JPH06303629A - 多重信号処理装置 - Google Patents
多重信号処理装置Info
- Publication number
- JPH06303629A JPH06303629A JP5084265A JP8426593A JPH06303629A JP H06303629 A JPH06303629 A JP H06303629A JP 5084265 A JP5084265 A JP 5084265A JP 8426593 A JP8426593 A JP 8426593A JP H06303629 A JPH06303629 A JP H06303629A
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- JP
- Japan
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- signal
- output
- composite video
- multiplex
- waveform
- Prior art date
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- Pending
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- Television Systems (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現行テレビジョン放送の規格の帯域内で映像
搬送波の直交変調方式を利用し、複合映像信号から多重
信号へのクロストークのうち非線形成分を除去すること
によって多重信号を誤りなく復元する装置を提供する。 【構成】 受信側において、直交復調部102は直交す
る2軸で同期検波し、複合映像信号と多重信号を分離復
調する。ローパスフィルタ103、104で複合映像信
号の不要な高周波成分と、多重信号の不要な高周波成分
を除去する。波形等化回路105はゴースト、線形なク
ロストークを除去する。遅延回路107は多重信号を一
定期間遅延させる。非線形抽出部108は波形等化回路
の出力からクロストークの非線形成分を抽出する。さら
に減算器109は波形等化後の多重信号からクロストー
クの非線形成分を減算処理する。しきい値設定回路はし
きい値を設定する。2値変換回路は多重信号を2値のデ
ータに変換する。
搬送波の直交変調方式を利用し、複合映像信号から多重
信号へのクロストークのうち非線形成分を除去すること
によって多重信号を誤りなく復元する装置を提供する。 【構成】 受信側において、直交復調部102は直交す
る2軸で同期検波し、複合映像信号と多重信号を分離復
調する。ローパスフィルタ103、104で複合映像信
号の不要な高周波成分と、多重信号の不要な高周波成分
を除去する。波形等化回路105はゴースト、線形なク
ロストークを除去する。遅延回路107は多重信号を一
定期間遅延させる。非線形抽出部108は波形等化回路
の出力からクロストークの非線形成分を抽出する。さら
に減算器109は波形等化後の多重信号からクロストー
クの非線形成分を減算処理する。しきい値設定回路はし
きい値を設定する。2値変換回路は多重信号を2値のデ
ータに変換する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現行テレビジョン放送
方式と互換性を有しながらも高画質化、高音質化そして
画面のアスペクト比の拡大化などを図るため、現行テレ
ビジョン信号に多重された信号を誤りなく再生する多重
信号処理装置に関するものである。
方式と互換性を有しながらも高画質化、高音質化そして
画面のアスペクト比の拡大化などを図るため、現行テレ
ビジョン信号に多重された信号を誤りなく再生する多重
信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、わが国のNTSC(National Tel
evision System Committee)方式によるカラーテレビ放
送が昭和35年に開始されて以来、30年以上経過し
た。その間、高精細画面、シネマサイズ画面などのワイ
ド画面、さらに高音質への要望が高まり、それらの要望
に対して各種の新しいテレビジョン方式が提案されてき
た。
evision System Committee)方式によるカラーテレビ放
送が昭和35年に開始されて以来、30年以上経過し
た。その間、高精細画面、シネマサイズ画面などのワイ
ド画面、さらに高音質への要望が高まり、それらの要望
に対して各種の新しいテレビジョン方式が提案されてき
た。
【0003】現行放送の仕様は、走査線525本、2:
1飛び越し走査、輝度信号水平帯域幅4.2MHz、アスペ
クト比4:3という仕様(例えば、文献 放送技術双書
カラーテレビジョン 日本放送協会編、日本放送出版
協会、1961年、参照)を有しているが、このような背景
のもとで現行放送との両立性を維持しつつ、画像の高画
質化やゴ−スト障害の除去を目的とした基準信号の送信
などを主要内容とする第1世代のEDTV(Enhanced De
finition Television)、いわゆるクリアビジョンが1989
年より開始された。
1飛び越し走査、輝度信号水平帯域幅4.2MHz、アスペ
クト比4:3という仕様(例えば、文献 放送技術双書
カラーテレビジョン 日本放送協会編、日本放送出版
協会、1961年、参照)を有しているが、このような背景
のもとで現行放送との両立性を維持しつつ、画像の高画
質化やゴ−スト障害の除去を目的とした基準信号の送信
などを主要内容とする第1世代のEDTV(Enhanced De
finition Television)、いわゆるクリアビジョンが1989
年より開始された。
【0004】このうちゴ−スト除去用基準信号、いわゆ
るGCR信号は図22に示すようなsinX/X 立ち上がり
バ−と0IRE ペデスタル信号であり、これらを8フィ−
ルドシ−ケンスで送出する。受信側では、次式に従って
計算する。
るGCR信号は図22に示すようなsinX/X 立ち上がり
バ−と0IRE ペデスタル信号であり、これらを8フィ−
ルドシ−ケンスで送出する。受信側では、次式に従って
計算する。
【0005】
【数1】
【0006】このようにすると同期信号やバ−ストが除
去される。また、前ラインがフィールド毎またはフレー
ム毎で同じ波形ならば、前ラインの信号も除去される。
よって、sinX/Xバ−信号部分以外は2水平走査期間にわ
たり平坦な信号となり、遅延時間が約45μs までのゴ−
ストを除去することができる。
去される。また、前ラインがフィールド毎またはフレー
ム毎で同じ波形ならば、前ラインの信号も除去される。
よって、sinX/Xバ−信号部分以外は2水平走査期間にわ
たり平坦な信号となり、遅延時間が約45μs までのゴ−
ストを除去することができる。
【0007】次に第2世代のEDTVとして考えられて
いるのは、現行のテレビジョン放送方式と互換性を保ち
ながらの画面のワイド化(アスペクト比16:9)、高
精細化および高音質化などである。特に、高音質化のた
めに何等かの多重伝送路を用いて、ディジタル符号化さ
れた音声信号を別に伝送する必要がある。この多重伝送
路として、映像搬送波の直交変調が考えられている(例
えば、文献 安本他「アスペクト比拡大可能なEDTV
信号方式」電子情報通信学会創立70周年記念総合全国大
会(昭和62年)予稿集 講演番号 1174参照)。
いるのは、現行のテレビジョン放送方式と互換性を保ち
ながらの画面のワイド化(アスペクト比16:9)、高
精細化および高音質化などである。特に、高音質化のた
めに何等かの多重伝送路を用いて、ディジタル符号化さ
れた音声信号を別に伝送する必要がある。この多重伝送
路として、映像搬送波の直交変調が考えられている(例
えば、文献 安本他「アスペクト比拡大可能なEDTV
信号方式」電子情報通信学会創立70周年記念総合全国大
会(昭和62年)予稿集 講演番号 1174参照)。
【0008】映像搬送波の直交変調は現行のNTSC方
式との互換性を最大限に維持しながら、約1MHz の多重
信号を伝送する方式である(例えば、文献 阿部他
「映像搬送波の直交変調による高精細画像の伝送」電子
通信学会技術報告 CS86-82 1986年11月)。
式との互換性を最大限に維持しながら、約1MHz の多重
信号を伝送する方式である(例えば、文献 阿部他
「映像搬送波の直交変調による高精細画像の伝送」電子
通信学会技術報告 CS86-82 1986年11月)。
【0009】この方式によれば、従来の映像搬送波と直
交した搬送波を、帯域が約1MHz の多重信号で搬送波抑
圧振幅変調し、通常のテレビジョン受像機のナイキスト
フィルタと振幅特性が奇対称の逆ナイキストフィルタで
帯域制限をしたのち、従来どうりに残留側波帯変調した
NTSC信号と加算して伝送するものである。このよう
な信号を通常のNTSC受像機で受信する場合、ナイキ
ストフィルタで帯域制限するため多重信号は両側波帯信
号となり、同期検波器を使用している場合には多重信号
からの妨害はうけない。そのため従来どうりの画像を受
信することができるので、互換性は維持される。多重信
号としてはデジタル音声信号が考えられている。
交した搬送波を、帯域が約1MHz の多重信号で搬送波抑
圧振幅変調し、通常のテレビジョン受像機のナイキスト
フィルタと振幅特性が奇対称の逆ナイキストフィルタで
帯域制限をしたのち、従来どうりに残留側波帯変調した
NTSC信号と加算して伝送するものである。このよう
な信号を通常のNTSC受像機で受信する場合、ナイキ
ストフィルタで帯域制限するため多重信号は両側波帯信
号となり、同期検波器を使用している場合には多重信号
からの妨害はうけない。そのため従来どうりの画像を受
信することができるので、互換性は維持される。多重信
号としてはデジタル音声信号が考えられている。
【0010】映像搬送波の直交変調方式は、従来のテレ
ビ放送方式との互換性を維持しながら、多重信号を伝送
する手段としては非常にすぐれたものである。しかしな
がら、直交変調の性質上、伝送歪や受信機での復調上の
不完全性等が原因で、2つの信号間において線形あるい
は非線形なクロスト−クが発生する場合がある。また、
従来のNTSC信号と同様にゴ−ストの影響もうける。
ビ放送方式との互換性を維持しながら、多重信号を伝送
する手段としては非常にすぐれたものである。しかしな
がら、直交変調の性質上、伝送歪や受信機での復調上の
不完全性等が原因で、2つの信号間において線形あるい
は非線形なクロスト−クが発生する場合がある。また、
従来のNTSC信号と同様にゴ−ストの影響もうける。
【0011】そこで多重信号の垂直帰線期間に、ゴ−ス
ト除去用の多重GCR信号を挿入することが提案されて
いる(例えば、文献 上畠他「直交変調によるワイドテ
レビシステムの波形等化」1990年テレビジョン学会年次
大会予稿集 講演番号 21-9参照)。これは、図23に
示すようにNTSC信号のGCR信号が0IRE ペデスタ
ル信号のとき、極性反転する多重信号の多重GCR信号
を重畳することを特徴としている。図23のように多重
信号の多重GCR信号を重畳すると、従来のゴーストキ
ャンセラーは、前述の(数1)に従ってGCR信号を算
出しているので、再生したゴースト除去用の基準信号か
ら同期信号やバ−ストが除去され、多重信号からNTS
C主信号へのクロストークも除去される。また前ライン
がフィールド毎またはフレーム毎で同じ波形ならば、前
ラインの信号も除去される。よって、sinX/Xバ−信号部
分以外は2水平走査期間にわたり平坦な信号となり、遅
延時間が約45μs までのゴ−ストを除去することができ
る。また、多重信号に多重GCR信号を重畳したことに
よる従来のゴーストキャンセラーへの悪影響はない。
ト除去用の多重GCR信号を挿入することが提案されて
いる(例えば、文献 上畠他「直交変調によるワイドテ
レビシステムの波形等化」1990年テレビジョン学会年次
大会予稿集 講演番号 21-9参照)。これは、図23に
示すようにNTSC信号のGCR信号が0IRE ペデスタ
ル信号のとき、極性反転する多重信号の多重GCR信号
を重畳することを特徴としている。図23のように多重
信号の多重GCR信号を重畳すると、従来のゴーストキ
ャンセラーは、前述の(数1)に従ってGCR信号を算
出しているので、再生したゴースト除去用の基準信号か
ら同期信号やバ−ストが除去され、多重信号からNTS
C主信号へのクロストークも除去される。また前ライン
がフィールド毎またはフレーム毎で同じ波形ならば、前
