JP3669904B2 - 加振装置の取付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車両のディスクホイールに加振装置を取り付ける取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平9−26383号公報には、上述の取付装置であって、(a) ディスクホイールにハブボルトによって固定されるベース板と、(b) ベース板に加振装置の本体を直接締結する複数本のボルトとを含むものである。この取付装置によれば、複数本のボルトを締め付けることによって加振装置がベース板を介してディスクホイールに取り付けられる。
【0003】
【発明が解決としようとする課題,課題解決手段および効果】
本発明の課題は、取付装置の改良である。例えば、加振装置のディスクホイールへの取付作業を容易にしたり((1) 項等)、半径方向の結合剛性を増加させたり((12)項等)することである。この課題は、加振装置の取付装置を下記各態様の構成のものとすることによって解決される。各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本明細書の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に限定されると解釈されるべきではない。また、1つの項に複数の事項が記載されている場合、常に、すべての事項を一緒に採用しなければならないものではなく、一部の事項のみを取り出して採用することも可能である。
(1)車両に取り付けられたディスクホイールに加振装置を取り付ける取付装置であって、
前記ディスクホイールと前記加振装置との間の位置においてディスクホイールに固定される車輪側部と、
その車輪側部に対する前記加振装置の本体の回転に伴ってそれら車輪側部と加振装置の本体とを締結する回転型締結装置と
を含むことを特徴とする加振装置の取付装置(請求項1)。
本項に記載の取付装置においては、車両のディスクホイールに予め車輪側部を取り付け、その車輪側部に加振装置の本体を押し付けつつ回転させれば、加振装置を車両のディスクホイールに取り付けることができる。加振装置の本体を回転させればよいのであり、従来のように複数本のボルトを締め付ける必要がなく、取付け作業を容易に行うことができる。
従来の取付装置による場合には、加振装置を支えつつボルトの締付作業を行わなければならない。加振装置を片手で支えて、片手でボルトを締めるか、一人の作業者が加振装置を支え、別の作業者がボルトを締めるかのいずれかによる必要があるのであるが、加振装置は比較的重いものであるため、この作業は容易ではなかった。特に、車体がジャッキアップされていない場合は、ディスクホイールが低い位置にあるため、そのディスクホイールへの加振装置の取付作業は容易ではない。それに対して、本項に記載の取付装置によれば、加振装置の本体を回転させればよいため、両手を使うことができる。そのため、作業が楽になり、安全性を向上させることができる。また、作業を一人で行うことができるため、作業工数を低減することができる。
(2)前記回転型締結装置が、前記加振装置の本体に設けられたハンドルを含む(1) 項に記載の加振装置の取付装置(請求項2)
加振装置の本体にハンドルを設ければ、本体の回転を容易にすることができる。ハンドルは、1つでもよいが、2つ設けることが望ましい。2つ設けた方が両手で作業する際に便利である。2つのハンドルは両手で作業し易い位置に設けることが望ましい。
(3)前記回転型締結装置が、前記加振装置本体の回転を軸方向運動に変換するねじ機構とカム機構との少なくとも一方を含む(1)項または(2)項に記載の加振装置の取付装置(請求項3)
(4)当該取付装置が、前記加振装置の本体に相対回転不能に設けられた加振装置側部を含み、
前記回転型締結装置が、前記加振装置側部と前記車輪側部との間に設けられたものである(1) 項ないし(3) 項のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置。
本項に記載の取付装置においては、加振装置の本体の回転に伴って加振装置側部が回転させられる。加振装置側部が車輪側部に対して相対回転させられるのであり、それによって、加振装置側部と車輪側部とが締結される。
回転型締結装置は、例えば、加振装置側部と車輪側部との一方に設けられた雄ねじ部と、他方に設けられた雌ねじ部とを含むものとしたり、一方に設けられたカムと他方に設けられたカムフォロワとを含むものとしたりすることができる。カムは、例えば、カム溝,カムリブ等を備えたものとすることができる。
加振装置の本体は、その本体の底面と車輪側部の受面とが当接するまで回転させることが望ましい。本体の底面と車輪側部の受面との当接によって軸方向力が発生させられ、加振装置の本体と車輪側部とが締結される。
なお、加振装置側部は加振装置の本体と一体的に設けられたものであっても、本体と相対移動可能に設けられた部材であってもよい。
(5)当該取付装置が、前記加振装置の本体に、相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられた加振装置側部を含み、
