JPH0619760Y2 - 折り畳み自在物用端具 - Google Patents

折り畳み自在物用端具

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JPH0619760Y2
JPH0619760Y2 JP1989114043U JP11404389U JPH0619760Y2 JP H0619760 Y2 JPH0619760 Y2 JP H0619760Y2 JP 1989114043 U JP1989114043 U JP 1989114043U JP 11404389 U JP11404389 U JP 11404389U JP H0619760 Y2 JPH0619760 Y2 JP H0619760Y2
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foldable
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JP1989114043U
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JPH0354598U (ja
Inventor
吉弘 長谷川
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長谷川工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、折り畳み自在梯子、脚立兼用梯子などのよ
うな折り畳み自在物の端部に取付けられる折り畳み自在
物用端具に関する。
従来の技術および考案の課題 たとえば脚立兼用梯子は回転自在に連結された1対の脚
を備えており、各脚は、1対の支柱と、これらを連結す
る複数の踏桟とから構成されている。また、各脚の支柱
の端部には、たとえば軟質PVC(ポリ塩化ビニル)な
どの弾性体製の端具がはめ被せられて固定されている。
このような脚立兼用梯子の場合、搬送あるいは保管時に
脚を閉じて折り畳んだ際、脚が揃わず食い違いを生じ、
脚あるいはその連結部分を損傷したりすることがある。
このため、脚が閉じたときに対向する側壁に互いにかみ
合う凹凸が形成された端具が提案されている(実公昭6
0−3279号参照)。
ところで、近年、とくに安全上の見地から、踏桟の幅を
広くする必要のある場合が多くなっている。踏桟の幅が
広くなると、脚が閉じたときにその間隔が広くなり、従
来の端具では、凹凸がかみ合わず、食い違い防止の効果
が発揮されない。
脚の間隔が広くなっても端具の凹凸がかみ合うようにす
るには、凹凸が形成された側壁を脚より突出させるよう
にすればよいが、弾性体製の端具は比較的弾性変形しや
すく、凹凸がかみ合っても、やはり食い違い防止の効果
が十分に発揮されない。
折り畳み自在梯子やその他の折り畳み自在物の場合に
も、同様の問題がある。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、折り畳み自在
物を閉じたときの間隔が大きくても十分に食い違い防止
の効果が発揮される折り畳み自在物用端具を提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 この考案による折り畳み自在物用端具は、 折り畳み自在物の端部に取付けられる弾性体製の端具で
あって、折り畳み自在物が閉じたときにかみ合う凹凸が
側壁に形成されているものにおいて、 上記凹凸が形成された側壁の内部に、凹凸の外形に沿う
ように硬質合成樹脂が充填され、凹部の底の部分の折り
畳み自在物の側面からの突出量が、凹凸が形成されてい
ない側壁の外面の折り畳み自在物の側面からの突出量よ
り大きくなっていることを特徴とするものである。
作用 凹凸が形成された側壁の内部に、凹凸の外形に沿うよう
に硬質合成樹脂が充填されているので、凹部の底の部分
の折り畳み自在物の側面からの突出量を凹凸が形成され
ていない側壁の外面の折り畳み自在物の側面からの突出
量より大きくすることができ、しかも凹凸が形成された
側壁の剛性が高く、弾性変形が小さい。そして、凹部の
底の部分の折り畳み自在物の側面からの突出量が凹凸が
形成されていない側壁の外面の折り畳み自在物の側面か
らの突出量より大きくなっているので、折り畳み自在物