ラインの信号も除去される。よって、sinX/Xバ−信号部
分以外は2水平走査期間にわたり平坦な信号となり、遅
延時間が約45μs までのゴ−ストを除去することができ
る。また、多重信号に多重GCR信号を重畳したことに
よる従来のゴーストキャンセラーへの悪影響はない。
【0012】以下に、図23に示すGCR信号と多重G
CR信号を用いて、多重信号及び複合映像信号から多重
信号への線形なクロストークを除去する一従来例につい
て、図面を参照しながら説明する。
CR信号を用いて、多重信号及び複合映像信号から多重
信号への線形なクロストークを除去する一従来例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0013】まず、送信側の信号処理を図10を用いて
詳しく説明する。1001は送信部、1002は送信ア
ンテナ、1003は多重信号源、1004は複合映像信
号源、1005は多重GCR信号源、1006はGCR
信号源、1007は切換コントロール回路、1008、
1009は切換器、1010、1011は変調器、10
12は搬送波発生源、1013は90度移相器、101
4は逆ナイキストフィルタ、1015はVSBフィル
タ、1016は合成器である。多重信号源1003は帯
域1.0 MHz で直流成分がない信号源とする。これにはデ
ィジタル符号化された音声信号などが該当する。複合映
像信号源1004はNTSCの複合映像信号である。
詳しく説明する。1001は送信部、1002は送信ア
ンテナ、1003は多重信号源、1004は複合映像信
号源、1005は多重GCR信号源、1006はGCR
信号源、1007は切換コントロール回路、1008、
1009は切換器、1010、1011は変調器、10
12は搬送波発生源、1013は90度移相器、101
4は逆ナイキストフィルタ、1015はVSBフィル
タ、1016は合成器である。多重信号源1003は帯
域1.0 MHz で直流成分がない信号源とする。これにはデ
ィジタル符号化された音声信号などが該当する。複合映
像信号源1004はNTSCの複合映像信号である。
【0014】多重信号源1003と複合映像信号源10
04の出力はそれぞれ切換器1008と切換器1009
で多重GCR信号源1005、GCR信号源1006か
らの多重GCR信号、GCR信号とに切り換えられる。
切り換えの制御は切換コントロ−ル回路1007から供
給される信号により制御される。これは通常垂直帰線期
間の1水平走査期間のみに、GCR信号が挿入されるよ
うに制御される。複合映像信号及び多重信号のGCR信
号については図23に示したものが使用される。切換器
1008、1009の出力はそれぞれ、変調器1010
及び1011で直交変調される。搬送波発生源1012
は搬送波を出力し、その搬送波は変調器1011に供給
されると共に90度移相器1013にも入力される。9
0度移相器1013の出力は変調器1010に入力され
る。このような構成により変調器1010、1011は
直交変調器として動作する。
04の出力はそれぞれ切換器1008と切換器1009
で多重GCR信号源1005、GCR信号源1006か
らの多重GCR信号、GCR信号とに切り換えられる。
切り換えの制御は切換コントロ−ル回路1007から供
給される信号により制御される。これは通常垂直帰線期
間の1水平走査期間のみに、GCR信号が挿入されるよ
うに制御される。複合映像信号及び多重信号のGCR信
号については図23に示したものが使用される。切換器
1008、1009の出力はそれぞれ、変調器1010
及び1011で直交変調される。搬送波発生源1012
は搬送波を出力し、その搬送波は変調器1011に供給
されると共に90度移相器1013にも入力される。9
0度移相器1013の出力は変調器1010に入力され
る。このような構成により変調器1010、1011は
直交変調器として動作する。
【0015】被変調多重信号と、被変調複合映像信号は
それぞれ逆ナイキストフィルタ1014、VSBフィル
タ1015を通過した後、合成器1016で加算され合
成被変調信号となる。送信アンテナ1002は合成被変
調信号を出力する。
それぞれ逆ナイキストフィルタ1014、VSBフィル
タ1015を通過した後、合成器1016で加算され合
成被変調信号となる。送信アンテナ1002は合成被変
調信号を出力する。
【0016】まず、送信側における音声信号処理の様子
を図面を用いて詳細に説明する。多重信号源1003に
ついて詳細に説明する。多重信号源1003の構成例は
図15に示す通りである。1501は音声ソース、15
02はA/D変換器、1503はディジタル信号処理回
路、1504は加算器、1505は遅延回路、1506
は減算器、1507は遅延回路、1508はD/A変換
器、1509は多重信号源出力端子である。アナログ音
声信号は音声ソース1501から出力され、A/D変換
器1502によって“1”、“0”の2値のディジタル
信号に変換されてディジタル信号処理回路1503に出
力される。ディジタル信号処理回路1503において誤
り訂正符号等を付加されて加算器1504に出力され
る。加算器1504はディジタル信号処理回路1503
の出力と遅延回路1505の出力に排他的論理和処理を
施し、遅延回路1505、1507及び減算器1506
に出力される。遅延回路1505に入力された信号は一
定期間遅延されて加算器1504に出力される。遅延回
路1507に入力された信号は一定期間遅延されて減算
器1506に出力される。減算器1506は加算器15
04の出力データから遅延回路1507の出力データを
減算してD/A変換器1508に出力する。D/A変換
器1508は入力された“1”、“0”,“−1”の3
値のディジタル信号をアナログ信号に変換して、多重信
号源出力端子1509に出力する。
を図面を用いて詳細に説明する。多重信号源1003に
ついて詳細に説明する。多重信号源1003の構成例は
図15に示す通りである。1501は音声ソース、15
02はA/D変換器、1503はディジタル信号処理回
路、1504は加算器、1505は遅延回路、1506
は減算器、1507は遅延回路、1508はD/A変換
器、1509は多重信号源出力端子である。アナログ音
声信号は音声ソース1501から出力され、A/D変換
器1502によって“1”、“0”の2値のディジタル
信号に変換されてディジタル信号処理回路1503に出
力される。ディジタル信号処理回路1503において誤
り訂正符号等を付加されて加算器1504に出力され
る。加算器1504はディジタル信号処理回路1503
の出力と遅延回路1505の出力に排他的論理和処理を
施し、遅延回路1505、1507及び減算器1506
に出力される。遅延回路1505に入力された信号は一
定期間遅延されて加算器1504に出力される。遅延回
路1507に入力された信号は一定期間遅延されて減算
器1506に出力される。減算器1506は加算器15
04の出力データから遅延回路1507の出力データを
減算してD/A変換器1508に出力する。D/A変換
器1508は入力された“1”、“0”,“−1”の3
値のディジタル信号をアナログ信号に変換して、多重信
号源出力端子1509に出力する。
【0017】図16(a)にD/A変換前の“1”、
“0”,“−1”のディジタル信号波形を、また図16
(b)にD/A変換後のアナログ信号波形を模式的に示
す。なお、多重信号源出力端子1509の出力信号は上
記の処理によって直流成分を持たない信号となってい
る。上記の構成によりアナログ信号に変換された音声信
号は、送信部1001における多重信号源1003から
出力される。多重信号源1003から出力された信号
は、送信部1001においてゴースト除去のための多重
GCR信号を付加された後、直交変調されて複合映像信
号とともに送信アンテナ1002より送信される。
“0”,“−1”のディジタル信号波形を、また図16
(b)にD/A変換後のアナログ信号波形を模式的に示
す。なお、多重信号源出力端子1509の出力信号は上
記の処理によって直流成分を持たない信号となってい
る。上記の構成によりアナログ信号に変換された音声信
号は、送信部1001における多重信号源1003から
出力される。多重信号源1003から出力された信号
は、送信部1001においてゴースト除去のための多重
GCR信号を付加された後、直交変調されて複合映像信
号とともに送信アンテナ1002より送信される。
【0018】次に、受信側の信号処理について説明す
る。図11に一従来例における受信側のブロック図を示
す。101は受信アンテナ、102は直交復調部、10
3、104はローパスフィルタ、105は波形等化回
路、1101は波形等化後多重信号出力端子である。
る。図11に一従来例における受信側のブロック図を示
す。101は受信アンテナ、102は直交復調部、10
3、104はローパスフィルタ、105は波形等化回
路、1101は波形等化後多重信号出力端子である。
【0019】まず、送信された信号をアンテナ101で
受信する。直交復調部102はアンテナ101で受信し
た信号を直交する2軸で同期検波し、複合映像信号と多
重信号を分離復調する。ローパスフィルタ103は複合
映像信号から不要な高周波成分を除去し、波形等化回路
105へ出力する。ローパスフィルタ104は多重信号
から不要な高周波成分を除去し、波形等化回路105へ
出力する。波形等化回路105にはローパスフィルタ1
03、104の出力を入力する。そして、複合映像信号
から多重信号への線形なクロストークと多重信号のゴー
ストを除去し、波形等化後多重信号出力端子1101へ
出力する。
受信する。直交復調部102はアンテナ101で受信し
た信号を直交する2軸で同期検波し、複合映像信号と多
重信号を分離復調する。ローパスフィルタ103は複合
映像信号から不要な高周波成分を除去し、波形等化回路
105へ出力する。ローパスフィルタ104は多重信号
から不要な高周波成分を除去し、波形等化回路105へ
出力する。波形等化回路105にはローパスフィルタ1
03、104の出力を入力する。そして、複合映像信号
から多重信号への線形なクロストークと多重信号のゴー
ストを除去し、波形等化後多重信号出力端子1101へ
出力する。
【0020】まず、直交復調部102について説明す
る。直交復調部102は図12に示す構成である。10
1は受信アンテナ、102は直交復調部、1201はチ
ューナ、1202はナイキストフィルタ、1203はバ
ンドパスフィルタ、1204、1205は復調器、12
06は90度移相器、1207は搬送波再生回路、12
08は複合映像信号出力端子、1209は多重信号出力
端子である。
る。直交復調部102は図12に示す構成である。10
1は受信アンテナ、102は直交復調部、1201はチ
ューナ、1202はナイキストフィルタ、1203はバ
ンドパスフィルタ、1204、1205は復調器、12
06は90度移相器、1207は搬送波再生回路、12
08は複合映像信号出力端子、1209は多重信号出力
端子である。
【0021】伝送されてきた合成被変調信号をアンテナ
101で受信し、チューナ1201へ送る。チューナ1
201の出力をナイキストフィルタ1202とバンドパ
スフィルタ1203の両方に入力する。ナイキストフィ
ルタ1202を通過した信号は復調器1204で復調さ
れる。一方バンドパスフィルタ1203を通過した信号
は復調器1205で復調される。復調器1204、12
05には互いに直交関係にある搬送波が供給される。搬
送波再生回路1207は搬送波を再生し、復調器120
4に供給する。90度移相器1206は搬送波再生回路
1207で再生された搬送波と互いに90度位相が違う
搬送波を生成する。復調された複合映像信号は複合映像
信号出力端子1208に出力される。一方、復調された
多重信号は多重信号出力端子1209に出力される。
101で受信し、チューナ1201へ送る。チューナ1
201の出力をナイキストフィルタ1202とバンドパ
スフィルタ1203の両方に入力する。ナイキストフィ
ルタ1202を通過した信号は復調器1204で復調さ
れる。一方バンドパスフィルタ1203を通過した信号
は復調器1205で復調される。復調器1204、12
05には互いに直交関係にある搬送波が供給される。搬
送波再生回路1207は搬送波を再生し、復調器120
4に供給する。90度移相器1206は搬送波再生回路
1207で再生された搬送波と互いに90度位相が違う
搬送波を生成する。復調された複合映像信号は複合映像
信号出力端子1208に出力される。一方、復調された
多重信号は多重信号出力端子1209に出力される。
