JP2537799B2 - ゴ−スト除去用基準信号発生回路 - Google Patents

ゴ−スト除去用基準信号発生回路

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JP2537799B2 JP61110027A JP11002786A JP2537799B2 JP 2537799 B2 JP2537799 B2 JP 2537799B2 JP 61110027 A JP61110027 A JP 61110027A JP 11002786 A JP11002786 A JP 11002786A JP 2537799 B2 JP2537799 B2 JP 2537799B2
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豊 三木
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン信号の伝送上で発生した群遅
延歪,周波数振幅特性歪,ゴーストなどを除去するため
に、テレビジョン信号の垂直帰線期間に重畳されるゴー
スト除去用基準信号発生回路に関するものである。
従来の技術 従来、テレビジョン信号の伝送上で発生したゴースト
を除去するための基準信号として、垂直同期信号前縁の
差分信号を用いていた。(参考文献:大西他,「テレビ
画像のゴースト自動除去」昭和53,3NHK技研月報) 前記従来より使用されている基準信号に関して、第4
図,第5図を用いて説明する。第4図において、100は
垂直同期信号前縁部、101はゴースト、102は垂直等化パ
ルスである。前記ゴースト101は垂直同期信号前縁部100
の遅れたものである。第5図は、前記垂直同期信号前縁
部100とゴースト101を差分したときの信号波形である。
同図において、103は垂直同期信号前縁部100の差分信
号、104はゴースト101の差分信号である。垂直同期信号
前縁部の差分信号103とゴーストの差分信号104は、伝送
系のインパルス応答を示しており、これを用いてゴース
トを除去する。
また、日本放送協会から、第6図に示すようなゴース
ト除去用基準信号(GCR)が提案されている。(参考文
献:小原他,ゴースト除去用基準波形の一検討,TV学技
報,RE81−6,昭和56,2)同図において、110はバー信号、
111はパルス信号、112はカラーバースト、113は水平同
期信号である。パルス信号111は前記伝送系のインパル
ス応答を推測するのに使用される。またバー信号110は
前記トランスバーサルフィルタによるサグの発生の検出
に使用する。
発明が解決しようとする問題点 ゴースト除去の基準信号として、従来のように垂直同
期信号を用いる場合の問題点は、テレビジョン信号の同
期信号の信号品質が、DG,DPなどのような映像信号の信
号品質を示すパラメータで保証されていないことであ
る。また、RF信号に変調されたテレビジョン信号の同期
信号部は、最も信号電力の大きな処であり、非線形歪も
受けやすいことである。よって、ゴーストなどによる映
像信号と同期信号との波形歪の相関性が完全ではなく、
前記垂直同期信号前縁をゴースト除去の基準信号とする
場合は、ゴーストを十分に除去する事が難しかった。
また、日本放送協会が提案しているゴースト除去用基
準信号においても、前記パルス信号111は、ゴーストを
十分除去するために1.5Tパルス相当(半値幅187.5n秒)
のパルスが要求されている。(参考文献:小原他,アダ
プター形ゴーストキャンセラーのシステム検討,TV学技
報,IT52−1,昭和57,2)しかし、このようなパルス信号
の場合、文字放送で問題となるような近接ゴーストや、
群遅延歪,周波数振幅特性歪の補正などのための情報を
得にくい。なぜなら、前記伝送歪に対するインパルス応
答は、元となるパルスの近傍に多数のパルスの集合とし
て表現される。そのため、後者のパルスと元のパルスと
の分離が難しいからである。
また、単一パルスであるため、その信号電力は小さ
く、雑音などの影響を受けやすかった。
さらに、ゴースト除去可能な時間範囲においても、前
記垂直同期信号前縁部100を基準信号とした方法では、1
/2水平期間以上の遅れゴーストに対して、遅れて来た信
号が基準信号によるものなのか、または他の信号が遅れ
て来たものなのか判別出来ない。これを、第7図,第8
図を用いて説明する。第7図は、1/2水平期間以上の遅
れゴーストを示す信号図である。同図において、100は
