JP2599461Y2 - 差込額縁 - Google Patents

差込額縁

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JP2599461Y2
JP2599461Y2 JP1992062048U JP6204892U JP2599461Y2 JP 2599461 Y2 JP2599461 Y2 JP 2599461Y2 JP 1992062048 U JP1992062048 U JP 1992062048U JP 6204892 U JP6204892 U JP 6204892U JP 2599461 Y2 JP2599461 Y2 JP 2599461Y2
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Inventor
信義 沢田
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オリジン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フレームがアルミ等
の押出形材からなり、一端から作品(書画ばかりでなく
ポスター等の展示品を含むものとする)を出し入れでき
るようにした差込額縁に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の額縁については、フレームを組
み外すことなく、作品を簡単に取り替えできるものとし
て種々工夫が試みられており、それには、フレーム収納
構造のものと、裏ボックス収納構造のものとがあった。
【0003】フレーム収納構造の額縁としては、実開昭
51−147795号公報、実開昭63−103471
号公報、実開平3−118059号公報等に記載のもの
が挙げられ、これは、コ字形に組み立てられる三辺のフ
レームに、作品を収納するための係合溝を設け、他の一
辺のフレームに、作品を出し入れする差入口が設けられ
る。
【0004】裏ボックス収納構造の額縁は、実開昭51
−817595号公報、実開昭59−171566号公
報、実開昭62−181271号公報に見られるよう
に、額縁本体の裏側に、作品を収納するボックスを設け
たもので、その収納ボックスの一端に作品の差入口が設
けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記いずれの差込額縁
においても、構造が非常に複雑となり、殊に裏ボックス
収納構造のものでは、組立ての部品点数が過多となるた
めに、量産および安価な提供に適しなかった。また、種
々の理由により押出形材による組立てに適しなく、木製
のものに限られていた。
【0006】その理由について、フレーム収納構造の場
合であると、三辺のフレームがその枠組みの中に作品を
収納し得るように、押出しに適した係合溝を有するチャ
ンネル形に形成されるが、他の一辺のフレームについて
は、作品の差入口を押出しでは成形不能な抜溝形に形成
されるためと考えられる。しかも、抜溝の形成のため
に、フレームの安定した連結構造が得られないことも一
因と考えられる。
【0007】裏ボックス収納構造の場合であると、本体
フレームに対する裏ボックスの適当な取付け手段が得ら
れなく、結局、接着、ビス止めが容易である木製の部材
が選ばれることになる。
【0008】この考案は、上記のような実情に鑑みて、
それぞれ押出形材からなる四本のフレームの組立てにお
いて、作品の出し入れを容易になし得るばかりでなく、
常時安定した連結構造が得られ、さらに、壁面に面着し
た壁掛け態形式に適するだけでなく、その面着状態にお
いても、作品の出し入れが可能となる差込額縁を提供す
ることを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの考案による差込額縁は、一辺の開放フレーム
と、断面形状においてその開放フレームと同じ共通部を
有する三辺の係合溝フレームとが、L字形の連結板によ
り組み合わせられ、開放フレームおよびその共通部の断
面形状については、連結板を挿入し得るように、前面壁
を底壁とする蟻溝形であって、係合溝フレームにおいて
は、裏側にL字形の後部片を突設することにより、作品
を納めるための係合溝が形成され、開放フレーム側にそ
の後部片が欠除することによる差入口を有し、加えて、
前記後部片を壁掛け壁面にビス止め可能に額縁の内周よ
りも内側へ突出させたことを特徴とする。
【0010】係合溝フレームについて、共通部における
後部片の突設位置が蟻溝開口の外側であるときには、係
合溝を深く形成できる。その場合には、連結板に連結ビ
スを螺入するための操作孔を、後部片に設ける。
【0011】
【作用】差込額縁を上記のように構成したから、作品の
出し入れが開放フレーム側の差入口からなされる。
た、係合溝フレームによりその収納が保持されるため
に、差入口において後部片が欠除していても、三辺支持
により、作品が安定して保持される。
【0012】差入口が開放フレームにおける単なる後部
片の欠除によるものであるから、開放フレームを押出成
形された断面形状のまま使用でき、開放フレームを欠損
させることなく、連結板により強力に連結して組み立て
ることができる。この組み立てたままの状態で差入口が
開口するものであるから、面着した壁掛け状態において
も、作品の出し入れを容易になし得る。
【0013】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1および図2は、一実施例を示したもの
で、その額縁は、三辺の係合溝フレーム1,1,1と、
他の一辺の開放フレーム3とがL字形の連結板4により
枠組みされ、上の開放フレーム3側に作品Wの差入口5
が開口され、その差入口5が閉止部材7により開閉可能
となっている。
【0015】各フレーム1,3は、それぞれアルミ押出
形材からなるもので、連結のために両端が45度の角度
に切断される。また、係合溝フレーム1,1,1には、
断面において開放フレーム3との共通部9を有する。
【0016】開放フレーム3および共通部9の断面形状
については、前面壁11を底壁とするコ字形屈折形態に