前記回転型締結装置が、前記加振装置側部と前記加振装置の本体との間に設けられ、加振装置の本体の回転を加振装置側部の軸方向移動に変換する運動変換装置を含む(1) 項ないし(3) 項のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置(請求項4)
(6)前記加振装置側部が、軸線と交差する第1当接面を含み、前記車輪側部が、前記第1当接面と当接する第2当接面を含み、前記回転型締結装置が、前記加振装置側部の第1当接面を前記車輪側部の第2当接面に押し付けるものである(5) 項に記載の加振装置の取付装置(請求項5)
加振装置の本体の回転に伴って加振装置側部が軸方向に移動させられ、第1当接面が第2当接面に押し付けられる。第1当接面と第2当接面との間に軸方向力が発生させられ、加振装置の本体と車輪側部とが締結される。
また、加振装置本体が、(4) 項に関して記載したように、加振装置本体の底面と車輪側部の受面とが当接するまで回転させられる場合には、回転が終了した時点では、加振装置側部の第1当接面と車輪側部の第2当接面とが当接するとともに、加振装置の本体の底面と車輪側部の受面とが当接する状態となり、それによって加振装置の本体が車輪側部に締結されることになる。
運動変換装置は、加振装置本体の回転運動を加振装置側部の軸方向の移動に変換する装置であり、ねじ機構を有するものとしたり、カム機構を有するもの等としたりすることができる。
第1当接面,第2当接面は、軸線と直交する面であっても、軸線に対して傾斜したテーパ面等の傾斜面であってもよい。
(7)前記回転締結装置が、前記車輪側部と前記加振装置側部との間に設けられ、それら車輪側部と加振装置側部とが係合させられた状態で、それら車輪側部と加振装置側部との相対回転を阻止する相対回転阻止部を含む(5) 項または(6) 項に記載の加振装置の取付装置(請求項6)
本項に記載の取付装置においては、加振装置側部が本体に対して相対回転可能に設けられ、かつ、車輪側部に係合させられた状態で、車輪側部に対する相対回転が阻止される。したがって、加振装置の本体は、加振装置側部と車輪側部との両方に対して相対回転させられることになる。
(8)前記相対回転阻止部が、加振装置側部と車輪側部との一方に設けられたキーと他方に設けられたキー溝とを含む(7) 項に記載の加振装置の取付装置。
キー溝は1つであっても複数個であってもよい。複数個設ければ、キーとキー溝とを合わせ易くなり、取り付け作業が容易になる。また、キーとそれに対応するキー溝の位置を変更することによって加振装置本体と車輪側部との間の相対位相を変えることができる。加振装置が例えば偏心荷重を2つ有し、振動方向を変えて実験する場合に有効である。
(9)前記相対回転阻止部が、バヨネット継手を含む(7) 項に記載の加振装置の取付装置。
バヨネット継手は、第一相対回転位相において軸方向の係合離脱が可能であり、第一相対回転位相とは異なる第二相対回転位相へ相対回転させられた状態では軸方向の離脱が不能となるタイプの継手である。例えば、突部と溝部とを含み、溝部が、突部の軸方向の移動を許容し回転を阻止する軸方向溝部と、軸方向の移動を阻止し回転を許容する周方向溝部とを含むものであり、突部が軸方向溝部を経て周方向溝部の先端面に当接させられた状態においては、突部の一方向の相対回転が阻止されるものとすることができる。
(10)前記車輪側部が、前記ディスクホイールにハブボルトを利用して固定され (1) 項ないし(9) 項のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置(請求項7)
(11)当該取付装置が、前記加振装置の本体に設けられた加振装置側部を含み、かつ、前記回転型締結装置が、前記加振装置本体の回転に起因する、前記加振装置側部と車輪側部との一方の嵌合凹部の内周面と他方の嵌合突部の外周面との、テーパを利用した押付けを伴って、車輪側部と加振装置側部とを締結する(1) 項ないし(10)項のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置(請求項8)
(12)車両に取り付けられたディスクホイールに加振装置を取り付ける取付装置であって、
前記ディスクホイールと前記加振装置との間の位置においてディスクホイールに固定される車輪側部と、
前記加振装置の本体に設けられた加振装置側部と、
それら加振装置側部と車輪側部との一方の嵌合凹部の内周面と他方の嵌合突部の外周面との、テーパを利用した押付けを伴って、車輪側部と加振装置側部とを締結するテーパ型締結装置と
を含むことを特徴とする加振装置の取付装置(請求項9)
本項に記載の取付装置によれば、加振装置側部と車輪側部とがテーパを利用して締結される。テーパを利用すれば、嵌合凹部の内周面と嵌合突部の外周面との間の嵌合クリアランスを0以下にすることができるのであり、加振装置側部と車輪側部との半径方向の結合剛性を増加させることができる。
この場合には、テーパの利用により嵌合突部が拡径させられて嵌合突部の外周面と嵌合凹部の内周面との間の嵌合クリアランスが負にされるのであるが、嵌合突部は、弾性変形によって拡径させられるようにしても、コレットにより拡径させられるようにしてもよい。
また、嵌合凹部の内周面と嵌合突部の外周面とがテーパを利用して押し付けられるのであるが、嵌合凹部の内周面と嵌合突部の外周面とをそれぞれテーパ面としても、これら嵌合凹部の内周面と嵌合突部の外周面とは別に一対のテーパ面を備え、これらのテーパ嵌合により嵌合突部の外周面が嵌合凹部の内周面に押し付けられるようにすることもできる。
