JP2603235Y2 - 取手付き蓄電池 - Google Patents
取手付き蓄電池Info
- Publication number
- JP2603235Y2 JP2603235Y2 JP3846493U JP3846493U JP2603235Y2 JP 2603235 Y2 JP2603235 Y2 JP 2603235Y2 JP 3846493 U JP3846493 U JP 3846493U JP 3846493 U JP3846493 U JP 3846493U JP 2603235 Y2 JP2603235 Y2 JP 2603235Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- storage battery
- hole
- lid
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は取手付き蓄電池に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用等に使用される蓄電池の中に
は、可搬性を考慮した、いわゆる取手付き蓄電池があ
る。このような物としては、例えば実開昭60−409
62、155170号等を揚げることができる。
は、可搬性を考慮した、いわゆる取手付き蓄電池があ
る。このような物としては、例えば実開昭60−409
62、155170号等を揚げることができる。
【0003】このような取手付き蓄電池は、蓋部に取手
嵌合部を設けた蓄電池に、別途形成した取手を嵌合する
こにより形成するのが一般的である。
嵌合部を設けた蓄電池に、別途形成した取手を嵌合する
こにより形成するのが一般的である。
【0004】取手と蓋との嵌合接続を簡単に行う方法に
ついては、突起を形成した蓋と孔を形成した取手とを嵌
合する方法や、切欠き孔を形成した蓋と棒状突起を形成
した取手とを嵌合する方法や、上面から側面への貫通孔
を形成した蓋と水平座を形成した取手とを嵌合する方法
などがあった。
ついては、突起を形成した蓋と孔を形成した取手とを嵌
合する方法や、切欠き孔を形成した蓋と棒状突起を形成
した取手とを嵌合する方法や、上面から側面への貫通孔
を形成した蓋と水平座を形成した取手とを嵌合する方法
などがあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
いずれの方法にも、蓋について、接続部として使用でき
るスペ−スが制限された場合には、接続の強度を保つこ
とが難しくなり、ささえることができる蓄電池の重量に
限界があるという問題があった。
いずれの方法にも、蓋について、接続部として使用でき
るスペ−スが制限された場合には、接続の強度を保つこ
とが難しくなり、ささえることができる蓄電池の重量に
限界があるという問題があった。
【0006】上記の方法の中では、上面から側面への貫
通孔を形成した蓋と水平座を形成した取手とを嵌合する
方法が比較的重い蓄電池をささえることができるが、蓋
の厚さなどの制約で、蓋の水平穴の天面を形成する樹脂
部の厚さや水平穴の奥行、取手の水平座の厚さや奥行な
どが制限される場合には,水平穴の幅を広くするか,貫
通孔を複数箇所設けることが必要であった。しかし、水
平穴の幅を広くすると、水平穴の天面を形成する樹脂部
に蓄電池の重さが加わり、この樹脂部が変形し、取手の
はずれが生じるという問題があった。また、貫通孔を複
数箇所設けると、取手の取付けに手間がかかるという問
題もあった。
通孔を形成した蓋と水平座を形成した取手とを嵌合する
方法が比較的重い蓄電池をささえることができるが、蓋
の厚さなどの制約で、蓋の水平穴の天面を形成する樹脂
部の厚さや水平穴の奥行、取手の水平座の厚さや奥行な
どが制限される場合には,水平穴の幅を広くするか,貫
通孔を複数箇所設けることが必要であった。しかし、水
平穴の幅を広くすると、水平穴の天面を形成する樹脂部
に蓄電池の重さが加わり、この樹脂部が変形し、取手の
はずれが生じるという問題があった。また、貫通孔を複
数箇所設けると、取手の取付けに手間がかかるという問
題もあった。
【0007】この考案は、上記のような課題を解決する
ために成されたものであり、その目的は、取手の装着が
容易で、かつ、重い蓄電池をささえることができる取手
付き蓄電池を提供することである。
ために成されたものであり、その目的は、取手の装着が
容易で、かつ、重い蓄電池をささえることができる取手