おける蟻溝形であって、そのため、裏側にその蟻溝開口
13が面している。
【0017】係合溝フレーム1は、後側に蟻溝開口13
の対向面を覆うようにL字形の後部片15を突設するこ
とにより、共通部9との間に作品Wを納めるための係合
溝17を有する。また、後部片15には、連結板4に螺
入する連結ビス19の操作孔21が穿設されている。
【0018】後部片15は、この係合溝17が形成され
るならばその突設位置を特に問うものではなく、蟻溝開
口13の内側において突設しても良い。その場合は、蟻
溝開口13を覆わないので、操作孔21が不要である。
しかし、この実施例の如く、蟻溝開口13の外側が突設
位置であると、係合溝17を深く形成できる利点があ
る。
【0019】後部片15の形状については、厳密にL字
形であることを要しないが、内側に突き出るように幅広
く形成してあるため、作品Wを安定して保持できる。
して、内側に突出する部分において、額縁の面着状態の
壁掛けのために、その取付ビス25の通し孔27を設け
てある。
【0020】そこで、この実施例の場合は、額縁を壁に
掛けるときには、通常の吊り掛けの外に、通し孔27か
ら取付ビス25を通すことにより、壁にビス止めする
着の壁掛け手段を取ることができる。なお、通し孔27
から取付ビス25の頭部が突出しないように、その通し
孔27を皿穴に形成してある。このように、取付ビス2
5の頭部に作品Wが支えないようにするためには、裏面
片23に段差を形成しても良い。
【0021】閉止部材7は、金属の帯板の両端部を同じ
方向の直角に折り曲げたもので、両端部が左右係合溝フ
レーム1,1の上端に軸29,29で開閉可能に止めら
れる。そして、閉止部材7を後ろ側に反転させると、差
入口5が開き、上へ反転させると(図1の矢印方向およ
び図2の二点鎖線を参照)、差入口5が体裁良く封じら
れるようになっている。
【0022】閉止部材7をこのように取り付けてある
と、額縁を壁に掛けてある限り、その壁が障害となるた
めに(額縁を紐で壁掛けしてあっても)、閉止部材7を
容易に開くことができなく、作品Wの盗難を防止でき
る。この盗難防止に関連して、閉止部材7にロック機構
を備えておくこともできる。また、この閉止部材7によ
り、額縁の取扱い時に、不用意に作品Wが抜け落ちる不
都合を防止できる。
【0023】図3は、閉止部材7の他の例を示したもの
で、この場合は、単にL字形に屈折した形状であるの
で、左右一対において使用される。また、前記に引用し
た公報にも見られるように、差入口5を封じる手段につ
いては、その他に種々考えられる。例えば、障害ピンを
通すだけであっても良い。
【0024】作品Wについては、それを単独に納める場
合の他に、ガラスや裏板と共に納める場合等がある。ま
た、図4に示すように、二つ折りの透明なプラスチック
板Pの間に挾んで納めるようにすれば、非常に出し入れ
が容易となる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、次のような優れた効果がある。
【0026】1)普通の軽金属製の額縁におけると同じ
く、四本のフレームにより組み立てられ、しかも、各フ
レームが押出の断面形状のままで使用されるために、特
別な加工を要しなく、その断面形状も単純であり、部品
点数も少ないこともあって、量産および安価な提供に適
する。
【0027】2)係合溝フレームの共通部および開放フ
レームが蟻溝形であるために、L字形の連結板により普
通の金属製の額縁におけると同じく、非常に強力な組立
て状態が得られる。
【0028】3)作品の差入口が抜溝形ではなく、後部
片が欠除した一側開放形であるために、作品の出入れが
容易であり、また、後部片でビス止めすることにより、
面着した壁掛けができると共に、その壁掛け状態によっ
ても、作品の出し入れが可能である。
【0029】4)係合溝フレームについて、共通部にお
ける後部片の突設位置が蟻溝開口の外側であるときには
(請求項2)、係合溝を深く形成できるために、作品の
安定した保持に適する。その場合には、後部片が蟻溝開
口を覆うけれども、その後部片には、連結板の連結ビス
操作孔を設けてあるために、フレームの連結に何らの支
障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す額縁の断面斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢視における拡大断面図であ
る。
【図3】閉止部材の他の例を示す斜視図である。
【図4】作品の特殊な納め方についての一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
W 作品 1 係合溝フレーム 3 開放フレーム 4 連結板 5 差入口 9 共通部 11 前面壁 13 蟻溝開口 15 後部片17 係合溝 19 連結ビス 21 操作孔25 面着用のビス

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一辺の開放フレームと、断面形状におい
    てその開放フレームと同じ共通部を有する三辺の係合溝
    フレームとが、L字形の連結板により組み合わせられ、
    開放フレームおよびその共通部の断面形状については、
    連結板を挿入し得るように、前面壁を底壁とする蟻溝形
    であって、係合溝フレームにおいては、裏側にL字形の
    後部片を突設することにより、作品を納めるための係合
    溝が形成され、開放フレーム側にその後部片が欠除する
    ことによる差入口を有し、加えて、前記後部片を壁掛け
    壁面にビス止め可能に額縁の内周よりも内側へ突出させ
    ことを特徴とする差込額縁。
  2. 【請求項2】 係合溝フレームについて、共通部におけ
    る後部片の突設位置が蟻溝開口の外側であって、その後
    部片には、連結板に連結ビスを螺入するための操作孔を
    設けてあることを特徴とする請求項1記載の差込額縁。
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