なお、本項に記載の取付装置には、前記(1) 項ないし(10)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
(13)前記テーパ型締結装置が、
テーパ内周面を有する第1テーパ部と、
テーパ外周面を有する第2テーパ部と、
それら第1テーパ部と第2テーパ部とを軸方向に相対移動させる相対移動装置と
を含む(12)項に記載の加振装置の取付装置(請求項10)
相対移動装置により第1テーパ部と第2テーパ部とが軸方向に相対移動させられることによって、テーパ内周面とテーパ外周面とが締まり嵌合させられる。相対移動装置は、作業者の操作によって相対移動させるものであっても、動力源の駆動によって相対移動させるものであってもよい。
(14)相対移動装置が、前記加振装置の本体の回転を前記第2テーパ部の軸方向の移動に変換する運動変換装置を含む(13)項に記載の加振装置の取付装置(請求項11)
(15)相対移動装置が、前記第2テーパ部を軸方向に移動させる電動アクチュエータと、第2テーパ部を流体圧により移動させる流体圧アクチュエータとの少なくとも一方を含む(13)項または(14)項に記載の加振装置の取付装置。
(16)前記第1テーパ部が、拡径・縮径可能であり、その拡径・縮径により前記車輪側部と締まり嵌合する拡縮部材を含む(13)項ないし(15)項のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置(請求項12)
第1テーパ部の内周面と第2テーパ部の外周面との締まり嵌合に伴って、第1テーパ部が拡径させられる。それによって、嵌合突部の外周面が嵌合凹部の内周面に押し付けられ、嵌合隙間が消滅させられるとともに、嵌合突部の嵌合凹部からの離脱が防止される。また、締まり嵌合が緩められれば、第1テーパ部が縮径させられる。それによって、嵌合突部の外周面の嵌合凹部の内周面への押付けが解除され、嵌合突部の嵌合凹部からの離脱が可能になる。拡縮部材は、円筒状部材に軸方向のすり割り溝が1個形成されたC形部材や、円筒状部材の一方の端面から他方の端面に向うが他方の端面には達しない複数のすり割り溝が形成されたコレットや、円筒状部材の両端面の各々からそれぞれ他方の端面に向うが他方の端面には達しない複数のすり割り溝が形成されたコレット等、弾性変形により拡径・縮径可能な弾性拡縮部材とすることが望ましいが、円筒状部材が複数の独立した部材に分割された分割形拡縮部材とすることも可能である。すり割り溝の数を多くすれば、拡縮部材の拡径・縮径が容易となり、安定した押圧力を発生させることができる。また、押圧力を同じにする場合には、嵌合突部の外周面と嵌合凹部の内周面との間の隙間を大きくすることができ、これらの着脱を容易にすることができる。
(17)前記第1テーパ部が前記加振装置の本体に対して相対回転可能かつ軸方向の相対移動不能に設けられ、
前記第2テーパ部が前記加振装置の本体に対して相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能、前記第1テーパ部に対して相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に設けられ、
前記相対移動装置が、前記加振装置の本体の回転に伴って前記第2テーパ部を軸方向に移動させるものである(13)項ないし(16)項のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置(請求項13)
加振装置本体の回転に伴って第2テーパ部が第1テーパ部に対して軸方向に移動させられ、これらがテーパ嵌合される。
また、第2テーパ部の、前記加振装置本体に対する移動限度を規定するストッパを設けることが望ましい。ストッパを設ければ、第2テーパ部の本体からの抜け出しを防止することができる。
本項に記載の取付装置においては、加振装置本体の回転に伴って加振装置本体と車輪側部とが締結されるため、テーパ型締結装置が回転型締結装置を含むと考えることができる。
(18)前記嵌合凹部の内周面がテーパ面とされるとともに、前記嵌合突部の外周面がテーパ面とされ、
前記テーパ型締結装置が、前記車輪側部と前記加振装置側部とを軸方向に相対移動させる相対移動装置を含む(12)項に記載の加振装置の取付装置(請求項14)
本項に記載の取付装置においては、車輪側部と加振装置側との軸方向の相対移動によって、嵌合凹部の内周面と嵌合突部の外周面とがテーパ嵌合される。
本項の相対移動装置には、(14)項,(15)項の相対移動装置を設けることができる。
(19)車両のディスクホイールに加振装置を取り付ける取付装置であって、
前記ディスクホイールに固定される車輪側部と、
前記加振装置の本体に設けられた加振装置側部と、
それら加振装置側部の当接面と車輪側部の当接面とを、テーパ内周面とテーパ外周面とのテーパ嵌合によって押し付けて、車輪側部と加振装置側部とを締結するテーパ型締結装置と
を含む加振装置の取付装置。
(20)車両のディスクホイールに車輪側部をハブボルトによって固定する車輪側部取付作業と、
その車輪側部取付作業によってディスクホイールに固定された車輪側部に加振装置を、加振装置の本体の回転によって取り付ける加振装置取付作業と
を含む加振装置取付方法
車輪側部をディスクホイールに固定しておけば、加振装置の着脱が容易となる。