垂直同期信号前縁部、102は等価パルス、105は等価パル
ス102が遅れて出来たゴーストである。第8図は、垂直
同期信号前縁部100と、ゴースト105を差分した信号を示
す信号図である。同図において、103は垂直同期信号前
縁部100の差分信号、106はゴースト105の差分信号であ
る。第7図,第8図から、ゴースト105が等価パルス102
によるゴーストなのか、または垂直同期信号前縁部100
が遅れて来た、2個のゴーストによって出来たものなの
かが区別出来ない。
よって、前記垂直同期信号前縁部100を基準信号とす
るゴースト除去装置のゴースト除去範囲は、最大1/2水
平期間しか無い。また、前記日本放送協会が提案してい
るゴースト除去用基準信号では、その信号形式より、1
6.8μ秒以上の遅れ時間を持つゴーストは、前記と同一
理由により除去不可能となる。
本発明は、上記問題点に鑑み、テレビジョン信号に、
ディジタル信号列の伝送速度が、テレビジョン信号の映
像帯域の2倍より大きいディジタル信号列をゴースト除
去用基準信号として用いることにより、単一パルス信号
よりも電力の大きな信号で、また1/2水平期間以上の遅
れゴーストも除去可能な、かつ他の映像信号と全く同一
条件で伝送されたゴースト除去のための基準信号を提供
するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、テレビジョン信
号の垂直帰線期間にゴースト除去のための基準信号を重
畳する回路で、ディジタル信号列の伝送速度が、テレビ
ジョン信号の像帯域の2倍より大きいディジタル信号列
を発生するものである。
作用 本発明は上記した手段により、テレビジョン信号に、
ディジタル信号列の伝送速度が、テレビジョン信号の映
像帯域の2倍より大きいディジタル信号列を重畳してゴ
ースト除去用基準信号として用いることにより、単一パ
ルス信号よりも電力の大きな信号で、また1/2水平期間
以上の遅れゴーストも除去可能な、かつ他の映像信号と
全く同一条件で伝送されたゴースト除去のための基準信
号を提供するものである。
実施例 第1図は、本発明のゴースト除去用基準信号発生回路
の一実施例を示す回路構成図である。同図において、1
はテレビジョン信号発生回路、2はタイミング発生回
路、3は信号重畳回路、4はディジタル信号列発生回路
である。以下この動作について説明する。テレビジョン
信号列発生回路1の出力より、タイミング発生回路2で
映像信号帯域の2倍より大きな伝送クロックを発生す
る。ディジタル信号列発生回路4は、この伝送クロック
のタイミングで、位相はたとえば色副搬送波周波数に同
期してディジタル信号列を発生する。このディジタル信
号列は、伝送速度の半分の周波数帯域を有している。伝
送系で発生する符号間干渉を除去するためにコサインロ
ールオフ特性を有するロールオフフィルタを通すことが
必要となる。実際にはこのロールオフフィルタを通した
後に、信号重畳回路3でテレビジョン信号に重畳する。
テレビジョン信号は最終送出時に低域ろ波器で帯域制限
されるのでディジタル信号列の伝送速度は映像帯域の2
倍より大きくしても占有帯域上の問題はない。
映像信号帯域内全体にわたりゴースト除去を行なうに
は、ディジタル信号列がこの映像信号帯域内にわたり周
波数成分を有する必要があり、伝送速度を映像信号帯域
の2倍より大きくすることにより、ディジタル信号列の
周波数帯域を映像信号帯域上限まで充分に持たせること
ができる。
第2図は、垂直帰線期間中に重畳されたゴースト除去
用基準信号の一例を示す波形図である。同図において、
21はディジタル信号列、22は信号列重畳期間、23はカラ
ーバースト、24は水平同期信号である。この例では、垂
直帰線期間中の垂直同期信号、および垂直等化パルス期
間以外で、かつ第2図中に示す信号列重畳期間22に、信
号列を2値のNRZ信号として重畳し、ディジタル信号列2
1を得ている。
次に、前記重畳されたディジタル信号列をどのように
ゴースト除去の基準信号として用いるかを説明する。
第3図はゴースト除去装置の一例としてトランスバー
サルフィルタを用いたゴースト除去装置を示す回路構成
図である。同図において、11はトランスバーサルフィル
タ、12はタップ利得制御回路、13はエラー信号発生回路
である。ゴーストを含むテレビジョン信号は、群遅遅
延、周波数振幅特性歪、ゴーストなどを発生する伝送系
と、最終的には逆特性を持つトランスバーサルフィルタ
11で、前記群遅延歪,周波数振幅特性歪,ゴーストなど
が除去される。この出力信号から、エラー信号列発生回
路13で、前記群遅延歪,周波数振幅特性歪,ゴーストな
どの除去誤差による波形歪に応じたエラー信号列を発生
する。前記エラー信号列とトランスバーサルフィルタ11
の入力信号により、タップ利得制御回路12で最小自乗誤
差法などのアルゴリズムを用いてトランスバーサルフィ
ルタ11を制御し、前記エラー信号列が最小となるよう、
すなわち、前記群遅延歪,周波数振幅特性歪,ゴースト
などを除去するように制御する。
前記エラー信号列の求め方は、伝送され、かつトラン
スバーサルフィルタ11により前記群遅延歪,周波数振幅
特性歪,ゴーストなどを除去されたテレビジョン信号よ
り、基準信号である前記ディジタル信号列を選び出し、
エラー信号列発生回路13内に有する、または、エラー信
号列発生回路13内で演算して求めた前記選び出したディ
ジタル信号列に対応する期待すべき信号列との差として
求める。
前記ディジタル信号列の持つ電力は、単一パルスの電
力よりも大きい。よって、ディジタル信号列を基準信号
とすれば、従来の単一パルスを用いるよりも雑音による
影響が少ない。
また、前記トランスバーサルフィルタ11の制御方法と
して最小自乗誤差法などを使用し、前記エラー信号列を
入力信号列などと相関演算してタップ重みの修正量を求
めることにより、前記エラー信号列の中に基準信号以外
の信号によるエラーが含まれていても、その影響を除去
出来る。よって、1/2水平期間以上の遅れゴーストも除
去可能である。
以上のように本実施例によれば、ディジタル信号列の
伝送速度が、テレビジョン信号の映像帯域の2倍より大
きいディジタル信号列をゴースト除去用基準信号として
用いる事により、単一パルス信号よりも電力の大きな信
号で、また1/2水平期間以上の遅れゴーストも除去可能
な、かつ他の映像信号と全く同一条件で伝送されたゴー
スト除去のための基準信号を得ることが出来、よって従
来よりもゴースト除去効果を高めることが出来る。
発明の効果 以上述べてきたように、本発明に基づき、テレビジョ
ン信号に、ディジタル信号列の伝送速度が、テレビジョ
ン信号の映像帯域の2倍より大きいディジタル信号列の
重畳してゴースト除去用基準信号として用いる事によ
り、単一パルス信号よりも電力の大きな信号で、また最
小自乗誤差法などによる相関演算を用いて、1/2水平期
間以上の遅れゴーストも除去可能な、かつ他の映像信号
と全く同一条件で伝送されたゴースト除去のための基準
信号と成り、それにより、ゴースト除去装置のゴースト
除去性能を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例におけるブロック図、第2
図は、本発明のゴースト除去用基準信号を示す波形図、
第3図は、ゴースト除去装置を示す回路構成図、第4
図,第5図,第6図,第7図,第8図は従来のゴースト
除去用基準信号を示す波形図である。 1……テレビジョン信号発生回路、2……高精細度化装
置、3……信号重畳回路、4……制御回路、5……ディ
ジタル信号列発生回路、11……トランスバーサルフィル
タ、12……タップ利得制御回路、13……エラー信号列発
生回路、21……ディジタル信号列、22……信号列重畳期
間、23……カラーバースト、24……水平同期信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号の垂直帰線期間にゴース
    ト除去のための基準信号を重畳するゴースト除去用基準
    信号発生回路において、ディジタル信号列の伝送速度が
    テレビジョン信号の映像帯域の2倍より大きいディジタ
    ル信号列をゴースト除去用基準信号として発生する事を
    特徴とするゴースト除去用基準信号発生回路。
JP61110027A 1986-05-14 1986-05-14 ゴ−スト除去用基準信号発生回路 Expired - Lifetime JP2537799B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58191576A (ja) * 1982-05-01 1983-11-08 Hitachi Ltd ゴ−スト妨害軽減用基準信号発生回路
JPS5940781A (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 Toshiba Corp 基準信号発生回路

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