JP2599036B2 - Muse信号の波形等化方法 - Google Patents

Muse信号の波形等化方法

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JP2599036B2
JP2599036B2 JP3045101A JP4510191A JP2599036B2 JP 2599036 B2 JP2599036 B2 JP 2599036B2 JP 3045101 A JP3045101 A JP 3045101A JP 4510191 A JP4510191 A JP 4510191A JP 2599036 B2 JP2599036 B2 JP 2599036B2
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洋徳 三藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョン信号を帯
域圧縮してなるMUSE信号の伝送系中の中継器や受信
機側に適用される波形等化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MUSE信号は、放送衛星、同軸ケーブ
ル、光ケーブル等によって伝送されるが、このような伝
送系により種々の信号歪みを受ける。このため、そのよ
うな歪みによる信号劣化を等化処理し、歪みのないMU
SE信号に戻してデコーダに供給する必要がある。
【0003】このような目的で使用されるMUSE信号
用の波形等化器としては、例えば特開昭64−8277
8号公報(H04N 7/13)等に示されるように、
MUSE信号の垂直ブランキング期間内の第1、第2ラ
インに挿入されたVIT信号を利用して伝送歪みを検出
し、その検出出力に応じて波形等化用フィルタのタップ
係数を制御するようにした構成が一般的である。
【0004】図5は斯る従来のMUSE信号用波形等化
器の概略構成を示しており、(1)は入力されたアナログ
MUSE信号の伝送帯域幅(8.1MHz)以上をカットするた
めのローパスフィルタ、(2)はこのフィルタからのMU
SE信号をデジタル信号に変換するA/D変換部、(3)
はそのA/D変換後のMUSE信号中の水平、垂直同期
信号を分離検出する同期検出部、(4)はその各同期信号
を時間基準として各種のタイミングパルスを発生するタ
イミングパルス発生部、(5)はA/D変換後のMUSE
信号が入力される多段のトランスバーサルフィルタから
なる適応等化型のフィルタである。
【0005】また、(6)は上記フィルタ(5)を通過した
MUSE信号からVIT信号を分離抽出するVIT信号
取込み部、(7)はその抽出されたVIT信号のゴースト
や波形歪み等の伝送歪みを理想VIT波形に対する誤差
信号として検出する伝送歪み検出部、(8)はその誤差信
号に基づいて前記フィルタ(5)の各段のタップ係数の変
更を行うタップ係数補正部、(9)は前記タイミング発生
部(4)のタイミングでタップ係数の書込み/読出しが行
われるタップ係数メモリである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、この波形等化器
では前述のように垂直ブランキング期間の第1、第2ラ
イン内のVIT信号によってMUSE信号の伝送歪みを
検出しているが、図6に示すようにVIT信号の直後に
はフレームパルスが後続しているため、MUSE信号に
前ゴーストが発生している場合には、フレームパルスの
前ゴーストがVIT信号期間の特に後半部(265〜3
16サンプル区間)に現れる。(前半部の区間に現れる
ような大きな時間差の前ゴーストは殆どない。)このた
め、このフレームパルスの前ゴーストが伝送歪み検出部
(7)において、誤ってVIT信号の後ゴーストとして検
出されるため、その後ゴーストを補正するようにフィル
タ(5)のタップ係数が設定され、逆に後ゴーストを付加
してしまうことになって、波形等化を行う前より却って
悪い状態になるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、このようなフレームパ
ルスの前ゴーストの影響を受けることなく、MUSE信
号を正しく波形等化できるようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、MUSE信
号中のVIT信号の伝送歪みを検出し、その検出出力に
応じて上記MUSE信号が入力される適応等化型フィル
タを制御する波形等化方法に於いて、VIT信号の前ゴ
ーストのうちVIT信号から最大時間のものを検出し、
VIT信号に後続するフレームパルスの前縁から前記最
大時間だけ前方の区間内のみ上記伝送歪みの検出を禁止
するようにした。
【0009】
【0010】このような本発明によれば、VIT信号期
間のうちフレームパルスの前ゴーストが現れる後半部の
区間では伝送歪みの検出が禁止されるので、その前ゴー
ストをVIT信号の後ゴーストとして検出する誤動作が
解消され、正確な波形等化処理が行われる。
【0011】
【0012】
【実施例】図1は本発明を実施した波形等化器の一実施
例の概略構成を示しており、図5と同一部分には同じ符
号を付して説明を省略するが、大別してそれぞれ1チッ
プLSIからなるフィルタ部(10)と制御部(11)とに分か
れている。
【0013】この実施例に於いて、制御部(11)内の(12)
は本発明により追加された前ゴースト検出部であり、こ
の検出部は伝送歪み検出部(7)で前述のようにして検出
されたVIT信号の誤差信号のうち図6のVIT信号期
間の前半部(216〜263サンプル区間)内に存在す
る前ゴースト信号を判別し、この前ゴースト信号のうち
VIT信号から最も離れているゴースト信号の時間位置
を検知し、その時間位置とVIT信号の時間位置の時間
差を算出して出力する。そして、この出力が伝送歪み検
出部(7)及びタップ係数補正部(8)に与えられる。
【0014】前記伝送歪み検出部(7)は、前ゴースト検
