JP3646909B2 - 自動車のウィンドウレギュレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア本体のインナパネルとアウタパネルの間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィンドウレギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
車体の側部に開閉可能に支持されたサイドドア、又は車体の後部に開閉可能に支持されたバックドアなどのドアに、窓ガラスを昇降させるウィンドウレギュレータを付設することは従来より周知である。このようなウィンドウレギュレータとして、ドア本体のインナパネルに対して揺動可能にリフトアームの長手方向一端側を枢支し、このリフトアームに固定されたギアを、ピニオンの回転によって回転駆動し、これによってリフトアームを揺動させ、そのリフトアームの長手方向他端側を、窓ガラスを支持した窓ガラス支持部材に対してほぼ水平方向に移動させ、窓ガラスを昇降させる形式のウィンドウレギュレータが知られている。
【0003】
このようなウィンドウレギュレータの重量とコストを低減するには、そのリフトアームの板厚を薄く設定することが効果的である。ところが、リフトアームには、ウィンドウレギュレータの作動時に大きな外力が加えられるため、リフトアームの板厚を薄くすると、その剛性の低下により、ウィンドウレギュレータの作動時にリフトアームが弾性的に大きく撓み、これが大きく曲げ変形したり、ねじり変形し、窓ガラスを安定状態で昇降させることができなくなる。ウィンドウレギュレータの作動時に、リフトアームの弾性変形量が大きくなり、昇降する窓ガラスにガタ付きが生じたり、これが傾くなどの不具合が発生するのである。このため、リフトアームの板厚を薄く形成することには限度があり、従来のウィンドウレギュレータにおいては、その重量の軽減とコストの低減を図ることが困難となっていた。
【0004】
また、窓ガラスの支持安定性を高めるため、リフトアームの長手方向の中間部にイコライザアームを枢着し、その長手方向一端側を、インナパネルに固定されたガイド部材に移動可能に組付け、かつその長手方向他端側を窓ガラス支持部材に移動可能に組付けて成るウィンドウレギュレータも公知であるが、この形式のウィンドウレギュレータのイコライザアームにも、上述のリフトアームにおいて生じる問題と全く同様な問題が存在し、ウィンドウレギュレータの重量とコストの低減を図ることが困難となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであって、その目的とするところは、支障なく重量の軽減とコストの低減を達成できる自動車のウィンドウレギュレータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、ドア本体のインナパネルとアウタパネルの間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィンドウレギュレータであって、前記インナパネルに対して回転可能に支持されたピニオンと、該ピニオンの回転によって回転駆動されるギアと、該ギアに対して固定され、かつ長手方向一端側が前記インナパネルに対して揺動可能に支持され、前記ギアの回転により揺動するリフトアームと、前記窓ガラスの下部を支持すると共に、前記リフトアームの長手方向他端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持部材とを具備するウィンドウレギュレータにおいて、前記リフトアームの幅方向各側縁部に、当該側縁部に沿って延びるカール部がそれぞれ形成されていると共に、前記リフトアームの長手方向他端側に取付孔が形成され、該取付孔に、前記窓ガラス支持部材に案内されて当該窓ガラス支持部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着されており、前記取付孔は、リフトアームの幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部の間のリフトアーム部分と、該リフトアーム部分に重ね合された少なくとも一方のカール部とに貫通形成されていることを特徴とする自動車のウィンドウレギュレータを提案する(請求項1)。
【0007】
