JP2898249B2 - 道路標識固定金具 - Google Patents
道路標識固定金具Info
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Description
ードレール,ガードパイプ,ガードケーブル,ガードフ
ェンス等の道路防護柵に道路標識を脱着可能に固定する
道路標識固定金具に関する。詳細には、予めガードレー
ル等に固定し、不要時は裏側に退避しておき、必要時に
道路標識のみを持って行き、表側(道路側)に回わし、
固定するよう構成した道路標識固定金具に関する。
道路防護柵に道路標識を脱着可能に固定する道路標識固
定金具として、必要時道路標識と共に現場に持って行
き、道路防護柵と組合わせて、道路標識の支柱を挟持・
固定するように構成したものが知られている。
すると、道路標識固定金具は、基本部材として、金属製
帯状板片が折曲げられて形成された断面U字状のブラケ
ット20及び支柱締付け部材30を備えている。U字状
のブラケット20の両翼先端部には、道路防護柵1に掛
止する掛止用切込み21,21が設けられ、湾曲部中央
には後述するネジ棒31が螺着されるネジ孔22が設け
られている。なお、掛止用切込み21は、ガードレール
等の種々の形状の道路防護柵1に取付可能に形成されて
いる。
る。すなわち、上記ネジ孔22にブラケット20の中心
線上を進退するネジ棒31が螺着されている。そのネジ
棒31の先端に道路標識90の支柱91の側面に当接
し、道路防護柵1に押付ける押え金32が結合されてい
る。さらにネジ棒31基端には、ネジ棒31を回すハン
ドル33がT字状に結合されている。
レールの場合を例に説明すると、先ず道路防護柵1の取
付位置に道路標識90の支柱91をもってきて、その上
から道路防護柵1の上端に掛止用切込み21を介して上
側のブラケット20を掛止される。次にハンドル33が
回動され、ネジ棒31が締付けられると、各押え金32
が支柱91に押付けられ、押え金32と道路防護柵1と
により支柱91の上側が挟持され、固定される。道路標
識90の標示板は上部にあり重心は高いので、1点の固
定では不安定である。そのため、上記と同様に、下側の
ブラケット20の押え金32と道路防護柵1とにより支
柱91の下側が挟持される。以上のように、上下1対の
ブラケット20,20により、支柱91は2点で強固に
挟持、固定されることになる。
路標識固定金具によれば、道路標識90の固定に当っ
て、道路標識90のみならず、取付金具2基を現場に運
ぶ必要があり、道路標識90の固定にも多大の時間がか
かる。しかも、道路側にハンドル33,33をはじめ2
基の取付金具の大部分が突出するので、自動車に接触す
るおそれがあり、危険性が高いという欠点がある。
を除くためになされたものであって、その目的とすると
ころは、道路標識を短時間に取付けることができ、しか
も道路側への突出が少なく、自動車との接触のおそれの
少ない道路標識固定金具を提供することにある。
に、本発明に係わる道路標識固定金具は、道路防護柵
(1)に鉛直に固定される支持部材(2),その支持部
材(2)を中心にして水平方向に回転可能な回転部材
(3),その回転部材(3)に固定された水平に延びる
上下の腕部材(4,5),その下側腕部材(4)の先端
に連結された、道路標識(90)の支柱(91)の下端
を支える下支え部材(6),上側腕部材(5)の先端に
結合された、道路標識(90)の支柱(91)を把持す
るバンド状把持部材(7),及び、支持部材(2)に対
する回転部材(3)の回転を規制し、上下の腕部材
(4,5)を道路防護柵(1)裏側の退避位置から道路
防護柵(1)表側の道路標識取付位置まで移動可能とし
て退避位置又は道路標識取付位置で回転部材(3)を位
置決めする回転位置決め機構(2b1と2c1,2b2
と2c2,K1とM1,K2とM2,3b1,3b2,
3a1,3a2)を備えるものである(請求項1)。