【0004】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である加振装置の取付装置について説明する。取付装置は、加振装置をホイールディスクに取り付ける装置であり、加振装置により各車輪が振動させられる。加振装置は、四輪自動車の異常振動の発生原因を推定するためのシステムに含まれるものであり、この加振装置による車輪の加振状態を表す情報,加振装置の種類を表す情報等に基づいて、車輪の振動異常等が検出される。これらの異常振動の発生原因を推定するシステムについては、特願平11−352242号の明細書に記載されているため説明は省略する。
【0005】
加振装置10は、図1に示すように、本体12と、サーボモータ14と、サーボモータ14によって回転駆動される偏心回転体16と、サーボモータ14の回転を偏心回転体16に伝達する回転伝達装置18とを含む。
回転伝達装置18は、サーボモータ14の出力軸に固定のギヤ、偏心回転体16の回転軸に固定のギヤ等を含むものであり、これらギヤを介してサーボモータ14の回転が偏心回転体16に伝達される。
【0006】
加振装置10は、取付装置20によって車輪22のディスクホイール24に取り付けられる。取付装置20は、図2〜6に示すように、ディスクホイール24に固定される車輪側部としてのプレート30と、加振装置の本体12に設けられた加振装置側部としての嵌合突部32と、これらを締結する締結装置34とを含む。
【0007】
プレート30は、図2に示すように、ディスクホイール24を図示しないアクセルハブに固定するためのハブボルト36とプレート取付用ホルト38とを利用して取り付けられる。まず、図示しないハブナットがハブボルト36から取り外され、代わりに支柱42が取り付けられる。支柱42は、プレート30をディスクホイール24に固定するものであり、両端部に雌ねじ穴が設けられたものである。一方の雌ねじ穴がハブボルト36に螺合され、他方の雌ねじ穴にプレート30の貫通穴50を貫通してプレート取付用ボルト38が螺合されることにより、支柱42およびプレート30がディスクホイール24に固定される。図3に示すように、プレート30の貫通穴50がテーパ形状とされるとともに、プレート用ボルト38の頭部51の軸部側にテーパ部が形成されている。その結果、プレート用ボルト38の頭部51のテーパ部と貫通穴50のテーパ部とにより、プレート30を、プレート30の中心と車輪22の中心とを一致させた状態で取り付けることが可能となる。
【0008】
プレート30は、図3に示すように、フランジ部52と筒部54とを有する形状を成したものであり、筒部54によって嵌合凹部が形成される。本実施形態においては、嵌合凹部が貫通穴なのであり、筒部54の内周面56が嵌合凹部の内周面とされ、嵌合突部32との当接面とされる。
フランジ部52には、同心状に貫通穴50,58がそれぞれ複数個ずつ形成されている。複数個の貫通穴50と貫通穴58とは、それぞれ互いに異なる径D1 ,D2 の円周上に適当な間隔を隔てて、すなわち、隣接する貫通穴同士の中心角がほぼ同じになる状態で設けられている。車両によって、ハブボルト36が設けられる径が異なるのであるが、本実施形態におけるプレート30は2種類の異なる径D1 ,D2 の車輪に取り付け可能とされている。なお、貫通穴を、複数種類の異なるピッチで形成することもできる。車種によっては、ハブボルト36のピッチが異なる場合もあるのである。
【0009】
筒部54には嵌合突部32が嵌合される。筒部54の内周面56と嵌合突部32の外周面60とが対向した状態で嵌合されるのである。筒部54の内周面56には、図4に示すように、軸方向に延びた複数個のキー溝62が設けられている。キー溝62に嵌合突部32に設けられたキー64が係合させられるのであるが、これらキー溝62およびキー64によって嵌合突部32のプレート30に対する相対回転を阻止する相対回転阻止部66が構成される。
【0010】
嵌合突部32は、内周テーパ面を有する第1テーパ部材70と、外周テーパ面を有する第2テーパ部材72とを含む。これら第1テーパ部材70と第2テーパ部材72とは半径方向に重ねられて、すなわち、第1テーパ部材70が外周側に第2テーパ部材72が内周側に位置する状態で設けられている。
第1テーパ部材70は、本体12に対して相対回転可能かつ軸方向に相対移動不能に設けられ、第2テーパ部材72は、第1テーパ部材70に対して相対回転不能、本体12に対して相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられている。
第1テーパ部材70と第2テーパ部材72との間には、これらの相対回転を阻止する相対回転阻止部74が設けられている。相対回転阻止部74は、第1テーパ部材70に設けられたキー溝76と第2テーパ部材72に設けられたキー78とによって構成される。
【0011】
第1テーパ部材70は、筒部80とフランジ部82とを有する形状を成したものである。筒部80の外周面が嵌合突部32の外周面60に対応するのであり、プレート30に対する当接面である。また、筒部80の内周面がテーパ面84とされている。筒部80には、軸方向に延びるすり割り溝86が形成され、筒部80の拡径,縮径が可能とされている。筒部80は、断面の形状が概してC形を成したものなのであり、拡縮部と称するすることができる。
