JP2599069Y2 - ホイールバランサーにおけるホイールの自動締付装置 - Google Patents

ホイールバランサーにおけるホイールの自動締付装置

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JP2599069Y2
JP2599069Y2 JP1993017497U JP1749793U JP2599069Y2 JP 2599069 Y2 JP2599069 Y2 JP 2599069Y2 JP 1993017497 U JP1993017497 U JP 1993017497U JP 1749793 U JP1749793 U JP 1749793U JP 2599069 Y2 JP2599069 Y2 JP 2599069Y2
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Inventor
一彦 加藤
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株式会社バンザイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ホイールバランサーの
主軸に被検査車両のホイールを取付けるのに簡便なホイ
ールの自動締付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の取付装置として、ホイー
ルバランサーの主軸に被検査車両のホイールを嵌挿して
テーパコーンをナットにより締付けて該ホイールを前記
主軸に固定する方法が知られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来の方
法では全てを手動で行なわなければならず手間がかかり
作業効率が悪いという課題を有していた。
【0004】そこで本考案は上記課題を解決して作業効
率のよいホイールバランサーにおけるホイールの自動締
付装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成すべく本
考案は、固定台上にホイールバランサーの主軸に向って
進退可能に設けられたベース板と、該ベース板上に設け
られ回転駆動源に連動して回転する円筒体と、該円筒体
の回転により該円筒体内で螺進してホイールを締付けて
から前記ベース板の後退により該円筒体から離脱可能な
締付スリーブとからなることを特徴とする。
【0006】
【作用】ホイールバランサーの主軸にホイールを嵌挿さ
せてから、ベース板を該主軸に向って進出させて締付ス
リーブを該主軸に嵌挿させ、回転駆動源の作動による円
筒体の回転により、該円筒体内で該締付スリーブが螺進
してホイールを前記主軸に締付固定する。そして前記ベ
ース板の進退により該締付スリーブが該円筒体から離脱
する。
【0007】
【実施例】以下、本考案のホイールバランサーにおける
ホイールの自動締付装置の1実施例について、図1乃至
図5により説明する。
【0008】1は固定台を示し、該固定台1の上面に垂
直固定板2を前後に立設し、これら垂直固定板2、2に
互に平行なガイド軸3、3をその両端部において固定し
た。そしてこれらガイド軸3、3に前後の移動垂直板4
a、4bを介して略長方形のベース板5を移動自在に設
けると共に前記固定台1上に固設した油圧シリンダー6
のロッド6aの先端を、前記前方の移動垂直板4aの下
端部に連結し、該ロッド6aの伸縮により前記ベース板
5が前記ガイド軸3、3に沿いながらホイールバサンサ
ーの主軸Aに向って進退するようにした。
【0009】7は前記ベース板5の上面前方側に立設し
た支持体を示し、該支持体7はその上部に肉厚の中空円
筒部7aが形成されており、該中空円筒部7aの内周面
に、後端を閉塞した円筒体8を前後の移動が規制され且
つ回転自在に嵌挿した。そして該円筒体8の後端閉塞部
に軸8bを突設し、該軸8bと前記ベース板5上に固定
のモータ10の回転軸との間を歯車機構11を介して連
結した。
【0010】9は締付スリーブを示し、該締付スリーブ
9は主スリーブ9aと回転スリーブ9mと進退スリーブ
9bとからなり、該主スリーブ9aは主軸Aに移動自在
に嵌挿する筒状でその先端部をホイールBの中心透孔の
周縁部を押圧係止可能な尖頭状に形成されており、又前
記回転スリーブ9mは筒状でその比較的大径の孔の内周
面に螺条9cが形成されていると共に外周面に図3及び
図4の如く複数の凹部9dが形成されこれら各凹部9d
内に出没自在の係止体9eを設け、該係止体9eはその
外方の両端部に傾斜面9f、9fが形成されていると共
に外方部がスプリング9gの弾発により前記凹部9dに
より突出して前記円筒体8の内面に形成の凹部8a内に
係合するようになっており、これら凹部8aと係止体9
e等により係脱手段を構成した。
【0011】更に前記進退スリーブ9bは、筒状に形成
されその外周面に前記螺条9cに螺合する螺条9hが形
成されていると共に内周面に突条9iが形成され、該突
条9iにおいて前記主軸Aに形成の溝Cに係合しながら
回転が規制されて該主軸Aに移動自在に嵌挿されてい
る。又前記進退スリーブ9cはその先端面に押圧係止手
段であるくさび状の突起9jが突出し、該突起9jが前
記主スリーブ9aの後端面に形成の傾斜切欠部9kと前
記主軸Aの外周面に介入係止可能になっている。そして
前記主スリーブ9aと回転スリーブ9mは図3の如く連
結手段である複数の連結杆9nにより所定の範囲に限り
相互に移動可能な関係で連結されている。
【0012】即ち、これら各連結杆9nはその先端部に
膨出部9pを有すると共に前記主スリーブ9aの後端部
に先端部に向って環状の透孔9qを形成して該透孔9q
の先端部を幅広部9rに形成し、該幅広部9rに前記膨
出部9pを位置させて連結杆9nを該透孔9q内に移動
自在に介入し、前記主スリーブ9aと回転スリーブ9m
は相互に回転自在に且つ所定の範囲内で移動自在に連結
されている。
【0013】次に上記実施例の作動について説明する。
【0014】予め、ホイールバランサーの主軸Aに作業
員が被検査車両のホイールBを嵌挿し、該主軸Aの溝C
に締付スリーブ9の進退スリーブ9bの突条9iを係合
させながら、該締付スリーブ9の尖頭状の先端部を該ホ
イールBの中心透孔の周縁部に当接するまで油圧シリン
ダー6によりベース板5を前進させて停止させる。
【0015】次にモータ10を駆動させると、歯車機構
11を介して、円筒体8が回転し、該回転が凹部8a内
にスプリング9gの弾発により係合する係止体9eを介
して回転スリーブ9mに伝達される。そして該回転スリ
ーブ9mの回転によれば進退スリーブ9bはその突条9
iが前記主軸Aの溝Cに係合していることから、回転せ
ずに螺条9cと9hが螺合しながら前記主軸Aに対して
相対的に前進し、該進退スリーブ9bの先端面のくさび
状の突起9jが主スリーブ9aの後端面の傾斜切欠部9
kに沿って介入して該主スリーブ9aを少許前進しその
先端の尖頭部でホイールBの中心透孔の周縁部を押圧固
定すると共に介入したくさび状の突起9jにより主スリ
ーブ9aは主軸Aに係止される。このとき、回転スリー
ブ9mの回転にもかかわらず主スリーブ9aは回転しな
い。そしてこの係止に伴うモータ10の負荷をセンサー
により検出してモータ10を停止させる。
【0016】次に前記油圧シリンダー6を逆作動させ、
円筒体8が後退し始めると、前記主軸Aに固定した前記
締付スリーブ9の前記回転スリーブ9mの係止体9eが
その傾斜面9fにおいて円筒体8の凹部8aの縁部に当
りながらスプリング9gの弾発に抗して凹部9d内に没
入して該凹部8aから離脱し、該円筒体8が該締付スリ
ーブ9から抜け出して完全に抜けた状態になって油圧シ
リンダー6を停止させる。
【0017】そして、ホイールBのバランス検査終了
後、該油圧シリンダー6を作動させ前記円筒体8の凹部
8a内に前記回転スリーブ9mの係止体9eと係合して
から、該油圧シリンダー6を停止させ、モータ10を逆
駆動させて前記進退スリーブ9bを後退させ、この後退
に伴ってくさび状の突起9jの介入が解除されて、前記
主軸Aから締付スリーブ9の係合状態を解除し、該油圧
シリンダー6を逆作動させると円筒体8が後退し、この
後退に伴って係止体9eを介して回転スリーブ9m、及
び該回転スリーブ9mに連結杆9nを介して主スリーブ
9a更に該回転スリーブ9mに螺合の進退スリーブ9b
即ち締付スリーブ9の全体が前記円筒体8と一体にし
て、該主軸Aから完全に引き抜かれ、その後該主軸Aか
ら前記ホイールBを取りはずす。
【0018】以後、次のホイールを該主軸Aに嵌挿して
前述と同様の作業を繰り返す。
【0019】
【考案の効果】このように本考案によると、ホイールバ
ランサーの主軸に嵌挿したホイールを、ベース板を進出
させてから回転駆動源の作動により螺進して、該ホイー
ルを締め付ける締付スリーブを設けたので、従来の如く
人手によりナットでホイールを主軸に締付ける必要がな
くなり、作業効率が一段と向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の一部截断正面図である。
【図2】ホイールが主軸に締付スリーブにより締付固定
された状態を示す断面図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】そのIV−IV線截断断面図である。
【符号の説明】
1 固定台 5 ベース板 8 円筒体 8a 凹部 9 締付スリーブ 9a 主スリーブ 9b 進退スリーブ 9c、9h 螺条 9e 係止体 9f 傾斜面 9j 押圧係止手段 9m 回転スリーブ 9n 連結手段

