JPH0630460B2 - 自動等化器 - Google Patents

自動等化器

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JPH0630460B2
JPH0630460B2 JP59200661A JP20066184A JPH0630460B2 JP H0630460 B2 JPH0630460 B2 JP H0630460B2 JP 59200661 A JP59200661 A JP 59200661A JP 20066184 A JP20066184 A JP 20066184A JP H0630460 B2 JPH0630460 B2 JP H0630460B2
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透 平田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、伝送された信号から基準信号を抽出し、こ
の基準信号と伝送信号との比較結果にもとづきトランス
パーサルフィルタのタップ荷重量を制御して波形等化を
行なう自動等化器に関し、特に上記基準信号との同期が
不安定な場合にタップ利得の修正動作を停止して誤まっ
たタップ荷重量によってタップ利得が不安定となり系が
発振乃至不安定になるのを防止し得る自動等化器に関す
る。
〔発明の概要〕
この発明では、例えば第1図に示すように、入力端子に
印加された波形等化すべき信号に重畳されたタイミング
基準信号に対しそのタイミングの異常をタイミング異常
検出手段90で検出し、この検出結果にもとずき自動等
化器の系を規定するタイミングパルスを発生するタイミ
ングパルス発生器91のタイミング信号を例えばタップ
ゲイイン修正手段92に供給するのを停止する。これに
よって、タイミングが誤まっている場合には波形等化器
93での修正アルゴリズムを停止して系が不安定となる
のを防止する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
一般に、信号伝送系の伝送路には伝送歪がありこの伝送
歪を除去するには伝送歪量を検出して伝送歪を等化する
自動等化器が用いられる。このような自動等化器による
波形等化を行なう例として例えば、テレビジョン受像機
において伝送主信号に対する反射波等による波形歪を除
去する所謂ゴースト除去装置が用いられる例が挙げられ
る(参考文献;村上,ほか「デジタル化ゴースト自動消
去装置」電子通信学会技術研究報告EMCJ78−3
7,1978年11月)。
伝送系において送信された信号は、伝送系の線形歪によ
り符号間干渉等を受ける。この符号間干渉等を受けた信
号はノイズに対する余裕度が低下しているので、結果と
して受信側での誤り率が増加する。この符号間干渉等に
よる伝送歪を除去する波形等化器として、任意の伝送路
に対して伝送基準信号を用いて伝送歪を除去する自動波
形等化器が用いられる。
第2図に従来の波形等価器の一例を示す。同図において
トランスバーサル1に対する入力端子INに印加される
入力信号をx(t)とすると、N個のタップを有するトラ
ンスバーサルフィルタ1の出力端子OUTの信号y(t)
で示される。
ここでτは、上記トランスバーサルフィルタ1の単位遅
延ユニットの遅延時間であり、また、Ciはトランスバ
ーサルフィルタのi番目のタップゲインを示す。
上記第(1)式で示されるトランスバーサルフィルタ1の
出力信号y(t)と基準信号発生器2で発生する基準信号
r(t)との誤差信号e(t)、e(t)=y(t)−r(t)…(2)が
加算器3の出力に得られる。
ここで評価関数として誤差e(t)の2乗積分であるE=
∫e(t)dtを用いるものとすれば、この評価関数を
用いた適用アルゴリズムによって等化作用がなされ波形
等化動作が行なわれる。即ち、系は上記評価関数Eの値
が小さくなるように制御される。この場合、最大傾斜法
を用いるものとすれば、評価関数Eをスカラーベクトル
場を考え、−GradEの方向にシステムの制御パラメ
ータである上記トランスパーサルフィルタ1のタップゲ
インメモリ6の各タップゲインCiを制御すればよい。
この制御の一例として次式に示される相関演算がある。
この相関演算は、入力信号X(t)と上記減算器3の出力
である誤差信号e(t)との間で行なわれる。この相関演
算において、出力信号に対応した入力信号に対する遅延
信号x(t−iτ)は遅延素子群(7…7N−1)に
よって与えられ、上記第(3)式による相関演算がなされ
る。
この演算結果を参照してタップゲインメモリ6のタップ
利得は逐次修正されるが、ここで新しく修正されたタッ
プゲイン修正量をCi(new)とし、タップゲインメモリ
6から読み出された修正前の新らしいタップゲイン修正
量Ci(new)とし、比例制御を仮定して修正量を とすると、新らしい修正量Ci(new)は次式で示され
る。
(αは正の定数) このようにして求めた新しいタップゲイン修正量Ci
(new)は以前のタップゲイン修正量Ci(old)にかえてタ
ップゲインメモリ6に書き込まれる。
このようにして上述したタップ利得修正アルゴリズム
は、第2図の相関器群4,…,4N−1で相関演算を
行ない、それぞれ次段のN個の加算器5,…,5
N−1で上記第(4)式によるタップゲインの修正を行な
う。このタップゲインの修正動作を継続することで、各
タップゲインは最適な値に収束して波形等化動作がなさ
れる。
このようにして、タップ利得修正動作にともない波形等
化動作がなされる。この波形等化動作が適性に行なわれ
ない場合、到来信号をテレビジョン信号とするとゴース
ト信号を軽減できず再生画像が劣化するという問題が発
生する。また、テレビジョン信号の帰線期間に文字多重
信号を重畳して文字情報を伝送する所謂文字多重放送等
にあっては、伝送符号に対するアイ開口率が劣化して正
しい文字情報が再生されない。即ち、上記自動波形等化
動作を安定に動作させることが伝送情報を正しく再生す
るうえで必要となる。
自動波形等化作用を劣化させる要因として、系の発散が
挙げられるが、この系の発散の形態の一つとしては、ト
ランスバーサルフィルタの出力歪が入力歪よりも大きく
なる場合があげられる。この原因の一つとして上述した
第(4)式によるタップ利得修正アルゴリズムのうち、相
関演算を行なうにあたり相関データの取り込みタイミン
グが不適正な場合がある。即ち、相関器4,4
…,4N−1は夫々相関データを入力側及び出力側より
抽出するが、これらのいずれの相関データの取込みタイ
ミングがずれても正しい相関データは得られない。この
ためタップゲインメモリ6のタップ利得が定められた所
期の値とならず、系が不安定となる。この結果伝送信号
の伝送歪に新たな歪量を加えることになり、例えばテレ
ビジョン映像信号の受信の場合にはゴースト歪が増して
再生画像が劣化する。また、文字多重信号を受信する場
合にあっては、伝送文字データ間の干渉が大きくなりア
イ開口率が劣化し、更には伝送された文字情報が正しく
受信者側で得られない場合がある。
文字多重放送は、映像信号の垂直帰線期間の第10Hか
ら第21H(偶数フィールドでは第273Hから第28
4H)間に重畳される。第3図は文年多重信号をテレビ
ジョン信号に重畳する形態の一例を示す信号波形図であ
り、第3図aは奇数フィールドに文字多重信号重畳して
おり、第16H,第21Hに文字多重信号を重畳してい
る。一方、第3図bは偶数フィールドに文字多重信号を
重畳しており、第279H,第284Hに文字多重信号
を重畳している。
このような文字多重信号に対して波形等化を行なう場合
には、上記文字多重信号を抽出するため更には抽出した
文字多重信号を相関演算における相関データとして相関
器8,8,…,8N−1に与えるためにタイミング
パルスを供給するタイミング手段が必要となる。つま
り、文字多重信号を抽出し、更には波形等化に供する相
関器4,…,4N−1に対する相関データ供給のタイ
ミング発生が不可欠となる。
第4図は、自動波形等化動作に供する従来のタイミング
パルス発生回路を示す回路図であり、第5図に示すタイ
ミングチャートを参照してその動作につき説明する。な
お、第5図aは奇数フィールド、第5図cは偶数フィー
ルドの映像信号の垂直帰線期間部を示し、 第4図において、端子9には第3図に示したテレビジョ
ン信号が印加される。この端子9に印加されたテレビジ
ョン信号からは垂直同期信号が垂直同期回路10によっ
て分離され、この信号は映像信号の垂直帰線期間開始後
4H付近で立ち上がり7Hめ付近で立ち下がる第5図f
に示す信号であって、1フィールドに1回発生する。そ
してこの分離した垂直同期信号(第4図f)から2番目
の切込パルスに相当する位置にVカウンタリセットパル
ス(第4図g)をVカウンタリセットパルス発生回路1
2によって発生する。
一方、上記端子9に印加された映像信号からの水平同期
信号パルスfの抽出は水平同期回路11によって行な
われ、この水平同期回路11は、水平同期パルスf
びこれの2倍の周波数である2fを出力する。
上記Vカウンタリセットパルス発生回路12は、上記水
平同期回路11で発生したパルス2f(第5図e)を
クロックとし、これを525クロック分カウントして上
述したVカウンタリセットパルス(第5図g)を発生す
る。このパルスは、自動等化器の系全体の基準時間とし
て機能し、このパルスを基準にして相関演算の相関デー
タの取り込みタイミングをはじめとする各制御のタイミ
ングが規定される。このように上記のVカウンタリセッ
トパルス発生回路12の出力パルス(第5図g)を自動
波形等化のシステム制御の基本タイミングパルスとする
のは、上記垂直同期信号(第5図f)に対してこれより
も時間的に遅れたパルスの方がゴースト歪等による影響
を受けにくく、基準タイミングパルスとして適している
ことによる。即ち、ゴースト歪等による影響を受けにく
い時間的遅れを垂直同期信号に対して有するパルスを基
準タイミングパルスとする。
基準時間的な性格を持つ上記Vカウンタリセットパルス
発生回路12の出力によってVカウンタ13はリセット
され、かつ2fをクロックとする。水平同期の周波数
と垂直同期の周波数fとの間には、2f/52
5=f…(5)なる関係があるので、上記水平同期回路
11の出力2fを525クロック計数することにより
Vカウンタ13の出力に得る。
また、Vカウンタ13の出力で規定される垂直同期信号
の周波数に等しいパルスfは多重位置指定タイミング
回路14にリセットパルスとして加えられる。この多重
位置指定タイミング回路14は、テレビジョン信号に重
畳された文字多重信号を抽出するためのパルス(第5図
h,i)を発生するための回路であり、奇数フィールド
では第5図hに示すパルスを、偶数フィールドでは第5
図iに示すパルスを文字多重信号抽出パルスとして発生
する。文字多重信号をテレビジョン信号からから抽出す
るためのパルスは、このようにして端子15に得られ
る。一方、自動等化作用として相関演算のデータ取り込
みタイミング(第5図h,i)やタップ利得修正に必要
な他のタイミングはタップゲイン修正タイミング信号発
生回路16によって、上記多重位置指定タイミング回路
14の出力パルスをリセットパルスとして、上記f
2fのパルス或いはこれらを更に分周したパルスをカ
ウントすることによって得られ、その出力パルスが端子
17に得られる。
このようにして、文字多重信号は、上記端子15に得る
抽出パルス(第5図h,i)によって抽出され、抽出さ
れた文字多重信号をもとに相関演算等のタップ利得修正
のための修正アルゴリズムが行なわれる。
この場合、伝送された映像信号中の垂直同期信号に雑音
が混入して上記Vカウンタリセットパルス発生回路12
の出力パルスの発生タイミングずれると、これにともな
い文字多重信号を抽出するタイミングパルス(第5図
h,i)の発生タイミングもずれる。このため、タップ
利得修正演算の一例である相関演算のための相関データ
として適切でないデータが取り込まれてしまう。
例えば、相関演算対象が文字多重信号であるにも拘ら
ず、映像信号が取り込まれ誤まった相関データでタップ
ゲインが修正されてしまう。この結果、トランスバーサ
ルフィルタのタップゲインが不適当な値に設定され系が
不安定となる。
また、タップゲイン修正の基準量ともなる第2図中の基
準信号発生器2で発生する基準信号r(t)の取り込みデ
ータも正しい値でなくなり、誤まった修正量によってタ
ップ修正演算が行なわれこれによっても正しいタップゲ
インの修正が行なわれず系が不安定となる。
〔発明の目的〕
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、例え
ばテレビジョン受像機のチャンネル切換時、或はフラッ
ター現象等によって同期信号が正しく得られないとき
に、タップゲインの修正を停止して誤まったタップ利得
の修正によってタップゲインが不安定となり系が発散す
ること防止に安定な等化動作を持続し得る自動等化器を
提供することを目的とする。
〔発明の実施例〕
第6図は、この発明に係る自動等化器に適用されるタイ
ミングパルス発生回路50の一実施例を示す回路図であ
り、前述の第5図のタイミングチャートを用いてその動
作を次に説明する。
この発明においては、自動波形等化作用において、タッ
プゲイン修正演算における演算アルゴリズムである例え
ば相関演算で相関演算対象である相関データの取込みタ
イミング、或いはトランスバーサルフィルタのタップゲ
インの修正タイミング等のタイミングがずれることによ
る系の不安定動作を防止する。このように系を制御する
タイミングパルスは、系の安定性に深く関係するわけで
あるが、この発明では系の制御パルスのタイミングが不
適当である場合を検出し、この検出結果に応じてタップ
ゲインの修正動作を停止する。
第6図は、タップ利得修正アルゴリズムに関する制御部
分については省略し、系の安定性を確保するためタイミ
ング信号の時間的なずれを検出してタップゲイン修正を
停止するに供するタイミングパルス発生手段50を示
す。説明の便宜上、タップ利得修正アルゴリズムの一部
として相関演算を行なう例を説明するが、タップ利得修
正アルゴリズム自体はこれに限られるものではなく、他
の演算であってもよい。
また、自動等化作用として相関演算のデータ取り込みタ
イミングやタップ利得修正に必要な他のタイミングは従
来一般に行われている方法により得るので、ここでは説
明を省略する。
第6図の入力端子90にはテレビジョン信号(第5図
a,c)が印加され、この信号は垂直同期回路100、
水平同期回路110に加わる。水平同期回路110は水
平同期周波数f,2fを出力する。
また垂直同期回路100は上記端子90に入った映像信
号から垂直同期パルスf(第5図f)を分離する。シ
フトレジスタ31は上記パルス2fをクロックとし、
端子32に印加された上記垂直同期パルス(第5図f)
をシフトする。また、上記シフトレジスタ31は上記垂
直同期パルスfのタイミングが正常か否かの検出に供
するパルスをアンドゲート36の出力端に発生する。こ
のアンドゲート36の出力端に得られる検出パルスは上
記シフトレジスタ31の1段目の出力を反転したパルス
と2段目の出力のアンド演算して得る。また、上記自動
等化動作の制御に関するクロックに対して基準時間パル
スとして用いられるパルス(第5図g)は、上記シフト
レジスタ31の2段目の出力パルスと3段目の出力を反
転したパルスとのアンド演算することでアンドゲート3
3の出力端に得られる。
アンドゲート33の出力はVカウンタ130のクリア端
子34に入力される。
Vカウンタ130は上記クリア端子34が“1”のとき
クリアされる。上記アンドゲート33の出力によってV
カウンタ130がクリアされたとき、VカウンタのLS
B出力端子に表われる信号は、Vカウンタ130の入力
である端子30に入るクロック2fが立ち上がった直
後には、まだ「1」1の状態なので2クロックの間クリ
ア状態となり第5図jに示すようになる。
垂直同期パルスfと水平同期パルスfとの間には前
述した第(5)式に示す関係があるので、Vカウンタ13
0で525クロックをカウントすれば垂直同期パルスf
をアンドゲート35の出力に得る(第5図k)。この
ため、上記Vカウンタ130は第5図jのタイミング
で「1」を計数し、第5図jのタイミングでは523
をカウントすることになる。このときVカウンタ130
が「523」をカウントしているタイミングかどうかは
アンドゲート35で検出する。従ってアンドゲート35
の出力は第5図lのようになる。
また、イクスクルーシーブオア37は、上記アンドゲー
ト35の出力(第5図k)とアンドゲート36の出力
(第5図l)とを入力とし、両者が一致しているかどう
かの判定を行なう。両者が一致しているときは上記イク
スクルーシブオア37の出力は「0」で、不一致の場合
は「1」となる。
波形等化動作が上記アンドゲート33の出力パルス(第
5図g)をもとにタイミング制御がなされ自動等化作用
が安定に行なわれているときには上記イクスクルーシー
ブオア37の出力は「0」となりクリア端子40にはク
リアパルスが加わらず、カウンタ39はクロック端子4
1に供給されるVカウンタ130のLSBから2ビット
目のパルスfをカウントする。パルスfのカウント
パルス数が「8」になるとアンドゲート42の一方入力
は「0」となり端子41に対するクロックの供給が停止
される。このとき前述したように、系が安定していると
きにはクリアパルスはカウンタ39に与えられないの
で、カウンタ39の出力端子43は「1」に保たれる。
いいかえると、端子43の値が「1」に保たれて系が安
定状態となっているときには、上述した自動等化作用に
おけるタップゲイン修正動作は継続してタップ利得修正
動作が行なわれ、タップ利得修正演算の一つとしてあげ
られる相関演算での相関データの取り込みタイミングは
上記アンドゲート33の出力パルスを基準に適正に行な
われる。
次に、雑音等の影響によって垂直同期回路100の出力
パルスfのタイミングが異常となった場合について、タ
ップゲイン修正動作を停止して系の発散を防ぐ動作につ
き説明する。
いま、テレビジョン受像機のチャンネルの切換え時やフ
ラッタリング等によって垂直同期回路100で抽出され
た垂直同期パルスfが第5図fのタイミングから第5
図mに示すタイミングにずれたとする。このときアンド
ゲート36の出力は第5図lとは異なり第5図nに示す
ような信号が出力される。この場合Vカウンタ130の
カウント値は「523」ではないので、アンドゲート3
5の出力は「0」となり、系が安定状態となっている場
合に「1」であったイクスクルーシーブオア37の出力
は「1」となる。このため のパルスを反転した2fのパルス(第5図j)とアン
