JP2600228Y2 - クローラ用ブリッジ - Google Patents

クローラ用ブリッジ

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JP2600228Y2
JP2600228Y2 JP1991113326U JP11332691U JP2600228Y2 JP 2600228 Y2 JP2600228 Y2 JP 2600228Y2 JP 1991113326 U JP1991113326 U JP 1991113326U JP 11332691 U JP11332691 U JP 11332691U JP 2600228 Y2 JP2600228 Y2 JP 2600228Y2
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bridge
crawler
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tapered
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JPH0554445U (ja
Inventor
隆 内山
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株式会社 内山商会
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  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトラクター,コンバイン
等の農耕機、建設機械及び産業用機械等のうちクローラ
を有する機械用のブリッジに関し、特にゴム製及び鋼製
のいずれのクローラにも兼用できるものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来上
記のクローラを有するトラクター等をトラックで運搬す
る際には、トラックの荷台に互いにクローラの幅だけ離
して2本のブリッジを地面との間に載架することによ
り、このブリッジを利用してトラクター等を荷台に積み
込んだり、積み降ろしたりしている。
【0003】上記ブリッジとしては、例えばゴム製のク
ローラを有する機械に対しては、通常Al又はAl合金
からなり相対向した長尺のフレームと、これらフレーム
を連結するステップ板を長手方向に隔設してなる構造の
ものを用いる。そしてこのステップ板上をクローラが滑
らずに確実に走行できるようにするために、ステップ板
に突起を立設してある。しかしながら鋼製のクローラの
場合は、このようなブリッジではステップ板の突起はク
ローラにより潰されてしまうため、ステップ板上にさら
に長手方向に連続した木製の板を設置したブリッジを用
いていた。または鉄製の堅牢なブリッジを使用してい
た。
【0004】このように従来のクローラ用のブリッジと
しては、いずれも相対向した長尺のフレームとその間に
複数のステップ板を隔設した構造であり、両部材はそれ
ぞれ溶接で固定するので接合強度を低下させない慎重な
溶接が必要であり、さらに強度的な観点から上記部材は
複雑な形状となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はこれに鑑み種々
検討の結果、ゴム製及び鋼製のいずれのクローラにも使
用でき、しかも簡単な構造で、堅牢かつ安定性の優れた
ブリッジを提供するものである。
【0006】即ち本考案のクローラ用ブリッジは、長手
方向の内部が中空で側面の上下端に横方向に突出したリ
ブを形成し、且つ平坦な上面を有するAl又はAl合金
押出材の本体からなるブリッジにおいて、該本体の長手
方向の一端にAl又はAl合金押出材からなる係止部材
を溶接固定し、他端にAl又はAl合金押出材からなる
接地部材を溶接固定し、該本体上面に横方向のAl又は
Al合金押出材からなる突条をクローラの山と山とのピ
ッチに対応して長手方向に隔設したことを特徴とするも
のである。
【0007】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。本考
案ブリッジの一例を図1に示す。図1において(3) は図
2に示すように内部に矩形の空洞(1) を長手方向に形成
し、上面及び下面がフラットで、側面には上記上下面の
左右端を突出してリブ(2) を長手方向に形成したAl合
金押し出し成形材からなるブリッジ本体(3) である。そ
して本考案のブリッジは該ブリッジ本体(3) と、そのフ
ラットな上面に横方向に溶接固定したAl合金製のL型
材からなるステップ(4) と、さらに上記ブリッジ本体
(3) の長手方向の上端に接合したトラック荷台への係止
部材(5) と、長手方向の下端に接合した接地部材(6) と
からなる。このようにブリッジ本体(3) の両側面にリブ
(2) を突出させて、ブリッジ本体(3) の強度を上げ、変
形しずらくしたものである。
【0008】上記係止部材(5) は図3に示すように、断
面形状が上面はフラットで先端に係止片(7) を有し、他
端はブリッジ本体(3) の上端に嵌合するコ字状の嵌合部
(8)から構成されたAl合金製押出材からなり、ブリッ
ジ本体(3) の上端と上記嵌合部(8) とを溶接して両者を
一体としている。
【0009】また上記接地部材(6) は図4に示すよう
に、断面形状が先端は閉じて地面に接した際にブリッジ
の段差をなくす尖端部(9) と、他端は開いてブリッジ本
体(3)の下端にテーパー状に嵌合する傾斜嵌合部(10)か
ら構成されたAl合金製押出材からなり、ブリッジ本体
(3) の下端と上記傾斜嵌合部(10)とを溶接して両者を一
体としている。
【0010】このようにブリッジの上端をトラック等の
荷台に係止した際に下端部の接地面が広くとれるよう
に、ブリッジ本体(3) の下端部は斜めに切断してある。
このため接地部材(6) の傾斜嵌合部(10)はテーパー形状
とした。そして上記切断部分には側面板(11)を溶接して
強度をアップさせている。また該側面板(11)には切り込
み(12)を設けてあり、この切り込み(12)を用いれば、該
ブリッジはAl製で軽量であるから、作業者が腕の力で
容易にずらしたりできるので、ブリッジ下端の位置決め
が極めて容易に行える。
【0011】また上記ステップ(4) はAl合金製L型材
で製作してある。これはクローラの爪が容易にかむこと
ができるように三角形の山形を形成するためである。従
ってL型材ばかりでなく三角形の中実の棒材であっても
よく、あるいは他の角材であってもよい。
【0012】また本実施例ではステップ(4) の間隔を、
図5及び図6に示すように鋼製クローラ(13)及びゴム製
クローラ(14)の2山分の長さに一致させた。さらにゴム
製クローラの場合はブリッジの谷の部分が該クローラの
接面となるような構造としたので、安全性確実性がより
向上した。
【0013】
【考案の効果】このような本考案のブリッジは軽量,高
強度で、且つ安価に製作できる利点がある。またゴム製
及び鋼製いずれのクローラであっても、ブリッジ上を走
行する際にクローラの爪は確実に突条を捉えられるので
滑りが発生することがないので安全で、さらに山型の突
条は強度的に堅牢であるため鋼製クローラによっても潰
されることはなく連続使用に耐えるものである。また本
考案のブリッジ上面の突条と突条との間は横方向には平
坦であるので、クローラに付着していた泥やゴミ等がブ
リッジ上に落下しても容易に除去できる利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ブリッジの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1におけるAA線断面図である。
【図3】本考案ブリッジを構成する係止部材の側面図で
ある。
【図4】本考案ブリッジを構成する接地部材の側面図で
ある。
【図5】本考案ブリッジと鋼製クローラとの関係を説明
する説明図である。
【図6】本考案ブリッジとゴム製クローラとの関係を説
明する説明図である。
【符号の説明】
1 空洞 2 リブ 3 ブリッジ本体 4 ステップ 5 係止部材 6 接地部材 7 係止片 8 嵌合部 9 尖端部 10 傾斜嵌合部 11 側面板 12 切り込み 13 鋼製クローラ 14 ゴム製クローラ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面の長手方向に複数個隔設した横方向
    に突条を有するAlまたはAl合金製押出材のブリッジ
    において、該ブリッジの本体が内部の長手方向に空洞を
    有し、その上面は平坦で左右側面の上下端縁を外側に突
    出して一体に形成したリブを有し、かつ上記本体の長手
    方向の上端には係止部材を嵌合溶接し、該本体の長手方
    向の下端部は斜めに切断して下端部の接地面を広くした
    テーパー形状とし、このテーパー先端に、嵌合のための
    傾斜嵌合部とその先端側の断面形状が先端は閉じて地面
    に接した際にブリッジの段差をなくす尖端部とからなる
    接地部材をテーパー嵌合、溶接し、ブリッジ接地面が本
    体のテーパー接地面と接地部材の接地面とから形成され
    ることを特徴とするクローラ用ブリッジ。
  2. 【請求項2】 ブリッジ本体の長手方向下端部のテーパ
    ー形状部の側面に、ブリッジ下端の位置決め作業用の切
    り込みを有する側面板を溶接補強した請求項1記載のク
    ローラ用ブリッジ。
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JPH0554445U JPH0554445U (ja) 1993-07-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51152835U (ja) * 1975-05-30 1976-12-06
JPS5462284U (ja) * 1977-10-08 1979-05-01

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