JP2598557Y2 - 延線ローラ取付用補助具 - Google Patents

延線ローラ取付用補助具

Info

Publication number
JP2598557Y2
JP2598557Y2 JP1993003540U JP354093U JP2598557Y2 JP 2598557 Y2 JP2598557 Y2 JP 2598557Y2 JP 1993003540 U JP1993003540 U JP 1993003540U JP 354093 U JP354093 U JP 354093U JP 2598557 Y2 JP2598557 Y2 JP 2598557Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
mounting
wire
mounting portion
extension roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993003540U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662424U (ja
Inventor
繁 遠山
允 吉田
瑞夫 木内
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP1993003540U priority Critical patent/JP2598557Y2/ja
Publication of JPH0662424U publication Critical patent/JPH0662424U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598557Y2 publication Critical patent/JP2598557Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は架空配電線路の低圧電線
延線時に使用する延線ローラを引留碍子の支持ラックに
取り付けるための補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、架空配電線路の低圧電線(60
0V以下)の延線に際しては、延線ローラを用いて次のよ
うに行われている。すなわち、延線は、前後電柱の位置
関係により、引留碍子の内側、すなわち電柱側に延線す
る場合(内側延線)と、引留碍子の外側、すなわち電柱
と反対側に延線する場合(外側延線)があるが、いずれ
も図4(a)に示すように、引留碍子1を支持する支持
ラック2に延線ローラ3を取り付けて次のように行われ
ている。
【0003】すなわち、図4(a)において、その中央
片2aで電柱4に固定されたコ字状の支持ラック2の両
脚片2b、2bの先端部間に、引留碍子1が取り付けら
れており、延線ローラ3は、このようなコ字状の支持ラ
ック1の両脚片2b、2b基部側に、その回転軸が引留
碍子1の軸線と垂直をなすように引留碍子取付金具5に
より取り付けられる。そして延線される低圧電線6は、
このように取り付けられた延線ローラ3を回転させなが
ら延線ルートを引き通され、延線完了後において、内側
延線の場合には、電線6の弛みを取りそのまま引留碍子
1にバインドすることにより固定される。一方、外側延
線の場合には、図5(a)に示すように、引留碍子1を
支持ラック2に固定するボルト1aを引き抜き、引留碍
子1を一旦支持ラック2から取り外して電線6を引留碍
子1の外側の位置に移動させる。次いで、引留碍子1を
支持ラック2に再び固定し、これに外側に移動させてお
いた電線6を仮止めした後、電線6の弛みを取って引留
碍子1にバインドすることにより固定される。図4
(b)および図5(b)に示す平面図は、それぞれこの
ようにして内側延線および外側延線された電線6を示し
たものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の延線方法では、延線ローラ3の支持ラック2
に対する取り付け位置が引留碍子1の内側に限られるた
め、上述した通り、内側延線では電線6を引通しそのま
ま引留碍子1の内側にバインドするだけでよいが、外側
延線の場合には、引留碍子固定用のボルト1aを引き抜
いて、引留碍子1を一旦取り外し、電線6を外側に移動
させた後、再び引留碍子1を固定する手数が必要で、ま
た、外側に移動させた電線6の仮止めも行わなければな
らず、多くの手数と時間を必要とする難点があった。
【0005】本考案はこのような従来の事情に対処して
なされたもので、延線ローラを引留碍子の外側にも取り
付けることができ、引留碍子の外側に電線を固定するに
際して上記のような問題を生じることのない延線ローラ
取付用補助金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の延線ローラ取付
用補助具は、引留碍子を支持固定する水平脚片を有する
支持ラックの前記水平脚片の先端部に着脱自在に取り付
けられる取付部と、この取付部に連接された前記水平脚
片を延長させる水平片とを有し、かつ前記水平片には延
線ローラを前記引留碍子の軸心に垂直な軸を中心として
可回動に前記引留碍子の外側に支持可能な延線ローラ取
付部が含まれることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成の延線ローラ取付用補助具において
は、引留碍子を支持固定する支持ラックの水平脚片の先
端部に取付部を取り付けることによって、延線ローラ
を、引留碍子の軸心に垂直な軸を中心として可回動に引
留碍子の外側に支持することが可能になるため、電線を