ドゲート35の出力パルスとのアンド演算をしたパルス
(第5図)が、上記アンドゲート38の出力に得られ
る。このアンドゲート38の出力はカウンタ39のリセ
ットパルスとして端子40に加わり、カウンタ39の出
力端子43は「0」となる。カウンタ39の出力端子4
3が「0」となると、インバータ45によってアンドゲ
ート42の一方端は「0」となり、このアンドゲート4
2よりfのクロックパルスがカウンタ39のクロック
端子41に加えられる。そして、カウンタ39は、上記
アンドゲート38の出力パルス第5図()によってリ
セットされてから8フィールドにわたる期間に8クロッ
ク分カウントを続けると再びリセットされる。
即ち、垂直同期信号の乱れをイクスクルーシーブオア3
7が「1」となることで検出して、上記カウンタ39が
リセットされてから8フィールドの期間は上記カウンタ
39の出力端子43は「0」となる。いいかえると同期
パルスのタイミングが異常であることによりカウンタ3
9がリセットされてから8フィールドの期間はタップ利
得修正動作は停止され誤まった修正データによるタップ
利得の修正を防止する。なお、タイミングの誤まりを検
出してから8フィールド後に再度リセットされた後に
は、再びアンドゲート36の出力とアンドゲート35の
出力とのタイミングの比較によって新たにタイミングが
正常か否かの判定を行なう。この判定結果に応じて上記
カウンタ39の出力端の状態が定められる。上述したよ
うに、カウンタ39の出力が「0」のときはタップゲイ
ンの修正は停止し、その停止期間は上記実施例では8フ
ィールドである。
いいかえると、一担タイミングの異常が検出されると8
フィールドの期間はタップゲインの修正を停止して自動
等化動作を行なう系の発振を防止する。
上記実施例においては、タイミングの異常を検出してか
らタップゲインの修正を停止する期間を8フィールドと
したが、これに限定されるものではなくカウンタ39の
カウント値を設定することにより、異常検出の検出感度
を考慮して任意に設定し得る。
また、自動等化の修正アルゴリズム自体上記した実施例
に限定されるものではない。
更に、上記の説明において基準タイミング信号は例えば
垂直同期信号の立ち下がり部等の固定信号であってもよ
く、また確率的に一定なデジタル信号であってもよい。
即ち、この発明による波形等化はアナログ信号、デジタ
ル信号、いずれに対しても適用し得るものである。
〔発明の効果〕
以上述べた様にこの発明によれば、周期的に伝送される
波形等化動作の基準タイミング信号が正常に得られなか
った場合に、これを検出してタップゲインの修正動作を
所定期間停止することで、系の発散を防止し安定した動
作の自動等化器を提供し得る。
これにより、制御のタイミングのずれにともなう修正ア
ルゴリズムによる修正量の誤差に起因する系の発散が防
止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の概要を示す回路図、第2図は従来の
自動等化器を示す回路図、第3図は文字多重放送の信号
を示す波形図、第4図は従来の自動等化器に用いられる
タイミングパルス発生回路、第5図は第4図及び第6図
の動作を示すに供するタイミングチャート、第6図はこ
の発明の実施例を示す回路図である。 90……タイミング異常検出手段、 91……タイミングパルス発生器、 92……タップゲイン修正手段、 93……波形等化器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイミング基準信号が重畳されたテレビジ
    ョン信号が入力され、このテレビジョン信号から前記タ
    イミング基準信号を抽出するタイミング基準信号抽出手
    段と、 前記タイミング基準信号を基準に波形等化に関するタイ
    ミング信号を発生するタイミング信号発生手段と、 前記タイミング信号に基づいて入力されたテレビジョン
    信号の波形等化動作を行ない波形等化されたテレビジョ
    ン信号を出力する波形等化手段と、 前記テレビジョン信号から垂直同期信号を抽出する垂直
    同期信号抽出手段と、 前記テレビジョン信号から水平同期信号を抽出する水平
    同期信号抽出手段と、 前記水平同期信号をカウントするカウンタと、 前記垂直同期信号と前記カウンタの出力とを比較するこ
    とによりタイミングの異常を検出するタイミング異常検
    出手段とを有し、 前記波形等化手段は前記タイミング異常検出手段の検出
    結果がタイミング異常を示すとき波形等化動作を停止す
    ることを特徴とする自動等化器。
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