14B,14Bがフレーム
2,21の下蟻溝4,22の開口壁面4A,4A,22
A,22Aに当接することにより、L字型ブラケット8
の回転を阻止することができる。
【0026】従って、2本のボルト部材をフレームの蟻
溝内に配置した2つのナット部材にそれぞれ螺子止めし
てローラ用ブラケットをフレームに支持していた従来例
に比して、特に、ナット部材10を取付板部12の1つ
の取付孔14に合致した位置で下蟻溝4,22内に配置
すれば良いので、ナット部材10のセット作業が簡単
で、ひいては、ボルト部材16の螺子止め作業を簡単に
し、L字型ブラケット8をフレーム2,21に簡単に取
り付けることができる。
溝内に配置した2つのナット部材にそれぞれ螺子止めし
てローラ用ブラケットをフレームに支持していた従来例
に比して、特に、ナット部材10を取付板部12の1つ
の取付孔14に合致した位置で下蟻溝4,22内に配置
すれば良いので、ナット部材10のセット作業が簡単
で、ひいては、ボルト部材16の螺子止め作業を簡単に
し、L字型ブラケット8をフレーム2,21に簡単に取
り付けることができる。
【0027】また、L字型ブラケット8のフレーム2,
21に対する取り付け・取り外しが容易なので、該L字
型ブラケット8を反転してフレーム2,21に上向き,
下向きいずれの方向にも取り付けることにより、容易
に、L字型ブラケット8の支持孔13の位置を変更し、
例えば、種々の断面寸法のフレームに対応させることが
できる。
21に対する取り付け・取り外しが容易なので、該L字
型ブラケット8を反転してフレーム2,21に上向き,
下向きいずれの方向にも取り付けることにより、容易
に、L字型ブラケット8の支持孔13の位置を変更し、
例えば、種々の断面寸法のフレームに対応させることが
できる。
【0028】なお、本実施例においては、フレーム2の
途中部分に設けたリターンローラ9を挙げて説明してい
るが、これに限定されることなく、キャリヤローラにも
適用することができる。
途中部分に設けたリターンローラ9を挙げて説明してい
るが、これに限定されることなく、キャリヤローラにも
適用することができる。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案によれば、ローラ用ブラケットの取付板部の取付孔に
ボルト部材が貫通されてフレームの蟻溝内に配置したナ
ット部材に螺合されるが、ローラ用ブラケットの取付板
部に、一対の突起部が取付孔の両側に長手方向に沿って
形成され、突起部の幅寸法は蟻溝の幅と略同じになって
いるので、取付板部の突起部がフレームの蟻溝の開口壁
面に当接することにより、ローラ用ブラケットの回転を
阻止することができる。 従って、2本のボルト部材をフ
レームの蟻溝内に配置した2つのナット部材にそれぞれ
螺子止めしてローラ用ブラケットをフレームに支持して
いた従来例に比して、ボルト部材の螺子止め作業を簡単
にし、ローラ用ブラケットをフレームに簡単に取り付け
できる効果を奏する。 また、ローラ用ブラケットの取付
孔の中心から軸支持用板部までの距離は、前記蟻溝の中
心線から前記フレームの側面までの距離より大きく、ロ
ーラ用ブラケ ットの取付板部の両面に、一対の突起部が
形成されているので、該ローラ用ブラケットを反転し
て、フレームに上向き,下向きいずれの方向にも取り付
けることができる。 請求項2記載の考案によれば、ロー
ラ用ブラケットの軸支持用板部の根元部分には、フレー
ムの側面に接触するガイド面が取付板部の両面に対して
上方及び下方に向けてそれぞれ突出しているので、ロー
ラ用ブラケットの回転を阻止することができる。
案によれば、ローラ用ブラケットの取付板部の取付孔に
ボルト部材が貫通されてフレームの蟻溝内に配置したナ
ット部材に螺合されるが、ローラ用ブラケットの取付板
部に、一対の突起部が取付孔の両側に長手方向に沿って
形成され、突起部の幅寸法は蟻溝の幅と略同じになって
いるので、取付板部の突起部がフレームの蟻溝の開口壁
面に当接することにより、ローラ用ブラケットの回転を
阻止することができる。 従って、2本のボルト部材をフ
レームの蟻溝内に配置した2つのナット部材にそれぞれ
螺子止めしてローラ用ブラケットをフレームに支持して
いた従来例に比して、ボルト部材の螺子止め作業を簡単
にし、ローラ用ブラケットをフレームに簡単に取り付け
できる効果を奏する。 また、ローラ用ブラケットの取付
孔の中心から軸支持用板部までの距離は、前記蟻溝の中
心線から前記フレームの側面までの距離より大きく、ロ
ーラ用ブラケ ットの取付板部の両面に、一対の突起部が
形成されているので、該ローラ用ブラケットを反転し
て、フレームに上向き,下向きいずれの方向にも取り付
けることができる。 請求項2記載の考案によれば、ロー
ラ用ブラケットの軸支持用板部の根元部分には、フレー
ムの側面に接触するガイド面が取付板部の両面に対して
上方及び下方に向けてそれぞれ突出しているので、ロー
ラ用ブラケットの回転を阻止することができる。
【図1】本考案の実施例に係わるローラ用ブラケット支
持構造を示す側面図である。
持構造を示す側面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1のL字型ブラケットの斜視図である。
【図4】図3のL字型ブラケットを反転した状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本実施例に係わるローラ用ブラケット支持構造
の他の実施態様を示す断面図である。
の他の実施態様を示す断面図である。
【図6】従来におけるベルトコンベヤのフレームに取り
付けられるL字型ブラケットの斜視図である。
付けられるL字型ブラケットの斜視図である。
【図7】同ベルトコンベヤを示す側面図である。
【図8】同ベルトコンベヤのローラ用ブラケット支持構
造の断面図である。
造の断面図である。
1 ベルトコンベヤ 2 フレーム 2A 下側取付面 4 下蟻溝 8 L字型ブラケット(ローラ用ブラケット) 9 リターンローラ 10 ナット部材 11 軸支持用板部 12 取付板部 12A 一方の面 12B 他方の面 13 支持孔 14 取付孔 14A 突起部 14B 突起部 16 ボルト部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 21/06 B65G 39/12 F16B 37/04
Claims (2)
- 【請求項1】 フレームの取付面に長手方向に沿って蟻
溝を形成し、 取付孔を有する取付板部と支持孔を有する軸支持用板部
を直交させたローラ用ブラケットを、取付板部の取付孔
にボルト部材を貫通させてフレームの蟻溝内に配置した
ナット部材に螺合させることにより、フレームの途中の
取付面に支持してなるローラ用ブラケット支持構造にお
いて、 前記ローラ用ブラケットの取付板部の両面に、蟻溝の幅
と略同じ幅寸法の一対の突起部が取付孔の両側に長手方
向に沿ってそれぞれ形成され、 この一対の突起部をフレームの蟻溝に係合した状態で、
前記取付板部がフレームの取付面に取り付けられ、 前記ローラ用ブラケットの取付孔の中心から軸支持用板
部までの距離は、前記蟻溝の中心線から前記フレームの
側面までの距離より大きいことを特徴とするローラ用ブ
ラケット支持構造。 - 【請求項2】 前記軸支持用板部の根元部分には、フレ
ームの側面に接触するガイド面が取付板部の両面に対し
て上方及び下方に向けてそれぞれ突出していることを特
徴とする請求項1記載のローラ用ブラケット支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992055737U JP2600355Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ローラ用ブラケット支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992055737U JP2600355Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ローラ用ブラケット支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618320U JPH0618320U (ja) | 1994-03-08 |
JP2600355Y2 true JP2600355Y2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13007173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992055737U Expired - Fee Related JP2600355Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ローラ用ブラケット支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600355Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5617218U (ja) * | 1979-07-19 | 1981-02-14 | ||
JPS63107316U (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-11 |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP1992055737U patent/JP2600355Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618320U (ja) | 1994-03-08 |
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