JP2002166138A - 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール - Google Patents

浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール

Info

Publication number
JP2002166138A
JP2002166138A JP2000363461A JP2000363461A JP2002166138A JP 2002166138 A JP2002166138 A JP 2002166138A JP 2000363461 A JP2000363461 A JP 2000363461A JP 2000363461 A JP2000363461 A JP 2000363461A JP 2002166138 A JP2002166138 A JP 2002166138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
filtration membrane
tubular filtration
tubular
filtration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000363461A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamiyuki Eguchi
民行 江口
Shiro Tanshu
紫朗 丹宗
Naoki Murakami
尚樹 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuasa Corp
Original Assignee
Yuasa Corp
Yuasa Battery Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuasa Corp, Yuasa Battery Corp filed Critical Yuasa Corp
Priority to JP2000363461A priority Critical patent/JP2002166138A/ja
Priority to EP01955641A priority patent/EP1338328A4/en
Priority to PCT/JP2001/006882 priority patent/WO2002013954A1/ja
Priority to US10/343,989 priority patent/US7022238B2/en
Priority to CN018076394A priority patent/CN1501833B/zh
Priority to KR10-2003-7001652A priority patent/KR100515806B1/ko
Publication of JP2002166138A publication Critical patent/JP2002166138A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンパクト性と経済性に優れた浸漬型膜ろ過
方式用ろ過膜モジュールを実現する。 【解決手段】 管状ろ過膜モジュールは、集水管および
その外周に配置された外筒を備えた筒状の収納容器と、
その内部に充填されかつその両端部において保持され
た、内径が3〜15mmの円筒状に形成されかつ内面に
ろ過機能を有する、外周面に高さ0.02〜0.2mm
の突起が部分的に形成された管状ろ過膜からなる管状ろ
過膜群とを備えている。集水管は、ろ過液を外部に排出
するための排出口を有している。収納容器における集水
管と外筒との間の軸方向に垂直な断面積Sに対する集水
管の外径の比は0.3〜1m-1である。また、下記式
(a)で示される充填率が少なくとも0.8になるよう
設定されている。式中、Nは管状ろ過膜群に含まれる管
状ろ過膜の本数、d0は管状ろ過膜の外径、Sは上記断
面積である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ろ過膜モジュー
ル、特に、被処理液をろ過処理するための浸漬型膜ろ過
方式に用いられる管状ろ過膜モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年、膜モジュールを被処理
液に浸漬し、空気泡の浮力を利用しながらろ過するクロ
スフローろ過方式(例えば、特開昭61−129094
号公報参照。このろ過方式を浸漬型膜ろ過法と通称し、
これに使用する膜モジュールを浸漬型膜モジュールと通
称している)が、高汚濁液の省エネルギー精密ろ過方式
として多方面で利用されるようになった。この分野で
は、中空糸膜モジュールと平膜モジュールが専ら使用さ
れており(例えば、財団法人日本環境整備教育センター
「膜処理方を導入した小型生活排水処理装置の実用化に
関する研究報告書、平成4〜平成7年度」参照)、管状
のろ過膜を用いた管状ろ過膜モジュールに関しては、貯
槽から被処理液を外部に取り出し、特別な構造の配管と
膜モジュールを用いて浸漬型膜ろ過を行なう、特殊な利
用形態に関する出願(特開平9−47639号公報、特
開平9−99223号公報)が見られるものの、中空糸
膜モジュールや平膜モジュールとの性能比較に関する記
載がないだけでなく、実際に使用された報告例も見られ
ない。したがって、管状ろ過膜モジュール自体の特性に
ついては、ほとんど未知である。
【0003】また、膜モジュールを被処理液に浸漬し、
間欠的に空気泡を流すことによって、膜面上に蓄積した
ケークを掃き流しながら、吸引、あるいは水頭差でろ過
する精密ろ過モジュールの利用方法も、従来の砂ろ過方
式に代わる省エネルギー、低コストのろ過方式として注
目されている。この分野においても、中空糸膜モジュー
ルと平膜モジュールが専ら使用されている。
【0004】以下、このろ過方式と上述の浸漬型膜ろ過
方式を、本明細書では、ともに浸漬型膜ろ過方式と呼
び、これに使用する膜モジュールを浸漬型膜モジュール
と呼ぶ(なお、浸漬型膜ろ過法は、空気泡の浮力を利用
して被処理液を自然循環させながらろ過する方法であ
り、被処理液をポンプなどの機械的循環手段を用いて膜
モジュールに対して供給・循環させる限外ろ過法とは明
確に区別されるものである。)が、上述のように、中空
糸膜モジュールや平膜モジュールなど、他の形態の膜モ
ジュールよりも優れたろ過性能を有する浸漬型管状ろ過
膜モジュール、およびこのモジュールに用いる管状ろ過
膜は未開発であると言える。
【0005】浸漬型膜ろ過法は、すでに様々な分野へ応
用が進められているが、特に、我が国における有力な水
質浄化手段として、上述の文献にも見られるように、長
年に渉って、公的機関が積極的に研究開発を進めてきて
いる。また、下水道研究発表会講演集、水環境学会年会
講演集などの学会発表においても、公的および私的研究
機関の積極的な発表が続けられている。
【0006】浸漬型膜ろ過法が実用化されてから、約1
0年を経過し、今や信頼性のある単位分離操作として確
立された観があるが、この間に管理技術は格段に進歩し
たものの、上述の文献などからも分かるように、膜モジ
ュールのコスト、コンパクト化およびエネルギー効率な
どにおいて、特にハード面における長足の進歩は見られ
ず、さらなる改善が強く望まれている。しかしながら、
これまで集中的に研究開発努力が積み重ねられてきた中
空糸膜モジュールや平膜モジュールに対して、格段の進
歩を期待することは困難である。
【0007】一方、ほとんど未知の状態である管状ろ過
膜膜モジュールについては、この間に特別な関心が向け
られたことはなく、上述の文献等においても発表事例が
なかった。本発明者らの推測になるが、その理由とし
て、従来の膜モジュールに対するろ過性能上の差異が不
明瞭であるだけでなく、浸漬型膜ろ過法が適用される多
くの用途が夾雑物を大量に含むために管状ろ過膜自身が
これらによって閉塞すると予想されたことが考えられ
る。
【0008】しかしながら、科学的に管状ろ過膜モジュ
ールの特徴を推測すると、中空糸膜モジュールや平膜モ
ジュールに対する多くの利点が見出される。例えば、 1.すべての空気の流れを、クロスフローの平行流れを
大きくするために利用できる。 2.気泡と被処理液の通路が円筒形であるために、物質
移動係数が他のモジュール形態に比べて大きく、原理的
にフラックス(単位膜面積当たりのろ過流量)が大き
い。 3.膜自身が 気泡と被処理液の通路を構成するので、
モジュール構造がコンパクトになる。 4.内径が中空糸膜よりもはるかに大きいので、圧力損
失が小さく、逆洗効果が大きい。などである。夾雑物を
効果的に除去する技術も長足に進歩した今日にあって
は、これらの利点を実現し得る可能性は高まっている。
【0009】本発明の目的は、浸漬型膜ろ過方式用のコ
ンパクト性と経済性に優れたろ過膜モジュールを実現す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の浸漬型膜ろ過方
式用管状ろ過膜モジュールは、被処理液をろ過処理する
ための浸漬型膜ろ過方式に用いられるものであり、通液
孔を有する筒状の集水管および当該集水管の外周に間隔
を設けて配置された外筒を備えた筒状の収納容器と、集
水管と外筒との間に配置された、内径が3〜15mmの
円筒状に形成されかつ内面にろ過機能を有する、外周面
に高さ0.02〜0.2mmの突起が部分的に形成され
た管状ろ過膜の複数本を含む管状ろ過膜群と、収納容器
の両端部に設けられかつ管状ろ過膜群の長手方向両端部
を保持するための保持部とを備えている。ここで、集水
管は、管状ろ過膜を通過した被処理液を外部に排出する
ための排出口を有している。また、収納容器における集
水管と外筒との間の軸方向に垂直な断面積(S)に対す
