JPS5831205B2 - エキタイオヨビ キタイロカソウチ - Google Patents

エキタイオヨビ キタイロカソウチ

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JPS5831205B2
JPS5831205B2 JP50099377A JP9937775A JPS5831205B2 JP S5831205 B2 JPS5831205 B2 JP S5831205B2 JP 50099377 A JP50099377 A JP 50099377A JP 9937775 A JP9937775 A JP 9937775A JP S5831205 B2 JPS5831205 B2 JP S5831205B2
Authority
JP
Japan
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housing
thermoplastic resin
sealing
filtering material
sealing member
Prior art date
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Expired
Application number
JP50099377A
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English (en)
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JPS5223770A (en
Inventor
精二郎 鵜野
修一 篠原
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Publication of JPS5223770A publication Critical patent/JPS5223770A/ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は液体や気体からその中に含まれた微小異物や
細菌を除去するための濾過装置に関する。
医療分野において、輸液剤に含まれた微小異物を除去す
るため、あるいは輸液療法時に細菌が体内に混入するの
を防ぐために小型の濾過装置が用いられている。
このような濾過装置は、また、輸液の体外循環装置や人
工腎臓装置等の体外にある回路における微小異物や細菌
の混入するおそれのある個所に取付けて汚染を防止する
ためにも用いられている。
この種の濾過装置として、以下2つの部分からなる熱可
塑性樹脂で構成されたハウジングと上記2つの部分間に
超音波融着で封着された多孔性シート状濾過材からなる
ものが知られている。
このハウジングの上下2つの部分と上記濾過材の三者は
上記したように超音波によって融着しているため濾過材
が破損する危険性がある。
また、一般に、ハウジングと濾過材とは材質が異なるこ
とが多く、封着部の剥離強度が弱いのである。
さらに、他のタイプの濾過装置に、相対向する突出部を
有する2枚のプレート間に多孔性シート状濾過材を設置
し、リング部材によりこれら三者を圧着し濾過材の周端
部をプレートの突出部間で保持した構成のものがあるが
、この構成では、圧着部における細菌等微小物質の侵入
は避けがたい。
この発明の目的は、熱可塑性樹脂で構成されたハウジン
グとそのハウジング(こ封着された濾過材とからなる液
体および気体濾過装置において、該封着部の剥離強度が
強く、そこから微小異物等の侵入のおそれのない濾過装
置を提供することにある。
上記目的を達成するためのこの発明の要旨は、相対向す
る封着部をそれぞれ有しかつ濾過空間を規定する2つの
部材からなる熱可塑性樹脂で構成されたハウジングと、
該ハウジングに設けられた入口部および出口部と、上記
濾過空間を2分しかつ上記ハウジングの封着部間で接着
された多孔性シート状の熱可塑性樹脂で構成された濾過
材とからなる液体および気体濾過装置において、少なく
とも該濾過材と該ハウジングの部材の封着部との間に、
該ハウジングおよび該濾過材を構成する各熱可塑性樹脂
のいずれよりも高い融点を有する多孔性の封着部材を設
け、該濾過材と該封着部と該封着部材とを熱融着により
封着したことにある。
以下この発明の濾過装置を添付の図面に沿って詳説する
第1図に示すように、この発明の濾過装置は2つの部分
2,3からなるハウジング1を包含している。
この2つの部分2,3には濾過しようとする流体の入口
部4および出口部5が設けられている。
以下、入口部4を有する部分2を上部ハウジング部材、
そして出口部5を有する部分3を下部ハウジング部材と
いうことにする。
これら部材2,3はそれぞれ相対向する封着部2a。
3aを有していて、この部分で以下詳述するように封着
されている。
上部ハウジング部材2と下部ハウジング部材3はそれら
の間に濾過空間6を規定している。
上部ハウジング部材2と下部ハウジング部材3は通常ポ
リスチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレン等熱可
塑性樹脂で構成されている。
部材2と部材3の材質は同一であっても、また相溶性が
あれば異なっていてもかまわない。
上記濾過空間6は多孔性シート状濾過材7によって入口
部4側と出口部5側とに2分されている。
入口部4から導入された流体は入口部4側の空間を満た
し、濾過材7で微小異物、細菌が除去された後、出口部
5側の空間を介して出口部5から排出される。
多孔性シート状濾過材7は上記の如く、微小異物および
細菌を除去するのに用いられるため、その有する細孔が
極めて小さいことが必要である。
その細孔の径は一般に0.22μないし0.45μであ
り、また、濾過材7が微小異物除去のみを目的とした場
合は数μ迄の細孔を有するものを用いてもよい。
濾過材7の材質は、トリアセチルセルロース、再生セル
ロース、ニトロセルロース、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニール、飽和ポリエステル等の熱可塑性樹脂である
なかでもトリアセチルセルロースが代表的である。
このような多孔性シート状濾過材7は当業者によく知ら
れているから、ここでこれ以上詳しく述べる必要はない
であろう。
この濾過材7の周端部はハウジングの封着部2aと3a
の間で、後述のように封着されている。
以下この発明のp過装置におけるハウジング部材2,3
と濾過材7の封着について述べる。
一般に、ハウジング1の材質と濾過材7の材質とは異な
る場合が多い。
このような場合単に加熱してハウジング1と濾過材7と
を融着しても完全な封着は得られない。
これらは完全に相溶しているように見えるが、封着部分
に引張り力を加えたりあるいは、濾過材を液体で膨潤さ
せたりすると簡単に剥離してしまうのである。
そこでこの発明では、下部ハウジングの封着部3aと濾
過材7の周端部との間に多孔性の封着部材8を設けて熱
融着している。
この多孔性封着部材8はポリエチレン、ポリプロピレン
、飽和ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂で構成
された約10ないし150μの大きさの細手りを有する
不織布またはメツシュが適当である。
そしてこの封着部材8を構成する熱可塑性樹脂の融点は
、ハウジング1を構成する熱可塑性樹脂および濾過材7
を構成する熱可塑性樹脂をそれぞれの融点よりも高いこ
とが良好な結果が得られて望ましい。
こうした条件が与えられればハウジング1、濾過材Tお
よび封着部材8それぞれの材質の選定は当業者には容易
であろう。
例えば、ハウジング1としてポリスチレン、濾過材7と
してトリアセチルセルロース、そして封着部材8として
飽和ポリエステルである。
濾過材7と下部ハウジング部材3との間に封着部材8を
介在させ、上部ハウジング部材2により濾過材7と封着
部材8を圧接した状態で加熱させると、濾過材7を構成
する熱可塑性樹脂および下部ハウジング部材3を構成す
る熱可塑性樹脂が溶融して封着部材8の細孔を埋め冷却
後強固な封着が得られるのである。
下部ハウジング部材3と上部ハウジング部材2とは別に
熱融着により一体化されている。
なお、上記の例では封着部材8を濾過材7と下部ハウジ
ング部材3との間に設けたが、これを上部ハウジング部
材2と濾過材7との間に、また濾過材7と下部ハウジン
グ部材3との間および濾過材7と上部ハウジング部材2
との間両方に設けてもよく、さらに封着部のみでなく濾
過材7全体を覆うように設けてもよい。
この明細書で、少なくとも濾過材とハウジングの封着部
の間に封着部を設けるとはこのような意味を包んでいる
また、流体の入口部4および出口部5の位置も上記例(
こ限らず、これらを両方ともいずれか一方のハウジング
部材2または3に設け、仕切部材(こよって入口部側と
出口部側の流体の流路を構成してもよい。
例えば、第2図に示すように、入口部4′および出口部
5′を上部ハウジング部材2に設け、濾過材7と上部ハ
ウジング部材2とによって形成される空間を仕切部材9
によって入口部側と出口部側とに2分した構成のもので
ある。
この構成では、矢印で示すようOこ入口部4′から導入
された流体は濾過材7を通過した後、再び濾過材7を通
って出口部5′から排出され、濾過効率のすぐれたもの
となる。
以下、封着部材を設けた効果を示す実験例を示す。
この発明の濾過装置として第1図に示すものを、そして
比較対象として第1図に示す装置から封着部材8を除い
た構造のものを用いた。
ハウジングはポリスチレンを、濾過材として0,45μ
の大きさの細孔を有する厚さ0.14mmのトリアセチ
ルセルロース濾過材を、そして封着部材として飽和ポリ
エステル不織布をそれぞれ用いた。
濾過材を水にぬらしその細孔を水で満たした後圧力をか
け封着部の剥離の状態を観察した。
それぞれ8個の試料についておこなった。
その結果を示すと次のとおりであった。
以上の実験例からもわかるように、封着部材を設けたこ
とにより、相溶性のないハ勺ジングと濾過材とを熱融着
しても強固な封着が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の液体および気体濾過装置の断面図。 第2図はこの発明の液体および気体濾過装置の他の例の
断面図。 1・・・・・・ハウジング、4,4’・・・・・・人口
部、5,5′・・・・・・出口部、7・・・・・・濾過
材、8・・・・・・封着部材、9・・・・・・仕切部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 相対向する封着部をそれぞれ有しかつ濾過空間を規
    定する2つの部材からなる熱可塑性樹脂で構成されたハ
    ウジングと、該ハウジングに設けられた入口部および出
    口部と、前記濾過空間を2分しかつ前記ハウジングの封
    着部間で接着され前記ハウジングを構成する熱可塑性樹
    脂と相溶性のない熱可塑性樹脂で構成された細孔径数μ
    以下の多孔性シート状濾過材とからなる液体および気体
    濾過装置において、少なくとも前記濾過材と前記ハウジ
    ングの封着部との間に前記ハウジングおよび前記濾過材
    を構成する各熱可塑性樹脂のいずれよりも高い融点を持
    つ熱可塑性樹脂で構成されかつ孔径約10ないし約15
    0μの多孔性の封着部材を設け、前記濾過材と前記封着
    部と前記封着部材とを熱融着により、前記濾過材と前記
    封着部が溶融する温度で封着したことを特徴とする濾過
    装置。
JP50099377A 1975-08-15 1975-08-15 エキタイオヨビ キタイロカソウチ Expired JPS5831205B2 (ja)

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