引留碍子の外側に延線する外側延線を行う際にも、引留
碍子の取外しや電線の仮止め等を行う必要がなくなり、
迅速にしかも安全に延線作業を進めることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。図1(a)は、本考案の一実施例の延線ローラ取付
用補助具(以下、単に補助具と称す。)を示す平面図、
図1(b)はその側面図、また、図1(c)は、図1
(b)における圏円C部の拡大図である。さらに、図2
および図3は、この実施例の補助具の使用状態を示す正
面図およびその側面図である。
【0009】これらの図に示すように、この実施例の補
助具は、後に図2および図3につき詳細を説明する支持
ラック7の上部水平脚片7aに対する取付部8と、これ
に連接した水平片9とから構成される。
【0010】取付部8の本体10の端縁には引留碍子取
付用のボルト11に係合する切欠10aが設けられてお
り、また、両側縁には、支持ラック7の上部水平脚片7
aに対する取付方向をガイドするとともに、この取付部
本体10を上部水平脚片7aに係止するための係止リブ
10bが上方に向けて設けられている。一方、取付部本
体10の下面には、軸部12を中心として必要に応じて
回動、固定可能なストップレバー13が設けられてい
る。
【0011】ストップレバー13は、その軸部12から
半径方向に伸びる基端直状部13aと、その先端から鋭
角に延出する先端直状部13bと、この先端直状部13
b内側に設けられ、切欠10aに係合されたボルト11
に係合する凹曲面13cを有する。また、基端直状部1
3aの先端外側縁には上方に向けて突出する垂直片13
dが、先端直状部13b外側縁には上方にわずかに傾斜
した傾斜片13eが、それぞれ設けられており、垂直片
13dが取付部本体10の一側縁に当接するまで軸部1
2を中心に回動させることにより、傾斜片13eが切欠
10a内に入り、回動の戻りが防止されるとともに、凹
曲面13cが切欠10aに係合されたボルト11に係止
されるようになっている。
【0012】軸部12は、マイナス頭でストップレバー
13の回転軸となるボルト12aと、このボルト12a
に係合しストッバレバー13の上面および下面に当接さ
れた波座金12b、12bと、取付部本体10の上面と
ナット12cとの間に介在された平座金12dとを有
し、波座金12b、12bのバネ作用によって、ストッ
プレバー13の傾斜片13eが切欠10a内へ導入でき
るようになっている。
【0013】一方、取付部8に連接した水平片9の両側
縁は切欠きされ、また端縁は下方に向けてほぼ直角に折
曲げられており、これらの切欠部9aと折曲部9bによ
って、延線ローラ14が位置決めされた状態で水平片9
に取り付けられるようになっている。
【0014】なお、上記の取付部本体10、ストップレ
バー13および水平片9を構成する材料としては、ステ
ンレスや、表面に耐食性の被膜を設けた鋼材などがあげ
られ、これらに匹敵する機械的強度と耐蝕性を有するも
のであれば、非金属製材料の使用も可能である。
【0015】このように構成された補助具においては、
図2および図3に示すように、その中央片7bで電柱1
5に固定され、この中央片7bの両端から水平に伸びる
上部水平脚片7aおよび下部水平脚片7cの先端部間に
取付ボルト11により引留碍子16を支持固定したコ字
状の支持ラック7の上部水平脚片7aに、取付部本体1
0を、切欠10aを上部水平脚片7aに向け、係止リブ
10bによりガイドさせつつその先端側より挿入し、切
欠10aの終端に取付ボルト11が当接したところで、
ストップレバー13を回動させて先端直状部13bの凹
曲面13cを取付ボルト11に係合させることにより、
支持ラック7の上部水平脚片7aに簡単に位置決めされ
た状態で取り付けることができる。そして、このように
取り付けたところで、水平片9の切欠部9aと折曲部9
bに規定された位置に延線ローラ14の取付金具17を
取り付けることにより、延線ローラ14を引留碍子16
の外側の所定の位置、すなわち、延線ローラ14と引留
碍子16との間に大きな隙間を生じず、延線ローラ14
に低圧電線18を引き通した際、電線18が落下するこ
とのない位置に、その回転軸が引留碍子16の軸線と垂
直をなすように支持固定することができる。なお、図2
において、19は、支持ラックの電柱15への取付金具
を示す。
【0016】このように、上記実施例の補助具において
は、延線ローラ14を引留碍子16の外側に取り付ける
ことが可能になるので、外側延線を行う場合、引留碍子
16を一旦取り外したり、電線18の仮止めを行ったり
する必要がなくなり、内側延線の場合と同様、作業を迅
速かつ安全に進めることができる。しかも、補助具の支
持ラック1への着脱は極めて簡単に行うことができる。
【0017】また、上記実施例においては、水平片9に
延線ローラ14の取付位置を規定する切欠部9aと折曲
部9bが設けられているので、延線ローラ14を容易に
適正な位置、すなわち延線ローラ14と引留碍子16と
の間から電線が落下することのない位置に支持すること
ができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の延線ロー
ラ取付用補助具によれば、延線ローラを引留碍子の外側
に支持することが可能になるので、電線を外側延線しな
ければならない場合に、省時間的、省力的に作業を進め
ることができ、しかも引留碍子を取落とすなどの事故を
生じることもないので、延線作業の効率化、安全管理を
格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の一実施例の延線ローラ取付用