る集水管の外径(d)の比(d/S)が0.3〜1
-1である。さらに、このモジュールは、下記の式
(a)で示される充填率が少なくとも0.8になるよう
設定されている。なお、式中、Nは管状ろ過膜群に含ま
れる管状ろ過膜の本数、d0は管状ろ過膜の外径、Sは
収納容器における集水管と外筒との間の軸方向に垂直な
断面積である。
【0011】
【数2】
【0012】このモジュールにおいて、管状ろ過膜は、
例えば、肉厚(A)と外径(B)との比(A/B)が
0.025〜0.1に設定されている。また、管状ろ過
膜は、例えば、円筒状に形成されたろ過膜層と、ろ過膜
層の外周面に配置された、ろ過膜層に対して形状保持性
を付与するための通液性を有する支持膜層とを備えてい
る。ここで、ろ過膜層は、例えば精密ろ過膜からなる層
である。
【0013】また、管状ろ過膜の外周面に形成された突
起は、例えば、管状ろ過膜の軸線を中心とする螺旋状に
形成されている。さらに、管状ろ過膜群は、例えば、集
水管から間隔を設けて集水管と外筒との間に配置されて
いる。さらに、集水管および外筒は、例えば円筒形であ
る。
【0014】
【作用】本発明の浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュ
ールにおいて、管状ろ過膜群を形成する各管状ろ過膜内
に供給された被処理液は、管状ろ過膜の内側から外側に
向けて通過し、その際に当該被処理液中に含まれるろ別
成分がろ過機能を有する管状ろ過膜の内面により捕捉さ
れる。ろ別成分が取り除かれた被処理液(ろ過液)は、
保持部により閉鎖された収納容器内、すなわち、外筒と
集水管との間に流れ込む。このろ過液は、さらに通液孔
を通じて集水管内に流入し、続いて集水管の排出口から
外部に排出される。この管状ろ過膜モジュールは、管状
ろ過膜の充填率等が上述のように設定されているため、
中空糸膜や平膜を用いた従来のモジュールに比べて単位
容積当たりの膜面積が大きく、結果的に従来のモジュー
ルよりもコンパクト化が容易である。また、この管状ろ
過膜モジュールを用いた浸漬型膜ろ過方式では、従来の
モジュールを用いた浸漬型膜ろ過方式の場合と空気泡の
供給量を同程度に設定した場合、同様の理由により、単
位容積当たりのろ過流量が従来のモジュールを用いた場
合よりも多くなる。したがって、本発明の管状膜ろ過モ
ジュールは、空気泡の供給に必要なエネルギーを削減す
ることができ、結果的に浸漬型膜ろ過方式の経済性を高
めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施の一形態に
係る浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュールが採用さ
れた浸漬型膜ろ過装置の概略構成を示す。図において、
浸漬型膜ろ過装置1は、管状ろ過膜モジュール2(本発
明の実施の一形態)と、管状ろ過膜モジュール2を内部
に収容可能でありかつ被処理液を内部に貯留可能な貯留
層3と、貯留層3内に配置された空気供給装置4と、空
気供給装置4から発生するすべての気泡を管状ろ過膜モ
ジュール2へ送り込むための気泡の案内筒5とを主に備
えている。
【0016】管状ろ過膜モジュール2は、図2(管状ろ
過膜モジュール2の縦断面図)および図3(管状ろ過膜
モジュール2の、図2のIII−III断面に相当する
図)に示すように、円筒状の収納容器10と、この収納
容器10内に充填された管状ろ過膜群11とを主に備え
ている。収納容器10は、例えば樹脂製の部材であり、
円筒状の集水管12と、当該集水管12の軸を中心とし
てその外側に間隔(空間)を設けて同心円状に配置され
た円筒状の外筒13とを主に備えている。集水管12
は、図の下端部が閉鎖されており、また、図の上端部が
開口して排出口12aを形成している。また、集水管1
2は、複数の通液孔12bを壁面に備えている。
【0017】管状ろ過膜群11は、細長な円筒状に形成
された管状ろ過膜11aの多数本を含む群であり、各管
状ろ過膜11aは、収納容器10の集水管12と外筒1
3との間に形成された空間内に、集水管12と平行に充
填されている。このような管状ろ過膜群11の上端部お
よび下端部は、それぞれウレタン樹脂などの樹脂材料を
用いて形成された保持部10aにより、各管状ろ過膜1
1aの開放状態を維持しつつ収納容器10に対して一体
的に保持されると共に固定されている。この結果、収納
容器10の両端部は、当該保持部10aにより液密に閉
鎖されることになる。管状ろ過膜11aの詳細および管
状ろ過膜モジュール2の製造方法については更に後述す
る。
【0018】なお、図2等では、理解の便のため、管状
ろ過膜11aの太さ、管状ろ過膜11a間の隙間等を強
調している。また、図面を理解し易くするため、図2で
は管状ろ過膜11aの本数を少な目に表現し、また、図
3においては管状ろ過膜11aの一部のみ表示してい
る。
【0019】貯留槽3は、上部に開口を有する容器状に
形成されている。管状ろ過膜モジュール2は、このよう
な貯留槽3内において、図示しない支持台を用い、貯留
槽3の底面から間隔を設けて配置されている。また、こ
のようにして設置された管状ろ過膜モジュール2の排出
口12aには、ホースなどの排出路6が接続され、当該
排出路6は貯留槽3の外部に導かれている。
【0020】空気供給装置4は、管状ろ過膜モジュール
2の下方、すなわち、貯留槽3の底部近傍に配置されて
おり、管状ろ過モジュール2に向けて空気泡を噴出する
ための空気噴出口(図示せず)を多数有している。
【0021】次に、上述の管状ろ過膜群11を構成する
管状ろ過膜11aの詳細を説明する。管状ろ過膜11a
は、図4に示すような円筒状に形成されており、図5
(図4のV−V断面端面図)に示すように、内周面側か
ら外周面側に向けて順にろ過膜層20および支持膜層2
1を備えた2層構造を有している。
【0022】ろ過膜層20の種類は、被処理液から除去
すべきろ別成分の種類に応じて適宜選択することがで
き、特に限定されるものではないが、例えば微生物など
の微粒子を除去する必要がある場合は精密ろ過膜が用い
られる。精密ろ過膜は、例えばJIS K 3802で
は「0.01〜数μm程度の微粒子および微生物をろ過
によって分離するために用いる膜」と定義されている
が、本発明では、20kPa以下の圧力で実用的なろ過
が可能な、孔径が0.04μmよりも大きい微孔を多数
有する多孔膜を用いるのが好ましい。因みに、このよう
な精密ろ過膜は、種類が特に限定されるものではなく、
公知の各種のもの、例えばセルロース膜やポリオレフィ
ン系樹脂膜などの有機高分子膜を用いることができる。
【0023】支持膜層21は、上述のろ過膜層20に対
して形状保持性を付与し、ろ過膜層20を円筒状に設定
するためのものである。このような支持膜層21は、通
液性を有する多孔質材料であれば各種のものを用いるこ
とができるが、通常は、腰の強さ、優れた強度、優れた
耐薬品性、高い耐熱性および経済性を備えたポリプロピ
レン樹脂製あるいはポリエステル樹脂製の不織布を用い
るのが好ましく、特にポリエステル樹脂製の不織布を用
いるのが好ましい。
【0024】また、管状ろ過膜11aは、図4に示すよ
うに、外周面、即ち、支持膜層21の外周面に、ろ過膜
層20の軸線を中心とする螺旋状に連続的に形成された
突起22を有している。この突起22は、管状ろ過膜群
11において、管状ろ過膜11a同士が密着するのを防
止し、収納容器10内において各管状ろ過膜11aを通
過した被処理液(ろ過液)の流動性を高めるためのもの
である。
【0025】例えば、突起22の高さを0.05mmに
設定した場合、管状ろ過膜11aの有効長が例えば70
cmならば、隣接し合う2本の管状ろ過膜11aの間に
は、少なくとも0.005×70=0.35cm2の面
積が確保されることになる。したがって、このような間
隙が管状ろ過膜群11内に多数存在すれば、収納容器1
0内においてろ過液の流れに対する抵抗は著しく軽減す
ることになり、ろ過液の流動性が著しく高まることにな
る。
【0026】上述のような管状ろ過膜11aは、通常、
内径(図5のX)が3〜15mmに設定されているのが
好ましく、5〜10mmに設定されているのがより好ま
しい。内径が3mm未満の場合は、被処理液、特に、高
汚濁の被処理液をろ過する際において、被処理液中に含
まれる各種のろ別成分や夾雑物により管状ろ過膜11a
が閉塞し易くなり、ろ過処理を長期間安定に継続するの
が困難になるおそれがある。逆に、内径が15mmを超
える場合は、容積の限られた収納容器10内(すなわ
ち、集水管12と外筒13との間の空間)に充填可能な
管状ろ過膜群11に含まれる管状ろ過膜11aの本数が
減少することになるため、管状ろ過膜モジュール2の単
位容積当りのろ過面積(有効膜面積)が小さくなる。そ
の結果、ろ過流量が低下することになるので、管状ろ過
膜モジュール2のコンパクト化を図りながら被処理液の
効率的なろ過処理を実施するのが困難になるおそれがあ
る。
【0027】また、管状ろ過膜11aは、肉厚(A)と
外径(B)との比(A/B)が0.025〜0.1に設
定されているのが好ましく、0.03〜0.1に設定さ
れているのがより好ましい。なお、ここで言う管状ろ過
膜11aの肉厚および外径は、上述の突起22の厚さ
(高さ)を含んでいる。この比が0.025未満の場合
は、管状ろ過膜11aに対して外側から圧力を加えた場
合、管状ろ過膜11aが潰れやすくなる。この結果、被
処理液のろ過工程において管状ろ過膜11aの内周面に
堆積するろ別成分などからなるケーク層を排除するため
に、管状ろ過膜11aに対して外側から圧力を加えて逆
洗操作を実施した場合、管状ろ過膜11aが潰れてしま
い、管状ろ過膜11aを逆洗するのが実質的に困難にな
る。なお、20kPa以上の耐圧性を達成するために
は、この比を0.03以上に設定するのが好ましい。一
