JP2598573B2 - 圧接型半導体装置 - Google Patents
圧接型半導体装置Info
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Description
で半導体基体を圧接して組み立てた平型の圧接型半導体
装置に係り、特に電力用のゲ−トタ−ンオフサイリスタ
(GTOサイリスタ)、サイリスタ、或いはトランジスタ
などに好適な圧接型半導体装置にに関する。
TOサイリスタ等の半導体基体に金属ポスト電極等を加
圧接触させて組立た圧接型半導体装置は、電力用の半導
体装置として広く採用されている。
について、GTOサイリスタを例にして、図5により説
明すると、この従来技術では、樹脂15により端部を保
護された半導体基体2の両側に、熱膨張係数が近似した
金属板1、6、及び肉薄電極板7を介して、熱伝導率及
び導電率の高い、銅などからなる金属ポスト電極4、5
を設け、この金属ポスト電極4、5で半導体基体2を加
圧圧接する構造となっている。
スト電極5に絶縁サポ−ト13を介して挿入されてお
り、バネ系12により半導体基体2のゲートに加圧接触
されるようになっている。
11に直接、ろう材で固定されているが、他方の金属ポ
スト電極5はフランジ8を介してセラミックシ−ル9に
固定され、さらにこのセラミックシ−ル9にはフランジ
10がろう材で取付けられており、フランジ10と11
を溶接して固定することにより、最終的に半導体基体2
の、図で上側の面に、金属ポスト電極5が金属板6、及
び肉薄電極板7を介して接触した状態で組立てられるこ
とになる。
4に対する半導体基体2の位置決めは、この半導体基体
2が金属板1に対して合金接合された上で、樹脂リング
3により金属板1が位置決めされることによって与えら
れるようになっている。
特開昭62−54958号公報を挙げることができる。
立時での半導体基体に対する双方の金属ポスト電極の位
置決めについて配慮がされておらず、位置決め精度の低
下に伴う信頼性低下の問題があった。
フランジ10、11は溶接固着であり、又、セラミック
シ−ル9とフランジ8、10、金属ポスト電極5及びフ
ランジ11と金属ポスト電極4は、ろう材固着によって
いるため、位置合わせが困難である。なぜなら、これら
の固着方法では、溶接流れやろう材流れの起こることは
避けられず、接着箇所の位置を正確に決めることは期待
できないからである。
極5、金属板6及び、肉薄電極板7の中心軸aと、半導
体基体2と金属板1及び樹脂リング3により位置決めさ
れた金属ポスト電極4との中心軸bとのずれを解決する
ことは不可能に近く、このため、充分な信頼性保持の点
で問題があるのである。
及び合金した金属板と金属ポスト電極の位置決めが容易
で、充分な信頼性の向上が可能な圧接型半導体装置を提
供することにある。
め、本発明は、一対の金属ポスト電極を備え、その一方
の金属ポスト電極に熱応力吸収用の金属板を介して一方
の面が接触された半導体基体と、この半導体基体の他方
の面に、肉薄電極板と熱応力吸収用の金属板とを順次介
在させた状態で他方の金属ポスト電極を圧接して組立て
た圧接型半導体装置において、上記一方の金属ポスト電
極側に絶縁性部材を設け、上記肉薄電極板は、その周辺
部に、上記半導体基体の接触面からほぼ垂直に立ち上が
る突き出し部分を有し、該突き出し部分と上記絶縁性部
材とが嵌合した状態で組立てられるようにしたものであ
る。
と、周辺部に半導体基体の接触面から垂直に突き出され
た部分を有する肉薄電極板は、組立時に嵌合して位置決
めが得られるように働く。従って、中心軸のずれが防止
され、圧接組立精度が充分に高く保たれるので、高信頼
性が得られる。
て、図示の実施例により詳細に説明する。
スタに本発明を適用した場合の一実施例で、図5に示し
た従来例と同一符号は同一要素を示す。
金属ポスト電極4に対する位置決め用の樹脂リング3が
装着される。また、この樹脂リング3は、半導体基体2
の端部保護用の樹脂15を塗布するための溝を形成する
働きもしている。なお、この端部保護用樹脂15として
はシリコ−ンゴムが適用してある。
決め用樹脂リングで、図示のように浅いキャップ状に作
られ、図2に詳細の示すように、短い筒状をなす側部2
1aと、大きな開口部21cが形成されている円板部2
1bとを備えており、樹脂リング3に装着して組付けら
れるが、このとき、図示のように、この樹脂リング21
の側部21aの内側には突き出し部21dが形成してあ
り、樹脂リング3に組付けられると外れない構造になっ
ている。
10と11を溶接して固定することにより、金属ポスト
電極5が金属板6、及び肉薄電極板7を介して半導体基
体2の、図で上側の面に接触した状態で、最終的に組立
てられたとき、その開口部21cに肉薄電極板7が嵌合
し、半導体基体2に対する肉薄電極板7の接触位置を規
定する働きをする。従って、この樹脂リング21の肉薄
電極板7に嵌合する開口部21bの径の寸法は、肉薄電
極板7を半導体基体2に正確に位置決めできるように選
定されている。
に、その周辺部に、半導体基体2の接触面から垂直に立
ち上がるL字形の突き出し部7' を有する形状に作られ
ており、これにより金属板6に対して正しく位置決めさ
れている。
突き出し部7' の外周面が、図示のように、樹脂リング
21の開口部21bに嵌合し、これにより正確に半導体
基体2に対して位置決めされるので、金属板6及び金属
ポスト電極5は、絶縁サポート13と一緒に、何れも正
確に位置決めされる。
より位置決めされる。従って、この実施例によれば、樹
脂リング3、21の組合せにより、半導体基体2の主表
面上の電極(図示してない)と肉薄電極板7は、組付けた
だけで自然に位置決めされ、正確な位置関係をとるた
め、仮に、組立時及びフランジ10、11の溶接時にず
れが生じたとしても、半導体基体2の主表面上の電極と
肉薄電極板7の接触面にずれが発生する虞れは全く無
