JP2598734Y2 - シ−ルリング - Google Patents

シ−ルリング

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JP2598734Y2
JP2598734Y2 JP1993014592U JP1459293U JP2598734Y2 JP 2598734 Y2 JP2598734 Y2 JP 2598734Y2 JP 1993014592 U JP1993014592 U JP 1993014592U JP 1459293 U JP1459293 U JP 1459293U JP 2598734 Y2 JP2598734 Y2 JP 2598734Y2
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arc
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ring
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礼智 槙島
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、接続パイプと管継手と
の気密部分に使用するシ−ルリングの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ク−ラ−や冷蔵庫等の生産工程に
於いて、該ク−ラ−や冷蔵庫の耐圧試験や冷媒充填及び
真空引き等の作業に使用するため、該ク−ラ−等のコン
プレッサ−に、銅またはアルミ製でストレ−トに形成し
た接続パイプ31を接続している。しかし、ロックボ−
ル等の施錠部材を装着した通常の管継手は、その構成
上、接続パイプ31を接続することが出来ないため、ス
トレ−トに構成された接続パイプを接続するための管継
手10を使用している。
【0003】図1において、管継手10を構成するソケ
ット本体11の後部内側にアダプタ12を固着し、また
ソケット本体11の前側外部には回動可能に取付けたク
ランクレバ−18を回動操作することにより、該ソケッ
ト本体の外部に装着したスリ−ブ19やスライドリング
20やチャックホルダ21によって挟持しているチャッ
ク22を作動させて、該チャックの先端に設けた刃部2
4を接続パイプ31の表面に噛合させて接続している。
【0004】ク−ラ−および冷蔵庫等のコンプレッサ−
の圧力検査終了後に、管継手10に接続した接続パイプ
31を引き抜く場合、該管継手の内部に残っている負圧
によって接続パイプ31を引き抜くことができなくなる
のを防止するため、ソケット本体11の中心部に設けた
挿入部13の一端に設けた段部14に連続して形成した
大径室15の角部には、外部に連通する圧力抜用の小孔
16を1〜3個設けてある。
【0005】この小孔16と挿入部13内に収容した接
続パイプ31の外周とをシ−ルするリングは、接続パイ
プ31の着脱の際には前後方向に摩擦されたり、内外径
方向に圧縮変形させられるため、図5に示すように、伸
縮性が大きくて摩擦抵抗の少ない形状をしたXリング3
5等が使用されている。
【0006】Xリング35は、上下左右に伸縮性を有す
る舌部36を夫々設けてあり、スライドリング20を軸
方向に進退動させて、該Xリングの舌部36を前後方向
から押し潰した際、内外径方向に圧縮変形された舌部3
6、36は、接続パイプ31及びソケット本体の大径室
15の内面に圧接してシ−ルすることができるため、気
密性を高めることができる。
【0007】
【考案が解決しょうとする課題】しかし、Xリング35
の上下左右方向に突出している各舌部36は、圧力抜用
の小孔16をシ−ルする一方、検査又は冷媒の充填作業
の際に接続パイプ31を着脱するたびに該リング35が
伸縮したり、摩擦するため、該舌部36の先端部分の磨
耗や欠損が激しくて長期間使用することが困難であっ
た。特に、舌部36は厚さが薄いため押し潰されて変形
した際、舌部の一部が圧力抜用の小孔16内に逃げて該
小孔のエッジ部分によって舌部36に亀裂が生じて変形
し易くなり、その結果、シ−ル部分が劣化して耐久性を
有しないという問題点を有している。本考案は、かかる
問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、接続パイプの接続に際してシ−ルリングの磨耗を少
なくして長期間の使用を可能にするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は環状に形成した弾性部材の半径方向内外周
面に夫々形成した平坦面と、軸方向両側面内外周両端部
に夫々形成した円弧状突部と、該両円弧状突部の間を円
弧状の曲面部で連結した凹部とをそれぞれ連続して滑ら
かな曲面に形成し、該凹部は上記円弧状突部の曲率半径
と同等またはそれ以上の曲率半径をもって形成してあ
り、該円弧状突部を押圧するように軸方向から圧力が加
わると前記平坦面の半径方向内外周面両端に夫々リップ
を形成してシールリングを囲む内外周面に接するように
した構成を、上記課題を解決するための手段とする。
【0009】
【作用】ソケット本体の内部に形成した大径室の一端に
存する段部と、該大径室内に進退動可能に収容したスラ
イドリングとの間にシ−ルリングを遊嵌し、該スライド
リングを軸方向に前進させて該シ−ルリングを両側から
押圧して両側面内外周両端部に形成した円弧状突部を圧
縮変形して偏平にし、通常は平坦である内外周面両端部
を半径方向に突出させて形成するリップにより該ソケッ
ト本体内に挿入させた接続パイプと前記大径室との間を
シ−ルする。この時、圧縮変形したシ−ルリングの偏平
部により、ソケット本体側の流体漏れをシ−ルする。ま
た、シ−ルリングの両側からの押圧を解除すると、該シ
−ルリングの内外周の平坦面両端から突出したリップが
消滅し、該シ−ルリングの内外周面の平坦面が接続パイ
プから離れて、接続パイプの出し入れの際におけるシ−
ルリングの磨耗を防止する。
【0010】
【実施例】本考案を実施例の図面に基づいて説明する
と、図1〜4において、シ−ルリング1は、弾力性を有
した柔軟な合成ゴムや合成樹脂材等からなり、環状に形
成してある。このシ−ルリング1の断面形状は、図2に
示す如く、半径方向の内外周面を平坦面に形成して外平
坦面2と内平坦面3とを設け、更に、軸方向の両側面の
内外周両端部に突出させた円弧状突部4、4及び5、5
を形成し且つ各円弧状突部4、4及び5、5の間には内
方に前記円弧状突部4、4および5、5と同等以上の円
弧状をした曲面部からなる凹部6、6を、該円弧状突部
4、4および5、5に連続して形成してある。
【0011】図1において、10はソケット本体11の
外部にクランクレバ−18を回動可能に取付けた管継手
で、クランクレバ−18に連動するスリ−ブ19を軸方
向に進退動させることにより、スリ−ブ19内に装着さ
せたスライドリング20とチャックホルダ21との間に
位置させたチャック22を作動して接続パイプ31を着
脱可能に接続する。ソケット本体11の後部内側に固着
させたアダプタ12の先端と、ソケット本体11の中心
部に設けた挿入部13の後端との間にはシ−ルパッキン
7を取付けてある。
【0012】次に、本実施例の作用について説明する
と、シ−ルリング1は、管継手10のソケット本体11
内に大径室15を設け、該大径室15の内端に形成した
段部14の内部とソケット本体11の外部とを連通する
圧力抜用の小孔16を開口させる部分に位置させ、スラ
イドリング20と段部14との間に遊嵌させてある。
【0013】シ−ルリング1に何ら外力が加わらない状
態(図3)では、ソケット本体11の大径室15内に位
置するシ−ルリング1の外平坦面2および内平坦面3に
は何らの突起も生じない。そのため、該シ−ルリング1
の内平坦面3は平坦のままであり、挿入部13内に挿入
させた接続パイプ31の外周面にはほとんど密着しない
ので、該内平坦面3は殆ど磨耗しない。
【0014】次いで、ソケット本体11の挿入部13内
に接続パイプ31の先端をシ−ルパッキン7に当接する
まで挿入し、更に、クランクレバ−18を回動させるこ
とによりスリ−ブ19、チャックホルダ21及びスライ
ドリング20を連動させてチャック22の先端を接続パ
イプ31の表面に噛合させて強固に接続する。
【0015】シ−ルリング1がスライドリング20によ
って段部14側に押圧されて変形すると、夫々両側面に
突出している円弧状突部4、4および5、5は押し潰さ
れる結果、該シ−ルリング1の両側面の中間に設けた円
弧状をした曲面部からなる凹部6、6が伸ばされてスラ
イドリング20の側面と同一の偏平形状に変形する。こ
の押し潰された該円弧状突部の歪み量は、あたかもシ−
ルリング1の半径方向の内外平坦面の両端部分に移動し
て夫々内外径方向に突出してリップ8、8および9、9
を一時的に形成し、夫々接続パイプ31をシ−ルする。
この時、段部14とスライドリング20とによって偏平
形状に変形した面でソケット本体11側の漏れをシ−ル
する。
【0016】クランクレバ−18を後退させることによ
り、シ−ルリング1の押圧を解除して接続パイプ31を
外す場合、シ−ルリング1は弾力性を有する材質で形成
してあるため、元の形状に戻ろうとする性質を有するこ
とから元の形に復元し、内外径方向に一時的に突出した
リップ8、8および9、9は、スライドリング20の前
進による押圧力が解消すると、該リップが左右両側方向
に突出して元の形状に戻ろうとする力が働き、接続パイ
プ31の外周面から離れてスライドリング20を元の方
向に押圧する力が作用し、チャック22の接続パイプ3
1表面への食い込みを解消する。
【0017】
【考案の効果】本考案は、シ−ルリングの半径方向の内
外両面に形成した平坦面と、軸方向の両側面内外周両端
部に形成した円弧状突出部と、該両円弧状突部の間を曲
面部で連続した凹部とをそれぞれ連続して滑らかな曲面
に形成し、該凹部は上記円弧状突出部の曲率半径と同等
またはそれ以上の曲率半径をもった円弧状の曲面部に形
成してあるため、シ−ルリングに該円弧状突部を押圧す
るように軸方向から圧力が加わると、内外平坦面両端を
半径方向に変形して一時的にリップを形成して、シール
リングを囲む内外周面に接するようにしたためシ−ル効
果を高めることができる。また、シ−ルリングへの軸方
向の圧力が解消すると前記リップが消滅し、接続パイプ
の着脱時には直接シ−ルリングに接触しないようにした
ため磨耗を防止してシ−ルリングを長期間使用できる。
このようにシ−ルリングの復元力が強いので接続パイプ
の着脱を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す要部の断面図である。
【図2】シ−ルリングの要部拡大断面図である。
【図3】シ−ルリングの装着した状態を示す要部拡大断
面図である。
【図4】シ−ルリングを押圧した状態の断面図である。
【図5】 従来のシ−ルリングを押し潰した状態の断面図である。 1 シ−ルリング 2 外平坦面 3 内平坦面 4 円弧状突部 5 円弧状突部 6 凹部 8 リップ 9 リップ 10 管継手 11 ソケット本体 18 クランクレバ− 31 接続パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に形成した弾性部材の半径方向内外
    周面に夫々形成した平坦面と、軸方向両側面内外周両端
    部に夫々形成した円弧状突部と、該両円弧状突部の間を
    円弧状の曲面部で連結した凹部とをそれぞれ連続して滑
    らかな曲面に形成し、該凹部は上記円弧状突部の曲率半
    径と同等またはそれ以上の曲率半径をもって形成してあ
    り、該円弧状突部を押圧するように軸方向から圧力が加
    わると前記平坦面の半径方向内外周面両端に夫々リップ
    を形成してシールリングを囲む内外周面に接するように
    したことを特徴とするシ−ルリング。
JP1993014592U 1993-03-05 1993-03-05 シ−ルリング Expired - Lifetime JP2598734Y2 (ja)

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KR200484563Y1 (ko) * 2016-02-15 2017-10-10 (주) 신한메탈 수도관용 t자 분기관 구조

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