を閉じたときの間隔が大きくても凹凸が確実にかみ合
い、凹凸が形成された側壁の弾性変形が小さいので、折
り畳み自在物の食い違いが確実に防止される。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説明する。
第1図は、脚立兼用梯子の一部を示す。なお、以下の説
明において、上下左右は第1図についていうものとす
る。また、同図の紙面表側を前、裏側を後とする。
梯子は、開閉自在に連結された左右1対の脚(1)(2)を備
えている。第1図は脚(1)(2)が閉じた状態を示してお
り、図示は省略したが、これらの脚(1)(2)の上端部同志
が前後方向の軸を中心に回転ししうるように連結されて
いる。各脚(1)(2)は、前後1対の支柱(3)(4)と、これら
を連結する上下複数の踏桟(5)(6)とからなり、左側の第
1脚(1)の各支柱(3)の下端部には第1端具(7)が、右側
の第2脚(2)の各支柱(4)の下端部には第2端具(8)がそ
れぞれ取付けられている。支柱(3)(4)および端具(7)(8)
は前後に2つずつ設けられるが、第1図には前側の1つ
だけを示している。
支柱(3)(4)および踏桟(5)(6)は、たとえば、アルミニウ
ム合金の押出型材製である。各脚(1)(2)の支柱(3)(4)は
みぞ形状をなし、みぞ部が対向するように前後に配置さ
れている。踏桟(5)(6)は断面台形の中空パイプ状に形成
され、その両端部が支柱(3)(4)のウェブ(3a)(4a)の間に
はめられて、リベット(図示略)などにより固定されて
いる。第1脚(1)の踏桟(5)の上壁(5a)は、支柱(3)の右
側のウェブ(3a)より右側に張り出している。第2脚(2)
の踏桟(6)の上壁(6a)も、支柱(4)の左側のウェブ(4a)よ
り左側に張り出している。
第2図〜第5図は第1および第2端具(7)(8)の詳細を、
第6図および第7図は第1端具(7)の詳細を示す。
端具(7)(8)は上面が開口した中空の傾斜四角柱状をな
し、その中空部(11)(12)に支柱(3)(4)の下端部がはめ入
れられる。端具(7)(8)の前側壁(13)(14)および後側壁(1
5)(16)の外面の中央上部に浅いみぞ(13a)(14a)(15a)(16
a)が形成され、前側壁(13)(14)のみぞ(13a)(14a)の中央
部にリベット穴(13b)(14b)が形成されている。そして、
この穴(13b)(14b)と支柱(3)(4)のフランジ(3b)(4b)に通
されたリベット(図示略)により端具(7)(8)が支柱(3)
(4)に固定されている。
端具(7)(8)の底壁(17)(18)内面のうち、支柱(3)(4)の下
端面が当たる外周寄りの一部は、他の部分より肉厚の厚
い厚肉部(17a)(18a)となっている。端具(7)(8)の底壁(1
7)(18)の中央部に穴(17b)(18b)が形成され、底壁(17)(1
8)の外面には前後複数の滑り止め用のみぞ(17c)(18c)が
形成されている。
第1端具(7)の右側壁(19)および左側壁(20)の内面に
は、支柱(3)のウェブ(3a)の外面形状に対応して上下方
向にのびる背の低い突条(19a)(20a)が形成されている。
第2端具(8)の左側壁(21)および右側壁(22)の内面に
も、同様の突条(21a)(22a)が形成されている。また、第
1端具(7)の左側壁(20)および第2端具(8)の右側壁(22)
の外面の中央上部に、浅いみぞ(20b)(22b)が形成されて
いる。
第1端具(7)の右側壁(19)の下部が右側に突出し、とく
にこの部分の肉厚が厚くなっている。この右側壁(19)の
下部外面は内面とほぼ平行で、上部外面は上にいくにつ
れて内面に接近するように傾斜状に形成されており、下
部外面の前後方向中央部に上下方向にのびる主凸部(19
b)が、その前後両側に上下方向にのびる副凹部(19c)が
形成されている。そして、主凸部(19b)が、副凹部(19c)
の前後両側の部分より少し右側に突出している。また、
右側壁(19)の内部に、硬質合成樹脂製の充填部材(23)が
凹凸の外形に沿うように充填され、これにより、右側壁
(19)における凹部(19c)の底の部分の支柱(3)の側面から
の突出量が、凹凸が形成されていない側壁(13)(15)(20)
の外面の同突出量より大きくなっている。
第2端具(8)の左側壁(21)の下部も、第1端具(7)の場合
と対称に、左側に突出し、とくにこの部分の肉厚が厚く
なっている。この左側壁(21)の下部外面の前後方向中央
部に上下方向にのびる主凹部(21b)が、その前後両側に
上下方向にのびる副凸部(21c)が形成されている。そし
て、主凹部(21b)が、副凸部(21c)の前後両側の部分より
少し右側に凹んでいる。また、左側壁(21)の内部に、た
とえば硬質PVC、ポリアミド樹脂などの硬質合成樹脂
製の充填部材(24)が凹凸の外形に沿うように充填され、
これにより、左側壁(21)における凹部(21b)の底の部分
の支柱(4)の側面からの突出量が、凹凸が形成されてい
ない側壁(14)(16)(22)の外面の同突出量より大きくなっ
ている。
端具(7)(8)の充填部材(23)(24)を除く部分は、たとえば
軟質PVCなどの弾性体で作られている。そして、ま
ず、充填部材(23)(24)を成形したのち、これを包むよう
に残りの部分を成形することにより、端具(7)(8)が形成
される。なお、充填部材(23)(24)は、側壁(19)(21)の大
部分を占めるように形成されるのが好ましい。
第1図のように脚(1)(2)が閉じた場合、第2図に鎖線で
示すように、第1端具(7)の主凸部(19b)と第2端具(8)
の主凹部(21b)がかみ合うとともに、第2端具(8)の副凸
部(21c)と第1端具(7)の副凹部(19c)がかみ合い、これ
によって脚(1)(2)の前後方向の食い違いが防止される。
踏桟(5)(6)の上壁(5a)(6a)が張り出しているので、脚
(1)(2)が閉じたときの間隔は比較的大きいが、第1端具
(7)の右側壁(19)と第2端具(8)の左側壁(21)が脚(1)(2)
の側面から互いに接近する方向に突出しており、これら
の側壁(19)(21)における凹部(19c)(21b)のそこの部分の
支柱(3)(4)の側面からの突出量が凹凸が形成されていな
い側壁(13)(15)(20)(14)(16)(22)の外面の同突出量より
大きくなっているので、これらの側壁(19)(21)の凹凸が
確実にかみ合う。そして、これらの側壁(19)(21)の突出
した部分の内部に硬質合成樹脂製の充填部材(23)(24)が
凹凸の外形に沿うように充填されているので、剛性が高
く、弾性変形が小さい。したがって、脚(1)(2)の食い違
いが確実に防止される。
この考案による端具は、脚立兼用梯子以外の折り畳み自
在物にももちろん適用できる。
考案の効果 この考案の端具によれば、上述のように、折り畳み自在
物を閉じたときの間隔が大きくても、凹凸を確実にかみ
合わせ、かつ弾性変形を小さくして、折り畳み自在物の
食い違いを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す脚立兼用梯子の1対の
端具の部分の正面図、第2図は同平面図、第3図は第2
図III-III線の断面図、第4図は第3図IV-IV線の断面
図、第5図は第4図V-V線の矢視図、第6図は第5図VI-
VI線の矢視図、第7図は第5図VII-VII線の断面図であ
る。 (1)(2)…脚、(3)(4)…支柱、(7)(8)…端具、(19)…側
壁、(19b)…主凸部、(19c)…副凹部、(21)…側壁、(21
b)…主凹部、(21c)…副凸部、(23)(24)…充填部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り畳み自在物の端部に取付けられる弾性
    体製の端具であって、折り畳み自在物が閉じたときにか
    み合う凹凸が側壁に形成されているものにおいて、 上記凹凸が形成された側壁の内部に、凹凸の外形に沿う
    ように硬質合成樹脂が充填され、凹部の底の部分の折り
    畳み自在物の側面からの突出量が、凹凸が形成されてい
    ない側壁の外面の折り畳み自在物の側面からの突出量よ
    り大きくなっていることを特徴とする折り畳み自在物用
    端具。
JP1989114043U 1989-09-28 1989-09-28 折り畳み自在物用端具 Expired - Lifetime JPH0619760Y2 (ja)

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