方、この比が0.1を超える場合は、管状ろ過膜モジュ
ール2の単位容積当りのろ過面積(有効膜面積)が小さ
くなる。その結果、ろ過流量が低下することになるた
め、管状ろ過膜モジュール2のコンパクト化を図りなが
ら被処理液の効率的なろ過処理を実施するのが困難にな
るおそれがある。
【0028】上述の管状ろ過膜11aは、肉厚と外径と
の比が上述のように規定されているため、潰れ圧が大き
い。特に、この比が0.03以上の場合、管状ろ過膜1
1aの潰れ厚は、浸漬型膜ろ過方式において通常設定さ
れるろ過圧の上限である20kPa以上、即ち少なくと
も20kPaに設定され得る。なお、ここで言う「潰れ
圧」とは、管状ろ過膜11aの外側(すなわち、支持膜
層21側)から内側に向けて圧力を加えた場合におい
て、管状ろ過膜11aが押し潰され始めるときの圧力を
いう。
【0029】因みに、管状ろ過膜11aの潰れ圧は、肉
厚と外径との比の3乗に比例するため(例えば、小栗冨
士雄著「機械設計図表便覧」、9−2、共立出版株式会
社参照)、当該比を大きく設定するに従って大きくなる
ことになる。
【0030】また、突起22の高さは、通常、0.02
〜0.2mmに設定されているのが好ましい。突起22
の高さが0.02mm未満の場合は、管状ろ過膜群11
において管状ろ過膜11a同士が密着し易くなり、結果
的にろ過液の流動性を高めるのが困難になるおそれがあ
る。一方、0.2mmを超える場合は、管状ろ過膜群1
1に含まれる管状ろ過膜11aの本数、すなわち、管状
ろ過膜モジュール2の収納容器10内に充填可能な管状
ろ過膜11aの本数が減少することになるため、管状ろ
過膜モジュール2の単位容積当りのろ過面積が小さくな
る。その結果、ろ過流量が低下することになるため、管
状ろ過膜モジュール2のコンパクト化を図りながら被処
理液の効率的なろ過処理を実施するのが困難になるおそ
れがある。なお、ここで言う突起22の高さとは、支持
膜層21の表面からの突出量をいう。
【0031】突起22の高さは、被処理液の種類に応じ
て適宜選択することもできる。例えば、被処理液が活性
汚泥液のようにろ過流量が比較的小さいものである場合
は、ろ過面積を確保する観点から突起22は低目に設定
するのが好ましい。一方、被処理液が河川の水のように
ろ過流量が比較的大きいものである場合は、ろ過液の流
動性を高める観点から、突起22は高目に設定するのが
好ましい。
【0032】次に、図6を参照しつつ、上述の管状ろ過
膜11aの製造方法の一例を説明する。先ず、支持膜層
21上にろ過膜層20が一体的に積層された、長尺短冊
状(テープ状)の複合膜23を用意する。そして、この
複合膜23を、図7に示すように、別途用意した円柱状
の心棒24に対し、支持膜層21側が表側になるように
幅方向の両端部23aを重ね合わせながら螺旋状に巻き
つける。この状態で重ね合わされた両端部23a同士を
接着剤、あるいは超音波溶着法により接着すると、目的
とする管状ろ過膜11を得ることができる。なお、この
ような管状ろ過膜11aの製造方法は、例えば特公昭5
6−35483号において既に公知である。
【0033】このような管状ろ過膜11aの製造工程に
おいて、重ね合わされた複合膜23の両端部23aは、
上述の螺旋状の突起22を形成することになる。ここ
で、複合膜23の重なり具合や接着方法を適宜調節する
と、突起22の高さを上述の範囲に設定することができ
る。
【0034】次に、図7および図8を参照して、上述の
管状ろ過膜モジュール2の製造方法を説明する。この管
状ろ過膜モジュール2は、平膜や中空糸膜の取り扱いに
細心の注意が要求され、しかも多くの製造工程を要する
平膜モジュールや中空糸膜モジュールに比べ、簡単な工
程により容易に製造することができる。先ず、図7に示
すような固定装置30を用い、収納容器10を形成す
る。ここで用いる固定装置30は、外筒13内に集水管
12を同心状態で固定するためのものであり、外筒13
を保持するための外筒保持部31と、集水管12を保持
するための集水管保持部32とを備えている。
【0035】外筒保持部31は、外筒13の一端を収納
するための受け部33と、受け部33に対して外筒13
を固定するための押え板34とを有している。受け部3
3は、外筒13の端部を収納可能な円形の凹部33aを
有しており、その凹部33aの中心部には、孔部33b
が形成されている。また、凹部33aは、深さ方向の中
程において、開口側の内径が大きくなるよう設定されて
おり、そのような内径の変更部分において段部33cを
形成している。さらに、凹部33aの開口部周縁には溝
35が形成されており、当該溝35には環状のゴム弾性
体35aが配置されている。一方、押え板34は、中心
部に外筒13を挿入可能な挿入孔34aを備えた部材で
あり、平面形状が受け部33と概ね同じに設定されてい
る。
【0036】一方、集水管保持部32は、シャフト3
6、位置決め部材37、押え具38およびナット39を
備えている。シャフト36は、集水管12内に挿入可能
でありかつ受け部33の孔部33bを貫通可能な棒状の
部材であり、一端に螺旋部36aを有し、また、他端に
頭部36bを有している。位置決め部材37は、集水管
12内に挿入可能な挿入部37aと、当該挿入部37a
を集水管12内に挿入した状態で集水管12から突出す
る突出部37bとを一体的に有する概ね円柱状の部材で
あり、その中心部にはシャフト36を貫通させるための
貫通孔37cが形成されている。突出部37bの突出量
は、受け部33の凹部33aにおける低部から段部33
cまでの距離と同じに設定されている。押え具38は、
集水管12の内部に挿入可能な円板状の部材であり、中
心にシャフト36を挿入するための挿入孔38aを有し
ている。ナット39は、シャフト36の螺旋部36aに
対して装着可能なものである。
【0037】上述の固定装置30を用いて収納容器10
を形成する場合は、先ず、外筒13を外筒保持部31に
より保持する。ここでは、外筒13の一端を受け部33
の凹部33a内に挿入し、段部33cに当接させる。そ
して、押え板34の挿入孔34a内に外筒13が挿入さ
れた状態で、押え板34をゴム弾性体35aに対して押
し付けた状態で固定する。これにより、外筒13は、一
端が凹部33a内に挿入された状態で保持されることに
なる。
【0038】次に、集水管保持部32を用い、集水管1
2を外筒13の内部に配置する。ここでは、先ず、位置
決め部材37の挿入部37aの先端に管状のゴム弾性体
37dを装着し、その状態で当該挿入部37aを集水管
12内に挿入する。また、集水管12内に、位置決め部
材37を挿入した側とは異なる側から押え具38を挿入
する。そして、シャフト36を、その頭部36bが押え
具38に当接するよう、押え具38の挿入孔38aおよ
び位置決め部材37の貫通孔37cに挿入する。この状
態で、シャフト36の螺旋部36aが受け部33の孔部
33bから突出するよう集水管12を外筒13の内部に
挿入し、螺旋部36aにナット39を装着する。これに
より、固定装置30は、集水管12が外筒13内で同心
円状に配置された状態で両者を保持し、収納容器10を
形成することになる。
【0039】次に、上述のようにして形成された収納容
器10内に管状ろ過膜群11を充填する。ここでは、図
7に示すように、多数本の管状ろ過膜11aを平行に束
ねた管状ろ過膜群11を、外筒13と集水管12との間
に形成された空間内に挿入する。この際、各管状ろ過膜
11aの長さは収納容器10よりも大きく設定してお
き、管状ろ過膜群11の両端部が収納容器10から突出
するよう設定する。また、各管状ろ過膜11aの両端
は、ヒートシールにより閉鎖しておく。
【0040】次に、樹脂材料を用い、管状ろ過膜群11
を収納容器10に対して固定する。ここでは、先ず、図
8に示すようなモールド40を用意する。このモールド
40は、キャビティ41を備えたものであり、キャビテ
ィ41は管状ろ過膜群11を挿入可能な中心部42と、
中心部42の周りに連続して形成された、収納容器10
の外筒13を挿入可能な外筒挿入部43とを備えてい
る。このモールド40の中心部42には、未硬化状態の
樹脂材料44(例えば未硬化ウレタン樹脂)を注入して
おく。
【0041】一方、固定装置30により形成された収納
容器10において、集水管12の開口側を、キャップ4
5を用いて閉鎖する(図7)。そして、図8に示すよう
に、収納容器10から突出している管状ろ過膜群11を
キャビティ41の中心部42内に注入された樹脂材料4
4中に徐々に浸漬し、外筒13の端部を外筒挿入部43
内で保持する。この状態を樹脂材料44が硬化するまで
維持し、樹脂材料44が完全に硬化してからモールド4
0を取り外す。これにより、管状ろ過膜群11の一端側
は、収納容器10の一端側に対して固定されることにな
る。その後、収納容器10から突出している、硬化した
樹脂材料44および管状ろ過膜群11を切除し、また、
キャップ45を取り外す。
【0042】次に、収納容器10を固定装置30から一
旦分離し、収納容器10を逆向きにしてから再度固定装
置30により固定する。その状態で、モールド40に対
する上述のような操作を繰り返すと、管状ろ過膜群11
の他端側も収納容器10の他端側に対して固定され、目
的とする管状ろ過膜モジュール2が得られる。この際、
集水管12の開口部をキャップ45で閉鎖しなければ、
集水管12の内部にも樹脂材料44が流入し、それが集
水管12の一端を閉鎖することになる。製造された管状
ろ過膜モジュール2において、収納容器10の両端部
は、各管状ろ過膜11aの両端部を除き、硬化した樹脂
材料44による保持部10aが形成され、この保持部1
0aにより液密に閉鎖されることになる。
【0043】なお、上述の製造工程において用いられる
樹脂材料44としては、ウレタン樹脂の他に、エポキシ
樹脂などの他の熱硬化性樹脂やホットメルト接着材を用
