JP2004092678A - 管継手 - Google Patents

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Shunji Sato
佐藤 俊次
Atsushi Izumi
泉 敦
Naoto Masuda
増田 直人
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Abstract

【課題】シール材の形状に関わらずシール材の削れやねじれを従来よりも回避することができる管継手を提供しようとするもの。
【解決手段】継手本体1内にシール材2の収容領域3を具備すると共に、前記シール材2の収容領域3はシール材2の一時的退避領域5を有し、管挿入時に配管6に押圧されたシール材2は一時的退避領域5へと変位せしめられる一方、使用時に流体圧がかかると配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動してシール材2から配管6へ及ぼされる押圧力が有効に発揮される位置へと変位するようにした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体を移送する配管等の管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、流体を移送する配管等に管継手が使用されている。
【0003】
この管継手には、チューブ(配管)との間の流体密性を担保するため、管継手本体内の段部に弾性シール材(左右対称の円環状のO−リング)が組み込まれている。
【0004】
ところが図14に示すように、使用時にチューブ21を挿入する際、前記シール材22がスムーズに変形せずにチューブ21側(内側)にはみ出した部分がチューブ21先端と管継手本体の段部23との間に挟まれチューブ21の挿入が困難となり、またそれでも押し込むとシール材22の表面が削り取られたりシール材22にねじれが発生したりすることがあった。このような状態にも関わらず使用すると、流体密性能が低下し使用中に内部流体の漏洩が発生するおそれがある。
【0005】
よって図15及び図16に示すように、前記シール材22を左右非対称の断面略U字状の形状に形成し、断面略U字状の凹部をチューブ21の挿入方向に向けた姿勢に配設し、チューブ21の挿入時には凹部を外方へと変位させることによってシール材22の削れやねじれを回避することが考えられる。前記のような断面略U字状のシール材形状とすると、シール材22が誤って逆向きの姿勢で配設された場合、図17に示すように、チューブ21の挿入がし難くシール材22の姿勢不良が事前に発見できる。
【0006】
しかし、管継手の組立後に断面略U字状のシール材の姿勢の検査を行うことが必要となり検品作業が煩雑となるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、シール材の形状に関わらずシール材の削れやねじれを従来よりも回避することができる管継手を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
【0009】
▲1▼ この発明の管継手は、継手本体内にシール材の収容領域を具備すると共に、前記シール材の収容領域はシール材の一時的退避領域を有し、管挿入時に配管に押圧されたシール材は一時的退避領域へと変位せしめられる一方、使用時に流体圧がかかると配管とシール材とは管抜出し方向側へ移動してシール材から配管へ及ぼされる押圧力が有効に発揮される位置へと変位するようにしたことを特徴とする。
【0010】
この管継手によると、管挿入時に収容領域内に存するシール材は配管に押圧されて一時的退避領域へと変位せしめられるようにしているので、このようにシール材が一時的退避領域に変位した状態で配管を更に挿入することができる。
【0011】
そして使用時に流体圧がかかると、配管とシール材とは管抜出し方向側へ移動・変位し、シール材から配管へと及ぼされる押圧力が有効に発揮される。
【0012】
▲2▼ 前記一時的退避領域としてシール材の収容領域を拡径方向側に拡張するテーパ面又はR溝を設けたこととしてもよい。
【0013】
シール材の一時的退避領域を設けると管挿入時のシール材のはみ出しや管挿入に要する力が小さくなりシール材の削れやねじれが発生し難くなるが、管挿入時に配管に押圧されたシール材を一時的に退避せしめるテーパ面又はR溝はシール材の収容領域を拡径方向側に拡張するように設けると、管挿入時にシール材は拡径方向側へ移動するため継手本体と配管に挟まれるシール材のはみ出し量が少なくなるという利点がある。
【0014】
▲3▼ 前記一時的退避領域としてシール材の収容領域を管挿入方向側に拡張するテーパ面又はR溝を設けたこととしてもよい。
【0015】
シール材の一時的退避領域を設けると管挿入時のシール材のはみ出しや管挿入に要する力が小さくなりシール材の削れやねじれが発生し難くなるが、管挿入時に配管に押圧されたシール材を一時的に退避せしめるテーパ面又はR溝はシール材の収容領域を管挿入方向側に拡張するように設けると、シール材の収容領域が大きくなるため管挿入時にシール材がはみ出した場合でも挟みにくくなるという利点がある。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、この実施形態の管継手は、継手本体1内に弾性シール材2の収容領域3を具備している。
【0017】
前記シール材2は円環状であって断面略T字状としており、内側を切削加工した継手本体1の奥側の段部と、管挿入口側に配設・固定された他の(複数の)組立部材4との間でシール材2の収容領域3が画定されている。
【0018】
ところで前記シール材2の収容領域3は、シール材2の一時的退避領域5を有し、管挿入時に配管6に押圧されたシール材2は一時的に退避領域5へと変位せしめられるようにしている。ここで前記一時的退避領域5として、シール材2の収容領域3を管挿入方向側に拡張するテーパ面7を設けている。
【0019】
一方、実際の使用時(図示せず)に流体圧がかかると配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動して、シール材2から配管6へ及ぼされる押圧力が有効に発揮される位置へと変位するようにしている。
【0020】
次に、この実施形態の管継手の使用状態を説明する。
【0021】
図1Aに示すように管継手に配管6を挿入すると、図1Bに示すように断面略T字状のシール材2が変形して管挿入方向側に拡張するテーパ面7(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図1Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0022】
この管継手によると、管挿入時に収容領域3内に存するシール材2は配管6に押圧されて一時的退避領域5へと変位せしめられるようにしている(つまり変位せしめて逃がした分、配管6の挿入軌跡に出っ張る量が少なくなる)ので、このようにシール材2が一時的退避領域5に変位した状態で配管6を更に挿入することができる。
【0023】
すなわちシール材2を一時的退避領域5に変位させ、配管6挿入時のシール材2の潰し率を一時的に小さくしていびつで過度な変形を抑制することができるので、従来技術欄に記載したような断面略U字状等のシール材2形状であるか否かに関わらず、シール材2の削れやねじれを従来よりも回避することができるという利点がある。