は、道路防護柵(1)に固定補助部材(9,9)を介し
て地面から浮上がった状態に鉛直に固定される外管
(2),その外管(2)の長さよりも長く、外管(2)
に挿通された状態で、その上下端から露出する部分を有
する内管(3),その内管(3)の上下両端部にそれぞ
れ垂設された上下の腕部材(4,5),道路標識(9
0)の支柱(91)の下端を支える、下側腕部材(4)
の先端に連結された下支え部材(6),及び道路標識
(90)の支柱(91)を把持する、上側腕部材(5)
の先端に結合されたバンド状把持部材(7),を備え、
しかも外管(2)の少なくとも上下端部にそれぞれ設け
られた90度位置が異なり長さの異なる切込み対(2b
1と2c1,2b2と2c2,K1とM1,K2とM
2)と、その切込み対(2b1と2c1,2b2と2c
2,K1とM1,K2とM2)の一方(2b1,2b
2,K1,K2又は2c1,2c2,M1,M2)に嵌
着される内管(3)に垂設された方向規制ピン(3b
1,3b2,3a1,3a2)との組合せの変更によ
り、外管(2)に対する内管(3)の向きが90度変え
られることが出来るよう構成されたものである(請求項
2)。
部材(6)は、下側腕部材(4)の先端に起伏自在に連
結されたものであるのが好ましい(請求項3)。
部材(6)は、突部(6a)を有し、突部(6a)に道
路標識(90)の支柱(91)の下端を外嵌させて支柱
(91)の下端を支えるものであるのが好ましい(請求
項4)。
状把持部材(7)は、ヒンジ(7b)で開閉可能に連結
された、道路標識(90)の支柱(91)を把持する一
対の半円状のバンド片(7a,7a)の自由端に重ね合
わせ可能な合わせ部(7c,7c)が設けられたもので
あり、且つその合わせ部(7c,7c)が締結機構
(8)により締結されるもので、しかも締結機構(8)
が、合わせ部(7c,7c)が重ね合わせられたときに
一致する水平の切り込み(7d,7d)に掛けられる、
一方の合わせ部(7c)に取付けられた掛止具(8a)
の先端に連結された留め具(8b)がピンを介して折り
曲げられることにより掛止具(8a)の抜けを防止する
よう構成されたものが好ましい(請求項5)。
状把持部材(7)は、ヒンジ(7b)で開閉可能に連結
された、道路標識(90)の支柱(91)を把持する一
対の半円状のバンド片(7a,7a)の自由端に重ね合
わせ可能な合わせ部(7c,7c)が設けられたもので
あり、且つその合わせ部(7c,7c)が締結機構
(8)により締結されるもので、しかも締結機構(8)
が、水平の切り込み(7d,7d)に掛けられる、一方
の合わせ部(7c)に取付けられたボルト(8d)、及
びそのボルト(8d)の先端に合わせ部(7c,7c)
を挟んで締込まれるナット(8e)よりなるものが好ま
しい(請求項6)。
記載された括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施
の形態に記載された記号に対応するものである。
が道路防護柵に固定された後、回転位置決め機構によっ
て回転部材に固定された上下の腕部材が道路防護柵裏側
の退避位置におかれる。そして道路標識の支柱の取付の
必要が生じた場合、作業者によって道路標識のみが取付
金具設置現場に運ばれ、上下の腕部材が道路防護柵表側
の道路標識取付位置まで移動させられ、位置決めされ
る。作業員は、下支え部材に道路標識の支柱の下端を支
持させ、把持部材で支柱を把持させる。これにより従来
例と異なり取付金具が設置済みであるので、必要時に道
路標識のみが運搬されるだけでよく、自動車の頻繁に通
る道路脇で容易に且つ安全に取付作業を行うことができ
る。しかも、道路標識の支柱から道路側に殆ど突出する
ものがないので、走行する自動車との接触のおそれも少
ない。
通された外管が固定補助部材により道路防護柵に固定さ
れた後、内管の方向規制ピンが外管の上端部の切込み対
の一つに嵌込まれ、上下の腕部材が道路防護柵の裏側、