いることもできる。但し、大型の管状ろ過膜モジュール
2を製造する場合、樹脂材料44は、使用量を多く設定
する必要があるため、過剰な発熱を抑制する理由および
硬化収縮を抑制する理由から、反応速度が比較的遅く、
弾性率が比較的小さなものを用いるのが好ましい。な
お、ホットメルト接着材は、上述の製造工程において切
削したものから回収して再利用することもできる。この
点においても、ホットメルト接着材が比較的高粘度であ
るがために、ホットメルト接着材の利用が困難な中空糸
膜モジュールに比べ、本実施の形態に係る管状ろ過膜モ
ジュール2は有利である。
【0044】また、上述の製造工程においては、収納容
器10と樹脂材料44との接着性を高めることを目的と
して、外筒13の内周面および集水管12の外周面に対
し、予め接着助剤の利用による、またはコロナ放電処理
による表面処理を施しておいてもよいし、樹脂材料44
のアンカー効果を高めるための溝加工を加えておいても
よい。
【0045】次に、図1を参照して、上述の浸漬型膜ろ
過装置1を用いた被処理液のろ過処理操作を説明する。
先ず、貯留槽3内に、例えば微小ゲル、コロイド成分、
微生物などのろ別成分を含む被処理液を供給して貯留す
る。貯留された被処理液は、空気供給装置4の空気噴出
口から噴出しかつ被処理液内を上昇する空気泡に伴い、
図2に矢印で示すように、管状ろ過膜モジュール2の各
管状ろ過膜11a内を下側から上側に向けて通過する。
この際、被処理液は、管状ろ過膜11aを内側から外側
に通過してろ過され、また、被処理液中に含まれるろ別
成分は、管状ろ過膜11aのろ過膜層20により採取さ
れ、被処理液から取り除かれる。ろ別成分が取り除かれ
た被処理液(ろ過液)は、管状ろ過膜11a間の隙間を
通過し、通液孔12bから集水管12内に流入する。集
水管12内に流入したろ過液は、排出口12aおよび排
出路6を経由して収納容器10の外部に連続的に排出さ
れる。このような一連のろ過処理により、貯留槽3内の
被処理液は、図1に矢印で示すように、管状ろ過膜モジ
ュール2を下側から上側方向に通過して自然に循環する
ことになる。
【0046】上述のようなろ過処理工程において、被処
理液中に含まれるろ別成分は、管状ろ過膜11aの内周
面、すなわちろ過膜層20の表面に徐々に堆積してケー
ク層を形成し、管状ろ過膜11aのろ過性能を低下させ
る。この場合、管状ろ過膜11aは、逆洗操作によりケ
ーク層を取り除き、ろ過性能の回復を図ることができ
る。より具体的には、管状ろ過膜モジュール2の収納容
器10内の圧力を高めて管状ろ過膜11aの外側から内
側に向けてろ過圧よりも大きな圧力を加え、それにより
ケーク層を排除することができる。この際、管状ろ過膜
11aは、上述のように潰れ圧が大きく、例えば少なく
とも20kPaに設定されているため、逆洗操作時の加
圧力により押し潰されてしまうことがなく、逆洗処理後
も形状を維持し、引き続き上述のようなろ過処理に適用
することができる。したがって、この管状ろ過膜11a
は、逆洗操作によりケーク層を適宜取り除くことができ
るため、長寿命化を図ることができる。
【0047】また、管状ろ過膜11aは、上述のように
外周面に突起22を有しているため、管状ろ過膜モジュ
ール2内において、隣接する管状ろ過膜11aと密着し
にくく、管状ろ過膜11a間にろ過液を流通させるため
の効果的な隙間を形成することができる。この結果、こ
の管状ろ過膜11aを備えた管状ろ過膜モジュール2
は、収納容器10内におけるろ過液の流動性を高めるこ
とができ、ろ過液を滞りなく通液孔12bから集水管1
2内に導いて排出口12aから排出しやすい。
【0048】次に、従来のろ過膜モジュールを比較対象
にしつつ、上述の管状ろ過膜モジュール2のコンパクト
性および経済性について説明する。
【0049】管状ろ過膜モジュールの特性の解析的な予
従来の技術の説明において引用した財団法人日本環境整
備教育センター発行の「膜処理法を導入した小型生活排
水処理装置の実用化に関する研究報告書、平成4年〜平
成7年度」において見られるように、フラックスは中空
糸膜モジュールよりも平膜モジュールの方が大きい。こ
のため、従来のモジュールとして平膜を用いたものを解
析の比較対象とした。
【0050】参考のため、図9を参照して、平膜を用い
たモジュール(以下、平膜モジュールという)の概略を
説明する。図において、平膜モジュール50は、収納容
器51と、この収納容器51内に配置された多数の膜プ
レート52とを主に備えている。収納容器51は、例え
ば、上部および下部がそれぞれ開口した角筒状の部材で
ある。一方、膜プレート52は、図10に示すように、
矩形状の枠体53と、この枠体53において隙間54a
を設けて対向し合う1対のろ過膜54,54とを主に備
えている。このろ過膜は、例えば精密ろ過膜である。枠
体53の上部には、隙間54aに連絡する、ろ過液の排
出口53aが形成されている。各膜プレート52の排出
口53aは、通常、図9に示すように、排出管55に接
続される。なお、平膜モジュールの概略は、例えば、建
設省建築研究所 膜分離技術等を用いた高度処理浄化槽
研究委員会、「用水と廃水」Vol.40、No.3、
45(1998)等において説明されている。
【0051】このような平膜モジュール50は、上述の
管状ろ過膜モジュール2と同様に貯留槽3内に配置さ
れ、浸漬型膜ろ過に供される。ここで、空気泡と共に膜
プレート52間を流れる被処理液は、ろ過膜54の外側
から内側に流れてろ過される。そして、その際のろ過液
は、隙間54aを通過し、排出口53aを経由して排出
管55内に排出される。
【0052】表1に、本実施の形態に係る管状ろ過膜モ
ジュール2と上述のような平膜モジュール50の主な特
性をまとめて示す。ここでは、不必要な煩雑さを持ち込
まないようにするため、両モジュールについて膜の長さ
Lを共通とした。同じ理由により、モジュールの設置面
積については、管状ろ過膜モジュール2では収納容器1
0の厚さを、また、平膜モジュール50では枠体43を
それぞれ除いた、膜部分が占める面積を示している。
【0053】
【表1】
【0054】ところで、浸漬型膜ろ過法が適用される大
多数の実液(被処理液)の粘度は数cps(=mPa・
s)以上であり、平膜モジュール50、管状ろ過膜モジ
ュール2共に、モジュール内における被処理液の流れを
層流と見なすことができる。平行流れが層流のクロスフ
ローろ過においては、平膜モジュール50に対する管状
ろ過膜モジュール2のろ過流量が次式(1)で表される
(例えば、中垣、清水、「膜処理技術大系」第1編−第
3章、株式会社フジ・テクノシステム(1991)参
照)。
【0055】
【数3】
【0056】式中、J、Mおよびuは、それぞれろ過流
量、膜面積および平行流れの線速であり、下付き記号T
およびPは、それぞれ管状ろ過膜モジュール2および平
膜モジュール50の値であることを示す。平行流れは気
泡と液体の混合物からなるが、同じ速度で移動している
と仮定している。dは平膜モジュール50の膜プレート
52間の間隔を、また、diは管状ろ過膜モジュール2
の管状ろ過膜11aの内径をそれぞれ示している。
【0057】ここで、指数a、cは、層流の場合ともに
1/3である。したがって、これらの値を代入すると、
次の式(2)のようになる。
【0058】
【数4】
【0059】ここで、管状ろ過膜モジュール2において
は全ての管状ろ過膜11aに、また、平膜モジュール5
0においては全ての膜プレート52間に気泡が均等に分
配されていると仮定すると、各モジュールにおける平行
流れの線速について、それぞれ次式(3)および(4)
が導かれる。
【0060】
【数5】
【0061】ここで、qaは、一つの流路あたりに換算
した空気流量であり、管状ろ過膜モジュール2では1本
の管状ろ過膜11a当たりの空気の流量を、また、平膜
モジュール50では幅wの1つの膜プレート52間隔当
たりの空気の流量をそれぞれ意味する。したがって、u
aは換算線速である。ρfおよびμfは、それぞれ被処理
液の密度および粘度である。σは無次元の圧力損失係数
であり、管状ろ過膜モジュール2では32、平膜モジュ
ール50では12である。gは重力加速度である。
【0062】換算線速は、単位膜面積当りの空気流量、
またはモジュール当りの空気流量に、それぞれのモジュ
ールの形状を表す数値を用いて次の表2のように変換す
ることができる。
【0063】
【表2】
【0064】表1および表2から、管状ろ過膜モジュー
ル2と平膜モジュール50との線速比が次の式(5)で
表される。
【0065】
【数6】
【0066】式(2)および(5)を用い、管状ろ過膜
モジュール2および平膜モジュール50の能力を様々な
視点から比較することができるが、現実性を失わずに単
純化するため、ここでは、両モジュールに共通の条件と
して、被処理液の密度ρfを1,000kg/m3、膜の
長さLを1mに設定する。また、平膜モジュール50に
ついては膜プレート52の厚さtを5mmに設定し、管
状ろ過膜モジュール2については管状ろ過膜11aの外
径(d0)と内径(di)との比(d0/di)を1.2、
充填率εを0.8(最密充填状態では約0.9である)
にそれぞれ設定する。空気流量については、平膜モジュ
ール50で標準的に用いられている単位膜面積当たり1
5/分/m2を比較基準とする。
【0067】次の表3は、被処理液の粘度μfを10m
Pa・sに設定した場合において、膜プレート52間隔
dと管状ろ過膜11aの内径diとを同じにし、また、
両モジュールについて総膜面積と総空気流量とを同じに
した場合の計算結果を示している。
【0068】
【表3】
【0069】また、次の表4は、同じ条件で被処理液の
粘度μfのみを100mPa・sに変更した場合の計算
結果を示している。
【0070】
【表4】
【0071】表3および表4が示すように、広い粘度範