【0022】次に、波形等化回路105について説明す
る。波形等化回路105の回路構成を図13に示す。1
301は複合映像信号入力端子、1302は多重信号入
力端子、1303、1304はトランスバーサルフィル
タ、1305はGCR検出器、1306、1307は多
重GCR検出器、1308は係数計算回路、1309は
基準信号発生器、1310は加算器、1311は波形等
化後出力端子である。
る。波形等化回路105の回路構成を図13に示す。1
301は複合映像信号入力端子、1302は多重信号入
力端子、1303、1304はトランスバーサルフィル
タ、1305はGCR検出器、1306、1307は多
重GCR検出器、1308は係数計算回路、1309は
基準信号発生器、1310は加算器、1311は波形等
化後出力端子である。
【0023】トランスバーサルフィルタ1303は複合
映像信号入力端子1301から入力した複合映像信号と
係数計算回路1308より出力した係数を入力し、複合
映像信号から多重信号へのクロストークとは逆特性の信
号を生成し出力する。トランスバーサルフィルタ130
4は多重信号入力端子1302から入力した多重信号と
係数計算回路1308より出力した係数を入力し、多重
信号からゴーストを除去した信号を出力する。
映像信号入力端子1301から入力した複合映像信号と
係数計算回路1308より出力した係数を入力し、複合
映像信号から多重信号へのクロストークとは逆特性の信
号を生成し出力する。トランスバーサルフィルタ130
4は多重信号入力端子1302から入力した多重信号と
係数計算回路1308より出力した係数を入力し、多重
信号からゴーストを除去した信号を出力する。
【0024】GCR検出器1305は所定の垂直帰線期
間のうち一水平走査期間からGCR信号を抜き出し、
(数1)に示す計算を行って図14(a)の波形を求
め、この波形の1画素差分を係数計算回路1308に出
力する。係数計算回路1308に出力する波形を図14
(b)に示す。多重GCR信号検出器1306、130
7は所定の垂直帰線期間のうち一水平走査期間から多重
GCR信号を抜き出し、複合映像信号から多重信号への
クロストークを抽出する場合は(数1)に示す計算を行
って図14(c)の波形を求め、図14(d)に示した
この波形の1画素差分を係数計算回路1308に出力す
る。図14(d)は複合映像信号から多重信号へのクロ
ストークだけの波形となる。多重信号のゴースト信号を
抽出する場合は次式に示す計算を行う。
間のうち一水平走査期間からGCR信号を抜き出し、
(数1)に示す計算を行って図14(a)の波形を求
め、この波形の1画素差分を係数計算回路1308に出
力する。係数計算回路1308に出力する波形を図14
(b)に示す。多重GCR信号検出器1306、130
7は所定の垂直帰線期間のうち一水平走査期間から多重
GCR信号を抜き出し、複合映像信号から多重信号への
クロストークを抽出する場合は(数1)に示す計算を行
って図14(c)の波形を求め、図14(d)に示した
この波形の1画素差分を係数計算回路1308に出力す
る。図14(d)は複合映像信号から多重信号へのクロ
ストークだけの波形となる。多重信号のゴースト信号を
抽出する場合は次式に示す計算を行う。
【0025】
【数2】
【0026】多重GCR信号検出器1306、1307
は(数2)で示した計算を行い、図14(e)の波形を
係数計算回路1308に出力する。係数計算回路130
8はクロストークを除去する場合、GCR検出器130
5の出力及び多重GCR信号検出器1306、1307
の出力を用いて複合映像信号から多重信号へのクロスト
ークの除去に適した係数を計算し、トランスバーサルフ
ィルタ1303へ出力する。また、多重信号のゴースト
を除去する場合は、多重GCR信号検出器1306、1
307の出力と基準信号発生器1309の出力を用い
て、多重信号のゴースト除去用の係数を算出し、トラン
スバーサルフィルタ1304へ出力する。加算器131
0はトランスバーサルフィルタ1303、1304の出
力を加算し、多重信号からゴースト、複合映像信号から
のクロストークを除去した信号を波形等化後出力端子1
311へ出力する。
は(数2)で示した計算を行い、図14(e)の波形を
係数計算回路1308に出力する。係数計算回路130
8はクロストークを除去する場合、GCR検出器130
5の出力及び多重GCR信号検出器1306、1307
の出力を用いて複合映像信号から多重信号へのクロスト
ークの除去に適した係数を計算し、トランスバーサルフ
ィルタ1303へ出力する。また、多重信号のゴースト
を除去する場合は、多重GCR信号検出器1306、1
307の出力と基準信号発生器1309の出力を用い
て、多重信号のゴースト除去用の係数を算出し、トラン
スバーサルフィルタ1304へ出力する。加算器131
0はトランスバーサルフィルタ1303、1304の出
力を加算し、多重信号からゴースト、複合映像信号から
のクロストークを除去した信号を波形等化後出力端子1
311へ出力する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】映像搬送波の直交変調
は、従来のテレビ放送方式との互換性を維持しながら、
多重信号を伝送する手段としては非常にすぐれたもので
ある。しかしながら、直交変調の性質上、伝送歪や受信
機での復調上の不完全性等が原因で複合映像信号から多
重信号へのクロスト−クが発生する場合がある。また従
来のNTSC信号と同様にゴ−ストの影響もうける。こ
れらのクロストークあるいはゴーストにより、受信した
多重信号の波形に歪が生じ、多重信号再生の際に問題と
なる場合がある。
は、従来のテレビ放送方式との互換性を維持しながら、
多重信号を伝送する手段としては非常にすぐれたもので
ある。しかしながら、直交変調の性質上、伝送歪や受信
機での復調上の不完全性等が原因で複合映像信号から多
重信号へのクロスト−クが発生する場合がある。また従
来のNTSC信号と同様にゴ−ストの影響もうける。こ
れらのクロストークあるいはゴーストにより、受信した
多重信号の波形に歪が生じ、多重信号再生の際に問題と
なる場合がある。
【0028】この問題を克服するため、上記従来例のよ
うに波形等化回路が設けられる場合がある。波形等化回
路は多重信号のゴースト及び複合映像信号から多重信号
へのクロストークの除去を行う。ところが、波形等化回
路は複合映像信号から多重信号へのクロストークのうち
線形な成分は除去するが、非線形な成分は除去しないと
いう問題がある。以下にこの問題について説明する。
うに波形等化回路が設けられる場合がある。波形等化回
路は多重信号のゴースト及び複合映像信号から多重信号
へのクロストークの除去を行う。ところが、波形等化回
路は複合映像信号から多重信号へのクロストークのうち
線形な成分は除去するが、非線形な成分は除去しないと
いう問題がある。以下にこの問題について説明する。
【0029】映像搬送波の直交変調で、伝送系での非線
形特性の影響をうけ、複合映像信号から多重信号に非線
形な成分をもつクロストークが発生することがある。し
かしながら上記従来の構成では、複合映像信号から多重
信号へのクロストークの非線形な成分を除去できないと
いう問題がある。除去されずに残った複合映像信号から
多重信号へのクロストークの非線形成分は、多重信号波
形の歪を引き起こす原因となり、この結果、音声品質の
劣化等が生じる可能性がでてくる。
形特性の影響をうけ、複合映像信号から多重信号に非線
形な成分をもつクロストークが発生することがある。し
かしながら上記従来の構成では、複合映像信号から多重
信号へのクロストークの非線形な成分を除去できないと
いう問題がある。除去されずに残った複合映像信号から
多重信号へのクロストークの非線形成分は、多重信号波
形の歪を引き起こす原因となり、この結果、音声品質の
劣化等が生じる可能性がでてくる。
【0030】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、複合映像信号から多重信号へのクロスト−クのう
ち、特に非線形成分を除去しNTSC伝送規格で定めら
れた帯域内で新たな多重信号を誤りなく伝送、復元する
装置を提供することを目的とする。
で、複合映像信号から多重信号へのクロスト−クのう
ち、特に非線形成分を除去しNTSC伝送規格で定めら
れた帯域内で新たな多重信号を誤りなく伝送、復元する
装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題に対して第1の
発明は、映像搬送波の直交変調方式において波形等化後
の多重信号を一定期間遅延させて信号を出力する遅延手
段と、波形等化後の多重信号からクロストークの非線形
成分を抽出した信号を出力する非線形抽出手段と、遅延
手段の出力信号データから非線形抽出手段の出力信号デ
ータを減算した信号データを出力する減算手段と、少な
くとも一つのしきい値を出力するしきい値設定手段と、
前記減算手段の出力信号データと前記しきい値設定手段
の出力とを入力して2値のデータに変換する2値変換手
段とを設けることにより、複合映像信号から多重信号へ
のクロストークのうち、非線形な成分を除去した多重信
号を復元するものである。
発明は、映像搬送波の直交変調方式において波形等化後
の多重信号を一定期間遅延させて信号を出力する遅延手
段と、波形等化後の多重信号からクロストークの非線形
成分を抽出した信号を出力する非線形抽出手段と、遅延
手段の出力信号データから非線形抽出手段の出力信号デ
ータを減算した信号データを出力する減算手段と、少な
くとも一つのしきい値を出力するしきい値設定手段と、
前記減算手段の出力信号データと前記しきい値設定手段
の出力とを入力して2値のデータに変換する2値変換手
段とを設けることにより、複合映像信号から多重信号へ
のクロストークのうち、非線形な成分を除去した多重信
号を復元するものである。
【0032】第2の発明は、映像搬送波の直交変調方式
において波形等化後の多重信号を一定期間遅延させて信
号を出力する遅延手段と、波形等化後の多重信号からク
ロストークの非線形成分を抽出した信号を出力する非線
形抽出手段と、クロストークの非線形成分に応じて変化
するしきい値を出力するしきい値設定手段と、多重信号
を2値のデータに変換して出力する2値変換手段とを設
けることにより、複合映像信号から多重信号へのクロス
トークのうち、非線形な成分を除去した多重信号を復元
するものである。
において波形等化後の多重信号を一定期間遅延させて信
号を出力する遅延手段と、波形等化後の多重信号からク
ロストークの非線形成分を抽出した信号を出力する非線
形抽出手段と、クロストークの非線形成分に応じて変化
するしきい値を出力するしきい値設定手段と、多重信号
を2値のデータに変換して出力する2値変換手段とを設
けることにより、複合映像信号から多重信号へのクロス
トークのうち、非線形な成分を除去した多重信号を復元
するものである。
【0033】第3の発明は、映像搬送波の直交変調方式
において波形等化後の多重信号を一定期間遅延させて信
号を出力する遅延手段と、波形等化後の多重信号からク
ロストークの非線形成分を抽出した信号を出力する非線
形抽出手段と、遅延手段の出力信号データから非線形抽
出手段の出力信号データを減算した信号データを出力す
る減算手段とを設けることにより、複合映像信号から多
重信号へのクロストークのうち、非線形な成分を除去し
た多重信号を復元するものである。
において波形等化後の多重信号を一定期間遅延させて信
号を出力する遅延手段と、波形等化後の多重信号からク
ロストークの非線形成分を抽出した信号を出力する非線
形抽出手段と、遅延手段の出力信号データから非線形抽
出手段の出力信号データを減算した信号データを出力す
る減算手段とを設けることにより、複合映像信号から多
重信号へのクロストークのうち、非線形な成分を除去し
た多重信号を復元するものである。
【0034】
【作用】上記第1の発明において、非線形抽出手段によ
り波形等化後の多重信号から複合映像信号から多重信号
へのクロストークの非線形成分を抽出し、一定期間遅延
させた波形等化後の多重信号から抽出されたクロストー
クの非線形成分を減算手段によって減じることにより、
複合映像信号が前記一定期間遅延後でも同一波形であれ
ば、複合映像信号から多重信号へのクロストークの非線
形成分を波形等化後の多重信号から除去することができ
る。さらに、しきい値設定手段で設定されたしきい値と
多重信号を比較することによって“1”、“0”の2値
のデータに変換することは送信されたデータを復調する
作用がある。
り波形等化後の多重信号から複合映像信号から多重信号