また、本発明は、同じ目的を達成するため、ドア本体のインナパネルとアウタパネルの間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィンドウレギュレータであって、前記インナパネルに対して回転可能に支持されたピニオンと、該ピニオンの回転によって回転駆動されるギアと、該ギアに対して固定され、かつ長手方向一端側が前記インナパネルに対して揺動可能に支持され、前記ギアの回転により揺動するリフトアームと、前記リフトアームの長手方向一端側と長手方向他端側の間の中間部に枢着されたイコライザアームと、前記インナパネルに固定され、かつ前記イコライザアームの長手方向一端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられたガイド部材と、前記窓ガラスの下部を支持すると共に、前記リフトアームの長手方向他端側とイコライザアームの長手方向他端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持部材とを具備するウィンドウレギュレータにおいて、前記リフトアームとイコライザアームの少なくとも一方のアームの幅方向各側縁部に、当該側縁部に沿って延びるカール部がそれぞれ形成されていると共に、前記リフトアームの長手方向他端側に取付孔が形成され、該取付孔に、前記窓ガラス支持部材に案内されて当該窓ガラス支持部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着されており、前記取付孔は、リフトアームの幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部の間のリフトアーム部分と、該リフトアーム部分に重ね合された少なくとも一方のカール部とに貫通形成されていることを特徴とする自動車のウィンドウレギュレータを提案する(請求項2)。
【0008】
さらに、本発明は、同じ目的を達成するため、ドア本体のインナパネルとアウタパネルの間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィンドウレギュレータであって、前記インナパネルに対して回転可能に支持されたピニオンと、該ピニオンの回転によって回転駆動されるギアと、該ギアに対して固定され、かつ長手方向一端側が前記インナパネルに対して揺動可能に支持され、前記ギアの回転により揺動するリフトアームと、前記リフトアームの長手方向一端側と長手方向他端側の間の中間部に枢着されたイコライザアームと、前記インナパネルに固定され、かつ前記イコライザアームの長手方向一端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられたガイド部材と、前記窓ガラスの下部を支持すると共に、前記リフトアームの長手方向他端側とイコライザアームの長手方向他端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持部材とを具備するウィンドウレギュレータにおいて、前記リフトアームとイコライザアームの少なくとも一方のアームの幅方向各側縁部に、当該側縁部に沿って延びるカール部がそれぞれ形成されていると共に、前記イコライザアームの長手方向一端側と長手方向他端側に第1取付孔と第2取付孔がそれぞれ形成され、該第1取付孔には、前記ガイド部材に案内されて当該ガイド部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着され、前記第2取付孔には、前記窓ガラス支持部材に案内されて当該窓ガラス支持部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着され、前記第1及び第2取付孔の少なくとも一方は、前記イコライザアームの幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部の間のイコライザアーム部分と、該イコライザアーム部分に重ね合された少なくとも一方のカール部とに貫通形成されていることを特徴とする自動車のウィンドウレギュレータを提案する(請求項3)。
【0009】
また、上記請求項3に記載の自動車のウィンドウレギュレータにおいて、前記リフトアームの長手方向他端側に取付孔が形成され、該取付孔に、前記窓ガラス支持部材に案内されて当該窓ガラス支持部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着されており、前記取付孔は、リフトアームの幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部の間のリフトアーム部分と、該リフトアーム部分に重ね合された少なくとも一方のカール部とに貫通形成されていると有利である(請求項4)。
【0010】
さらに、上記請求項2乃至4のいずれかに記載の自動車のウィンドウレギュレータにおいて、前記イコライザアームが、その長手方向一端側を含む第1のアーム部と、長手方向他端側を含む第2のアーム部とを具備し、前記リフトアームの長手方向中間部には貫通孔が形成され、該貫通孔には、前記イコライザアームの第1のアーム部と第2のアーム部に固定されたプラグプレートが回転自在に嵌合していると共に、前記リフトアームの貫通孔のまわりには、環状に延びるビードが形成されていると有利である(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0012】