囲の被処理液に関し、管状ろ過膜モジュール2は、平膜
モジュール50の約1/2の設置面積であるにも拘わら
ず、ろ過流量が平膜モジュール50よりも大きい。
【0072】もう一つの例として、被処理液の粘度μf
を10mPa・sに設定した場合において、膜プレート
52間隔dと管状ろ過膜11aの内径diとを同じに
し、また、両モジュールについて、モジュール設置面積
と総空気流量とを同じにした場合の計算結果を表5に示
す。
【0073】
【表5】
【0074】表5は、同じモジュール設置面積、同じ空
気流量の場合、管状ろ過膜モジュール2が平膜モジュー
ル50の2倍以上のろ過流量を持つことを示している。
さらに、表3〜表5は、ろ過流量を膜面積で割ったフラ
ックスも大きく、管状ろ過膜モジュール2が平膜モジュ
ール50に比べて原理的にも優れていることを示してい
る。
【0075】解析結果の妥当性を検証するための試験方
以上の解析結果の妥当性を検証するために、次のような
試験を検討した。試験方法の詳細とその結果については
後述するが、ここでは、解析結果の妥当性を検証するた
めの試験方法の論理的背景について説明する。
【0076】特定の実液(被処理液)を用いると、必然
的にその特有の性質を反映した特定の結果が導かれ、必
ずしも管状ろ過膜モジュール2の一般的特徴が明かにさ
れないおそれがある。一方、一定の特性に制御されたモ
デル液を用いた原理的・科学的な評価方法では、実液と
の乖離が懸念されるが、溶存成分が膜に対して不可逆的
に吸着したり、ろ過膜にろ別成分が堆積することにより
形成されるケーク層が特異な挙動を示さない限り、ま
た、実液の基本的な流体力学的特性がモデル液と同様に
ニュートン流体として近似できるならば、ここで得られ
た結果は、実液の種類毎に特有の工夫を加える必要があ
るとしても、本質的には、実液に対しても同様に成り立
つものと考えられる。
【0077】本発明者等は、モデル液が具備すべき性質
として、以下の要件を設定した。 1.特性が明瞭で、簡単に測定が可能であること。 2.試験に要する時間内で特性が変わらないこと。 3.容易に入手が可能で、第三者による追試も可能であ
ること。 4.膜に対して特定の化学的吸着性を示さないこと。 5.難ろ過性であること。
【0078】精密ろ過膜の評価液として古くからよく利
用されているラテックスや粘土鉱物の懸濁液は、要件5
を満たさない。これらの他に種々の液を調べた結果、本
発明者等は、カルボキシメチルセルロースの水懸濁液が
1〜5のすべての要件をほぼ満足することを見出した。
【0079】カルボキシメチルセルロースは、代表的な
水溶性高分子と考えられ、その水溶液は透明であるが、
精密ろ過膜で定速ろ過すると、速やかにろ過圧が上昇す
る。また、そのろ過液の粘度は水に近いことから、その
水溶液において、カルボキシメチルセルロースは分子状
態で水中に溶解しているのではなく、微小ゲルの状態で
水中に懸濁しているものと考えられる。
【0080】浸漬型膜ろ過法により活性汚泥液をろ過処
理する場合において、ろ過抵抗が増大することが知られ
ているが、その原因が汚泥菌ではなくその分泌物である
水溶性巨大高分子物質にあることが示唆されている(例
えば、浜谷慎一郎他、第37回下水道研究発表会講演
集、7−90、2000)ことに鑑みると、カルボキシ
メチルセルロースの微小な水性ゲル懸濁液は、好適なろ
過モデル液としての資質を備えているものと考えられ
る。
【0081】カルボキシメチルセルロース水懸濁液の粘
度を大きく変化させたい場合には、比較的分子量の大き
いポリエチレンオキサイドを加える。カルボキシメチル
セルロースとは異なり、ポリエチレンオキサイドは分子
状態でほぼ完全に水に溶解し、その水溶液を精密ろ過膜
でろ過した液の粘度は、元の水溶液と変わらないからで
ある。したがって、カルボキシメチルセルロースの水懸
濁液、あるいはこれにポリエチレンオキサイドを加えて
粘度調整した液を用いると、一般性を失うことなく、上
述の解析予測を客観的に検証することができると考えら
れる。したがって、この試験では、カルボキシメチルセ
ルロースの水懸濁液をモデル液(試験液)として使用す
ることにした
【0082】解析結果の妥当性の検証試験 次に、解析結果の妥当性を検証するために、解析予測を
モデル液によって検証した結果を説明する。
【0083】先ず、耐熱性ポリ塩化ビニル樹脂14重量
部を溶剤であるテトラヒドロフラン56重量部に溶解
し、これに対してイソプロピルアルコール30重量部を
さらに添加した。このようにして得られた合成樹脂溶液
を、多孔体である厚さ0.12mmのポリエステル樹脂
系不織布に含浸させた後に乾燥した。これにより、平均
孔径が0.4μmの微孔を多数有するポリ塩化ビニル樹
脂フイルムによるろ過膜層と、ポリエステル樹脂系不織
布からなる支持膜層とが積層された、厚さが0.15m
mの複合膜を得た。
【0084】また、得られた複合膜を幅2cmのテープ
状に裁断し、この複合膜テープを、上述のように幅方向
の両端部が重なり合うように円柱状の心棒に対して螺旋
状に巻きつけた。そして、重なり合った部分を超音波溶
着し、長さ約70cm、内径5mm、肉厚と外径との比
が0.028の、外周面が平滑な管状ろ過膜を製造し
た。
【0085】得られた複合膜および管状ろ過膜を用い、
上述のような平膜モジュール50および管状ろ過膜モジ
ュール2を作成した。各モジュールの仕様は表6の通り
である。なお、管状ろ過膜モジュール2では、外筒13
として内径が31mmのプラスチックパイプを使用し、
集水管12として外径が8mmのプラスチックパイプを
使用した。この検証試験の目的は、小型のモジュールを
用いてできるだけ同じ条件で管状ろ過膜モジュールの基
本的な性能を平膜モジュールと比較することである。従
って、管状ろ過膜モジュールの特徴をより効率的に発揮
させるための条件である充填率や比(d/S)につい
ては、後述する範囲にこだわらなかった。一方、平膜モ
ジュール50では、膜プレート52を構成する枠体53
と同じ幅で厚さ5mmのスペーサーを用い、膜プレート
52間の間隔を5mmに設定し、また、気泡と被処理液
の流路幅を膜幅と同じ7.5cmに設定した。
【0086】
【表6】
【0087】次に、作成したモジュールを用い、上述の
ような浸漬型膜ろ過装置1を作成した。ここで、管状ろ
過膜モジュール2を用いた浸漬型膜ろ過装置1では、外
筒13と同じ内径のプラスチックパイプからなる気泡の
案内筒5を接続し、当該モジュール2の底面から20c
m下方に位置する口径4mmの空気噴出口から空気を噴
出するように設定した。一方、平膜モジュール50を用
いた浸漬型膜ろ過装置1では、収納容器51と同じ断面
形状の気泡の案内筒を接続し、当該モジュール50の底
面から20cm下方に位置する口径4mmの空気噴出口
から空気を噴出するように設定した。
【0088】貯留槽3として、直径25cm、深さ17
0cmの透明容器を用い、この貯留槽3内に貯留したモ
デル液に対して浸漬型膜ろ過を実施した。この際、モデ
ル液の温度を26±1℃に調整した。モデル液として
は、表7に示す水溶液を使用した。表7中、CMCはカ
ルボキシメチルセルロースを、PEOはポリエチレンオ
キサイドをそれぞれ意味している。表7に示した粘度は
26±1℃における値である。
【0089】
【表7】
【0090】はじめに、ろ過液の粘度を測定し、CMC
とPEOの透過性を確認した。CMCのみの溶液の粘度
は、約1.5mPa・s以下(粘度計の読み取り精度の
限界)であり、一方、CMCとPEOとの混合溶液の粘
度は、PEOの濃度に相当する粘度であった。これらよ
り、大部分のCMCは水中に微小ゲルの状態で懸濁して
いるために膜を透過せず、PEOは水中に分子状態で溶
解しているために膜を素通りしたものと判断した。
【0091】ろ過流量が一定値に到達するまでの時間
は、空気流量が小さく、モデル液濃度が大きくなるとと
もに長くなる傾向が見られたが、概ね3時間であった。
以下のろ過流量には、この定常値が用いられている。な
お、ろ過流量は、20mlメスシリンダーとストップウ
オッチとを用いて測定した。容量の測定誤差は±0.1
mlである。
【0092】ろ過によりモデル液から排除される成分が
CMCのみであれば、よく知られた次のクロスフローろ
過フラックス式(6)において、CMCとPEOとの混
合液のCg、Cb(Cgはゲル化濃度であり、Cbはモデル
液のCMC濃度である)はCMC濃度だけで決定され、
また、その拡散係数Dは混合液の粘度に概ね反比例する
はずである。
【0093】
【数7】
【0094】したがって、CMC濃度を一定にした混合
液のフラックスは、次の式(7)のようになるはずであ
る。ただし、α、βは定数である。
【0095】
【数8】
【0096】管状ろ過膜モジュール2を使用して、空気
流量を1.5L/分に、また、水頭差を60cmにそれ
ぞれ設定して測定したろ過流量とモデル液の粘度との関
係を図11に示す。図において、直線の勾配は、拡散係
数Dが粘度に反比例するとした場合の理論値である−
0.67よりも小さいが、よい直線性を示している(拡
散係数Dが粘度の−1.25乗に比例するならば、理論
値と測定値とは一致する)。
【0097】空気の換算線速が実際の浸漬型膜ろ過法で
採用される空気流量に相当する領域では、上記式(5)
の平方根の値はほぼ1になるので、上記式(7)の線速
uは、空気の換算線速、すなわち空気の流量に比例す
る。したがって、上記式(2)、式(5)および式
(7)から、現実的には、ろ過流量は空気流量の1/3
乗に比例すると予想される。そこで、0.9%CMCと
PEOとの混合液を用いて水頭差を60cmに設定し、
空気流量を変えながら空気流量とろ過流量との関係を確
認した。結果を図12に示す。図12において、直線の
勾配0.37は、解析予測値の1/3よりも少しずれて
いるが、測定誤差の範囲内では1/3に一致する。
【0098】次に、平膜モジュール50について、0.
9%CMCとPEOとの混合液を用いて水頭差を60c
mに設定し、空気流量を変えながら空気流量とろ過流量
との関係を確認した。結果を図13に示す。図13は、
管状ろ過膜モジュール2の場合と同様に、上記式(7)
が成り立っていることを示している。
【0099】最後に、これらの測定結果を用い、上記式
(2)および式(5)を検証する。両モジュールの仕様
から、空気流量を共通にすると、これらの式は、それぞ
れ次の式(2−1)および式(5−1)のようになる。
【0100】
【数9】
【0101】ここで、被処理液の密度を1,000kg
/m3、粘度を8mPa・sとして、ろ過流量比を計算
した結果を表8に示す。なお、表8における測定値は、
図12および図13のデータから求めた。
【0102】
【表8】
【0103】試験に使用した平膜モジュール50では二
枚の膜プレート52に対して三つの流路があることか
ら、線速がn>>1とした解析式よりも小さくなってい
ることを考慮すると、ろ過流量比の解析値と測定値は極
めてよく一致していると言える。
【0104】膜プレート52の間隔dと管状ろ過膜11
aの内径diとを同じにし、また、両モジュールについ
てモジュール設置面積と総空気流量とを同じにした場合
には、上記表5の結果が得れることも論理的に証明され
る。また、被処理液中の溶存成分が膜に不可逆的に吸着
したり、ケーク層が特異な挙動をしない限り、層流とし
て近似できるすべての実液に対しても、ここで得られた
結果は成り立つ。実際に、比較的よく制御された活性汚
泥液の浸漬型膜ろ過試験(例えば、大川論他、第37回
下水道研究発表会講演集、7−94、2000)では、
ろ過流量が空気流量の1/3乗にほぼ比例している(当
該講演集に記載されたグラフが小さいため、正確なデー
タを読み取り難いが、概ね、ろ過流量は空気流量の1/
3乗に比例していると判断することが可能である)。以
上より、本実施の形態に係る管状ろ過膜モジュール2
は、従来の膜モジュール、すなわち平膜モジュール50
に比べてコンパクト性において格段に優れていることが
判明した。
【0105】また、以上の検証試験の結果を考慮する
と、本実施の形態に係る管状ろ過膜モジュール2は、外
寸法を基準にした場合の単位容積当たりのろ過流量が、
同程度の空気流量の下で用いられる平膜モジュールおよ
び中空糸膜モジュールの2倍以上になる。浸漬型膜ろ過
法は、その際に利用する空気流量が多くなるほどろ過処
理に要するエネルギーコストが高まることになるから、
この管状ろ過膜モジュール2は、従来の平膜モジュール
や中空糸膜モジュールと比較した場合、経済性が格段に
優れていることもわかる。
【0106】管状ろ過膜モジュールのコンパクト化に関
する手段 上述のように、この実施の形態の管状ろ過膜モジュール
2では、管状ろ過膜11aをほぼ最密充填することがで
きるが、実際には、必ず小さな未充填部分が生じる。こ
の未充填部分の割合は、管状ろ過膜11aの充填本数が
多くなるほど小さくなるが、充填領域の全面積に対する
管状ろ過膜11aの占める面積の比である充填率は、実
用的なモジュール規模で0.8以上である(最大値は、
最密充填状態の0.9である)。したがって、この管状
ろ過膜モジュール2においても、充填率は0.8以上で
あることが好ましい。なお、ここでの充填率は、収納容
器10における集水管12と外筒13との間の軸線方向
に垂直な断面積S(図3において、網掛け線で表示して
いる部分の面積)に対し、管状ろ過膜11aが占める面
積の割合で定義される。より具体的には、本実施の形態
に係る管状ろ過膜モジュール2における充填率(ε)
は、次の式(a)のようになる。式中、Nは管状ろ過膜
群11に含まれる管状ろ過膜11aの本数であり、d
は管状ろ過膜11aの外径である。
【0107】
【数10】
【0108】上述のように、管状ろ過膜11aの表面に
突起22を付けることによって、ろ過液に対する管状ろ
過膜11a間の抵抗を軽減することはできるが、集水管
12の周囲に並ぶ管状ろ過膜11aが少なければ、すべ
ての管状ろ過膜11aを透過したろ過液が、これらの限
られた間隙を通過しなければならないので、ろ過流量が
大きい場合には、ここで生じる抵抗を無視することが出
来なくなる。
【0109】ここで、上述の充填率に関する式(a)よ
り、管状ろ過膜11aの充填本数Nは次の式(8)のよ
うになる。
【0110】
【数11】
【0111】また、集水管12の周りの管状ろ過膜11
aの間隙の数は集水管12の外径d に比例し、管状ろ
過膜11aの外径d0に反比例する。そこで、管状ろ過
膜モジュール2内での全圧力損失Fがここで生じると荒
く近似すれば、ろ過流量Jは、充填本数Nと、ろ過圧P
と圧力損失Fとの差に概ね比例すると考えられるので、
比例係数をαで表すと、次の式(9)のようになる。
【0112】
【数12】
【0113】圧力損失Fは、ろ過流量Jに比例し、上記
間隙の数に反比例するから、係数をβとすると、次の式
(10)のようになる。
【0114】
【数13】
【0115】これらの式(9)および(10)から、圧
力損失が0のときのろ過流量J0に対するJの割合は、
次の式(11)のようになる。
【0116】
【数14】
【0117】したがって、管状ろ過膜モジュール2の大
きさによらず、ろ過流量Jが常にJ 0の80%以上を確保
するためには、次の式(12)の関係を満足する必要が
ある。
【0118】
【数15】
【0119】この式(12)は、厳密な正しさに欠ける
が、現実の管状ろ過膜モジュール2の設計においては役
立つ。すなわち、被処理液のろ過フラックス、管状ろ過
膜11aの突起22の高さおよび充填率によって、d
/Sの最小値が決まる。この値は、モジュールの長さに
は無関係である。
【0120】浸漬型膜ろ過法の最大フラックスを5m/
日と想定して、上述の突起22の高さ及び充填率の範囲
で、J/J0が80%になる式(11)の右辺の値を確
認すると、1m-1よりやや大きい程度である。したがっ
て、この実施の形態では、管状ろ過膜膜モジュール2の
ほとんどの用途において圧力損失によるエネルギー効率
の低下を軽微に抑えることができるd/Sの値として
0.3〜1m-1を採用するのが好ましい。換言すると、
集水管12の外径dは、外筒13の大きさに応じ、こ
のd/Sの値が上記範囲内に設定されるよう、適切に
設定するのが好ましい。
【0121】フラックスが5m/日を超えるほど大きい
場合には、図14に示すように、集水管12の外周面の
上下部において外筒13方向に突出するスペーサー14
を配置するのが好ましい。このようなスペーサー14に
より、集水管12と管状ろ過膜群11との間に空間を形
成すると、ろ過液の流れに押されて管状ろ過膜11aが
わずかに移動し、隙間が大きくなるため、ろ過液に対す
る抵抗をさらに軽減することができる。
【0122】なお、管状ろ過膜11aは、上記式(2)
が示すように、内径が大きくなると、ろ過流量が低下す
る。従って、このような観点から、管状ろ過膜11aの
内径は、15mm以下に設定するのが好ましく、10m
m以下に設定するのがより好ましい。
【0123】本実施の形態に係る管状ろ過膜モジュール
2を備えた浸漬型膜ろ過装置1は、活性汚泥液のような
高汚濁液のろ過処理用として用いられる場合において特
に効果的であるが、そのような高汚濁液だけではなく、
河川水のような低汚濁液をろ過処理する場合においても
効果的に利用することができる。すなわち、この浸漬型
膜ろ過装置1は、被処理液を選ばず、各種の被処理液の
ろ過処理用に広く用いることができる。
【0124】[他の実施の形態] (1)上述の実施の形態では、管状ろ過膜11aにおい
て突起22を連続した螺旋状に設けたが、突起22の形
態はこれに限定されるものではない。すなわち、突起2
2は、支持膜層21の外周面において部分的に設けられ
ていればよく、例えば、断続的な螺旋状や点状などの各
種の形態で設けられていてもよい。
【0125】(2)上述の実施の形態では、管状ろ過膜
11aをろ過膜層20と支持膜層21との2層構造に形
成したが、管状ろ過膜11aの潰れ圧を、その肉厚と外
径との比を適宜設定することにより上述の所要の値に設
定する場合は、図15に示すように、支持膜層21の外
周面にさらに通液性を有する補強層25を配置してもよ
い。
【0126】ここで用いられる補強層25は、通液性を
有するものであれば特に限定されるものではないが、通
常は支持膜層21を構成するものと同様の不織布、特に
ポリエステル樹脂系の不織布が好ましく用いられる。な
お、このような補強層25を備えた管状ろ過膜11a
は、通常、管状ろ過膜11aを製造するために用いられ
る上述の複合膜23の支持膜層21側にさらに補強層2
5が積層された複合膜を用いると製造することができ
る。このような複合膜を製造する場合において、補強層
25は、通常、支持膜層21の表面にホットメルト接着
剤や熱硬化性接着剤を点在させて接着するのが好まし
い。このようにすると、複合膜は、補強層25によりろ
過抵抗が高まるのを抑制することができ、上述の実施の
形態に係る管状ろ過膜11aと同様のろ過抵抗、すなわ
ち、ろ過液の通過性を達成することができる。
【0127】なお、管状ろ過膜11aがこのような補強
層25を備えている場合、当該管状ろ過膜11aの肉厚
および外径は、この補強層25を含めて計算する。ま
た、管状ろ過膜11aの表面に上述のような突起22を
形成する場合、当該突起22は補強層25の表面に形成
する必要がある。
【0128】
【実施例】実施例1 上述の検証試験の際に作成した複合膜の支持膜層側にホ
ットメルト接着剤を点在させ、厚さ0.15μmの不織
布(支持膜層と同じポリエステル樹脂系不織布)を補強
層としてさらに積層し、複合膜を得た。この複合膜を、
検証試験のときと同様、心棒に対して螺旋状に巻きつ
け、内径7mm、肉厚0.3mm、螺旋状の突起の高さ
0.05mm、この突起を含めた外径が7.7mmの管
状ろ過膜を作成した。この管状ろ過膜は、肉厚と外径と
の比が0.045である。
【0129】得られた突起付き管状ろ過膜を用い、図2
に示す管状ろ過膜モジュール2と同様のモジュールを製
造した。ここで、収納容器には、全長が65cmの呼び
−350−硬質塩化ビニル管(JIS K 6741−
1975、近似内径348mm)を利用した。また、集
水管には、同じく全長が65cmの呼び−60−硬質塩
化ビニル管(JIS K 6741−1975、近似外
径60mm)を利用し、これに直径10mmの穴を約3
cm間隔で多数穿孔して通液孔を形成した。
【0130】次に、上述のようにして得られた管状ろ過
膜を1,650本用意し、各管状ろ過膜の長さを73c
mに切り揃えると共に、各管状ろ過膜の両端をヒートシ
ールした。そして、これらの管状ろ過膜を束ねて管状ろ
過膜群を形成し、これを上述のような固定装置を用いて
形成された収納容器内に挿入した。この際、管状ろ過膜
群は、その両端が収納容器の両端からそれぞれ4cm突
出した状態になるよう設定した。これにより、管状ろ過
膜群と収納容器とが組合わされた組合せ体を得た。
【0131】次に、キャップを用いて集水管の一端を閉
鎖した状態に設定し、組合せ体の当該一端側を未硬化の
ウレタン樹脂を入れたテフロン(登録商標)製のモール
ド内に徐々に浸し、ウレタン樹脂が完全に硬化するまで
放置した。ウレタン樹脂の硬化後、組合せ体の他端側に
ついても同様の処理をした。この際、集水管の他端側は
開口状態に設定した。次いで、硬化したウレタン樹脂を
収納容器の両端で切り落とすと共にキャップを取り外
し、実用規模の目的とする管状ろ過膜モジュールを得
た。なお、管状ろ過膜群を収納容器に対して固定する、
ウレタン樹脂からなる保持部の長さは、収納容器の上下
について、それぞれ約5cmに設定した。
【0132】この管状ろ過膜モジュールは、有効膜面積
が20m2であり、管状ろ過膜の充填率は82%であっ
た。また、集水管と外筒との間の軸方向に垂直な断面積
に対する集水管の外径の比は、0.64m−1であっ
た。さらに、当該モジュールの外寸法を基準にした単位
容積当たりの膜面積は290m2/m3であった。この値
は、同程度の規模の平膜モジュール、中空糸膜モジュー
ルの約2倍である。したがって、この管状ろ過膜モジュ
ールは、従来の平膜モジュールや中空糸膜モジュールと
比較した場合、ろ過性能を維持しつつ格段にコンパクト