道路に平行に、退避の状態におかれる。そして道路標識
の支柱の取付の必要が生じた場合、作業者によって道路
標識のみが取付金具設置現場に運ばれ、次の要領で道路
標識の取付が行われる。先ず内管が回動可能に持上げら
れ、道路側に向って90度回動され、降ろされると、方
向規制ピンが切込み対の別の一つに嵌込まれ、腕部材が
道路側に突出した状態に固定される。作業員は、さらに
下支え部材に道路標識の支柱の下端を支持させ、把持部
材で支柱を把持させる。これにより従来例と異なり取付
金具が設置済みであるので、必要時に道路標識のみが運
搬されるだけでよく、自動車の頻繁に通る道路脇で容易
に且つ安全に取付作業を行うことができる。しかも、道
路標識の支柱から道路側に殆ど突出するものがないの
で、走行する自動車との接触のおそれも少ない。
支え部材は、下側腕部材の先端に起伏自在に連結されて
いるので道路標識の支柱の下端を支持させる際に、道路
標識の支柱を垂直に立てる必要はなく傾めにして支持さ
せることができ、その後は下支え部材を傾めの状態から
垂直に起伏させるだけでよい。
支え部材の突部に道路標識の支柱の下端を外嵌させて、
すなわち突部を中空状の支柱の下端に差し込むことによ
り支柱の下端を支えるので、例えば下支え部材に凹部を
設けこれに道路標識の支柱を差し入れる場合と比較して
支柱下端は強固に支持される。
り込みに掛止具が掛けられたうえ、留め具が下方に折り
曲げられることにより、合わせ部が締められて掛止具の
抜けが防止されるので、合わせ部の締結または解締がワ
ンタッチで行われる。
り込みにボルトが掛けられたうえ、合わせ部を挟んでボ
ルトにナットが締込まれるため、合わせ部に対する、ナ
ットによる摩擦範囲が狭く、且つ摩擦力が弱く、塗料の
剥離による腐食が少ない。
面を参照して説明する。なお従来例と同一の部分には同
一符号を付してその説明を省略する。それぞれ図1は本
発明の実施の形態例に係わる道路標識固定金具の使用状
態を示す側面図、図2,3はそれぞれ図1の平面図、前
面図である。
金具は主に、ガードレール等の道路防護柵1に固定補助
部材9,9を介して地面から浮上がった状態に鉛直に固
定される金属製の支持部材として機能する外管2と,そ
の外管2の長さよりも長く、外管2に挿通された状態
で、その上下端から露出する部分を有する金属製の回転
部材として機能する内管3と,その内管3の上下両端部
にそれぞれ垂設された上下の金属製の腕部材4,5と,
道路標識90の支柱91の下端を支える、下側腕部材4
の先端に起伏自在に連結された金属製の下支え部材6
と,及び道路標識90の支柱91を把持する、上側腕部
材5の先端に結合された金属製のバンド状把持部材7
と,を備えている。
は外管を示す後面図、図5は図4の側面図である。先ず
外管2は断面が円形であり、下端部には下側切込み対2
aが配設され、上端部には上側切込み対2b1,2c1
と2b2,2c2が配設されている。なお、上側切込み
2b1と2b2,2c1と2c2はそれぞれ外管2の中
心軸に対して点対称の関係にある。先ず、下側切込み対
2aについて説明すると、それぞれ下端から鉛直上方に
伸びる鉛直長部分K1,K2、その上端から水平方向に
90度回った点から鉛直下方に伸びる、鉛直長部分K
1,K2の長さより短い鉛直短部分M1,M2、及び両
鉛直部分K1とM1,K2とM2の上端間を連結する水
平連結部分N1,N2よりなる。なお、鉛直長部分K
1,鉛直短部分M1,水平連結部分N1と、鉛直長部分
K2,鉛直短部分M2,水平連結部分N2はそれぞれ外
管2の中心軸に対して点対称の関係にある。
2,2c2について説明すると、上側切込み対2b1,
2c1は下側切込み2a1の両鉛直部分K1、M1とは
それぞれ同一母線上に上端から鉛直下方に伸びており、
上側切込み対2b2,2c2は下側切込み2a2の両鉛
直部分K2、M2とはそれぞれ同一母線上に上端から鉛
直下方に伸びている。上側切込み2c1,2c2の長さ