図1は自動車のドア1を一部破断して示す正面図であり、ここに示したドア1は、図示していない車体の側部に開閉可能に支持されたサイドドアである。このドア1は、ドア本体2と、その前後(図1における左右)の部位に固定され、かつ上方に突出する窓枠3と、窓ガラス6と、ウィンドウレギュレータ7とを有している。図1の矢印Fは、ドア1が取付けられた自動車の前進方向を示している。
【0013】
ドア本体2は、ドア1を閉じた状態で車室外側に位置するアウタパネル4と、同じ状態でアウタパネル4よりも車室内側に位置するインナパネル5とを具備している。これらのパネル4,5はその上部を除く周縁部がヘミング加工とスポット溶接によって固定され、その内部に空間Sが区画され、その上部が開口している。図1では、この上部開口の部位に符号10を付してある。また、本明細書における「車室内側」又は「車室外側」なる文言は、全て、ドアを閉じた状態での内外を意味する。
【0014】
窓ガラス6は、ドア本体2のインナパネル5とアウタパネル4の間に配置され、ウィンドウレギュレータ7によって矢印A方向に昇降され、これによって、ドア本体2の上辺部と窓枠3によって区画された窓開口11が開閉される。窓ガラス6が、図1に示すように最上方位置に上昇したとき、ドア本体2のインナパネル5とアウタパネル4の間の空間Sの上部開口10から上方に突出した窓ガラス6が窓開口11を閉鎖し、また窓ガラス6が最下方位置に下降したとき、当該窓ガラス6は、インナパネル5とアウタパネル4の間の空間S内に収容され、このとき窓開口11が開放される。
【0015】
上述のようにドア本体2のインナパネル5とアウタパネル4の間に配置された窓ガラス6を昇降させる自動車のウィンドウレギュレータ7は次のように構成されている。
【0016】
インナパネル5の車室外側面には、図示していないボルトとナット、又は溶接などによってベースプレート8が固定され、このベースプレート8にはモータ9が固定支持されている。モータ9の出力軸にはピニオン12が固定され、このピニオン12にギア13の歯13Aが噛み合っている。本例のウィンドウレギュレータ7においては、ピニオン12が、モータ9とベースプレート8を介してインナパネル5に回転自在に支持され、かかるピニオン12の回転によってギア13が回転駆動される。ピニオン12とギア13の間に、図示していない中間ギアを介在させてもよい。
【0017】
また図1及び図2に符号16で示す要素は、長く延びた板材より成るリフトアームであり、このリフトアーム16の長手方向一端側14は、枢ピン15によってベースプレート8に枢支されている。このように、図示した例では、リフトアーム16の長手方向一端側14が、枢ピン15とベースプレート8を介して、インナパネル5に対して揺動可能に支持されている。かかるリフトアーム16の長手方向一端側14には、前述のギア13の基部13Bが溶接などによって強固に固定されている。ギア13の歯13Aは、枢ピン15の軸線を中心とする円弧上に配列されている。かかるギア13が回転することにより、リフトアーム16は枢ピン15のまわりに揺動する。
【0018】
窓ガラス6は、その下部が窓ガラス支持部材17に固定支持されている。本例では、窓ガラス支持部材17に固定された取付ブラケット18に窓ガラス6の下部がボルトとナットによって固定され、窓ガラス6が、取付ブラケット18を介して窓ガラス支持部材17に支持されている。窓ガラス支持部材17は、ほぼ水平に長く延び、しかも図3に示すようにほぼC字形の横断面形状を有し、ここにガイド溝19が形成されている。
【0019】
リフトアーム16の長手方向他端側20に形成された取付孔34には、ピン21が嵌着固定され、このピン21に対して回転自在に嵌合したスライドシュー22が窓ガラス支持部材17のガイド溝19にその長手方向に沿って摺動自在に嵌合している。このように、窓ガラス支持部材17には、リフトアーム16の長手方向他端側20が、ピン21とスライドシュー22を介して、移動可能に組付けられている。
【0020】
また、図示したウィンドウレギュレータ7においては、そのリフトアーム16の長手方向一端側14と長手方向他端側20の間の中間部に、長く延びたイコライザアーム24が回動自在に枢着され、しかもインナパネル5の車室外側面には、ほぼ水平方向に延びるガイド部材25が不動に固定されている。このガイド部材25も、図3に示した窓ガラス支持部材17と同様にガイド溝36を有している(但し、ガイド溝36とガイド溝19が開口する向きは逆となっている)。
【0021】
イコライザアーム24の長手方向一端側26と長手方向他端側27には、図3に示した取付孔34と同様な第1取付孔35と第2取付孔41がそれぞれ形成され、その各取付孔35,41に、図3に示したピン21と同様なピン37,38が嵌着固定され、これらのピン37,38に、図3に示したスライドシュー22と同様なスライドシュー28,29がそれぞれ回転自在に嵌合し、その各スライドシュー28,29は、ガイド部材25のガイド溝36と窓ガラス支持部材17のガイド溝19とにそれぞれその長手方向に沿って摺動自在に嵌合している。このように、イコライザアーム24の長手方向一端側26と長手方向他端側27は、ピン37,38とスライドシュー28,29を介して、ガイド部材25と窓ガラス支持部材17にそれぞれほぼ水平方向に移動可能に組付けられている。