出部(12)の出力が与えられると、VIT信号期間のうち
フレームパルスの前縁から前方(VIT信号方向)に上
記時間差内の区間X(図6参照)では伝送歪みの検出を
禁止し、VIT信号期間のそれ以外の区間でのみ伝送歪
みの検出を行う。また、タップ系数補正部(8)は、前ゴ
ースト検出部(12)の出力が与えられると、上記区間に対
応するタップ係数を全て0に設定する。
【0015】このため、VIT信号の伝送歪みの検出
は、そのVIT信号期間のうちフレームパルスの前ゴー
ストの影響を受けない区間に制限され、その検出出力に
よってフィルタ(5)のタップ係数の設定が正確に行われ
て、波形等化処理が正しく行われることになる。
【0016】なお、VIT信号の直前は図6から判るよ
うに無信号期間となっているので、後ゴーストが発生し
ても、VIT信号の前半部の区間に現れることがなく、
従って、VIT信号の前ゴーストの検出に影響を与えな
い。
【0017】図2は上記実施例の制御部(11)を1チップ
マイコンで構成した場合の動作フローチャートであり、
その動作はこれまでの説明から容易に理解されるで詳細
な説明は省略するが、波形等化処理動作の開始時にフィ
ルタ(5)のタップ係数を初期状態(中央の一段のみ1、
それ以外の各段は0)に設定される点に注意すべきであ
る。
【0018】また、前述した各時間位置がデータサンプ
ル位置No.(n)として検出されている点にも注意すべき
である。
【0019】なお、タップ係数補正部(8)でのタップ係
数変更のための演算は、図2中に示されるように誤差信
号と入力信号との乗算によるLMS(Least Mean Square
)法によって行われるが、斯る点には特徴がないので、
これ以上の説明は省略する。
【0020】次に、図3は本発明の方法と同様の効果を
達成できる波形等化器の他の実施例を示しており、この
実施例に於いても図5と同一部分には同じ符号を付して
説明を簡単に行う。
【0021】この実施例では、図5の伝送歪み検出部
(7)の代わりに前伝送歪み検出部(13)と後伝送歪み検出
部(14)を制御部(11)内に設け、先ず前伝送歪み検出部(1
3)に於いてVIT信号期間の前半部の区間を用いて該V
IT信号の前ゴースト等の前伝送歪みを検出する。この
検出は図5の従来例の場合と同様に理想VIT信号との
誤差信号を得て行う。そして、その検出出力に基づいて
タップ係数補正部(8)はフィルタ(5)の前段側のタップ
係数の変更を行い、それにより算出されたタップ係数が
係数メモリ(9)を介して該フィルタ(5)の対応する各段
に設定される。このため、このタップ係数の設定によっ
て前ゴーストが除去されるので、フレームパルスの前ゴ
ーストがVIT信号期間の後半部の区間に現れない。
【0022】このようにして、前ゴーストが補正された
状態即ちタップ係数の設定が一旦収束した状態が前伝送
歪み検出部(13)で検出されると、この検出部(13)は後伝
送歪み検出部(14)の動作を開始させる。
【0023】後伝送歪み検出部(14)はその動作を開始す
ると、今度はVIT信号期間の後半部の区間に於いてV
IT信号の後ゴースト等の後伝送歪みの検出を行う。そ
の検出出力に基づいてタップ係数補正部(8)はタップ係
数の変更を再度行い、その変更後のタップ係数が係数メ
モリ(9)を介してフィルタ(5)に設定される。そして、
これにより後ゴースト等の後伝送歪みも補正されること
になる。
【0024】図4は上記実施例の制御部(11)を1チップ
マイコンで構成した場合の動作フローチャートを示して
いる。この図の及びは図2中のその各番号の部分に
対応しており、その動作は特に説明せずとも容易に理解
できよう。
【0025】なお、この実施例に於いても、タップ係数
補正部(8)のタップ係数演算動作は先の実施例の場合と
同様である。
【0026】また、図1及び図3の実施例とも、VIT
信号期間全体を使用して該VIT信号の伝送歪みを検出
するものとして説明したが、通常生じるゴーストの大き
さを考えると、264サンプル目のVIT信号の前後3
0サンプル程度の区間を波形等化できればよいので、こ
の各実施例の伝送歪み検出部(12)及び(13)(14)はその区
間のみ伝送歪みを検出するように予め構成しておいても
よい。その場合、フィルタ(5)には、当然、64段のも
のを使用すればよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の波形等化方法によれば、フレー
ムパルスの前ゴーストの影響を受けることなくVIT信
号の伝送歪みを正確に検出でき、この検出出力に基づく
MUSE信号の波形等化処理を正しく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を採用した波形等化器の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】その動作フローチャートを示す図である。
【図3】本発明と同様の効果を達成できる波形等化器の
他の例を示すブロック図である。
【図4】その動作フローチャートを示す図である。
【図5】従来の波形等化器の概略構成を示すブロック図
である。
【図6】VIT信号及びその前後の期間の信号波形図で
ある。
【符号の説明】
(10) フィルタ部 (11) 制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE信号中のVIT信号の伝送歪み
    を検出し、その検出出力に応じて上記MUSE信号が入
    力される適応等化型フィルタを制御する波形等化方法に
    於いて、前記VIT信号の前ゴーストのうちそのVIT
    信号から最大時間のものを検出し、前記VIT信号に後
    続するフレームパルスの前縁から前記最大時間だけ前方
    の区間内のみ前記VIT信号の伝送歪みの検出を禁止す
    るようにしたことを特徴とするMUSE信号の波形等化
    方法。
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