へのクロストークの非線形成分を抽出し、一定期間遅延
させた波形等化後の多重信号から抽出されたクロストー
クの非線形成分を減算手段によって減じることにより、
複合映像信号が前記一定期間遅延後でも同一波形であれ
ば、複合映像信号から多重信号へのクロストークの非線
形成分を波形等化後の多重信号から除去することができ
る。さらに、しきい値設定手段で設定されたしきい値と
多重信号を比較することによって“1”、“0”の2値
のデータに変換することは送信されたデータを復調する
作用がある。
【0035】また、上記第2の発明において、非線形抽
出手段により波形等化後の多重信号から複合映像信号か
ら多重信号へのクロストークのうち非線形成分により歪
んだ多重信号波形を抽出し、しきい値設定手段は抽出さ
れた多重信号波形の歪に応じて変化するしきい値を設定
し、2値変換手段は一定期間遅延させた波形等化後の多
重信号としきい値設定手段によって設定されたしきい値
を比較することによって、複合映像信号が前記一定期間
遅延後でも同一波形であれば、非線形歪の影響が除去さ
れた“1”、“0”の2値データに変換することができ
る。
出手段により波形等化後の多重信号から複合映像信号か
ら多重信号へのクロストークのうち非線形成分により歪
んだ多重信号波形を抽出し、しきい値設定手段は抽出さ
れた多重信号波形の歪に応じて変化するしきい値を設定
し、2値変換手段は一定期間遅延させた波形等化後の多
重信号としきい値設定手段によって設定されたしきい値
を比較することによって、複合映像信号が前記一定期間
遅延後でも同一波形であれば、非線形歪の影響が除去さ
れた“1”、“0”の2値データに変換することができ
る。
【0036】また、上記第3の課題解決手段において、
非線形抽出手段により波形等化後の多重信号から複合映
像信号から多重信号へのクロストークの非線形成分を抽
出し、一定時間遅延させた波形等化後の多重信号から抽
出されたクロストークの非線形成分を減算手段によって
減じることによって、複合映像信号が前記一定期間遅延
後でも同一波形であれば、複合映像信号から多重信号へ
のクロストークの非線形成分を波形等化後の多重信号か
ら除去することができる。
非線形抽出手段により波形等化後の多重信号から複合映
像信号から多重信号へのクロストークの非線形成分を抽
出し、一定時間遅延させた波形等化後の多重信号から抽
出されたクロストークの非線形成分を減算手段によって
減じることによって、複合映像信号が前記一定期間遅延
後でも同一波形であれば、複合映像信号から多重信号へ
のクロストークの非線形成分を波形等化後の多重信号か
ら除去することができる。
【0037】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0038】図1に本発明の受信側における多重信号処
理装置の実施例を示す。101は受信アンテナ、102
は直交復調部、103、104はローパスフィルタ、1
05は波形等化回路、106は分配器、107は遅延回
路、108は非線形抽出部、109は減算器、110は
2値変換回路、111はしきい値設定回路、112は多
重信号出力端子である。
理装置の実施例を示す。101は受信アンテナ、102
は直交復調部、103、104はローパスフィルタ、1
05は波形等化回路、106は分配器、107は遅延回
路、108は非線形抽出部、109は減算器、110は
2値変換回路、111はしきい値設定回路、112は多
重信号出力端子である。
【0039】各構成要素の相互関係と動作を以下に説明
する。伝送されてきた合成被変調信号をアンテナ101
で受信し、直交復調部102で複合映像信号と多重信号
を分離復調する。ローパスフィルタ104は多重信号の
帯域外の不要な高周波成分を除去した信号を波形等化回
路105へ出力する。ローパスフィルタ103は複合映
像信号の不要な高周波成分を除去した信号を波形等化回
路105へ出力する。波形等化回路105は複合映像信
号から多重信号へのクロストークの線形成分と多重信号
のゴーストを除去した信号を出力する。分配器106は
波形等化回路105の出力を遅延回路107に出力する
とともに、非線形抽出部108にも出力する。遅延回路
107は分配器106の出力を一定期間遅延させて減算
器109に出力し、非線形抽出部108は複合映像信号
から多重信号へのクロストークのうち非線形成分を分配
器106の出力から抽出して減算器109に出力する。
減算器109は遅延回路107の出力から非線形抽出部
108の出力を減算して2値変換回路110に出力す
る。しきい値設定回路111はしきい値を設定して2値
変換回路110に出力する。2値変換回路110は減算
器109の出力を“1”、“0”の2値のデータに変換
して多重信号出力端子112に出力する。
する。伝送されてきた合成被変調信号をアンテナ101
で受信し、直交復調部102で複合映像信号と多重信号
を分離復調する。ローパスフィルタ104は多重信号の
帯域外の不要な高周波成分を除去した信号を波形等化回
路105へ出力する。ローパスフィルタ103は複合映
像信号の不要な高周波成分を除去した信号を波形等化回
路105へ出力する。波形等化回路105は複合映像信
号から多重信号へのクロストークの線形成分と多重信号
のゴーストを除去した信号を出力する。分配器106は
波形等化回路105の出力を遅延回路107に出力する
とともに、非線形抽出部108にも出力する。遅延回路
107は分配器106の出力を一定期間遅延させて減算
器109に出力し、非線形抽出部108は複合映像信号
から多重信号へのクロストークのうち非線形成分を分配
器106の出力から抽出して減算器109に出力する。
減算器109は遅延回路107の出力から非線形抽出部
108の出力を減算して2値変換回路110に出力す
る。しきい値設定回路111はしきい値を設定して2値
変換回路110に出力する。2値変換回路110は減算
器109の出力を“1”、“0”の2値のデータに変換
して多重信号出力端子112に出力する。
【0040】以下では、多重信号が本実施例により復元
される様子を詳細に説明する。受信した多重信号は直交
復調部102によって複合映像信号と分離して復調され
る。いま、例として図17(a)に示す多重信号が復調
されたものとする。図17(a)はデータが重畳されて
いる期間の多重信号波形を表している。直交復調部10
2から出力される多重信号の様子を便宜的に図17
(b)のように表す。
される様子を詳細に説明する。受信した多重信号は直交
復調部102によって複合映像信号と分離して復調され
る。いま、例として図17(a)に示す多重信号が復調
されたものとする。図17(a)はデータが重畳されて
いる期間の多重信号波形を表している。直交復調部10
2から出力される多重信号の様子を便宜的に図17
(b)のように表す。
【0041】直交復調後の複合映像信号および多重信号
の様子を図18に示す。いま、図18(a)に示した複
合映像信号と図18(b)、図18(c)および図18
(d)に示した多重信号が直交復調部102によって復
調されたとする。ここで、図18(b)、図18(c)
および図18(d)はデータが重畳されている期間にお
ける多重信号の様子を示している。さらに、図18
(c)および図18(d)に示した波形は伝送路中にお
いて複合映像信号からクロストークをうけて歪んでいる
ものとする。ただし、図18(c)は複合映像信号から
多重信号への線形なクロストークをうけて歪んだ波形で
あり、図18(d)は図18(a)の同期信号の部分に
非線形な成分をもったクロストークを受けて歪んだ波形
の一例である。図18(b)、図18(c)および図1
8(d)に示した多重信号はローパスフィルタ104に
よって不要な高周波成分を除去された後波形等化回路1
05へ出力される。波形等化回路105は多重信号のゴ
ーストと複合映像信号から多重信号へのクロストークの
線形成分を除去する。したがって、図18(c)に示し
た波形は線形なクロストークが完全に除去されて図18
(b)に示した波形となる。
の様子を図18に示す。いま、図18(a)に示した複
合映像信号と図18(b)、図18(c)および図18
(d)に示した多重信号が直交復調部102によって復
調されたとする。ここで、図18(b)、図18(c)
および図18(d)はデータが重畳されている期間にお
ける多重信号の様子を示している。さらに、図18
(c)および図18(d)に示した波形は伝送路中にお
いて複合映像信号からクロストークをうけて歪んでいる
ものとする。ただし、図18(c)は複合映像信号から
多重信号への線形なクロストークをうけて歪んだ波形で
あり、図18(d)は図18(a)の同期信号の部分に
非線形な成分をもったクロストークを受けて歪んだ波形
の一例である。図18(b)、図18(c)および図1
8(d)に示した多重信号はローパスフィルタ104に
よって不要な高周波成分を除去された後波形等化回路1
05へ出力される。波形等化回路105は多重信号のゴ
ーストと複合映像信号から多重信号へのクロストークの
線形成分を除去する。したがって、図18(c)に示し
た波形は線形なクロストークが完全に除去されて図18
(b)に示した波形となる。
【0042】一方、図18(d)に示した波形は同期信
号付近に現われたクロストークの非線形成分が除去され
ず、多重信号に残留して図18(e)に示す波形とな
る。上記では非線形なクロストークがデータが多重信号
に重畳されている期間に現れた場合について述べたが、
データが何も重畳されていない期間に現れた場合につい
てもまったく同様である。データが何も重畳されていな
い期間に現れた非線形なクロストークが波形等化で除去
されずに残留している多重信号の様子を図18(f)に
示す。
号付近に現われたクロストークの非線形成分が除去され
ず、多重信号に残留して図18(e)に示す波形とな
る。上記では非線形なクロストークがデータが多重信号
に重畳されている期間に現れた場合について述べたが、
データが何も重畳されていない期間に現れた場合につい
てもまったく同様である。データが何も重畳されていな
い期間に現れた非線形なクロストークが波形等化で除去
されずに残留している多重信号の様子を図18(f)に
示す。
【0043】非線形抽出部108は、図18(f)に示
したような多重信号にデータが何も重畳されていない期
間の多重信号波形を抽出する。減算器109は、図18
(e)に示した波形から図18(f)に示した波形を減
算する。この結果、複合映像信号が前記一定期間遅延後
も同一波形であれば、図18(b)に示した波形が得ら
れ、複合映像信号から多重信号へのクロストークの非線
形な成分も除去された多重信号として再現される。減算
器109で再生された多重信号は2値変換回路110に
入力される。しきい値設定回路111は、しきい値を設
定して2値変換回路110に出力する。2値変換回路1
10は、入力されたしきい値との比較を行って多重信号
を“1”、“0”の2値のデータ列に変換し、送信され
たデータを復元する。
したような多重信号にデータが何も重畳されていない期
間の多重信号波形を抽出する。減算器109は、図18
(e)に示した波形から図18(f)に示した波形を減
算する。この結果、複合映像信号が前記一定期間遅延後
も同一波形であれば、図18(b)に示した波形が得ら
れ、複合映像信号から多重信号へのクロストークの非線
形な成分も除去された多重信号として再現される。減算
器109で再生された多重信号は2値変換回路110に
入力される。しきい値設定回路111は、しきい値を設
定して2値変換回路110に出力する。2値変換回路1
10は、入力されたしきい値との比較を行って多重信号
を“1”、“0”の2値のデータ列に変換し、送信され
たデータを復元する。
【0044】非線形抽出部108は、例えば図4に示す
構成で実現できる。図4に示した構成による多重信号処
理の動作を説明する。108は非線形抽出部、401は
入力端子、402はゲート回路、403はメモリ、40
4は出力端子である。入力端子401から波形等化後の
多重信号がゲート回路402に入力される。ゲート回路
402は、図18(f)に示したような多重信号にデー
タが何も重畳されていない期間の多重信号波形を選択
し、メモリ403に出力する。メモリ403はゲート回
路402によって選択された多重信号波形を記憶し、出
力端子404に出力する。
構成で実現できる。図4に示した構成による多重信号処
理の動作を説明する。108は非線形抽出部、401は
入力端子、402はゲート回路、403はメモリ、40
4は出力端子である。入力端子401から波形等化後の
多重信号がゲート回路402に入力される。ゲート回路
