JP2599516B2 - シャッター巻上げ装置 - Google Patents

シャッター巻上げ装置

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JP2599516B2
JP2599516B2 JP3172407A JP17240791A JP2599516B2 JP 2599516 B2 JP2599516 B2 JP 2599516B2 JP 3172407 A JP3172407 A JP 3172407A JP 17240791 A JP17240791 A JP 17240791A JP 2599516 B2 JP2599516 B2 JP 2599516B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇降して建物出入口等
を開閉するシャッターカーテンを手動操作によって上昇
させる際に、手動操作の補助をなすシャッター巻上げ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシャッター巻上げ装置として
は、建物躯体に固定された支持シャフトと、この支持シ
ャフトに回転可能に軸支されてシャッターカーテンが巻
取られる巻取ホイールとの間に、巻上げ用ねじりコイル
ばねを介在させるとともに、巻上げ用ねじりコイルばね
に対抗する緩衝用ねじりコイルばねを介在させたものが
従来、公知である。ここで、巻上げ用ねじりコイルばね
は、シャッターカーテンを上昇させる付勢力を巻取ホイ
ールを介してシャッターカーテンに付与し、シャッター
本体の上昇操作を容易にする一方で、緩衝用ねじりコイ
ルばねは、シャッターカーテンの上昇移動に伴って巻上
げ用ねじりコイルばねと逆方向の付勢力を巻取ホイール
を介してシャッターカーテンに及ぼし、シャッターカー
テンの上限近傍においてシャッターカーテンの上昇速度
を減じてシャッターカーテンのまぐさ部に対する衝突力
を抑制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシャッター
巻上げ装置では、緩衝用ねじりコイルばねを巻上げ用ね
じりコイルばねとは別個に用意する必要があるので、そ
の分、構成部品数が多くなり、構造も複雑となる。従っ
て、それらの組付け作業が面倒となり、また取り付けス
ペースも大きくなり、更には緩衝用ねじりコイルばねの
付勢力の調整が容易でない等、問題があった。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、部品点数が少
なく、組付が容易で、狭いスペースでも取り付けが可能
となるシャッター巻上げ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、建物躯体に固定される固定シャフトと、
該固定シャフトに回転可能に設けられ当該回転に伴いシ
ャッターカーテンを昇降させる回転ホイールと、一端が
固定シャフトに連結されるととに他端が回転ホイールに
連結されシャッターカーテンを上昇させる方向に回転ホ
イールを付勢するねじりコイルばねと、該ねじりコイル
ばねの中間部に設けられ当該中間部におけるねじりコイ
ルばねの弾性変形に応じて回転ホイールの回転方向に沿
って回転する中間部材と、前記回転ホイールと一体に回
転するストッパ部材と、 該ストッパ部材と中間部材との
両者の回転方向に沿って回転可能とされるとともに両者
の回転方向に沿って両者間に介在し、シャッターカーテ
ンの下限位置からの上昇開始時には中間部材の前側でス
トッパ部材の後側に位置し、シャッターカーテンの上昇
行程の途中ではストッパ部材の前側で中間部材の後側に
位置して両者に挟まれて両者と当接係合することにより
回転ホイールと中間部材との相対回転を阻止して回転ホ
イール側のねじりコイルばね部分の付勢力をシャッター
カーテンに加えないようにするフリー部材と、を備えた
シャッター巻上げ装置を提案するものである。
【0006】
【0007】
【作用】本発明に係るシャッター巻上げ装置では、ねじ
りコイルばねの付勢力により上昇付勢されてシャッター
カーテンが下限位置から上昇するのに伴い、回転ホイー
ルが回転する。同時に、回転ホイールの回転に伴い弾性
変形するねじりコイルばねの中間部の弾性変形に応じて
中間部材が回転する。ここで、回転ホイールに連結され
たねじりコイルばねの一端の弾性変形量は、ねじりコイ
ルばねの中間部の弾性変形量より大きく、回転ホイール
の回転速度は中間部材の回転速度より速く、回転ホイー
ルと中間部材とは相対的に回転する。回転ホイールと一
体に回転するストッパ部材は、上昇開始時には、フリー
部材の前側で中間部材の後側に位置し、上昇行程の途中
で、中間部材を追い越して中間部材の前側でフリー部材
の後側に位置し、フリー部材を中間部材との間で挟んで
回転ホイールと中間部材との相対的な回転を阻止する。
これ以降は、シャッターカーテンの上昇にかかわらず、
ねじりコイルばねのうち、回転ホイールと中間部材との
間における部分は、弾性変形できず、その部分に対応す
る付勢力は、シャッターカーテンに及ばない。すなわ
ち、ねじりコイルばねのうち、固定シャフトと中間部材
との間における部分のみが弾性変形でき、その部分に対
応する付勢力がシャッターカーテンに及ぶことになる。
従って、シャッターカーテンを上昇させる付勢力は、シ
ャッターカーテンの上昇行程の中途からそれ以降の上昇
工程において、より減少するように変化し、シャッター
カーテンの上限位置においてシャッターカーテンの下端
部が建物躯体へ衝突する力は弱まる。
【0008】この結果、従来のように緩衝用のばねを別
に設ける必要はなく、簡単な構造で確実にねじりコイル
ばねによる付勢力をシャッターカーテンの上昇行程の途
中からそれ以降、より減少させるように変化させること
ができ、部品点数が減少し、また組付が容易となり、狭
いスペースでも装置の取り付けが可能となる。
【0009】また、ストッパ部材が、中間部材を追い越
して、フリー部材を中間部材との間で挟んで回転ホイー
ルと中間部材との相対的な回転を阻止するので、回転ホ
イールと中間部材との相対的な回転が阻止されるまで
に、回転ホイールは、中間部材に対して一回を越える大
きな相対的な回転が可能となる。これにより、シャッタ
ーカーテンがその下限位置からねじりコイルばねの付勢
力がより減少するように変化する位置に達するまでにシ
ャッターカーテンの移動できる長さが長く採れ、昇降ス
トローク長さの大きなシャッターカーテンに対しても、
十分対応可能となる。
【0010】
【実施例】本発明に係るシャッター巻上げ装置の一実施
例を図1乃至図4に基づき詳細に説明する。
【0011】図2に示すように、建物躯体10に取り付
けられたブラケット11に固定された固定シャフトを構
成する支持シャフト12の両端部に、回転ホイールを構
成する一対の巻取ホイール14が設けられている。巻取
ホイール14は、図1に示すように、一端を閉成する閉
成端壁16と周壁18とよりなり、閉成端壁16を貫通
した支持シャフト12に対し、軸受20を介して回転可
能となっている。巻取ホイール14間には、図3に示す
ように、支持シャフト12を囲うように、支持シャフト
12と同心円上に沿って等角度間隔で、支持シヤフト1
2と平行に、複数の、例えば、3本の補助パイプ22が
配設されている。補助パイプ22の両端部は、巻取ホイ
ール14の閉成端壁16を貫通した態様で、巻取ホイー
ル14の周壁18に溶接で固定されている。この補助パ
イプ22によって両巻取ホイール14は連結され、この
巻取ホイール14が補助パイプ22と共に、支持シャフ
ト12を中心として一体的に回転することにより、それ
ら巻取ホイール14及び補助パイプ22の外周に、シャ
ッターカーテン26が巻取られるようになっている。こ
れによって、シャッターカーテン26は、上限位置と下
限位置との間で昇降可能となる。
【0012】また、巻取ホイール14間において、支持
シャフト12の各端部には、巻取ホイール14側の第1
ねじりコイルばね28と支持シャフト12の中央側の第
2ねじりコイルばね30とで構成されるねじりコイルば
ね32がそれぞれ配置され、支持シヤフト12に、その
外周との間に間隔をおいて嵌装されている。これら第1
ねじりコイルばね28と第2ねじりコイルばね30と
は、同一巻数で、同程度の付勢力を備えた同仕様のもの
であり、また、付勢力方向は同一方向となっている。更
に、第1ねじりコイルばね28と第2ねじりコイルばね
30との間には、中間部材を構成するばねジョイント3
4が介在している。
【0013】ばねジョイント34は、図1に示すよう
に、支持シャフト12に回転可能に嵌合した管体36の
周部に、管体36の半径方向外側に突出した中空状の旋
回部材38を取着して構成され、旋回部材38の先端部
は、例えば、図3に示すように、ばねジョイント34の
回転方向に沿って扇状に拡大形成されている。
【0014】第1ねじりコイルばね28の巻取ホイール
14側の一端は、図1に示すように、巻取ホイール14
の閉成端壁16にボルト40を介して固着され、第2ね
じりコイルばね30の支持シャフト12の中央側の一端
は、支持シヤフト12の外周にボルト42で固着されて
いる。また、第1ねじりコイルばね28及び第2ねじり
コイルばね30の各対向端は、ばねジョイント34の旋
回部材38を両側から挟むように、旋回部材38の先端
部両側に、旋回部材38を貫通するボルト44を用いて
固着されている。
【0015】これにより、第1ねじりコイルばね28と
第2ねじりコイルばね30とは、ばねジヨイント34を
介して直列に接続され、シャッターカーテン26が、そ
れら第1ねじりコイルばね28及び第2ねじりコイルば
ね30によって、上昇方向に付勢されるようになってい
る。
【0016】一方、ばねジョイント34の旋回部材38
の旋回領域の周囲には、各補助パイプ22に亘る環状の
ガイド46が設けられている。ガイド46は、支持シャ
フト12に向けて立ち上げた立上片48と、立上片48
に対して曲げ形成され支持シャフト12と平行な案内片
50とより一体形成され、立上片48が補助パイプ22
間に挟持されるように固定されている。案内片50に
は、フリー部材を構成する横断面コ字型のライナ52が
係合しており、案内片50に沿って移動でき、支持シヤ
フト12を中心として回転可能となっている。ライナ5
2は、ばねジョイント34の旋回部材38の旋回領域に
入り込んでおり、そのばねジョイント34の旋回部材3
8と接して係合することにより、ライナ52とばねジョ
イント34との相対的な回転移動が規制されるようにな
っている。なお、ライナ52内には、ブッシュ54が入
れられ、そのブッシュ54とライナ52の一対の対向片
のうち外側片56との間に案内片50が挟み込まれるよ
うになっており、また、ライナ52の開放側には、それ
を閉成するように座板58が位置し、この座板58が、
ガイド46の立上片48に対向した状態で、ブッシュ5
4を介してライナ52の背片60に、座板58、ブッシ
ュ54及び背片60を貫通するボルト62で固定される
ようになっている。これにより、ライナ52のガイド4
6に沿うスライド移動が可能となるとともに、ライナ5
2のガイド46からの脱落防止が果たされている。
【0017】また、ガイド46の立上片48には、図3
に示すように、円周方向に沿って、等角度間隔で複数の
ストッパ取付孔64が穿孔されている。このストッパ取
付孔孔64のうち、所定の一箇所において、ストッパボ
ルト66が貫通されてナット締めされている。ストッパ
ボルト66は、上記ライナ52の移動領域に入り込んで
おり、上記ライナ52と接して係合することにより、ス
トッパボルト66とライナ52との相対的な回転移動が
規制されている。これにより、ストッパボルト66が、
ライナ52を介して上記ばねジョイント34の旋回部材
38と係合でき、これらストッパボルト66とライナ5
2とばねジョイント34の旋回部材38とは、ストッパ
ボルト66とばねジョイント34との相対的な回転移動
を阻止する、すなわち、巻取ホイール14とばねジョイ
ント34との相対的回転を阻止する阻止手段を構成して
いる。
【0018】次に本実施例の作用を、ばねジョイント3
4、ライナ52及びストッパボルト66の位置関係を示
す図4(1)乃至(8)に基づき説明する。
【0019】シャッターカーテン26が下降して下限位
置にあるとき、ばねジョイント34、ライナ52及びス
トッパボルト66は図1と同様な図4(1)に示す状態
にある。この状態では、第1ねじりコイルばね28及び
第2ねじりコイルばね30が共に、巻取りホイール14
を上昇させる向きに付勢力を及ぼしている。この付勢力
下で、シャッターカーテン26の上昇動作が開始される
と、巻取ホイール14と共にストッパボルト66が、図
4(1)で矢印Aの向きに回転する。すなわち、シャッ
ターカーテン26の上昇量、ないしは巻取ホイール14
の回転量に応じてストッパボルト66が回転移動する。
同時に、巻取ホイール14の回転に伴い、第1ねじりコ
イルばね28及び第2ねじりコイルばね30が弾性変形
し、この弾性変形に従い第1ねじりコイルばね28及び
第2ねじりコイルばね30の各対向端における弾性変形
量に応じてばねジョイント34が巻取ホイール14と同
方向に回転する。
【0020】そして、シャッター本体26の上昇に伴
い、巻取ホイール14が、図4(1)に示す状態から1
回転すると、図4(2)に示すように、ストッパボルト
66が1回転するのに対し、ばねジョイント34は1/
2回転する。これは、巻取ホイール14の回転速度、な
いしはストッパボルト66の回転速度に対してばねジョ
イント34の回転速度が、第1ねじりコイルばね28及
び第2ねじりコイルばね30を同一仕様のばねとしてあ
るので、巻取ホイール14の1/2となるからである。
【0021】更に、シャッターカーテン26の上昇に伴
い巻取ホイール14が回転し、その回転数が図4(1)
に示す状態から略3回転に達すると、図4(4)に示す
ように、ストッパボルト66は、その回転方向Aに沿っ
て前方にライナ52を介してばねジョイント34の旋回
部材38と当接して係合する。これ以降は、ストッパボ
ルト66がばねジョイント34の旋回部材38を押すよ
うにして、ストッパボルト66とばねジョイント34と
が一体的に回転移動し、ストッパボルト66とばねジョ
イント34との間の相対的な回転移動が阻止される。な
お、図4(3)は、巻取ホイール14が、図4(1)に
示す状態から2回転して得られるストッパボルト66、
ライナ52及びばねジョイント34との位置関係を示す
ものである。
【0022】そして、巻取ホイール14が図4(4)に
示す状態から1/2回転した図4(5)に示す状態で、
シャッターカーテン26がその上限位置に達し、シャッ
ターカーテン26の下端部が建物躯体10のまぐさ部に
当接して停止する。
【0023】ここで、ストッパボルト66とばねジョイ
ント34との間の相対的な回転移動が阻止された後は、
シャッターカーテン26の上昇にかかわらず、ねじりコ
イルばね32のうち、巻取ホイール14とばねジョイン
ト34との間における第1のねじりコイルばね28は、
弾性変形できず、その第1のねじりコイルばね28に対
応する付勢力は、シャッターカーテン26に及ばない。
すなわち、ねじりコイルばね32のうち、第2のねじり
コイルばね30のみが弾性変形でき、その第2のねじり
コイルばね30に対応する付勢力がシャッターカーテン
26に及ぶことになる。従って、シャッターカーテン2
6を上昇させる付勢力は、シャッターカーテン26の上
昇行程の中途からそれ以降の上昇行程において、より減
少するように変化し、シャッターカーテン26がその上
限位置において停止する際、シャッターカーテン26の
下端部が建物躯体10のまぐさ部に衝突する力は弱ま
る。
【0024】この結果、従来のように緩衝用のばねを別
に設ける必要はなく、簡単な構造で確実にねじりコイル
ばね32による付勢力をシャッターカーテン26の上昇
行程の途中からそれ以降、より減少させるように変化さ
せることができ、部品点数が減少し、また組付が容易と
なり、狭いスペースでも取り付けが可能となる。
【0025】また、ストッパボルト66が取り付けられ
るストッパ取付孔64を変更することによって、ストッ
パボルト66がライナ52を介してばねジョイント34
の旋回部材38と係合する回転位置を変更でき、シャッ
ターカーテン26の上昇ストロークの上昇付勢力変更位
置、すなわち第1ねじりコイルばね28の付勢力が作用
しなくなるシャッターカーテン26の上昇位置を容易に
変更することができる。
【0026】更に、ライナ52を設けることにより、ス
トッパボルト66(ストッパ部材を構成する)は、ライ
ナ52を介して、ばねジョイント34の旋回部材38と
係合するまでに、ばねジョイント34に対して一回を越
える大きな相対的な回転移動が行われる。これにより、
シャッターカーテン26がその下限位置からねじりコイ
ルばね32の上昇付勢力の変更位置に達するまでにシャ
ッターカーテン26の移動できる長さが長く採れ、昇降
ストローク長さの大きなシャッターカーテン26に対し
ても、十分対応可能である。
【0027】なお、第1ねじりコイルばね28と第2ね
じりコイルばね30との付勢力を、同等程度とせず、第
1ねじりコイルばね28と第2ねじりコイルばね30と
のいずれか一方を他方に比べて強くまたは弱くすれば、
シャッターカーテン26に及ぼされる上昇付勢力の変更
程度の調整が可能となる。この場合には、巻取ホイール
14の回転速度、ないしはストッパボルト66の回転速
度に対するばねジョイント34の回転速度の比も変動す
ることになる。
【0028】一方、シャッターカーテン26がその上限
位置から下降し、巻取ホイール14が図4(5)に示す
状態から同図で矢印Bの方向に1/2回転して、図4
(6)に示す状態に至る間では、ばねジョイント34、
ライナ52及びストッパボルト66とは巻取ホイール1
4と共に、一体的に1/2回転し、ストッパ66とばね
ジョイント34との間の相対的な回転移動が阻止されて
いて、第2ねじりコイルばね30のみが弾性変形してそ
れに基づくひずみエネルギーが蓄積される。
【0029】それ以降は、ストッパボルト66のライナ
52を介するばねジョイント34の旋回部材38との係
合が解除され、ストッパ66とばねジョイント34との
間には、相対的な回転移動が生じ、第1ねじりコイルば
ね28及び第2ねじりコイルばね30が共に弾性変形し
てそれらに基づくひずみエネルギーが次第に蓄積され
る。
【0030】そして、巻取ホイール14が、図4(6)
に示す状態から略3回転すると、ばねジョイント34、
ライナ52及びストッパボルト66とは、図4(1)に
示す状態に復帰し、シャッターカーテン26がその下限
位置に達して停止する。なお、図4(7)、図4(8)
は、巻取りホイール14が、図4(6)に示す状態から
それぞれ1回転、2回転したときのばねジョイント3
4、ライナ52及びストッパボルト66の位置関係を示
すものである。
【0031】以上実施例を説明したが、本発明は、上記
実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であ
る。例えば、上記実施例では、ねじりコイルばね32を
第1ねじりコイルばね28と第2ねじりコイルばね30
で別体に構成したが、これに限定されず、1個のねじり
コイルばねで構成してもよく、要は、その中間部に、そ
の部位におけるねじりコイルばねの弾性変形に応じて回
転し得る中間部材を設けるようにしてあればよいもので
ある。また、第1ねじりコイルばね、第2ねじりコイル
ばねの他に第3ねじりコイルばねを付加させて、同様の
ことを行ってもよい。
【0032】また、上記実施例では、上昇したシャッタ
ーカーテン26を巻取ホイール14に巻き取ってその周
部に収容するようにしているが、上昇したシャッターカ
ーテン26を水平方向へ移動して収容したり、折り畳た
んで収容したりするもの等、各種のものにも適用可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので、従来構
造に比べて部品点数が少なく、組付けが容易で、狭いス
ペースでも設置可能となり、また、シャッターカーテン
がその下限位置からねじりコイルばねの付勢力がより減
少するように変化する位置に達するまでにシャッターカ
ーテンの移動できる長さが長く採れ、昇降ストローク長
さの大きなシャッターカーテンに対しても、十分対応可
能となる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャッター巻上げ装置の一実施例
を示す図1の要部拡大横断面図である。
【図2】本発明に係るシャッター巻上げ装置の一実施例
の見下げ図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】巻取ホイールの回転に伴うばねジョイント、ラ
イナ及びストッパボルトの位置関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 建物躯体 12 支持シャフト(固定シャフト) 14 巻取ホイール(回転ホイール) 26 シャッターカーテン 32 ねじりコイルばね 34 ばねジョイント(中間部材) 52 ライナ(フリー部材)66 ストッパボルト(ストッパ部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体に固定される固定シャフトと、 該固定シャフトに回転可能に設けられ当該回転に伴いシ
    ャッターカーテンを昇降させる回転ホイールと、 一端が固定シャフトに連結されるととに他端が回転ホイ
    ールに連結されシャッターカーテンを上昇させる方向に
    回転ホイールを付勢するねじりコイルばねと、 該ねじりコイルばねの中間部に設けられ当該中間部にお
    けるねじりコイルばねの弾性変形に応じて回転ホイール
    の回転方向に沿って回転する中間部材と、前記回転ホイールと一体に回転するストッパ部材と、 該ストッパ部材と中間部材との両者の回転方向に沿って
    回転可能とされるとともに両者の回転方向に沿って両者
    間に介在し、シャッターカーテンの下限位置からの上昇
    開始時には中間部材の前側でストッパ部材の後側に位置
    し、 シャッターカーテンの上昇行程の途中ではストッパ
    部材の前側で中間部材の後側に位置して両者に挟まれて
    両者と当接係合することにより回転ホイールと中間部材
    との相対回転を阻止して回転ホイール側のねじりコイル
    ばね部分の付勢力をシャッターカーテンに加えないよう
    にするフリー部材と、 を備えたことを特徴とするシャッター巻上げ装置。
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