付き蓄電池を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、蓄電池蓋に形成
した取手嵌合部と係止部を形成した取手とを備え、取手
嵌合部は、蓋側面からの横孔と蓋上面からの縦孔とが連
通してなる取手嵌合孔と、横孔の蓋側面開口部に設けた
縦桟とを備えたものであり、係止部は、取手嵌合部と嵌
合するとともに、取手嵌合部横孔の縦桟に嵌合する縦溝
を備えたものである取手付き蓄電池、により前記課題を
解決するものである。
した取手嵌合部と係止部を形成した取手とを備え、取手
嵌合部は、蓋側面からの横孔と蓋上面からの縦孔とが連
通してなる取手嵌合孔と、横孔の蓋側面開口部に設けた
縦桟とを備えたものであり、係止部は、取手嵌合部と嵌
合するとともに、取手嵌合部横孔の縦桟に嵌合する縦溝
を備えたものである取手付き蓄電池、により前記課題を
解決するものである。
【0009】
【作用】本考案にかかる蓄電池は、蓋部に形成した取手
嵌合部であって、蓋側面からの横孔と蓋上面からの縦孔
とが連通してなる取手嵌合孔を備えたものと、これとは
別途に形成した取手であって、取手嵌合部に嵌合すると
ともに、取手嵌合部横孔の縦桟に嵌合する縦溝を備えた
係止部を有するものとよりなる。
嵌合部であって、蓋側面からの横孔と蓋上面からの縦孔
とが連通してなる取手嵌合孔を備えたものと、これとは
別途に形成した取手であって、取手嵌合部に嵌合すると
ともに、取手嵌合部横孔の縦桟に嵌合する縦溝を備えた
係止部を有するものとよりなる。
【0010】取手の嵌合に際しては、縦孔より係止部を
挿入し、縦桟と縦溝とを嵌め合わせ装着することによ
り、もって取手嵌合部と係止部とが嵌合接続される。こ
のときの取付け作業は、従来と同様に簡単である。
挿入し、縦桟と縦溝とを嵌め合わせ装着することによ
り、もって取手嵌合部と係止部とが嵌合接続される。こ
のときの取付け作業は、従来と同様に簡単である。
【0011】本考案においては、取手嵌合部横孔の縦桟
と取手係止部とにこそ着目されるべきである。かかる構
成により、初めて、蓋上面の樹脂部の変形が防げ、制限
されたスペースを有効に使い、重い蓄電池を支えること
が可能になる。
と取手係止部とにこそ着目されるべきである。かかる構
成により、初めて、蓋上面の樹脂部の変形が防げ、制限
されたスペースを有効に使い、重い蓄電池を支えること
が可能になる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図5を使い、従来の取手付き蓄
電池とこの考案にかかる取手付き蓄電池とについて説明
する。
電池とこの考案にかかる取手付き蓄電池とについて説明
する。
【0013】図1は取手付き蓄電池の一般的な外観を示
す略図であり、取手の取付け部の詳細表示を省略したも
のである。同図において、1は蓄電池、2は蓋、3は蓋
2の上面、4は蓋2の側面、5はベルト等の取手であ
る。
す略図であり、取手の取付け部の詳細表示を省略したも
のである。同図において、1は蓄電池、2は蓋、3は蓋
2の上面、4は蓋2の側面、5はベルト等の取手であ
る。
【0014】図2は従来のものの取付け部の一例の詳細
を示した斜視図である。図2aは取手取り付け前を示
し、図2bは取手取付け後を示す。突起6を形成した蓋
2と孔7を形成した取手5とで嵌合しているので、支え
ることができる蓄電池の重量は突起6の断面積と孔7周
辺の取手5の厚さとで決まり、その限界重量は比較的小
さい。
を示した斜視図である。図2aは取手取り付け前を示
し、図2bは取手取付け後を示す。突起6を形成した蓋
2と孔7を形成した取手5とで嵌合しているので、支え
ることができる蓄電池の重量は突起6の断面積と孔7周
辺の取手5の厚さとで決まり、その限界重量は比較的小
さい。
【0015】図3は、従来のものの取付け部の他の一例
の詳細を示した斜視図である。図3aは取手の取付け前
を示し、図3bは取手の取付け後を示す。切欠き孔8を
形成した蓋2と棒状突起9を形成した取手5とで嵌合し
ているので、支えることができる蓄電池の重量は棒状突
起9の断面積で決まり、その限界重量は比較的小さい。
図4は、従来のものの取付け部の、更に他の一例の詳細
を示した一部欠裁斜視図である。図4aは取手の取付け
前を示し、図4bは取手の取付け後を示す。蓋の上面3
からの垂直穴10と側面4からの水平穴11との合成で
上面から側面への貫通孔12を形成した蓋2と、先端に
水平座13を形成した取手5とで嵌合接続しているの
