JP2600318B2 - 双ロール連鋳機のロール面形状の修正制御方法 - Google Patents

双ロール連鋳機のロール面形状の修正制御方法

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JP2600318B2 JP63202640A JP20264088A JP2600318B2 JP 2600318 B2 JP2600318 B2 JP 2600318B2 JP 63202640 A JP63202640 A JP 63202640A JP 20264088 A JP20264088 A JP 20264088A JP 2600318 B2 JP2600318 B2 JP 2600318B2
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淳 平田
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱負荷によるロール面の変形を修正するよ
うにした双ロール連鋳機のロール面形状の修正制御方法
に関する。
[従来の技術] 双ロール連鋳機は、特開昭59−137162号公報等に示さ
れるように所定の隙間を隔てて平行に配設された一対の
回転する冷却ロール間に、上方から溶融金属を供給して
溶融プールを形成しつつ、その溶融金属をロール間で急
冷固化及び圧延して下方から帯状の金属薄板を製造排出
するようになっている。
そして、この双ロール連鋳機のロールは、熱負荷によ
りロール面が凸状に変形することを考慮して予め凹面状
に形成され、稼働時には丁度ロール面が平坦になって金
属薄板を均一厚さで製造できるようになされている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる双ロール連鋳機においては、ロ
ール面が過度の熱負荷により必要以上に変形したり、逆
に必要な熱負荷が与えられずにロール面が変形不足とな
り、従って金属薄板を均一の厚さで製造することが難し
いという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、金属薄
板の厚さを均一に維持することができる双ロール連鋳機
のロール修正制御方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、回転する冷却双
ロール間上に溶融金属を供給して溶融プールを形成しつ
つ固化圧延して帯状の金属薄板を製造する双ロール連鋳
機のロール面形状の修正制御方法において、上記ロール
のロール面の形状を検出し、そのロール面が平坦になる
ように該ロール面の形状の凹凸に比例して溶融プールの
湯面の高さと上記ロールの回転速度を増減するようにし
たものである。
[作用] ロール面が過度の熱負荷により凸状に変形した場合に
は、その変形量に比例して溶融プールの湯面の高さとロ
ールの回転速度が減少される。これにより、ロールの冷
却時間が増えると共に溶融金属の凝固量が減るので、ロ
ールへの熱負荷が減少し、ロール面が平坦に修正され
る。
逆に、必要な熱負荷が与えられず、ロール面が凹状で
ある場合には、溶融プールの湯面の高さとロールの回転
速度が増加される。これにより、ロールの冷却時間が減
ると共に溶融金属の凝固量が増えるので、ロールへの熱
負荷が増加し、ロール面が平坦に修正される。
このようにして、製造される金属薄板の厚さが均一に
維持されることになる。
なお、ロール面の形状の検出は、直接的でもよく、或
いは金属薄板の形状により間接的に検出するようにして
もよい。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
図示するように双ロール連鋳機1は、所定の隙間を隔
てて平行に配設された一対の回転ロール2,3を備え、両
ロール2,3は内部の図示しない冷却手段により冷却され
ると共にモータ4によって矢印方向に回転駆動されるよ
うに構成されている。
ロール2,3間の上方にはロール2,3間に溶融金属5を供
給して溶融プール6を形成するためのタンディッシュ7
が配置され、このタンディッシュ7にはその底部注湯口
の開度を調節する弁体8がシリンダ9により昇降自在に
設けられている。弁体8を上昇させると、注湯口の開度
が大きくなって溶融金属の注湯量が増加して溶融プール
6の高さが増加し、逆に弁体8を下降させると、注湯口
の開度が小さくなって注湯量が減少して溶融プール6の
高さが減少することになる。
ロール2,3の両端部にはロール2,3間に溶融金属を貯留
して溶融プール6を形成するためのサイド堰10が配置さ
れ、溶融プール6の溶融金属がロール2,3間で急冷固化
(凝固)されると共に圧延されて下方から帯状の金属薄
板11が製造排出されるようになっている。
そして、かかる双ロール連鋳機1において、ロール面
2a,3aを平坦にするために、ロール面2a,3aの形状を検出
し、その形状の凹凸に比例して溶融プール6の湯面の高
さとロール2,3の回転速度を増減制御する。このような
制御を行うため、ロール2,3の近傍にはロール面2a,3aの
形状を検出する変位センサ12が配設され、その検出信号
がコントローラ13に入力され、コントローラ13はロール
面2a,3aの凹凸の変位量に比例して溶融プール6の湯面
の高さとロール2,3の回転速度を増減制御するようにな
っている。溶融プール2,3の湯面の高さを制御するため
に、湯面の高さをレベルセンサ,テレビカメラ等からな
るセンサ14により検出し、その検出値H-とコントローラ
13からの指令値Hとを比較部15で比較してH->Hならば
弁体8を下げ、H-<Hならば弁体8を上げるように調節
部16がシリンダ9を制御するようになっている。また、
ロール2,3の回転速度を制御するために、モータ4には
速度センサ17が設けられ、その検出値N-とコントローラ
13からの指令値Nとを比較部18で比較してN->Nならば
モータ4の回転速度を下げ、N-<Nならばモータ4の回
転速度を上げるように調節部19がモータ4を制御するよ
うになっている。なお、H/N=一定である。
次に実施例の作用を述べる。
ロール面2a,3aが過度の熱負荷により凸状に変形した
場合には、その変形量に比例して溶融プール6の湯面の
高さとロール2,3の回転速度が減少される。これによ
り、ロール2,3の冷却時間が増えると共に溶融金属の凝
固量が減るので、ロール2,3への熱負荷が減少し、ロー
ル面2a,3aが平坦に修正される。
逆に、必要な熱負荷が与えられず、ロール面2a,3aが
凹状である場合には、溶融プール6の湯面の高さとロー
ル2,3の回転速度が増加される。これにより、ロール2,3
の冷却時間が減ると共に溶融金属の凝固量が増えるの
で、ロール2,3への熱負荷が増加し、ロール面2a,3aが平
坦に修正される。このようにして、製造される金属薄板
11の厚さtが均一に維持されることになる。
なお、ロール面2a,3aの形状の検出は、実施例では直
接的としたが、金属薄板11の形状をセンサ20により検出
することによりロール面2a,3aの形状を間接的に検出す
るようにしてもよい。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば、ロールのロール面の形
状を検出し、その形状の凹凸に比例して溶融プールの湯
面の高さとロールの回転速度を増減制御して、ロール面
が平坦になるようにしたので、製造される金属薄板の厚
さを常に均一に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の双ロール連鋳機のロール修正制御方法を実
施するための系統図である。 図中、2,3はロール、2a,3aはロール面、6は溶融プー
ル、11は金属薄板である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する冷却双ロール間上に溶融金属を供
    給して溶融プールを形成しつつ固化圧延して帯状の金属
    薄板を製造する双ロール連鋳機のロール面形状の修正制
    御方法において、上記ロールのロール面の形状を検出
    し、そのロール面が平坦になるように該ロール面の形状
    の凹凸に比例して溶融プールの湯面の高さと上記ロール
    の回転速度を増減するようにしたことを特徴とする双ロ
    ール連鋳機のロール面形状の修正制御方法。
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