402は、図18(f)に示したような多重信号にデー
タが何も重畳されていない期間の多重信号波形を選択
し、メモリ403に出力する。メモリ403はゲート回
路402によって選択された多重信号波形を記憶し、出
力端子404に出力する。
【0045】なお、ゲート回路402が選択するデータ
が何も重畳されていない期間は、垂直帰線期間における
一水平走査期間でもよい。
が何も重畳されていない期間は、垂直帰線期間における
一水平走査期間でもよい。
【0046】なお、非線形抽出部108が上記のように
メモリ403を用いて構成されている場合、遅延回路1
07は省略してもよい。
メモリ403を用いて構成されている場合、遅延回路1
07は省略してもよい。
【0047】非線形抽出部108は、図5に示す構成で
もよい。図5に示した構成による多重信号処理の動作を
説明する。図5において、108は非線形抽出部、50
1は入力端子、502はゲート回路、503は加算器、
504および506はメモリ、505は乗算器、507
は出力端子である。入力端子501から波形等化後の多
重信号がゲート回路502に入力される。ゲート回路5
02は、複合映像信号からの非線形なクロストークによ
り波形が歪んでいる期間の多重信号波形を選択し、加算
器503に出力する。ゲート回路502が選択する波形
は、たとえば、図18(e)または図18(f)に示し
た期間の波形でも良い。加算器503は、ゲート回路5
02が出力した波形とメモリ504が出力した波形を加
算する。さらに、加算器503は、加算処理の結果得ら
れた波形をメモリ504および乗算器505に出力す
る。メモリ504は、加算器503より入力された波形
を記憶し、加算器503に出力する。加算器503およ
びメモリ504は上記の動作をN回繰り返す。乗算器5
05は加算器503の出力に1/Nを乗じてメモリ50
6に出力する。メモリ506は、乗算器505が出力し
た波形を記憶し、出力端子507に出力する。上記の構
成において出力端子507に出力される多重信号波形は
図18(f)に示したような波形となる。
もよい。図5に示した構成による多重信号処理の動作を
説明する。図5において、108は非線形抽出部、50
1は入力端子、502はゲート回路、503は加算器、
504および506はメモリ、505は乗算器、507
は出力端子である。入力端子501から波形等化後の多
重信号がゲート回路502に入力される。ゲート回路5
02は、複合映像信号からの非線形なクロストークによ
り波形が歪んでいる期間の多重信号波形を選択し、加算
器503に出力する。ゲート回路502が選択する波形
は、たとえば、図18(e)または図18(f)に示し
た期間の波形でも良い。加算器503は、ゲート回路5
02が出力した波形とメモリ504が出力した波形を加
算する。さらに、加算器503は、加算処理の結果得ら
れた波形をメモリ504および乗算器505に出力す
る。メモリ504は、加算器503より入力された波形
を記憶し、加算器503に出力する。加算器503およ
びメモリ504は上記の動作をN回繰り返す。乗算器5
05は加算器503の出力に1/Nを乗じてメモリ50
6に出力する。メモリ506は、乗算器505が出力し
た波形を記憶し、出力端子507に出力する。上記の構
成において出力端子507に出力される多重信号波形は
図18(f)に示したような波形となる。
【0048】なお、ゲート回路502が選択する期間は
複合映像信号のGCR波形がペデスタル波形となる水平
走査期間でもよい。すなわち、図23のフィールド番号
F2の281H(ただし、Hは水平走査期間)およびF
4の281HおよびF5の18HおよびF7の18Hの
期間でもよい。なぜなら、上記加算器503によるN回
の加算で多重GCR信号波形が打ち消されて、複合映像
信号から多重信号への非線形歪のみを抽出し、図18
(f)に示した波形を出力できるからである。
複合映像信号のGCR波形がペデスタル波形となる水平
走査期間でもよい。すなわち、図23のフィールド番号
F2の281H(ただし、Hは水平走査期間)およびF
4の281HおよびF5の18HおよびF7の18Hの
期間でもよい。なぜなら、上記加算器503によるN回
の加算で多重GCR信号波形が打ち消されて、複合映像
信号から多重信号への非線形歪のみを抽出し、図18
(f)に示した波形を出力できるからである。
【0049】なお、非線形抽出部108が上記のように
メモリ506を用いて構成されている場合、遅延回路1
07は省略してもよい。
メモリ506を用いて構成されている場合、遅延回路1
07は省略してもよい。
【0050】2値変換回路110およびしきい値設定回
路111の一構成例を図6(a)に示す。図6(a)に
おいて、110は2値変換回路、111はしきい値設定
回路、601は入力端子、602は絶対値回路、603
は比較器、112は多重信号出力端子である。
路111の一構成例を図6(a)に示す。図6(a)に
おいて、110は2値変換回路、111はしきい値設定
回路、601は入力端子、602は絶対値回路、603
は比較器、112は多重信号出力端子である。
【0051】複合映像信号から多重信号へのクロストー
クが除去された多重信号は、入力端子601から絶対値
回路602に出力される。絶対値回路602は多重信号
の絶対値を求め、比較器603に出力する。しきい値設
定回路111はしきい値を設定して比較器603に出力
する。比較器603は、絶対値回路602より入力され
たデータとしきい値設定回路111で定められたしきい
値との比較を行う。そして、しきい値を境界にしてしき
い値より大きい場合を1と判断し、大きくない場合を0
と判断して“1”、“0”のデータ列に変換する。比較
器603で処理された多重信号は多重信号出力端子11
2に出力される構成となっている。上記の動作を模式的
に表した図を図19に示す。図19(a)は2値変換回
路110に入力された多重信号例を示している。図19
(b)は絶対値回路602の出力としきい値設定回路1
11で設定されたしきい値との比較の様子を示してい
る。図19(c)は“1”、“0”の2値のデータに変
換された多重信号を表している。
クが除去された多重信号は、入力端子601から絶対値
回路602に出力される。絶対値回路602は多重信号
の絶対値を求め、比較器603に出力する。しきい値設
定回路111はしきい値を設定して比較器603に出力
する。比較器603は、絶対値回路602より入力され
たデータとしきい値設定回路111で定められたしきい
値との比較を行う。そして、しきい値を境界にしてしき
い値より大きい場合を1と判断し、大きくない場合を0
と判断して“1”、“0”のデータ列に変換する。比較
器603で処理された多重信号は多重信号出力端子11
2に出力される構成となっている。上記の動作を模式的
に表した図を図19に示す。図19(a)は2値変換回
路110に入力された多重信号例を示している。図19
(b)は絶対値回路602の出力としきい値設定回路1
11で設定されたしきい値との比較の様子を示してい
る。図19(c)は“1”、“0”の2値のデータに変
換された多重信号を表している。
【0052】2値変換回路110およびしきい値設定回
路111は図6(b)に示す構成でもよい。図6(b)
において、110は2値変換回路、605はしきい値設
定回路、601は入力端子、604は比較器、112は
多重信号出力端子である。
路111は図6(b)に示す構成でもよい。図6(b)
において、110は2値変換回路、605はしきい値設
定回路、601は入力端子、604は比較器、112は
多重信号出力端子である。
【0053】複合映像信号から多重信号へのクロストー
クのうち線形な成分が除去された多重信号は、入力端子
601から比較器604に出力される。しきい値設定回
路605は相異なる2つのしきい値を設定して比較器6
04に出力する。区別のため、この2つのしきい値のう
ち信号レベルが高い方をしきい値Uとし、信号レベルが
低い方をしきい値Lとする。比較器604は、多重信号
としきい値Uおよびしきい値Lとの比較を行なう。すな
わち、しきい値Uを境界にしてしきい値Uより大きいデ
ータを1と判断し、しきい値Lを境界にしてしきい値L
より小さいデータを1と判断し、しきい値Uより大きく
なくて、かつしきい値Lより小さくないデータを0と判
断する。この結果、多重信号は比較器604により
“1”、“0”の2値のデータ列に変換されて多重信号
出力端子112に出力される。
クのうち線形な成分が除去された多重信号は、入力端子
601から比較器604に出力される。しきい値設定回
路605は相異なる2つのしきい値を設定して比較器6
04に出力する。区別のため、この2つのしきい値のう
ち信号レベルが高い方をしきい値Uとし、信号レベルが
低い方をしきい値Lとする。比較器604は、多重信号
としきい値Uおよびしきい値Lとの比較を行なう。すな
わち、しきい値Uを境界にしてしきい値Uより大きいデ
ータを1と判断し、しきい値Lを境界にしてしきい値L
より小さいデータを1と判断し、しきい値Uより大きく
なくて、かつしきい値Lより小さくないデータを0と判
断する。この結果、多重信号は比較器604により
“1”、“0”の2値のデータ列に変換されて多重信号
出力端子112に出力される。
【0054】上記の動作を模式的に表した図を図20に
示す。図20(a)は2値変換回路110に入力された
多重信号例を示している。図20(b)は入力された多
重信号としきい値設定回路605で設定されたしきい値
Uおよびしきい値Lとの比較の様子を示している。図2
0(c)は“1”、“0”の2値のデータに変換された
多重信号を表している。
示す。図20(a)は2値変換回路110に入力された
多重信号例を示している。図20(b)は入力された多
重信号としきい値設定回路605で設定されたしきい値
Uおよびしきい値Lとの比較の様子を示している。図2
0(c)は“1”、“0”の2値のデータに変換された
多重信号を表している。
【0055】以上のように、本実施例による多重信号処
理装置は、複合映像信号から多重信号へのクロストーク
を正しく除去した多重信号を得る点において優れた効果
が得られる。
理装置は、複合映像信号から多重信号へのクロストーク
を正しく除去した多重信号を得る点において優れた効果
が得られる。
【0056】なお、多重信号にゴーストが発生せず、か
つ複合映像信号から多重信号へのクロストークが線形な
成分を持たないような状況下においては、波形等化回路
105及びローパスフィルタ103は不要となり、図7
に示す構成例となる。この構成例でも上記と同様に複合
映像信号から多重信号へのクロストークの非線形成分を
除去し、“1”、“0”の2値データを誤りなく再現す
ることができる。
つ複合映像信号から多重信号へのクロストークが線形な
成分を持たないような状況下においては、波形等化回路
105及びローパスフィルタ103は不要となり、図7
に示す構成例となる。この構成例でも上記と同様に複合
映像信号から多重信号へのクロストークの非線形成分を
除去し、“1”、“0”の2値データを誤りなく再現す
ることができる。
【0057】以下、本発明の受信側の多重信号処理装置
の第2の実施例を説明する。第2の実施例は第1の実施
例とほぼ同じ構成であり、両者において異なるのは、受
信側でのしきい値設定手段と2値変換手段の信号処理で
ある。
の第2の実施例を説明する。第2の実施例は第1の実施
例とほぼ同じ構成であり、両者において異なるのは、受
信側でのしきい値設定手段と2値変換手段の信号処理で
ある。
【0058】図2に本発明の受信側での第2の実施例を
示す。101は受信アンテナ、102は直交復調部、1
03、104はローパスフィルタ、105は波形等化回
路、106は分配器、107は遅延回路、108は非線
形抽出部、201は2値変換回路、202はしきい値設
定回路、112は多重信号出力端子である。
示す。101は受信アンテナ、102は直交復調部、1
03、104はローパスフィルタ、105は波形等化回
路、106は分配器、107は遅延回路、108は非線
形抽出部、201は2値変換回路、202はしきい値設
定回路、112は多重信号出力端子である。
【0059】以上のように構成された多重信号処理装置
について、その構成要素の相互関係と動作を説明する。
なお、分配器106が波形等化回路105の出力を遅延
回路107に出力するとともに、非線形抽出部108に
出力する点までは、第1の実施例と同じであるので説明
を省略する。
について、その構成要素の相互関係と動作を説明する。
なお、分配器106が波形等化回路105の出力を遅延
回路107に出力するとともに、非線形抽出部108に