また、本実施形態においては、内周側テーパ面84は、ディスクホイール24に近づくにつれて内径が大きくなる方向に傾斜したものである。
フランジ部82には環状の凹部88が設けられ、加振装置10の本体12に設けられた半径方向に突出した環状の突部90が係合させられている。これら環状の凹部88と環状の突部90との係合によって、本体12と第1テーパ部材70との相対回転が許容されるとともに第1テーパ部材70と本体12との軸方向の相対移動が阻止される。
【0012】
第2テーパ部材72は、第1テーパ部材70の内周側に配設されたものであり、外周面がテーパ面92とされている。第2テーパ部材72の軸方向の加振装置側の端部には雄ねじ部100が形成されており、加振装置本体12の雌ねじ部102に螺合される。また、第2テーパ部材72の雄ねじ部100が形成された側の端面にはフランジ104が固定されている。このフランジ104は、外径が本体12に形成された雌ねじ部102の内径より大きいものであり、第2テーパ部材72の加振装置本体12からの抜け出しが防止される。
【0013】
図5に示すように、加振装置10の本体12のディスクホイール24に対向する側とは反対側の端面には、ウエイト交換口110が設けられている。ウエイト交換口110からは、本体12の内部に設けられた偏心回転体16の荷重112を交換することができる。加振装置10を取り外さなくても、荷重112を交換できるのであり、偏心荷重を変えて振動試験を行うことが可能である。
また、本体12の外側面の互いに隔たった位置には一対のハンドル114が設けられている。本実施形態においては、互いに中心角180°隔たった位置に設けられており、両手で操作するのに便利である。
【0014】
以上のように構成された取付装置による加振装置10のディスクホイール24への取付けを説明する。
まず、プレート30をディスクプレート24にハブボルト36,プレート取付用ボルト38等を利用して固定する。
次に、プレート30の筒部54の内周側に嵌合突部32を嵌合する。筒部54に設けられたキー溝62のうちの1つに嵌合突部32のキー64を係合させた状態で取り付けるのである。
この場合において、キー溝62が、筒部54の内周面56に複数個設けられているため、キー溝62にキー64を合わせることが容易である。また、図6に示すように、プレート30の筒部54の内周面56と嵌合突部32の外周面60との間には隙間dが設けられているためこれらを容易に嵌合することができる。
【0015】
この状態で、加振装置10の本体12を回転させる。第1テーパ部材70のプレート30に対する相対回転が相対回転阻止部66によって阻止され、第1テーパ部材70と第2テーパ部材72との相対回転が相対回転阻止部74によって阻止されるとともに、第1テーパ部材70の本体12に対する軸方向の相対移動が凹部88と突部90とによって阻止される。したがって、加振装置10の本体12が、プレート30および第1テーパ部材70に対して相対回転させられ、ねじ部100,102により、第2テーパ部材72が、本体12および第1テーパ部材70に対して軸方向に相対移動させられる。
【0016】
本体12を、第2テーパ部材72が加振装置本体12に引き込まれる方向に回転させれば、第1テーパ部材70,第2テーパ部材72のテーパ嵌合により、第1テーパ部材70の筒部80が拡径させられる。第1テーパ部材70の外周面60が筒部54の内周面56に押し付けられ、嵌合クリアランスが負にされる。嵌合突部32とプレート30とが締まり嵌合されるのであり、嵌合突部32とプレート30との半径方向および軸方向の相対移動が共に防止され、装置本体12がプレート30に締結される。
このように、テーパを利用して締結されるため、第1テーパ部材70と第2テーパ部材72との嵌合クリアランス、および第2テーパ部材72とプレート30との嵌合クリアランスが共に負となり、プレート30による加振装置10の保持剛性(両者の結合剛性)を増加させることができる。また、加振装置10をプレート30に取り付けるために、本体12を約90°回転させればよい。本体12の回転角度が小さくて済むのである。しかも、装置本体12には、一対のハンドル114が設けられているため、両手を使って本体12を容易に回転させることができる。
【0017】
加振装置10がプレート30に取り付けられた後、サーボモータ14の制御により偏心回転体16が回転させられ、それによって、車輪22に振動が加えられる。本実施形態においては、加振装置10とプレート30との結合剛性が高いため、加振装置10の加振力を車輪に良好に伝達することができる。また、嵌合突部32とプレート30とが締まり嵌合されているため、振動に起因して加振装置本体12がプレート30から外れることはない。
加振装置10をプレート30から取り外す場合には、本体12を締結する場合とは逆の方向に回転させる。第2テーパ部材72が本体12から退出する方向に移動させられる。第1テーパ部材70と第2テーパ部材72との間のテーパ嵌合(締まり嵌合)が緩められ、第1テーパ部材70が縮径させられる。この場合において、第1テーパ部材70の本体12に対する軸方向の相対移動が、凹部88と突部90との係合によって阻止されるため、第2テーパ部材72を押し出す方向に力が加わり、テーパ嵌合を容易に緩めることができる。また、第1テーパ部材70の外周面60と筒部54の内周面56との間に隙間dが生じるため、加振装置10の本体12をプレート30から容易に外すことができる。