補助金具を示す平面図、(b)はその側面図、(c)
は、(b)における圏円C部の拡大図。
【図2】図1に示す実施例の使用状態を示す正面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】(a)は従来の架空配電線路の低圧電線の延
線、特に内側延線の方法を示す側面図、(b)は内側延
線された電線を示す平面図。
【図5】(a)は従来の架空配電線路の低圧電線の外側
延線の方法を示す側面図、(b)は外側延線された電線
を示す平面図。
【符号の説明】
7………支持ラック 7a………上部水平脚片 8………取付部 9………水平片 10………取付部本体 11………引留碍子取付用ボルト 10a………切欠 12………軸部 13………ストップレバー 14………延線ローラ 16………引留碍子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 17/00 - 17/54

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引留碍子を支持固定する水平脚片を有す
    る支持ラックの前記水平脚片の先端部に着脱自在に取り
    付けられる取付部と、この取付部に連接された前記水平
    脚片を延長させる水平片とを有し、かつ前記水平片には
    延線ローラを前記引留碍子の軸心に垂直な軸を中心とし
    て可回動に前記引留碍子の外側に支持可能な延線ローラ
    取付部が含まれることを特徴とする延線ローラ取付用補
    助具。
  2. 【請求項2】 前記着脱自在の取付部は、端縁に前記引
    留碍子取付用のボルトに係合する切欠を有する取付部本
    体と、この取付部本体に回動固定自在に設けられ前記切
    欠に係合された引留碍子取付用ボルトを係止するストッ
    プレバーとから構成されてなることを特徴とする請求項
    1記載の延線ローラ取付用補助具。
JP1993003540U 1993-02-09 1993-02-09 延線ローラ取付用補助具 Expired - Lifetime JP2598557Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993003540U JP2598557Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 延線ローラ取付用補助具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993003540U JP2598557Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 延線ローラ取付用補助具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662424U JPH0662424U (ja) 1994-09-02
JP2598557Y2 true JP2598557Y2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=11560250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993003540U Expired - Lifetime JP2598557Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 延線ローラ取付用補助具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598557Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662424U (ja) 1994-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2598557Y2 (ja) 延線ローラ取付用補助具
US4388748A (en) Band clamping device
JP3281479B2 (ja) 電柱への受金装着装置
JP2560487Y2 (ja) 電柱用バンド
JP2594280Y2 (ja) 延線ローラ取付用補助具
JPH0331195Y2 (ja)
JPS6142793Y2 (ja)
JPH0448290Y2 (ja)
JPS63501050A (ja) ケ−ブル受け
JP2586446Y2 (ja) 作業用足場
JP2898249B2 (ja) 道路標識固定金具
JPS5930248Y2 (ja) 二部材の取付構造
JPH05252627A (ja) 電線絶縁保護管の端末固定具
JP3038653B2 (ja) ケーブル直載せ型支持具
JP3306771B2 (ja) ブラケットの取付構造
JPH09240927A (ja) 鉄筋結束機用ワイヤリール
JPH0623652Y2 (ja) 鉄骨建起し専用ワイヤー取付ピース
JP2920169B2 (ja) 外輪拡開式カムアロングとロック装置
JP2591990Y2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH032598Y2 (ja)
JPH0333153Y2 (ja)
JP2526940Y2 (ja) 柱上変圧器取付装置
JP2508055Y2 (ja) ケ―ブル配線作業における曲路部のケ―ブル案内具
JP3063304U (ja) ケ―ブルドラムの止め具
JPH0447215Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990601