で、支えることができる蓄電池の重量は、水平穴11の
天面の面積と水平座13の断面積とで決まる。その限界
重量は、上記の2例にくらべて大きい。
の詳細を示した斜視図である。図3aは取手の取付け前
を示し、図3bは取手の取付け後を示す。切欠き孔8を
形成した蓋2と棒状突起9を形成した取手5とで嵌合し
ているので、支えることができる蓄電池の重量は棒状突
起9の断面積で決まり、その限界重量は比較的小さい。
図4は、従来のものの取付け部の、更に他の一例の詳細
を示した一部欠裁斜視図である。図4aは取手の取付け
前を示し、図4bは取手の取付け後を示す。蓋の上面3
からの垂直穴10と側面4からの水平穴11との合成で
上面から側面への貫通孔12を形成した蓋2と、先端に
水平座13を形成した取手5とで嵌合接続しているの
で、支えることができる蓄電池の重量は、水平穴11の
天面の面積と水平座13の断面積とで決まる。その限界
重量は、上記の2例にくらべて大きい。
【0016】図5は、本考案にかかる蓄電池の取付け部
の一例の詳細を示した一部欠裁斜視図である。図5aは
取手の取付け前を示し、図5bは取手の取付け後を示
す。
の一例の詳細を示した一部欠裁斜視図である。図5aは
取手の取付け前を示し、図5bは取手の取付け後を示
す。
【0017】蓄電池蓋2には、蓋側面4からの横孔11
と蓋上面3からの縦孔10とが連通してなる取手嵌合孔
12が設けてあり、横穴11の蓋側面開口部には縦桟1
4が設けてある。一方、取手5の先端には、図面水平方
向の係止面を持つ係止部13が設けてあり、係止部13
には縦桟14に対応する縦溝15が設けてある。
と蓋上面3からの縦孔10とが連通してなる取手嵌合孔
12が設けてあり、横穴11の蓋側面開口部には縦桟1
4が設けてある。一方、取手5の先端には、図面水平方
向の係止面を持つ係止部13が設けてあり、係止部13
には縦桟14に対応する縦溝15が設けてある。
【0018】尚、この例では、取手嵌合孔12は断面凸
状にしてあり、これに嵌合する係止部13も断面凸状に
してある。この方がより蓄電池を支える力が強いことに
よる。さらに、この例では縦桟14と縦溝15とはそれ
ぞれ1本づつであるが、これ以上にしてもよい。
状にしてあり、これに嵌合する係止部13も断面凸状に
してある。この方がより蓄電池を支える力が強いことに
よる。さらに、この例では縦桟14と縦溝15とはそれ
ぞれ1本づつであるが、これ以上にしてもよい。
【0019】かかる構成により、蓋の横孔11上部での
変形抵抗力が高まり、より重い蓄電池も支えることがで
きる。しかも、取手の装着は従来と同様、容易である。
変形抵抗力が高まり、より重い蓄電池も支えることがで
きる。しかも、取手の装着は従来と同様、容易である。
【0020】以上、述べたように、本考案にかかる取手
付き蓄電池は、蓄電池蓋に形成した取手嵌合部と係止部
を形成した取手とを備え、取手嵌合部は、蓋側面からの
横孔と蓋上面からの縦孔とが連通してなる取手嵌合部
と、横孔の蓋側面開口部に設けた縦桟とを備えたもので
あり、係止部は、取手嵌合部に嵌合するとともに、取手
嵌合部横孔の縦桟に嵌合する縦溝を備えたものであり、
とりわけ横孔の蓋側面開口部に設けた縦桟と係止部の縦
溝とに特徴がある。
付き蓄電池は、蓄電池蓋に形成した取手嵌合部と係止部
を形成した取手とを備え、取手嵌合部は、蓋側面からの
横孔と蓋上面からの縦孔とが連通してなる取手嵌合部
と、横孔の蓋側面開口部に設けた縦桟とを備えたもので
あり、係止部は、取手嵌合部に嵌合するとともに、取手
嵌合部横孔の縦桟に嵌合する縦溝を備えたものであり、
とりわけ横孔の蓋側面開口部に設けた縦桟と係止部の縦
溝とに特徴がある。
【0021】これにより、従来、支えることができなか
った重い蓄電池の搬送が可能になる。本考案にかかる取
手嵌合部と係止部とは、いずれも製作が容易であり、ま
た、その嵌合作業も容易である。
った重い蓄電池の搬送が可能になる。本考案にかかる取
手嵌合部と係止部とは、いずれも製作が容易であり、ま
た、その嵌合作業も容易である。
【図1】取手付き蓄電池の一般的外観を示す略図であ
る。
る。
【図2】従来の取手付き蓄電池の1例の要部を示す図で
ある。
ある。
【図3】従来の取手付き蓄電池の他の1例の要部を示す
図である。
図である。
【図4】従来の取手付き蓄電池のさらに他の1例の要部
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本考案にかかる蓄電池の1例の要部を示す図で
