JPH0554445U - Al押出材からなるクローラ用ブリッジ - Google Patents

Al押出材からなるクローラ用ブリッジ

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JPH0554445U
JPH0554445U JP11332691U JP11332691U JPH0554445U JP H0554445 U JPH0554445 U JP H0554445U JP 11332691 U JP11332691 U JP 11332691U JP 11332691 U JP11332691 U JP 11332691U JP H0554445 U JPH0554445 U JP H0554445U
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隆 内山
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株式会社内山商会
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム製及び鋼製のいずれのクローラを使用し
た農耕機,建設機械,産業用機械であっても、安全且つ
確実にトラックの荷台等に積込みや積み降ろしを可能に
する軽量且つ高強度のブリッジを提供する。 【構成】 内部の長手方向に空洞(1) を有して少なくと
も上面が平坦で左右側面の上下端は外側に突出してリブ
(2) を一体に形成したAl又はAl合金製押出材(3)
の、上記上面に横方向の突条(4) を長手方向に複数隔設
したAl押出材からなるクローラ用ブリッジ。さらに複
数の突条をクローラの山と山のピッチに対応して設けた
もの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトラクター,コンバイン等の農耕機、建設機械及び産業用機械等のう ちクローラを有する機械用のブリッジに関し、特にゴム製及び鋼製のいずれのク ローラにも兼用できるものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来上記のクローラを有するトラクター等をトラックで運搬する際には、トラ ックの荷台に互いにクローラの幅だけ離して2本のブリッジを地面との間に載架 することにより、このブリッジを利用してトラクター等を荷台に積み込んだり、 積み降ろしたりしている。
【0003】 上記ブリッジとしては、例えばゴム製のクローラを有する機械に対しては、通 常Al又はAl合金からなり相対向した長尺のフレームと、これらフレームを連 結するステップ板を長手方向に隔設してなる構造のものを用いる。そしてこのス テップ板上をクローラが滑らずに確実に走行できるようにするために、ステップ 板に突起を立設してある。しかしながら鋼製のクローラの場合は、このようなブ リッジではステップ板の突起はクローラにより潰されてしまうため、ステップ板 上にさらに長手方向に連続した木製の板を設置したブリッジを用いていた。また は鉄製の堅牢なブリッジを使用していた。
【0004】 このように従来のクローラ用のブリッジとしては、いずれも相対向した長尺の フレームとその間に複数のステップ板を隔設した構造であり、両部材はそれぞれ 溶接で固定するので接合強度を低下させない慎重な溶接が必要であり、さらに強 度的な観点から上記部材は複雑な形状となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこれに鑑み種々検討の結果、ゴム製及び鋼製のいずれのクローラにも 使用でき、しかも簡単な構造で、堅牢かつ安定性の優れたブリッジを提供するも のである。
【0006】 即ち本考案は、内部の長手方向に空洞を有して少なくとも上面が平坦で左右側 面の上下端は外側に突出してリブを一体に形成したAl又はAl合金製押出材の 、上記上面に横方向の突条を長手方向に複数隔設したことを特徴とするものであ り、複数の突条をクローラの山と山のピッチに対応して設けるのは有効である。
【0007】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 本考案ブリッジの一例を図1に示す。図1において(3) は図2に示すように内 部に矩形の空洞(1) を長手方向に形成し、上面及び下面がフラットで、側面には 上記上下面の左右端を突出してリブ(2) を長手方向に形成したAl合金押し出し 成形材からなるブリッジ本体(3) である。そして本考案のブリッジは該ブリッジ 本体(3) と、そのフラットな上面に横方向に溶接固定したAl合金製のL型材か らなるステップ(4) と、さらに上記ブリッジ本体(3) の長手方向の上端に接合し たトラック荷台への係止部材(5) と、長手方向の下端に接合した接地部材(6) と からなる。 このようにブリッジ本体(3) の両側面にリブ(2) を突出させて、ブリッジ本体 (3) の強度を上げ、変形しずらくしたものである。
【0008】 上記係止部材(5) は図3に示すように、断面形状が上面はフラットで先端に係 止片(7) を有し、他端はブリッジ本体(3) の上端に嵌合するコ字状の嵌合部(8) から構成されたAl合金製押出材からなり、ブリッジ本体(3) の上端と上記嵌合 部(8) とを溶接して両者を一体としている。
【0009】 また上記接地部材(6) は図4に示すように、断面形状が先端は閉じて地面に接 した際にブリッジの段差をなくす尖端部(9) と、他端は開いてブリッジ本体(3) の下端にテーパー状に嵌合する傾斜嵌合部(10)から構成されたAl合金製押出材 からなり、ブリッジ本体(3) の下端と上記傾斜嵌合部(10)とを溶接して両者を一 体としている。
【0010】 このようにブリッジの上端をトラック等の荷台に係止した際に下端部の接地面 が広くとれるように、ブリッジ本体(3) の下端部は斜めに切断してある。このた め接地部材(6) の傾斜嵌合部(10)はテーパー形状とした。 そして上記切断部分には側面板(11)を溶接して強度をアップさせている。また 該側面板(11)には切り込み(12)を設けてあり、この切り込み(12)を用いれば、該 ブリッジはAl製で軽量であるから、作業者が腕の力で容易にずらしたりできる ので、ブリッジ下端の位置決めが極めて容易に行える。
【0011】 また上記ステップ(4) はAl合金製L型材で製作してある。これはクローラの 爪が容易にかむことができるように三角形の山形を形成するためである。従って L型材ばかりでなく三角形の中実の棒材であってもよく、あるいは他の角材であ ってもよい。
【0012】 また本実施例ではステップ(4) の間隔を、図5及び図6に示すように鋼製クロ ーラ(13)及びゴム製クローラ(14)の2山分の長さに一致させた。さらにゴム製ク ローラの場合はブリッジの谷の部分が該クローラの接面となるような構造とした ので、安全性確実性がより向上した。
【0013】
【考案の効果】
このような本考案のブリッジは軽量,高強度で、且つ安価に製作できる利点が ある。またゴム製及び鋼製いずれのクローラであっても、ブリッジ上を走行する 際にクローラの爪は確実に突条を捉えられるので滑りが発生することがないので 安全で、さらに山型の突条は強度的に堅牢であるため鋼製クローラによっても潰 されることはなく連続使用に耐えるものである。 また本考案のブリッジ上面の突条と突条との間は横方向には平坦であるので、 クローラに付着していた泥やゴミ等がブリッジ上に落下しても容易に除去できる 利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ブリッジの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1におけるAA線断面図である。
【図3】本考案ブリッジを構成する係止部材の側面図で
ある。
【図4】本考案ブリッジを構成する接地部材の側面図で
ある。
【図5】本考案ブリッジと鋼製クローラとの関係を説明
する説明図である。
【図6】本考案ブリッジとゴム製クローラとの関係を説
明する説明図である。
【符号の説明】
1 空洞 2 リブ 3 ブリッジ本体 4 ステップ 5 係止部材 6 接地部材 7 係止片 8 嵌合部 9 尖端部 10 傾斜嵌合部 11 側面板 12 切り込み 13 鋼製クローラ 14 ゴム製クローラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部の長手方向に空洞を有して少なくと
    も上面が平坦で左右側面の上下端は外側に突出してリブ
    を一体に形成したAl又はAl合金製押出材の、上記上
    面に横方向の突条を長手方向に複数隔設したことを特徴
    とするAl押出材からなるクローラ用ブリッジ。
  2. 【請求項2】 複数の突条をクローラの山と山のピッチ
    に対応して設けた請求項1記載のクローラ用ブリッジ。
JP1991113326U 1991-12-26 1991-12-26 クローラ用ブリッジ Expired - Lifetime JP2600228Y2 (ja)

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JP1991113326U JP2600228Y2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 クローラ用ブリッジ

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JPH0554445U true JPH0554445U (ja) 1993-07-20
JP2600228Y2 JP2600228Y2 (ja) 1999-10-04

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51152835U (ja) * 1975-05-30 1976-12-06
JPS5462284U (ja) * 1977-10-08 1979-05-01

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51152835U (ja) * 1975-05-30 1976-12-06
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JP2600228Y2 (ja) 1999-10-04

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