化できることがわかる。
【0133】また、上述の検証試験の結果を考慮する
と、この管状ろ過膜モジュールは、外寸法を基準にした
場合の単位容積当たりのろ過流量が、同程度の空気流量
の下で用いられる平膜モジュールおよび中空糸膜モジュ
ールの2倍以上になる。浸漬型膜ろ過法は、その際に利
用する空気流量が多くなるほどろ過処理に要するエネル
ギーコストが高まることになるから、この管状ろ過膜モ
ジュールは、従来の平膜モジュールや中空糸膜モジュー
ルと比較した場合、経済性が格段に優れていることがわ
かる。
【0134】実施例2 実施例1で得られた複合膜(補強層を有するもの)を実
施例1の場合と同様にして管状に構成し、長さ約70c
m、内径5mm、肉厚0.3mm、肉厚と外径との比が
0.054の管状ろ過膜を製造した。
【0135】得られた管状ろ過膜の一端を密封し、水で
十分に濡らしてから、他端を減圧ポンプに接続した。管
状ろ過膜の外観状況を観察しながら管状ろ過膜内を徐々
に減圧すると、−80kPaで突然潰れた。この管状ろ
過膜は、肉厚と外径との比が上述のように設定されてい
るため潰れ圧が大きく、逆洗処理可能な強度を有してい
ることがわかる。
【0136】実施例3 内径を7mm、肉厚と外径との比を0.039に設定し
た点を除き、実施例2と同様の管状ろ過膜を製造した。
この管状ろ過膜について、実施例2の場合と同様にして
内部を減圧したところ、約−30kPaで突然潰れた。
この管状ろ過膜も、肉厚と外径との比が上述のように設
定されているため潰れ圧が大きく、逆洗処理可能な強度
を有していることがわかる。
【0137】参考例1 実施例1で得られた複合膜(補強層を積層する前のも
の)を実施例1の場合と同様にして管状に構成し、長さ
約70cm、内径5mm、肉厚と外径との比が0.02
8の、外周面が平滑な管状ろ過膜を製造した。この管状
ろ過膜について、実施例2の場合と同様にして内部を減
圧したところ、−17kPaで突然潰れた。この管状ろ
過膜は、肉厚と外径との比が上述のように設定されてい
るため潰れ圧が小さく、逆洗処理の困難なことがわか
る。
【0138】実施例4 実施例2で得られた管状ろ過膜を用い、有効長を43c
mとした以外、上述した解析結果の妥当性の検証試験で
使用したモジュールと同様にして、膜面積が約0.13
2の小型管状ろ過膜モジュールを作成し、逆洗効果を
確認した。この管状ろ過膜モジュールの下部に、当該モ
ジュールの収納容器と同じ内径のプラスチックパイプを
気泡の案内筒として接続した。そして、これを、被処理
液中に浸漬し、管状ろ過膜モジュールの下面20cmの
ところに配置した口径4mmのノズルから膜面積1m2
当り15L/分の流量で気泡を発生させ、水頭差60c
m(約6kPa)の圧力で被処理液のろ過を開始した。
【0139】なお、被処理液としては、カルボキシメチ
ルセルロース濃度が3,000ppmの透明な水溶液を
用いた。この水溶液の粘度は25℃で7mPa・sであ
ったが、ろ過液の粘度は約1.3mPa・sであったの
で、被処理液においてカルボキシメチルセルロースは微
小ゲルの状態で懸濁していたと考えられる。
【0140】上述のろ過工程において、ろ過流量は、当
初30mL/分であったが、徐々に低下して2時間後に
は17mL/分となり、その後はほぼ一定になった。ろ
過開始から3時間後、ろ過を一時停止して10分間気泡
だけを送り続け、その後再びろ過を開始したところ、初
期ろ過流量は20mL/分に回復したが、約10分後に
は再び17mL/分まで低下した。
【0141】次に、管状ろ過膜モジュールの集水管に設
けられたろ過液の排出口(内径12mm)にコンプレッ
サーを接続し、収納容器内に40kPaの空気圧を加え
た。これにより、集水管内と外筒内に溜まったろ過液を
使って管状ろ過膜を逆洗した。逆洗に要する時間は約2
0秒であった。その後、再びろ過を開始したところ、初
期ろ過流量は27mL/分まで回復し、約1時間に17
mL/分になった。以上の結果より、この実施例の管状
ろ過膜モジュールは、逆洗操作を施すと各管状ろ過膜の
内周面に堆積したカルボキシメチルセルロースによるケ
ーク層を効果的に除去することができることがわかり、
逆洗を適宜繰り返すことにより長寿命化を図ることがで
きることがわかる。
【0142】実施例5 実施例2の管状ろ過膜の製造工程において、超音波溶着
時のエネルギーを調節し、溶着部による螺旋状の突起の
高さが0.1mmに設定された管状ろ過膜(肉厚と外径
との比は0.069)を製造した。また、参考例1で用
いた複合膜を円筒状に形成し、長さと内径が同じに設定
された、表面に突起を持たない平滑な管状ろ過膜(肉厚
と外径との比は0.028)を製造した。
【0143】得られた突起付き管状ろ過膜および平滑管
状ろ過膜をそれぞれ用い、実施例1の場合と同様にし
て、図16に示すような管状ろ過膜モジュール2を製造
した。但し、収納容器10において、外筒13には、J
IS K 6741−1975、呼び−250(近似内
径250mm)を利用し、また、集水管12にはJIS
K 6741−1975、呼び−40(近似外径48m
m)を利用した。さらに、集水管12の両端には厚さ
4.1mmのスペーサー14を接着した。このモジュー
ルの全長は28cmに設定し、収納容器10の下端に
は、溶接によりフランジ60を取り付けた。また、管状
ろ過膜は、有効長が約20cmになるよう設定した。さ
らに、管状ろ過膜の充填本数は、突起付き管状ろ過膜を
用いたモジュール2については1,500本、平滑管状
ろ過膜を用いたモジュール2については1,600本に
それぞれ設定した。管状ろ過膜の充填率は、いずれのモ
ジュール2についても85%である。また、有効膜面積
は、突起付き管状ろ過膜を用いたモジュール2では約
4.7m2、平滑管状ろ過膜を用いたモジュール2では
約5.0m2であった。さらに、集水管と外筒との間の
軸方向に垂直な断面積に対する集水管の外径の比は、突
起付き管状ろ過膜を用いたモジュール2、平滑管状ろ過
膜を用いたモジュールともに1m−1であった。
【0144】次に、図16に示すように、上部にオーバ
ーフロー口61aを有し、また、被処理水の供給ライン
61bを上方に備えた、直径約70cm、高さ約150
cmの水槽61を用意した。そして、この水槽61内に
管状ろ過膜モジュール2を設置し、ろ過流量測定装置を
組み立てた。ここでは、管状ろ過膜モジュール2のフラ
ンジ60部分に高さ約10cmの脚62を取り付け、当
該脚62により管状モジュール2が水槽61の底面に直
接接触しないように設定した。また、排出口12aにホ
ース63を接続し、その一端を水槽61の外部に配置し
た。
【0145】水槽61内に供給ライン61bを通じて分
画分子量が3万の限外ろ過膜でろ過した水道水を被処理
水として10L/分の割合で供給しながら、オーバーフ
ロー口61aから溢れ出た水とホース63からのろ過液
とをバケツに回収して循環ポンプで水槽61内に戻すよ
うに設定した。そして、水頭差Pを60cmに設定して
ろ過流量を測定すると、突起付き管状ろ過膜を用いたモ
ジュール2では32L/分であったのに対し、平滑管状
ろ過膜を使用したモジュール2では25L/分であっ
た。これより、突起を有する管状ろ過膜を用いた管状ろ
過膜モジュールは、ろ過流量を高めることができること
がわかる。
【0146】
【発明の効果】本発明の浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜
モジュールは、管状ろ過膜の充填率等が上述のように設
定されているため、中空糸膜や平膜を用いた従来のモジ
ュールに比べて単位容積当たりの膜面積が大きく、結果
的に従来のモジュールよりもコンパクト化が容易であ
る。また、この管状ろ過膜モジュールを用いた浸漬型膜
ろ過方式では、従来のモジュールを用いた浸漬型膜ろ過
方式の場合と空気泡の供給量を同程度に設定した場合、
同様の理由により、単位容積当たりのろ過流量が従来の
モジュールを用いた場合よりも多くなる。したがって、
本発明の管状膜ろ過モジュールは、空気泡の供給に必要
なエネルギーを削減することができ、結果的に浸漬型膜
ろ過方式の経済性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る管状ろ過膜モジュ
ールを用いた浸漬型膜ろ過装置の概略図。
【図2】前記管状ろ過膜モジュールの縦断面図。
【図3】前記管状ろ過膜モジュールの、図2のIII−
III断面に相当する図。
【図4】前記管状ろ過膜モジュールで用いられる管状ろ
過膜の斜視図。
【図5】図4のV−V断面端面図。
【図6】前記管状ろ過膜の製造工程を示す図。
【図7】前記管状ろ過膜モジュールの一製造工程を示す
図。
【図8】前記管状ろ過膜モジュールの他の製造工程を示
す図。
【図9】平膜モジュールの一例の部分断面正面図。
【図10】前記平膜モジュールに用いられる膜プレート
の斜視図。
【図11】検証試験で用いたモデル液の粘度とろ過流量
との関係を示すグラフ。
【図12】検証試験において実施した、管状ろ過膜モジ
ュールにおける空気流量とろ過流量との関係を調べた結
果を示すグラフ。
【図13】検証試験において実施した、平膜モジュール
における空気流量とろ過流量との関係を調べた結果を示
すグラフ。
【図14】他の実施の形態に係る管状ろ過膜モジュール
の縦断面図。
【図15】本発明の管状ろ過膜モジュールで用いられる
他の形態の管状ろ過膜の図5に相当する図。
【図16】実施例5で用いたろ過流量測定装置の概略
図。
【符号の説明】
2 管状ろ過膜モジュール 10 収納容器 10a 保持部 11 管状ろ過膜群 11a 管状ろ過膜 12 集水管 13 外筒 12a 排出口 12b 通液孔 20 ろ過膜層 21 支持膜層 22 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 尚樹 大阪府高槻市古曽部町二丁目3番21号 株 式会社ユアサコーポレーション内 Fターム(参考) 4D006 GA07 HA22 JB01 KC03 MA02 MA31 MA33 MC11 MC22 PB24 PB70

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理液をろ過処理するための浸漬型膜ろ
    過方式に用いられる管状ろ過膜モジュールであって、 通液孔を有する筒状の集水管と、前記集水管の外周に間
    隔を設けて配置された外筒とを備えた筒状の収納容器
    と、 前記集水管と前記外筒との間に配置された、内径が3〜
    15mmの円筒状に形成されかつ内面にろ過機能を有す
    る、外周面に高さ0.02〜0.2mmの突起が部分的
    に形成されている管状ろ過膜の複数本を含む管状ろ過膜
    群と、 前記収納容器の両端部に設けられた、前記管状ろ過膜群
    の長手方向両端部を保持するための保持部とを備え、 前記集水管は前記管状ろ過膜を通過した前記被処理液を
    外部に排出するための排出口を有し、 前記収納容器における前記集水管と前記外筒との間の軸
    方向に垂直な断面積(S)に対する前記集水管の外径
    (d)の比(d/S)が0.3〜1m-1に設定され
    ており、 下記の式(a)で示される充填率が少なくとも0.8に
    なるよう設定されている、浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過
    膜モジュール。 【数1】 (式中、Nは前記管状ろ過膜群に含まれる前記管状ろ過
    膜の本数、d0は前記管状ろ過膜の外径、Sは前記収納
    容器における前記集水管と前記外筒との間の軸方向に垂
    直な断面積である。)
  2. 【請求項2】前記管状ろ過膜は肉厚(A)と外径(B)
    との比(A/B)が0.025〜0.1に設定されてい
    る、請求項1に記載の浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モ
    ジュール。
  3. 【請求項3】前記管状ろ過膜は、円筒状に形成されたろ
    過膜層と、前記ろ過膜層の外周面に配置された、前記ろ
    過膜層に対して形状保持性を付与するための通液性を有
    する支持膜層とを備えている、請求項1または2に記載