出力する点までは、第1の実施例と同じであるので説明
を省略する。
【0060】遅延回路107は分配器106の出力を一
定期間遅延させて2値変換回路201に出力する。非線
形抽出部108は複合映像信号から多重信号へのクロス
トークのうち非線形成分を、分配器106の出力から抽
出してしきい値設定回路202に出力する。しきい値設
定回路202は相異なる2つのしきい値を設定して2値
変換回路201に出力する。2値変換回路201は遅延
回路107の出力を“1”、“0”の2値のデータに変
換して多重信号出力端子112に出力する。
定期間遅延させて2値変換回路201に出力する。非線
形抽出部108は複合映像信号から多重信号へのクロス
トークのうち非線形成分を、分配器106の出力から抽
出してしきい値設定回路202に出力する。しきい値設
定回路202は相異なる2つのしきい値を設定して2値
変換回路201に出力する。2値変換回路201は遅延
回路107の出力を“1”、“0”の2値のデータに変
換して多重信号出力端子112に出力する。
【0061】以下では、本実施例により多重信号が復元
される様子を詳細に説明する。受信した多重信号は直交
復調部102によって複合映像信号と分離して復調され
る。直交復調後の複合映像信号および多重信号の様子を
図18に示す。いま、図18(a)に示した複合映像信
号と図18(b)、図18(c)および図18(d)に
示した多重信号が直交復調部102によって復調された
とする。各図の意味は第1の実施例で説明したものと同
じなのでここでは省略する。
される様子を詳細に説明する。受信した多重信号は直交
復調部102によって複合映像信号と分離して復調され
る。直交復調後の複合映像信号および多重信号の様子を
図18に示す。いま、図18(a)に示した複合映像信
号と図18(b)、図18(c)および図18(d)に
示した多重信号が直交復調部102によって復調された
とする。各図の意味は第1の実施例で説明したものと同
じなのでここでは省略する。
【0062】波形等化後、多重信号は遅延器107と非
線形抽出部108に分配される。非線形抽出部108
は、図18(f)に示したようなデータが何も重畳され
ていない期間の多重信号波形を抽出し、しきい値設定回
路202に出力する。いま、遅延回路107および非線
形抽出部108に図21(a)に示す多重信号波形が入
力されたとする。図21(a)は、波形等化後残留した
複合映像信号から多重信号へのクロストークの非線形成
分によって△T1の期間信号レベルがVD落ち込んだ状態
の多重信号波形を表している。このとき、非線形抽出部
108は図21(b)に示すような多重信号にデータが
何も重畳されていない期間の多重信号波形を抽出する。
図21(b)は、波形等化後残留した複合映像信号から
多重信号へのクロストークの非線形成分によって△T1
の期間に信号レベルがVD落ち込んだ状態の多重信号波
形の一例を表している。非線形抽出部108は図21
(b)に示すような多重信号を抽出し、しきい値設定回
路202に出力する。しきい値設定回路202は、図2
1(c)に示す2つのしきい値Uおよびしきい値Lを設
定する。すなわち、△T1の期間に信号レベルがVD落ち
込んだしきい値Uとしきい値Lを設定し、2値変換回路
201に出力する。
線形抽出部108に分配される。非線形抽出部108
は、図18(f)に示したようなデータが何も重畳され
ていない期間の多重信号波形を抽出し、しきい値設定回
路202に出力する。いま、遅延回路107および非線
形抽出部108に図21(a)に示す多重信号波形が入
力されたとする。図21(a)は、波形等化後残留した
複合映像信号から多重信号へのクロストークの非線形成
分によって△T1の期間信号レベルがVD落ち込んだ状態
の多重信号波形を表している。このとき、非線形抽出部
108は図21(b)に示すような多重信号にデータが
何も重畳されていない期間の多重信号波形を抽出する。
図21(b)は、波形等化後残留した複合映像信号から
多重信号へのクロストークの非線形成分によって△T1
の期間に信号レベルがVD落ち込んだ状態の多重信号波
形の一例を表している。非線形抽出部108は図21
(b)に示すような多重信号を抽出し、しきい値設定回
路202に出力する。しきい値設定回路202は、図2
1(c)に示す2つのしきい値Uおよびしきい値Lを設
定する。すなわち、△T1の期間に信号レベルがVD落ち
込んだしきい値Uとしきい値Lを設定し、2値変換回路
201に出力する。
【0063】一方、遅延回路107は、一定期間遅延さ
せて図21(a)に示す多重信号を2値変換回路201
に出力する。複合映像信号が前記一定期間遅延後も同一
波形であれば、2値変換回路201は、入力された多重
信号データと入力されたしきい値Uおよびしきい値Lと
の比較を行なう。すなわち、しきい値Uを境界にしてし
きい値Uより大きいデータを1と判断し、しきい値Lを
境界にしてしきい値Lより小さいデータを1と判断し、
しきい値Uより大きくなくて、かつしきい値Lより小さ
くないデータを0と判断する。図21(d)は入力され
た多重信号としきい値設定回路202で設定されたしき
い値Uおよびしきい値Lとの比較の様子を示している。
図21(e)は“1”、“0”の2値のデータに変換さ
れた多重信号を表している。2値変換回路201は復元
されたデータ列を多重信号出力端子112に出力する。
せて図21(a)に示す多重信号を2値変換回路201
に出力する。複合映像信号が前記一定期間遅延後も同一
波形であれば、2値変換回路201は、入力された多重
信号データと入力されたしきい値Uおよびしきい値Lと
の比較を行なう。すなわち、しきい値Uを境界にしてし
きい値Uより大きいデータを1と判断し、しきい値Lを
境界にしてしきい値Lより小さいデータを1と判断し、
しきい値Uより大きくなくて、かつしきい値Lより小さ
くないデータを0と判断する。図21(d)は入力され
た多重信号としきい値設定回路202で設定されたしき
い値Uおよびしきい値Lとの比較の様子を示している。
図21(e)は“1”、“0”の2値のデータに変換さ
れた多重信号を表している。2値変換回路201は復元
されたデータ列を多重信号出力端子112に出力する。
【0064】非線形抽出部108は、例えば図4または
図5のように構成して実現することができる。図4およ
び図5に示した構成による多重信号処理の動作の説明
は、第1の実施例1において行ったのでここでは省略す
る。
図5のように構成して実現することができる。図4およ
び図5に示した構成による多重信号処理の動作の説明
は、第1の実施例1において行ったのでここでは省略す
る。
【0065】2値変換回路201およびしきい値設定回
路202は例えば図6(a)または(b)に示す構成で
実現できる。図6(a)(b)に示した構成による多重
信号処理の動作の説明は、第1の実施例1において行っ
たのでここでは省略する。
路202は例えば図6(a)または(b)に示す構成で
実現できる。図6(a)(b)に示した構成による多重
信号処理の動作の説明は、第1の実施例1において行っ
たのでここでは省略する。
【0066】以上のように、本実施例による多重信号処
理装置は、複合映像信号から多重信号へのクロストーク
を正しく除去した多重信号を得る点において優れた効果
が得られる。
理装置は、複合映像信号から多重信号へのクロストーク
を正しく除去した多重信号を得る点において優れた効果
が得られる。
【0067】なお、多重信号にゴーストが発生せず、か
つ複合映像信号から多重信号へのクロストークが線形な
成分を持たないような状況においては、波形等化回路1
05及びローパスフィルタ103は不要となり、図8に
示す構成となる。この構成例でも上記と同様に複合映像
信号から多重信号へのクロストークの非線形成分を除去
し、“1”、“0”の2値データを誤りなく再現するこ
とができる。
つ複合映像信号から多重信号へのクロストークが線形な
成分を持たないような状況においては、波形等化回路1
05及びローパスフィルタ103は不要となり、図8に
示す構成となる。この構成例でも上記と同様に複合映像
信号から多重信号へのクロストークの非線形成分を除去
し、“1”、“0”の2値データを誤りなく再現するこ
とができる。
【0068】以下、本発明の受信側の多重信号処理装置
の第3の実施例を説明する。第3の実施例は第1の実施
例とほぼ同じであり、両者において異なるのは受信側で
しきい値設定手段と2値変換手段を省略した点である。
の第3の実施例を説明する。第3の実施例は第1の実施
例とほぼ同じであり、両者において異なるのは受信側で
しきい値設定手段と2値変換手段を省略した点である。
【0069】図3に本発明の受信側での実施例を示す。
101は受信アンテナ、102は直交復調部、103、
104はローパスフィルタ、105は波形等化回路、1
06は分配器、107は遅延回路、108は非線形抽出
部、109は減算器、112は多重信号出力端子であ
る。
101は受信アンテナ、102は直交復調部、103、
104はローパスフィルタ、105は波形等化回路、1
06は分配器、107は遅延回路、108は非線形抽出
部、109は減算器、112は多重信号出力端子であ
る。
【0070】以上のように構成された多重信号処理装置
について、その構成要素の相互関係と動作を説明する。
なお、分配器106が波形等化回路105の出力を遅延
回路107に出力するとともに、非線形抽出部108に
出力する点までは、第1の実施例と同じであるので説明
を省略する。
について、その構成要素の相互関係と動作を説明する。
なお、分配器106が波形等化回路105の出力を遅延
回路107に出力するとともに、非線形抽出部108に
出力する点までは、第1の実施例と同じであるので説明
を省略する。
【0071】遅延回路107は分配器106の出力を一
定期間遅延させて減算器109に出力する。非線形抽出
部108は複合映像信号から多重信号へのクロストーク
のうち非線形成分を分配器106の出力から抽出して減
算器109に出力する。減算器109は遅延回路107
の出力から非線形抽出部108の出力を減算した信号を
多重信号出力端子112に出力する。
定期間遅延させて減算器109に出力する。非線形抽出
部108は複合映像信号から多重信号へのクロストーク
のうち非線形成分を分配器106の出力から抽出して減
算器109に出力する。減算器109は遅延回路107
の出力から非線形抽出部108の出力を減算した信号を
多重信号出力端子112に出力する。
【0072】以下では、多重信号が本発明の受信側の実
施例により復元される様子を説明する。受信した多重信
号は直交復調部102によって複合映像信号と分離して
復調される。直交復調後の複合映像信号および多重信号
の様子を図18に示す。図18の各図の意味は第1の実
施例で説明したものと同じなので省略する。波形等化
後、非線形抽出部108は、図18(f)に示したよう
な多重信号にデータが何も重畳されていない期間の信号
である多重信号波形を抽出する。減算器109は、図1
8(e)に示した波形から図18(f)に示した波形を
減算する。この結果、複合映像信号が前記一定期間遅延
後も同一波形であれば、図18(b)に示した波形が得
られ、複合映像信号から多重信号へのクロストークの非
線形な成分も除去された多重信号として再現される。減
算器109で再生された多重信号は多重信号出力端子1
12に出力する。
施例により復元される様子を説明する。受信した多重信
号は直交復調部102によって複合映像信号と分離して
復調される。直交復調後の複合映像信号および多重信号
の様子を図18に示す。図18の各図の意味は第1の実
施例で説明したものと同じなので省略する。波形等化
後、非線形抽出部108は、図18(f)に示したよう
な多重信号にデータが何も重畳されていない期間の信号
である多重信号波形を抽出する。減算器109は、図1
8(e)に示した波形から図18(f)に示した波形を
減算する。この結果、複合映像信号が前記一定期間遅延
後も同一波形であれば、図18(b)に示した波形が得
られ、複合映像信号から多重信号へのクロストークの非
線形な成分も除去された多重信号として再現される。減
算器109で再生された多重信号は多重信号出力端子1
12に出力する。
【0073】非線形抽出部108は、例えば図3または
図4に示す構成で実現できる。図3および図4に示した
構成による多重信号処理の動作の説明は、第1の実施例
において行ったのでここでは省略する。
図4に示す構成で実現できる。図3および図4に示した
構成による多重信号処理の動作の説明は、第1の実施例
において行ったのでここでは省略する。
【0074】第1の実施例と本実施例との違いは、本実