【0018】
以上のように、本実施形態においては、加振装置10の本体12の回転に伴って加振装置10がディスクホイール24に取り付けられる。そのため、複数のボルトの締めつけによって取り付けられる場合に比較して、取付作業を容易にすることができる。
また、プレート30にはキー溝62が複数個設けられているため、加振装置10を車輪22に対して異なる位相で取り付けることができる。特に、偏心回転体16が2つ設けられている加振装置を取り付ける場合に有効である。2つの偏心回転体の回転中心軸を通る線の車軸線に対する位相を、キー64に対応するキー溝62を変えるだけで変更することができ、車輪22に加わる振動の方向を変更することができる。
本実施形態においては、締結装置34が、第1テーパ部材70、第2テーパ部材72、ねじ部100,102、相対回転阻止部66,74等によって構成される。締結装置34は、本実施形態においては、回転型締結装置であり、かつ、テーパ型締結装置である。
【0019】
なお、上記実施形態においては、車輪側部としてのプレート30が、筒部54とフランジ部52とを有する形状を成したものであり、筒部54の内周面56が嵌合凹部の内周面とされていた。すなわち、嵌合凹部が底部を有しない筒部54によって形成されていたが、嵌合凹部は底部を有する有底筒部とすることもできる。
また、嵌合突部32が本体12とは別部材とされていたが、一体的に形成されたものとすることができる。さらに、キー溝62を複数個設けることは不可欠ではなく、少なくとも1つ設ければ十分である。
【0020】
また、締結装置34は、上記実施形態におけるそれに限らず、図7に示す構造のものとすることができる。本実施形態においては、締結装置148が、第1テーパ部材150と第2テーパ部材151とを含むが、第1テーパ部材150の内周側テーパ面152がディスクホイール24に近づくにつれて内径が小さくなる方向に傾斜したものであり、第2テーパ部材151の外周側テーパ面154がそれに対応して、ディスクホイール24に近づくにつれて外径が小さくなる方向に傾斜したものである。本実施形態においては、本体12の回転により、第2テーパ部材151が軸方向に本体12から押し出される方向に移動させられることにより、第1テーパ部材150と第2テーパ部材151とがテーパ嵌合され、第1テーパ部材150が拡径させられる。
【0021】
さらに、上記実施形態においては、第1テーパ部材の筒部80にすり割り溝86が形成されていたが、すり割り溝86を設けるのは不可欠ではない。その場合には、第1テーパ部材の弾性変形により、外周面60がプレート30の内周面56を押し付けられる。
逆に、すり割り溝を複数個設けることもできる。図8,9に示す締結装置200において、第1テーパ部材202は、筒部204およびフランジ部206を有する形状を成したものであるが、第1テーパ部材202には、筒部204の端面から軸方向に延びたすり割り溝208が複数個形成され、フランジ部206から筒部204の中間部に至るすり割り溝210が複数個形成されている。第1テーパ部材202の両端面の各々からそれぞれ他方の端面に向うが他方の端面には達しない複数のすり割り溝208,210が形成されているのである。本実施形態においては、各々のすり割り溝208,210が互いに中心角120°隔たった位置に設けられている。
このように、第1テーパ部材202に複数のすり割り溝を形成すれば、第1テーパ部材202の半径方向の拡径・縮径が容易になる。すり割り溝の数を多くすれば、拡縮部材の拡径・縮径が容易となり、安定した押圧力を発生させることができる。また、押圧力を同じにする場合には、嵌合突部の外周面と嵌合凹部の内周面との間の隙間dを大きくすることができ、これらの着脱を容易にすることができる。
【0022】
さらに、加振装置10とプレート30とがテーパを利用して締結されるようにすることは不可欠ではない。図10,11に示すように、本取付装置250は、車輪側部としてプレート252と、加振装置側部としての嵌合突部254とを含む。嵌合突部254は、加振装置本体12に対して相対回転可能に設けられたものである。また、プレート252は、筒部256とフランジ部258とを有する形状を成したものであり、筒部256の内周側には溝260が形成されている。溝260は、図11に示す(図には、フランジ部258に形成された貫通穴の図示が省略されている)ように、軸方向に延びた軸方向溝262と周方向に沿った周方向溝264とが連結された形状を成したものであり、嵌合突部254に設けられた突部272が軸方向溝262に沿って軸方向に移動可能、かつ、周方向に周方向溝264に沿って移動可能とされている。突部272が周方向溝264に沿って一方向に移動させられることによりストッパ274に当接すれば、それ以上の、その方向への回転が阻止される。
【0023】
嵌合突部254の軸方向の本体12側の端部にはねじ部280が形成され、本体12のねじ部282に螺合されている。また、ねじ部280には、軟性の樹脂が埋め込まれており、ねじ部280,282同士の摩擦係数が大きくされている。本実施形態においては、ねじ部280,282の間の摩擦係数が、嵌合突部254(突部272)とプレート252(周方向溝264)との間の摩擦係数より大きくされているのである。
【0024】
本実施形態の取付装置250において、加振装置10をプレート252に取り付ける場合について説明する。
まず、上記実施形態における場合と同様に、嵌合突部254を筒部256の内周側に取り付ける。本体12を、嵌合突部254の突部272が軸方向溝262に係合した状態で軸方向に移動させるのであるが、この場合には、本体12の底面290がプレート252の受面292に当接するまで移動させればよい。
次に、本体12を回転させる。
本体12の回転に伴って嵌合突部254がプレート252に対して相対回転させられる。突部272が周方向溝264に沿って移動させられるのである。突部272がストッパ274に当接すれば、本体12の回転に伴って嵌合突部254はもはや回転せず、本体12が嵌合突部254に対して相対回転させられる。ねじ機構の作用により、嵌合突部254が軸方向に本体12に引き込まれる方向に移動させられ、突部272の受面294が周方向溝264の溝面296に当接させられる。これらの当接面において軸方向力が発生させられ、加振装置10とプレート252とが締結される。
【0025】
また、この状態においては、加振装置10の本体12の底面290とプレート252のフランジ部258の受面292とが当接させられる状態にあり、これらの間においても軸方向力が発生させられる。プレート252が、加振装置10の本体12と嵌合突部254の突部272の受面294とによって挟まれた状態とされるのであり、加振装置10とプレート252とを良好に締結させることができる。
本実施形態においては、溝260と突部272とによってバヨネット継手298が構成される。また、ねじ部280,282および受面294,溝面296等によって回転型締結装置299が構成される。
なお、上記実施形態においては、本体12と嵌合突部254とがねじ部280,282において係合させられていたが、カムによって係合させられるようにすることもできる。
【0026】
また、図12に示すように、取付装置310を、プレート312と、嵌合突部314と、これらの間に設けられたねじ部316,318とを含むものとすることができる。嵌合突部314は本体12に対して相対回転不能かつ軸方向に相対移動不能に設けられたものである。
本実施形態においては、加振装置10をプレート312に取り付ける場合には、本体12を、本体12の底面320がプレート312の端面322に当接するまで回転させる。本体12の底面320とプレート312の受面322との間に発生させられる軸方向力により、加振装置10がプレート312に締結される。このように、本実施形態においては、加振装置10をプレート312に取り付ける際に必要な本体12の回転角度は大きくなるが、取付装置310の構造を簡単にできる。また、ねじ部316,318によって回転型締結装置324が構成される。なお、回転型締結装置は、カム機構を有するものとすることができる。カム溝の傾斜角度を大きくすれば、取り付ける場合の本体12の回転角度を小さくすることができる。
【0027】
また、加振装置側部である嵌合突部が、第1テーパ部材70と第2テーパ部材72とを含むものとすることは不可欠ではない。図13に示すように、嵌合突部350の外周面352をテーパ面とするとともに、プレート354の内周面356をテーパ面とする。この場合には、嵌合突部350とプレート354との間には図示しないが相対回転阻止部が設けられる。
本実施形態において、加振装置10をプレート254に取り付ける場合には、嵌合突部350を、プレート354のディスクホイール側から取り付け、ねじ部358において本体12のねじ部359と螺合する。本体12の回転に伴って嵌合突部250が本体12側に引き込まれ、テーパ面352,356において締まり嵌合される。また、取り外す際には、本体12を締結する場合とは逆方向に回転させるのであるが、嵌合突部254は、ディスクホイール側から取り外す。
本実施形態においては、加振装置10の着脱の際に、嵌合突部350をプレート354のディスクホイール側から着脱する必要があるが、構造を簡単にすることができる。また、ねじ部358,359、テーパ面352,356等によってテーパ型締結装置362が構成される。テーパ型締結装置は回転型締結装置でもある。
【0028】
その他、本発明は、〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果〕の欄に記載の態様の他、当業者によって適宜,改良,変形を施した態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である加振装置の取付装置の斜視図である。
【図2】上記取付装置のプレートを車輪に固定する状態を示す図である。
【図3】上記取付装置の横断面図(一部)である。
【図4】上記取付装置のA矢視図である。
【図5】上記取付装置の平面図である。
【図6】上記取付装置を概念的に示す図である。
【図7】本発明の別の一実施形態である加振装置の取付装置を概念的に示す図である。
【図8】本発明の別の一実施形態である加振装置の横断面図(一部)である。
【図9】上記加振装置の第1テーパ部材の平面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施形態における加振装置の横断面図である。
【図11】上記加振装置のプレートの平面図である。
【図12】本発明のさらに別の実施形態における加振装置の取付装置を示す概念図である。