ある。
ある。
1 蓄電池 2 蓋 3 蓋上面 4 蓋側面 5 取手 6 突起 7 孔 8 蓋の切欠孔 9 取手の棒状突起 10 縦孔 11 横孔 12 取手嵌合孔 13 係止部 14 縦桟 15 縦溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/10
Claims (1)
- 【請求項1】蓄電池蓋(2)に形成した取手嵌合部と係
止部(13)を形成した取手(5)とを備え、 取手嵌合部は、蓋側面(4)からの横孔(11)と蓋上
面(3)からの縦孔(10)とが連通してなる取手嵌合
部(12)と、横孔(11)の蓋側面開口部に設けた縦
桟(14)とを備えたものであり、 係止部(13)は、取手嵌合部に嵌合するとともに、取
手嵌合部横孔の縦桟(14)に嵌合する縦溝(15)を
備えたものである、 取手付き蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3846493U JP2603235Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 取手付き蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3846493U JP2603235Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 取手付き蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075250U JPH075250U (ja) | 1995-01-24 |
JP2603235Y2 true JP2603235Y2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=12525978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3846493U Expired - Fee Related JP2603235Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 取手付き蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603235Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP3846493U patent/JP2603235Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH075250U (ja) | 1995-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6124267U (ja) | 乳母車の座席延長部材 | |
JP2603235Y2 (ja) | 取手付き蓄電池 | |
JPS59136337U (ja) | 衝撃吸収式シ−トバツクフレ−ム | |
JPH01149316U (ja) | ||
JPH0142370Y2 (ja) | ||
JPS62149892U (ja) | ||
JPH0382236U (ja) | ||
JPS58130587U (ja) | 建具用組子 | |
JPS6229333U (ja) | ||
JPH0393834U (ja) | ||
JPH043054U (ja) | ||
JPS61106440U (ja) | ||
JPS60128830U (ja) | 鏡収納ヘツドレスト | |
JPH0382027U (ja) | ||
JPH03129229U (ja) | ||
JPS59153905U (ja) | 枠組「たな」 | |
JPS61153736U (ja) | ||
JPS58165113U (ja) | パネル連結構造 | |
JPS60130184U (ja) | トランクスル−の開口部構造 | |
JPH02116851U (ja) | ||
JPS60192077U (ja) | 販売機の商品収納棚 | |
JPS5890123U (ja) | かばん用提手座具 | |
JPS59125874U (ja) | キヤビネツト | |
JPH0187040U (ja) | ||
JPS62191690U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |