JP2599767Y2 - 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置 - Google Patents

内圧形ろ過膜による原液のろ過装置

Info

Publication number
JP2599767Y2
JP2599767Y2 JP1993018182U JP1818293U JP2599767Y2 JP 2599767 Y2 JP2599767 Y2 JP 2599767Y2 JP 1993018182 U JP1993018182 U JP 1993018182U JP 1818293 U JP1818293 U JP 1818293U JP 2599767 Y2 JP2599767 Y2 JP 2599767Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stock solution
membrane
filtration
pressure type
internal pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993018182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0670825U (ja
Inventor
謙三 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishigaki Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishigaki Co Ltd filed Critical Ishigaki Co Ltd
Priority to JP1993018182U priority Critical patent/JP2599767Y2/ja
Publication of JPH0670825U publication Critical patent/JPH0670825U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599767Y2 publication Critical patent/JP2599767Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内圧形ろ過膜を用い
たろ過装置の改良に関し、上工水、産業廃水、生産プロ
セス等において比較的大型の装置に用いて卓効を奏する
ろ過装置を提案するものである。尚、分離対象物は膜の
種類をMF膜、UF膜、RO膜等から選定することで、
懸濁質から低分子量の溶解性物質まで対象とできるもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、膜分離操作(膜によるろ過)に
おいては、膜面に必要以上に固形物を生成させないため
に、膜表面に原液をクロスフローさせたり、気泡を作用
させたりして高いろ過速度を維持させる方法がとられて
いる。図1に示すような内圧形のろ過膜は、原液流路を
固形物が閉塞しない程度に狭くできるため、クロスフロ
ーに適した膜エレメントであるが、モジュールの構造が
複数の膜エレメントをその両端で束ねて、樹脂やOリン
グ等で固定して密封し、その各エレメントの内面に原液
をクロスフローさせるもので、原液を循環ろ過するため
には、モジュールをつなぐ配管を利用しなければならな
い。(図参照)
【0003】一方、外圧形の膜モジュールは、膜エレメ
ントに原液が外側から作用してろ過が進むもので、図2
に示すような構造のものとなる。このタイプのもので
は、原液のクロスフローが均一に作用しないとか、内圧
形と同様に大形が困難である等の欠点から、原液槽に浸
漬させるタイプのモジュールが提案されている。これを
3に示している。このようにすることによって、比較
的大規模なモジュールの形成が可能であり、エヤーバブ
リングすることによって原液でのクロスフローが同時に
でき、膜表面の再生が可能となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、大型モ
ジュールを形成するには、外圧型膜エレメントが有利で
あるが、これにしてもモジュールをつなぐ配管等でエヤ
ーバブリング作用やクロスフロー作用が充分でなく、ま
た、外圧部を形成する原液槽が大きくなり、これに伴っ
てクロスフローを形成する原液の流速も自然低くなる欠
点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述のよう
な課題を解消したものであって、その要旨とするところ
は、原液槽の原液中にろ過膜を浸漬させ、その処理液を
原液槽外に導出し、上記ろ過膜の下方に散気装置を配設
したろ過装置において、内圧型の膜モジュールを原液槽
の原液中に吊設し、この膜モジュールの上方に多数のノ
ッチを有する原液トラフを配設し、上記膜モジュールの
下端開口部に空気供給用の送気ノズルを挿入すると共
に、上下方向に流路を有する混和パイプを原液槽に並設
し、この混和パイプの上部一端に原液の供給管と薬剤の
供給管を連結し、その流路終端の上部他端を原液トラフ
に連通させたものである。
【0006】
【作用】上述のように構成したろ過装置では、混和バイ
プで凝集された原液は原液トラフから原液槽に供給さ
れ、膜エレメントの内側を流下する原液が膜でろ過さ
れ、エレメントの周面から分離されたろ液を原液槽外に
取り出すことができる。そして、膜エレメントの外表面
に堆積する固形物は、散気装置からのバブリングエヤー
とそのバブリングエヤーによって引き起こされる原液の
クロスフローによって除去することができる。すなわ
ち、この考案に係る装置では、原液槽中に裸の状態の膜
エレメントが吊設してあり、その内周面をバブリングと
原液のクロスフローとによって洗浄再生しながら効率的
な原液の分離(ろ過)が可能なものであり、従来の内圧
型の膜モジュールの設置の仕方に比較して原液の供給側
および排出側が原液に直接つながっているもので特別に
配管は必要とせず、透過液(ろ液)の取出部のみを原液
と分離しておけばよいものである。従って、膜モジュー
ルを単に増加することで大小のろ過装置を構成すること
ができる。また、散気装置も膜モジュール下方に設置す
ることでバブリングと原液のクロスフローを同時に発生
させることができるもので、これも自由に増減できると
ともに、バブリングをするにしても一つの散気装置を移
動して利用できるもので、従来のこれらを膜モジュール
単位で設けたものに比較して安価に構成することができ
る。以下、図面にしたがってこの考案を具体的に説明す
る。
【0007】
【実施例】図5は、内圧形のろ過膜エレメントのモジュ
ールの模式縦断側面図であって、符号1は複数の膜エレ
メント2がパイプ状の容器に収納された膜モジュールで
あって、その各々の両端部は、フランジ状の蓋板3で保
持されて膜エレメント2の両端部が開放されている。原