【0022】
スライドシュー22,28,29を省略し、ピン21,38と他のピン37を、各取付孔34,41,35に回転自在に嵌着し、その各ピンを直に窓ガラス支持部材17とガイド部材25の各ガイド溝19,36にガタ付くことのないように摺動自在に嵌合してもよい。
【0023】
イコライザアーム24を1つの部片によって構成することもできるが、図示した例では、図1及び図4に示すように、イコライザアーム24が、その長手方向一端側26を含む第1のアーム部分24Aと、長手方向他端側27を含む第2のアーム部分24Bとを有し、その長手方向一端側26と長手方向他端側27の間の中間部において、両アーム部分24A,24Bが円板状ないしは円柱状のプラグプレート23を介して互いに一体に固定連結されている。第1及び第2のアーム部分24A,24Bは板材により構成されており、またリフトアーム16の長手方向中間部には円形の貫通孔30が形成され、ここにプラグプレート23が回転自在に嵌合している。このようにして、リフトアーム16とイコライザアーム24は、X字状をなして、互いに回動可能に枢着されている。
【0024】
上述のように、本例のウィンドウレギュレータ7を構成する各要素は、全てドア本体2のインナパネル5とアウタパネル4の間の空間Sに配置されているが、モータ9、ピニオン12及びギア13を、インナパネル5よりも車室内側に配置することも可能である。またアウタパネル4、インナパネル5、並びにウィンドウレギュレータ7を構成するベースプレート8、ピニオン12、枢ピン15、リフトアーム16、窓ガラス支持部材17、取付ブラケット18、ピン21,37,38、スライドシュー22,28,29、イコライザアーム24、及びプラグプレート23は、例えば鋼材や硬質樹脂などの剛体によって構成されている。インナパネル5の車室内側面は図示していないドアトリムによって覆われている。
【0025】
上述の如く構成されたウィンドウレギュレータ7によって窓ガラス6を下降させるには、先ず車室内の乗員が車室内に設けられた図示していないスイッチを操作してモータ9を作動させる。これによってピニオン12が回転すると共に、これに噛み合ったギア13が、リフトアーム16と共に枢ピン15の中心軸線のまわりに、図1に矢印Bで示した方向に回動する。これに伴って、リフトアーム16に枢着されたイコライザアーム24が矢印C方向に回動する。このときリフトアーム16とイコライザアーム24にそれぞれ付設されたスライドシュー22,29,28が、それぞれ窓ガラス支持部材17とガイド部材25に形成されたガイド溝19,36に案内されながら水平方向に移動する。これによって、窓ガラス6が窓ガラス支持部材17と共に下降し、窓ガラス6は窓枠3に案内されて所定の軌跡を描きながら下降する。逆の動作により、窓ガラス6は図1に示した位置まで上昇することができる。このように窓ガラス6が昇降するとき、その窓ガラス6は、窓ガラス支持部材17を介して、X字状に組付けられたリフトアーム16とイコライザアーム24とによって支持されるので、安定状態で昇降することができるが、イコライザアーム24を省略しても、窓ガラス6を昇降させることが可能である。
【0026】
以上説明したウィンドウレギュレータ7の構成と作用は従来と変りはない。このようなウィンドウレギュレータ7は、できるだけ軽量で、しかもそのコストが低いことが望ましい。その際、ウィンドウレギュレータ7の構成要素のうち、特に重量の大なるリフトアーム16とイコライザアーム24の板厚を薄くすることが、ウィンドウレギュレータ7の重量とコストを低減させる上で有効である。ところが、先にも説明したように、単にこれらのプレートの板厚を薄くするだけであると、その剛性が低下し、ウィンドウレギュレータ7の作動時に、リフトアーム16とイコライザアーム24が大きく弾性変形し、これによって窓ガラス6を安定状態で昇降させることが困難となる。
【0027】
そこで、本例のウィンドウレギュレータ7においては、図2乃至図5に示すように、リフトアーム16の幅方向各側縁部に、その側縁部に沿って延びるカール部31がそれぞれ形成されている。リフトアーム16は鋼板などの板材によって構成されているが、その製造時に、リフトアーム16の各側縁部を互いに向き合う方向に塑性変形させてカール部31を形成するのである。このようにカール部31を形成することにより、リフトアーム16の剛性を効果的に高めることができ、このリフトアーム16を全体に亘って薄く形成しても、ウィンドウレギュレータ7の作動時に、リフトアーム16が大きく撓むことを阻止でき、常に窓ガラス6を安定状態に保ちながら、これを昇降させることができる。
【0028】