    の浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール。
  4. 【請求項4】前記ろ過膜層が精密ろ過膜からなる層であ
    る、請求項3に記載の浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モ
    ジュール。
  5. 【請求項5】前記突起が前記管状ろ過膜の軸線を中心と
    する螺旋状に形成されている、請求項1、2、3または
    4に記載の浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール。
  6. 【請求項6】前記管状ろ過膜群は、前記集水管から間隔
    を設けて前記集水管と前記外筒との間に配置されてい
    る、請求項1、2、3、4または5に記載の浸漬型膜ろ
    過方式用管状ろ過膜モジュール。
  7. 【請求項7】前記集水管および前記外筒が円筒形であ
    る、請求項1、2、3、4、5または6に記載の浸漬型
    膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール。
JP2000363461A 2000-08-10 2000-11-29 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール Pending JP2002166138A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000363461A JP2002166138A (ja) 2000-11-29 2000-11-29 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール
EP01955641A EP1338328A4 (en) 2000-08-10 2001-08-09 FILTERING IMMERSION MEMBRANE
PCT/JP2001/006882 WO2002013954A1 (fr) 2000-08-10 2001-08-09 Membrane filtrante d'immersion
US10/343,989 US7022238B2 (en) 2000-08-10 2001-08-09 Immersion type membrane filter
CN018076394A CN1501833B (zh) 2000-08-10 2001-08-09 浸渍型膜过滤装置
KR10-2003-7001652A KR100515806B1 (ko) 2000-08-10 2001-08-09 침지형 막 여과장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000363461A JP2002166138A (ja) 2000-11-29 2000-11-29 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002166138A true JP2002166138A (ja) 2002-06-11

Family

ID=18834575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000363461A Pending JP2002166138A (ja) 2000-08-10 2000-11-29 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002166138A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283170A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Gs Yuasa Corporation:Kk 浄化槽

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173353U (ja) * 1974-12-04 1976-06-09
JPS5763103A (en) * 1980-09-30 1982-04-16 Yuasa Battery Co Ltd Filter
JPS5824312A (ja) * 1981-07-31 1983-02-14 Nitto Electric Ind Co Ltd 管状膜分離モジユ−ル
JPS6168105A (ja) * 1984-09-12 1986-04-08 Nitto Electric Ind Co Ltd 流体分離装置
JPS62103404U (ja) * 1985-12-17 1987-07-01
JPS62136201U (ja) * 1986-02-20 1987-08-27
JPH0286688U (ja) * 1988-12-26 1990-07-09
JPH0568996A (ja) * 1991-05-17 1993-03-23 Nippon Plant:Kk 溶存気体の発生方法及びその溶存気体を用いた汚水処理装置
JPH0670825U (ja) * 1993-03-17 1994-10-04 石垣機工株式会社 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置
JPH07256028A (ja) * 1994-03-22 1995-10-09 Sumitomo Electric Ind Ltd チューブ状多孔質複合物及びその製造方法
JPH08131797A (ja) * 1994-11-11 1996-05-28 Sumitomo Electric Ind Ltd チューブ状複合物及びチューブ状多孔質膜モジュール
JPH08229359A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 中空糸膜型ろ過モジュールの製造方法
JPH11169681A (ja) * 1997-12-17 1999-06-29 Ngk Insulators Ltd モノリス形セラミックフィルタ装置
JP2000237550A (ja) * 1999-02-19 2000-09-05 Japan Organo Co Ltd 膜分離装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173353U (ja) * 1974-12-04 1976-06-09
JPS5763103A (en) * 1980-09-30 1982-04-16 Yuasa Battery Co Ltd Filter
JPS5824312A (ja) * 1981-07-31 1983-02-14 Nitto Electric Ind Co Ltd 管状膜分離モジユ−ル
JPS6168105A (ja) * 1984-09-12 1986-04-08 Nitto Electric Ind Co Ltd 流体分離装置
JPS62103404U (ja) * 1985-12-17 1987-07-01
JPS62136201U (ja) * 1986-02-20 1987-08-27
JPH0286688U (ja) * 1988-12-26 1990-07-09
JPH0568996A (ja) * 1991-05-17 1993-03-23 Nippon Plant:Kk 溶存気体の発生方法及びその溶存気体を用いた汚水処理装置
JPH0670825U (ja) * 1993-03-17 1994-10-04 石垣機工株式会社 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置
JPH07256028A (ja) * 1994-03-22 1995-10-09 Sumitomo Electric Ind Ltd チューブ状多孔質複合物及びその製造方法
JPH08131797A (ja) * 1994-11-11 1996-05-28 Sumitomo Electric Ind Ltd チューブ状複合物及びチューブ状多孔質膜モジュール
JPH08229359A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 中空糸膜型ろ過モジュールの製造方法
JPH11169681A (ja) * 1997-12-17 1999-06-29 Ngk Insulators Ltd モノリス形セラミックフィルタ装置
JP2000237550A (ja) * 1999-02-19 2000-09-05 Japan Organo Co Ltd 膜分離装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283170A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Gs Yuasa Corporation:Kk 浄化槽

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1501833B (zh) 浸渍型膜过滤装置
CN100354032C (zh) 中空纤维膜组件、中空纤维膜组件单元及使用该组件的膜过滤装置和它的运转方法
AU742973B2 (en) Method for purifying turbid water
KR101693954B1 (ko) 중공사막 모듈 및 중공사막 모듈의 제조 방법 및 중공사막 모듈을 구비한 중공사막 유닛
JP3517359B2 (ja) 細胞分離・回収装置および細胞の分離・回収方法
JP2002292254A (ja) 浸漬型膜ろ過装置
JP2002113338A (ja) 分離膜エレメントとこれを用いた分離膜モジュール
JP2002166138A (ja) 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール
CN102806019A (zh) 多功能复合过滤膜板
JP2002166137A (ja) 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール
JP2000271457A (ja) スパイラル型膜エレメントおよびスパイラル型膜モジュールの運転方法ならびにスパイラル型膜モジュール
JP2002028455A (ja) スパイラル型膜エレメントおよびスパイラル型膜モジュールの運転方法ならびにスパイラル型膜モジュール
JPH08332483A (ja) 廃水の処理方法
JP2002336660A (ja) 浸漬型膜ろ過装置および浸漬型膜ろ過方法
JPH0377630A (ja) 完全性試験方法
JP2002177745A (ja) 浸漬型膜ろ過方式用空気泡供給装置
JP2002336854A (ja) 浄化槽用浸漬型膜ろ過装置
JPS5831205B2 (ja) エキタイオヨビ キタイロカソウチ
JP2002273180A (ja) 浸漬型膜ろ過方式用空気泡供給装置
JP2003103150A (ja) 膜ろ過方法および膜ろ過装置
JP2002166140A (ja) 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜
JP2007244858A (ja) 白血球除去フィルターを用いた血液または血液成分の濾過方法及び濾過装置
RU2242270C1 (ru) Фильтр тонкой очистки жидкости и/или газа
JP3247428U (ja) ろ過ユニット
JPH0323181B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041124

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20051219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080317

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080416

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081209