く、常に正確な位置に組み込まれた状態を保つようにす
ることができる。
しては、絶縁材であることは当然のこととして、さらに
非弾性で熱的、化学的に安定な材質が要求される。従っ
て、4フッ化エチレン樹脂や、シリコ−ンゴム系樹脂な
どの材料によるものが好適である。
3により説明する。なお、この図3で、図2と同一符号
は同一物、相等物を示している。
別の、位置決め用樹脂リングで、この実施例の特徴は、
図2の実施例における半導体基体2の端部保護用樹脂1
5を無くし、この樹脂リング22により半導体基体2の
端部保護と、肉薄電極板7の位置合わせを兼ねるように
したもので、このため、図2の実施例における樹脂リン
グ21とは異なり、樹脂リング3の内側に嵌め込まれる
ように作られている。
樹脂を設ける必要が無く、製造工程を減らすことができ
る。
GTOサイリスタに適用した場合の一実施例を示したも
ので、図4中、図1の実施例及び図5の従来例と同一符
号は同一物、相等物を示している。
グゲ−ト方式のGTOサイリスタであるため、その肉薄
電極板7及びそれに接する金属板6が、ゲ−ト環16を
境にして同心円状に、肉薄電極板7a、7bと金属板6
a、6bとにそれぞれ2分割されている構造なので、肉
薄電極板7aの位置決め用として樹脂リング21を備え
ているのに加えて、半導体基体2の主表面上に肉薄電極
板7bの位置決め用として、更に樹脂突き出し部30と
樹脂キャップ31を設けた点にある。なお、ゲート環1
6は絶縁サポ−ト17により金属ポスト電極5に保持さ
れ、バネ系12により半導体基体2のゲートに加圧接触
されるようになっている。
部30は、シリコ−ンゴム系の樹脂で作られ、半導体基
体2の主表面上の中央部に位置決めし、接着してある。
そして、この突き出し部30に肉薄電極板7bとの位置
決め用の樹脂キャップ31を組み込み、肉薄電極板7b
との位置決めを行うようにしたものである。
ずれが防止され、圧接組立精度が充分に高く保たれるの
で、容易に高信頼性を得ることができる。
−ゲ−ト構造及び、中間ゲ−ト構造のGTOサイリスタ
に適用した場合について記述してきたが、本発明は、こ
れに限る必要は無く、サイリスタやトランジスタ等の半
導体装置に対しても本発明は適用できる。
板及び金属ポスト電極とが、単に組付けるだけで正確に
位置決めされるので、加圧接触時の位置ずれによる電気
的特性並びに機械的強度に対する悪影響が除かれ、常に
信頼性の高いGTOサイリスタやサイリスタ、或いはト
ランジスタなどの圧接型半導体装置を容易に得ることが
できる。
す縦断面図である。
分的に拡大して示した縦断面図である。
を部分的に拡大して示した縦断面図である。
施例を示す縦断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の金属ポスト電極を備え、その一方
の金属ポスト電極に熱応力吸収用の金属板を介して一方
の面が接触された半導体基体と、この半導体基体の他方
の面に、肉薄電極板と熱応力吸収用の金属板とを順次介
在させた状態で他方の金属ポスト電極を圧接して組立て
た圧接型半導体装置において、 上記一方の金属ポスト電極側に絶縁性部材を設け、 上記肉薄電極板は、その周辺部に、上記半導体基体の接
触面からほぼ垂直に立ち上がる突き出し部分を有し、該
突き出し部分と上記絶縁性部材とが嵌合した状態で組立
てられている ことを特徴とする圧接型半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1の発明において、 上記絶縁性部材が、4フッ化エチレン樹脂及びシリコー
ンゴムの少なくとも一方の材料で構成されていることを
特徴とする圧接型半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3077096A JP2598573B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 圧接型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3077096A JP2598573B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 圧接型半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04288858A JPH04288858A (ja) | 1992-10-13 |
JP2598573B2 true JP2598573B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=13624254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3077096A Expired - Lifetime JP2598573B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 圧接型半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598573B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5375063U (ja) * | 1976-11-24 | 1978-06-22 |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP3077096A patent/JP2598573B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04288858A (ja) | 1992-10-13 |
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