上述のように、本例のウィンドウレギュレータ7は、インナパネル5に対して回転可能に支持されたピニオン12と、このピニオン12の回転によって回転駆動されるギア13と、該ギア13に対して固定され、かつ長手方向一端側14がインナパネル5に対して揺動可能に支持され、上記ギア13の回転により揺動するリフトアーム16と、窓ガラス6の下部を支持すると共に、リフトアーム16の長手方向他端側20がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持部材17とを具備しており、そのリフトアーム16の幅方向各側縁部に、当該側縁部に沿って延びるカール部31がそれぞれ形成されている。かかる構成により、ウィンドウレギュレータ7の全体の重量とコストを低減できる。
【0029】
また本例のウィンドウレギュレータ7は、上述した各構成要素のほかに、リフトアーム16の長手方向一端側14と長手方向他端側20の間の中間部に枢着されたイコライザアーム24と、インナパネル5に固定され、かつイコライザアーム24の長手方向一端側26がほぼ水平方向に移動可能に組付けられたガイド部材25とを有しており、窓ガラス6の下部を支持する窓ガラス支持部材17には、リフトアーム16の長手方向他端側20のほかに、イコライザアーム24の長手方向他端側27がほぼ水平方向に移動可能に組付けられている。このようなウィンドウレギュレータ7においては、リフトアーム16とイコライザアーム24の少なくとも一方のアームの幅方向各側縁部に、当該側縁部に沿って延びるカール部をそれぞれ形成することによっても、本発明の所期の目的を達成できる。
【0030】
図6及び図7はイコライザアーム24の第1のアーム部24Aを示し、このアーム部24Aは前述のように鋼板などの板材より成る。第2のアーム部24Bも図6及び図7に示したところと全く同様に構成され、図6に示したアーム部24Aの表裏を逆にすることによって第2のアーム部24Bが構成される。これらのアーム部24A,24Bを前述のようにプラグプレート23(図4)を介して固定連結することによってイコライザアーム24が構成される。かかるイコライザアーム24にカール部を形成するときは、図6及び図7に示すように、その各側縁を互いに向き合う方向に湾曲させて塑性変形させ、その各側縁部に沿って延びるカール部32を形成する。かかるカール部32を形成することによって、イコライザアーム24の剛性を高めることができるので、その板厚を薄く設定でき、ウィンドウレギュレータ7の重量とコストを効果的に低減することができる。
【0031】
ここで、先に説明したように、リフトアーム16の長手方向他端側20には取付孔34が形成され、この取付孔34に、窓ガラス支持部材17に案内されて当該窓ガラス支持部材17の長手方向に移動可能なピン21が嵌着されている。その際、図2及び図3に示すように、本例のリフトアーム16は、その長手方向他端側20において、曲折形成された2つのカール部31,31と、両カール部31,31の間のリフトアーム部分42が互いに重ね合され、合計3枚の板材が重なっており、ここに取付孔34が貫通形成され、その取付孔34にピン21が嵌着固定されている。このようにリフトアーム16の長手方向他端側20を3枚の板材を重ね合せて構成し、ここにピン21を支持することにより、ピン21の支持剛性を効果的に高めることができる。
【0032】
また、図8に示すように、一方のカール部31を両カール部31,31の間のリフトアーム部分42に重ね合せ、ここに貫通形成した取付孔34にピン21を嵌着固定してもピン21の支持剛性を高めることできる。
【0033】
図9に示すように、両カール部31,31の間の1枚のリフトアーム部分42に取付孔34を貫通形成し、ここにピン21を嵌着固定するように構成してもよいが、この構成によると、図3及び図8に示した構成に比べ、ピン21の支持剛性が多少低下する。
【0034】
上述したところから判るように、リフトアーム16の幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部31,31の間のリフトアーム部分42と、該リフトアーム部分42に重ね合された少なくとも一方のカール部31とに取付孔34を貫通形成することによって、リフトアーム16に対するピン21の支持剛性を高め、窓ガラス6を安定した状態で昇降させることができる。
【0035】
また、前述のように、イコライザアーム24の長手方向一端側26と長手方向他端側27には、第1取付孔35と第2取付孔41がそれぞれ形成され、その第1取付孔35には、ガイド部材25に案内されて当該ガイド部材25の長手方向に移動可能なピン37が嵌着され、第2取付孔41には、窓ガラス支持部材17に案内されて当該窓ガラス支持部材17の長手方向に移動可能なピン38が嵌着されているが、この場合も、その第1及び第2取付孔35,41を、図3、図8及び図9に示した取付孔34と同様にイコライザアーム24に形成することができる。
【0036】
図6に示した例では、イコライザアーム24の長手方向一端側26が2つのカール部32,32と、その間のイコライザアーム部分43が重ね合され、ここに第1取付孔35が形成され、この取付孔35に前述のピン37(図1)が嵌着固定されている。これは、図3と同様な構成であるが、この構成に代え、イコライザアーム24の長手方向一端側26の2つのカール部32,32の間のイコライザアーム部分43と、一方のカール部32を互いに重ね合せ、ここに第1取付孔35を形成してもよい。これは、図8と同様な構成であり、これらの構成を採用することによって、ピン37の支持剛性を高めることができる。勿論、図9に示した構成と同様に、両カール部32,32の間の1枚のイコライザアーム部分43に第1取付孔35を形成してもよい。
【0037】
上述した各構成は、イコライザアーム24の長手方向他端側27に形成された第2取付孔41にもそれぞれ適用でき、その際、イコライザアーム24の両カール部32,32間のイコライザアーム部分43と、両カール部32,32のうちの少なくとも一方のカール部32とを重ね、ここに第2取付孔41を形成することが望ましい。
【0038】
要するに、第1及び第2取付孔35,41の少なくとも一方を、イコライザアーム24の幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部32,32の間のイコライザアーム部分43と、このイコライザアーム部分43に重ね合された少なくとも一方のカール部32とに貫通形成することにより、イコライザアーム24に対するピン37,38の支持剛性を高めることができ、窓ガラス6を安定状態で昇降させることができるのである。
【0039】
また先にも説明したように、本例のウィンドウレギュレータ7は、イコライザアーム24が、その長手方向一端側26を含む第1のアーム部24Aと、長手方向他端側27を含む第2のアーム部24Bとを具備し、リフトアーム16の長手方向中間部には貫通孔30が形成され、この貫通孔30には、イコライザアーム24の第1のアーム部24Aと第2のアーム部24Bに固定されたプラグプレート23が回転自在に嵌合しているが、このようにリフトアーム16に貫通孔30を形成すると、この貫通孔30の近傍のリフトアーム部分に大きな応力が集中し、ウィンドウレギュレータ7の作動時に、この部位が特に撓みやすくなる。
【0040】
そこで、本例のウィンドウレギュレータ7においては、図2及び図4に示すように、リフトアーム16の貫通孔30のまわりに、環状に延びるビード33が形成されている。これにより、大きな応力のかかる貫通孔周辺部の剛性をより一層確実に高めることができ、リフトアーム16の板厚を薄くしても、その撓みを抑え、窓ガラス6の支持安定性を効果的に向上させることができる。
【0041】
また、図4に明示するように、ビード33の頂面は、イコライザアーム24の第1のアーム部24Aに摺動自在に当接し、ビード33よりも外側のリフトアーム部分の面39が第2のアーム部24Bに摺動自在に当接し、貫通孔30を区画するエッジ部40は、第1のアーム部24Aにも、また第2のアーム部24Bにも接触していない。このようにリフトアーム16と第1及び第2のアーム部24A,24Bを組付けることによって、両者間にガタ付きが発生することを阻止し、かつ両者を円滑に回動させることが可能となる。
【0042】
また図2に示した例では、上述のビード33に連続したビード33Aがリフトアーム16の長手方向に延びており、これによってもリフトアーム16の剛性を高めることができる。
【0043】
イコライザアーム24を設けないときは、リフトアーム16に貫通孔30を形成する必要はないが、この場合も、ビード33Aを設け、そのリフトアーム16の剛性を高めることが有利である。
【0044】
また図6及び図7に示すように、イコライザアーム24の第1のアーム部24Aと第2のアーム部24Bにも、ビード44を形成し、その剛性を高めることが有利である。
【0045】
また図示した例では、リフトアーム16とイコライザアーム24の各側縁に、ほぼその全長に亘ってカール部31,32を形成したが、各側縁部の一部だけにカール部を形成したり、複数のカール部を各側縁に沿って断続的に形成することもできる。カール部31,32の形状も適宜選択でき、例えば図10の(a)乃至(f)に示すようにカール部31,32を形成してもよい。
【0046】
以上、車体の側部に設けられたサイドドアのウィンドウレギュレータに本発明を適用した実施形態例を説明したが、本発明は車体の後部に開閉可能に設けられるバックドアなどに付設されるウィンドウレギュレータにも広く適用できるものである。また窓枠のないサッシュレスドアのウィンドウレギュレータにも適用可能である。さらに、ピニオンをモータによって駆動するのではなく、インナパネルに回転自在に支持されたハンドルを車室内の乗員が回転することにより、ピニオンを回転駆動する形式のウィンドウレギュレータにも本発明の適用が可能である。
【0047】
【発明の効果】
請求項1に記載の自動車のウィンドウレギュレータによれば、リフトアームの各側縁部にカール部を形成してその剛性を高めたので、窓ガラスの支持安定性を害することなく、リフトアームの板厚を薄く設定でき、その重量とコストの軽減を達成できる。しかも、両カール部の間のリフトアーム部分と、少なくとも一方のカール部とが重ね合された剛性の大なる部分に取付孔が形成され、ここにピンが嵌着されているので、リフトアームに対するピンの支持剛性を高め、窓ガラスを安定した状態で昇降させることができる。
【0048】
請求項2に記載の自動車のウィンドウレギュレータによれば、リフトアームとイコライザアームの少なくとも一方の各側縁部にカール部を形成してその剛性を高めたので、窓ガラスの支持安定性を害することなく、リフトアームないしはイコライザアームの板厚を薄く設定でき、その重量とコストの軽減を達成できる。しかも、両カール部の間のリフトアーム部分と、少なくとも一方のカール部とが重ね合された剛性の大なる部分に取付孔が形成され、ここにピンが嵌着されているので、リフトアームに対するピンの支持剛性を高め、窓ガラスを安定した状態で昇降させることができる。
【0049】
請求項3に記載の自動車のウィンドウレギュレータによれば、リフトアームとイコライザアームの少なくとも一方の各側縁部にカール部を形成してその剛性を高めたので、窓ガラスの支持安定性を害することなく、リフトアームないしはイコライザアームの板厚を薄く設定でき、その重量とコストの軽減を達成できる。しかも第1取付孔と第2取付孔の少なくとも一方が、両カール部の間のイコライザアーム部分と、少なくとも一方のカール部とが重ね合された剛性の大なる部分に形成されているので、ここに嵌着されたピンの支持剛性を高め、窓ガラスを安定した状態で昇降させることができる。
【0050】
請求項4に記載の自動車のウィンドウレギュレータによれば、両カール部の間のリフトアーム部分と、少なくとも一方のカール部とが重ね合された剛性の大なる部分に取付孔が形成され、ここにピンが嵌着されているので、リフトアームに対するピンの支持剛性を高め、窓ガラスを安定した状態で昇降させることができる。
【0051】
請求項5に記載の自動車のウィンドウレギュレータによれば、特に大きな応力が発生するリフトアーム部分の剛性を高め、窓ガラスの支持安定性を害することなく、当該リフトアームの板厚をより薄くでき、その重量とコストをより効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアを車室外側から見たときの正面図であって、そのアウタパネルの一部を破断して示した図である。
【図2】リフトアームを車室内側から見た状態を示す斜視図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】イコライザアームの第1のアーム部を車室内側から見たときの図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】リフトアームの他端側の他の例を示す、図3と同様な断面図である。
【図9】リフトアームの他端側のさらに他の例を示す、図3と同様な断面図である。
【図10】カール部の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ドア本体
4 アウタパネル
5 インナパネル
6 窓ガラス
7 ウィンドウレギュレータ
12 ピニオン
13 ギア
14 長手方向一端側
16 リフトアーム
17 窓ガラス支持部材
20 長手方向他端側
21 ピン
23 プラグプレート
24 イコライザアーム
24A 第1のアーム部
24B 第2のアーム部
25 ガイド部材
26 長手方向一端側
27 長手方向他端側
30 貫通孔
31 カール部
32 カール部
33 ビード
34 取付孔
35 第1取付孔
37 ピン
38 ピン
41 第2取付孔
42 リフトアーム部分
43 イコライザアーム部分
S 空間

Claims (5)

  1. ドア本体のインナパネルとアウタパネルの間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィンドウレギュレータであって、前記インナパネルに対して回転可能に支持されたピニオンと、該ピニオンの回転によって回転駆動されるギアと、該ギアに対して固定され、かつ長手方向一端側が前記インナパネルに対して揺動可能に支持され、前記ギアの回転により揺動するリフトアームと、前記窓ガラスの下部を支持すると共に、前記リフトアームの長手方向他端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持部材とを具備するウィンドウレギュレータにおいて、
    前記リフトアームの幅方向各側縁部に、当該側縁部に沿って延びるカール部がそれぞれ形成されていると共に、前記リフトアームの長手方向他端側に取付孔が形成され、該取付孔に、前記窓ガラス支持部材に案内されて当該窓ガラス支持部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着されており、前記取付孔は、リフトアームの幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部の間のリフトアーム部分と、該リフトアーム部分に重ね合された少なくとも一方のカール部とに貫通形成されていることを特徴とする自動車のウィンドウレギュレータ。
  2. ドア本体のインナパネルとアウタパネルの間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィンドウレギュレータであって、前記インナパネルに対して回転可能に支持されたピニオンと、該ピニオンの回転によって回転駆動されるギアと、該ギアに対して固定され、かつ長手方向一端側が前記インナパネルに対して揺動可能に支持され、前記ギアの回転により揺動するリフトアームと、前記リフトアームの長手方向一端側と長手方向他端側の間の中間部に枢着されたイコライザアームと、前記インナパネルに固定され、かつ前記イコライザアームの長手方向一端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられたガイド部材と、前記窓ガラスの下部を支持すると共に、前記リフトアームの長手方向他端側とイコライザアームの長手方向他端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持部材とを具備するウィンドウレギュレータにおいて、
    前記リフトアームとイコライザアームの少なくとも一方のアームの幅方向各側縁部に、当該側縁部に沿って延びるカール部がそれぞれ形成されていると共に、前記リフトアームの長手方向他端側に取付孔が形成され、該取付孔に、前記窓ガラス支持部材に案内されて当該窓ガラス支持部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着されており、前記取付孔は、リフトアームの幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部の間のリフトアーム部分と、該リフトアーム部分に重ね合された少なくとも一方のカール部とに貫通形成されていることを特徴とする自動車のウィンドウレギュレータ。
  3. ドア本体のインナパネルとアウタパネルの間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィンドウレギュレータであって、前記インナパネルに対して回転可能に支持されたピニオンと、該ピニオンの回転によって回転駆動されるギアと、該ギアに対して固定され、かつ長手方向一端側が前記インナパネルに対して揺動可能に支持され、前記ギアの回転により揺動するリフトアームと、前記リフトアームの長手方向一端側と長手方向他端側の間の中間部に枢着されたイコライザアームと、前記インナパネルに固定され、かつ前記イコライザアームの長手方向一端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられたガイド部材と、前記窓ガラスの下部を支持すると共に、前記リフトアームの長手方向他端側とイコライザアームの長手方向他端側がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持部材とを具備するウィンドウレギュレータにおいて、
    前記リフトアームとイコライザアームの少なくとも一方のアームの幅方向各側縁部に、当該側縁部に沿って延びるカール部がそれぞれ形成されていると共に、前記イコライザアームの長手方向一端側と長手方向他端側に第1取付孔と第2取付孔がそれぞれ形成され、該第1取付孔には、前記ガイド部材に案内されて当該ガイド部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着され、前記第2取付孔には、前記窓ガラス支持部材に案内されて当該窓ガラス支持部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着され、前記第1及び第2取付孔の少なくとも一方は、前記イコライザアームの幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部の間のイコライザアーム部分と、該イコライザアーム部分に重ね合された少なくとも一方のカール部とに貫通形成されていることを特徴とする自動車のウィンドウレギュレータ。
  4. 前記リフトアームの長手方向他端側に取付孔が形成され、該取付孔に、前記窓ガラス支持部材に案内されて当該窓ガラス支持部材の長手方向に移動可能なピンが嵌着されており、前記取付孔は、リフトアームの幅方向各側縁部にそれぞれ形成されたカール部の間のリフトアーム部分と、該リフトアーム部分に重ね合された少なくとも一方のカール部とに貫通形成されている請求項3に記載の自動車のウィンドウレギュレータ。
  5. 前記イコライザアームが、その長手方向一端側を含む第1のアーム部と、長手方向他端側を含む第2のアーム部とを具備し、前記リフトアームの長手方向中間部には貫通孔が形成され、該貫通孔には、前記イコライザアームの第1のアーム部と第2のアーム部に固定されたプラグプレートが回転自在に嵌合していると共に、前記リフトアームの貫通孔のまわりには、環状に延びるビードが形成されている請求項2乃至4のいずれかに記載の自動車のウィンドウレギュレータ。
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