は上側切込み2b1,2b2の長さよりも短く、また上
側切込み2b1,2b2の長さは鉛直長部分K1,K2
よりも僅かに短く、上側切込み2c1,2c2の長さは
鉛直短部分M1,M2よりも僅かに短い。
図6の側面図である。次に外管2に挿通される内管3
は、断面が円形で、両端部が外管2から露出するよう外
管2よりも長くしてある。なお、軽量化のため中空の管
が使用されている。また、内管3の下部には、外管2に
対する内管3の向きを規制する方向規制ピン3a1,3
a2が垂設され、同じく上部には方向規制ピン3b1,
3b2が垂設されている。なお、方向規制ピン3a1と
方向規制ピン3a2とは、内管3の中心軸に対して点対
称の関係にあり、同様に方向規制ピン3b1も方向規制
ピン3b2とは、内管3の中心軸に対して点対称の関係
にある。これにより、内管3が外管2に挿通された状態
で、方向規制ピン3a1,3a2,3b1,3b2の嵌
着位置が、下側切込み2a1の鉛直長部分K1,下側切
込み2a2の鉛直長部分K2,及び上側長切込み2b
1,2b2から、下側切込み2a1の鉛直短部分M1,
下側切込み2a2の鉛直短部分M2,及び上側短切込み
2c1,2c2へ(又はその逆に)切り替えられること
により、外管2に対する内管3の向きが90度変えられ
ることになる。
上下の方向規制ピン3a1,3a2,3b1,3b2が
それぞれ鉛直長部分K1,K2,及び上側長切込み2b
1,2b2とに嵌着された状態では、内管3は、方向規
制ピン3b1,3b2により外管2に支持されるか、又
は地面で支持される。他方、上下の方向規制ピン3a
1,3a2,3b1,3b2がそれぞれ鉛直短部分M
1,M2,及び上側短切込み2c1,2c2とに嵌着さ
れた状態では、内管3は、上下の方向規制ピン3a1,
3a2,3b1,3b2によりそれぞれ外管2の下側鉛
直短部分M1,M2、上側短切込み2c1,2c2の底
で地面から下端が浮上がった状態に支持される。このよ
うに、上側切込み対2b1と2c1,2b2と2c2、
下側切込み2a1,2a2の両鉛直部分K1とM1,K
2とM2、上下の方向規制ピン3a1,3a2,3b
1,3b2が、内管3の回転を規制し内管3を位置決め
する回転位置決め機構としての機能を果たす。
図9は図8の側面図である。道路標識90の支柱91の
下端部を支える金属製の下支え部材6は、鉛直方向に長
く中空状の道路標識90の支柱91の下端内部に嵌込ま
れる突部6a、及びその突部6aに外嵌された支柱91
の下端を支える、突部6aに一体の支え部分6bよりな
る。その支え部分6bは、内管3の下端部に垂設された
山形鋼製の下側腕部材4の先端に水平に突設された軸6
cに起伏自在に連結されている。さらに詳細に説明する
と、突部6aは、支柱91の内径に略等しい径の円筒及
びその円筒の上に結合された半球よりなる包絡面を持
つ。また、支え部分6bは、突部6aの下端に一体に結
合されていて、突部6aの幅よりも長い底辺を上方に持
つ(頂点を下端に持つ)略二等辺三角形状に形成されて
いる。
結機構を示す平面図、図11は図10の把持部材を示す
斜視図、図12は図10の側面図である。道路標識90
の支柱91の中間部下寄りの位置を把持する金属製のバ
ンド状把持部材7は、一対の半円状のバンド片7a,7
a、そのバンド片7a,7aの一方の端同士を開閉可能
に連結したヒンジ7b、及びバンド片7a,7aの他方
の端に設けた合わせ部同士7c,7cを締結する締結機
構8を備えたものである。
示すように、締結または解締をワンタッチで行うことが
出来るものが好ましく、その一つは、合わせ部7c,7
cが重ね合わせられたとき、一致するよう入れられた水
平の切り込み7d,7dに一方の合わせ部7cに掛止自
在に取付けられた掛止具8aが掛けられたうえ、その掛
止具8aの先端にピンを介して連結された留め具8bが
下方に折り曲げられることにより、合わせ部7c,7c
が締められると共に、掛止具8aの抜けが防止されるよ
う構成されたものである。
部7c,7cが重ね合わせられたとき、一方の合わせ部
7cに掛止自在に取付けられたボルト8dが掛止され、
ボルト8dの先端にナット8eが合わせ部7c,7cを
挟んで締込まれるよう構成されものである。
ール(その他、ガードパイプ,ガードケーブル,ガード
フェンス等であってもよい)のポールに外管2を取付け
る固定補助部材9,9は、各々外管2の上下にそれぞれ
垂設された腕部材9a及びその腕部材9aに取付けられ
たバンド状把持材9bよりなる。なお、腕部材9aの向
きは、図2に示すように道路標識90の支柱91を不支
持の場合の内管2の上下の腕部材4,5の向きに一致し
ている。その他の構成は上記バンド状把持部材7と略同
様であるので、詳細は省略する。
通される他、全ての部品が組付けられた状態の外管2が
固定補助部材9,9により道路防護柵1に固定される。
道路標識90の支柱91が直ちに取付けられる必要がな
く、下支え部材6、把持部材7がそれぞれ取付けられた
上下の腕部材4,5が道路に平行に向けられ、道路防護
柵1裏側の退避位置におかれる場合(図2に示す腕部材
5,把持部材7の2点鎖線部)は、内管3の方向規制ピ
ン3a1,3a2,3b1,3b2が外管2の上下の切
込み2a1,2a2の鉛直長部分K1,K2、上側長切
込み2b1,2b2に嵌込まれている。
生した場合、作業者が道路標識90を取付金具設置現場
に運び、次の要領で道路標識90の取付を行う。先ず内
管3を持上げ、下側の方向規制ピン3a1,3a2を下
側切込み2a1,2a2の鉛直長部分K1,K2の上端
に移動し、上側の方向規制ピン3b1,3b2を長切込
み2b1,2b2から外す。そのまま持上げた状態で、
内管3を90度回動し、腕部材4,5を道路防護柵1表
側、すなわち道路側の道路標識取付位置において突出さ
せる。その際、下側の方向規制ピン3a1,3a2は水
平連結部分N1,N2を通り、鉛直短部分M1,M2の
上端に移動する。内管3を降ろすと、方向規制ピン3a
1,3a2,3b1,3b2は下側切込み2a1,2a
2の鉛直短部分M1,M2、上側短切込み2c1,2c
2に嵌込まれ、腕部材4,5が道路に垂直な方向に固定
される。
結された下支え部材6を傾めにし、道路標識90の支柱
91を傾めにしたまま、その下端を下支え部材6の突部
6aに外嵌した後、支柱91を起す。支柱91を鉛直に
立てた状態で、上側腕部材5の先端に取付けられた把持
部材7のバンド片7a,7aを開き、支柱91を把持さ
せたうえ、合わせ部同士7c,7cを締結機構8で締結
すれば、道路標識90は道路防護柵1に強固に固定され
る。
d,7dに掛止具8aが掛けられ、さらに留め具8bが
下方に折り曲げられ、合わせ部7c,7cが締められる
よう構成されたものが使用されれば、合わせ部7c,7
cはワンタッチで締結可能である。そのため、作業者は
道路標識90のみを運ぶだけで、自動車の頻繁に通る道
路脇で容易に且つ安全に取付作業を行うことが出来る。
しかも、道路標識90の支柱91から道路側に殆ど突出
するものがなく、走行する自動車との接触のおそれも少
ない。また、ボルト8d及びナット8eよりなるものを
使用した場合、ワンタッチの締結は出来ないかも知れな
いが、前者と略同様の効果が発揮されると共に、前者と
は異なり、合わせ部7cに対する、ナット8eによる摩
擦範囲が狭く、且つ摩擦力が弱いため、塗料の剥離によ
る腐食が少ないという効果が得られる。
3を回転させるようにしたが、上下の腕部材4,5だけ
を外管2に対して回転させるようにしてもよい。
れば、作業者は道路標識のみを運ぶだけで、自動車の頻
繁に通る道路脇で容易に且つ安全に取付作業を行うこと
が出来る。しかも、道路標識の支柱から道路側に殆ど突
出するものがなく、走行する自動車との接触のおそれも
少ない。
標識の取付時に道路標識の支柱を垂直に立てる必要はな
く傾めにして支持させて起こすだけでよいので、与分な
力を必要とせず取付が簡単である。また請求項4に記載