施例では多重信号としては特にディジタル符号化された
音声信号である必要はなく、また2値変換手段としきい
値設定手段は設けられていないので、多重信号は高画質
化やアスペクト比拡大のためのアナログ信号でもよい点
にある。
施例では多重信号としては特にディジタル符号化された
音声信号である必要はなく、また2値変換手段としきい
値設定手段は設けられていないので、多重信号は高画質
化やアスペクト比拡大のためのアナログ信号でもよい点
にある。
【0075】以上のように、本実施例による多重信号処
理装置は、複合映像信号から多重信号へのクロストーク
を正しく除去した多重信号を得る点において優れた効果
が得られる。
理装置は、複合映像信号から多重信号へのクロストーク
を正しく除去した多重信号を得る点において優れた効果
が得られる。
【0076】なお、多重信号にゴーストが発生せず、か
つ複合映像信号から多重信号へのクロストークが線形な
成分を持たないような状況においては、波形等化回路1
05及びローパスフィルタ104は不要となり、図9に
示す構成例となる。この構成例でも上記と同様に複合映
像信号から多重信号へのクロストークの非線形成分を除
去し、送信された多重信号を誤りなく再現することがで
きる。
つ複合映像信号から多重信号へのクロストークが線形な
成分を持たないような状況においては、波形等化回路1
05及びローパスフィルタ104は不要となり、図9に
示す構成例となる。この構成例でも上記と同様に複合映
像信号から多重信号へのクロストークの非線形成分を除
去し、送信された多重信号を誤りなく再現することがで
きる。
【0077】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第1の
発明によれば、映像搬送波の直交変調方式による多重信
号の復元において、波形等化後の多重信号より抽出した
複合映像信号から多重信号へのクロストークのうち非線
形な成分を波形等化後の一定時間遅延させた多重信号か
ら減じているので、複合映像信号から多重信号へのクロ
ストークを正しく除去した多重信号を得るという優れた
効果が得られる。さらに、複合映像信号から多重信号へ
のクロストークを正しく除去した多重信号のデータの絶
対値を、与えられたしきい値と比較し、“1”、“0”
の2値のデータに変換しているので、送信した多重信号
を正しく復元することが可能となる。
発明によれば、映像搬送波の直交変調方式による多重信
号の復元において、波形等化後の多重信号より抽出した
複合映像信号から多重信号へのクロストークのうち非線
形な成分を波形等化後の一定時間遅延させた多重信号か
ら減じているので、複合映像信号から多重信号へのクロ
ストークを正しく除去した多重信号を得るという優れた
効果が得られる。さらに、複合映像信号から多重信号へ
のクロストークを正しく除去した多重信号のデータの絶
対値を、与えられたしきい値と比較し、“1”、“0”
の2値のデータに変換しているので、送信した多重信号
を正しく復元することが可能となる。
【0078】また、第2の発明によれば、映像搬送波の
直交変調方式による多重信号の復元において、複合映像
信号から多重信号へのクロストークのうちの非線形な成
分による波形等化後の多重信号の波形歪に応じて変化す
るしきい値を設定して、このしきい値と波形等化後の一
定時間遅延させた多重信号を比較して、“1”、“0”
の2値のデータに変換しているので、複合映像信号から
多重信号へのクロストークを正しく除去し、送信した多
重信号を正しく復元することが可能となる。
直交変調方式による多重信号の復元において、複合映像
信号から多重信号へのクロストークのうちの非線形な成
分による波形等化後の多重信号の波形歪に応じて変化す
るしきい値を設定して、このしきい値と波形等化後の一
定時間遅延させた多重信号を比較して、“1”、“0”
の2値のデータに変換しているので、複合映像信号から
多重信号へのクロストークを正しく除去し、送信した多
重信号を正しく復元することが可能となる。
【0079】また、第3の発明によれば、映像搬送波の
直交変調方式による多重信号の復元において、波形等化
後の多重信号より抽出した複合映像信号から多重信号へ
のクロストークのうち非線形な成分を波形等化後の一定
時間遅延させた多重信号から減じているので、複合映像
信号から多重信号へのクロストークを正しく除去した多
重信号を得ることができる。
直交変調方式による多重信号の復元において、波形等化
後の多重信号より抽出した複合映像信号から多重信号へ
のクロストークのうち非線形な成分を波形等化後の一定
時間遅延させた多重信号から減じているので、複合映像
信号から多重信号へのクロストークを正しく除去した多
重信号を得ることができる。
【0080】第1乃至第3の発明のいずれにおいても、
従来と同じ帯域で多重信号のより正確な復元が可能とな
る。
従来と同じ帯域で多重信号のより正確な復元が可能とな
る。
【図1】本発明の第1の実施例における多重信号処理装
置を示すブロック図
置を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における多重信号処理装
置を示すブロック図
置を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における多重信号処理装
置を示すブロック図
置を示すブロック図
【図4】本発明に係る非線形抽出部の一実施例を示すブ
ロック図
ロック図
【図5】本発明に係る非線形抽出部の他の実施例を示す
ブロック図
ブロック図
【図6】(a)は本発明に係る2値変換回路の一実施例
を示すブロック図 (b)は本発明に係る2値変換回路の他の実施例を示す
ブロック図
を示すブロック図 (b)は本発明に係る2値変換回路の他の実施例を示す
ブロック図
【図7】本発明の第1の実施例から波形等化回路を省い
た多重信号処理装置を示すブロック図
た多重信号処理装置を示すブロック図
【図8】本発明の第2の実施例から波形等化回路を省い
た多重信号処理装置を示すブロック図
た多重信号処理装置を示すブロック図
【図9】本発明の第3の実施例から波形等化回路を省い
た多重信号処理装置を示すブロック図
た多重信号処理装置を示すブロック図
【図10】従来例の送信部を示すブロック図
【図11】従来例の受信側での信号処理を示すブロック
図
図
【図12】直交復調部を示すブロック図
【図13】波形等化回路を示すブロック図
【図14】(a)はGCR信号を示す図 (b)はGCR信号の1画素差分を示す図 (c)は多重信号に現れたGCR信号のクロストークを
示す図 (d)は多重信号の1画素差分を示す図 (e)は多重GCR信号を示す図
示す図 (d)は多重信号の1画素差分を示す図 (e)は多重GCR信号を示す図
【図15】多重信号源の構成例を示すブロック図
【図16】(a)はD/A変換前の多重信号例を示す図 (b)はD/A変換後の多重信号例を示す図
【図17】(a)は受信した多重信号のアナログ波形を
示す図 (b)は直交復調後の多重信号を模式的に示す図
示す図 (b)は直交復調後の多重信号を模式的に示す図
【図18】(a)は伝送する複合映像信号を示す図 (b)は伝送されたデータが重畳されている期間の多重
信号を示す図 (c)は複合映像信号(a)からの線形なクロストーク
により多重信号(b)が歪んだ状態を示す図 (d)は複合映像信号(a)からの線形なクロストーク
と複合映像信号(a)の同期信号部分に現れた非線形な
クロストークにより多重信号(b)が歪んだ状態を示す
図 (e)は多重信号(d)が波形等化され、複合映像信号
から多重信号へのクロストークのうち線形な成分のみが
除去され、非線形な成分は残留した状態を示す図
信号を示す図 (c)は複合映像信号(a)からの線形なクロストーク
により多重信号(b)が歪んだ状態を示す図 (d)は複合映像信号(a)からの線形なクロストーク
と複合映像信号(a)の同期信号部分に現れた非線形な
クロストークにより多重信号(b)が歪んだ状態を示す
図 (e)は多重信号(d)が波形等化され、複合映像信号
から多重信号へのクロストークのうち線形な成分のみが
除去され、非線形な成分は残留した状態を示す図
【図19】(a)は2値変換回路に入力された多重信号
例を示す図 (b)は多重信号の絶対値としきい値との比較を表す図 (c)は2値変換後の多重信号例を示す図
例を示す図 (b)は多重信号の絶対値としきい値との比較を表す図 (c)は2値変換後の多重信号例を示す図
【図20】(a)は2値変換回路に入力された多重信号
例を示す図 (b)は多重信号としきい値Uおよびしきい値Lとの比
較を表す図 (c)は2値変換後の多重信号例を示す図
例を示す図 (b)は多重信号としきい値Uおよびしきい値Lとの比
較を表す図 (c)は2値変換後の多重信号例を示す図
【図21】(a)は複合映像信号の同期信号部分に現れ
た非線形なクロストークにより歪んだ多重信号の波形等
化後の状態を示す図 (b)は(a)のうちデータが何も重畳されていない期
間の多重信号を示す図 (c)はしきい値設定回路が設定するしきい値Uおよび
しきい値Lを示す図 (d)は多重信号にデータとしきい値Uおよびしきい値
Lとの比較を表す図 (e)は2値変換後の多重信号例を示す図
た非線形なクロストークにより歪んだ多重信号の波形等
化後の状態を示す図 (b)は(a)のうちデータが何も重畳されていない期
間の多重信号を示す図 (c)はしきい値設定回路が設定するしきい値Uおよび
しきい値Lを示す図 (d)は多重信号にデータとしきい値Uおよびしきい値
Lとの比較を表す図 (e)は2値変換後の多重信号例を示す図
【図22】現行のGCR信号を示す図
【図23】現行のGCR信号及び多重GCR信号を示す
図
図
【符号の説明】 101 受信アンテナ 102 直交復調部 103 ローパスフィルタ 104 ローパスフィルタ 105 波形等化回路 106 分配器 107 遅延回路 108 非線形抽出部 109 減算器 110 2値変換回路 111 しきい値設定回路 112 多重信号出力端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多重信号処理装
置を示すブロック図
置を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における多重信号処理装
置を示すブロック図
置を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における多重信号処理装
置を示すブロック図
置を示すブロック図
【図4】本発明に係る非線形抽出部の一実施例を示すブ
ロック図
ロック図
【図5】本発明に係る非線形抽出部の他の実施例を示す
ブロック図
ブロック図
【図6】(a)は本発明に係る2値変換回路の一実施例
を示すブロック図 (b)は本発明に係る2値変換回路の他の実施例を示す
ブロック図
を示すブロック図 (b)は本発明に係る2値変換回路の他の実施例を示す
ブロック図
【図7】本発明の第1の実施例から波形等化回路を省い
た多重信号処理装置を示すブロック図
た多重信号処理装置を示すブロック図
【図8】本発明の第2の実施例から波形等化回路を省い
た多重信号処理装置を示すブロック図
た多重信号処理装置を示すブロック図
【図9】本発明の第3の実施例から波形等化回路を省い
た多重信号処理装置を示すブロック図
た多重信号処理装置を示すブロック図
【図10】従来例の送信部を示すブロック図
【図11】従来例の受信側での信号処理を示すブロック
図
図
【図12】直交復調部を示すブロック図
【図13】波形等化回路を示すブロック図
【図14】(a)はGCR信号を示す図 (b)はGCR信号の1画素差分を示す図 (c)は多重信号に現われたGCR信号のクロストーク
を示す図 (d)は多重信号の1画素差分を示す図 (e)は多重GCR信号を示す図
を示す図 (d)は多重信号の1画素差分を示す図 (e)は多重GCR信号を示す図
【図15】多重信号源の構成例を示すブロック図
【図16】(a)はD/A変換前の多重信号例を示す図 (b)はD/A変換後の多重信号例を示す図
【図17】(a)は受信した多重信号のアナログ波形を
示す図 (b)は直交復調後の多重信号を模式的に示す図
示す図 (b)は直交復調後の多重信号を模式的に示す図
【図18】(a)は伝送する複合映像信号を示す図 (b)は伝送されたデータが重畳されている期間の多重
信号を示す図 (c)は複合映像信号(a)からの線形なクロストーク
により多重信号(b)が歪んだ状態を示す図 (d)は複合映像信号(a)からの線形なクロストーク
と複合映像信号(a)の同期信号部分に現われた非線形
なクロストークにより多重信号(b)が歪んだ状態を示
す図 (e)は多重信号(d)が波形等化され、複合映像信号
から多重信号へのクロストークのうち線形な成分のみが
除去され、非線形な成分は残留した状態を示す図 (f)はデータが何も重畳されていない期間の多重信号
が波形等化され、非線形な成分のみが残留した状態を示
す図
信号を示す図 (c)は複合映像信号(a)からの線形なクロストーク
により多重信号(b)が歪んだ状態を示す図 (d)は複合映像信号(a)からの線形なクロストーク
と複合映像信号(a)の同期信号部分に現われた非線形
なクロストークにより多重信号(b)が歪んだ状態を示
す図 (e)は多重信号(d)が波形等化され、複合映像信号
から多重信号へのクロストークのうち線形な成分のみが
除去され、非線形な成分は残留した状態を示す図 (f)はデータが何も重畳されていない期間の多重信号
が波形等化され、非線形な成分のみが残留した状態を示
す図
【図19】(a)は2値変換回路に入力された多重信号
例を示す図 (b)は多重信号の絶対値としきい値との比較を表わす
図 (c)は2値変換後の多重信号例を示す図
例を示す図 (b)は多重信号の絶対値としきい値との比較を表わす
図 (c)は2値変換後の多重信号例を示す図
【図20】(a)は2値変換回路に入力された多重信号
例を示す図 (b)は多重信号としきい値Uおよびしきい値Lとの比
較を表わす図 (c)は2値変換後の多重信号例を示す図
例を示す図 (b)は多重信号としきい値Uおよびしきい値Lとの比
較を表わす図 (c)は2値変換後の多重信号例を示す図
【図21】(a)は複合映像信号の同期信号部分に現わ
れた非線形なクロストークにより歪んだ多重信号の波形
等化後の状態を示す図 (b)は(a)のうちデータが何も重畳されていない期
間の多重信号を示す図 (c)はしきい値設定回路が設定するしきい値Uおよび
しきい値Lを示す図 (d)は多重信号にデータとしきい値Uおよびしきい値
Lとの比較を表わす図 (e)は2値変換後の多重信号例を示す図
れた非線形なクロストークにより歪んだ多重信号の波形
等化後の状態を示す図 (b)は(a)のうちデータが何も重畳されていない期
間の多重信号を示す図 (c)はしきい値設定回路が設定するしきい値Uおよび
しきい値Lを示す図 (d)は多重信号にデータとしきい値Uおよびしきい値
Lとの比較を表わす図 (e)は2値変換後の多重信号例を示す図
【図22】現行のGCR信号を示す図
【図23】現行のGCR信号および多重GCR信号を示
す図
す図
【符号の説明】 101 受信アンテナ 102 直交復調部 103 ローパスフィルタ 104 ローパスフィルタ 105 波形等化回路 106 分配器 107 遅延回路 108 非線形抽出部 109 減算器 110 2値変換回路 111 しきい値設定回路 112 多重信号出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木曽田 晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小方 康世 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 林 健一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 半田 宏治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安本 吉雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】第1の映像搬送波を複合映像信号で残留側
波帯振幅変調した信号と、前記第1の映像搬送波と直交
する第2の搬送波を多重信号で搬送波抑圧振幅変調した
信号とを合成した合成信号を受信し、前記合成信号を直
交する2軸で同期検波し、前記複合映像信号と前記多重
信号とを分離復調する直交復調手段と、前記復調した複
合映像信号から不要な高周波成分を除去した第1の信号
を出力する第1のローパスフィルタと、前記復調した多
重信号から不要な高周波成分を除去した第2の信号を出
力する第2のローパスフィルタと、前記第1のローパス
フィルタの出力と前記第2のローパスフィルタの出力を
入力とし、波形等化した信号を出力する波形等化手段
と、前記波形等化手段の出力を分配する分配手段と、前
記分配手段から出力される前記第1の出力を一定期間遅
延させた信号を出力する遅延手段と、前記分配手段から
出力される前記第2の出力から非線形成分を抽出した信
号を出力する非線形抽出手段と、前記遅延手段の出力信
号データから前記非線形抽出手段の出力信号データを減
算した信号データを出力する減算手段と、少なくとも一
つのしきい値を出力するしきい値設定手段と、前記減算
手段の出力信号データを前記しきい値設定手段の出力に
基づいて2値のデータに変換する2値変換手段とを具備
することを特徴とする多重信号処理装置。 - 【請求項2】第1の映像搬送波を複合映像信号で残留側
波帯振幅変調した信号と、前記第1の映像搬送波と直交
する第2の搬送波を多重信号で搬送波抑圧振幅変調した
信号とを合成した合成信号を受信し、前記合成信号を直
交する2軸で同期検波し、前記複合映像信号と前記多重
信号とを分離復調する直交復調手段と、前記復調した複
合映像信号から不要な高周波成分を除去した第1の信号
を出力する第1のローパスフィルタと、前記復調した多
重信号から不要な高周波成分を除去した第2の信号を出
力する第2のローパスフィルタと、前記第1のローパス
フィルタの出力と前記第2のローパスフィルタの出力を
入力とし、波形等化した信号を出力する波形等化手段
と、前記波形等化手段の出力を分配する分配手段と、前
記分配手段から出力される前記第1の出力を一定期間遅
延させた信号を出力する遅延手段と、前記分配手段から
出力される前記第2の出力から非線形成分を抽出した信
号を出力する非線形抽出手段と、前記非線形抽出手段の
出力に基づいて少なくとも一つのしきい値を設定して出
力するしきい値設定手段と、前記遅延手段の出力を前記
しきい値設定手段の出力に基づいて2値のデータに変換
する2値変換手段とを具備することを特徴とする多重信
号処理装置。 - 【請求項3】第1の映像搬送波を複合映像信号で残留側
波帯振幅変調した信号と、前記第1の映像搬送波と直交
する第2の搬送波を多重信号で搬送波抑圧振幅変調した
信号とを合成した合成信号を受信し、前記合成信号を直
交する2軸で同期検波し、前記複合映像信号と前記多重
信号とを分離復調する直交復調手段と、前記復調した複
合映像信号から不要な高周波成分を除去した第1の信号
を出力する第1のローパスフィルタと、前記復調した多
重信号から不要な高周波成分を除去した第2の信号を出
力する第2のローパスフィルタと、前記第1のローパス
フィルタの出力と前記第2のローパスフィルタの出力を
入力とし、波形等化した信号を出力する波形等化手段
と、前記波形等化手段の出力を分配する分配手段と、前
記分配手段から出力される前記第1の出力を一定期間遅
延させた信号を出力する遅延手段と、前記分配手段から
出力される前記第2の出力から非線形成分を抽出した信
号を出力する非線形抽出手段と、前記遅延手段の出力信
号データから前記非線形抽出手段の出力信号データを減
算した信号データを出力する減算手段とを具備すること
を特徴とする多重信号処理装置。 - 【請求項4】波形等化手段は、第1のローパスフィルタ
の出力を第1の入力信号とし、第2のローパスフィルタ
の出力を第2の入力信号とし、前記第1の入力信号から
前記第2の入力信号へのクロストークと前記第2の入力
信号のゴーストとの少なくとも一方を除去した波形等化
信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項3
のいずれかに記載の多重信号処理装置。 - 【請求項5】非線形抽出手段は、多重信号を一定期間選
択して出力するゲート手段と、前記ゲート手段の出力を
入力して記憶するメモリとで構成されることを特徴とす
る請求項1から請求項3のいずれかに記載の多重信号処
理装置。 - 【請求項6】非線形抽出手段は、多重信号を一定期間選
択して出力するゲート手段と、前記ゲート手段の出力と
第1のメモリの出力を加算する加算手段と、前記加算手
段の出力を記憶して出力する前記第1のメモリと、前記
加算手段の出力に係数を乗ずる乗算手段と、前記乗算手
段出力を記憶して出力する第2のメモリとで構成される
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記
載の多重信号処理装置。 - 【請求項7】ゲート手段が選択する一定期間は、多重信
号にデータが重畳されていない期間であることを特徴と
する請求項5または請求項6に記載の多重信号処理装
置。 - 【請求項8】2値変換手段は、減算手段の出力の絶対値
を求める絶対値手段と、前記しきい値設定手段で設定さ
れたしきい値と前記絶対値手段の出力とを比較して2値
のデータを出力する比較器とで構成されることを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の多重信号処理装
置。 - 【請求項9】2値変換手段は、前記しきい値設定手段で
設定された第1のしきい値および第2のしきい値と比較
して2値のデータを出力する比較器で構成されることを
特徴とする請求項1または請求項2に記載の多重信号処
理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5084265A JPH06303629A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 多重信号処理装置 |
EP94302030A EP0617551A1 (en) | 1993-03-22 | 1994-03-22 | Waveform equalizer |
AU57965/94A AU5796594A (en) | 1993-03-22 | 1994-03-22 | Waveform equalizer |
KR1019940005721A KR0123189B1 (ko) | 1993-03-22 | 1994-03-22 | 파형등화기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5084265A JPH06303629A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 多重信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06303629A true JPH06303629A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13825628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5084265A Pending JPH06303629A (ja) | 1993-03-22 | 1993-04-12 | 多重信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06303629A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778923B2 (en) * | 2000-11-15 | 2004-08-17 | DatexθOhmeda, Inc. | Reduced cross talk pulse oximeter |
JP2007531413A (ja) * | 2004-03-25 | 2007-11-01 | オプティクロン・インコーポレーテッド | デジタル線形化システム |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP5084265A patent/JPH06303629A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778923B2 (en) * | 2000-11-15 | 2004-08-17 | DatexθOhmeda, Inc. | Reduced cross talk pulse oximeter |
JP2007531413A (ja) * | 2004-03-25 | 2007-11-01 | オプティクロン・インコーポレーテッド | デジタル線形化システム |
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