液イは、この膜エレメント2の一端から入って他端へと
通り抜け、この間に膜エレメント2によってろ過され、
そのろ液(透過液)ロは、膜モジュール1内に溜まって
外部に誘導されるようにしてある。膜エレメント2は、
中空糸、チューブラ、マルチルーメン膜、何れでもよい
が、内部を気液が混合して流れるだけの口径が必要であ
り、その口径は2mm以上の内径が望ましい。上述のよ
うに構成した膜モジュール1は、図5及び図6に示すよ
うにその中位部を支持金5とサポート6で保持して原液
槽4中の原液イに吊設してあり、膜エレメント2の内部
の膜面で分離されたろ液ロは膜エレメント2の外周面か
ら膜モ ジュール1に集液され、膜モジュール1の取出口
7から取出管8を通って外部にろ液ロは排出される。膜
モジュール1の上方には多数のノッチ9・・・を有する
原液トラフ10が配設されており、原液を原液トラフ1
0のノッチ9から原液槽4に流下させるようにしてあ
る。原液槽4の槽底には高圧空気の送気管11が配設し
てあり、この送気管11から立設した送気ノズル12が
膜モジュール1の漏斗状の下端部に挿入してあり、高圧
空気を膜モジュール1の下端部に供給すると気泡が膜エ
レメントの内部膜面に沿って上昇し、気泡によるバブリ
ングとこれによって生じる原液のクロスフローにより膜
面が更新される。
【0008】符号13は上下方向に流路を形成した混和
パイプであって、原液槽4に並設してある。この混和パ
イプ13の上部一端に原液イの供給管14と次亜鉛素酸
ソーダやポリ塩化アルミニウムの薬剤の供給管15.1
6が設けてあり、混和パイプ13に供給された原液イは
パイプ状の流路を薬剤と混合されながら流下し、反転し
て上昇する間に固形分は凝集される。混和パイプ13の
上部他端は原液トラフ10に連通されており、凝集され
た原液を原液トラフ10に送り込むようにしてある。な
お、ろ過の際、原液槽4の液面が高いときは正圧によっ
て、また液面が低いときは取出管8側から吸引すればろ
液口を取り出すことができる。符号17は各膜モジュー
ル1の取出口7に設けた開閉弁、符号18は取出管8に
設けた開閉弁、符号19は原液槽4の底部に設けた排液
管である。
【0009】
【考案の効果】このように、この考案に係るろ過装置
は、膜モジュールには、原液の供給用の配管や大きなろ
液の取り出し配管がなく、膜表面のバブリング操作やク
ロスフロー操作を容易にすることができる。また、膜モ
ジュールは、単位体毎に独立して懸架してあるので、こ
れを着脱することは容易であり、従って、その数を増減
することによって、所望の処理装置を容易に構成するこ
とができるものであって、従来のこの種、膜を利用した
ろ過装置に比較して、構造簡単であり乍ら、効率的なバ
ブリング作用やクロスフロー作用をなすことができると
ともに、その装置の規模を自由に選定して設定できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内圧型膜モジュールの構造を解説的に示す斜
面図である。
【図2】 外圧型膜モジュールの構造を解説的に示す縦
断面図である。
【図3】 外圧型膜モジュールの設置状態を示す処理槽
の縦断側面図である。
【図4】 従来の内圧型モジュールの設置状態を示す処
理装置のフロ ーシート図面である。
【図5】 内圧型膜モジュールの構造を模式的に示す縦
断面図である
【図6】 この考案に係る内圧型の膜モジュールを用い
たろ過装置の 模式的縦断正面図である。
【図7】 図6に示すろ過装置の模式的縦断側面図であ
る。
【図8】 図6に示すろ過装置の平面図である。
【符号の説明】 膜モジュール 原液槽9 ノッチ 10 原液トラフ 12 送気ノズル 13 混和パイプ 14 原液の供給管 15.16 薬剤の供給管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原液槽の原液中にろ過膜を浸漬させて、
    その処理液を原液槽外に導出し、上記ろ過膜の下方に散
    気装置を配設したろ過装置において、内圧型の膜モジュ
    ール1を原液槽4の原液中に吊設し、この膜モジュール
    1の上方に多数のノッチ9を有する原液トラフ10を配
    設し、上記膜モジュール1の下端開口部に空気供給用の
    送気ノズル12を挿入すると共に、上下方向に流路を有
    する混和パイプ13を原液槽4に並設し、この混和パイ
    プ13の上部一端に原液の供給管14と薬剤の供給管1
    5.16を連結し、その流路終端の上部他端を原液トラ
    フ10に連通させたことを特徴とする内圧形ろ過膜によ
    る原液のろ過装置。
JP1993018182U 1993-03-17 1993-03-17 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置 Expired - Fee Related JP2599767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993018182U JP2599767Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993018182U JP2599767Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0670825U JPH0670825U (ja) 1994-10-04
JP2599767Y2 true JP2599767Y2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=11964476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993018182U Expired - Fee Related JP2599767Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599767Y2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07124448A (ja) * 1993-11-05 1995-05-16 Kubota Corp セラミック膜の薬品洗浄方法
JP3160609B2 (ja) * 1995-03-31 2001-04-25 三造環境エンジニアリング株式会社 膜装置及び膜処理装置
JP3562066B2 (ja) * 1995-10-05 2004-09-08 栗田工業株式会社 中空管状膜による膜分離装置
JP2000005780A (ja) * 1998-06-24 2000-01-11 Kantou Regional Constr Bureau Ministry Of Constr 膜を用いた河川浄化方法
JP2002166137A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Yuasa Corp 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール
JP2002166140A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Yuasa Corp 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜
JP2002166138A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Yuasa Corp 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール
JP2002273180A (ja) * 2001-03-15 2002-09-24 Yuasa Corp 浸漬型膜ろ過方式用空気泡供給装置
JP2002052318A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
JP2002052316A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
JP2002066267A (ja) * 2000-08-25 2002-03-05 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
JP2002052315A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
JP2002292254A (ja) * 2001-03-29 2002-10-08 Yuasa Corp 浸漬型膜ろ過装置
JP2002336660A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Yuasa Corp 浸漬型膜ろ過装置および浸漬型膜ろ過方法
JP2002066266A (ja) * 2000-08-25 2002-03-05 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
JP2002052317A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
JP2002177745A (ja) * 2000-12-13 2002-06-25 Yuasa Corp 浸漬型膜ろ過方式用空気泡供給装置
JP4714367B2 (ja) * 2001-05-16 2011-06-29 メタウォーター株式会社 膜ろ過方法
JP2002336854A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Yuasa Corp 浄化槽用浸漬型膜ろ過装置
JP4360057B2 (ja) * 2001-08-06 2009-11-11 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション 浸漬型膜濾過装置および浸漬型膜濾過方法
JP2003093849A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Yuasa Corp 浸漬型膜濾過装置
JP4310953B2 (ja) * 2001-09-28 2009-08-12 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション 浄化槽
JP4524361B2 (ja) * 2001-09-28 2010-08-18 株式会社Gsユアサ 膜ろ過方法および膜ろ過装置
JP2005161178A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Yuasa Corp 膜濾過装置とその運転方法
JP6836448B2 (ja) * 2017-03-31 2021-03-03 ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 水処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0670825U (ja) 1994-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2599767Y2 (ja) 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置
FI71068C (fi) Motskoeljbart ljusskoeljningsfilter
US7731848B2 (en) Cartridge module of hollow fiber membranes
ZA200604189B (en) Membrane filter system comprising parallel cross-flow filter modules
KR20010092783A (ko) 잠겨진 막 여과시스템 및 범람 과정
JP2002530188A (ja) 浸漬型薄膜を用いる水の濾過
CA1332006C (en) Liquid waste treatment system
US20090182438A1 (en) Numerical control apparatus and numerical control machine tool
CN103442789A (zh) 过滤设备和用于该过滤设备的中空纤维膜模块
JPH05285349A (ja) 膜分離装置
JP3536466B2 (ja) 中空管状膜による膜分離装置
JP2000343095A (ja) 活性汚泥処理装置
JP5324117B2 (ja) 散気装置及び散気装置を備えた膜濃縮装置を有する水処理施設
FI70525B (fi) Foerfarande foer kontinuerlig koncentration av suspensioner
JPH0286893A (ja) 活性汚泥処理装置
JP3257933B2 (ja) 膜カートリッジの薬液洗浄方法
JPH09131517A (ja) 中空糸膜モジュールおよびその使用方法
AU2005311248B2 (en) Filtering system for water and waste water
JP2000107791A (ja) 活性汚泥処理装置
CN216458069U (zh) 一种超滤净水设备
JP2000271409A (ja) 多段積み浸漬型膜分離装置の運転方法
JPH06246264A (ja) 上水処理装置
JP2935252B2 (ja) 固液分離装置
JPH09299951A (ja) 浸漬型平膜分離装置
JPH09155166A (ja) 浸漬型平膜分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees