JP2597883Y2 - ダストコントロールマット - Google Patents

ダストコントロールマット

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JP2597883Y2
JP2597883Y2 JP1991107631U JP10763191U JP2597883Y2 JP 2597883 Y2 JP2597883 Y2 JP 2597883Y2 JP 1991107631 U JP1991107631 U JP 1991107631U JP 10763191 U JP10763191 U JP 10763191U JP 2597883 Y2 JP2597883 Y2 JP 2597883Y2
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JP
Japan
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mat
nbr
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dust control
folded
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JP1991107631U
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和裕 湊
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KLEEN-TEX, JAPAN, INC.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はダストコントロールマッ
トに関し、特に、ニトリルブタジェンラバーを主体とす
るシートで作られるダストコントロールマットであっ
て、シートのオゾンに対する耐久力を向上させ、オゾン
の影響に起因する亀裂が生じないようにしたダストコン
トロールマットに係る。
【0002】
【従来技術】従来、靴拭い用の玄関マット等には、タフ
テッドカーペット等のカーペットマットと軟質合成樹脂
或いは合成ゴムを含む合成樹脂のシートで製せられるマ
ットベースとを熱圧着させた一体形式のものと、前記カ
ーペットマットとマットベースを対面ファスナー等で着
脱可能に形成したセパレート形式のものとがある。
【0003】マットの使用に当たっては、塵が飛散する
のを避けるため、鉱物油系等の着塵剤が使用されること
が多い。そのため、マットベースは耐油性に優れた材料
で形成する必要がある。また、マットは繰り返し洗濯さ
れるものであることから、マットを形成する材料は乾燥
工程に耐え、且つ、感触や取り扱い易さを考慮して適度
な柔軟性を併せ持つことが望ましい。
【0004】こうしたことが考慮され、現在は、ニトリ
ルブタジエンラバー(以下、NBRという)もしくはN
BRを主体とした合成樹脂との混合物でマットベースが
形成されることが多い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、NBRは耐
油性には優れている反面、伸張力がかかっている状態で
は大気中のオゾンの影響による亀裂が生じ易いという欠
点がある。
【0006】マットを折り畳んだ場合、その折り目には
伸張力が加わる。従って、何枚ものマットを折り畳んで
重ねて保管しておくと、やがて、下積みになったものか
ら順に折り目にオゾンの影響による亀裂が生じてくる。
【0007】こうした亀裂が生じないようにするには、
先ず、マットに伸張力を与えないないこと、即ち、マッ
トを平坦な状態で保管することが最も好ましく、さもな
ければロール状に巻いた状態で保管するのがよい。しか
しながら、省スペース的にマットを保管する必要がある
場合も多く、且つ、取り扱いの利便さが優先され、現状
はマットが折り畳まれて保管されがちである。
【0008】他の手段としては、耐オゾン性の薬剤をN
BRに添加して、材料自体の耐オゾン性を強化する技術
もあるが、薬剤が漏出して環境を汚染する恐れがあると
いった問題がある。
【0009】そこで、本考案は前記問題を考慮して、簡
便な構成によりオゾンに対する耐久力を向上させること
ができ、折り畳まれて保管される場合でも、折り目に亀
裂が生ずることがないようにしたダストコントロールマ
ットを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案のダストコントロ
ールマットは、パイルが植設された基布を有するカーペ
ットマット及びニトリルブタジェンラバー(NBR)も
しくはNBRを主体とした合成樹脂との混合物で形成し
たマットベースを備え、折り畳まれて保管されるダスト
コントロールマットにおいて、該マットベースの裏面に
は、マットが折り畳まれる際、折り目となる部分に合わ
せて耐オゾン性を有し、NBRと相溶性を有する樹脂材
料で亀裂防止帯を形成して構成されている。そして、該
マットベースと該亀裂防止帯は該マットベースのNBR
の加硫により一体的に融着されている。
【0011】
【作用】マットが折り畳まれると、その部分に伸張力が
かかる。しかし、亀裂防止層はニトリルブタジェンラバ
ー(NBR)もしくはNBRを主体とした合成樹脂との
混合物で形成したマットベース本体の伸張力がかかった
部分とオゾンとの接触を阻止する。そして、亀裂防止層
は耐オゾン性を有するので、マットにはオゾンの影響に
起因する亀裂は生じない。
【0012】
【実 施 例】以下、本考案の実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1は本考案のダストコン
トロールマットの構造を示す断面図である。
【0013】同図において、ダストコントロールマット
1はカーペットマット2とマットベース3を備えてい
る。カーペットマット2は化学繊維等のフィラメント糸
や紡績糸の織布又は不織布等により形成された基布4を
有し、この基布4には天然繊維、化学繊維等のフィラメ
ント糸やスパン系の紡績糸で紐状若しくは毛状に形成さ
れたパイル5が植設されている。
【0014】一方、マットベース3はNBRもしくはN
BRを主体とした合成樹脂との混合物で形成してあり、
このマットベース3の上面と前記カーペットマット2の
裏面との間には樹脂層6を設けてある。この樹脂層6は
NBR等の合成ゴム又は塩化ビニール等の樹脂材料であ
る液状ラテックスを製造の際に前記カーペットマット2
の裏面に塗布し、前記カーペットマット2と前記マット
ベース3を重ねて加圧し、液状ラテックスが固化する
と、両者が一体的に固定される。なお、場合によっては
前記樹脂層6は設けずに前記カーペットマット2を前記
マットベース3が未加硫のうちに処理して両者を一体的
に固定することもある。
【0015】前記マットベース3の裏面には、その全面
或いは要所に亀裂防止層7を形成してあり、図に示され
るダストコントロールマット1では亀裂防止層として折
り目となる部分に、その部分に合わせて帯状に延びる亀
裂防止帯を形成してある。この亀裂防止帯はマットを成
形する際、まだ、マットベース3のNBRが未加硫の状
態にある時に、そのNBRの表面に耐オゾン性に優れ、
NBRとの相溶性の有る樹脂、例えば、ポリ塩化ビニー
ルやポリ塩化ビニールとNBRとの混合物によって作ら
れた帯状のシートを前記折り目となる部分に貼付し、そ
の後に加硫成形を行う。その結果、この帯状のシートは
前記マットベース3に一体的に融着する。なお、実施例
では前記亀裂防止帯の幅を約20cmとし、ここに用いた
シートの厚みは0.2mm〜0.3mmのシートで形成して
ある。なお、亀裂防止層7をマットベースの裏面全体に
形成する場合も前記亀裂防止帯と同様に形成したり、粘
着剤で耐オゾン性に優れた樹脂シートを貼着するように
してもよい。
【0016】図2は本考案を適用して形成したダストコ
ントロールマットの裏面を示す裏面図である。このダス
トコントロールマットでは長手方向の辺のほぼ中央部に
位置し、縦方向に延びる折り目となる部分に、亀裂防止
帯8を設けている。
【0017】図3は本考案を適用して形成した他のダス
トコントロールマットの裏面を示す裏面図である。この
ダストコントロールマットでは残余部(亀裂防止帯に形
成していない部分)をほぼ等分にして長手方向の上下の
辺を結ぶ二つの亀裂防止帯8を設けている。なお、前記
亀裂防止帯8の所在を容易に認識できるように、例え
ば、白色の三角マークなどを前記亀裂防止帯8の部分に
マーキングしておけば、ダストコントロールマットを折
り返す際に、亀裂防止帯が形成されていない部分を折り
目にして折り畳まれるのを防止しやすくなる。
【0018】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、マットベースの裏面に耐オゾン性を有する樹脂材料
で亀裂防止層を形成したので、オゾンに対する耐久力を
向上させることができ、折り畳まれて保管される場合で
も、折り目に亀裂が生ずることがなくなる。そして、こ
の亀裂防止層は、マットベースのゴム面に上から加硫接
着により貼付する為、既に確立しているゴム等の配合比
率を新たに変更する必要もなく、マットの柔軟性を従来
と同様に維持することができ、且つ耐久性を飛躍的に向
上させることができる。従って、レンタルマット業界で
は非常に重宝なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のダストコントロールマットの構造を示
す断面図である。
【図2】本考案を適用して形成したダストコントロール
マットの裏面を示す裏面図である。
【図3】本考案を適用して形成した他のダストコントロ
ールマットの裏面を示す裏面図である。
【符合の説明】
1 ダストコントロールマット 2 カーペットマット 3 マットベース 4 基布 5 パイル 6 樹脂層 7 亀裂防止層 8 亀裂防止帯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイルが植設された基布を有するカーペ
    ットマット及びニトリルブタジェンラバー(NBR)も
    しくはNBRを主体とした合成樹脂との混合物で形成し
    たマットベースを備え、折り畳まれて保管されるダスト
    コントロールマットにおいて、該マットベースの裏面に
    は、マットが折り畳まれる際、折り目となる部分に合わ
    せて耐オゾン性を有し、NBRと相溶性を有する樹脂材
    料で亀裂防止帯が形成されており、該マットベースと該
    亀裂防止帯は該マットベースのNBRの加硫により一体
    的に融着されたものであることを特徴とするダストコン
    トロールマット。
JP1991107631U 1991-12-27 1991-12-27 ダストコントロールマット Expired - Lifetime JP2597883Y2 (ja)

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JPH0556059U JPH0556059U (ja) 1993-07-27
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ID=14464090

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JPH0556059U (ja) 1993-07-27

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