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定台上にホイールバランサーの主軸に
    向って進退可能に設けられたベース板と、該ベース板上
    に設けられ回転駆動源に連動して回転する円筒体と、該
    円筒体の回転により該円筒体内で螺進してホイールを締
    付けてから前記ベース板の後退により該円筒体から離脱
    可能な締付スリーブとからなることを特徴とするホイー
    ルバランサーにおけるホイールの自動締付装置。
  2. 【請求項2】 前記締付スリーブは主スリーブと回転ス
    リーブと進退スリーブとからなり、該主スリーブは前記
    円筒体内に進退可能に嵌挿されて先端部がホイールの中
    心孔の周縁部を押圧する尖頭状に形成され、前記回転ス
    リーブは前記円筒体内に嵌挿して該円筒体に係脱手段を
    介して連結されていると共に前記主スリーブに一定範囲
    の対向距離可変の連結手段により連結し、更に前記進退
    スリーブは前記回転スリーブに螺合すると共に先端部に
    前記主スリーブを前方へ押圧すると共に係止する押圧係
    止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のホイ
    ールバランサーにおけるホイールの自動締付装置。
  3. 【請求項3】 前記係脱手段は、前記円筒体の内周面に
    形成した凹部と、前記回転スリーブの外周面の凹部内に
    出没自在に設けられスプリングの弾発により前記円筒体
    の凹部内に係合し外方の両端部に傾斜面を形成した係止
    体とからなることを特徴とする請求項2に記載のホイー
    ルバランサーにおけるホイールの自動締付装置。
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