【図13】本発明のさらに別の実施形態における加振装置の取付装置を示す概念図である。
【符号の説明】
12 本体
30,252,312,354 プレート
32,254,314,350 嵌合突部
34,148,200,299,324,362 締結装置
66,74 相対回転阻止部
70,150,202 第1テーパ部材
72,151 第2テーパ部材
84,92,152,154,352,356 テーパ面
86,208,210 すりわり溝

Claims (14)

  1. 車両に取り付けられたディスクホイールに加振装置を取り付ける取付装置であって、
    前記ディスクホイールと前記加振装置との間の位置においてディスクホイールに固定される車輪側部と、
    その車輪側部に対する前記加振装置の本体の回転に伴ってそれら車輪側部と加振装置の本体とを締結する回転型締結装置と
    を含むことを特徴とする加振装置の取付装置。
  2. 前記回転型締結装置が、前記加振装置の本体に設けられたハンドルを含む請求項1に記載の加振装置の取付装置。
  3. 前記回転型締結装置が、前記加振装置本体の回転を軸方向運動に変換するねじ機構とカム機構との少なくとも一方を含む請求項1または2に記載の加振装置の取付装置。
  4. 当該取付装置が、前記加振装置の本体に、相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられた加振装置側部を含み、
    前記回転型締結装置が、前記加振装置側部と前記加振装置の本体との間に設けられ、加振装置の本体の回転を加振装置側部の軸方向移動に変換する運動変換装置を含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置。
  5. 前記加振装置側部が、軸線と交差する第1当接面を含み、前記車輪側部が、前記第1当接面と当接する第2当接面を含み、前記回転型締結装置が、前記加振装置側部の第1当接面を前記車輪側部の第2当接面に押し付けるものである請求項4に記載の加振装置の取付装置。
  6. 前記回転締結装置が、前記車輪側部と前記加振装置側部との間に設けられ、それら車輪側部と加振装置側部とが係合させられた状態で、それら車輪側部と加振装置側部との相対回転を阻止する相対回転阻止部を含む請求項4または5に記載の加振装置の取付装置。
  7. 前記車輪側部が、前記ディスクホイールにハブボルトを利用して固定される請求項1ないし6のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置。
  8. 当該取付装置が、前記加振装置の本体側に設けられた加振装置側部を含み、かつ、前記回転型締結装置が、前記加振装置本体の回転に起因する、前記加振装置側部と車輪側部との一方の嵌合凹部の内周面と他方の嵌合突部の外周面との、テーパを利用した押付けを伴って、車輪側部と加振装置側部とを締結する請求項1ないし7のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置。
  9. 車両に取り付けられたディスクホイールに加振装置を取り付ける取付装置であって、
    前記ディスクホイールと前記加振装置との間の位置においてディスクホイールに固定される車輪側部と、
    前記加振装置の本体に設けられた加振装置側部と、
    それら加振装置側部と車輪側部との一方の嵌合凹部の内周面と他方の嵌合突部の外周面との、テーパを利用した押付けを伴って、車輪側部と加振装置側部とを締結するテーパ型締結装置と
    を含むことを特徴とする加振装置の取付装置。
  10. 前記テーパ型締結装置が、
    テーパ内周面を有する第1テーパ部と、
    テーパ外周面を有する第2テーパ部と、
    それら第1テーパ部と第2テーパ部とを軸方向に相対移動させる相対移動装置と
    を含む請求項9に記載の加振装置の取付装置。
  11. 前記相対移動装置が、前記加振装置の本体の回転を前記第2テーパ部の軸方向の移動に変換する運動変換装置を含む請求項10に記載の加振装置の取付装置。
  12. 前記第1テーパ部が、拡径・縮径可能であり、その拡径・縮径により前記車輪側部と締まり嵌合する拡縮部材を含む請求項10または11に記載の加振装置の取付装置。
  13. 前記第1テーパ部が前記加振装置の本体に対して相対回転可能かつ軸方向の相対移動不能に設けられ、
    前記第2テーパ部が前記加振装置の本体に対して相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能、前記第1テーパ部に対して相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に設けられ、
    前記相対移動装置が、前記加振装置の本体の回転に伴って前記第2テーパ部を軸方向に移動させるものである請求項10ないし12のいずれか1つに記載の加振装置の取付装置。
  14. 前記嵌合凹部の内周面がテーパ面とされるとともに、前記嵌合突部の外周面がテーパ面とされ、
    前記テーパ型締結装置が、前記車輪側部と前記加振装置側部とを軸方向に相対移動させる相対移動装置を含む請求項9に記載の加振装置の取付装置。
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