【0024】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6と断面略T字状のシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位してシール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2を実施形態1との相違点を中心に説明する。
【0025】
図2に示すように、弾性シール材2として実施形態1のような断面略T字状のものではなく所謂O−リングを用いている。
【0026】
この管継手は、図2Aに示すように配管6を挿入すると、図2Bに示すようにシール材2たるO−リングが変形して管挿入方向側に拡張するテーパ面7(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図2Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0027】
このように、シール材2がO−リングの場合でも同様にシール材2の削れやねじれを回避することができる。
【0028】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2たるO−リングとは管抜出し方向側へ移動・変位してシール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0029】
図3に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を管挿入方向側に拡張するテーパ面7を、その内方側の垂直面8に引き続いて設けている。
【0030】
この管継手では、図3Aに示すように配管6を挿入すると、図3Bに示すようにシール材2が変形し、垂直面8に引き続いて管挿入方向側に拡張するテーパ面7(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図3Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0031】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位し、シール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態4)
次に、実施形態4を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0032】
図4に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を拡径方向側に拡張するテーパ面7を設けている。
【0033】
この管継手では、図4Aに示すように配管6を挿入すると、図4Bに示すようにシール材2が変形して拡径方向側に拡張するテーパ面7(一時的退避領域5)に沿って押し込まれシール材2は外径側に変位し、図4Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0034】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位してシール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態5)
次に、実施形態5を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0035】
図5に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を拡径方向側に拡張するテーパ面7を、外方水平面9(拡径方向側周面)の奥側に設けている。
【0036】
この管継手では、図5Aに示すように配管6を挿入すると、図5Bに示すようにシール材2が変形して拡径方向側に拡張するテーパ面7(外方水平面9の奥側の一時的退避領域5)に沿って押し込まれシール材2は外径側に変位し、図5Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0037】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位してシール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態6)
次に、実施形態6を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0038】
図6に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を管挿入方向側に拡張するR溝10を設けている。
【0039】
この管継手では、図6Aに示すように配管6を挿入すると、図6Bに示すようにシール材2が変形し、管挿入方向側に拡張するR溝10(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図6Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0040】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位し、シール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態7)
次に、実施形態7を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0041】
図7に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を管挿入方向側に拡張するR溝10を、その内方側の垂直面8に引き続いて設けている。
【0042】
この管継手では、図7Aに示すように配管6を挿入すると、図7Bに示すようにシール材2が変形し、垂直面8に引き続いて管挿入方向側に拡張するR溝10(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図7Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0043】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位し、シール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態8)
次に、実施形態8を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0044】
図8に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を管挿入方向側に拡張するR溝10を、管挿入方向側端面の中央域に設けている。
【0045】
この管継手では、図8Aに示すように配管6を挿入すると、図8Bに示すようにシール材2が変形し、管挿入方向側端面の中央域で管挿入方向側に拡張するR溝10(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図8Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0046】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位し、シール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態9)
次に、実施形態9を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0047】
図9及び図10に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を管挿入方向側に拡張するR溝10を設けている。
【0048】
この管継手では、図10Aに示すように配管6を挿入すると、図10Bに示すようにシール材2が変形し、管挿入方向側に拡張するR溝10(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図10Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0049】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位し、シール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態10)
次に、実施形態10を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0050】
図11に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を拡径方向側に拡張するR溝10を、外方水平面9(拡径方向側周面)の奥側に設けている。
【0051】
この管継手では、図11Aに示すように配管6を挿入すると、図11Bに示すようにシール材2が変形して拡径方向側に拡張するR溝10(外方水平面9の奥側の一時的退避領域5)に沿って押し込まれシール材2は外径側に変位し、図11Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0052】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位してシール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態11)
次に、実施形態11を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0053】
図12に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を拡径方向側に拡張するR溝10を、外方水平面9(拡径方向側周面)の中央域に設けている。
【0054】
この管継手では、図12Aに示すように配管6を挿入すると、図12Bに示すようにシール材2が変形し、外方水平面9(拡径方向側周面)の中央域で管挿入方向側に拡張するR溝10(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図12Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0055】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位し、シール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
(実施形態12)
次に、実施形態12を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【0056】
図13に示すように、一時的退避領域5として、シール材2(O−リング)の収容領域3を管挿入軌跡に沿って拡張するテーパ面7を設けている。
【0057】
この管継手では、図13Aに示すように配管6を挿入すると、図13Bに示すようにシール材2が変形し、管挿入軌跡に沿って拡張するテーパ面7(一時的退避領域5)に沿って押し込まれ、図13Cに示すようにシール材2は配管6の先端と管継手本体1の段部との間には挟まれないようになる。
【0058】
そして使用時(図示せず)に流体圧がかかると、配管6とシール材2とは管抜出し方向側へ移動・変位し、シール材2の潰し率が通常の状態に復元すると共に、管挿入口側に配設・固定された組立部材4に当接して圧接し、シール材2から配管6へと及ぼされる押圧力が有効に発揮され安定したシール性能を確保することができる。
【0059】
【発明の効果】
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
【0060】
シール材が一時的退避領域に変位した状態で配管を更に挿入することができるので、シール材の形状に関わらずシール材の削れやねじれを従来よりも回避することができる管継手を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の管継手の実施形態1で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図2】この発明の管継手の実施形態2で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図3】この発明の管継手の実施形態3で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図4】この発明の管継手の実施形態4で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図5】この発明の管継手の実施形態5で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図6】この発明の管継手の実施形態6で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図7】この発明の管継手の実施形態7で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図8】この発明の管継手の実施形態8で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図9】この発明の管継手の実施形態9を説明する半断面図。
【図10】図9の管継手に配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図11】この発明の管継手の実施形態10で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図12】この発明の管継手の実施形態11で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図13】この発明の管継手の実施形態12で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図14】従来の管継手で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図15】従来の管継手の他の態様を説明する半断面図。
【図16】図15の管継手で、配管を挿入していく状態(A〜C)を説明する要部拡大図。
【図17】図15の管継手で、シール材2が姿勢不良の場合を説明する要部拡大図。
【符号の説明】
1 継手本体
2 シール材
3 収容領域
5 一時的退避領域
6 配管
7 テーパ面
10 R溝

Claims (3)

  1. 継手本体内にシール材の収容領域を具備すると共に、前記シール材の収容領域はシール材の一時的退避領域を有し、管挿入時に配管に押圧されたシール材は一時的退避領域へと変位せしめられる一方、使用時に流体圧がかかると配管とシール材とは管抜出し方向側へ移動してシール材から配管へ及ぼされる押圧力が有効に発揮される位置へと変位するようにしたことを特徴とする管継手。
  2. 前記一時的退避領域としてシール材の収容領域を拡径方向側に拡張するテーパ面又はR溝を設けた請求項1記載の管継手。
  3. 前記一時的退避領域としてシール材の収容領域を管挿入方向側に拡張するテーパ面又はR溝を設けた請求項1又は2記載の管継手。
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