の発明によれば、下支え部材の突部に道路標識の支柱の
下端を外嵌させるので、例えば下支え部材に凹部を設け
これに道路標識の支柱を差し入れる場合と比較して支柱
下端は強固に支持される。また請求項5に記載の発明に
よれば、合わせ部をワンタッチで締結可能であり、作業
性に極めて優れている。また請求項6に記載の発明によ
れば、合わせ部に対する、ナットによる摩擦範囲が狭
く、且つ摩擦力み弱いため、塗料の剥離による腐食が少
ない。
具の使用状態を示す側面図である。
ある。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】道路防護柵に鉛直に固定される支持部材,
その支持部材を中心にして水平方向に回転可能な回転部
材,その回転部材に固定された水平に延びる上下の腕部
材,その下側腕部材の先端に連結された、道路標識の支
柱の下端を支える下支え部材,上側腕部材の先端に結合
された、道路標識の支柱を把持するバンド状把持部材,
及び、支持部材に対する回転部材の回転を規制し、上下
の腕部材を道路防護柵裏側の退避位置から道路防護柵表
側の道路標識取付位置まで移動可能として退避位置又は
道路標識取付位置で回転部材を位置決めする回転位置決
め機構,を備えることを特徴とする道路標識固定金具。 - 【請求項2】道路防護柵に固定補助部材を介して地面か
ら浮上がった状態に鉛直に固定される外管,その外管の
長さよりも長く、外管に挿通された状態で、その上下端
から露出する部分を有する内管,その内管の上下両端部
にそれぞれ垂設された上下の腕部材,道路標識の支柱の
下端を支える、下側腕部材の先端に連結された下支え部
材,及び道路標識の支柱を把持する、上側腕部材の先端
に結合されたバンド状把持部材,を備え、しかも外管の
上下端部にそれぞれ設けられた90度位置が異なり長さ
の異なる切込み対と、その切込み対の一方に嵌着される
内管に垂設された方向規制ピンとの組合せの変更によ
り、外管に対する内管の向きが90度変えられることを
特徴とする道路標識固定金具。 - 【請求項3】前記下支え部材は、下側腕部材の先端に起
伏自在に連結されたことを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載の道路標識固定金具。 - 【請求項4】前記下支え部材は突部を有し、突部に道路
標識の支柱の下端を外嵌させて支柱の下端を支えること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記
載の道路標識固定金具。 - 【請求項5】前記バンド状把持部材は、ヒンジで開閉可
能に連結された、道路標識の支柱を支持する一対の半円
状のバンド片の自由端に重ね合わせ可能な合わせ部が設
けられたものであり、且つその合わせ部が締結機構によ
り締結されるもので、しかも締結機構が、合わせ部が重
ね合わせられたときに一致する水平の切り込みに掛けら
れる、一方の合わせ部に取付けられた掛止具の先端に連
結された留め具がピンを介して折り曲げられることによ
り掛止具の抜けを防止することを特徴とする請求項1乃
至請求項4のうちいずれかに記載の道路標識固定金具。 - 【請求項6】前記バンド状把持部材は、ヒンジで開閉可
能に連結された、道路標識の支柱を支持する一対の半円
状のバンド片の自由端に重ね合わせ可能な合わせ部が設
けられたものであり、且つその合わせ部が締結機構によ
り締結されるもので、しかも締結機構が、水平の切り込
みに掛けられる、一方の合わせ部に取付けられたボル
ト、及びそのボルトの先端に合わせ部を挟んで締込まれ
るナットよりなることを特徴とする請求項1乃至請求項
4のうちいずれかに記載の道路標識固定金具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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